
この記事をお気に入りに追加する> / | ヽ ヽ ヽ
/ // / /l ト i ヽ l
--´-―/ / / / | l \ l V
/ / / | / l / ―- l | |
< | / | / l / __ \ l l_ |
そ イ l /_- ノ /Cミヾリ / `〈
-イ ´ | | イc:::) ´ 弋::_ノ / / | ええと、最近したお仕事はね……?
lへ | ハ リ ゝ-´ 、 / /
Vヘ| ,从 /(___
V i _ - 、/- /___〈
lー - > / ヘ 二| -― 〉
丿二 / >- ´/ / レ / /
_ ニ ̄<_ > i / / / 「―  ̄ ー 、
( ―< ) /\i / <-‐― 〉 ‐ 二 ̄ヽ_〈
//フ/ , - フロニ ̄< ̄ ̄/ ,{/ //く
/ イ | (_/ ///i i \ > // \\ |、
< ( | / // // i i \ イ . : :丿l : ': l
\ 〈 i i キ i i | / \ -‐ ノ ノ
\ 、 |_| || |_| |/ . :\-‐ イ
ハ =キ | . : : : :\:〈
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システムメッセージ
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┃ 話題が見つからず、困って黙り込んでいると向こうから話題を振ってきてくれた……
┃ 最近した仕事……昨日はちょっと大きい遺跡発掘の援護に行ってきていた。
┃
┃ そして、遺跡内のかつて工場であった場所で大型の装甲兵器をシュネーラインと連携して
┃ 破壊することに成功した……。大型といっても汎用兵器の域を出ず、武装も20mm機関砲
┃ 一門が最大なので、戦法さえ工夫すれば鼻歌交じりに破壊出来る……と、言うよりも実際
┃ 軽く歌を口ずさみながら破壊したのだが。
┗
そんなガラスの十代な切ない心境
__
r=ミ⌒Yニニニニ>
/ 廴__≫ ¨ ̄ ̄¨<ニヽ
/{ x==/ '⌒ヽ∧
/ ル {{ ′/ /} 癶 Ⅵ (ちょっと位ならいいわよね……)
/ ゝ=| {ナメ/__ }/ レ
ー==彡ヘ {沁、 x=ミ/} i },rく 遺跡の中にね、大型の警備兵器が居たの
小{ ` ,. ツ // /{:::/⌒ヽ
,/((込 、_ ー__´ノ〃/⌒Yノ 六脚型の多脚戦車で、多分戦前の軍に卸してた思考兵器ね
ノ{ {`ヽヾ≫ -r=≦た} {_/{Y⌒ヾ}、
{{ヘ∨'⌒ヌ=Ⅳ/ニニ え斗=く`Y⌒ヾ} 主武装は7.62mmチェインガン二門と、80mm砲
/八Ⅳ / {{≫≪}} // ∨⌒) )
{ { / r=ミ/==}j 、{/´ / ゚。{ ( 空間装甲と反応装甲を持ってたから大変だったわ
. r‐Y´ ̄`Y/ ー/一 {く⌒ヽ 八{ ー
ヽヘz== 八 ー{一 }{'⌒ヽ(_)/ ヽ
__辷_了r─=ミーヽ =ミ __ イ:{二二}┘
`ーr=⊂Y´ ̄/⌒ ` <三:/-‐ }
( `ー {ヽ ヾ /
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システムメッセージ
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┃ 誰にでも、自分がやった武勇伝を少し盛って話すと言うことはあるだろう。自己顕示欲と
┃ 言う物は誰にでも少なからずあるもので、ちょっとした事でそれがむくりと鎌首を擡げる
┃ 事だってあるだろう。
┃ 実際、今マミは後輩に良いところを見せようとして少し敵を強くしてしまった
┗
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } ほう その武装からすると三菱のカラクサ型ですかお?
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 確かに歩兵携行用のレイルガンで相手にするのは
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 中々に難しい相手ですお
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
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システムメッセージ
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┃ が、相手が興味を持ったのは、自分の活躍等では無く……兵器の事だった。三菱重工が
┃ 開発した国産の多脚思考戦車……歩兵携行兵器だけではなく、そういった物にもこの
┃ 人形遣いは造詣が深いようだ。
┃
┃ 実際にぶつかった訳でも無い相手の弱点やちょっとした資格、こうりつのよい倒し方など
┃ 色々な事を語られている間に食事が運ばれてきてしまった……
┗
フラグじゃなければ良いけど…w
しかしカラサワとカラクサって似てるよなw
/ / ノ / 、
.′ / / / / 〈 ! | }
_| / / / / / '. | l l (よ、予定とは違ったけど……
_{{ヾV / / 〃 / '. ! ! iイ}__
{{ヾV | -/、 __/|./ __}_八..‐/ / /{人 } 暇してなかったし、これでいいのかしら……)
、、ノ | / Ⅵ` !/ ´ レ ∨ / /i:Lノノ
r―‐くハ人丶Ⅳ ィ斧ミ ′ ィ斧ミヽ}/ .イi:iムィ´ ̄}
ノ==ミヽ、ヘヽ\ 弋zン 弋zン// ノ ≠==ヘ
く≧===ミヽ、\≧xゝ' ' ' , ' '∠イ__¨´/ _ノ
rー――=ミ`ヽ __>‐く ゝ、`ー―- 、 -――-っ / 〉‐-ミ .ィ¨¨¨´
ノ___ , く ̄ _マム斗<二ニニ=-=ニニ二ソ 、/__ `丶≧≠´ ̄ ̄ ̄}
く≧===ミ丶/ ヽ / ` ー――っ `ヽ / ヽ ´ ̄ ̄ ヽ
___){ ∨ ..⊆ニニニ 、 ∨ '. . ィ´ ̄ ̄
.. ´ 人 r‐┴―‐ 、}-:i´ー― 、`ゝ-―‐-≧x、ィ{,-‐ ¨¨} V´ ヽ、__
/ ..-―≠ /| ヽi:i:i:i:i:i:i:i//¨マムi:i:i:i:i:i:i/ 、 ヽ `ヽ
./ / ./ / / ノ___ /ー‐ 〃i:/ マム‐一〈 __〉、_〉―― 、 ハ \
{ { / ヽ ムイ人人ノ`ヽ/ /i:i:i/ マム ヽ ,斗ヘト、 }ゝ ∨ .} 〉
ヽ ヽ 〈 \/ ヽ人} /i:i:i/ マム Ⅳヽ}ヽノ ヽノ }ノ /
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システムメッセージ
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┃ 目の前に食事が運ばれると、やる夫は普段通りの早食いで黙々と料理を片付け始める。
┃ 食事中に話すのは行儀が悪いというのは分かっているが……少し味気ないなと、もっと
┃ 会話を楽しみたいマミはそう思った……
┃
┃ マミもスカヴェンジャーになって長く、何だかんだで早食いなので、大量の食事は20分も
┃ しない内にカウンターから消え失せた……
┗
ト、
_/ )―― 、
// ―<_ ソ)
/{ / / ,ィ〃'⌒\  ̄ ̄ /\
| ヽ ,∠-へレ'' _ -‐ `ー マへ ヽ\
\`ィ /⌒` 斗'"'T!ゝ 〈_い | ヽ
/ ,ィ 人、 ¨ ""_、 {ンノ !, ヽ
( ,イ | ト,rや ,ィ` rf |! ヽ まいどあり! 今度は蘇芳ちゃんとまたおいで
ヾヽヽ 〉i,, _.. ィソ ハ /| __)
/ ! _ _ 、 イ_ ゝ ´ / ∨__Y´ヽノ
| ヽヾ┴ ニ´ __/ _, r┼,ヘ |
と二.ゝ、 / rァ=´rT ヽヽヽヽス |
/ ハ ヽ/ -'┴、1´|_,ゝ‐'フ ̄ _>、
//ノ } ノ ―'‐}'´ / /´ \ \
{ ` | ヽ ―‐} / / ヽ \
`'ーヘ Yノ/ / /⌒ヽ \
ハ } / / / }
/ }i // / ´ /
/ イ |´ `{ _>
/ / / | | _ - ― ´\
「` / / l | _ \
/ヽ / / / | ` ― 、_ _ ゝ┐
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システムメッセージ
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┃ これだけ食べても昼食代は二人で二円に納まる……大衆食堂と言うのは偉大である
┃
┃ 昼時で店も混むだろうし、二人はお冷やで口の油を流すと、代金を支払って邪魔にならない
┃ ように店を後にした……。店主は快活に笑っていた、たまには外食も良い物だ
┗
|/ -フヽ=/// | / / /__,.-'´ /、
r-―-r、/- / ヽl | / / / / `ヽx ,... / ノ ヽ
/, ̄` \ l ,/ } | /|/r---,ヽ/ /,,..-‐'´ | / |
{-――- 、_ ヾヽ、l .l / |l弋__y' レ´ __`,>/ / |
/ ̄ ̄ヽ、 \ }ヽ-ヽl | ,,,, ,-、 イ/ /l |
/----、 ヾ }/´ } ヾl /,y' / / /
`ー--=、 } ____|____ 、 ヽ、_ ´ /-'´/
,r ´ ̄>-、_____) /{ ̄ ̄`ヽ、,.>---、_ _ノ ヽ
|/ /―-- 、_二ノ'´ _}ニニr'// ヽ ̄/ ̄ ノ r-、_
v | ,/ .// , V/ r-/ / / ごめんなさいね、シュネーライン
ヽ| r / // / \-イ , /
ヽ / / /::{ / \ l <___,..r--、 立ちんぼで待たせて……
/ l:| ヽ:ヽ / , } ̄ ̄`ヽ、 }
/ {| ヽ/ / ___/`ヽ リ 何も無かったかしら?
ヽ ゙、 ヽ /,,イ O ____| ヽ
ヽ ,、 ヽ t ,r`' ´ ヽ /
/ー,l \ ーl ヽ /
|`ー,r―――r-r――、 ,. - ' ´_ ̄/
\,/////L, `"ー、///レミ;、
―--、 \、////ヽ,r-―=、、 `"7//7
\ `"'.,ー‐-、ミ) `、ミヽ//V *日本語フィルターオン
Λ, / `Vハ/
\ Λヽ, !ミ.!
\. Λ l. ___ トミノ
>, ./.┴-、‐--、,[;;;;'、ヽ、,」
. | `'´ / |-t-Lメ., _`〉 , ―――――、
. | / . |l.Λイハ _,/ ./ ̄ ̄ ̄| ̄|
`、―‐へ、 .」. ! __.!r==、、 / ./ /
|ニニ| ,.∠´ V、},____/ /
L彡/´ Λハ___/ はい、問題在りません、我が主
__`"{ ノニ∠ニ} .!||}
/  ̄`"ー------ー'´ムイ_三} lO 装甲に油が付着する危険性があるので、外の方が良かったと判断します
/ //! | ´"''=ヾ.、.ノO
..「ミヽ、 ,r==//ノ__ノ;} ,r、--t,
|__| ,"、 / `"ー-k .L,,O;;;()
三ニ{Oヾ-O'} ./ `7 〉
i`"ー'"/ / ヽ, 〈
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ふぅ、堪能した堪能した……
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / ジャガイモもいいけど、やっぱり味の濃くて食べ応えのある
ヽ、 __ / 中華もたまにはいいお
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l \ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
| | \|:::::::::::::::::::::::::::::| ,' |
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システムメッセージ
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┃ さて、そんな主従の隣だが、人形遣いは既に帰るつもりで居る……ローブのフードを
┃ おろしかけているので、何か予定でもあるのだろうか……
┃
┃ 1.引き留める
┃ 2.邪魔しちゃ悪いわね……
┃
┃ 0:10
┗
マミさんのところの警備状況とか参考に
_____ |/
/ ヽ ─
/ \
/ 、 \
/ `ー- ヽ
| 、__ |
ノ └┘ |
(、 | ん? どうかしましたかお?
{`ー-' /
\ ,, -===ニニニニ====-、_/
ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
___〉:/ |i \/_
/| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |`ヽ,
/ .| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |:::::::|
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システムメッセージ
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┃ 咄嗟に呼び止めたは良いが……何も考えてなかった。単にもう帰っちゃうのは寂しいと
┃ 思ったから、殆ど無意識に呼び止めただけなのだが……さて、どうしたものか。
┃
┃ 1.か、買い物でもいかないかしら……?
┃ 2.お、お茶でもどう……?
┃ 3.その他 具体的な案も
┃
┃ 0:18
┗
もし良ければご一緒したいのだけれど……
的な感じで
. -‐──- ..
, -─ 、 ,.:.:.:´.:.:::::::::::::::::::::::::.:.:.:.`ヽ
/ / `ヽ ´ ̄ ̄ `丶、::::::::::::〉
/ /. :/( ̄`y′ \:::/
/ /. :/ / >/ / / ヽ
/ /. :/ / / / / / / ハ } ハ
| :/ : :./`V / ノ / / リム_ハ_ i ハ
|:ハ .:.:.| | ハ ムノ/ l / / 」 ,ハ:.:}: :ハ じゃ、じゃあ露天通りなんてどうかしら
\|\|∧ V:.:| rテ心 /V。不V 〃 }
ⅥV|弋 :ツ 弋.:ツノ ノ ノ 結構良い物もあるわよ?
>い 、、、 ' 、、、 Kく > -‐ュ
厂 ̄`ヽ 八 _ _. ノ V´ ノ
>=ミミヽヽ〉 > _ イ / 彡´__
厂 ̄`ヽ> ‐' l>= v'´ } `ー<> ´ ̄ユ
〈_‐-ミミヽ>イ:://::ィ´`ヽ\ ⌒ヽ::「`ヽ >彡´
 ̄`フ´ l:::| ハ::::ィ´`ヽ::} / ::| V 、 >‐、
_, イ ′ |: レV:::::`Y´:::::| ト、::| ヽ、 )ノ
/ \ レ く:::::::::::|:::::::::|ヽノ V / ,′ 〉
/ V \/\_ノノ V / ノ
〈 八  ̄く_/ V / /
/\_/ . : : :八: : . : . V '.
/ / . : : /につ‐ 、: : . ヽ_ ヘ
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システムメッセージ
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┃ この後何か予定があるのかと問うてみると、やる夫は警報装置を買いに行くと言う……
┃ 官営武器店で買うつもりらしいが、新品だが流石に高い。露天の沢山並ぶ通りなら、似た
┃ ようなスペックの中古品や、ちょっと手を入れたら使えるであろう物が売っていることもあるらしい。
┃
┃ 1.じゃあ、行きますかお
┃ 2.中古はなぁ……
┃
┃ 0:26
┗
今日も壁殴りの準備が必要か?w
./ {{´`V.: ′ ..:/ :/\ 丶 ', ':,
/ >=j/ :| / /} l ヽ \:.}i :!
| / l (( .| | ,' | l | ‐ヽi\i: :|
l Vゝ=| l斗/ll八 l __jl リ il
| . } l l i| _\i ぅえ圷j .人 ,__
リli j八 ',リ,ィfラ斥 弋ぅツ,'/^/ `ヽ
il .//` ̄ ヽ ヘ Vぅツ 、、、.. ':::/ / /
ノ|/〈ー、 丶 \ \ 、、、 ′, 人/ .:' /
乂\ :.. Vミノヘ ` ィ / /{ /`ヽ
. r─ 、 j∧:. }´ > r jカ { /:乂/ /ノ
. {__ \、.li ∧ x‐‐‐< __.}` ̄ヽ / i.:八_.∧:.:/ ...:/<
`\ \_/ ヽ|:l `>‐弁ー<=、ー< ..:人、_
ヽ、:.:./ }:l/ / ∧V>‐' \ ∨:{:.:.:.:/⌒ヽ そ、そう! じゃあ行きましょ!!
__ノ.:ノ:}/ \ }:lヽ´ l :li V \ ヽ 乂_/⌒\ ヽ
.f´ r─‐=ァ′ ヽl:l | :lヘ:', \ヽ i、 ヘ (( ).:.:)
.乂 \ / :.、 ∨ Lj ',:V ヽ} \ \ ヾ二彡'
>ー' } \ } 、 ヘ∨ ヽ 〉
__ / .:/ | ヽ}i} ∨
.( `\_ . } li}. }
`\ リ:::::`.< 丶 .′ |i} ∧
〈.∨:::::::::丶:::\ ヽ八 : : . . . . _ノ人..___. .ィ ノ\
i }:::::::::::::::::::::::\〈::::::>─‐‐≦::::|i|:::::::::::::}ヽi/ \
∨::::::::::::::::::::::::::::::V:::::::ll:::::::::::::::::::::|i|::::::::::: | \:...ヽ
/ ̄ヽ:::::::::ノ::::::::::::V::::::ll::::::::::::::{===}:::::| \
. / /.}ー-、::::::::::::::::::}::::::ll:::::::::::::::::::::|i|::::::::::::{ .\
/ / l i\::::::::::_/\リ::::::::::::::{===::::∧ 丶
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システムメッセージ
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┃ 修理したら使えそうな美品があれば万々歳かな……などと思っていると、マミに手を掴まれ
┃ て引っ張って行かれる……よくみれば、もう片方の手はシュネーラインのマニピュレーター
┃ を握っている……何がそんなに楽しいのであろうか? とやる夫の頭には疑問符が少量
┃ 浮かび上がるが、人と何かしてるだけで楽しいという人も世の中には居るのである。
┗
__i,,,,__i,,___.,,__i,,_____i,,,,__i,,__人_i,,,,__i,,____i,,,,_゙l__i,,,,__i,_i,,____i,,,,_゙l__i,,,,__i
,,__i,,,___i_,/::::`、,___i___i,,,,__i,,___,_i,,,__i,,____i,,,,_:._i,,,___ ,,,i,,,,_ ゙l,,__i,,_
__i,,,,__i,,____i,,, /V\_,_i,,,,__i,,__/__i,,,,__i,,__.:.:.:.:.:. ゙l__i,,,,__i,,___i,,,,__i,,__人_i,,,,__
,,__i,,,___i_ (・-・ )___i,,,,__i,,___,_i,,, ∧_∧_i,,,,_ ゙l,,__i,,,____ /■\__i,
コニiニニiニニiニニiニU U )ニニiニニニニiニニiニニニi (´く_` )ニiニニiニニiニニiニニiニ.(´∀`* )ニニiニ
. / ̄ ̄ ̄ ̄(_⊂二_)" ̄ / ,,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ∪ ∪ ) ̄'''/ / ̄ ̄ ̄ ̄と ヽ ̄ ̄
/ [二二] θ Ψ /wii/§ § § (__(_,,⊃ /、 ./ ζζζ と_と_ノ、_)() ()
. / |__;;;| __ (o゚。) / / <l=- <l=- <l=- <l=- /,,_ / ○○ l二二二l ΥΥΥ
/ ⊿⊿ 〈;;;;;+〉 / / жжж (*)*)*)/vv/ ○○○ |_(゚д゚)_| УУУ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧ ∧Σ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,...,, ̄ ̄∧_∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,_ (( (゚* ) _wii,, (∀・ ;) )) ,,,...wii
(( ∧_∧ /^ ハ Α_Α )) vv,, ( ) ∧ ∧
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システムメッセージ
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┃ 裏路地の貧民窟ほどではないにしろ、寂れて薄汚い通りに露天がひしめき合っている。
┃ 御座に商品を並べ、値札も付いていないガラクタを扱う店から、人力で牽く食べ物の
┃ 屋台。それと、似顔絵屋や小さな個展、手作りの工芸品を扱う店など種類は様々だ。
┃ 中には占いをやっているような店もある……
┃
┃ マミはその間を嫌に楽しそうにやる夫とシュネーラインを引きつれて練り歩き、色々と
┃ 露天を冷やかして回る……ガラクタの中にはあんまりコレというものは無い。
┃ が、暫くすると、子供四人が御座の上に機械のガラクタを並べている場所で、やる夫が
┃ 比較的綺麗な警報器を見つけた。
┗
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | おっ、これなら直せそう……
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
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システムメッセージ
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┃ 鍵に取り付けるタイプの警報器で、不必要に強い衝撃が加わるとけたたましいビープ音を
┃ 上げて鳴り響く物だ。電装系統がイカれているのと、バッテリーが死んでいるので、入れ替え
┃ さえすれば復活するだろう。
┃
┃ 子供にいくらかと問うと、三円と言われた。そんなものかと思って、懐のマネークリップに手を
┃ 伸ばすやる夫を、マミが手で御する。
┗
, へ. __
/:::::::::`>''"´ ` 、
,.:'::::::;>'"´ 丶、 ヽ
( /::::/ ヽ ヽ\\ ヽ lヽ
,.ィーY::;.' l iヽ、lヽ.\ ヽ. '. ! ゙、ヽ
ィ'" ,r、ソ | ,' l`ヽ_ヽ__ヽ.! | | | '.
∠ィ {{ /| ,! ,' ,r‐''i"゙´ヾ!\',.l. ! ! l |
/ ,.Y_! | l /.| | '" ノ,. _,,,,,゙、_ `| | l,、| ! 駄目よ? こういう所で言い値で買っちゃ
_/ /〃{`i l |,. / ! ! ィ'ァ㌫ィソ!`.| l y'-! l
`¨7 /{ {{ } .}、 i /! l ヽl|i| "¨´ l! l ,'.<ニl!,./-‐── 、 動かない鉄屑に三円とか……
|/ ', ヾュLL、 i ヽ|ィォi|ヾ、 ノ j!',r;/, - ',.-==<
)!. / j`T!\ヽ 弋ジ! ノ' ,r'/ , - '__<´`|
ノ'ヽl ノ ,>=ヽ\ヽ、 ` __ ,r'イ|/ 彡;'7",/
"´Y//,r/シヽミ=- ´ ,.イ|i |¨゙"'r,./// _ ,......_
/ / // /> - .. _/ ヾ| /|i / ,. - ' ─<
`Y-/イ /'/≧ミ、)、 \ !; /ヾ、r' ,≦ィ-─''
(' | /",. -'7'`ヾj`ヽ、.__ ヽ. j /_..>,∠_´ヽ、
{`‐'‐´ヽ./ ,/ |三三ニニiョ!ニニ三三|:ヽ ヽゝ-,
ヽ / ,rニニKニー‐‐7i .ヽV、 ̄\:::l <´,.-_i'
} ゝi:::|./ ヽ!. /V ヾ.! Vヽ `::!r'‘"`))
/ \ !::,' ノ' /V ト!、'∨ヽ, 丶`¨´ヽ
{ ヽy  ̄ Yi、  ̄ ヽ ヽ
| ! '! : /
`ヽ、,.-''"´'. | !-i
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 何かと思うと、マミが動かないんだからそれは高すぎると良い、子供は外見は結構綺麗
┃ だからと言い張って値下げ交渉が始まり、結局ガラクタなんだからと貫いたマミが言い勝って、
┃ 壊れた警報器は50銭で購入することが出来た……
┃
┃ 例え対人恐怖症があっても、生き延びるために値下げ交渉は必要だったらしく、こういう事
┃ に限ってはマミも交渉はまともに出来るようだ……
┗
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ ,
{ "' 、、 ∪ }
. 、 ゝ-‐ ー- ' / すいませんお、不慣れなもんで……
_> 、 /
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,<
/V,l / \ V 」/////〉
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
>、:ヽ/ ` `Y ! _! [`__'7´////,j
. __ / 〉′j .イ /} } / _/ ∨//////,|
|/ -フヽ=/// | / / /__,.-'´ /、
r-―-r、/- / ヽl | / / / / `ヽx ,... / ノ ヽ
/, ̄` \ l ,/ } | /|/r---,ヽ/ /,,..-‐'´ | / |
{-――- 、_ ヾヽ、l .l / |l弋__y' レ´ __`,>/ / |
/ ̄ ̄ヽ、 \ }ヽ-ヽl | ,,,, ,-、 イ/ /l |
/----、 ヾ }/´ } ヾl /,y' / / /
`ー--=、 } ____|____ 、 ヽ、_ ´ /-'´/
,r ´ ̄>-、_____) /{ ̄ ̄`ヽ、,.>---、_ _ノ ヽ 伊達にゴミ溜めで育ってないわよ?
|/ /―-- 、_二ノ'´ _}ニニr'// ヽ ̄/ ̄ ノ r-、_
v | ,/ .// , V/ r-/ / / ふふふ
ヽ| r / // / \-イ , /
ヽ / / /::{ / \ l <___,..r--、
/ l:| ヽ:ヽ / , } ̄ ̄`ヽ、 }
/ {| ヽ/ / ___/`ヽ リ
ヽ ゙、 ヽ /,,イ O ____| ヽ
ヽ ,、 ヽ t ,r`' ´ ヽ /
/ー,l \ ーl ヽ /
|`ー,r―――r-r――、 ,. - ' ´_ ̄/
r--、___{二二二二二二}<´,. -'´ i ,∧
へ || | | ヽ | | \
イ / / // / / / \ :l : . ;. ヽ
'│ /|/l// / / / ヽ . ;| : : l :.
∨ / / // / ∨| : : |,.、/⌒L」
/l :| / . :/'⌒ヽ// ___ | │ : : |//////》 さ、折角なんだしもっと見ましょ?
《八 | | : :/|/ '′ ´ 厂 丶 l |〉////《
//⌒ヽ| | :/ ′ / \ l :. |乂///リ
/ /| │ \ :|/ 丶 ´ ̄_ ∨ .:| | `¨八
/ /| | │ \ , === 、 ´ ̄厂)≧ 、 | : :l l //〉/⌒ /
, // / | |: .│ .:| | ヽ |し///八 | .: :/ ハ / / . : /
/// /〉 | |: :│ : :| | /// ∨`¨´リ ノ :// ノ / . : : :/ :
// .:/ ⌒ヽ、 │ : : 乂 ,  ̄´ イ/ __/ / . : : : / : :
/ / ` ̄´/ >、 //// / / , -──- 、: / : : :
l / / .:/> . ー─‐ ' / 〉/ \: : : :
八 / .:/ > . _, イ // 丶: :
ノ \ | .::| / 仄 `ヽ - <厂二二二/
\ | .::| ノ /\\ \__ノ ノ /
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 本来の目的は達したので帰っても良いが……マミはまだ買い物がしたいようなので付き合う
┃ ことにした。屋台の露天でアイスクリームを二十銭で買い、二人で舐めながら歩く……あまり
┃ 質の良い物では無いが、こういう場所で大切なのはあくまで雰囲気なので気にしない。
┃
┃ 露天を周り、小物や武器などを見て回るが、特に自分が気に入った物は無い。それでもマミは
┃ 時折小銭で買えるような小さいアクセサリなどを買っている。そういった小物は例え安物でも
┃ 女性は結構好むのだなと、やる夫は思いながらそれに続いた。
┗
ボッチ 魔女 蛇女 暴君 ガンダム アバカム(物理)
……い、いかん 普通のスカヴェンジャーがいねぇ!
人形狂いのペドフェリア
今頃は、酒場発でさらにおっぱい星人も追加されているやもしれん
/ {{ {{::::/ / .:::| ゙:、
. / >‐/ .::::ハ ヽ\、 │/
─-ノ"/ / 〃 ノ:' | ,| .::::/ ∨ ! ',\  ̄
/ / {{彡'' | | |/|/| /:::/ '"⌒|,ハ|i|
/ /| |: ィ"|⌒ // __j | | リ
l // ,ィ ! 〃| |:: | 八 j´ 行j下 |ノ/
|// |/ | |八,〉 八::. |,ィf下` V少 ノ/ あら…………
〃´ ̄ ̄ ̄\{(\ 衣 ノ;少 ,,,,, ト、
. }== \\_\ \\`",,,,, ` /j!ヽ
. 〈二二フ ミ、 .::::::ヽ/\ \ --' /// }
, -──- __>::::::ノ´{\}`⌒>- .. __/ニ"/ ,/─ 、
. }  ̄ \\::ノ 〉、 ̄¨¨ ''==ハ、─ /⌒ヽ !
{二二ニュ. \\} ' \____,人 \ ̄ ̄ ノ /
\::/ |  ̄ ̄ ̄`ミ辷=ミ:.、 /"
. , -‐ ,===彡" | ___ `ーミ、ハ
八 ( | ,,,〆" ̄ ̄\ ヾ } ,,
\ \_ Ⅴ ∧_ Y
 ̄ ̄ ̄ | \ |
| / } リ
∨ / / //
∨ / }彡}゙
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システムメッセージ
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┃ やる夫がPDAにインストール出来そうな自作ソフトを並べている露天を見ていると、マミが
┃ 不意に小さな声を上げた。
┃
┃ 何事かと思って其方を見ると、武器を並べている露天があった……
┗
r-:´:::::::::::::::::::::::::`....
/:!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`..
'::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
, 、_,..-‐::-::-.....、 ,ィj} /::::::::{:::::::::::::::v:::::::::::y:::::::::j:::::: ハ
/ヘ v.......................゛`"‐''... .:'/::::l::∧::::::ト:::__Vヘ::::'::::::::::::}⊃::::l
. _,.-‐ 、〃.......l }...../..........入....ハ........ミ=‐- /ィ::::::レ-‐V:::!\!`ヽY::::/:::::::jl⊃::::'
jr ⌒>ヘへ....j }../.....-‐.ナ¨`.....ヘ´..v..\ l:::::::jテト ヽ! テぅxy:/:::::::/llll::::!::ト、
{{ / .............V/.....{....!.../,x-‐V....ト、.ヽ...ヘ '::::::::|{リ lr'j } :::::::/y'} ::::!::lヽ
_,.ィ................:.....|`ー...Vレ'〃r'ハ`\l f{ヽ}\} |::j:::::! , ¨ l::::::/f'ノ:::::::レ′
|...l....::.....::l:j/::V........l ″ Vノ 、V レ V:j _ l::::/r'::::::::lV
|./! :::.....:::|yへV......l 〉 V:> 、_` .ィ:::/ノ/}/lノ
l' V:::::::::八ミ_r'V....| 、..ァ ∧ ,,_Vレヘ/〉`:lll´ l/¨{
VY:イへ`=ヽヘ::!::::::... __ /ヽj /v'j !j「l´ lll __` =-,r - 、
. }/ }/  ̄,_}_` 〈、 〃/`'`'V⌒>‐<こ¨`7 ハ
}` ー=¬r'}、、_ j' ′、 Y イ」、 / /
_ ェ< ` ヽ_ |!'_,.==,ヽ {,ノ v レv'/=ヘ\ _ノ 〈 .ハ
/ \ 「 `j]、 { `=¬ ∥ / // :ヘ V ヽ ヘ
. { , '.〉 イ{ ||ヽ ノ、 /:::} 〈,\::-{:::::.....V..::::::::....}/........:::::}--:/
/ v `´=!:|='=|| Y ::::::ノ\ /'`'`}`-v /-‐ {
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システムメッセージ
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┃ 身なりのさして悪くない少女二人が、その露天で銃を見ている……。時折店主に断って
┃ 銃を手にして確かめているが、その手つきは明らかに不慣れだった。
┃
┃ マミはそれを見て眉を潜めているが……
┃
┃ 1.どうしましたかお?
┃ 2.行ってみる
┃ 3.ただの護身用の買い物だろう
┃
┃ 1:15
┗
あと、どこかの物陰からヤンデレが監視してそうで怖い
_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }
/:::::::::::::.> --─ ─ ┴-..
/::::::::::::::/ 丶 \
⌒>ー≠トz、:::::/ ,' l \
ノ (⌒Yヘ∨, / / i 丶 その……明らかに不慣れそうなのに、あんな露天の
^7','.:: \li ∧', / / /ハ ヽ ヽ 銃を買うのかしらと思って
. // f⌒Y:::Y< / / // i l .
/イ . {しヘi::::i } i / i /// __} ,'! | それに、ああいう露天で値札が出てないと、酷い物を
. ′} / /{i^ Y. 斗 七^i/ /,' l / ト i l } ふっかけることがあるのよ……
. ノ __/^i 乂ノ i l八/ _,, / __/、 l. /, / .′
^i、 /___ノ} lヽ:八 i ,ィぅた゚「 ぅ゙j卞.i//人/_
Vj) ¨ ̄`丶 ∧. l 弋c:ツ ヒ::ソ /rく/ 〉
 ̄ ̄`丶 \ヘ '. 、、、、 、、` / /.:.: /
r ─‐‐、 _ 入 :} \ヽ ′ / /. /
{ \ ` ̄ ∧ノ > ' ィ ∠..ィ :{
`ー─-、 \彡' j > - < ___人:.\/⌒j ... ──- 、
...-―─- 、 \ i /` ̄/≧zj ̄`ヽ∨/ j_>'´\ `ヽ:/ ,イ / /´ ̄`ヽ '.
/ ー‐ソノ/ // } ̄  ̄フニ(二二} ヽヽ .ヽ / :乂ノ / } }
ノ ./´ ̄  ̄ ̄¨´ / / x─ァ'⌒^i li \ \ 、 \>─‐‐'′ ノノ
}: / / ノ / / i=l \ ヽ `\ \ /
l: / く .....: , ′ ´ ̄ :l il ⌒ ヽ 〉
乂_, } / .l=} '. ,'
フ ー= j l li } /
/ ̄`丶八 . : . : . : . : . l=} . : . : . : . : . .八 ′
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システムメッセージ
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┃ そう言うマミの表情は曇っている……自分の境遇を思い出しているのだろうか。マミも
┃ 元々は中装階級の生まれであり、両親が死ななければこんな生活はしていなかったで
┃ あろうから……
┃
┃ 1.どうしたいんですかお?
┃ 2.何も言わず向かう
┃
┃ 1:20
┗
マミさんと会話したかった…
十五円だって、さやかちゃん……
r-:´:::::::::::::::::::::::::`....
/:!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`..
'::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
, 、_,..-‐::-::-.....、 ,ィj} /::::::::{:::::::::::::::v:::::::::::y:::::::::j:::::: ハ
/ヘ v.......................゛`"‐''... .:'/::::l::∧::::::ト:::__Vヘ::::'::::::::::::}⊃::::l か、買えなくも無いわね……
. _,.-‐ 、〃.......l }...../..........入....ハ........ミ=‐- /ィ::::::レ-‐V:::!\!`ヽY::::/:::::::jl⊃::::'
jr ⌒>ヘへ....j }../.....-‐.ナ¨`.....ヘ´..v..\ l:::::::jテト ヽ! テぅxy:/:::::::/llll::::!::ト、
{{ / .............V/.....{....!.../,x-‐V....ト、.ヽ...ヘ '::::::::|{リ lr'j } :::::::/y'} ::::!::lヽ
_,.ィ................:.....|`ー...Vレ'〃r'ハ`\l f{ヽ}\} |::j:::::! , ¨ l::::::/f'ノ:::::::レ′
|...l....::.....::l:j/::V........l ″ Vノ 、V レ V:j _ l::::/r'::::::::lV
|./! :::.....:::|yへV......l 〉 V:> 、_` .ィ:::/ノ/}/lノ
l' V:::::::::八ミ_r'V....| 、..ァ ∧ ,,_Vレヘ/〉`:lll´ l/¨{
VY:イへ`=ヽヘ::!::::::... __ /ヽj /v'j !j「l´ lll __` =-,r - 、
. }/ }/  ̄,_}_` 〈、 〃/`'`'V⌒>‐<こ¨`7 ハ
}` ー=¬r'}、、_ j' ′、 Y イ」、 / /
_ ェ< ` ヽ_ |!'_,.==,ヽ {,ノ v レv'/=ヘ\ _ノ 〈 .ハ
/ \ 「 `j]、 { `=¬ ∥ / // :ヘ V ヽ ヘ
. { , '.〉 イ{ ||ヽ ノ、 /:::} 〈,\::-{:::::.....V..::::::::....}/........:::::}--:/
/ v `´=!:|='=|| Y ::::::ノ\ /'`'`}`-v /-‐ {
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システムメッセージ
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┃ マミがおどおどしているので、やる夫は何も言わずに露天のほうへと向かってみた。
┃ すると、少女達が古ぼけたアサルトライフルを二人で分担して持ち、眺めながらそんな事を
┃ 言っているのが聞こえた。
┃
┃ ……あれが十五円?
┗
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. / \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
/ -――  ̄:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. / / _ ____..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ /, " .::::::::::::::::::::::::::::::\::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. / // ::::::::::::::::::::\.:.:.:.:.:.:.:.:. ふむ……
! ///  ̄ ̄`` ::::::::::::::::::::\:.:.::.:..::
¦/, くl::::| ( ◯ ) ( ◯:::):::::|:::\:.:;
{ く::::::::ー─-、_ ...:::::::::::::::::i:::::::ノノ
> \:::::::::::::::::::::::\(::. j ) :::::::/::/´. :.
/ 7ニ三ミヽ:::::::.`ー‐'´`ー‐'′;< :. :. :. :
. / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:`\::\`_フ:::::::,ィ彡⌒´:.:.\ :. :. :.
/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:. ヽ、::r‐冖´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :. :.
. / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.: >不、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.
/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : 厶 Yヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..i
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システムメッセージ
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┃ やる夫は、この町の常識には来て日が浅いので疎い。ガラクタの相場も知らないし、
┃ 有力者も一握りに会っただけだ。だが……武器の事となると話は別だ。あれは、恐らく
┃ 古さからして遺跡から発掘された銃だろう。そして、お隣さんで作られた粗悪な型の物だ。
┃ あれが十五円というのはとてもでは無いが信じられない
┃
┃ 1.助け船を出してやる
┃ 2.……一々実は拾えんか
┃
┃ 1:30
┗
仮面をつけていけば恥ずかしくない
どこの変態だよwwww
ブシドーのことかあっ!?
/: . : . : . : . : . :∨: . : . : :|: : : :|: : |: : : :ヘ: : : : : . : . : .\丶、__
/7: /: . : . : . : . : . :V: . : : :l:|: : :/|: :八: : : :.|ヽ: : |: . : !: . : :丶 ̄`ヽ
/ /: . !: . : . : . : . : . : .iヽ: |: :斗七^}: / ヽ: : :|‐ト: :!: : :.|: . : . : .\:.ヽ
/:/i: |: . : . : :.l: . : . : .l: . :l:/ 斗= |/ 丶 \:!\j八 l: :|: . l\ト-、\
/:/ |: . :i: . : . :|: . :八: V: :| ィチう^「 fうトミ i: :|: . |:ヽ}: . :l`ヽ
l:/ |: . ∧: . : .l: . : . :\:ヽ| ト r'.:::リ }ノ゚.::ハ 八|: . |: .\:.:.|
| |: . | V: . :|:丶: . : .!\i.V辷ツ ヒrソ : i:.|\j: . :ハヽ!
. |: ./ ∨:.:|ヽ:ト、: . |: . ハ /// /// : l人: . lヽ: .|
. |:/ 八: .| |i \l、: . :| ′ ': .|: :|ヽ:.ヘ:. :| 「それ、少し見せて貰って良いかお?」
. |′ }/ } ヽV: | 、 ‐- ィ |: .lハ:| \ヽi!
| .Ⅵ__ > < |:/
__ノミ `丶_j≧、. li え……? あ、は、はい どうぞ……
r─=='\\丶 / 人___
/ \ヽ-‐──、__x─‐..、 ヽ
} く::::::::::::::::::::::Kヽ::::::::::} }
/ ヽ V::::::::::::::::イ! \:::::::::| 八
. / \ V::::::::/l::|≠}:>‐'i \_
く ヽー' l::| |::| } 斗 ノ
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 見ちゃおれん、と少女の隣にやる夫は向かい、銃を見せて貰った。声を掛けたやる夫に
┃ 少女達は驚いたが、とりあえず銃を渡す……まだ自分の持ち物では無いから退いたのだろう。
┃
┃ 驚いたのはマミも同じだ。急にやる夫が声を掛けるので、自分は小走りに駆け寄って
┃ シュネーラインとその後ろに駆けつける
┗
__
/ ̄´ `\ 駆動部はガタガタ……バネは痛んで重くなってるし
/ \
/ ィヘ、 ヽ ……セーフティーすら噛まないじゃねーか
/ /:::::::::::ヾ ヽ
/ |/:::::::::::::::::::::::\ ヽ ついでに、銃身が焼け付いてやがる
{ 〈::::::::::::::::::::::::::::::> / イ
ト ゝ:::::::::::::::::::::::イ_∠_ィ_イ´ これ、撃ちすぎじゃなくて炎天下に放置したな?
イミ ー ̄フ二 ̄´_〆゛ゝ
ん_ = ー三 イ、__─\
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システムメッセージ
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┃ 受け取った銃を軽く操作して、感覚を確かめるが……酷い有様だ。フィールドストリッピング
┃ で中を確かめると、ろくに油も差されておらず、見えない所は鉄錆で真っ茶色だった。
┃ 挙げ句に銃身は焼け、小さいが亀裂さえも見える。
┃
┃ こんな物が十五円……巫山戯ているとしか言い様がない。まともに弾が出るかどころか、
┃ 撃てば下手をすれば暴発して怪我をするだろう。
┗
フ {{ / / / 人 \/
イ ヽノノ / / // ヽ ヽ
/ / 〃 / / / / ヽ\ !
|/ 〃 { >‐メ、 -‐ < リ ヽ !
ヽ Vハ / ィ.:.:下 不::.ヽ } ハ|
) /Vヽ \ ヒ.::::ソ ヒ.::::ソ ノ イ
ノ | / ( \| ,,,,,,.. ' ..,,, /イノノ ‐‐┐ 酷い不良品ね 50厘でも買いたくは無いわ
|/ ) ヘ _ r イ __ }
/´  ̄ `ヽ > ` . イ,. '´ 〈
( \ > = < ノノ ,. ノ
ヽ``ヽ )VTT´  ̄ ̄`L ,. '´ -=< __
r── ミミヽ ,. ィ イ77´  ̄`7 //´ ̄`ヽ´ ̄ ̄`ヽノ
} ノ レイ ハ ´ ̄` l l '. (
r── ミミヽ//// | l V }ミヽ __ ノ
フ / く ///レ' `Y´ `ヽ\
/ { {:{ } Y )
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システムメッセージ
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┃ やる夫が簡易分解したアサルトライフルを御座の上に戻している間に、マミも手近な拳銃を
┃ 一挺取って確かめるが、握ってみた感覚がおかしい……台尻が歪んでいた。
┃ これではどれだけちゃんと狙ってもまともに当たらないし、給弾不良が頻発することだろう。
┃ 大方、クズ山から掠ってきたのだろうが、それにしても酷い物ばかりだった。
┗
__
/ ̄´ `\
/ \
/ ィヘ、 ヽ
/ /:::::::::::ヾ ヽ ……お嬢さん方 どうせ買うなら、ちゃんとした所で買うべきだお
/ |/:::::::::::::::::::::::\ ヽ
{ 〈::::::::::::::::::::::::::::::> / イ 表通りにある官営武器店にでもしっかりと行くんだお
ト ゝ:::::::::::::::::::::::イ_∠_ィ_イ´
イミ ー ̄フ二 ̄´_〆゛ゝ
ん_ = ー三 イ、__─\
/ || |:::::: / \:::::}
/廴 r⌒/ / \
/ > ̄> / ハ ヽ
フ (( / / // / l i i
/ス| \/ / イ イ / _ i-|‐ i そ、そうよ 幾ら安いからって
レ从/ | -―-x / // __ リ | i } こんな所で買ったら自殺するようなものよ
/ イ | i イ/ ― ´ イ P:::::)ヾ / K _ ,、
// ヽ ! i i /リ __ ゝ- l /ノ/ /  ̄ ヽ 武器店の店主さん、見た目は怖いけど
´ \从 ´ ̄` 、 / //フ //ノ , 、 ヘ 凄くいい人だから……
, /`< >ー r -、 ´/ /, - 、/_/ / /
{ ヽ\ `ー / / \- 、 / /
ゝー―-..,, > ` > < |ニ レ i _ / /_/ ̄\
| ̄ ー-一_>ノ <二 ̄〉 i ̄ _ | | //⌒ /\// ̄ ヽ ノ
< \ \ \ ノ/ ̄ / | / / _/ /::::::人 V
 ̄ ` </ ̄ フ-―ニ(二)´ ̄ >ー - ! / , ...::::::::/::\
_,,.._∠´/ ハ、 /≠=|| ゝ _ |`::´::::::::: ヘ、::::/::\
/´ / / / / || フ | \ヽ、::::::::::/ /、::::::〈
| / / / // || / / \ヽ::::::::`..フ /|:::::}
レ ヽ / // =/ / . . } \:::::::::::::::て_,,..ゝノ
.........................!............................................∨/ヽ /_》_
/................. /.....|..............|............................./∧ 》 "´: : : : : : :`: ー-、
/./ ...............i ....,'|...............................\...∨/...j/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
/イ....|....|.........|.../ | ........... | .......|..............〈〈/⌒: : : : : : : : : ⌒\: : : : : : ヽ /\
| ...|....| ... /|/-孑|.........∧ .....|............|/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :〃⌒∨ 》
| . |....|..../ィテミ |∧.......|`ヘー|、.....//: : / /: /: : : : : : : : : : : : : :{{: : :/⌒ ー‐《
. i.八...Ⅳ トィ::i \| ィテミ∨.../: :./://_:ノ|: : : : /: : : | : : : : : {{: :/`ヽ : : : |
i......N Vソ トィ::i リ.../ : /|斗=ミ/ |: : : ∧; : : |: : : : ハ:∨ : : : : : : :,
|.......| /Vl/ , Vソ/....': :〃 んi::} : : / ハ\: : : :./: : :/: : : : : : : :八
......{\ /Vl/ .....i / Vソ ∨斗=ミ∧: : :/: : : i : : : : : : : : : |\
\.∨..> c っ ィ../..从 /Vl んiハ. |: :/: : :/ | : : : : : : ∧: |
_, ヘ∨ ┴=≧=- <∧ |∧/|...>、 ' V:ソ八/: :/}/|: /.: : : :/ ∨
/ \\\ `弌ノ⌒} { |/ \ t 、 /Vl/ . :∠ ノ |/|: : : :/
{ \〈⌒\{{:::::::::{/ rヘ下¨} \_┘__ //ト、\ | :/l/ え、えーと……
/{ く ヽ:::::::{^}:::::::}/ー |/│ ≫==≦∠ }} } j/
/ \}:::::::レく丁{/〉 / 厶 ∨ \__ノ イ
{ ノ {:::::::/| | Ⅵ(ノ / ∧}| _/  ̄ ̄()ハ
' 〈  ̄ ̄ ̄ 人:ノニニニ{.|r┴‐┴┴r'' | /{
/ \__ / // rリ| { 〈 }/ |
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 二人に商品をけちょんけちょんに貶され、商売まで邪魔された店主だが……見窄らしい
┃ 男は歯がみするだけで何も言えずに居た。それもそうだろう、ローブを纏っていても
┃ 分かる整えられた武器の影に、もう一人は対物レイルガンまで持っている。それだけでなく、
┃ この気迫に逆らえるものは少ないだろう。
┃
┃ 一方、助けられた方の二人はと言うと、闖入者二人の存在に対応しきれず怯えていたが……
┃ もうこの辺で良いだろう。護身用具が欲しいなら官営武器店に行けと忠告したのだ、最低限
┃ 以上の義理は果たしている。
┗
|l/ \ \__ / ∨ i| |
 ̄|ト . ___ _ ‐ i / __ ∨ ll| |. 商売の邪魔をして悪かったわね……けど、あんまり
|l__-- ¨´ 斗=弐刎「ヾ| リリ ∧\ 阿漕な商売してると、後で酷い目に遭うわよ?
茫示刎「` 辷し'炒゚ i// / } \
辷し'炒゚ ´ ̄ / / \/ l l|l 行きましょうか、やる夫君、シュネーライン
´ ̄ , 厶イ // / リトミ
// ̄ `ヽ/ /∧i 「ミ
/\ \// リリ l|
、 -‐ ´ . \//\ \/ /i l l|
._ _. oi〔} ∨/∧ \ ┴┴v ´ ̄ ̄`
\\ `<≧=--- // // ∨/∧ / ∧-=ミ
\\ \\ // // ∨/∧ / //∧ ∨
\ \ >=- _〉∨厶斗--=ミ, }//,∧ - / ∧
\ `¨>''" //}_」⌒ヾ / l////! / // }`丶
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システムメッセージ
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┃ 忌々しそうな視線を送る店主に、路傍に吐き捨てられた痰でも見るような冷酷な視線を
┃ 叩き付けたマミは、そう言うと身を翻して表の大通りへと向き直る。やる夫もそれに
┃ 追随して、普通のブーツだのに足音も立てずに身を返す。
┃
┃ 数歩進んだ所で……不意にマミの服が弱い力で掴まれた
┗
/∧ . - ── - . /7!
. r.r==xj/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` X.//== .ァァ
. | | .__/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\´⌒:.//
, | |´::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::/∧
/:::| |::/:::::::::::::: l:::::::!::小 :::::::: l::i:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::∨:∧
. ':::::::: 从!:::::::::::l::::::l:::::リル1:ト、::::::|::l::::::l:::::::i::::::::::::::i::::::i´::⌒ヽ た、助けてくれてありがとうございました……!
. /::::::::::::::::::l:: |:::::::|:::::リ::// |:l::l:l::::::|::l:\! ::: l::::::::i:::::l::::::i:::::::::::ハ
l:::::::::::/:::/:l:: |:::::::|:::/ル≦ 从从:::::|::l::≧ヽ:::! :::: l:::::| ::::|:::::i:::::::: i
|:::::::::/::/:i::l:: |:::::::|〃i´弁k 人jル 「弁ヾヽ!:::::リ::: !:: ::!:: l|:::::::::|
|::::::/:::/从ハ人 :: {{ | )l!::l| | )i!::l| }}ル':!:リ从リ:: :l|:::::::::| 。
|:::/:::/:::::::::::| |:::::| 人仆リ .人仆リ |:::::|ル'::レ:::::::l|::i::::::l
. 从ル':::::::: i::人 |:::::|///// . /´ ̄\ リ:::リ::::::ハ:::::: リハル' O
从l::::: ∧:: 从::::|、 し⌒\ ∨ /:::::/ ∧ル' O
人ル' ∨ 人ハ> . ~ヘ〈 厂` ∨):イ (
)ノ ノルハ> __ 「 ̄ ` } )
O r<j___し 7 /
. 。 _ 人 ー -- --‐ ./ / _
/ ><> ⌒ Y⌒Y⌒{ {Y´ `ヽ
l く::::::::::::::∧:::∧:::∧ /\ i
| }::::::::::':::::∨:::∨/ \ .ト、
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 振り向いた先に居たのは、背の小さい少女だ。恐慌していたので良く分からなかったの
┃ だろうが、改めて考えてから、危機を救われたと認識したのだろう。
┃
┃ 少し遅れて少女より背の高い、友人と思しき少女もやって来て頭を深く下げる。
┃ やる夫は何も言わず、マミは精一杯余裕そうな笑みを浮かべて気にしないでと言った。
┃ 普通ならそこで分かれて、暫くすれば忘れて終わり……なのだろうが、物事はそうも
┃ 簡単な物では無かった。
┗
/ヘ /ヽ
/ /ヘ |__...-―- ..__ / /ヘム
._ , -ー‐-.//r ’ |¨|ミ 、 、. //、_',ム、
||ト二二ヽ / | ! ` ゙-Y´ \
┌iヘ > i ヘ .| 丶
| マヘ. / マヘ /| ヽ
| マヘ./ . ヽヘ//i '. ,
i .>´ `. ヽ/ | | ,
. i i ! i .| |
i .| | ! ∧ ヽ 丶 .i | i ’
i | | .! i ヽ__|_ヽ___丶i | | i っ
. i i i___ ⌒_i_ _ .| ´ヽl __ヽi__ ̄iヽ、 !i i ' つ
i.i { { ヽ ヾミ=_.i !"芹ぅ≡=|、 |.i ,' /
{~丶.',} ヽ \|: 弋j | 弋;、少iヾ i .|/i , /i/
.i\. \ .}ヽ ヽi ,,,.::::::::::: ヽヽヽ i /ヽ,_! ∠_| / !
i. `v、. ヽ、j `、 `__ _ __ ∪ / / / ヽ/ あのっ……私達に
.rr‐- 廴__ ヽ, V ´/ヽ ' _ -<// ./ ' ’
ヽ¨‐- ..._ ̄ f / | {廴゙、__// /i i 武器の選び方を教えて下さい!!
`ヽ __.,> f~ヽ_i i―‐、∟__/ | !
t二二 -‐、 / ヽ::::::::::;{::::::|:::::::`:/ |
, ' \ /ゝ、. __ / '::::::,::':;'¨`.i:':':,::/ ___... -- !
、(___iノ! __./ ∥ヽ::/:::| |:、::::|  ̄ /
i ヽ ̄ ∥ ヽ!::| .|::i:::∨-- ..__ -‐ィ´ |
i__ 丶 ∥ ヽ|二|::i/ /´ .|
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システムメッセージ
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 酷く考え込んだ後が見える短い沈黙の後で……少女は、殆ど泣き叫ぶようにそう言った
┃ のだった。もう一度、今度は額が膝に付かんばかりの勢いで頭を下げ、それをみた彼女の
┃ 友人も、同じように頭を下げた……
┃
┃ ……厄介な事になりそうだ
┃
┃ ・本日はここまで
┗