やる夫の嫁は伝説の放火犯のようです 第４話

――やる夫の嫁は伝説の放火犯のようです
 

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――仲介所応接室
 

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　さて、緊急で火災現場に出動する依頼を受けてから半日ほどたち……下水道の異界を包んでいた火はようやく消えてから
 

依頼所へ向かうと、実にやる夫は丁重なおもてなしを受けることになった
 

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : :/: /: : : : : :.:|: | ＼_＼＿: : |: : : :|: : :.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : :/|: | : : : :.:.|: |／ ＼(＼: : |: : : :|: : :.:.|　　　いやー！やる夫さん！実に助かりましたよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | : :./-|八- : : : |＼　 ''⌒刈＼|: : : :|.: : :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |.:.|.:{ :/　 ⌒＼_| 　　　 し'ﾟﾊY |: : : :|'，: :.|　　　あなたが迅速に動いてくださったおかげもあってか
　　 　 ＿　 　 　 　 　 へ 　 　 　　|:.:|八　 __,,._ 　 　 　 　 乂ツ　:|: : : :| }: : :|
　　　 (~"''～､'～ 、　 |　|　　　　 /|: : :.〈＼^'''⌒　r' 　 　 　 　 　. : : : :|ﾉ: :.:.|　　人的被害ゼロ！延焼もなし！
　　 　 ＼＼＼ー　＼ |　|　　　　 : |.: .: ∧_ﾊ　　　　 　 　⌒　 　/: : :.:八: : : |
　　　　　 ＼＼ ￣ ／＼ ＼　　　|:.|: : / |　い　　　V　　 　 ﾉ　ｲ: : : /:::: ＼八　　　実に助かりました
　　　　　　　＼＼ (　　　　 |　 　 |.:| : : : |　|:込　　　　-‐ 　 　 :|: : :/:.| ::| :/　
　　　　　　　　 ＼　　 　 　 |　 　 |八: : : ＼＼: :＞　’　＿_／　|:.:./)八八(　　　　
　　　　　　　　 　 ＼　　 　 |┐ 　 　 ＼(∨ ＼【xixｉ】:.: 〕　／　 |_/ /＼　　　　 　 　 ( ＼
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　　　　 　 　 　 　 〈 (.|／　　〔　　　　　 ／＞''"__(⌒/￣￣＼_/ニニ ／/￣￣￣￣ 〕　| |　| ( ＼
　　　　　　　　　　　|　　　 ／|＼ 　 　 / 〈　 ／ /７〈 ＼)　 ／＼ニ /　/　　　　　(O/　/｜ | ﾘ　/〉
　　　　　　　　　　　|＿_／　/　 |　 /７ ／＼__,/ 八 ＼_,／＼ 　 ／´ /　　　　　　 /　　　　 /　/ ┐
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　　　　　　　　　　｜　　　　//| .{　　　　　　〕.... . . . . . . . . : : : : : /　　　 ／|　　　　　 / 　 /
　　　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 |八 . . . . . ○〕.. . . . . . . | . . . . .　/　　　/ 　 ＼＿__.／〉 　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　／＼　　　　　　　　　　　　　人
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　_ -ニニ ＼　　　　　 　 　 　 ／ニ-_
　　　　　　　　　　　　　　　　　/／ニニニニニ＼　　　　　　 ／ニニニ-_
 

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　　　　 　 '"　　 U　　　 ｀丶、
　　　／　 ＼　　　　　　　　　＼
. 　 /　　　　 ｀¨″　 `'ｰ'"￣｀　　　　　は、はは……恐縮ですお
　　{　　三三　　 　 　 三三　　　}
.　　'.　　　　 　 　 　 　 　 　 Ｊ　/
　　　＼ ｕ　　ﾞ'ー'^'ー'ﾞ 　 　 ／
　　　　 ｀¨７　　 ￣ 　 　 　 ‘,
　　　　　 /　　　　　　　　　　‘,
 

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　　　　　,　´　　　　　　 　 ｀ヽ、
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　　,/ﾞ　　　...::::l::l:::::....　　　　　u　 ﾞi
　,/'　-==＝'::::::::::::::ﾞ＝==-　　　 　i　　そ、それはなによりですお
　i!　 　 　γ　　　ヽ　　　　　 Ｕ　　|
　i　　　　 i　　,　　　!　　 　 　 　 J l　　（い、いえないお……あの異界が
　i!　　 　 i｀ー'｀ー‐i´　　　　　　　,i'
　 ﾞi､　 　 ￣二二￣　　 　 u 　,/'　　　　お七に乗っ取られて……）
　　　ヽ､　　　　　　　　　　　 ／ﾞ
　　　　/　　　　　　　　　　　ヽ
.　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
 

――絶対大幅に変わることが予想されているだなんて……
 

　　　　　{ 〈 W: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : W／
　　　　＿辷W : : : {: : : : ⌒ : : : ⌒} : : : : : / : V￣／
　　　　＼　　|: : : ／: : : : :',: : : : : /: : : ＼/: : : }／ニ=-
　 -‐=ニﾆ)Ih|: : : : :丶 : : : ',: : : : : : : : : :/: : /:ﾉニニニ
　寸ニﾆﾆr‐圦丶: :ト､i＼ﾄ､ﾄ､　/|／ﾚIノＬ: /:/⌒ヽニﾆ
　　＼_／ii　j[|:＼ﾄ｢x===ﾐ 　 V　 x===ﾐ厶イ:|:[|:.　[|　　　　　私達のスイートホームであるこの異界！
　　　　　 [|/: : :|: : :|､､､ 　　　　　　　､､､ ハ: : |: :
　　　　　　': : : :|: : :| 　　　　　′　 　 　 从|: : |: : :.　　　　　　もちろん住人は私達と同じく炎関係の悪魔ばっかり！
　　　 　 /: : :／|: : :|i.､　 　 ﾏ 　 ﾌ　 　.ｲ:.:.i|: : |: : : :.、
　　　　 ': :／:.:从: : ∨:＞　__r=z__　＜ .:.:.:.i|: : |、: : : :.　　　　　家賃収入でたっぷり稼げますね♡
　　　 /／:.:.:.:.:.:∧: : :V:.人||　　　||人.:.:.:.:.:.i|: : |i.:､: : : : 、
　　　':´:.:.:.:.:.:.:./:.∧: : l/／||　　　||／＼人i|: : |i.:.:.＼.: : :.
　　/.:.:.:.:.:.:._-=Tニ∨ﾄ＼　||　^　||　 ／ﾆﾆ|: : 厂＼:.:＼: : 、
　.:' :.:.:.:.:.:./ニニニニニﾆУ|　i　||／ﾆニﾆ八/ニニ〉:.:.:.:＼:＼
 

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　　　　　　　　　　　　　　　　i　', ／　　　　　　　　　　　　　　ヾ　　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　i,／　　　　　　　　　　　　　　　　　',
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ヽ￣　ー'-　　＼　　 ／/
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　　　　　　 　 　 　＼ ,/　　　 .i　　　　　　　　　　　', 　 ',　　　　　＼　　　 /　 /
　　　　　　　　　　　　/　　　　 i 　i　　　　　　ヽ　　 l　　.i　　　　　 ',　　　　／　　　　そして旦那様は……
　　　　　　　　　　　　{　　 .{ 　 i　.{　　　　L＿i__ヽ　}　　i　　　　 　 i　　へ
　　　　　　　　　　　　i　　　{　./i　|',　　　 }　.ハ　 ヾ}　.ﾉ　　　　　　lノ:::::::::::ヘ　　　　
　　　　　　　　　　　　i　　　 { /ゝ个、　　i }　 xzZzza ﾉi　　　　.i　./::::::::::::::::::::::ヘ
　　　　　　　　　　　　.i　、 　 ぃィkz.' ,　 i　ﾚ アVIりヾ/.／　　/i ./ﾍ:;;;;;∧::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　 ', i ＼　 {《Vｊﾊ　ヽi　　　　ｘン ｿ　i　　/　}/i } |　　 ト--　'
　　　　　　　　{~. ^, 　　ヾ　| ＼{. Xツ　　　　　　　// ｿ }／　　　l. 'ﾉ'i',　 .|',　',
　　　　　　　 ﾉi　',　.　　 ヽ.|　　ヾ''' 丶　　　　　　　　　　　|　　　ﾚ　 i_',　.|_ゝ ',
　　　　　　　/i .l　',　i　　　 |　　',　　　, --　、　　　　　 　 i　　 ハ　　　　　　　',
　　　　　　　', i　'　　.i　/'i　|　　ゝ　　ヽ、　..　　　　　　　 .i　　i　　、　　 i　　　 ∨
　　　　　　　 i　／　　ﾚ　i　 i　　 {　＼　　　　　　 ／　　 .i　　i　　　、　　i　　 　 ∨
　　　　　　　 .i　　 　 /　.}　 i',　i　',　　个ｰ=彳　　　　　 ..i　　|　　　i　　　i　　　　 ∨
　　　　　　　　|　　　.{　 i 　 i ', i ', 　　i　 ヘ__|　　　　　　ﾘ　 .|　　　　　　　i　 　 　　∨
　　　　　　　　.|　　 .{　 ﾉ　./　',i ／{__／. ＼iiゝ　　　　 ノ'i　i',|ヽ　　　　　　i 　　　　.　∨
　　　　　　　　」　　;　 ｿ＿/,, ／　i |:::::＼:: : ＼iiゝ　　　　 ', | }/i::＼　 _　　 i　　　　 ト.　＼
　　　　　　　/il　^'''　./...',　　　　 .i i::::::::::::＼:: : ＼iiゝ　　　.i| //i :: iヾ_ゝ＼ i.　　　　 l　＼
　　　　　　/:::::::l　　　i ::::::',　　　　.i.l 、:::::::::::::ヽ:: :: ヾiiゝ　　///i :: :i:::::::...'、　＼　　　 i　　ヽ　',
　　　　　.∧::::::::|　　 i　＼ ',　　　　＼ ヽ :::::::::::ヽ:: :: ヾiiiゝ///i :: ::/:::::::::::ヽ, 　　 i 　　l　　　',　∨
　　　 　/　 .i:::::::＼ } | 　 ＼',.　　　　　,　./:::::::::::ヽ:: ::ヾiii//ｿ :: ::/:::::::::::::::::>',　 ./　　　l　　　',　∨
　　　 ./　　　⌒i::::＼.|;',　　　i　　　　 ;　/::::::::::::::::ヽ:: :: ∨ｿ :: ::/:::::::::::::／,　　 .ﾍ―i　 .i 　 　i.　 ∨
　　　/　　　　　 Lﾍ::ヾ ',　　　l　　　 ;　/::::::::::::::::::::::ヽ:／　:: ::/:::::::::／／　　　/::::::'ハ　 i　　/　　∨
 

【1D10:4】
１：家から長時間離れられないぞ（震え声）
２：下男の仕事は掃除、つまり……
３：不労所得おいしいです
４：異界にいるとブーストはいりまーす
５：おしちぱわーはりょうさいちから
６：家から長時間離れられないぞ（震え声）
７：下男の仕事は掃除、つまり……
８：不労所得おいしいです
９：異界にいるとブーストはいりまーす
１０：もうだめかもしれんねこれ
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /|　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧|　　　 -‐: :　 ￣￣　: : ‐- ..、　| ∧
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧/| ／. : : :　　　 　　　　 　: : : :＼| /∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　| /／. : 　 　　　　　　　　　　　　 : : |　/∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧　| /. :　　　　　　　　　　　　　 　　____|, 　/∧
　　　　　　　　　　　　 　 〈　∨/. :　　　　　|　　　　　　　　　 　 ＼ ＼　/∧
　　　　　　　　　　　　　　 ∨ /. :　　 　 ｌ　 | :l:　 　 　 |　　　　　　 ＼　　/∧__
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨: :　l　 　 :|　 | :|:.　　　　|　　　 :|: .　 　 ｀ト- ∠二　　　　ここは私と旦那様の寺、多少の融通はききますから
　　　　　　　　　　　 ________ｊ{ : :　:|　　 :|ｌ　 | :l: :　 　 /|　:| :|　|: :　　　, }／ ／￣
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼____八　 　 　 :|:|ｌ　 | l|: :　　:/.:|　:| :|　|: :　　 /∧∠_____　　　　　”お掃除”もはかどりますし……ええ！
　　　　　 　 　 　 　 　 ／∠㏍、　 ＼|从　|八: .　:/ /|::/|/|　|: : :　//厶％Жｱ　
　　　　　　　　 　 　 　 ＼＼]Ж＼　 :灯苧ミ　＼/|/ ,灯苧ミ:|: : : ／ ￣＼[／　　　　　住み着いたやつらから家賃の取り立てでもしていれば
　　　　　　　　　　　 　 　 ￣了 ＼＼:杙-夕　　 　 　 代-夕小イﾍ}　　 : : |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　 :| 斗 ⌒｀　 　,:　 　　⌒｀/ 　 |ノｊ　　 : : :|　　　　　　下男から住職までなんてあっという間ですよ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ　　 :| :小、　　　　　　　　　 //　 :|イi　　 : : :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　. :| 　ｧ‐‐=z,、｀　 ´　　 　//　 :|::|:|　　 : : :|
　　　　　　　　　　　　 　 　 /　. ::/:| :/-=㍉_/ト　__ . : ´ ／//　∧!:!:. 　 : : :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　: ::/. :|/-=㍉_//V∧　　／／/　/ :∧!::.　　＼|
　　　　　　　　　　　　 　 /　: ::/. : /-=㍉_//:: V∧／／: :/／／/∧: :.　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 /　: ::/／/-=㍉_//:: :: :V/／:: :: :: :／/////＼: :　　＼＼
　　　　　　　　　　　　 /　: :／/,/-=㍉_/∧:: :: :／:: :: : ::／//|///////＼: :　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 /　: :///,/-=㍉_///∧／:: :: :: :／////|//////// ∧: :　＼＼
　　　　　　　　　　　/　／/,/,/-=㍉_/// ／ :: :: : ／//////l|////////／∧: :　 丶
　　　　　　　 　 　 /／/////-=㍉_/// / :: :: ::／////////ｌ|//////／/ //|: : .　　 ＼
　　　　　　　　　 ／//,〈///-=㍉_/// / :: ::／//////////ｌ|////／//// /l|: : : 　　　 ＼
　　　　　　　　 ///////／)┐㍉///,/:: :: :: ::////////// ｌ|//／,///// //l|: : :　　　　　 ＼
　　　 　 　 　 /////_／／／㍉///,/:: :: :: ::////////,/,/ ｌ|／,////// ///ｌ|: : : :＼　　　 　 ＼
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　　　　___／:: :: ::{ 　 　 ／ ∧厶二三二三三二三二＼ ////////／ 〈//// : : : : : : : 丶 　 : : .＼
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　　　　　|　　 　 ＿＿,ノ　　　ﾄ､＿＿　 　 |　　（炎を使う悪魔がバンバンでるようになるだろうというし
　　　　　|　　　　　　　__　　　__　　　　 U　|
..　　　　！ 　 　 ｀ー一'　 　　｀ー一' 　　/　　　やる夫ならブーストもあって安全に稼げる……かお
.　　　 ／ ＼　　 　 　 r　　l　　 l 　 　 ／＼
　　／　　 　 ＞　　　 ｀ｰ‐'＾ｰ‐'　　＜　　　 ＼　それだけみたらやる夫にはとても美味しい結果だお、うん……うん）
　/　　　　　　　　　　 　 ´￣｀　　　　　　　　　 ヽ
 

　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,
　　　　　　　 ′　　　 ー―一　　　　ー―一　′　　（問題はこの話をどこまでするか……
　 　 　 　 　 |:　　　 ━━━━i:!::!:i::!:━━━　:|
　 　 　 　 　 |　　　 :　 　 ・ 　 .i:!::!:i::! 　　・　 　:|　　　話したとしてそしてどこまで信じてもらえて、やる夫はどうなるかだお
　 　 　 　 　 |:　　　 `i:!￢冖:!´i:!::!:i::!:`!:i￢:!´　:}　
　　　　　　　 　 　 　 u　 　 （＿__人__ ）　　　　′　　隠すのもできるだろうけどそれはそれで厄介なことになりかねないお……）
　　　　　　　　＼ 　 　 u　　　（＿ ﾉ　　 　 ,／
　　　　　　　　 　 ＞ 　　 　＿＿＿_ 　　ｨく
　　　　　　　　　′　　　　　ー -一　　　　　ヽ
　　　　 　　 　/　　i　　 　 　 　 　 　 　 　 ｆ 　：
　　　　　 　　｛　　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 |:　 |
 

　　　　　　　　 _,,...............,,_
　　　　　　　 ´　　　　　　　｀
　　　 ／　 _,,..-―-　　　　　＿__＼　　　　　
　　／　　　　 ＿＿ヽ　　 　 r　　｀ ヽ
　/　 　 　 ／{:::::::}_` 　 　 　 '´{:::::}ヽ ､　　　　（中立の異界が貴重とか前に言ってたし……こう、なんらかの事情で
. ,　　　　　 ￣三彡,　　 　 　 ﾐ三￣
　　　　　　　　　　/　　　　　　 ヽ　　　 ヽ　　　どっかの組織が潰しにくるかもだし……隠し立てしているのがバレた時点で
.|　　　　　　 　 　 ､　　 　 ,　　　 ,　　　　 ',
　　　　　　　　　 　 `ー‐'"`ー‐'′　　　　.i　　　こっちのほうが交渉でフリになるのは鉄則だお……）
.　､　 　 　 　 　 　 　 ー―一　　　　　　　l
＿_ヽ＿_　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
::::::::::::::::::::}　　　　　　　　　　　　　　　 ／|
::::::::::::::::f´｀''-...,,__　　　 　 　 　 _,,..-''´::::::|
::::::::::::::::|　　　　　　　　　 ￣￣|::::::::::::::::::::|
 

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 ／ ｕ　"⌒｀`::::::::::::::::::'´⌒ﾞ　＼　　　　　　
　　　　　　　／ 　.:::::/　ｏ ヽ ::::::::::::::: / ｏ　ヽ::::＼　　　（お七のこともどうにかしないといけないお？
　　　　　 ／ 　 　 ; ::ヽ　　丿　　　　　ヽ　　丿:::　＼
　　 　 　 |　 　 　 ∪ ''"´'（　　　　j　　　　）'"´''　 　:|　　やる夫がサマナーならコンプで契約、とかいうのが
　　 　 　 |　　　　　　　　　 ｀ｰ-‐'′`ｰ-‐′　;　　　 |
　 　 　 　| 　 　 ｕ　　 　 　 　 |　　　　/　　 　U　　 /　　できるっていうけどやる夫サマナーじゃないし……
　　　　　 ＼ 　 　 　 　 　 ; 　 |⌒ヾ｀/　　　　　　／
　　　　　　　＼　　　　 　 ∪　`ー一′　 　　 ィ´　　　　　下手な話したらお七がずんばらりもありえるし……）
　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 ー‐　　　　　　　＼
　　　やる夫さん！お七のことどう思っているの！？
　　　　　【1D100:5】 （低いほどどうしろと……高いほど好み）
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 . . -‐……‐- . .
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 -‐=＝=‐-
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　 .-‐=＝=‐-.　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 , ' ／. . . .:.:::::::::::::::::::::::::::::::.::.:.. . .＼＼ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 ／. . ....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::. . . .＼ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 /.　 　 　 /　　i:|i　　　 　 　 　 ﾄ､　　　　 ´,
.　　　　　　 　 　 　 ,'. ..:/. .:::::/:::::::/|:}|::|::::::|::::| |:| }::::|　|:::|::. . . . ´
　　　　　　　　　　　　　|::::::::/:::::::/.ﾉﾉ|::ｉ::::::|::::| |:| |::::|　|:::|:::::.. . . |
　　　　　　　　　　　i . .:|: : /:::::::/／　}::|::::::|::::| }:| }::::|　|:::|:::::::.:. ..|
　　　　　　　　　 　 | . ::|: / ::／{( '⌒ﾉ..Ｌ...ﾉ:ノ }ﾉ⌒ﾉ .ﾉ:::|:::::.:. . .|
　 　 　 　 　 　 　 /| . ::|/ (（　 x==ミ　　　　 　 x==ミ、　|:::::. . . |　　　それでやる夫さん、やる夫さんからも
　　　　　　 　 　 / :|. ..::|i::/　Ｙ ん心 　 　 　 　 ん心 Ｙ. |:./: . . |
　　　　　　　　　　 :|ｉ. .::||.iﾍ i{　乂ン 　 　 　 　 乂ン　}ｉ//: . .　　　　　なにか報告があればお聞きしたいのですが
.　　　　　　　 / 　 :||. .:八{∧　　 　 　 　 　 　 　 　 　 //: . . . ,′
.　　 　 　 　 ,′　 i|i ./. :人∧　　　　　　 '　　　　　　//: .／ /　　　　今回の火災でなにか気づいたこと、不審なことがありましたら
　　 　 　 　 乂　 人/／ . ::::人　　　　　　　　　　　 //／: .
　 　 　 　 　 　 （　（:{!:ｉ . :::/:l 个: 　 　 ．´｀ 　 　 .ｲ{!（: . ／　　　　　ぜひ
　 　 　 　 　 　 _＿乂乂__L人.乂__]＞　|ヽ.　 ＜___乂彡'
　　　　　　　　/ ￣ ヽｰ-====='{:　　＼_|　!　　／八＿
　　　　 　 　 ,′　　　＼{ニﾆニ}|:　　　/|　|.／.／／ ￣　‐=-　＿
.　　　　　 　 |　　　　　　}iﾆr‐=＝=‐-x__|　/ ./∩ﾆﾆﾆ=　=ｉ/. 　 ⌒i
.　　 　 　 　 |　　　　　　 }{_|.　 　 　 　 {ﾉ./ ./／￣￣つ　./.,′　　 |
.　　 　 　 　 |　　　　　　 }{ﾆ＼..　　　　{　 　 ／¨＼ﾆﾆ=}/./
.　　 　 　 　 !　　　　　 ヽ}{ﾆ／{!_＿_／|　 　 ／|ﾟ＼〉ﾆ=}{/　　　　　ｉ
　　　　　 　 |　　　　　　 :|}=＼ 　／ ＼|　　 {　 |　＼ﾆ=}{　　　　 　 |
　　 　 　 　 |＼ 　 　 ＼_}{==ﾆ∨ニﾆ=.|　　 　 /　／ﾆ=}|　　　　 　 |
　　　　　　 ∧　＼.　　＼}{==ﾆﾆニニﾆ|　 　 Ｙ ∨二ﾆ=}|　 　 　 　 |
　　　　　　 |　＼　　　　　}{ﾆﾆﾆ＿r==/　　　ﾉﾆ二二ﾆ..}| 　 　 ./　,′
　　　　　　 |　 　 丶.　 　 |}{ﾆ／／　 || 　 ／ﾆﾆ二ニ=./　　.:／
　　　　　　 |:　　　　 ＼　 }／　 l.　　 ||.／|=ﾆ二二ﾆ=/　 .／　　 /
　　　　　 __|: 　 　 　 ＿／　　　|.　　 ＼__|ﾆ二二ﾆ=/:.:／ 　 　 /
　　　　　〔￣￣ 　 　 ７　　　　　＼_____／ニ二ニﾆ/／／　　 , ′
.　　 　 　 〉　　-‐　　　　　　　　　　 　 |二二ニ=＜.／　　　 /
 

　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,
　　　　　　　 ′　　　 ー―一　　　　ー―一　′
　 　 　 　 　 |:　　　 ━━━━i:!::!:i::!:━━━　:|
　 　 　 　 　 |　　　 :　 　 ・ 　 .i:!::!:i::! 　　・　 　:|
　 　 　 　 　 |:　　　 `i:!￢冖:!´i:!::!:i::!:`!:i￢:!´　:}　　あ、あー……そうですお
　　　　　　　 　 　 　 u　 　 （＿__人__ ）　　　　′
　　　　　　　　＼ 　 　 u　　　（＿ ﾉ　　 　 ,／
　　　　　　　　 　 ＞ 　　 　＿＿＿_ 　　ｨく
　　　　　　　　　′　　　　　ー -一　　　　　ヽ
　　　　 　　 　/　　i　　 　 　 　 　 　 　 　 ｆ 　：
　　　　　 　　｛　　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 |:　 |
 

さてどうなりますかねぇ……
【1D10:8】
１：やっぱりメシアって糞だわ
２：全部伏せるムーブ
３：なんか炎の悪魔がでてきてましたお
４：カオスがのぞいている
５：異界の主……だと？（じゅるり
６：やっぱりメシアって糞だわ
７：全部伏せるムーブ
８：なんか炎の悪魔がでてきてましたお
９：カオスがのぞいている
１０：やる夫さん、人生の墓場送り（遠い目）
 

　悩みに悩んだ結果、やる夫がとった行動。それは……
 

――”玉虫色の回答”である
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 _..-''''ﾞﾞﾞ´　 　　　ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.　　　　　 ／　　　　　 U　　　　　　　＼
　　　　 , '　　 　 ＿＿＿ノ　 ヽ､ ＿＿ .ヽ　　　あー……やる夫は炎耐性あるんで探索しましたけど
　　 　./　　　　（　　〇 　.）　　（　〇　)　 '.,
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,　　スライムじゃなくて、なんか炎を使ってくる悪魔が
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l　
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l　　わんさかでてましたお
　　 .'.,　　　　　　 　｀.┬‐ ´　 ｀ ┬ ´ 　 　 .,'
.　　 　' ,　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　 ／　　　
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　 /.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　/ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 l
 

　　　 　 　 　 　 ／　: : :::::::::| |＼:::::|:::::::::::＼＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | |　 ヽ.ﾄ　 　 　 ＼ヽ
.　　　　　 　 / . ::::::::|::::|::::: i | |　 -┼-ヽ.::::::::::: |∧
.　　　　 　 　 . : /i /|::::|:::::_|ﾉﾉ 　 __|＿　|:::::::::: |. . .
.　 　 　 　 ,'::::::: | |:| |／￣　　　〃笊__Ｙ|:::::::::: |:::::: ｉ　　あー……完全に火事になったことで異界が変質したか
　　　　　　|:::::::: | |:|＿_　　　　　　乂_ソ |:::::::::: |_::::::|
　　　　 　 |:::::::: | 〃笊_i　　　　 　 　 　 |:::::::::: | |::: |　　　あるいは炎関係の悪魔に異界が乗っ取られるかしましたかねぇ
　 　 　 　 |::::::::::| {{ 乂.ｿ 　 、　　 　 　 ﾉ:::::::::: |ﾉ:::::|
　 　 　 　 |:::::::::::＼　　　　　　　　　 ／ ｉ:::::::::: |:::::: |　　　
　 　 　 　 |::::::::::::::∧ 　 　 　 , 、　　 　 |:::::::::: |:::::: |
　 　 　 　 |ｉ::::::::: /:圦　　 　 ．　　　　　|:::::::::: |:::: 八
　　　　　 八::::: : / //＞:　　　　　　　:个. . . .ﾉ.::/
　　 　 　 　 ＼::::::|ヽ. . . .//＞‐-＜::: : |/人:::／
　　　　　　　　 ＼|　)人／ 　 |___　　___|／＼
　　　　　 　 　 　 ヽ　　　／￣　∧∧ ＞‐　´￣￣￣二二二つ
　　　　　　 　 　 　 　 ／∧____/＿l／　　 　 　 　 ＼ ＼
　　　 　 　 　 ＿＿／//／: : :.l__/　　　　＿＿＿＼ ＼ ＼
　　　　　 　 /＼　 V//∧: :＿∧　 　 ＜: : : :.///＼＼/|. |
.　　　　 　 / 　 丶　∨//|/　 ｌ　 ＼/_l}: :＼_////.⊂l_ﾉ l_ﾉ　　 i
　　　　　　| 　 　 : 　 |/// . . :ｌ:.. 　　 7.: : : :.|////|　　 　 　 　 :|
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　_. . . :-―-: . . . .._
　　　　　　　　　　　　　　...:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:...
　　　　　　　　　　　　..:.:::::::::::. .　　＿　二二二二　＿. 丶
　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::: ／　.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:..
.　　　　　 　 　 .:.::::::::::::::::／／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:. ＼
.　　　　　　　 /:::::::::::: ／／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.　ヽ
　　　　　　　/::::::::::::　／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:. . : .
.　　　 　 　 .:::::::::::://:::::::::: : /::::::: : |::::::: |:: |::::::::::::::::::::ﾄ:::::::::::::::::.:. . : .
.　　　 　 　 |　　 //　　　　 |　 　 /l　　 |　|　　　　　 | l　 ｉ　　　 ｉ　　:
.　　　 　 　 | :::::::V::::::::::::::::: |::::::::/ :|::::::: |　|::::::::::::::::::::| |:::::|:: ｉ:::::: |:::: : i
.　　　　　　 | ::::: l|:::::::::::::::::: |: : /　 |::::::: |　|::::::::::::::::::::| |:::::|:: |: : ｉ:|::::::: |
　　 　 　 　 | :::::::|::::::::::::::::::::|: /＿_,|_＿_|_,.|:::: ｉ|:::::::l|::|_|＿|ヽ!:::::|:|::::::: |
　　　　　 　 | : ::::|::::::::::::::::::::|/　 　 l　　 |..ﾉ___｣L__.ル| l:　ﾉ　|::://::::::: |　　しかし、炎……炎ですかぁ……
　　　　　　　|::::::::|::::::::::::::::::::|:　　,.斗==ミ　 　 　 　 斗==ﾐ　 |//::::::: : |
.　　 　 　 　 | ::::::|::::::::::::::::::::|:,／ ,_)}:ﾊ}　　 　 　 　 ,_)}ﾊ}　Ｙ }/:::::::::::: |　　こうなると色々と事情がかわりますが……
.　　　　　 　 | :::: |:il:::::::::::::::::|《　 {こ.:)ﾉ　　　　　　　{こ)ﾉ　ﾉ/|:::::::::::::: |
　 　 　 　 　 |:::::::|:l|::::::::::::::: |　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ｉｉ|:::::::::. , .|
　　　　 　 　 | :::::|∧::::::::::::: | 　 　 　 　 　 　 　 , 　 　 　 .ii:i:i|:::: :　′!
　　　　　　　 | : ::|/∧::::::::::::|　　　　　　　　　　　　 　 　 八i:i|:: : /　 :|
.　 　 　 　 　 |::::::|//∧::::: : |｡　　　　　　 _　 　、　 　 ／| |i:i:|:: /　　 |
.　　　 　 　 　| ::::|∧/∧::::: | l＞｡　　　．　　　　　 ／ |i:i| |i:i:|:/　　　.:
　　　　 　 　 ﾉ. 八. ∨　ヽ:::| |二二＞:｡..　　　　／| l　|i:i| |ｉ:ｉ/　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 ／)|.＼ニ二二二≧:_ ´　 リ ﾉノ :|:/
　　　 　 　 　 　 　 _,.｡〈 　 　 　 ﾟ＜二二二:|ﾉ　ヽ.　　　　/
　　　　　　　　 -‐=ニ二　　　　　 　 ＞==＜　 　 |=-
　　 -‐=＝ﾆニニニニ二＼. 　 　 ／＿/⌒:} ＼　|ニニ=‐-
　/＼　‐==ニニニニニニﾆ＼/　￣￣ヽ. 　|￣￣ }ニニニニ=-
./.　　＼‐=ﾆニニニニﾆ=‐ ' : {.　　 　 フ/‐くヽ　 〈: :` ‐=ﾆﾆﾆ=‐} ｉ
ｉ　　　　 ＼‐=ﾆ=‐ ' : : : : : : : : :＼　　　/|　|. ＼＿}: : : : : : ` ‐=‐} |
|　　　　　　＼: : : : : : : : : : : : : : /ゝ-‐'　|　|　　　＼: : : : : : : : : / :|
　　　　　　　　　　【1D100:19】　（今までのうまみを５０とした場合のうまみ）
 

.　　　　　　　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'，
　　　　 　 　 ,′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ｨ≦´￣￣￣￣゛¨ﾞ'ﾟ : 、.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:ｲ　　　_．-‐-≠､,,.. -‐ ､　 ＼.:.:.:.:.i
　　　　　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:／　　ｨ''ﾞ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶、 ヽ.:.:.}
　　　　　　　|.:.:.:.:.:.:./　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　!.:!
　　　　　　　|.:.:.:.:.:.,' ／.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾy　　　あーーーもう！ただでさえ不人気だった
　　　　　　　!.:.:.:.:.:.i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
　　　　　　　i;!.:.:.:.:_i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:,ｲ.:ﾊ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.i.:.:.:.:.:.:.:.i　　　異界が余計不人気になるじゃないですか！
　　　　　　/;{.:.:.／i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|／ !,ｒヾ；.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.i.:.:.:.:.:.:.:.i
　　　　 　 ⌒}.:.i ! |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　/´i　|^!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾄi:i.:.:.:.:.:.:.:.:}
　　　　 ＿ _厶.:゛y!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|}/　 !　! {r ､:_:_:_:_.:j､!.:.:.:.:.:.:.:.:}
.　　　/　　　　从.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|゛　/ ./　!　i }　i　 i　|/〉.:.:.:.:.:!
　　 /　　　　　　　i!:/i.:.:.:.:.:.:.:.:.!　'　 ′/ /　i　}　}　i!'i .:.:.:.:.:.!
　　,'　　　　　　　 {/:::}.:.:.:.:.:.／　 　 　 ／　 " ´ ' ／::ｌ.:.:.:.:.:/ i
　　{　　　　　ヽ　　 {::::从／　　　　, '´　　　　 ／ :::::i{.:.:.:./　 !
　　ﾊ　　　　　 ＼　 i::::_〈　　　　ｲ {　　　 -ｧ"i :::::::/ |/!/　　 !
　　|::ヽ、　　　　　'、!:::|￣＼ 　　ﾄ､!　　.／ 　 { :::/　　　 　 /
　　|:::::::＼　　　　 　 ﾞ/　　　｀ー-'y'ﾟ一'　　　　'，　　　　　/
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 _..-''''ﾞﾞﾞ´　 　　　ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.　　　　　 ／　　　　　 U　　　　　　　＼
　　　　 , '　　 　 ＿＿＿ノ　 ヽ､ ＿＿ .ヽ
　　 　./　　　　（　　〇 　.）　　（　〇　)　 '.,
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l　　え？えーと……悪魔のレベルはスライムよりは
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l
　　 .'.,　　　　　　 　｀.┬‐ ´　 ｀ ┬ ´ 　 　 .,'　　　多分マシになってますお？
.　　 　' ,　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　 ／
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　それに敵は単一属性ならより稼げるようになって悪くないんじゃ
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　 /.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　/ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 l
 

　　　　　　　　　 　 | . ::|: / ::／{( '⌒ﾉ..Ｌ...ﾉ:ノ }ﾉ⌒ﾉ .ﾉ:::|:::::.:. . .|
　 　 　 　 　 　 　 /| . ::|/ (（　 x==ミ　　　　 　 x==ミ、　|:::::. . . |
　　　　　　 　 　 / :|. ..::|i::/　Ｙ |::::::::|.:::::::::::::::::::::.|::::::::| Ｙ..|:./: . . |　　
　　　　　　　　　　 :|ｉ. .::||.iﾍ i{　乂ン:::::::::::::::::::::::乂ン　}ｉ//: . .
.　　　　　　　 / 　 :||. .:八{∧　　 　 　 　 　 　 　 　 　 //: . . . ,′　耐性があれば稼げるっていいますけど炎に耐性持つレベルの人
.　　 　 　 　 ,′　 i|i ./. :人∧　　　　　　 '　　　　　　//: .／ /
　　 　 　 　 乂　 人/／ . ::::人　　　　　　　　　　　 //／: .　　　　　わざわざ下水道なんて潜らないでもっと美味しい狩場にいきますって
　 　 　 　 　 　 （　（:{!:ｉ . :::/:l 个: 　 　 ．￣ 　 　 .ｲ{!（: . ／
 

　　　　　　 ,,　───＿
　　　　／::::／／::´￣:::::::｀＼
　　　 /::::::/／::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　　 /::::::/::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::::::::::i
　　 |::::::/::::::::::/／/:/:::::|:::::||::::||
　　 |:::::|:::|:::i:::|｀ーﾚ |::::_ト,_||::」j　　だいたい炎攻撃してくる悪魔がいる異界は人気ないんですよ
. 　　|::（|::|:::|::| -─　　 ─ /:|
　　　|:::::::ﾍ::N |　 |　　 |　|j:::i　　　服も髪も燃えるし、密閉空間だと炎は回避しづらいし
.　　　|::::::::::ト＼＼rー, |ノ:::/
　　　 vNw::i　ヽー⊂⊃ヾ/　　　　そもそも熱くて装備が蒸れるし、やけどは治療がめんどくさいし痕ものこるし
　　　　　 /´＼　　{＼ー、
　　 ／::´: :＼　＼ )　ヽー＼
.　 / ⌒ ヽ￣<´⌒｀rf´￣ヽ ヽ
　 {　　　　}: : : >､　ﾉ-＼⌒/　ヽ
　 |　　　　 |: : :ヽ／」　　ー: :ヽ_ヽ_
　 ヽ　　 　 |: : : : : : : ＼/: : : ﾉ　 三}
　　 ヽ⊆二二｀-　_: : :／｀ー、　　r
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､､､､､､､､..,,_――-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'"　　　_,,..､､､..,,_　 ｀`丶、.: .:｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　_／''"ﾟ~~ﾟ"'''" .: .: .: .: .: :｀丶、　 ＼.: .: .: :＼
　　　　　　　　　　　　　 ／.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ＼ 　 ヽ: .: .: .: ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 '.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: : : ＼　 `､: .: .: .: :.
　　 　 　 　 　 　 　 /.: .: .: .: .: /.: .: .: .: .: .:.:|.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ヽ　　: .: .: .: :.
　　　　　　　　　　 /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:|.: .: .: .: .: .:. : .: .: .:: .:.:.　|.: .: .: .: :i
　　　　　　　　　　 .: .: .: .: .: .: |:/|.: .: .: .: .: .:|.: .: .: .: .: .: .:.:.| : : .: .: :. |.: .: .: .: :|　　　　まぁそれでも街からそう遠くなくて
　 　 　 　 　 　 　_|.: .: | .: |.: l |　|.: .: .: .: .: .:| : : ＼.: .: .: .: |.: .: .: .: .:||.: .: .: .:＼
　　　　　　　　／ :|.: .: | .: |.: Ｎ　|.: .: .: .: .: .:|＼:.＿＼ .: .: |.: .: .: .: .:||.: .: .: .:.:.| ＼　　普通に駆け出しでも倒せる程度のレベルの悪魔がでる
　　　　　　　/　　 |.: .: | .: |_.:|／八／＼.: .: ＼ ＼ 　 ＼:.:|.: .: .: .: .:|.: .: .: .: : |
　　　　 　 　 　 　 |.: .: |.: 八:|　　　　　　 ￣￣　　　　　　|.: .: .: .: .:|.: .: .: .: : |　　　　中立の異界は貴重なんですがねぇ
　　　　　　　 　 　 |.: .: |: {　　　　　　　　　　　￣ 　 　 　 |.: .: .: .: .:|.: .: .: .: : |　
　　　　　　　　　　 |.: .: .: {　　　￣　　　　　　 ======　　|.: .: .: .: .:|.: .: .: .: : |　　　　うう……これからますます管理がめんどくさくなる
　　　　　　　　　　｜.: : 八　 ==== 　 　 　 　 　 }　　{　　|.: .: .: .: .:|.: .: .: .::|::|
.　　　　　　　 　 　 |.: .: .: :::..　}　　}　､　　　　　　{　　{　　|.: .: .: .: 八::::::::::::|::|　　　　　こんな場所で稼げるのはよっぽど特殊な人だけですよ
　　　 　 　 　 　 　 |.: :|.: .: : ﾊ}　　}.　 　　　　　　! 　 ! 　 从.: .: :/ :::::::::::::: |＼
　　　　　　 　 　 　 |.: :| .: .: .:.:{　　;　 　 　　 　 　､　　 .　 /.:. : /{ :::::::::::::::::|
　　　　　　　　　 　 |.: :|.: { .: 八　 {　　　_ 　 　 フ ＼　 ∨.: .:./.八 ::::::::::::: |
　　　　　　　　　　　|.:八∧ :::::个　､　　　　ー　　　　)／}.: .:/　　 )――'⌒
　　　　　　　　 　 　:/ 　 　 :::::::|:::::|. . . .. 　　　　　 イ　　.:.:/　￣/　　＼
　　　　　　　　　　　　　 　 |:::::∧:::|: ∨　＞-＜ﾉ⌒〈 ／.:/　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 | :/　 V　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　_＼
　　　　　　　　　　　　　 　 |/　　　　　 　 　 　 　 /　　　_　　-=ﾆﾆニニニニニ-　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /_　-ニニニニニニニニニニニニ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _　-ニニニニニニニニニニニニニニニニ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　⌒＼ニニニニニニニニニニニニニニニ-_
 

　　　　　　　　　　　　　_. -―――- ､.__
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 ＿__　　　 ＼　　　　　　
　　　　　　　　／　　　 　 ,-‐ ﾞ´￣　　　　　　　 ＼　　　　　
　　　 　 　 .／,＿_　　　 　　,-―- ､　　　　　　　　＼
　　　　　　「　 　　　　　　　{r'ﾞ￣:::ﾊ i　　　　　　　　 .ヽ.
　　　　　　}　 /´ヾ. 　　　　ii:::::::::::::::i i　　　　　 　 　 　 ＼　　　はー……そりゃ大変ですお
　　　　　/　 .iｿ::::ii　 　　　 ii:::::::::::::ﾉﾉ　　　　　　　　 　 　 ﾍ.
　　　　 / 　　i;::::::ii　　　　　ヾ-‐ﾞ´´ ﾍ　　　　　　　　　　　　ﾍ.　（やけども燃えるのも……それ異界にはじまったことじゃ……）
　　　　{　　　 ヽノ'　　 　 　 　 　 　 　 i. 　 　 　 　 　 　 　 　 i.
　　　　i　　　 i.　　　 i　　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　　　　}
　　 　 {　　　 {.　　　ﾉ＼_　　　　　　　 ﾉ　　　　　　　　　　　 ﾉ
　　　　ﾍ.　 　 ﾞｰ-'´--- ｀ゝ-――＜´　　　　　　　　　　　ノ
　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _. -‐ ´
　 　 　 　 　 　 ﾞ＞ ､_　＿　　　　＿＿＿. _／￣　￣ ヽ、
　　　　　　　　　　i ／　　　￣￣　 　 　 .／　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　/ /　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　/ ./
　　　　　　　/　.i
　　　　　　　i　/　　　　　　　　　　　　　　　　ヾi.
　　　　　　　i /　　　　　　　　　　　　　　　　　　i.
　　　　　　　i/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i.
　　　　　　 ./　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧
　　　　　　現役消防士（炎に対する特別な訓練を積んでいる）
　　　　　　炎無効化（火災現場で覚醒したデビルシフター故）
 

　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　 ,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　./　 　 Ｕ 　 　 　 　 , -‐ 、 　 　 ',　　（他の人には悪いけどやる夫には最高の条件だお
　　　l　　＿＿＿ノ　 　'´ 　 　 ＼　　 .l
　 　 l　 ( 乂ｿ 　ﾉ　 　　ヾ＝=ﾂ　　 　 l　　　ただでさえブーストがかかる上に、やる夫に炎は効かない
　　　.',　　　　,　　　　　 ヽ 　lilil　u 　 /
　　 　 ＼　　 l　 　人＿,/l 　　　　 ／｀ヽ　　安全に効率よく今まで以上に経験値も金も邪魔されず稼げる）
　　　/ 　｀ー､｀ｰ´ 二二ノ 　　　‐'　　　　',.
　　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
 

　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　 　 ,.　 ´　　　　　　 ｀　　.、
　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　 　 　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ‘,　　（おまけにうまみが減るならわざわざ他所の組織が
　　　　　　′　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘,
　 　 　 　 l　 　＼ 　 　 　 　 　 　 　　　　　l　　仲介所や対立相手に喧嘩を売ってまで手に入れようとはしない
　 　 　 　 |　　（ﾘt＼,_　　　!､,＿＿､　　　　l
.　　　　 　 ､　U '‐ｰ´　　　 　リッ ノ　　　　,　　　ほんと、うまいことひきこもれそうだお）
　　　　　／ ＼ 　 l　 　人　 　l　　 　 　 ／
.　　 　 /　　 　｀ -｀ー´＿｀ｰ´ 　　, ー´＼
　　　　l　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
 

　とまぁ、幸いというかなんというか……やる夫にとって実に好都合なように異界が変質し、この度の事件を切り抜けることができた。
 

　そう、実に幸運、幸運であった……残る問題は唯一だ
 

　 　 　 　 　 　 _,,..-―――‐-..,,_
　　　　 　 ,,-''´　 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ
.　　　　／　　　　　u　　　　　 　 　 u ヽ、
.　　　/| | | | |　-..,,_　　 　 　 u　　 ＿_　 '.,
　　 /| | | | | | 　 　 ｀ﾞ''‐' ′　ヽ-'"　 　 　 ',　　（問題は……異界の主がやる夫の嫁（自称）なことだお
　　,'| | | | |.|≡=-.,,_　 .三三三　_,,..-=≡　 ',
　　l.| | | | | |　　 ． ｀ﾞ　.三三 "´　 ．　　 　 l　　　いやまぁ、そこは……うまいことだまくらかしてやりすごせばいいかお？）
　　|.| | | | | |＝==＝≡ 三三 ≡＝==＝　　|
. 　 ',　 u　| |　　 　 /　　　　 　　ヽ　　　 　 .l
.　　ヽ　　　　 　 　 { 　 　 ,.、　　　}　　　　 ,'
　　　 ＼　　　　　　ゝ-ィ´　｀"j-.'′ u 　 ,.'
　　　 　 ｀'',-..,, 　 　 　 |.r-‐''" 　 　 ,,..-''
　　　　　 /　　｀ﾞ"''―‐.U――― ''"´ヽ
　　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
 

【1D10:1】
１：とりあえず普段の生活しつつ、炎でブースト（通婚ですね！）
２：週１日は異界に泊まることになったお
３：週２日は異界に泊まるお
４：たまに抜け出して会いに来るぞ
５：おかえりなさいませ旦那様♡
６：とりあえず普段の生活しつつ、炎でブースト（通婚ですね！）
７：週１日は異界に泊まることになったお
８：週２日は異界に泊まるお
９：たまに抜け出して会いに来るぞ
１０：お前は悪魔の執着をなめた
 

　そう、残っている問題……それはやる夫の（自称）嫁である
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 __,　　 -――　　　_}＼
　　　　　　　　　　　　　　}ヽ　　　　´　　　　　　　　　　 ∧　＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　 '／　--　　　　　　　　　　　 .∧
　　　　　　　　　　　 　 / /　i´　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　､　　　　｀''＜
　　　　　　 　 　 　 　 / / 　.|　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 ＼　 -―― Y
　　　　　　　　　　　 / /　　　　　　　　　　 　 　 ',　　　　　　　／　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　 　 /　　 　 i　　　　　　　 ',　　　　　＜　　　　　　 /
　　　　　　　　　／＿　 .／＿　 　 |　　　　　　　　',　　　　　　≧=---r'∠＿＿
　　　　　　　　〃　 　 ｀￣ ／　　　|　　　　　　　　 ',　 　 　 　 ',　　　　V　　／
　　　　　　　　{　　　　　／　　　　 ﾊ　　　i　　 　 　 ',　　　　　 i　　　　 ﾏ≦
　　　　　　　　乂＿　イ　 　 　 　 ′　 　 |　　　i　 斗 七''￣「 |　　　 　 i |
　　　　　　　　　／ |　i 　 　.」＿_ i　 i　　 }　 　 |　 | |　　　　ﾊ |　　　 　 | .i
　　　　　　　 ＜..＿|　|　　　 |　　 |￣「　.ﾊ　 　 |　 | ! .ﾊ　 /　 |　　 　.i　|　i
　　　　　　　 ／　　|　|　　　 |　　 |　 |　/　'　　 l　/ j/　j.ィﾁ￣,　　　/| /　 i　　　んー……本当は旦那様にここで住み込みで
　　　 　 　 く 　 {⌒|　|　　　　 ＿_|＿j/　　 ',　/}/ 　,ｨ´:ij:::}　　|　　 / j/　　.i
　　　　　　　　／ ./|　　　　　　＼　{:::ij:㍉　 }/　　　　乂::ノ 　 /　／ / |　　 i　　　働いていただきたいのですが……浮世の柵も
　　　　　　　　　 //|　ﾊ　　　　 | |　乂::ノ　　 　 ,　　　　　　　/.イ 　 　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 // .|　 ∧　､ 　 ﾄ.{ﾊ.　　　　＿　　 ＿　　＿ /　.|　　　/　 　 |　　　あるでしょうし、まだまだお掃除が完全に
　　　　　　　　/ｲ　,　　　 ＼ト.._{ .| ∧--vfニﾆﾆYニニYニニト-- ＜/＿ 　 .|
　　　　　　　./ 　 /　　　　i　　　.-=〈ニニニニニ|ニﾆﾆ}ニニニニﾆ/ニニ.＼|　　　終わっていませんからねぇ
　　　　　　 /　　/　　/　　}_.-=fニニ∨ニニニニ|ニニi|ニニニニ/ニニニニi
　　　　　 ./　　/ 　 /　　 /ニニヽニﾆ∨ニニニニニニ|ニニニ_/ニニニニﾆj
　　　　　/　　/　／　r≦ﾆヽニﾆﾆ､ﾆﾆ.∨ニニニ|ニニニﾆニﾆ/ニニニニ／|
　　　　./　　/イ　.′.|ニニﾆ.＼ニニ､ニ∨ニニﾆ|ニニニニﾆ/ニニニ_.／＼|
　　　 /　 ／　　/　　 >､ニニニ＼ニﾆ､ﾆ∨ニﾆﾆ!ニニニニ/ニニニ／　 ／ ヽ
　　 〃　　　　 /　　 /_　｀''＜ニニ＼ニニニニﾆﾆ!ニニニ./ニﾆﾆ／　　,　／ V
　 .//　　　　 ,　　 　 V　｀ヽ　｀''＜ニニニﾆ∨ニﾆ|ニニﾆ/ニﾆ／　　　/ / 　　',
　　 　 　 　 ,　　　　　i　　　 ヽ 　　 ''＜ニニニニﾆ|ニニ/ニ／　　　　/ /　　　_i__
　i { 　 　 　 　 /　 　 |　　　　 ∨　　　　''＜ニ＞ ´￣￣￣_ノ　　　　/ /　　.ｨf笊/
　| |　 　 /　　/　　＿|＿　　　 .∨　 V　 ／ {´　 ー== ニ､: : ',　　　 {/　.ｲ笊ｲ　′
　| |　　./　　/　　 ﾏ笊笊≧x　 ハ　　}／ {　 |　　__　---ィ: : :}　 　 /{ｨ笊イ　　 {
　:,　　./ 　 　 　 　 ∨　 　 ミ笊} _...ィ　　 .{　 |　　＿＿): : : : : } /､/ /イ　　　　ハ
　 ', ∨　　　 　 / 　 ∨　　　　 {ff_/　　　 {　 |＿　　ィ ＜￣￣/　　＼　 　 　 / 　〉
　　∨　　　 .／, 　 　 i　　　　 .／/　　 　 {　 |__..イ|| ﾊ∨＿__.,　　　　}
　 ./　　　／　/　　 　.}　 　 ／　/　 　 　 .{　 |￣￣「　ﾊ∨　 i　　　　,　　　　　　 {
　　　　／　　/ 　 /　/　　　　　.′　　 ／, 　 ,　　 ﾘ 　 ﾊ∨　|　　　./　　　　　　 ﾊ
　　 　 　 　 /　　/ ./　　/　 　 　 　 ／　 { 　{　　〃　　　}:}　 !　　 ｲ　　　　　　　　',
　　　/　　 /　　/ .〈　　/　　　　　. :　　　 }　 }__.//＿＿_.j:j＿| 0　　',　/　　　　　　 ',
　　 /　　./　　ｲ　　}　 ′　　　 . : :　　　 ,　 ,　(__)　　　 (__)　 ',　　　∨ /　./
　　i　　 /　／/ 　 /　　　　　　　　　　　/　/　笊　　　 /笊　　',　　　 ∨　/　　　　　　＼
 

　ト _____} / . . . . . . . . . . . . |. . . . ..| . . . . .＼:::::::::::::::_}／:: |
　ヽ::::::::::/. ..|.　.　.|... . . . . ...|. . . . ..|. . . . . . . |⌒∨:::::::::::::∧
　　 ＼:/ . . |.　.　.|. . |. . . . .| . . . .｜. . . .|. . .|. . . |::::::::::::/￣￣￣./
　.＿ノ|　 /. ! . . . |. . |. . . . .| . |、. .|. . . . |. . .|. . . |:::::::: /　 　 　 ./
　　＼:|. . | . |.　.　|. . |. . . . .| . | | . |＼. . |. . .|. . . |⌒ヽ__／ヽ___/
　　　〈|. . | . |.　.　|. . |. . . ../. //. /ｨ斥≧-..｜. . .|!　| }!,|!. .|∨
　　 　.|. . |. ..!. . . .| . .|＼. . . / | / ゞﾟ¨´　|. /|. . . ハﾉ/. }!. .|!.∨　　　まぁ旦那さまとの縁はしっかりと結ばれておりますし
　　　 .|. . |. ..|. . . .|. .∧　|. ./　|/ 　 　 　 |//./. / . |/.. |.j. ..j . ∨
　　　/┤.、八. . . |／⌒ |ノ　　　　 　 　 / |/.. /. . .|. . .| . . .!. . ∨　　旦那様は今まで通りの暮らしをなさってください
、___/ . | . ./ . ＼. |　,ｨ衍ｿ　　 　 　 　 　 　 |/.|.... ..| .../. . . |. . . ∨
　　　　.| ./＼ . ノ |　ゞﾞ´　 }　　　　　,ィ!　　 　 | .. ..|. /. . . /. . . . ∨　急に大きく変えては色々と面倒ですからね
　　　　.|/　　|＼. .＼　　　 ｀＿＿／:::/　　 　 .| .. ..|/_____/. . |. . . .∨
　　 　 　 　 ∧. .｀⌒ ヽ　／:::::::::::::＼´　　　　/| .. ..|///∧___.!. . . . ∨
　　　　　　　 ∧ . . . . . .,;ﾟ:::::::::::::::::::::7　　　／.｜. . /jI斗f´　 ∨. . |. ∨
　　　　　　 　 .∧ . . . ...,;ﾟ::::::::::::::::::::7__　／　イi!. ..//　　 　 　 | . . | . .∨
　　　 　 　 　 　 |. . . . .,;ﾟ::::::::::::::::::::7　 ＼_// ﾌ. .//　　　　　　| . . |. . . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . . .;ﾟ:::::::::::::::::: 7. . . /:::／/. .//　　jI斗f二_| . . |. . . . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . ..,;ﾟ::::::::::::::::: 7 . . /:::/ ./. .//jIf´＿_／ :::: | . . |ヽ. . . .∨
　　　 　 　 　 　 |. . . .,;ﾟ ::::::::::::::: 7斗7:: / ./. .／::::::::::::::::::::::::::::‘,. . ‘,:::∨. . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . .,;ﾟ :::::::::::::::7　　{／ /.／/:::::::::::::::::::::::::::::::::‘, . .‘,:::∨. . ∨
　　 　 　 　 　 ./|. . . ,;ﾟ::::::::::::::::7　.／　./´__/:::::::::::::: ／￣￣￣.‘,. . ‘,:::∨. . ∨
　　　 　 　 　 / .|. . ..,;ﾟ:::::::::::::::7／　　./:::::::::}ヾ}:::: ／　　 　 　 　 ‘,. . .|::::∨. . ∨
　　 　 　 　 ./　 |. . ..;ﾟ::::::::::::::7---＜/-==彡<::／　　　＿＿＿＿‘,. ..|ヽ:::!. . . .∨
　　　　　 　 |　　|. . .;ﾟ:::::::::::::7 {_ﾉ／/:::::::::::::::／　　　／:::::::::::::::::::::: ‘,. |=- }. . . . .∨
 

　　　 　 __　　　　　＿＿
.　　　 /iiiiii）　　　(iiiiiiiiiiiiiiiヽ.　　　　　 　 ∧　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　 ∧
　　__/iiiiii/___/）　　￣)iiiiii/　　　　　 　 ///,　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'//,
　(iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii）__／iii∠　　　　　 　 ////,＞　´　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ ＜i///ﾊ
　 ７iiiii/￣//￣(iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii).　　　 　 ///／　　　　　　 /　　　　　　',　　 　 　 　 　 |///∧
　/iiiii/＿//_　　 ￣}iii',￣　　　　 　 //'　　　 　 /　　　′　　　　　　',　　 ∨　　 　 |/////,
　乂iiiiiiiiiiiiiiiii） r-､ .jiiiii}　　　　　　　{/　　　 　 /　 　./　　　　　　　　 ,　　　∨　　　|/////ﾊ
　　　￣/ｲ　　 ＼iiiiiiiiiﾉ 　 _　　　　/　　./　　/ 　 　 '　　　 　 　 　 　 i　　 　 ',　　　∨////∧　　　ええ！ええ！まずは通婚！
　　　　 ＿　　　 　 　 　 　 ﾏﾆ=- /　　 '　　 '　　 　 {　 i　　　　　　 　 !　 　 __}＿＿__V --=ミ､　
　　　　(iiiiiiヽ＿　 　 　 　 　 V///　 　 {　　 |　　　 .ﾊ　|　　　　　} 　 /　　　＼////////////,ヽ　　そこから同棲！
　　　_ ノiiiiiiiiiiiiiiiii）　　　 　 　 ＼{　　　 ',　　 ﾄ.　 _斗 ',七',　　　./ ｀ ｲｰ-　　　 ＼///////////,}＿
　 Ｙiiiiiiiiiiiiiiiiiir ''´.　　 　 　 　 ＜iﾊ　　　', ー七ヽﾄ､{　ヽ{　', 　 /|　/ }　／}｀/ー　|≧=---r--彡/／　徐々にステップアップしてゆくゆくは
　　 ー　　ﾍiii',　-､.　　　　 　 ／|　',　　 .ﾄ,,ｨ≦弐笊竺ミｘ､ヽ/　}/,ｨ≦弐笊竺ミｘ!　 　 　 |///／
　　rfiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiイ.　 　 　 　 ＼　.∧　　|《　 {{(⌒'⌒)}}　　 　 　 　 {{(⌒'⌒)}}　 》　　 　 /=≦ヽ　　　イザナギ・イザナミる！
　　ゝ-―　 ﾍiiiiiＹ　　 　 　 　 　 Ｙ |　＼ {　　 -_＼／ ﾘ　　　　　　　-_＼／ ﾘ /　　　　/＼　／
　　　r―― 'iiiiiノ.　　 　 　 　 　 ﾊ i!　|　ヾ　 　　ー―　　　　　　 　 　 ー―　/　 ／　/ }ヽ. Ｙ|　　　　こういう焦らされるのも私、大好きです！
　　　乂iiii-=ニ､.　　　　 　 　 　 ~ .i! ｜V　 (////）　　　　　　 　 　 　 （////) イ　}／ ﾑ i.} ﾊ|
　　　　　'''ー―’　　　　　 　 　 　 i!　.|　{ 　　　　　　　　, ー―　 ヽ　　　　　　 /　　　/　ﾉ八~|
.　　 ´￣｀ヽ／￣｀ヽ.　 　 　 　 　 i!　 | 八 　 　 　 　 　 {/: : : : : : : }　　　　　 /　　　/ -イ　　i!
　　{　　　　 　 　 　 }　　　　 　 　 i!　 }　　.ゝ　　　　　　 ゝ :_:_:_:_:_ノ　　　　　/　　　/　　　　　i!
　　 ＼　　 　　　 ／　　　　 　 　 i!　 .|　 i　/ 　 ≧=-　　 ＿　 　 ＿＿　-=≦　/ /　 　 　 　 i!
　　　　＼　　　／.　　 　 　 　 　 i!　　}／}/ 　 　 　 　 ＞ ／||　 〃:.｀:.＜../　／}/　　　　　　　!
　　　　　 ＼／.　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　／/ /i＞＜彡／/　//イ{　　　　　 　 　 　 !
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　/　　　/ V　':.:.| }Kく「ﾚ:.:/　/　 ,　∨　　 ',　　　　　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　{　 　 　 　 /　 　 /　/　i:.:.:.| |全_L!:/　/　 /　　∨　　',　　　　　　!
 

　まぁうん、何をしてもご褒美に変換される嫁なのでもうこれどうしようもないのであるが……おかげでやる夫は異界の主に
 

組み込まれながらも人間としての暮らしを維持することができていた……将来的にお七が異界でやる夫と二人の世界を
 

作るつもり満々なことはおいておいて。
 

　　　　 　 　 　 _　-―――─-　_　　
　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　 　＼
.　　　 　 ／　　　　　u　　　　　　　　u ヽ　　　　（下水道でずっと生活とか流石に病むし
.　　　　/ | |l| |　￣＼ 　 　 　 u　　＿_　‘，
..　　　/|| | |l| |　　 　 `ｰ'′　ヽ-'"´　 　　‘，　　　あいつもうかつにこちらがわにでてこれない……
.　　 /| || | |l|≡＝=‐-､三三三-‐=＝≡　 ‘，
　　│| || | |l|　　　 ． 　 三三 　 ．　　 　 　 |　　　うん……いい感じだお、うん……逃げたら殺されそうだけど）
　　│| || | |l|＝==＝≡三ﾆ三≡＝==＝　　|
. 　 ‘，　 ｕ|l|　　　　/　　　|　　 ＼　　　　　/
　　　ヽ　　　　　　　ヽ＿_,人＿__ノ　　　　 /
.　　 　 ＼　　　　 　 　 |　　　 |　　 ｕ　 ／
.　　　　　 ＞　_　 　 　 | r‐一'　　　 ／
.　　　　 /　　 　 　 ―‐Ｕ―――　´＼
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
.　 　 /
 

　ともかく、やる夫は現状を維持。ひたすら維持して旨味がやる夫にとってました地下の異界に引きこもることとなる
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 _..-''''ﾞﾞﾞ´　 　　　ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.　　　　　 ／　　　　　 U　　　　　　　＼
　　　　 , '　　 　 ＿＿＿ノ　 ヽ､ ＿＿ .ヽ
　　 　./　　　　（　　〇 　.）　　（　〇　)　 '.,
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,　　（とりあえず、レベルを上げて損はないし
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l　　　しばらくは本気で異界で魔物退治かお
　　 .'.,　　　　　　 　｀.┬‐ ´　 ｀ ┬ ´ 　 　 .,'
.　　 　' ,　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　 ／　　　……レベルしている間に自体が好転すればいいんだけど）
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　 /.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　/ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 l
　引きこもった結果
【1D10:6】
１：まぁ急速に強くはならないよね
２：堅実にレベルアップしてぴよちゃんたちの見る目がかわっていくぞ
３：異界で家賃徴収するやん？あがりがいくのは奥さんやで？
４：良妻サポートで一気に強くなっていくぞ
５：お、潰しても良さそうな異界だし潰して経験値にしたろ♡
６：まぁ急速に強くはならないよね
７：堅実にレベルアップしてぴよちゃんたちの見る目がかわっていくぞ
８：異界で家賃徴収するやん？あがりがいくのは奥さんやで？
９：良妻サポートで一気に強くなっていくぞ
１０：おおっとぉ！？
 

　さて、本腰を入れて悪魔退治に……最初はそう思ったやる夫だがここでいくつかの問題が噴出した
 

　ト _____} / . . . . . . . . . . . . |. . . . ..| . . . . .＼:::::::::::::::_}／:: |
　ヽ::::::::::/. ..|.　.　.|... . . . . ...|. . . . ..|. . . . . . . |⌒∨:::::::::::::∧
　　 ＼:/ . . |.　.　.|. . |. . . . .| . . . .｜. . . .|. . .|. . . |::::::::::::/￣￣￣./
　.＿ノ|　 /. ! . . . |. . |. . . . .| . |、. .|. . . . |. . .|. . . |:::::::: /　 　 　 ./
　　＼:|. . | . |.　.　|. . |. . . . .| . | | . |＼. . |. . .|. . . |⌒ヽ__／ヽ___/　　　ああ、旦那様。まだまだここは変質したばかりで
　　　〈|. . | . |.　.　|. . |. . . ../. //. /ｨ斥≧-..｜. . .|!　| }!,|!. .|∨
　　 　.|. . |. ..!. . . .| . .|＼. . . / | / ゞﾟ¨´　|. /|. . . ハﾉ/. }!. .|!.∨　　　　住人がさほど集まってませんから強制徴収はほどほどで
　　　 .|. . |. ..|. . . .|. .∧　|. ./　|/ 　 　 　 |//./. / . |/.. |.j. ..j . ∨
　　　/┤.、八. . . |／⌒ |ノ　　　　 　 　 / |/.. /. . .|. . .| . . .!. . ∨
、___/ . | . ./ . ＼. |　,ｨ衍ｿ　　 　 　 　 　 　 |/.|.... ..| .../. . . |. . . ∨
　　　　.| ./＼ . ノ |　ゞﾞ´　 }　　　　　,ィ!　　 　 | .. ..|. /. . . /. . . . ∨
　　　　.|/　　|＼. .＼　　　 ｀＿＿／:::/　　 　 .| .. ..|/_____/. . |. . . .∨
　　 　 　 　 ∧. .｀⌒ ヽ　／:::::::::::::＼´　　　　/| .. ..|///∧___.!. . . . ∨
　　　　　　　 ∧ . . . . . .,;ﾟ:::::::::::::::::::::7　　　／.｜. . /jI斗f´　 ∨. . |. ∨
　　　　　　 　 .∧ . . . ...,;ﾟ::::::::::::::::::::7__　／　イi!. ..//　　 　 　 | . . | . .∨
　　　 　 　 　 　 |. . . . .,;ﾟ::::::::::::::::::::7　 ＼_// ﾌ. .//　　　　　　| . . |. . . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . . .;ﾟ:::::::::::::::::: 7. . . /:::／/. .//　　jI斗f二_| . . |. . . . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . ..,;ﾟ::::::::::::::::: 7 . . /:::/ ./. .//jIf´＿_／ :::: | . . |ヽ. . . .∨
　　　 　 　 　 　 |. . . .,;ﾟ ::::::::::::::: 7斗7:: / ./. .／::::::::::::::::::::::::::::‘,. . ‘,:::∨. . ∨
　　　 　 　 　 　 |. . . .,;ﾟ :::::::::::::::7　　{／ /.／/:::::::::::::::::::::::::::::::::‘, . .‘,:::∨. . ∨
　　 　 　 　 　 ./|. . . ,;ﾟ::::::::::::::::7　.／　./´__/:::::::::::::: ／￣￣￣.‘,. . ‘,:::∨. . ∨
　　　 　 　 　 / .|. . ..,;ﾟ:::::::::::::::7／　　./:::::::::}ヾ}:::: ／　　 　 　 　 ‘,. . .|::::∨. . ∨
　　 　 　 　 ./　 |. . ..;ﾟ::::::::::::::7---＜/-==彡<::／　　　＿＿＿＿‘,. ..|ヽ:::!. . . .∨
　　　　　 　 |　　|. . .;ﾟ:::::::::::::7 {_ﾉ／/:::::::::::::::／　　　／:::::::::::::::::::::: ‘,. |=- }. . . . .∨
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 _..-''''ﾞﾞﾞ´　 　　　ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.　　　　　 ／　　　　　 U　　　　　　　＼
　　　　 , '　　 　 ＿＿＿　　　　 ＿＿ .ヽ
.　　　 /　　　　（　　● 　.）　　（　●　)　 '.,
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l　　ああ、うん……ここで一変に退治しすぎると
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l　
　　 .'.,　　　　　　 　｀ ｰ一 ´　｀ ｰ‐ ´ 　 　 .,'　　移住者（悪魔）が今後わきにくくなるのかお
.　　　 ' ,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　 /.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　/ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 l
./　 　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 |
|　　　　　　|　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 　|
 

　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ 　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　| ﾊＹ　＞''て　　　　|＼｀''＜　 ＞''7
　　　　　　　　　　　　　　　|/ |>'´: : : ≧: : : : : |　 ＼: : ,ｲ 　/
　　　　　　　　　　　　　 r'~　/: : : / : : : : : : : : :'， 　 ＼.　 /
　　　　　　　　　　　　　 | ,ィ^: : : ,' : : : : : : : : : : ﾍ　　　 ヽ |∨__
　　　　　 　 　 　 　 ヽ￣,' : : : : ,' : : : : : : : : : : : : :｀ヽ 　/´　／
　　　　　　　　　　　　　>l : : : : :ｌ : : : : : :＿__: : : : : : : |/　／===ﾐ
　　　　　　　　　 　 　 ﾍ |: : ＞'"￣ : : : : : : : ｀''＜ : : | ／　　　//
　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : : : : : ', : : : : : : : : : : : : : :/:.ﾄ<⌒ヽ_/
　　　　　　　　　　　　　 ハ､ ﾄ､ヽ､ : : : :,ｲ:/ｨ:／|ｲ:ｲ/: :|.i ｢| :｢|l
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,: : |ヘ',.ﾐ==ﾍ／/' ｨ==‐'' | : : : | /|」 :|」l　　　んんっ！いえまぁそれはともかく、急に
　　　　　 　 　 　 　 　 7: : |: : :ﾊ.　 　 ,　 　 　 　 |: : : :l: : : : : : :l
　　　　　　 　 　 　 　 7 : : |: : :|∧　　 　 　 　 　 ｌ : : :ﾊ: : : : : : :',　　　旦那様の羽振りが良くなったら悪銭を疑われるのが
　　　　 　 　 　 　 　 /: : : :|: : :|//ﾐh､　 ＾＾　　 , l : : ﾊ ∧: : : : : ∨ /
　　　　　　　　　　　/: : : : :|i : :|//⌒⌒ヽ､ .＜. l: : :/　／乂 : : : : ∨ /　世の常……ここが稼げると思われると
　　　　 　 　 　 　 /: : : : : :|l : :|7 /ﾆﾆﾆ7/　　 从:/／　　 ／｀''＜:.∨ /
　　　 　 　 　 　 ,ｲ: : : : : : 从八 /ﾆﾆﾆ7∧ﾍ／},ｲ´　　 ／　　　　__､:＼　騒がしくなってしまってゆっくりできなくなりますわ
　　　　　 　 , イ: : : : : : : : : :/ 7/ﾆﾆﾆ7/　／／　 　 ／ 　　　 ／　ヽ!: :＼
.　　　　＞''´: : : : : : : : : : : /| 7/ﾆﾆｱ,ｲ／／　 　 ／　　|　/／　　　 l : : : :` ､
　 ＞''´ : : : : : :／ : : : : : : |. 7/ﾆﾆｱｲ. ／ 　　 ／　 　 i |.／　　　　　|! : : : : : :ヽ
 

　　　　　　, -──- 、
　 　 　 ／‐- _ﾉ /__ -ヽ　　（ああ……たしかに、いくらやる夫が耐性あって
..　　　/　-ｬｯ-　 -ｬｯ-　，
　　　 {　　　 (__,､__)　　　}　　向いているからといってあまり急速にレベルあげると
　　　　ゝ u　　　　　　　ノ
　　　　　/　　　　　　ﾊ　　　　稼げる場所、耐火装備揃えて通う価値があるって思われるかお）
　　　　 /　　　　　　　ﾊ
.　　　 /　　 　 　 　 　 ﾊ
.　　　 ｌ　　　　　　　　　 l
.　　　 ｌ　　　　　　　　　 l
.　　　 ｌ　　　　　　　　　 l
.　　　 ｌ＿＿＿＿＿＿_」
 

　そう、様々な要因で目立たないでいられているやる夫と新異界だが、目立たない状態を維持するために
 

やる夫もまた効率ややりこみを自粛する必要がでたのだ。ようするに現状維持の継続によるリスク回避。やる夫お得意の
 

方針である
 

　 　 　 　 　 　 　 　 　 '"￣｀´￣｀　 ,
　　　　　　　　　　 ／　 　 　 　 　 　 　 ヽ,
　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　 　 　 ｜
　　　　 　 　 　 l. 　ヽ 　 　 .ノ　　　　　　　 ｜
　　　　　 　 　 ,YfてY　　 　／.　　　　 　 　 |　　なら異界にくる頻度も変えないでほどほどにするお
　　　　　　 ／　l弋ﾇ　　　　￣｀　　 　 　 　/
　　　 　 ／ 　 ⊂⊃ （__人__）　⊂⊃　　　/　　　そこまで美味しくないって感じの異界って思わせておけば
　 　 　 {　　 　 八　　ヽ ＿jﾌ)　　　 　 .／
　　　　　＼　　 　 ＞　 ＿＿,　　 　 ／∨　　　　人もあんまりこないだろうし、本格的に家賃取り立ては
　　　　　　 ＼　　 ./　　 　 　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　＼ /　　　　　　 ∧　　　 　',　　　　いい感じに美味しくなってからで
　　　　　　　　　/　・ 　 　 ・　　 .| 　 　 　 |
　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 l　　　　　|
　　　　　　 　 l　　　　　　　　　　|　 　 　　|
　　　　　　　　l　　　　　　　　 　 |　　　 　 |
.　 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 |　　　 　 |
　　　　　　　 |　　x 　 　 　 　 　 |　　　 　 |
　　　　　　　 |　　　　　　　 　 　 |　　　 　 |
　　　　　　　 | 　 　 　 　 　 　 　 ＼＿_／
 

　　まぁ実際、やる夫が大慌てで強くなる必要はあまりないのだ。命を明確に狙われているわけでもなければ厄介な組織の
 

対立に巻き込まれているわけでもない。ちょっと愛がおもすぎる悪魔に執着されているが、その悪魔はなんでもご褒美です状態
 

なのでなんとかしないといけないわけでもない……故に、リスクを避けるのが最優先。至極当然だ
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 _..-''''ﾞﾞﾞ´　 　　　ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.　　　　　 ／　　　　　 U　　　　　　　＼
　　　　 , '　　 　 ＿＿＿　　　　 ＿＿ .ヽ
.　　　 /　　　　（　　● 　.）　　（　●　)　 '.,
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,　　　まぁそういうわけなんで、お七と一緒にいると目立つから
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l　　　接触もしばらくは……
　　 .'.,　　　　　　 　｀ ｰ一 ´　｀ ｰ‐ ´ 　 　 .,'　　
.　　　 ' ,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　 /.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　/ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 l
./　 　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 |
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　ト _____} / . . . . . . . . . . . . |. . . . ..| . . . . .＼:::::::::::::::_}／:: |
　ヽ::::::::::/. ..|.　.　.|... . . . . ...|. . . . ..|. . . . . . . |⌒∨:::::::::::::∧
　　 ＼:/ . . |.　.　.|. . |. . . . .| . . . .｜. . . .|. . .|. . . |::::::::::::/￣￣￣./
　.＿ノ|　 /. ! . . . |. . |. . . . .| . |、. .|. . . . |. . .|. . . |:::::::: /　 　 　 ./
　　＼:|. . | . |.　.　|. . |. . . . .| . | | . |＼. . |. . .|. . . |⌒ヽ__／ヽ___/
　　　〈|. . | . |.　.　|. . |. . . ../. //. /ｨ斥≧-..｜. . .|!　| }!,|!. .|∨
　　 　.|. . |. ..!. . . .| . .|＼. . . / | / ゞﾟ¨´　|. /|. . . ハﾉ/. }!. .|!.∨　　　　　ええ、そうですね。まずは新居のお掃除と
　　　 .|. . |. ..|. . . .|. .∧　|. ./　|/ 　 　 　 |//./. / . |/.. |.j. ..j . ∨　
　　　/┤.、八. . . |／⌒ |ノ　　　　 　 　 / |/.. /. . .|. . .| . . .!. . ∨　　　　住まうための準備……通婚、だーいすきです
、___/ . | . ./ . ＼. |　,ｨ衍ｿ　　 　 　 　 　 　 |/.|.... ..| .../. . . |. . . ∨
　　　　.| ./＼ . ノ |　ゞﾞ´　 }　　　　　,ィ!　　 　 | .. ..|. /. . . /. . . . ∨　　
　　　　.|/　　|＼. .＼　　　 ｀＿＿／:::/　　 　 .| .. ..|/_____/. . |. . . .∨
　　 　 　 　 ∧. .｀⌒ ヽ　／:::::::::::::＼´　　　　/| .. ..|///∧___.!. . . . ∨
　　　　　　　 ∧ . . . . . .,;ﾟ:::::::::::::::::::::7　　　／.｜. . /jI斗f´　 ∨. . |. ∨
　　　　　　 　 .∧ . . . ...,;ﾟ::::::::::::::::::::7__　／　イi!. ..//　　 　 　 | . . | . .∨
　　　 　 　 　 　 |. . . . .,;ﾟ::::::::::::::::::::7　 ＼_// ﾌ. .//　　　　　　| . . |. . . ∨
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　　　 　 　 　 　 |. . . .,;ﾟ ::::::::::::::: 7斗7:: / ./. .／::::::::::::::::::::::::::::‘,. . ‘,:::∨. . ∨
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　そう、急激に変わることができないほど型にはめられていて……お七から逃げることも離れることもできないまま、日々はすぎていくのである
 

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　　　　,-―- 、　　　　　　,-―- 、 ｜　　（逃げるなら……もう遅いかお）
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