転生貴族やる夫はハーレムを作りたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　―　―＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 （ー ー　 l　　　　　　　｢転生貴族やる夫はハーレムを作りたい｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　＜:ﾊ 　 (__人） i:::i:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨///ﾊ＿_ 　 　 j-i::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　＿V//,'ハ　　￣　j:r'ﾆﾆヽ
　　　＿_,.　　　-----====三三三三三///////7i-､＿/'/|ﾆﾆ',∧
　　(:::::::::::ヾ',ニニニニニニニニニニニV////∧/i!　ヽ:∨,-tf斗:|:!
　　 ＞.'ﾍ:::::',zニニニニニニニニニニﾆ∨////∧ﾑ,ｘ＜//Xム::i |
　　　　　 .!:::i::iニニニニニニニニニニニ∨＞ｘ///////／///ﾘi::|
　 　 　 　 |:::|::|ニニニニニニニニニニニ=Vﾑ〈〈７x/i／:.:.＞--'::',:i
　　　　 　 |:::i::|ニニニニニニニニニニニニﾍ/777//ハ: : :.ﾍVt::::＞----──- ､
　 　 　 　 i::::',:',ニニニニニニニニニニニニニ>//////}: :_:_...ﾆi::／￣￣｀`ヽ:::::ﾄ､_j
　　　　　 ,':::::::弋_,. ======--　､ニニニニ＝=7/////,'/７////ム77} 　 　 　 }::::i..,'
　　 　 　 i::::::::, ------- ､::::::ヽ::::ヽ　　＿_,. -ｲ/////'/////i＞ｘ/////＞ｘ .ノ:://
　　　　　.|::::::{:{　　 ＿,. ---ﾊ:::::i＞'ニニニ弋/////.ｲzx////////∧/////j:::＜-z.._
　　　　　 V::ﾍ:',ニニニニニｦ::::,':/ニニニニニ＞-'ニニニﾆﾆiマ///ﾊ/////ﾆﾆ＞ｘヽ:ヽ
　　　　 　 ＼:::ヽーｚ＿__, イ::,:'.ｲニニニニニニニニニニニニニV//ﾑ//i/_ニニ=-'/r.'
　　　　　　 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞- ､ニニニニニニニニニニニ∨//∨,′　 　 ':::j::{
　　　　　　弋. -x::::::{:i─---　:､::::::::::ヽヽニニニﾆ＞‐ｬ≦´　 　T:::V///Ⅶ　　　 i::::{::L_
　　　　　　　　　i:::::::|:|　　　　　　i:::::r'i- ≦￣　　　　　 　 　 　 　 ７V///ﾑ　 , --:､:::::)::)
　　　　　　　　　V:::/,′ 　 　 　 i::::i:::i　　　　　　　　　　　　　　　 /:::V/ T:::ﾃ::::::,ィ　)￣
　　　　　　Y⌒`:::://　　　　　　 |::::|::L__　 　 　 　 　 　 　 　 　 弋'-x::i'´::::::::イ　.／
　　　　　　　￣￣　　　　　　　　V::::`Y:::)　　　　　　　　　　　　　　｀` ' V／z-＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ---'　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣
 

　　　　　　　　　　　　　　　,　　'´　,. ､
　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　 ﾞ!
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／, 　 　 　 j}
　　　　　　 　 　 ,. -－／／　　　　 〃 ,､、
　　　　　　 _ｘ‐'　　　　　　 ヽ　 　 //イ　 ゝ
　　　　　 (´ゝイ　（;;::　 　 　 l／ //　 人｢　　 ⌒i;　　　　　【 自分を跳ね飛ばした車が電柱に激突して煙をあげる
　　　　　　/{ﾍ!|　　　　　　／　 /　ィ´　　　　　　 !|
　　 　 　 .i　 ^⌒ ....::.　　　　　　_,ノ‐-､、　厂了 ,!ﾘ　　　　 　それが地球で見た最後の光景だった 】
　　　　　！　 ..:::::::::::::::.　　　　　　　 　 `く 　 ﾉ //,
　　　　　　`ー-r-､:::::　　 　 　 　 　 　 　 i／ ｲ//
　　 　 　 　 _／　_,.ゞ　　　　　　　　　　 ｀ヾ／／
　　　　　　 ｀ヽ''´ 　 ＼　　　　　　　　　 ／／ ┐
　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　／／"-‐､|
　　　　　　　　　　　　　　　` ー≠ィ彡彡"
　　　　　　　　　　丶、＿　,,..-=_彡'"
 

┌────┌┬┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 /|　　　　　|　　　　　|
└──┬┌┤││　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |─────/..|　　　　　|　　　　　|
　 　 ┌┘│└┴┘　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣　　=‐　　_　　　　　 　 　 　 　 　 |. 　 　 　 　 / . |　　　　　|　　　　　|
　 ┌┘│└┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　=‐　　_　　　　 　 　 |＿＿＿＿/...　|　　　　　|　　　　　|
┌┘┌┴┐└┐　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞　_　　　　|　　　　　/　　│　　　　 |　　　　　|
└─┘　 └─┘.　　　 　 　 　 /￣￣＼　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞　_....|￣￣￣...　　　|　　　　　|　　　　　|
　 ┌┐　　　　　　　　　 　 　 　 ＼{￣/＼/＿＿＿＿＿　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|l　　　　/.　 　 |　　　　　|　　　　　|
┌┘└──┌┬┐.　　 　 　 　 　 ￣ヽ/　　／　　　　　＼＿＿＿　　　　　　　　　　　　　 　 }|l　　　/...　　　|　　　　　|　　　　　|
└┐├─┐│││.　　　 　 　 　 /￣/　　〈　　　　　　　　　　　三三＼＿　　　　＼／＼{／| |l. 　 /.　 /　　|　　　　　|　　　　　|
　 ││　 │├┴┘　　　　 　 　 /　/￣￣￣＼　　　　　　　　　二　　　　 |＼＿＿,ノ＼┬| ┤|li　/,　 /.　　 |　　　　　|　　　　　|
┌┘│┌┘│.　　　 　 　 　 　 /　/　　　　　　 ヽ　　　　　　　 ￣　　 ／ ﾉ　/￣￣j＼　＼r‐|. |ｌl//　/　　　 |　　　　　|　／　　│
└─┘└─┘　　　　 　 　 　 /￣￣￣￣ﾆ=-　__)＿r―――――＜＿__／ 　 / / / ＼　∨　||l/il{/..　　　│／　　　／-ﾆ´　│
┌─┐　　　　　　　　　　　　 /―=ﾆ／王王＼　　　　ﾆ=-=ﾆ三三三三三}　_／　　／￣￣＼　 l| j/　　　　／　 　 ／-ﾆ´.　　　|
└─┘　 ┌┐　　 　 　 　 _人＿＿i{王l王l王}l ﾆ=-　__　　 　 ﾆ=-=ﾆ三三＼＿_／￣￣￣＼　　'/i{/' 　／　　 ,／ -ﾆ|´.　　　　|
　 　 　 ┌┘│　　　　　　（　　　　　乂王王ノ三三三三　ﾆ=-　__　　 ﾆ=-=ﾆ_／　／￣＼　　ヽ../ /　／/ 　 ／ -ﾆ´　|　　　　　|
　 　 ┌┘┌┘　　　　　　||ト＜＿___　　　　　 　 -=ﾆニ三三三三 ﾆ=-　__　 )爪={　　　　|⌒ヽ_}' /／// , ／　 -ﾆ´.　 |　　　　　|
┌─┘┌┘　　　　　　　 |||{　　 , ////＞　__　　　　　　-=ﾆニ三三三三 ﾆ={ { ｢人＿＿ﾉ￣}　／　　/,／　 -ﾆ´ 　 　 |　　　　　|
└──┘　　　　　　　 　 |||＼_／///////　　＞　__　　　　　 　 　 -=ﾆニ三| } |l{ 　 　 }￣)ﾉ　　 　 ／　　-ﾆ´.　 　 　 |　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼////////／　 　 　 　 　 　 ‐-=　_　　　　　　　 ＼ﾄﾐ､＿ノ￣〕.　　 　 　 　 -ﾆ´=-‐─────　│
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ー―一'　　　　　　　　　　　　　　　　‐-=　_　　　　ト=ﾆ彡ﾍ＿　 　 　 　 　 　 　 ＿＿=-‐　￣　　 |
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一'⌒ｰ==ミ＿≦.　 　 　 　 _　-‐======ァ |￣￣　　|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――===≡　　　　　　　　　　　　__　=-‐　￣.　　 |　　　　　|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　　　　　　 |
 

　　　　　　 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､i;:;:;l: : :.l l: : : : : : : : : : : : : : : :.r'／: :./;:;:;
　　　　　,. -‐―　　》　　　　　 　　 　 　 . 　 　　　　ヽ;:;l: : //: : : : : : : : : : : : : : : :.l |: : :/;:;:;:;
　　 　/　 　 　 　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　｀､:.//-､: : : : : : : : : : : : : : //: : /:;:;:;:/　...
　　　 ',　　　　　　 　　　 　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿　 　',/　　　￣~　　　　~￣//: : /:;:;／: :
.　　　 ∨　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 ＼　i　　　　　　　　　　　　i i: : /／: : : :
　 　 　 ∨　　　　　　 　　 ／　 　　　　　　　　　　 　 　 .《　　　　 　 　　　 　　 l l:／: : : : : : :　　　 　【 自分の人生もここで最後か…
　　 　 　∨l　 　　　　　／　　　　 　 　　 　　　　 　 　　l　',: : ‐-. . . . . . . . . . . .l l: : : : : : : : : :
　　　　　 iﾊ　　　 　　　|　　　　 　 ´￣｀　　　　　´￣｀　l ∧::::::::.... : :.:.:.::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :　　　　　半ば諦めの境地の中意識を失い
　　　　　 l　∨　 　　　 |　 　　 　,_　　　 _　　　　 ､,,__.､ lﾊ　｀ヽ、::::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :　.
　　　　　∧　ヽ、_　　　|　　 　　 　 ｀¨¨´　　　　　　　　　',､　 　ヽ::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :　　 　　　そして次に目を覚ました時には
　　 　　/　∨　　　￣｀ ' ー- ､　 ⊂つ　　　　　　　 ⊂つハ　　　ヽ: : : ::::::::::::::l l: : : : : : : : :/:
　　　 / , '´:∨　　　　　　　　　｀ヽ　　　　 （__人__） ／´｀ヽ　　　　 ﾄ､: : : : : : :.l l: : : : : : : /: :　..　　　　自分は赤ん坊の姿になっていた 】
.　　 //: : :／ヽ、　　　　　　　　　 ',　　／´｀ヽ、　 ,.ゝ'," 　 i^ti　　　　｀ー- ､: :l l: : : : : :./: : :　..
.　　《: : : /　/: : ヽ、　 　　 　 　　　'＞i_,.....,_　 ﾄ,´o_,<.ﾄ'"ﾉ､ /　　　　 　　　　｀ ^' ヽ、::/: : : :
　　　＼/　 i:.:.: : : /｀ヽ、　　　　　　　ゝ　　　｀ﾞ'ー--　 --y' 　 　　 　 　 　　 　 　 　 /　　｀ﾞ
　　　 　＼ i::::::::::::i　　　/｀ ー- ､　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　 　　 r-'´¨
　　　　　　　ー-､:i 　　.l　　　　　 ｀　'ー--　.,,__　　　　./　　　　　　　 　　　　 　/: : ｀ヽ、
 

　　| ;,,;,|
　　|　.:.|
　　|　.:.|
　　|　.:.|
γ⌒ヽ,i＿_＿ :"；;:：､;；:｡
,i;:;:;:;:;:;,i　　　　＼:"；;:：､;；:｡　 :"；;:：､;；:｡
.I_______I　　　　 　＼_:.:.__:：､;；:｡　 :"；:'`::'::'；;:：､;,:,｡,,, ,
　　　　　　　　　　　＼　＼ロ；;:：､;；:；;:：､;；: ':'`;'`::'::',:'':'`;
＿_＿＿＿__＿_______i`､　 | :|＿:'`::_',:'_'`;___ _:'_'`:＿:'';；`;＿＿＿__ ___ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿____
=:.=.=i〔〕〔〕i=＝=＝=i＼ヽ、,:|＼　　　:／＼` ､ 　　　　___　　　　／＼` ､　　　　____　　　　 ／＼` ､
　　　|＿___|　　　　　|　 `.､ヽ、.:.＼.:.:..|i田l;|___l　　　／＼` ､ 　　|i田l;|___l　 　 ／＼` ､ 　　|i田l;|___l
-.─-.─-─-─.､::..;| 　　 |＼ヽ、-',＿＿＿＿＿／xXx ＼ヽ＿＿＿＿＿.／xXx ＼ヽ__＿＿＿___
=＝=＝===＝=＝'.:.:|`.､.:.:.| 　＼|:.: |＝=＝= =＝|.:iコ._,iコ　|:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ　|:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :　　　　【 どうやらこれが(一部で)流行の
____　　○　 |.:i　|:.i　 |:..::`.､|:.:...:.|　　|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ　|::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ　|::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :　　　　　異世界転生というヤツらしい
　｜　 .||.:.:. |.:i　|:.i　 |:..:...　|:.:...:.|　　|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ　|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ　|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
　｜　 .||.:.:. |.:i　|:.i　 |:..:...　| ` ､|　　| --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─-　　　　　自分は別の世界の
　｜ ,., ||.:.:. |.:i／J,.,.,|. ,.,.,...|.,..;.:.|　　|.:..:.ロ.:.ロ..: . |　　　　 　|::|.:..:.ロ.:.ロ..: . |　　　　 　|::|::..:.ロ.:.ロ..:　　　 　　下級貴族の家に生まれたようだ 】
"；`；`::'::',:;:;:："''":｡;:"；;:：､;；:｡-..,"'., |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
；;:： ,:'':' `::':: ',:;:： ,:''':'`::'::',:;:`　"'"';: ;|.─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/:─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/─---─-
:,:'':'`::'::',:' ':'`； ;:：､;`: :'::',:;:；;:：,:'":;'／　　　　　　　 ￣￣￣￣　　､｡､..｡　　　 ￣￣￣￣
,:'':'`::'::；;:：',:;:：,:''':'`::'::',:;:`"'"' ；:｡;:　　　　　　　　　　　　　　　　:"； ;:;､;:：;:,
；;:：､;`::'::',:;:；:,:'':'`::'::',:'':'`;:：,;:;:'　"'"' 　　　　　　　　　　　　　:"；　;:.;:：　､;；:｡
"'゜"'゜”"'""'゜"'゜”"'""'゜"'゜　　　　　　　　　　　　　　　　"'゜"　'゜ ”"' ゜""'"'
 

　　　　　＿＿＿_
　　　 ／―　　―＼　　　　　　自分は新たな世界で『ヤルオ・ニューソクデ』の名で生きていく事になった
　　／　 ●　　　● ＼
　　|　⊂⊃　(_,､_,)　⊂|　　　　家はこの国の貴族全体でいえば下の方だが
　　ヽ　　　　　　　i⌒ヽ
　　/　　　　　　　λ　 ）　 　　一般市民と比べたら裕福な方である
 

　　　　　　＿＿＿_　　　　　　 これは幸運だ
　　　　 ／―　　―＼
　　　／ ●　　　● 　＼　　 　この世界では勉強も満足に出来ない人間が多い中
　　　|⊃　(_,､_,)　⊂⊃　|
　　　＞　　 　 　 　 　 ィ’　　　自分はちゃんとした土台を手に入れる事が出来た
 

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 ,. -'"´　　　　　　｀ー ､　　　　　　　　　だからヤルオは決意する
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 　　 　　 ヽ、
　　　　 　 　 ,.'　'⌒　　　　　　　⌒ヽ　 　 　 ヽ、　　　　　『よし！良い感じの土台は既にあるから
　　　　　　 /　 .;'⌒ヽ　　　　 ､ｨ=ﾐ､､　　　　 　 ヽ、
　　　　　 ./　 .l:l　　,ﾘ.　　 　 |:|　　,ﾘ　　　　　 　 ヽ　　　　あとは頑張ってそこそこ金儲けして家を発展させて
　　　　　/ .　　ﾞ'‐‐'" 　 　 　 ゞ_彡'　　 　 　 　 　 i
　　　　 /.＿_　 （　　　　 　 　 　 ）　　＿__　　　　 l　　　　ハーレムでも作って気楽に暮らそうぜ！』
　　　　（＿＿）　｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′　（＿＿）　 　 /
　　　　i　　　　 　　　| 　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　 ヽ、　　　　　 `ｰ'′　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　 ｀i　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●
 

　｀ヽ､　　　　　｀丶､　_,.. ||-─＼￣　　　　　 ＼　　　　　　　 ﾟ｡　　 　 　 　 ＿||　　　 ,､丶`＞'"　|
¨¨￣｀`ヽ､-─　..￣｀丶､||　　　　＼　　　　　　 ＼　　　＿　　-‐＝＝　　￣￣ ＞''"~　xｉ〔⌒　　:|
≧s｡　　　 ｀Y⌒Ｙ　　 γ||`'Y⌒ヽ＿｀'　==＝ｬ''　￣￣　＿＿〉〉＿　　==＝＝く　 ,xｉ〔⌒　 　 　 :|
　　　⌒≧s｡ゝ-ｲ＞-‐{{''||ﾉ人__ノ＼　＿　　=＝　''''　¨¨￣￣　＿,,,....　　　--─Y´　　　　　　 　 |
　　　　　　　⌒≧s｡Y⌒Y^Y≧zﾘ￣￣__　　--─　　''' 　 ￣￣　　　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　弋ｨ´￣ヽ⌒ヽ￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 |乂　　ノゝ ﾉ　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿,　　　　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 |＿二｡｡｡｡　 rzzzzzzzzzzｭ　　ﾋ￣￣i|i￣:|: {　　　　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　Τ￣i{:: |: {　　 } |: :::i{: : ::ｌ:{ 　 　 }: : : :i|i: : :|: {　　　　 　 　 　 | 　 ___　 -‐ｭ 　 |
┐　　　　　　　　　　}:::::::ｌ{::::|: {　　 } |: : j{: : ::|:{ 　 　 }: : : :i|i: : :|: {　　 ＿＿_　　　| ||￣　　　..|| 　 |
::|　 　 ＿＿＿__　　 }::::: ｉ{:: |:::{　　 }::|:::小::::: |:{ 　 　 }::::::: j|l::::::|:::{　　||￣￣||　　 | ||　　　　　|| 　 |
::|　　 l|i:i:i:i:i:|l￣||　　}:::::ハ: j:::{　　 }::|: l | l:::::| { 　 　 }:::::: 小,:::::l: {　　||　 　 ||　　 | ||　　　　　||　__|＿＿＿
::|　　 l|i:i:i:i:i:|l　 ||　　}:::/|‐V : {　　 {::j::j┼{::::|::{ 　 　 }::: /-|‐v j:l:{　　||＿＿||　 UU||zzzzzz:r=ﾆ「ニニニﾆ||
::|　　 l|i:i:i:i:i:|l＿||　　∨ |　|v :{　　 Ｙ:/| | '.::::L{ 　 　 }: /　,|　V::j:{　　　　　　　　YY　 ＿ 　 |Τ_| ::::|￣￣ ||
::|　　 l|i:i:i:i:i:|l￣|| 　 :l〈-|-:| 〉:{　　...j〈_|_|_,,∨ { 　 　 }:/￣:|¨~∨:{　　　　　　 　 rュ__ﾉ_乂　.|⊥]| ::::|＿＿_||
::|　　 l|i:i:i:i:i:||:::::|| 　 :|::|_|‐:|厂{　　 爪_|_|＿厂{　　x癶x￣:|¨¨ﾞ{ｉ::{　　　　　　　　 |‐-　__￣:::|ﾆ「i|::┬──ｉ||
::|_,,,,...||i:i:i:i:i:||:::::||-─|:／￣￣￣,.　' ´￣　 ‐　__ 〕|:::::::|〔 十‐ﾉi:::{　　　　　　　　 |　 | ┬=ﾆl|::|　|i:i:|::::::::::::::||
::|_‐_‐||i:i:i:i:i:||二」─::::|￣¨¨¨|二ﾆ=-　　＿　　　　￣　　¨ ''ア:ｉ:::{=--　　　..,,,＿_|　 |　|____,||::|｀'|ﾆﾆﾆﾆニ:ｉ|
┴＝　￣: : : : : : : : : :|──-|＿:::::::l….┬=　二ﾆ＝─-r ¨::: |i_:_{_-_-_-_-_-_-_-|＿|∠,,／||::|:_:|i:i:|ニニ|i:i:|
: : : : : : : : : : : : : : : : ::|…─-|:::::::￣|::::::::|:::::::::::::: |_￣¨¨||::::: : |: : : : ￣＾^''　ー--|--L廴{ : ||::|ｉ|:|i:i:|::::::::::|i:i:|
”“　*　｡: : : : : : : :: : ::|＿─-|::::::: :: |:::::,⊥:::::::::: ::| : ￣¨||:::::,ｨi|: : : : : : : : : : : : ::::⌒≧o｡.｀`||::|ｉ|:|i:i:|f⌒Y|i:i:|
　　　　　”“''　…ァ: : : : : ￣└＝ニ|／ : : ￣　‐:|:_:_:::::::||／／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `''|ﾄ:|ｉ|:|i:i:|乂,,ﾉ|i:i:|
　　　　　　 ,.｡+''”: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |＿￣ ||／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: :::∧N::|i:i:|f⌒Y|i:i:ﾄ
　　　,.｡+''” : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: ::∧`'|i:i:|乂,,ﾉ|i:i:|_‐＼
｡+'“: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧|i:i:|ーー|i:i:|_‐_‐
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣￣￣￣ヽ_‐_‐
 

　 ＼//＞ｘ ＿_　 　 　 ﾄ､
ト-- ､ ⌒Ｖ////＞ ､　 |人
｀ ＜ ////////////＼トﾐ/＞ ､
　 　 ｀ ー─=ミ //////＼}///∧
　　　　　　　 　 ＼r‐ミ/＞ﾍ＞=┴-ミr‐ｧ─-ミ
　　　{>─‐=≦＼_r─}し　´　 　 　 　 ´　　 7　 ヽ、
　　　∨//////_,厶ア´　　　　　／　　　　 /r　、 く
　　 　 ＼//≧=- ､{　/　/　　 / :/　　　　/'ﾍ 　 ヽ ＼
　　　　　 ＞─=ミ/∨　/　 　 { /　　 :ｲ　′｜ |　ﾄ　　ヽ
　 　 　 /⌒>////　′.′　{　仄¨⌒刈 :′　|　|　|　ヽ__ｊ
. 　 　 /⌒>////,　′　　　:ｉ守示ミト ｊト{　//＾ｿ　ｌ　}ハ
　 　 /⌒>//／ 　 ｉ　｜　　ｉ| トｎぅ　　　　仏ヘ　/　ﾊ　,
　　　＼/＾ﾞく_,､＿/|　｜　　ｉ| |　　　　　　 {ｈ_ｊY＾　　 }　}　　　　ヤルオ様
　 　 　 {　、＿_,.　 トミト廴__ト{　　　　　　 ヽ ７ 　 //　/
.　　　 八　　　　　,　　　|　 |　　　　　　　　　 ′　 /⌒′　　　　こちらが先月の鉱石輸出に関する書類にございます
　　 　 　 丶　-=彡'　　 |　 |　 　 　 　 ‘’　 人＿/
　　　　　 　 ｀　‐--‐＜ |　 | ＼　　　　　,.ｨ |　　　　　　　　　　　目をお通しください
　　　　　　＿　　　　　　|　 | 　 ｀ ト　 イ　|｜
　　　 ＞　⌒>＼r‐=≦ |　 ﾄ､ 　 :|: 　 　 ｜|
　　 （ 　 　 人 　 ヽ　＿|　 |_ 〉　 |:＿ 　 ｜|
==ｧう　＞──＜⌒)ﾍ八　∨77V〉 ∧　人 ､
　 ｀ｰｧ′　　 ､ 　 ア´ ＼ﾍ　V///∧　〉ーヘ マ ヽ
　＿ {　　 　 　 ヽ（　 　 　 ﾍ　V////〉{　　　　ヽ＼}
 

　　　　　　【ニューソクデ家侍女長　鹿角】
 

　　　　　　　　　 　　　　＿＿
　　　　　　　　 　　 ,,.-´　　　 ｀｀ヽ　　　　　　　　 　ご苦労、鹿角
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　　＼
　　　　　　　 　/　　　　　　　　　　　.ヽ　　　　　　　ふむ…例の魔鉱石検知機械の運用は順調かお
　　　　　　　　 | 　　　　'⌒　　　 '⌒ ..|
　　　　　　　／.| 　　　 （　●）　.（ ●）|＼　　　　　 あとでエレナ先生たちにも報告しないと…
　　　　 　／　　..＼、　/￣￣￣ 丶／　 ..＼
　　　　／　　　　 　　./　　　　　　　＼ .　　　l
　　　　＼　　　　, --'､ 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣￣￣￣〉
　　　　／＼　 /　⌒ ）　　　　　　　　/　　　　　　　　 ./
　　　 /　　　 ,′　　ﾉ　　　 　 　　　/　　 　 　　　　 ./
 

　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ }　　　　 ,.r''´ フ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 {_ 　 　／ 　 フ
　　　　　　　　　　　　　　∧. | r''　　／ ／￣ ィ
　　　　　　　　　　　　　　{,,,j-!ｨ≦三}　{__ノ´ /
　　　　　　　　　　　　　　}=--y'^'':.＜ミ､　　//¨｀ヽ
　　　　　　　　　　　　,.イ:.:.:.:':.:.:.:.:.:､:.:.:.ヽ!:､/:.廴/ / ヽ.
　　　　　　　　　　 ／.:/.:.:.:.:.i,;ヽ:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ＼::::｀ヘ_ノ::i
　　　　　　　　　 ｲ.:.:.:/.:.:.:.:.;.| 　＼:.:.:.:＼:.:.:',　＼:::::::::::/.:i
　　　　　　　　　　 ヾi:.i:.:ﾊ:.ﾊ!　　_メ､:.:.ｲ:.:.:.:!　ﾊ!:.:｀¨´:/:!
　　　　　　　　　　　 ゞ:.:ﾄ --､　'r弋ﾘ i:.|:.:.:.:|V:.:.:.､__:.ノ:.:.|　　　　………
　　　　　　　　　　　　 下', 弋!　　　　j/:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　j:.:.ﾊ　j　　　　 ヾ:.:ノ､:.:.:.:.:.:.:.,,.イ
　　　　　　　　　　　　 ﾑ!:.}:.:ゝ.　--　　..ｲ:.:.!_｀￣￣´／⌒ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀￣ !＞- .イ　|:.:.|ノ７≦-､::､／{´
　　　　　　　　　　　　　／￣ /:.:.:!:/! j　.|:.:.|_ノｰ､__ﾉ:::::',　ゝ-､
　　　　　 　 　 　 　 　 乙―/:.:.:/::{ !_ノ ,:.:.:;:}　　{:::::::::::::', 　　 }
　　　　　　　　　　　　厂￣/:.:../ヽ::ヾ:::/:.:./ﾘ　ヽ!::::::::::::::i ｰr-'
　　　　　　　 　 　 　 {　　/:.:.:/　{≦彡:.:./　}､　　}:::::::::::::|　乂
　　　　　　　　　　　　）ﾆ/:.:./　 ﾉ / /:.:/　　}　 ､{:::::::::::::::!　__ﾉ
　　　　　　　　　　　 {　/:.:.:/　〈　{ /:.:./　　人___ ｱ::::::::::::i {
　　 　 　 　 　 　 　 ゝ/:.:./　　 }　/:.:./　//￣￣ヾ::::::::::::::',!
　　　　　　　　　　　 /:.:./ハ　　!/:.:./:.!//　r----}::::::::::::::::',
　　　　　　　　　 　 ,:.:.:/　 ﾉ二У:./:.:.:! {￣　　　 |::::::::::::::::::〉
 

　　　　　　　　 　　　　＿＿
　　　　　　　 　　 ,,.-´　　　 ￣`ヽ
　　　　　　　　 ／ 　_＿ノ　　`ー ＼　　　　　　ん？
　　　　　　 　/　　　（　●）　 （ ●）ヽ
　　　　　　　 | 　　 　　　（__人__）　 　|　　　　　鹿角、どうかしたのかお？
　　　　　　／.| 　　　　　　　　　　　 　|＼
　　　 　／　／￣'‐、　　　　　　 　／　　＼
　　　／　　/　　　　.7 ───一′ ヽ　　 .＼
　　　＼　∧　　 __ノ　∧　　　.∧　　 |　　 .／
　　　　 /´　　`ｰ'〉　　　.i　　 .ｌ ..|　　/　 ／丶
　　　 ./　　　　 /　　　　ヽ　/　 |　/ ／　　 　＼
 

　　　 　 　./__r''.／:::/::::::::/::::::::::::::::::::ﾊ::ノヽ:::::::::｀ヾ　　　 ﾉi!
　　　　　 /　/ /::::::/::::::::/:::;:::::::/:::::i::{｀゛ヾ}:::::::::::::i::::ヾir'///,!
　　　　 ./ヽ/,.:'::::::/::::::::;'::::/::::;ｲ::::::ﾊ::!　　 !::::::::::::|:::::::';:V///
　　　　/__./ i!::::::;':::::::::::|::/i/::{ヽ:::/　}!　　 ;::|::::::::::!::::::::', ｀ヾ
　　　 .ム/　i:::::::i:::::::::::::|ｒfミ、　!/　　 　 _/::i:::::::::;':::::::::::i　　＼
　　　 /::::＼ ＞::!:::i::::|:::|ゞソ ﾞ　　　　　　/ｲ｀:::::/:::::::::i::::|　 ／
　　　 !::::::::::::乂::|::::!:::|:::|　　　 　 　 　 r弍/:::::ｲ:::::::::::;:::::! ヾ　　　　　いえ、ヤルオ様はお仕事に関しては本当に優秀だな、と
　　 　 ';:::::::::::::::::|:::ﾊ- く　　　　 '　 　 ヾソ イ:::::::::::::/::::::!　 !
　　　　 ゞミ:::／::!人::::::::〉　　_ _　　　　　 ／:::::::::／::::/::| ン　　　　　そう思いましただけにございます
　　　　 　.／:::::／i::::|￣ ､　 ｀ ´　　　 ＜;;;;;;;;::イ/:::::/ ,ﾘ
　　　　／::::::／　 ;::::;　 }　ヽ. __　 ..　イ::::／:::::/:::::ノ /
　　 ／::::::／　　./::::ハ三ミ:.､ ,.i ､ｰ-､／:::::／::/´
　　 ::::::／　　　/::::/　 }ﾞヽ:::::::＼:::!!ヽ /イ::::',／￣ {
　　 :／　 　 ／::／! ／　　 ｰ-､:::/　! 　 ヽ:::ヽ　／ ヽ
　　　　　 ／::／ , i:',　　　 　 　 ＼. { ー '' ＼:::',　　　}
　　　 　,:::::::/　 / ,!::;　　　　　　　 ∨　　　　 ';:::!　=≦ｧ
　　　 ./::::::/　,ノ /::::}　　　　 ー- .､　　 　 ` ＜:!　　 {
　　　 ::::／ ／ィ::彡′　　　　 　 　 ＼　　　　　＼　 ﾉ
　　　／/／´　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 ∨!
　　　///{′　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',　　　　　 ∨
　　　/,'{:::!　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　　!
　　　'/,}::!　 ＿　 　 　 　 　 . : : : : : : . . ,: .　　　　　 ﾊ:､
　　　/,'|::Ｋ　 　 ｀ヽ　　　. : : : : : : : : : :/: : : . . . : : ｲ::Vﾊ
　　　./,'i::!∧__　 　 ',　. : : : :,;.: : -=-≦､: :＿ : .:イﾊ::::::∨}
　　　//|::!/∧ `ー- }-==≦/三三{ ＿＿i ‘ｰ/,'//∧::::::ヽ
　　　'/ﾊ::V/∧ｰ-　'　　　　　 i　　　 i!　 !　 /,////,∧:､:::::＼
　　　//∧::ヽ/ヽ }　　 　 　 　 l　　　.i!　 |__////////}:::ヽ::::::::＼
　　　///ﾊ:::::V/,!|　　　　　　 ,′　　ﾉ　 ﾊ/////////!:::::',｀ヽ::::::＼
　　　////,ヽ:::V/＼.　　　 　 i　　 .〈　 ///////////,|:::::::!//}ヽ:ト､ヽ
　　　//////＼::＞,'ヽ.__　　　}.　　　∨///////////|:::::///ﾘ　}!　 ヾ
　　　/////////////}　＼.　i　　 ／｀ｰ..､////////,:レ'///　 /
　　　/////////////　 　 ＼　 く　　　 　 ヽ///////////
　　　////////////　　　　.,′ ／＞　.､　　　＼///////
　　　///////////　　　　.∧／　　　　 /ヽ　　　＼////
　　　//////////　　　　./ / /　 　 　 , ＼＼　　　 ヾ/
　　　/////////　　　 ／　j /　 　 　 /　　ヾミヽ 　 /
 

　　　　　　　　　　　　 　　　　＿＿
　　　　　　　　　　 　　　 ,,.-´　　　 ｀｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 ／ 　　　　　　 　　＼
　　　　　　　　　　　/　　　 _＿ノ　　'⌒　 ヽ　　　　　　鹿角…随分と含みのある良い方じゃないか
　　　　　　　　　 　 | 　　　（ ● ）　 （● ） .|
　　　　　　　／,〉／.| 　　　　　（__人__）　　|＼　　　　　まるで仕事以外でヤルオにダメな所があるみたいだお
　　　　　 ／　/　　　.＼　　　　　　　　　／　 .＼
　　　 .／,二ニヽ　　　/　`ー───ー′ヽ　　 .＼
　　_ /　 ,-― ､}l　 　.l　|　　∧　　　.∧　 　|　 　.／
　/　|　　 ノｰﾍJ　　 i　l　　.|　.i　　 .ｌ ..| 　 /　.／丶
./　　|_,イ　　{　　＼ | . |　/　　ヽ＿/　.|　/ ／　　 ﾊ
　　　 ＼＿/　　　　 |　| /　　　/::::亅　|/／　　　/　|
 

　　　 　 　 　 　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _
　　　　　　　　　|∧　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /,|
　　　　　　　 　 |/∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 //,|
　　　　 　 　 　 |//∧　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /// |
　　　　 　 　 　 |///∧　　　　　　　 　 　 　 　 ／////|
　　　　 　 　 　 |////∧　　　　　　　　　　　／//////|
　　　　 　 　 　 |// ///|　　　　　　 　 　 　 |/////// |
　　　　　　　　 _｀T////| 　 　 　 　 　 　 　 |///////｜
　　 　 　 　 ／/7/////|　　 _r―‐-　 __ 　 |////￣二＿
　　　　　＿_.二ﾆ=-ｧ=-ﾍ_／三三二=- ､ヽﾉ////7´//／
　　　　　＼/////{／,．'´:::::::::｀ヽ-‐￢=≦ﾆ ヽ//￢∠ｨ7
　　　　　　 ｀ ーｧ'／::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::＼ ＼ヽ77///
　　　　　　　　 У:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ∨=<´
　　　 　 　 　 /::::::::::::/::::::::/＾ ^ヽ::::::::::::::::::::::::::ｌ┤:::∧　　　　　　　 ずばりその通りですが何か？
　　　　　 　 /:::::::::::::/::::::::,′　　 V:::::::::::::::::::::::|　｀＼:|
　　　　 　 /::::::::::::::::|::::::Ν　 　 　 И:::::::::::::::::::|　　　 ＼　　　　　 　これで伝わらなければ物理的手段を講じるところだったので
　　 　 　 , ::::::::::::::::::|:::::_l |　　_　 -j┼::::::::r ､:::j_ _　　 　 ヽ
　　　 　 , ::::::|:::::::: ＝_=　|　　　≧=ミ :::::::::＼＼ヽヽ┐　　ﾍ　　　 　ちゃんと伝わって安心致しました
.　　　　 |::::::::|::::::::: ´疋fｩ,　　 ´ 匁ﾌ ::|::::::|:::::〉　〉〉∨　 |￣
.　　　　　丁Τ::::::|::ﾑ ｀¨ﾉ　　 　 ¨´/::l::::::l:::/　 ,　　｣ ￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君、ホントに主にずばずば物言うよね…＞
　　　　　 |　 |:::l::::|::::ム　　　 　 　 　ﾌ:::::/:/　　′/
　 　 　 　 ￣ﾚ'|::::|:::､::::l＼ ‐-　　 イ:::_/:r'|　　　/
　　 　 　 ｢￣｀И｣／∨｀ ｀T　´ ／ﾌ:::::::| |　 ヽ{ヽ_　 -‐┐
　　 　 　 |　= - |:::::::/:::｀_>∧／／ｨ::::::/Ν 　 ／.:|　　　 ﾄ､
.　　　┌┘　　 /::::/:::::/ ∨ﾍ／::::/:::::/::::/|／: : : :|　　　_|｜
　　 　 |　　　 /::::/=＝|　 ∨:::::::/::::::/ イ/: : : : : : j ￣/:ヽ｣
　　　　|　　 /::／　 　 ﾍ　 ヽ イ::::::/　〈/: : : : : :/::|　 |::::::::〉
　　　 └ｧ':／　 ＞　　 _＞'´/::::::/　　 |: : : : : /:::::|ﾆ┘:::ｲ
　　　 ／ｨV ／　　　 ∠　ァ'::::::/　　　 |: : : : /::::::::l::::::::/::|
.　 ／ 　 |:/　　　　 /´ ／:::::／　 　 　 |: : : /:::::::::::|::: /:::::|
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.-´　　　｀｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 .／ 　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　ま、鹿角はそちらの方がヤルオも気が楽か…
　　　　　　　　　　　 ／/　 ー一､　　,,／゜　 .ヽ 、
　　　　　　　　　　／　.|　　（ ●）　　（● ）　　|　＼　　　　　　それで鹿角、ヤルオのどこに不満があるんだお？
　　　　　　　　 ／　　　l 　　　（__人__）　 ... 　 |　　 .＼
　　　　　　　　.＼　　　 （｀ヽ、 　　　. , '´ ﾉ ／　　 .／　　　　　主として従者の不満を聞くのも仕事の内
　　　　　　　　 /..＼　　. ＼　ヽ___ '´　 ,,'' .'i　　　／、
　　　　　　　 ./　　 .＼　　 .}　　　 　イ 　 /　 ／　　ヽ　　　　　遠慮なく話してくれ
　　　　　　　 l　丶　　 ＼　|　　　　　 .〉　/ ／　 / 　冫
　　　　　　　.|　　.l　　　／~＼　 　 ／　/　　　　l　　 .l
　　　　　　　.|　　.l　 ／　　 　.＼／　　l　　　　 .l 　　 |
　　　　　　　..| 　 '／＼ﾟ　　　　　> 　　| 　　　　.l 　　 |
 

　　　　////////////＼==ァ ´￣ ｀＜/////／
　　　　＼////////////{´　　　＿　　∨///
　　　　／＼////////厂 ｱ::::ア:::::::::ミ__}//,{
　　　 ト..,,___ ｀￣ ﾌ///.／::／:::／:::::::＞:､:.＜
　　　 ∨////ｰ-'//／:/::/:::::::/:::::／:::::／iミ::ヽ
　　　　::＼/////／ ∨:::;::::::::/::::/::/:::/｀ヾ}::::';:::',
　　　　:::::::::＞ ´/　 /i::::i:::::::/ｰr'-'ミ::{　　 !:::::i::::i
　　　　＞´／ ./ 　 ﾊ|::::|::::::i　 i! 伝ﾐヾ　　|:::::|::::!
　　　　{　く　 ム　∧_|::::|::::::| 　　｀ゞ'　　 ,.|::::::;:::|　　　　そうですか…
　　　　:ゞ´乙{ ハ/::::::|::::!::::::!　　　　　　（赱:;;;!ｲ
　　　 ヽ:::::::::::三三彡|＼!:::::|　　　 　 　 ′i::::::!　　　　　では失礼ながら申し上げます
　　　　 .＞:::;;;;;;,:::イ　|::i:::|ー'　　　-- ､　 /|::::::|
　　　　-=ミ三≦/ 　 !::|:::!　ヽ　　 　 　 .ｲ:::!::::ﾘ　　　　　ヤルオ様はいつになったら周りの女に手を出すおつもりですか？
　　　　　　 ', ヽﾆヽ.　|:::|::|　　 ＞:. __／:::|:::|¨´
　　　　 　 __}　 ＼ﾆト|:::|::!　/´ ￣　 {{::::::!:::!
　　　　／rｰ’　　ﾊ ﾆ|:::|::!　ﾄ.ﾆﾆ＼人:::::|:::|
　　　　: : 乂_r=､ヾﾐfﾊ:::';:∨: :}ﾆﾆﾆ}´￣ }:::!
　　　　: : ＼: : : :} 　ヽﾊ::::::',: :.ﾄﾆﾆﾘィ⌒ヽ::|
　　　　: : : : V^ソ　　 }＼:::::∨´￣ﾊ､__..二::!
　　　　: : : :.:{　　二二）ｰ ';::::∨ /／ 　 　 　 ヽ
　　　　: : : : ﾊ_/＞､ 　 ） ＞::::',-―- ..　　 　 　 ＼
　　　　: : : /: : :r≦} =く /　 ';::::',　　　　 ｀ヽ　 　　 ',
　　　　: : /: : : ﾊ 　 ＿_.）　　';::::', ＼　 　 　 ∨　　.i
　　　　: /: : : : : : ｀つ .ｨ.　　　';::::',　 ヽ.　 　　 ', 　 ,
　　　　/ : : : : : :ﾊ≦彡＞､　　}:::::i.　　',　　　　i.　/
　　　　: : : : : : /｀二ﾆ＞.､ ＼/::::::!　　 i 　 　 /イ
　　　　: : : : : /＞:.ﾆﾆﾆﾆ.＼/::::::::;　 　 !　 .イ　 i
　　　　: : : : :.;｀ｰ-､　＞ ﾆ /::::::::/ー =≦´ィ　　|
　　　　: : : : :i　　Vi）　　.／:::::::/　}イ´￣ ./　　i!
　　　　: : : : i! ／ヽ: ヽｲ::/::::／／　　　　 {　　 ,
　　　　: : : :.i!／ﾆﾆ＞.､二 ´: : : i! 　 　 　 ', 　 {
　　　　: : : /ﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆ＞:.､: :/　　　　 =ｷ 　.|
　　　　: : :iﾆﾆ/__｀ ＜ﾆﾆﾆ',ﾆﾆ',　　　　 　 i　　!
　　　　: : :i!.イ: : | ＞ ..__＼ }ﾆﾆi　　　　 　 |　 　',
　　　　: : ; : : : : :!　　　　}　Vﾆﾆ!　　　　　 i!　　/{
　　　　: :/: : : : : :',　　　 .ﾄ _!二ﾉ｀ ー-　= 二彡 .!
　　　　:/: : : : : : : ',　　　.|　',　　　　　　　　　}　　|
 

　　　　　　　　 　 　 ,　-――- 、
　　　　　　 　 　 ／ノ　　ヽ､_　　ヽ　　て
　　　　　　　 　 '＝=　　 =＝＝　　 ､　そ　　　　えっ！？いや、それは…
　　　　 　 　 /　＝　　　 ＝＝　　　l
.　　　　　 　 { 　〈_,ｨ､＿,ノ　　　　　 }　　　　　　 まだ時期じゃな無いかなって…
　　　　　　　 ＼ 　 ﾚ'＿ﾉ　　　　　,ﾉ
　　　　　　　 　 ＞　　　　　　　 ＜　　　　　　　 それに本人達の気持ちもあるし…
　　　　　　 　 /　ー―- ､　　 r 、　＼
.　　 　 　 　 └―‐- ､_,ノ　　 l　 ＼　 ＼
.　　　　　　 /　　　　　　 　 　 l　 　 ヽ _,ﾉ
.　　　 　 　 |　　　　　　　　　　|
.　　　　　　弋　　　　　　　　　ｲ
.　　　　　　　 |　/―――‐く 　|
　　　 　 　 　 し　　 　 　 　 ヽ_}
 

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |//ﾊ_　　　　　　　　 　 　 　 　 ////
　　　　　　　　　　　　　　　 ､　　 {////i　　　　　　　　　 　 ＿／///,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾏ､　}///,|　　　　　　　　　／,///////　,ィ≦,ア
　　　　　　　　　　　　　 i　　　 ヾV////＿＿＿　　 　.//////////,イ//／
　　　　　　　　　　　　　 ﾄ　　／{}////|　　　　　　 .ヽ////////／///／　　　　/,}
　　　　　　　　　　　　　 ﾏ∨ 　 ∨///|　＿　　　　 ///////／＞　''´　　　　／/,
　　　　　　　　　　　　　　V　　　 }＞ ´::::::::::;:::::`:.＜/////／　　＼　 ＿＿／///
　　　　　　　　　　　　　　 } ,.ィ::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::＼`く　　　　　 ∨////////
　　　　　　　　　　　　 ,.ィf´:::::::::::::::::::::::::::::ﾊ/＼:::::::::::::::＼＼　　　　///////／
　　　　　　　　　　　∠／::／:::::::::::::::::::::::/'~^~　',::::::::ヽ:::::::',:::::,　 .／////＞
　　　　　　　　 　 　 .::::／::::::／::/:::::::::::::′　 　 i::::::::::::',:::::::i:::::',く　 ` ''＜
　　　　　　　　　　 /:::/::::::::/::::::/:::::::::':::::!　　 　 |:::::i:::::::|:::::::|::::::i:::＼　　　＼
　　　　　　　　　　,::::/:::::::/::::::::'::i:::::/ |::::|　　　　|:::::|:::::::|:::::::|::::::|::::::::ヽ　　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 j;;;i:::::::::':::::::::i::::|::::|　|::::|　　　　|:::::|!::::::!:::::::|::::::|::::::::::::;
　　　　　　 　 　 ／|::::::::i::::::::::|:j::-卞 |::::|　　　.斗:-||::::::!:::::::|::::::ﾊ:::::::::::',　　　　　　＼　　　　　　は～……(クソデカため息)
　　　　　　　　　{　 |::::::::|::::::::::|ｨf芋ミ､::::j 　　　,ｨf芋ミ､!::::::::! }:':::::::::::::::ﾊ　　　　　　　{
　　　　　　 　 　 ヽ　￣ |::::::::::ヾ　迩j　　　　　　泛.ｿ ｿ|::::::::|ﾝ;:::三彡::;　,　　{　 　　 /　　　　 　その時期やらはいつ来るのですか？
　　　　　　　　　　 ＼__/!:::::::::::|　　　　i　　 　 　 　 　 ,::::::::::!/::::::::::::::/.　 ',　 ＼＿／
　　　　　　　　　　　　　 j:::::／:ﾊ　　　 j　　　　　　　 /:::::::://::::::::::／　　　＼_/　　　　　　　 　　もうかれこれ十数年前から
　　　　　　　　　　/` ー-　､ }::::}ヽ　　　　　　　　　∠:::;;;;/::' ￣ ´＿
　　　 　 　 　 　 /　　　　　 ,::::::;､　＼　　- -　　　　イ{::::::::{　／:i:i:i:i:i:ヽ　　　　＞ ´　 {　　　　　その言葉を聞いているのですが
　　　　　　　　　{　　　　　./:::::/　＼,ｲ:..､　　　　イ　　 !:::::::|/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}　＞ ´　　　　 i
　　　　　　　　　 }　　　　/::::::/　 ／:i:i:i:i:i≧≦　　　　∧::::::',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/´　　　　　　　/!
　　　　 　 　 　 /　　　,..::::::::/ ／:i:i:i:i:i:／/i　 }　　　./　 ',::::::',:i:i:i:i:i:i::/　　　　　　　　/ {
　　　　　　　　/　　 ／::::::::/ .i:i:i:i:i:i:／／/{　 |　　　′　∧:::::ヽ:i:i:i:/　　　　　　　　/　 ､
　　　　　　 　 {　 ／::::::::／　 {:i:i:i:i/ ////,|　 !　　./　　//{＼:::::＼　　　　　　　　 .{＜　 ＼
　　　　　　　　.／:::::::／　　　乂＿.ﾉ////,!　 |　 /　　///|:i:i:i＼:::::＼　　　　　　　 !/,'＼　 ヽ
　　　　　　　 ,:::::::::::/　　　　 .／　 {/////|　 j／　　////|:i:i:i:i:i:!ヽ:::::::',　　　　　　 |///,ﾊ
　　　　　　　 i::::i::::::{　　　 ／　　　 ＼///|.／　　　////,'乂i;i:ノ　 ',::::::i　　　　　　 {///,∧　 i
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ////{　　　　　　　　 ///!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾊ　　　 }//,'〈　　　　　　　　////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/∧　　〈////　　　　　 __,,ノr''"´ _ノi
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿＿＿∨/ミ￣ }//{￣｀ヽ.　／////ｰ=彡//
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }＞ ´ ＞.:::＞.:´:::::::::｀ヽ__｀__У////r====彡'
　　　　　　　　　　　　　　　　 く---／::::／:::::::::::/:::/:::::i::::::::｀V==＜　 ＿ ノi{
　　　　　　　　　　　　 　 　 rーﾐ／::::／::::/:::/::/::/:::::::::}:::::i:::::∨ 　 ∨/////
　　　　　　　　　　　　　　　 乙/:::::::/:::::::/:::/::/::/"´｀~/::::::}::::i::∨　///厂´
　　　　　　　　　　　　　　　　/:/::::/::::::::;:::::i::::i::::{　 　 ,:::::::/:::::;::::i＜//,ハ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 〃i::::::i:::::::::i!:::::|::::i!::;　　 j:::::メ､:::/:::::|　}￣i: : ,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ト:/{:::::::ﾊ::::::!:::|ヾ! 　./イ__ヽ:/:::::/_.ﾉ 　 }: :i　　　　あと本人たちの気持ちでしたっけ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ヾ/:::::ヾ:::N!　 , 　 ´赱ﾒ::::イN.　　 　!: :|
　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::/:::::::ﾊ　　　 __　　　 ノ::::::/,N　i　　 |: :|　　　　ここに下に集まった女は全てヤルオ様に大恩がある身
　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::/´￣ヽ ＼　 ゝ- '　 ヾ:::／/.N　}　　 j: :!
　　　　　　　　　　　　,.ィ/::::彡イ.{　　　厂　 ヽ ＿　r≦く::::/~~i ヘ.__ ノiＨ　　　　すでに気持ちなど決まっていますよ
　　　　　　　　　 　 ノ::/´　　　　 〉　　.乂__r-ﾉ　.//⌒ヽ/　 "´ ￣｀i
　　　　 　 　 　 ／:/::/　　　　 r''´￣ ヽ /ﾆ{／ニﾆ〉==/　ー ､r'⌒Ｖ
　 　 　 　 　 ／::::/:::/　　　　/{_ 　　ノ　j／ニニ彡'　 {　　　 ノ.､　/
　　　　　 .／::／/:::/ ＿＿ /ﾆﾆ}＞''　j／　, --､_＿,,.ィﾆ彡´ﾆﾆ∨
　　　　／::／　 {::::{ /ﾆ//::::＞ ´　　´　　ノ　 __{　　ヽﾆﾆﾆ＼ﾆﾆ乂__
　　　./::::/　　　 ';::/ﾆ//::／　　／　 　,/(_ イ´__.ﾒ.　　＼ﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ}
　 　./:::/　 　 　 ./ﾆ//::i′　 /　　　 ./　　 {_j 〈　r＼ 　 ＼ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆ!
　　 {::::{　　　　 ./ﾆ., ,:::::! 　　,:　　　　i　　　　 i. ｀´ 　 ヽ　　ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐ!
　　 |::::|　　 　 /ﾆﾆ{ {::::::、　　､　　　 |　　　　 |　　　　 i＼　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__
　　 |::::|　　　./ﾆﾆﾆ､ ヽ::::ヽ 　 ヽ　　 ',.　　 　 !　 　 　,' 　}　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ
　　 |::::|≦ﾆ〈 ﾆﾆﾆﾆ＼＼::::≧==- 彡乂　　　|　　　.ｲ|　 i　 !ニニニニニニニ
　 .ﾆ';:::',ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆ＼＼ } } |　　 |　 ≧=--=≦/　!　 |　|ニニニニニニニ
　 .ﾆ:ヽ::ヽﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.＼＼.i|　　 |　　　　　./::/ 　 ',.　!　!ニニニニニニニ
　 .ﾆﾆﾆヾミ≧=- ニニニﾆﾆ∨ i!　　 |　　　　 〈::〈　　　 ､　/ニニニニニニニﾆ
　　ニニニニニニニニニニ/　 i!　　 |　　　　　ヽ::..､　　 ∨ニニニニニニニﾆ
　 .ニニニニニニニニニﾆ/　　.i!　　 ',　　　　　　＼＼ ／ニニニニニニニニﾆ
　 ニニニニニニニニﾆﾆ〈　　　i! 　　 ',　　　　　　　 ／ニニニニニニニニニﾆ
 

　　　　　　　　　　.　´　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　 ／　　　　／／　　　　 .　'´ -一　／
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｖ　　　 ／/／　　　　 ／　 ＿__彡'
　　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ,　　　　　 　 }　　　 ',　 ／　〈/　 　 　 ∠辷＿＿,,.. 　--──=＝≡ヽ
　　 　 　 〃/　　/　丨　　/ }　 　　 } 　 ﾘ　　 　 ∨ 　 　 ＼ 　 ／　─- 　 　 　 ＞　´　　　　　　 ',
　　　　　/ ,′　/' 　 |　　,′|　ｉ　　,ﾊ |八　　　　│ 　　／　`く＿__ 　 　 　 ,　'´　　　　　　　 　 　 }
.　　　　/　i　　/{　　 | 　 |　 |　ｉｉ　厶斗-┤　　　│ 　 　 　 / 　 　 厂￣／　　　　　　　 　 -─=≠
.　　 　 {　 |　 ' │ {　| 　 { ‐ﾅﾌ}｢ j　　　　　　　}　|`ヽ　 　 /　　　 /　／　　 　 　 _,二ﾆ=-─冖´　　　　　　　【 例えば男より優秀な女であるという理由で
　　　　　　|　ｌ 　| 从 ヽ　 V 　 ﾚ'゛ﾑr允ァ │ 　 八 ﾄ､ } 　／　　　 /　｛／　　,．＜＿___
　　　　　　|　|　│{　ヽ ＼ {　　,ｒｧ=＝=ミﾞ ﾘ　 / |个ｰ-ミ ¨ﾌ 　 ／　　人　／　　　　　 　 ￣￣厂＼　　　　　　軍で不当に冷遇されたり 】
.　 　 　 　 l　| 　 ヽ　　 ＼ﾊ　　　に二つ ./　 /　|:ﾘ_ノ／／　　　 　 ≠==ミｰ‐‐--------─‐/　　ノ￣〕
　　　　　　 ＼　　　　　 ノ :::::::: 　.""ij　　/ ／　　/ ／∠≧-─ｧ ／-─ｰr‐ ＼　　　　　　　.　　　　　／
　　　　　　　　 　 　 　 ＼　＿__ 　　|| 　 ´ 　 　 　厶 -─‐ｧ 　√　　　　丿　／　　 　 　 ／　　 　 ／　　　　くっ！私が指揮さえ取っていれば…
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　 ＼ i! 　 　　 　 　 　 　 　 / ／|　　　　／ ／　　　　　 ／　　_,.　 'ﾞ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿_|　。　　　　　　　 　 .／ '　　|　　 -─ '　　　 ー---─‐ '´
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　__　　　　. イ　ｰ-=彡　　 　 |つ、
　　　　　　　　　　　　　,．　´￣￣ヽ 'ｰ:≦＿厂::::ｰ-　..＿　　,ノ.:::::}
　　　 　 　　　 　　　／　　 　 　 　 ｉ ｉ : : : : ＼:::::::::::::::::.:::人_人::::::::{ー- 　 ..＿___
.　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　 } } : : : : : : ＼::::::::::::∧ Ｖ ハ::::::}: : : : : :＼ヽ 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　 {　　　　　　　　ヽ} } : : : : : : : : ヽ:::::/: : ﾉ匚]＼ノ: : : : : : :　ﾍ ',　　　ヽ
　　　　　　　　　　！　　 　 　 　 　 i! ! : : : : : : : : : .∨: : //| || ﾄ､ヽ : : : : : : :　ﾊ ',　　　 '.
　 　 　 　　　 　 　 |　　　　　　　　 {_ } : :/: : : : : : : : : : // :| || |: :ヽ', : : : : : : : : } },　　　 }
 

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _ -===- _
　　　　　　　　　　　　　　_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ=- _ ./´}
　　　　　　 　 　 　 　 ／/ニニニニニニニニﾆ./彡　　　＿
　　　　　　　 .　-=ミ､{ニニニニニニニニニニ/彡'}_／´　　 ｀ヽ　./
　　　　　　／　,. -=从ﾆﾆﾆﾆ≧=-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/彡'八-=ﾐ､　/ 　 ∨
　　　　　./　／　／　 ヽﾆﾆﾆﾆﾆニ/⌒ヽﾆニ{彡'={⌒ヽ　∨　 　 l}　　　　　【 騎士団を追い出されたり 】
　 　 　 ./ ./　 ./　　 　八､ﾆﾆﾆニl{｀.Ｘ.´}ﾆﾆニ.ｲ八｀ヽ　　} 　 　 l|
　　 　 /　 {　　{　　　 　 ∧≧=--_＞-＜-=≦=/ }　　∨　|　　　 |
　　　 .′　| 　 |　　　　/乂.＼ﾆﾆニﾆﾆニ=-:::::}彡'､ 　 .}　 ! 　 　 |
　　　ｌ{　　 | 　 }/　　 /} { {从:::｀::::¨:::¨;:¨´::::::::　八|∧ 八 ､|　　　 |　　　　　ここに女の居場所は無しか
　 　 八/ .八 ./　　 / 八Vｨ込　 　 _........_　　 ./､八 ∧ 　ヽ＼ 　 .!
　　　 ./　 　./　　 /　 ＞{ﾆニ＞ 。｀ー‐ ' . イr＜}ヽ}__＼　 　＼八　　　　　実力不足で追い出されるならともかく口惜しいな
　　　/　 　./　 .／ ／ﾆﾆ|ﾆニﾊ}ﾆﾆ.≧≦ﾆﾆ}ハﾆ乂＼ミ､ヽ　＼ヽ ヽ
　 ／ ／　/　／　/ﾆﾆニ」ﾆﾆ/八｀Y:.⌒:Y´ .八ﾆVノﾆﾆ}ﾆ∨∨ハ.､＼
／ ／　 /{　/　 ./ﾆ＼/ﾆﾆ≧s､/　.>⌒:く　 {´ﾆ￣ﾆ｀∨ﾆﾆ∨}　 }ハ}｀＼
／{　　./八 {　 ./ﾆニ/ﾆﾆﾆﾆ／ ／: :､:ハ:ヽ Vニニﾆﾆ{ﾆﾆﾆ.}八/　 ﾉ
　八　.′　 ヽ　{ﾆﾆ./ﾆﾆﾆﾆ/　/_: : : : {: :}:_:∧VﾆﾆﾆニVﾆニヽ/ ／
.（　 ヽ{　　　　 八=/ﾆﾆﾆﾆ/　　⌒ゝ.rく「⌒¨´ ∨ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆ}
　　　　　 　 ／ニ/ﾆﾆﾆニ′　　　-=|_i_|／´　　∨ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆlﾄ､
　　 　 　 　 {ﾆニl{ﾆﾆﾆニ′　　　 _ﾆ= :.､　　　　 ∨ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆ＼　 /
　　　　　 　 }ﾆﾆ八ﾆﾆニ′　　　　　/:::.､　　 　 　 }ﾆﾆﾆﾆ.ノﾆﾆﾆニ∨
　　　　　　 ﾉﾆﾆﾆﾆ≧s｡{､　　　　.. ｲﾆ=-ゝ､ 　 　 .|／{￣ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　 　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ./　｀¨¨´　　　　　　　｀¨ ¨´　　Vニニニニニ.|
 

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　|:::::::::厂＼ ｀＼ ＿___／　 　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::／＼　 .|::::::/.　 　 ＼/:::::::: /　　　　　　|
　　　　　　　 　 　 　 ／:::::::::／::::::::::::＼|:::/ 斗――┴:::ミ/　　　　　　 ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::／￣￣￣ ＞::::＜:::￣~^''＜:::::::＼　　　　／＼
.　　　　　 　 　 　 /::::::／ 　 　 　 ／:::::::::::::::::＼ :::::::::: ＼/:::Λ　　　　　　|
　　　　　　 　 　 /:::／　　　　　 /:::::::::::／::::::::::: ＼::::::::::: ∨:::Λ.　　　　　|
.　　　　　 　 　 /／ 　 　 　 　 /::::::::::/::::::::/:::::::::::::|＼ :::::: ∨::::|　　 　 　 |
　　　　　　 　 / 　 　 　 　 　 /::::::::::/::::::::Λ:::::_|:::::|＿∨ ::: |/:::|￣｀ヽ､　/
.　　　　 　 　 ｛　　　　　　　　|:::::::::/::::::::/　 |:::::厂/ｨ⌒|:::::: |＾Y|＼_____)/
　　　　　　　　　　　　　 　 　 | ::: /::::::::/_ﾉ　|: /:::::: 乂_⊂つ　八:::＞‐㍉:＼　　　　　　【 極めつけは上官の罪を押し付けられて
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:: /:イ :/〃⌒|/ :::::::: ／ | :::: |ィ |/7　/⌒＼:::＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 | :::::: |:/V{ 乂_ﾉ／￣　　 | :::: | ./ﾆ|　| ニニ-＼:::＼　　　　投獄されそうになっていた彼女たち 】
　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::ﾉハ とつ　　 ｀__ノ＾/::::::::|/-ﾆ|　|ニニニニ|::::: }
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::/　从:ﾉ:心､　└‐ /:::/:::::|二ﾆ|　|ニニニニ|:::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 /:::::::::::::/　/::ィ/| |二二]I=/イ::::::: |二ﾆ|　|ニニニニ|::/　　　 　　ホントです！
　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::/　　　/ﾆ| |ニニﾉi:i:i:ｉ:|:::::::: |二ﾆ|　|ニニニニ|/
　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::/　　　/ﾆ-| |ﾆﾆ/:i:i:i:i:iﾉ::::::::::|ﾆ-/ /√ニニニΛ　　　　　 　物資の横流しなんて私やってないんです！
.　　　　　 　 　 　 ／::::::::／:::/　　　/ﾆﾆΛ∨/:i:i:ｉ:i:i/::::::::::::|ﾆ/ /ﾆ| ニニニニ 〉__
　　　　　　　　 ／::::::::／ :::::/　 ／/ニニニ∨:i:i:i:i:i/:::::::::::::/＼｜ﾆ| ／二二二∨-＼　　　信じてください
　　 　 　 　 ／::::::::／ /:::::/:|／ニニニニﾆ/￣￣/:::::::::::::/ 　 | |ニ/ニニニニニ∨二＼
.　　　 　 ／::::::::／/ ./:::::::::::|ニニニニニ./　　／:::::/::::::/　　　＼/二二二二二　|ﾆﾆﾆ-＼
　　　 ／:::::::::::::::::/　｛::::::::::: |ニニニニニ{　　/ :::: /::::::/　　　　｜二二二二二二|ﾆﾆ＼ﾆﾆ＼_
　　 /::::::::::::::/::::::|∠ﾆ＼:::::::|ニニニニニ{　 /:: ／:::／　　　　　 | ニ＞――‐＜ﾆ| 二二＼ﾆニ}
.　 /::::::::::::::/{ :::: |ニニ＼＼{ニニニニ/八_/／:::／　　 ____＼___|／二二二二二＼二二二＼/
　/{::::::::::: /八::::::|二二二＼ニニニﾆ/　 ／::::∠,,,.. ィ´＼＿＿__[二二二二二二二|二|二|／
./ﾆ＼::::::｛ﾆニ＼{ニニニニ|ニニﾆ／＿彡／/　　 ＼ニニニニ/二二二二二二二|ﾆ/￣　,′
/⌒＼＼乂ニニニニニニ｜二／.　　　　　/￣｀`丶､ ￣|ニﾆ/二二二二二二二Λ＿　 /
三三ﾆ＼ニニニニニニニ |ﾆﾆ/　　　　　 /ニニニﾆﾆヽ　￣/二二二二二二二二Λﾆ∨
 

　 ＼//＞ｘ ＿_　 　 　 ﾄ､
ト-- ､ ⌒Ｖ////＞ ､　 |人
｀ ＜ ////////////＼トﾐ/＞ ､
　 　 ｀ ー─=ミ //////＼}///∧
　　　　　　　 　 ＼r‐ミ/＞ﾍ＞=┴-ミr‐ｧ─-ミ
　　　{>─‐=≦＼_r─}し　´　 　 　 　 ´　　 7　 ヽ、
　　　∨//////_,厶ア´　　　　　／　　　　 /r　、 く
　　 　 ＼//≧=- ､{　/　/　　 / :/　　　　/'ﾍ 　 ヽ ＼
　　　　　 ＞─=ミ/∨　/　 　 { /　　 :ｲ　′｜ |　ﾄ　　ヽ
　 　 　 /⌒>////　′.′　{　仄¨⌒刈 :′　|　|　|　ヽ__ｊ　　　　彼女たちを拾い上げ正しく実力を評価し
. 　 　 /⌒>////,　′　　　:ｉ守示ミト ｊト{　//＾ｿ　ｌ　}ハ
　 　 /⌒>//／ 　 ｉ　｜　　ｉ| トｎぅ　　　　仏ヘ　/　ﾊ　,　　　　 その力を発揮できる環境を整えた
　　　＼/＾ﾞく_,､＿/|　｜　　ｉ| |　　　　　　 {ｈ_ｊY＾　　 }　}
　 　 　 {　、＿_,.　 トミト廴__ト{　　　　　　 ヽ ７ 　 //　/　　　　 すでに彼女たちのヤルオ様への想いはただの主のそれではありません
.　　　 八　　　　　,　　　|　 |　　　　　　　　　 ′　 /⌒′
　　 　 　 丶　-=彡'　　 |　 |　 　 　 　 ‘’　 人＿/　　　　　 　　ヤルオ様が押し倒せば喜んで応じますよ
　　　　　 　 ｀　‐--‐＜ |　 | ＼　　　　　,.ｨ |
　　　　　　＿　　　　　　|　 | 　 ｀ ト　 イ　|｜
　　　 ＞　⌒>＼r‐=≦ |　 ﾄ､ 　 :|: 　 　 ｜|
　　 （ 　 　 人 　 ヽ　＿|　 |_ 〉　 |:＿ 　 ｜|
==ｧう　＞──＜⌒)ﾍ八　∨77V〉 ∧　人 ､
　 ｀ｰｧ′　　 ､ 　 ア´ ＼ﾍ　V///∧　〉ーヘ マ ヽ
　＿ {　　 　 　 ヽ（　 　 　 ﾍ　V////〉{　　　　ヽ＼}
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,　　､､　,
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､､ ゛　 ＿＿　　' ,
　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　 ／^ ≡^＼ 　丶
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;　　／(@)≡(@ ) ＼　 ;　　　　　　あ、あれは優秀な人材のスカウトチャンスなだっただけから…
　　　　 　 　 　 　 　 　 ;　／::⌒（__人__）⌒:::＼ ;
　　　　　　　　　　　　,'　　|　u　　|ｒ┬-| 　　 u | _　　　　　ウチは元々弱小貴族だからそういうの逃す手はないやん？
　　　　 　 　 　 　 　 ; 　/´￣｀｀゛）- .‐　 　 ／　 '､,
　 　 　 　 　 　 　 　 ; 　| 　￣￣　　　　　　　￣）　 ､
　　　　　　　　　　 　 ;　| 　 　 　　　　　　 |￣￣ 　　 ;
 

　　　 　 　./__r''.／:::/::::::::/::::::::::::::::::::ﾊ::ノヽ:::::::::｀ヾ　　　 ﾉi!
　　　　　 /　/ /::::::/::::::::/:::;:::::::/:::::i::{｀゛ヾ}:::::::::::::i::::ヾir'///,!
　　　　 ./ヽ/,.:'::::::/::::::::;'::::/::::;ｲ::::::ﾊ::!　　 !::::::::::::|:::::::';:V///
　　　　/__./ i!::::::;':::::::::::|::/i/::{ヽ:::/　}!　　 ;::|::::::::::!::::::::', ｀ヾ
　　　 .ム/　i:::::::i:::::::::::::|ｒfミ、　!/　　 　 _/::i:::::::::;':::::::::::i　　＼　　　 ええ、彼女たちの能力だけ見ればそうです
　　　 /::::＼ ＞::!:::i::::|:::|ゞソ ﾞ　　　　　　/ｲ｀:::::/:::::::::i::::|　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｵﾝﾅ
　　　 !::::::::::::乂::|::::!:::|:::|　　　 　 　 　 r弍/:::::ｲ:::::::::::;:::::! ヾ　　　　　しかし我が家の騎士団の次期団長に華琳を据えた為
　　 　 ';:::::::::::::::::|:::ﾊ- く　　　　 '　 　 ヾソ イ:::::::::::::/::::::!　 !
　　　　 ゞミ:::／::!人::::::::〉　　_ _　　　　　 ／:::::::::／::::/::| ン　　　　　賊連中に盛大に舐められて領内に大量に流入してきましたね
　　　　 　.／:::::／i::::|￣ ､　 ｀ ´　　　 ＜;;;;;;;;::イ/:::::/ ,ﾘ
　　　　／::::::／　 ;::::;　 }　ヽ. __　 ..　イ::::／:::::/:::::ノ /
　　 ／::::::／　　./::::ハ三ミ:.､ ,.i ､ｰ-､／:::::／::/´
　　 ::::::／　　　/::::/　 }ﾞヽ:::::::＼:::!!ヽ /イ::::',／￣ {
　　 :／　 　 ／::／! ／　　 ｰ-､:::/　! 　 ヽ:::ヽ　／ ヽ
　　　　　 ／::／ , i:',　　　 　 　 ＼. { ー '' ＼:::',　　　}
　　　 　,:::::::/　 / ,!::;　　　　　　　 ∨　　　　 ';:::!　=≦ｧ
　　　 ./::::::/　,ノ /::::}　　　　 ー- .､　　 　 ` ＜:!　　 {
　　　 ::::／ ／ィ::彡′　　　　 　 　 ＼　　　　　＼　 ﾉ
　　　／/／´　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 ∨!
　　　///{′　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',　　　　　 ∨
　　　/,'{:::!　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　　!
　　　'/,}::!　 ＿　 　 　 　 　 . : : : : : : . . ,: .　　　　　 ﾊ:､
　　　/,'|::Ｋ　 　 ｀ヽ　　　. : : : : : : : : : :/: : : . . . : : ｲ::Vﾊ
　　　./,'i::!∧__　 　 ',　. : : : :,;.: : -=-≦､: :＿ : .:イﾊ::::::∨}
　　　//|::!/∧ `ー- }-==≦/三三{ ＿＿i ‘ｰ/,'//∧::::::ヽ
　　　'/ﾊ::V/∧ｰ-　'　　　　　 i　　　 i!　 !　 /,////,∧:､:::::＼
　　　//∧::ヽ/ヽ }　　 　 　 　 l　　　.i!　 |__////////}:::ヽ::::::::＼
　　　///ﾊ:::::V/,!|　　　　　　 ,′　　ﾉ　 ﾊ/////////!:::::',｀ヽ::::::＼
　　　////,ヽ:::V/＼.　　　 　 i　　 .〈　 ///////////,|:::::::!//}ヽ:ト､ヽ
　　　//////＼::＞,'ヽ.__　　　}.　　　∨///////////|:::::///ﾘ　}!　 ヾ
　　　/////////////}　＼.　i　　 ／｀ｰ..､////////,:レ'///　 /
　　　/////////////　 　 ＼　 く　　　 　 ヽ///////////
　　　////////////　　　　.,′ ／＞　.､　　　＼///////
　　　///////////　　　　.∧／　　　　 /ヽ　　　＼////
　　　//////////　　　　./ / /　 　 　 , ＼＼　　　 ヾ/
　　　/////////　　　 ／　j /　 　 　 /　　ヾミヽ 　 /
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼　　　 　　　いや、でもその賊連中は領内に入って即刻
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　家の子たちにぶちのめされたやん
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　　　　　　　　　 　 　　<⌒ヽ　　　　　(Vヽ
　　　　　　　　　　　　　 (VヽV ハ_　　――=ミ　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　---
　　　　　／￣/ ヽー ､　 ゝ '⌒ヽﾉ/ /　 i|　　　＼　　　　　　___　-====================＜　　＿_
　　　ノ⌒ヽ 八　 ∨＼＼ｉ-'__/__７ ｉ L ,从　 j|　　　､ _　-===-　　　´￣￣￣￣￣＼-=========-／
　 _ 　 )　　)　　､　 ', ハ　Y ノー {　 ,xぅ㍉ヽ从 ｉ | i　＼¨´　　　　　　　　　　　　　　　 ￣＼-====--- ､
　(　＜ _／ ＼ ∧　 ∨i　ﾉ　/^`人 ､乂ｿ　　 芍人＼　 >　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´)／} ┐δ} i　　 　頭が女だから楽に勝てると思った？
　 ＼　 ` ＜⌒Y^ ', 　V彡ﾍ ゝ^_⌒))＼ _ 　 '¨ ｉ＼＿ン　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r-''　ノ/人　rｧ'
　＿___r　＿_　￣) 乂　ヽ⌒＼　} ､((　　　　'　人乂z_　　　　　　　　　　　　　　　 　　_ -　Ⅵ=‐V//＞'"　　　　それでヤルオの庭を好きに荒らせると？
　　　　　　　 )¨´　＿　　 ∨ﾊ__>'":.:人　 __ ∠ ＿ ノ⌒　　　　　　　　　　　　　　_ - )　)-‐￣＜_∇
¨¨¨´｀フ￣ﾉ／￣￣/ ｉ　　 V//∧:. :. :}}Ｘ⌒{{ ／　　　　　　　　　　　　　　 　＜＞　￣　　　　　　　　　　 　　　ではその愚かさを後悔しながら死ね
　(__／　／､　　　　,　人　　 ＼//|--:/--＜((　　　　　　　　　　　　　　＜＞
- （＿／　 込　＿＿＿ ＞　__ )/ | ∨----､_ヽ __　　　　　　　　　＜＞
　　(⌒)ﾉ~＞-‐…･･･=≦--＜　 /:. :.-=ニニ Y -= }-- へ　＜＞＿
＿＿彡∠　＿彡 フ/　　 　 } ヽ/:. :. ∧-=== vへ /-=ニヽヽ ／　　 ＼
　　＿＿＿＿___／ '=- _＿__＼:. :. :./_ノ⌒V∧ (__)-=ニﾆ ソ''　　　　　 ＼
　￣￣￣ >彡ｲ-=ニニニ=-_ノ}___彡へ(:. : ∨':. :. :. )-／／　　}　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 |-=ニニニニニ=-_ Ｙ:. :. :. :.:人___:. :〈∨/人 ／八
　　　　　　　　 -=ニニニニニ=-‐……‐＜////:. :./⌒￣/　　　＼　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 -=ニニニニ〉-‐…･…‐- ＼__＞/　/　 {　　　　 ',｀ 　　_　　　　　　＼-
　　　　　　　　　　＞------〈-‐…･･…‐-(フ　/:.ｉ　 ｉ　　 ､　　　　 ､　　　`　　 　 　 　 ＼＼
　　　　　　_ -=ニニニニニ (　　_　--／:/７　 ｉ:. :. ､　､　　 ＼　／　＼　　　　 (＞------∨ヽ
　　　　／-=ニニニニニ／-=／:. /:./:. /７　　 ､:. :. ＼＼　＿_/　　　　＼　　　　　＼___ ＞＼) )
　　 ／-=ニニニニニ／-=／:./:./ : ｉ:.ノノ　　　　　　＿:.フ￣/　　　　　　　　､　　　　Y＿彡イ|___r-- ､
　 /-=ニニニニニﾆ, -=／: : /:./: : ﾉ__)　　　　　　　／　　,　)　　　　　　　　　　　　　 ーr-=彡∨　　/￣
　_-=ニニニニニ／-／＿＿＿彡ｲ_ノ　　　　 　 ／　　　ｲＹ　　　　　 　 　 　 　 (_＼　　 ----/　　/　　　`､
/_ ---------=彡　(_人_＿人 __ 〈　　　　　　イ　＿　／ノ　　　　　　　　　　　　　￣＼￣:.＼|:＼ / 　 　 　 `､
 

　　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　乂ミ､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀乂ミ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　≫`ﾆﾆ=- ._　　 　 　 　 　 　 ／|
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ニニニニニ＼　　　　　 　 /|＿|
　　　　　　　　　　　　　　／ﾆﾆ-=ﾆ(Ⅹ)ﾆ=-ﾆ〉　　　　　 //　./
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ニ-=ﾆ＞-=ﾆﾆﾆﾆ＜　　 ＿ ／/　./
　　　　　　　　　　 -―=ミ､ﾆ／´､{　　ヽ ヽ ＼》Y´: : :《_/　/　　　 　　我らが原因で集まった賊ならば我らがケリをつけるのは道理！
　　　　　　　　／ ／´￣　 {从.x=ﾐ＼　 }､ }　 .V乂:_:_/ ＼_{
　　　 　 　 　 {　/　／　／乂 《ｖｿ　 ヾ符ﾐ 　 八＞/ 　〈､　　　　　　　拾い上げて頂いた主様の為にもここで力を示さねば！
　 　＿＿ 　 人 {　l{　 / {_＞‐､ 　_　 ' ¨´/}イ ￣./-=∧ Vヽ__
Y´　 　 　 　 　 人八 l{.斗＜ﾉ_ﾄ､ ｀¨｀_У八∧r'/-=/ﾆl} }ﾆ}.:＼ﾐ､
八(´￣(￣￣／ ./ 　.YﾆY///≫.＜/_(///7ﾆ{ ＼_/＞' .ﾉ/::.:.:.:.:Y乂_ノ
　　　 ／ヽ≠彡'　　 /乂{/Y´ﾆﾆ／ _＞､__r―く≧==≦_/:.:.:.:.:.}:人＿＞-
　　 /　　　　　　　／　人ヽ}ﾆﾆ/　 /　 r' ､＼ヽ_)､＼ニ/⌒ヽ:八乂＿_
　 .人　 (´ ￣￣/　／ 　.Уﾆ./　 /‐-ｧ〉､ ＼_)rく》/`く{　　/　Y≧=-⌒)
　　　 }≧=-　 八　(　Y´/ﾆﾆ/　./　 /八. ＼ｰ`∨/ﾆニ＼(乂(乂(⌒ヽ
　　_ノ_ノﾉ　　(　　Ｙ ) {./ﾆ／ 　/　 ////》､人У/ﾆﾆﾆ.ｨく
　／⌒Y　　 ノ)__ノ　　l{／　 ／ .／////　{_＞ ´ヽニ〈ﾆﾆ=- ._
　　　　乂　(　　　　　 /　 ／ .／}_////　　　　　　乂__＼ﾆﾆﾆﾆ=- _
　　　　　　｀ヽ　　　　《_∠_／ ／//// ﾄ､　　　 　　＼__〉_＼ﾆﾆﾆﾆﾆ=- ._
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ﾆ〉//.′l|∧　　　　　＿〉､ﾆ_ﾆ_-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ﾆ>'///′_八∧_ -=ﾆ{i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:/}ニ-=ニニニニﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　 _ -=ニ>///.ｨくi:i:i:／i:i:i:i:i:}:i:i:i:i:＼:i:i:i:i＼:i:i:iVﾆﾆﾆﾆ-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
　　　　_ -=ﾆﾆ=-/ﾆニ／//／/ 〈＞V＼i:i:i:八i:_i_／i`:く´V}／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　 　／ﾆニﾆﾆﾆﾆニ／//／=/　　　　　 /Ｙ:i:_i:〉└― ´__ ∨ニニニニニﾆニ}　 　-=ﾆニ八
　 ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.／//／二./-―- .　　.′=＼ 　／ : : -―Vニニニニニﾆﾆ′　　　　￣￣
　/ﾆﾆﾆﾆﾆニ.／//／ﾆ=-|／'⌒＼: ＼′ﾆﾆﾆヽ{: :／／:￣:∨ニニニニﾆﾆ′
　{ﾆﾆﾆﾆ=-／//／ヽﾆﾆﾆ{／⌒＼_＼:′ニニニ∨ /: : : : : : Vヽニニニニ/
　 ￣￣ ／//／　　∧ﾆニ: : : : :. :.＼/ニニニﾆニヽ{ : : : : : : :.V∧ﾆﾆ=-
　 　 .／{_/／　　　/ ∧二|: : : : : : : :′ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{＼: : : : : ﾉ´_∧
　　　{　.／　　　　　/　 ＼|: : : : : : :.′ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ八≧==≦-.､i:i:i:}
　　 　 ´　 　 　 　 　 　 Y:i}: : : : : : ハニニニニニ/ 　 ヽi:i:i:乂i:i:i:＼ﾊ
　　　　　　　　　　　　　八i}:_:_:_:_: /ノi}ﾆﾆﾆﾆ=-‐　　　 　 ＼__}ﾆﾆﾆニ'.
　　　　　　　　 　 　 　 {ﾆニＹ⌒Ｙﾆﾆl|￣　　　　　　　　　　∧ﾆﾆﾆﾆニ'.
　　　　　　　　　　　 　 Ｖニ/二〈ﾆニﾘ　　　　　　　　　　　/ ∧ニニﾆﾆ'.
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　 　 　 ＿＿　　 　 　 　 //＾＼　　＼
　　　　　　 /´　　｀＼.　　　　//　 　 }　　 ｜　/::|＼
.　　　　　 /{　　　　　 ＼ 　 /　　　　ﾉ　　　|　 :.:::|:.:::丶　　 ....-‐……‐-
　　　 　 /　＼　 　 　 　 ＼{　　　／　　　__Ｌ...|:.::|＼:.:::|／:.::.:::＿＿＿:.::.::.::.:.:::＼
.　　 　 / 　 　 ＼　＿＿ 　 ＼ ⌒>''"´:.::.::.::／|:.::|:.:/:.::.: ⌒ｉ＼　　　　　　￣￣￣＼
　　　　{　　　　　 ＼　:.::.::.::.:::＞ﾝ:.::.::.::.::.::／:.::.:|:.::∨:.::.::/:.:::|:.::.:＼　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　 ＼　　　　　 　 ー― ァ{:.::.::.::.::／ :.::.: 八:.:::∨::/:.::.: |:.::.::.::.:＼　　　　　　　　 }:.::}
.　　　　/ | ＼　　　 　 　 _／ Λ:.:＼/:.::.::.::.::.::.::: ＼ ∨ :.::.: |:.::| ::.::.::. ＼ 　 　 　 　 ノ／
. 　 　 /:.::|　　￣￣￣￣　 ／{ ::.::.::/:.::.::.::.:/／:.::.::.::＼ :.::.:: |:.::|:.::.::.::.:::|＼ 　 ＿＿／
　 　 / .::.:|　　　　　　＿／/:.::い:.::.::.::.::.::.:/:.::.::.::.:／ /: ＼: ﾉ:.::|:.::.::.::.:::|　 丶
.　　 :.::.::.::|　　　　　　　 ／{:.::.:::＼|:.::.::| :/:.::/::／⌒/:.::.::.::.::.:: Λ:.::.::.::.:| 　 |:.:|
　　 :.::.::.::.::＼＿　 　 　 　 {:.::.:＼::|:.::.::|/:.:ッテ=ミ /.:.::.::.::/:／^ヽ:.::.::.:::| 　 |:.:|
　　 |:.::.::.::.:|:.::.:/￣:.:厂√ 八:.:::|｢ |:.::.::| ｊィ_..ﾉﾊ　/ｲ:.::.:::/jﾃ㍉　|/:.::.::/　　|:.:|
　　 |:.::.::.::.:|:.::/:.::.:::/　/ ／　＼乂|:.: 八^乂;;;ソ　 ﾉ イ/ ,..ﾉﾊ }イ ::.::/　　 ﾉノ　　　えっ？何でもするから許して？
　　 |:.::.::.::.:| /:.::.: /／／　　 ____ヽ|:.::.::.::＼ 　　／　 ﾉ　弋ソﾉ ﾉ::.: /|　 ／
　　_|＿＿＿＿,／／ 　 　 /ﾆﾆﾉ:|:.::.::.:ド⌒　　　　 　 　 '　イ:.::／ :|　　　　　　　　あはは、頭下げれば何でも許してもらえると思ってるんだ
／　 ＿＿＿＿_彡　＿＿斗／:.: |ノ＼|　　　　丶　　 ，　　ﾉイ:.::.:/
　／|:.::.:／ﾆ⌒＼ ＼ﾆﾆﾆ／:.::.:: /ﾆ/ 个: .　　 　　　　　 イ : /|:.:/　　　　　　　　　どうせ自分達が勝ったら好き放題するつもりだったんでしょ？
/　 .l／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　 |ﾆ／:.::.::.::.:/ﾆ/　/ヘ＿＞　__ ィｉ:.::.::.:|:.:ｲ j/
　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二|　／:.::.::.::.::: /ﾆ/　/ ::::::::::: j(＿ 　八 :.:: |:: |　　　　　　　　　　　　私たちを辱めて領内で好き放題して…
.　/ﾆﾆﾆﾆﾆ=-‐''"´ :.::.::.::.::.:: /ﾆ/　/ :::::::.:::::/ﾆﾆヽ＼　＼:.::.:|
／´￣￣ :.::.::.::.::.:::＿＿＿／ﾆ/　/::::::::::::: /ﾆﾆﾆﾆ|　|　　}＼|　　　　　　　　　　　　そして私たちの大切な主様を
:／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　 |ニﾆﾆニ|　 |::＼::::イﾆﾆﾆﾆﾆj　j　　j:.: }:ヽ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ八　∨ニニ/　/:::::::::￣j二二ﾆﾆ/ / 　 /:.:/:.::}　　　　　　　　　　　ヤルオ様を害するつもりだったんでしょ？
ﾆﾆﾆﾆﾆニ/ﾆ／ﾆﾆ＼ ＼／　/:::::::::::::::::l＼ﾆﾆﾆ/ / {_.ノ:.:/:.:::/
二二二ﾆ/／ﾆﾆ／ニ|＼　　/|::::::::::::::::::|＼＼_/ /ﾆ.|:.::.::/::.::/
ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |　 ＼/｜::::::::::::::｜　＼__/ﾆﾆ|＿__／
ﾆﾆニ／ﾆﾆﾆﾆﾆ二二| 　 | 　 |:::::::::::::::::::＼＿ {.ﾆﾆ＼
二／二ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| 　 |　　￣￣＼::::::::::::::八 ニニ＼
／二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj 　 j　　　　　　　￣￣　　＼ ﾆﾆﾆヽ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾉ　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　 ＼ﾆニ}
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ八ﾆニ／　／　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 )ニﾉ
 

　　　　　　　　　　　　　　 __　 ＿ ,..--､　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　／::::ヽ:::::/::∧:::＼　　　　 　 　 　 　 /ﾆﾆ/
　　　　　　　＿　 　 ／／/:＼∨:/:::ヽ::::::∨　　　＿　　 　 /ﾆﾆ/
　　 　 　 　 { 　 ￣/:::/￣＞ --'--＜∧::::∨￣ 　　}　　 ./ﾆﾆ/
　　　 　 　 ∧　　/:::/ ／:::::::::::::::::::::::::::＼:::::',　　　 /　　./ﾆﾆ/
　　　　　 　 ∧　.i::::; /::::i::::::i:::::::::::::::::}::::::::ﾍ:::',　__ /　　./ﾆﾆ/　　 　うん、やっぱりそういうつもりだったんだ
　　　　　　　 .ﾊ　|:/,:::::::::|:::::|::::::::::::::::ﾊ:::::::}::}:::i　　〉　 ./ﾆﾆ/
　　　　　　　　〈　i' i::i::::::ﾊ::::|ﾍ::::::::::/⌒V::|::|:∧.　{.　/ﾆﾆ/　　　 　　なら私から貴方たちに言える事はただ一つ
　　　　　　　　 } 　 |::|:::_:ｨf 泛､＼/ｨf=ミV:::|:::::}___} /ﾆr ，
　　　　　　　　 {_..ィ|:ﾍ:::::{　　　　 , 　 　 /ィ:}::/:::::∨ﾆ.{__|　　　　 　　良いから死んで
　　　 　 　 　 　 　 |:::::＼!　　　　　　　　/:|:::∧:::::::∨ﾉ//___
　　　　　　 　 　 　 ',::::::::{ ､　 ｀ 　　´　ｨ:::::|∧ ∨:::_:// ＿　 }　　　　それがヤルオ様の為だから
　　　　　　 　 　 　 ∧:::ﾄ!:::{ ＞　- ＜/:::/― -,r.:´: ',/{　--　{
　 　 　 　 　 　 　 / ∧{＼::!=f　「_}_ /::/　　　/////ﾊ/r―　ﾉ
　　　　　　　　 ／／　　.}::::|,イ7/7 ,::::/　　　 {//////ゝﾆア
　　　　　 　 ／／　 _,..z≦ ／ //　{:::{　　　　_＼///_イ::::::::::＼
　　　 　 　 .{　{,z ≦　／／　／　　|:::|｀''　 イ　　/::::::::::::::::::::::::::::.､
　　　　　　 .／　 .＞ }／　／　　　 |:::|　　　　　 ,::::::::::::::::::::::＼:::::::＼
　　　　　／_＞ ´ ＞´　　"　　　　　,:::',　　　　 /::::::::::::::::::::::::::{＼:::::::::.
　　　　　{＿|＞ ´　　 〃　　　　　　ﾊ::::',　　 　,:::::::::::::::::::::::::::::{　 ',::::::::.
　　　　 /　　{/{　　　 {{　　　　　　 .:　､::::::::.､ /:::::::::::::::::::::::::::::::: 　 ,::::::::.
　　　　 　　　V，　 　 乂　　　　　/　　＼::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::!. 　',::::::::.
　　　　 ゝ　　 ＼＼　　　＼_　..イ　　　　 ＼::::::＼::::::::::::::::::::::::::|　　,:::::::::.
　　　　　　≧=-―､==　￣　ヽ＼　　 　 　 /ヽ::::::::V:::::::::::::::::::::::! 　 !:::::::::!
　　　　　　　　　　　', V　　 　 }:.{ ＼＿ 　 ′|::',:::}:::}:::::::::::::::::::::::| 　 |:::::::::|
　　　　　　　　　　　 ',　　　 ／:.:.＞ ⌒￣~{　}::::}::|:/:::::::::::::::::::::::::|　 ;::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 {　 ヽ／> 　 　 　 　 |::::}/::::::::::::::::::::::::::::::! /:::::::::::;
　　　　　　　　　　　　}　・） .<／>　　　　　　∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　| ﾄ､　 <／　　　　　　　 ∨::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::/
　　　　　　　　　　　./ト! ヽ／　　　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　　　　　 //}　i}　　　　　　　　　　　　　 ､::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　 　 //,ﾘ　i　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::::::::::::::::::::::::::{
　　　　　　　　　////　　　　　　　　　′　　　＞　´　ヽ:::::::::::::::::::::::::!
　　　　　 　 　 /|//,　　　　　　　　　/ _.ィヽ´ 　　　　＿ヽ::::::::::::::::::::::､
　　　　　　　 ./ i!//i＿ヽ_　　 ＿　-=ﾆ }_} }}=＝　￣　　　　.:::::::::::::::::::＼
　　　　　　　/／//{「二寸｀¨´ ／イﾍイ⌒´　　　　　　　　　V:::::::::::::::::::::::.､
　　　 　 　 /{////,|ー_{ニニニニニiﾆV，　　　 　 　 　 　 　 ∨:::::::::::::::::::::::',
　 　 　 　. 　|///_/|0| |≧ミ､ニニﾆ|ﾆﾆV， 　 　 　 　 　 　 　 ∨:::::::::::::::::::::::',
　　　　　 i　/r､r＼.! { |ニニﾆ≧=ー!ﾆニV､　　　　　　　　　　　∨::::::::::::::::::::::}
　　　　　 |//{ ､＼ﾉ| ! |ニニニニﾆﾆ∨ニヽヽ　　　　　　　　　　　,:::::::::::::::::::::/
　　　　　 「/∧_ヽノ|//ニニニニニニ∨ﾆﾆ＼＼　　　　　　　　　 ',:::::::::::::／
　　 　 　 /ﾆﾆ/　　 Vニニニニニニﾆﾆ､ニニ{＼＼　　　　　　　　 ',:::::::::′
　　　　 ./ﾆﾆ/　　　 ∨ニニニニニニニ＼ﾆﾆ＼＼＼　　　　　　　 ，＼{
　　　　/ﾆﾆ/　　　　　，ニニニニニニﾆﾆ| ＼ﾆﾆ＼＼＼　　　　　　，
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_　　　　　　　　あの子たちのおかげでウチの騎士団の評判は広まって
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　　　今までちょくちょく出てた小さい賊は全部領内から逃げ出して
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　しかも、ぶちのめした賊ども集めた金品回収で財政も潤った！
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼　　　　良い事尽くめだな！
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ////{　　　　　　　　 ///!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾊ　　　 }//,'〈　　　　　　　　////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/∧　　〈////　　　　　 __,,ノr''"´ _ノi
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿＿＿∨/ミ￣ }//{￣｀ヽ.　／////ｰ=彡//
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }＞ ´ ＞.:::＞.:´:::::::::｀ヽ__｀__У////r====彡'
　　　　　　　　　　　　　　　　 く---／::::／:::::::::::/:::/:::::i::::::::｀V==＜　 ＿ ノi{
　　　　　　　　　　　　 　 　 rーﾐ／::::／::::/:::/::/::/:::::::::}:::::i:::::∨ 　 ∨/////
　　　　　　　　　　　　　　　 乙/:::::::/:::::::/:::/::/::/"´｀~/::::::}::::i::∨　///厂´
　　　　　　　　　　　　　　　　/:/::::/::::::::;:::::i::::i::::{　 　 ,:::::::/:::::;::::i＜//,ハ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 〃i::::::i:::::::::i!:::::|::::i!::;　　 j:::::メ､:::/:::::|　}￣i: : ,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ト:/{:::::::ﾊ::::::!:::|ヾ! 　./イ__ヽ:/:::::/_.ﾉ 　 }: :i　　　　ええ、そして華琳はヤルオ様は
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ヾ/:::::ヾ:::N!　 , 　 ´赱ﾒ::::イN.　　 　!: :|　　　　最初からこれを狙っていたのかと感激して
　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::/:::::::ﾊ　　　 __　　　 ノ::::::/,N　i　　 |: :|
　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::/´￣ヽ ＼　 ゝ- '　 ヾ:::／/.N　}　　 j: :!　　　　モニカとマイは全てが終わった後で
　　　　　　　　　　　　,.ィ/::::彡イ.{　　　厂　 ヽ ＿　r≦く::::/~~i ヘ.__ ノiＨ　　　　自分たちのせいで賊が集まったと落ち込んでいたところで
　　　　　　　　　 　 ノ::/´　　　　 〉　　.乂__r-ﾉ　.//⌒ヽ/　 "´ ￣｀i　　　　　　　主様が慰めて更に評価が爆上がりしたのですが…
　　　　 　 　 　 ／:/::/　　　　 r''´￣ ヽ /ﾆ{／ニﾆ〉==/　ー ､r'⌒Ｖ
　 　 　 　 　 ／::::/:::/　　　　/{_ 　　ノ　j／ニニ彡'　 {　　　 ノ.､　/　　　　　　 　まだ手を出さないんです？
　　　　　 .／::／/:::/ ＿＿ /ﾆﾆ}＞''　j／　, --､_＿,,.ィﾆ彡´ﾆﾆ∨
　　　　／::／　 {::::{ /ﾆ//::::＞ ´　　´　　ノ　 __{　　ヽﾆﾆﾆ＼ﾆﾆ乂__
　　　./::::/　　　 ';::/ﾆ//::／　　／　 　,/(_ イ´__.ﾒ.　　＼ﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ}
　 　./:::/　 　 　 ./ﾆ//::i′　 /　　　 ./　　 {_j 〈　r＼ 　 ＼ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆ!
　　 {::::{　　　　 ./ﾆ., ,:::::! 　　,:　　　　i　　　　 i. ｀´ 　 ヽ　　ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐ!
　　 |::::|　　 　 /ﾆﾆ{ {::::::、　　､　　　 |　　　　 |　　　　 i＼　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__
　　 |::::|　　　./ﾆﾆﾆ､ ヽ::::ヽ 　 ヽ　　 ',.　　 　 !　 　 　,' 　}　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ
　　 |::::|≦ﾆ〈 ﾆﾆﾆﾆ＼＼::::≧==- 彡乂　　　|　　　.ｲ|　 i　 !ニニニニニニニ
　 .ﾆ';:::',ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆ＼＼ } } |　　 |　 ≧=--=≦/　!　 |　|ニニニニニニニ
　 .ﾆ:ヽ::ヽﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.＼＼.i|　　 |　　　　　./::/ 　 ',.　!　!ニニニニニニニ
　 .ﾆﾆﾆヾミ≧=- ニニニﾆﾆ∨ i!　　 |　　　　 〈::〈　　　 ､　/ニニニニニニニﾆ
　　ニニニニニニニニニニ/　 i!　　 |　　　　　ヽ::..､　　 ∨ニニニニニニニﾆ
　 .ニニニニニニニニニﾆ/　　.i!　　 ',　　　　　　＼＼ ／ニニニニニニニニﾆ
　 ニニニニニニニニﾆﾆ〈　　　i! 　　 ',　　　　　　　 ／ニニニニニニニニニﾆ
 

　　　　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 ／　　 　 u.＼
　　　　 　 ／ー‐-:::::::::::-‐' ＼　　　　　 か、彼女たちはまだ時期じゃない…
　 　 　 ／ 　 t　 j:::::::ｨ　 ｯ 　 ＼
.　　 　 |. u 　 ｀¨､__,､__,¨´　　　 |　　　　気がするから…
.　　　　＼　 　 　 ｀こ´　　 　 ／
　 　 　 ／　　　 　　　　　u　.＼
 

　 ＼//＞ｘ ＿_　 　 　 ﾄ､
ト-- ､ ⌒Ｖ////＞ ､　 |人
｀ ＜ ////////////＼トﾐ/＞ ､
　 　 ｀ ー─=ミ //////＼}///∧
　　　　　　　 　 ＼r‐ミ/＞ﾍ＞=┴-ミr‐ｧ─-ミ
　　　{>─‐=≦＼_r─}し　´　 　 　 　 ´　　 7　 ヽ、
　　　∨//////_,厶ア´　　　　　／　　　　 /r　、 く
　　 　 ＼//≧=- ､{　/　/　　 / :/　　　　/'ﾍ 　 ヽ ＼
　　　　　 ＞─=ミ/∨　/　 　 { /　　 :ｲ　′｜ |　ﾄ　　ヽ
　 　 　 /⌒>////　′.′　{　仄¨⌒刈 :′　|　|　|　ヽ__ｊ
. 　 　 /⌒>////,　′　　　:ｉ守示ミト ｊト{　//＾ｿ　ｌ　}ハ
　 　 /⌒>//／ 　 ｉ　｜　　ｉ| トｎぅ　　　　仏ヘ　/　ﾊ　,
　　　＼/＾ﾞく_,､＿/|　｜　　ｉ| |　　　　　　 {ｈ_ｊY＾　　 }　}　　　　　は～……(本日二回目)
　 　 　 {　、＿_,.　 トミト廴__ト{　　　　　　 ヽ ７ 　 //　/
.　　　 八　　　　　,　　　|　 |　　　　　　　　　 ′　 /⌒′　　　　　では当家の魔術院の彼女たちはどうです？
　　 　 　 丶　-=彡'　　 |　 |　 　 　 　 ‘’　 人＿/
　　　　　 　 ｀　‐--‐＜ |　 | ＼　　　　　,.ｨ |
　　　　　　＿　　　　　　|　 | 　 ｀ ト　 イ　|｜
　　　 ＞　⌒>＼r‐=≦ |　 ﾄ､ 　 :|: 　 　 ｜|
　　 （ 　 　 人 　 ヽ　＿|　 |_ 〉　 |:＿ 　 ｜|
==ｧう　＞──＜⌒)ﾍ八　∨77V〉 ∧　人 ､
　 ｀ｰｧ′　　 ､ 　 ア´ ＼ﾍ　V///∧　〉ーヘ マ ヽ
　＿ {　　 　 　 ヽ（　 　 　 ﾍ　V////〉{　　　　ヽ＼}
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　__
　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿__　＞''".;ィ‐.: .: .: .:｀.:'':＜
　　　　　　　　　 　 　 )////>'／/.:|.: .: .:｀丶、: .: .: .: ｀ヽ
　　　　　　　　　 　 ,.ィ/＞'.: .: .: :|.: | .: .: |.: .: .∨.: .: .: .: .∧.､
　　　　　　　　　／/／／:/: ,: .: :|.: | .: .: |: .: ヾ:∨.: .: .: .:∨ヽ＼
　　　　 　 　 　 ∨/／': /.: .;|.: ./|､.:{.: .: :ﾄ.: .: ‘,､',､.: .／.: Ｙ/ヽ/､｀～、　　　　【 開発した魔術が革新的過ぎた為
　　　　　　 　 　 /　/.: /.: /`''==-ヽ| .: : |ヾ ､、__'} Ｙ.:/: .: }//∧/＼./
.　　 　 　 　 　 /　/.: /: /　 ∨　|.: .: .: .:.|　∨.: :', ｀ ﾞ',.:/:/|///∧///>　　　　　権威主義の魔術協会で異端認定されて
　 　 　 　 　 　 ／∨:| :/　　　　 ヽ.:_.:_.:_l　､_＼.:|　　ﾞ'',/.;'| ///Λ/´
　　　 　 　 　 /.: .: .:' :Ⅵ z=≠ミ　　　　　,ィ=＝=ﾐ　　 ''/ |/＞''"´∨　　　　　　在野に下ったエレナ女史とその弟子を丸々抱えましたね 】
　　　　　　　/.: .: .: .: /.:０　　　　　　　　　　　　　 つ　/.: .: .|: .: .: .: ‘,
.　　　　 　 /／/: .: / : .,'｡ 　 　 　 ＿　　　　　　　 o /.: .: .: |: .: .: .: ､‘,
　　　　　 /　 /.: .:/:/.: .ｌ　　　　/'　　 ｀' ヽ　　　　　/.: .: .: ./ : .: .: .: ﾄ;‘,　　　　くっ！協会のクソじじい共め！
　　　　　　　 |: ///|.: .人　　　 '　　　　　 ‘,　　 　/.: .: .: .:/ : : : : |.: | ﾞ.:|
　　　　　　　 |/ /, '|.: .: .: )h.､　乂　　　　ィ　　.ｨi/.: .: .: ／／.: ／|.:/　 }　　　　私の理論の素晴らしさが分からないなんて！
　　 　 　 　 　 //　∨.: .: |ﾆﾆ＞.､、　_,,..　＜ニ/.: .: ／''"~ '‐"　//
　　　　 　 　 　 l　　 ∨ : |‐-ﾆﾆﾆ}　　 ／.ニ／.: ／　 ｀　　 ''　､
　　　　 　 　 　 l 　 ヽ ＼{ /.ﾆｨ‐＜-ｲﾆﾆ／ ィﾆ|　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　 　 ',　　 Ｙ 　 {ﾆ＞‐／|'i-イ＜ﾆﾆﾆ| ､ｌ 　 　 　 　 　 l
　　　　　　 　 　 ﾄ､　}ゝﾄ､　　 　￣ ｀ﾞ　　｀～､_/　/　　　　　 　 /
　　　 　 　 　 　 ‘, ヽ,lﾆトミl｀～＿　　　　 　　__(./　　　　　 　 /
　　　　　　　　　 ∧　∨ﾆﾆﾆﾆ＞‐｀≦>≦彡´‐/l　　_､‐''|　／
 

　　　 　/㍉_}_　.＼　 _,.＞'":.:.:.:.:.:.:.:.:..:.ヾ　',
､＿＿__!＿____¨≧ﾞ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:∨
　ゞ二三二＞ヽ＠ｨﾞ:.:.:.:.:/|:.:.;.:.:.;.:.:;:.: |',:.:.:.!
　　　　 |､　}ヽ／ｲ:８: |::/ / /　/　|:.:ﾘ i!:.:.|
　　　　 {{==ｲi}::{iヘﾘ:.:|:| "´ ￣￣￣｀ﾞ'.|:.:.|　　　　うう…協会追放されちゃいましたね…
　　　　　＼〃|::＼ゝ从| ｃ===　　 =＝c.:ﾘ
　　　　　　 ＼{:.:.:.:.ｰ-, ` xxx　　　xx/ﾘ
　　　　　　　 _》:|:|:.::|　.＼(´￣ﾞ７ ／/ﾞ
　　　　_,,.-‐''{{:.ﾘ从:|､,　 ,.ｨﾘﾐ彡|/:/
　　 ／. 　 　 ＼　　 /ﾍｨﾍ::|　∨::.{
　／::.　　　　　 .:＼〃_（0__'!　　＼
/::::::::::..　　　　: : : /___,.,δ,..!　 　.∧
 

　　　　　　＿,'.:_,. ' ≦二二二≧ﾄ､.:.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　,.:.:,. ='三二ﾆ==ﾆ-ﾆ=ﾆ二.ﾟ.;:.:.:.:.:.:.',':,.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　,.:., '三二ﾆ==ﾆ-ﾆ=ﾆ二三二..ﾟ;.:.:.:.:.:.:',ヽ:.:.:.:.:..‘，
　　　 ,'.:,'二ﾆ-　　＿,,,,,,,,,,,,,,,,,,__｀ '''' ､.:.:.:.:.:.:.:.', ',.:.:.:.:.:.:‘，
　　　.i.:!＞　,..:'.:.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ｀.:.:....,l.:.:.:.:.:.:.:.', ',.:.:.:.:.:.:.‘，
.　 　 i!　／.:/.:.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:ヽi!.:.:.:.:.:.:.:.i i!.:.:.:.:.:.:.:.:',
.　　　l/.:,'.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:'i.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:i.!.:.:.:.:.:.:.:.l i!.:.:.:.:.:.:.:.:.',
.　　　l.:.:i.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!.:i:.:l:.ヽ.:.:.:.:.:.:ヽi !.:.:.:.:.:.:.:.:l i!.:.:.:.:.:.:..:.:'
　　　i.:.:l.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:i:.:.i斗七て_ヽ:.:.､ l/ヽヽ､:.:.:.l､i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:'
　　　{.:.:',.:.:l.:.:ヽ.:.:.:.:.li:.:} ,从',示心ゝー-　i:ヽ　ヽ　ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　',.:.:.',.:.i／:.ヽ:.:.:l i:' !!　'少'::::::::./.:.:'.　 '.:.':.　 '.､　＼.:.:.:.:.:l　　　　優れたモノが素直に評価されない世界とは…
　　　 ヽ.::',.:i,ィfゝ､:.､;'　　｀´::::::::::::/ヽ;.:.'.　 '.:.:.'.　 '.l　　i.:.:.:.:.:!
　　 　 ,-､从ヽ沙ﾉ｀　　:::::::::::::　／l　ヽ.:'.　 .'.:.:'.　 '.　　l, 'i.:.:　　　　無念です…先生…
　　　,/　 }.:.:ヽ ､'　　 　 　 　 　 　 ,',　ヽ∧　 '.:.:'.　｀　 ', /.:.:
_,. - 'i　 /|.:.:.:....:::｀　　　　　　　 　,','.lヽ　＼　 ｀´　　 　.ヾ.:.:.:
　_／　/ l|.:.:.:.i.:ﾍ　 　 　 　 __　　,':i ,','ヽ　　　　　　　　　',.:.:.:
..{　l　 .l ,'.l.:.:.:.i.:.:.:.:i:...　 ｀'´- ｀　,!:.!,',':.,':.l___,, 　----------
. ∨ 　 !' .l.:.:.:.i!:.:.:.:i!.:.:｀:.:.. _ ,....:.':.l/.:.:/i三三三三三三三三
　 ｀　　　 l.:.:.:,i!.:.:.:.i!:.l.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:/:.:l三三三三三三三三
　_,. ー-,_ l..:.:i !.:.:.ﾉ!:.l ﾘー-l.:l-/.:.:/ヽ:.l三三三三三三三三
'´三三三|l:.:.:l l:./=.l:.l/｀ﾐ三.／.:.:/ /,':.〉三三三三三三三
三三三三l:.:.:l l:.l三l:.l三=／.:.:／ ノ,':.:.i三三三三三三三三
三三三三l:.:.:l l:.l三l:.l三/.:.:／　 ,.:':.:.:.,'三三三三三三三三
 

　 ＼//＞ｘ ＿_　 　 　 ﾄ､
ト-- ､ ⌒Ｖ////＞ ､　 |人
｀ ＜ ////////////＼トﾐ/＞ ､
　 　 ｀ ー─=ミ //////＼}///∧
　　　　　　　 　 ＼r‐ミ/＞ﾍ＞=┴-ミr‐ｧ─-ミ
　　　{>─‐=≦＼_r─}し　´　 　 　 　 ´　　 7　 ヽ、
　　　∨//////_,厶ア´　　　　　／　　　　 /r　、 く
　　 　 ＼//≧=- ､{　/　/　　 / :/　　　　/'ﾍ 　 ヽ ＼
　　　　　 ＞─=ミ/∨　/　 　 { /　　 :ｲ　′｜ |　ﾄ　　ヽ
　 　 　 /⌒>////　′.′　{　仄¨⌒刈 :′　|　|　|　ヽ__ｊ　　　　彼女たちを召抱えただけでなく
. 　 　 /⌒>////,　′　　　:ｉ守示ミト ｊト{　//＾ｿ　ｌ　}ハ
　 　 /⌒>//／ 　 ｉ　｜　　ｉ| トｎぅ　　　　仏ヘ　/　ﾊ　,　　　　 当時カツカツだった当家の予算を惜しげもなく研究につぎ込んだばかりか
　　　＼/＾ﾞく_,､＿/|　｜　　ｉ| |　　　　　　 {ｈ_ｊY＾　　 }　}
　 　 　 {　、＿_,.　 トミト廴__ト{　　　　　　 ヽ ７ 　 //　/　　　　 新理論の正当性を積極的に証明し彼女たちの名誉回復に勤めましたね
.　　　 八　　　　　,　　　|　 |　　　　　　　　　 ′　 /⌒′
　　 　 　 丶　-=彡'　　 |　 |　 　 　 　 ‘’　 人＿/　　　　　 　　あれで既に彼女たちのヤルオ様への好感度は爆上がりなのですが
　　　　　 　 ｀　‐--‐＜ |　 | ＼　　　　　,.ｨ |
　　　　　　＿　　　　　　|　 | 　 ｀ ト　 イ　|｜
　　　 ＞　⌒>＼r‐=≦ |　 ﾄ､ 　 :|: 　 　 ｜|
　　 （ 　 　 人 　 ヽ　＿|　 |_ 〉　 |:＿ 　 ｜|
==ｧう　＞──＜⌒)ﾍ八　∨77V〉 ∧　人 ､
　 ｀ｰｧ′　　 ､ 　 ア´ ＼ﾍ　V///∧　〉ーヘ マ ヽ
　＿ {　　 　 　 ヽ（　 　 　 ﾍ　V////〉{　　　　ヽ＼}
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,　　､､　,
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､､ ゛　 ＿＿　　' ,
　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　 ／^ ≡^＼ 　丶
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;　　／(@)≡(@ ) ＼　 ;　　　　　　あ、あれは優秀な人材の(ry
　　　　 　 　 　 　 　 　 ;　／::⌒（__人__）⌒:::＼ ;
　　　　　　　　　　　　,'　　|　u　　|ｒ┬-| 　　 u | _　　　　　それに先生たちの新理論の方が効率が良いって分かってたし…
　　　　 　 　 　 　 　 ; 　/´￣｀｀゛）- .‐　 　 ／　 '､,
　 　 　 　 　 　 　 　 ; 　| 　￣￣　　　　　　　￣）　 ､
　　　　　　　　　　 　 ;　| 　 　 　　　　　　 |￣￣ 　　 ;
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼　　　　　　　あと研究への投資だけど
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　ヤルオの(ほどよく知識チートして)金儲け計画には
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　優秀な魔術師や錬金術師が必要だったし
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　　　必要な投資だったお
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　　 　 　./__r''.／:::/::::::::/::::::::::::::::::::ﾊ::ノヽ:::::::::｀ヾ　　　 ﾉi!
　　　　　 /　/ /::::::/::::::::/:::;:::::::/:::::i::{｀゛ヾ}:::::::::::::i::::ヾir'///,!
　　　　 ./ヽ/,.:'::::::/::::::::;'::::/::::;ｲ::::::ﾊ::!　　 !::::::::::::|:::::::';:V///
　　　　/__./ i!::::::;':::::::::::|::/i/::{ヽ:::/　}!　　 ;::|::::::::::!::::::::', ｀ヾ
　　　 .ム/　i:::::::i:::::::::::::|ｒfミ、　!/　　 　 _/::i:::::::::;':::::::::::i　　＼　　　 ええ、ヤルオ様の優れた知恵とエレナ先生の技術が合わさり
　　　 /::::＼ ＞::!:::i::::|:::|ゞソ ﾞ　　　　　　/ｲ｀:::::/:::::::::i::::|　 ／
　　　 !::::::::::::乂::|::::!:::|:::|　　　 　 　 　 r弍/:::::ｲ:::::::::::;:::::! ヾ　　　　　当家、いえ我が領地は類稀なる発展を遂げました
　　 　 ';:::::::::::::::::|:::ﾊ- く　　　　 '　 　 ヾソ イ:::::::::::::/::::::!　 !
　　　　 ゞミ:::／::!人::::::::〉　　_ _　　　　　 ／:::::::::／::::/::| ン　　　　　当家駕する占有する技術も多くこれからも発展するでしょう
　　　　 　.／:::::／i::::|￣ ､　 ｀ ´　　　 ＜;;;;;;;;::イ/:::::/ ,ﾘ
　　　　／::::::／　 ;::::;　 }　ヽ. __　 ..　イ::::／:::::/:::::ノ /
　　 ／::::::／　　./::::ハ三ミ:.､ ,.i ､ｰ-､／:::::／::/´
　　 ::::::／　　　/::::/　 }ﾞヽ:::::::＼:::!!ヽ /イ::::',／￣ {
　　 :／　 　 ／::／! ／　　 ｰ-､:::/　! 　 ヽ:::ヽ　／ ヽ
　　　　　 ／::／ , i:',　　　 　 　 ＼. { ー '' ＼:::',　　　}
　　　 　,:::::::/　 / ,!::;　　　　　　　 ∨　　　　 ';:::!　=≦ｧ
　　　 ./::::::/　,ノ /::::}　　　　 ー- .､　　 　 ` ＜:!　　 {
　　　 ::::／ ／ィ::彡′　　　　 　 　 ＼　　　　　＼　 ﾉ
　　　／/／´　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 ∨!
　　　///{′　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',　　　　　 ∨
　　　/,'{:::!　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　　!
　　　'/,}::!　 ＿　 　 　 　 　 . : : : : : : . . ,: .　　　　　 ﾊ:､
　　　/,'|::Ｋ　 　 ｀ヽ　　　. : : : : : : : : : :/: : : . . . : : ｲ::Vﾊ
　　　./,'i::!∧__　 　 ',　. : : : :,;.: : -=-≦､: :＿ : .:イﾊ::::::∨}
　　　//|::!/∧ `ー- }-==≦/三三{ ＿＿i ‘ｰ/,'//∧::::::ヽ
　　　'/ﾊ::V/∧ｰ-　'　　　　　 i　　　 i!　 !　 /,////,∧:､:::::＼
　　　//∧::ヽ/ヽ }　　 　 　 　 l　　　.i!　 |__////////}:::ヽ::::::::＼
　　　///ﾊ:::::V/,!|　　　　　　 ,′　　ﾉ　 ﾊ/////////!:::::',｀ヽ::::::＼
　　　////,ヽ:::V/＼.　　　 　 i　　 .〈　 ///////////,|:::::::!//}ヽ:ト､ヽ
　　　//////＼::＞,'ヽ.__　　　}.　　　∨///////////|:::::///ﾘ　}!　 ヾ
　　　/////////////}　＼.　i　　 ／｀ｰ..､////////,:レ'///　 /
　　　/////////////　 　 ＼　 く　　　 　 ヽ///////////
　　　////////////　　　　.,′ ／＞　.､　　　＼///////
　　　///////////　　　　.∧／　　　　 /ヽ　　　＼////
　　　//////////　　　　./ / /　 　 　 , ＼＼　　　 ヾ/
　　　/////////　　　 ／　j /　 　 　 /　　ヾミヽ 　 /
 

　 　 　 　 　 　 ／-=ﾆニﾆ=-‐………‐-=ニニニﾆ=-
　　　 　 　 　 ∥-=ﾆﾆ:／　　　　　　　　　　　`丶、ニニ=-
　　　　 　 　 ∥-=ﾆ／　　　　-‐………‐-　　　　＼ニニ=-
　　　　　　　∥-= /　／ : ／:: |:: :: :: :: :: :: :: :: :: :＞ミ ﾏニﾆ=-　　　　【 そしてその過程でヤルオ様の優れた知識を触れ
　　　　　　　 -=ニ|ア:: :: :: :: :: :|:: :: : |:: ＼:: ::／::／::.:|:: ﾏ ニ=-
　　　　　　　|-=ﾆ:/:: :/::/ : :: :: |:: :: : |:: :: ::＼::／:: :: ::|:: ::∨ﾆ=-　　　　　先生たちの評価は更に上がったのですが】
　　　　　　　|-= /:: :/:: ::.::| :: :: |:: :: :: :: :: :: :: : : ﾐ:: :/::|:: :: :∨=-
　　　　　　 　 -/ :: :: :: | : | :: :: |:: :: : ::＼.: ::―:: ﾐ:/:: :|:: :: :: ∨ /
　　　　 　 　 ∨ : :: | :: | ‐|―:从:: :: ::.／:＼:: :: :}ﾐ::./_| : |:: :: :V　　　　元素という概念…なるほどすごく面白いわ！
　　　　　　　　.　: :: |: 八斗ｬかミ＼:/ ⌒ ＿__ノ〉∨^| : | : : : :.　　　　本当かどうか早速調べてみましょう！
　　　 　 　 　.:ｉ　: :: |:: r ヾ　乂rﾀ　　　　⌒'''"´　/ .: :: ::| :: :: ::i
　　　　　　 ∥|　: :: |:::乂ﾊ　｀｀　　　 　 　 　 　 /ノ:/ :: :| :: :: ::|　 　　(でも、これは万物はマナから出来るという
　　　　　　∥ |　: :: |:l:::::::込 　 　 ` 　 　 　 　 /: ::/ :: :: | :: :: ::|　　　　王国の学術体型からくる知識ではないわね
　　　　　　{::　|　: :::从:::::::::::: : .　　V ）ノ　　. :: :: /.: :: :: :: :: :: ::|
　　　　　　 　 |　: :: :: :＼:::::::::::::＞/ /　/ )' } :: :/.: :: :: /:: :: :: /　　　　 まさかこれだけの独力で発見したの？)
　 　 　 　 　 八　: | : : :: rく／:i:ｉ:/ /ア ／ /ｉ＼:: :: :: /:: : }／
　　　　 　 　 　 ＼(＼:: :ﾊ　Vｉ:ｉ/　'' ／ ／／)/:: ::.::/:: ／
　　　　　　　　 　'"~~~"'' {　 ∨　　　／／／二|＞―‐-
　　　　　　　 /　　　　　　 ､＿r㍉　　　 /ニニ/　　　　　　＼
　　　　 　 　 {　　　　　　<⌒V{i　 ＞､ /＼__〉'　　　/
　　　　　　　∧　　 {　　 (ノ⌒⌒㍉＿＞ミ／　 　 /　　　　 /
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　 ! |
　　　　　　　,　 ' 　 ￣r,-､丶 ,　　　　､! ﾚ,　　　,
　　　　 　 < ﾄ-｀ﾆ,｀ﾆﾄヾ;;jr='=∠､ 　 !Y/　 ／/
　　　　/´｀ｰｼ彡ﾐ　＞｀￣ ´ ､´ }lヽ_ |ﾘ{ ／Zフ
　　　 ﾊ__＞､ハ／　 ／￣￣｀トミ､::｀{Yﾉレ'
　　 / ｀ー＝／ , ＜ : ､: ＼: ヽ : : ヽ::l {;;}　　_.._
　　l::::::::::::::/ ／l: : : ヽ: :}､ : !: :ﾄ､: !: :Y=l 　 _{=7.
　　ﾚ､:::::::/ ｲ: : !: l:|: :l : ! ﾄ: !: :,＞:ﾄﾘ::!::lo　｀}-t､＼　　　　　　　　あっ、ヤルオ様！
　　l:} !:::::ﾚ' ! : : !: l,レ―} l Lﾚ ,ﾆr､Yﾘ/o <7､ 「二ﾆ}_
　　ヾﾄ:::::l :/: : /ﾚﾙ ,三t 　　 {ﾋ!ﾘ '!/:! 　ノ｀} ｀{!r― {　　　　　　　この前、ヤルオ様に頂いたアイデアを元に
　　　ヽ= !ﾊ: : l: : :{ 佗:ﾘ　　　 ｀´　}':ﾘ ,:::::::::ヽ:..{｀ ﾃ　!_
　　　　｀-!ﾄ､lV: :人　｀´ 　　　' ﾞﾞﾞ/://＿::::::::::::Y､　ノ　＼　　　　　金の精製をやってみたら上手く行きました！
　　　　　 ＼l: ::/ー>､ﾞﾞﾞ 　ー '　,ｲ/　＼:::::::＞ヽ} ＼　　　 ﾄ=
　　　　　　　Y ト-::ヾ:::＞　--ｲr:/　　　二二 ￣. 　 ＼　ノﾉｒ'::ヽ､
　　　　　　　 ',:l｀}ト==/j　　　´y ｀ト-'　　　　　ﾌｸー─ト､'´:::::::::::::｀
　　　　　　　__jf´｀ _7　{　　 ／　j }　　　　　 ／　　 /= ＞ヽ::::::::::::::::::＼
　　　　　 ／　 ヾ＝/彡7-<＼　// 三　　　　／ 　< {フ ＞:::::::::::::::::::／
　　　　 /　　　　／フ >､ﾄﾞ' -ト､/　　　　　　　　　< = >´__,　＜´＼
　　　／　　/　/ ／ {::::!j:},..　　} l＼　　　　　　　{´<> ＼　　　　　　ヽ
.　／　　　/ , ' /YY>､￣/vrYY｣ !　ヾ　　　　　[ = ､ｰ ´　　　　 　　 ハ
yL 　 　 　 //｀´｀< ﾐｒ7´｢｀´ l｀´ヽ ､ヾ　　　/ r-､＜　 　 　 　 　　　ハ
<ノ-i　　　/ {::.......{ ﾄ{ｰ{Y l´....t.......:ﾄ､＼＼　{r､ー 」 }　　　 　 　　　　　}
/二 ┐　 ,　ﾄ､: : ::!l t' ! l ﾚ: : !: : ::j／ﾄ､＼､} ｀」￣　　　　　　　　　　　 l
￣´ﾌ ´L j /l｀::T´::::￣￣￣:T ´:::::::ヽﾄY＼'/　　　　　　　　　　　　　　 !
l:::::::!ｿｒﾘY/j　!::::!:o::::::::::::::::::::l::::::::::::::j　}l 　! 　　　　　　　　　　　　　　　!
:::::/レﾚ ∨ヽ }::::!:o::::::::::::::::::::!:::::::::::::レ'/ 　! 　　　　　　　　　　　　　　　レ ､
Y´　　l　　 l ｀}:::::!:o::::::::::::::::::l:::::::::::::t '　 　 !　　　　　　　　　　　　　　r-ﾄ　＼二>、
ヽ　　 l　　 L j:::､}::o:::::::::::::::::!:::::::://　　　 /　　　　　　　　　　　　　 //　 l　　 ､　/
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .....:::::::::::￣二ﾆ=___
　　　　　　　　　　　　　 　 ／:::::::::＞-‐…‐- ミ::::＼
　　　　　　　　　　　　 　 /:::::::::::::/＜＿＞―＜＼::::'，
.　　　　　　　 　 　 　 　 ::::::::::::::/ ＞――.....＜￣＞:::'，
　　　　　　　　　　　　 /::::::::::: /::/ ::: /::::::/::::::: ＼＜ |::
　　　　 　 　 　 　 　 /::::/:::::斗:⌒／|:::::::|::::::::::::::Λ　|::::}
　　　　　　　　　　　/::::/ :::::::::|笊竿ミ::::: |:::::::/⌒::::∨::/,　　　　　　優れた物語はそれ自体で一個の世界である
　　　　 　 　 　 　 /::::/::|::::::::｜ﾋソﾉ |人:|::::笊ﾃﾐ:: /::/ :::'，
.　　　 　 　 　 　 /::::/::: |::::::::::ﾄ::::　 　 　 |/ ﾋツ ﾉ/::/| :::::::',　　　　 そして魔力を用いその世界から特定の事象を取り出す
　 　 　 　 　 　 /::::/:::::: |::::::::::|　　 　 　 ′ ｀:::／:::|:: |::::::::::}
.　　　　　 　 　 ::::/| :::::: |:|:::: 人　　 ､,,ｙ┐　 ..::::|::: |::ﾉ ::::: /　　　 　これが私の専攻の写本魔術なのですが
.　　　　　　 ,　:::::::::|::::::: 斗|:::::|:::＼　　| { ..イi:i:リ:: ﾉ::::::::::/
　　　　　　/　{:::::{ 乂厂＼|:::::|:::::ﾉ 〕瓜 ∨/)／／::::::::ﾉ::{　　　　　　何か実演してみましょうか…？
　　　　　 ;′　／⌒＼...... |ﾉ:ﾉ:/〈＼＼　＼／⌒):::／＾寸
.　　　　　{　 /..................＼＿.{::( 〈＼　 　 　 ∨/::/............∨
　　 　 　 　 {_　-=＞'^￣-､ }:::ﾉ:Λ　　　　　 |:{::::|................|
　　　　　 ／二／　 　 　 ⌒┐　 Λ＿／⌒ ＼八 ........... |　　_　- 、
　 　 　 /二{⌒―┐　　 ,.ニニ⊃ 〈　.................../.....)........._｣ -ﾆﾆﾆﾆﾉ
. 　 　 /ﾆ／}............}―＜ﾆニ| ..........∨　...........Λ......_　‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{
　　　 {／ニ|......... Λﾆﾆﾆﾆﾆ| ............∨　.............}／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ＼
.　　 /ﾆﾆニ|......../ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｜............Λ/　........Λﾆ-　_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　/ﾆﾆニ-|...... { ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｜........./{()}〉　.......＼}ﾆﾆﾆﾆ-　_ﾆﾆﾆﾆﾆノ
.　/ﾆﾆニ/-|...... { ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｜................Λ ............ ＼⌒＼ﾆﾆニ-　_く
_/ﾆﾆ二/二|...... { ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ ............ | Λ .................＼...｢＼ﾆﾆﾆﾆニ-_
{ 二二/二-|...... { ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-＼ ...... |ニﾍ........................ |ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆニﾉ
二二/ﾆﾆ-人 .. { ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-＼/|ﾆﾆΛ ................ ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
二-/ﾆﾆ二二＼{ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ /ﾆﾆﾆﾆﾆ＼....... ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
 

　　　　　　　　　　　　　　　.........:::::::::::::::.........
　　　　　　　 　 　 　 .｡s≦:::::::::_　 -――-　::::::.....
　　　　　　　　　　／::::/:::_｡r≦　　　　　　　　　＞s。
　　 　 　 　 　 ／:::::::::j'"　　　　　 　＿ 　　　＿　　　＼
　　　　　　　 /:::::::::::::ｊ!　　 _,..::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::｀≧s｡. ∨
　　 　 　 　 /::::..::::::: j!. _::::::::|::::::::::::::|!::::::::::::::::::::::::::i!::::::::::ヾi、
　　　　　　/:::::/:::::::::j!./:::::::::|!::::::::}: !.|::::::::::::::::::::::::::i|::::i::::::::::::i
.　　　 　 .::::::::j! ::::::::|!:::::::::::: |::::::,ｲ: | |∨:::::::::::::::::i!:ﾊ::::|:::::::::::i∨
　　　　　|:::::::j!:::::::::::|:::::::::::::::|:::::_,.|斗.H∨:::::::::::::::_:| |:::}!:::::::::::i. ∨
　　　　　|::::::j!:::::::::::i|::::::::::::: |::斥 |/　!::|.∨:::::::::://`ト、::::::::::::!.　∨
　　　　　|:::: ::::::::::::::i| :::::::::::::|/ ,.ｨｷ芍ミﾄ ∨::::://ﾑｚ∧|:::::::::::|　　ゝ
　　　　　|::::|:::::::|!::::i!|::::::::::::::{,ﾁろじ::}　ﾞ 　 ヾ/ｨﾁ芯ﾐx |::::::::::::!と'′　　　えっと、これは『不思議の国のアリス』？
　　　　　|::::|:::::::|:::: ﾊ:::::::::::::::.　廷歹,, 　　　　　廷ﾘ ,癶|:::::::::i!:|'´
　　　　　|::::|:::::::|:::::{. |::::::::::::∧ ´￣　　　　　　 ´￣　::::| :::::::ﾊ:|　　　　 　なるほど…触りだけ読ませていただきましたが素晴らしい物語です
　　　 　 j::: |:::::::|:::::ヽ!::::::::::ヾ:::./::/::/::/::　　　′/::/ ::::|:::::::: .|:|
　　　　 .:::::::|:::::: :::::::::|:::::::::::::|ヾヽ、　　　　　　　　　 ｲ:::!:::::/　||　　　　　 ぜひやらせてください…
　 　 　 :::::i:: ! :::　:::::::　::::::: 个s｡　　 　 ー 一　　 ,::: |:: :::/:::| .|!
　　　　.:::::|::::!::::::::V::::::::V::::: |:::::|〕iト　　　　　, ｡ ":::::j!:: /:::: | .|　　　　　　…なんと、まだ世に出回っていない本が沢山あると…
.　　　 .::::::|:::::!:::::::::V:::::::::V::::|{:i`ト..　 ｀　- :'::::::::::::::::j!:/|:::| ::| |
　　　 |::::: |::::::ヾ::::::::V::::_,.メ::|:i:i:i:i:i:i:`ト.. У⌒!:::::::::j!/ :|:::|.!::/　　　　　　　それも私に？はい、喜んでお受けします…
　　　 |:::::::|:::::::::ヾ:::::::∨　　ヾヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i}{:iﾉ-　 ㍉/::::::|::! /
　　　 |:::::::|::::::::, '´ヾ:::ﾊ :::ヽ 　 ヾ:i:i:i:i:i:i:i}:/:i:i:i}　 /ヾ::: |:{
. 　 　 |::::: ! '" 　　　 ヾ:} 　 :::ヽ._　ヾ:i:i:i:i:|{:i:i:i:i}　 ..:: ヾ::|!｀ヽ
.　　　 ヾ/　　　　　　　|!　　　　::::::ー Y三三ﾆ}イ:::　　}|!.　 V
　　　　 |　　　　　　　　　　こ:::::::ニ=-::}三三ﾆ}｀ヽ､　 |!　　 |
　　　　 }　　　　　　　　　　　　　 ::,. '´/:i:i:i:i:i:i:i|:∨　ヽ　　　 |
　　　　j!　　　　　　 　 　 　 　 :::/　　!　|￣￣￣￣￣￣￣|.|
　　　　ﾊ　　 　 　 　 　 　 　 :::/　　/:}:! !　　　　　　　　　 ｜!
　　　 , ::}　　::/　　 　 　 　 :／　　/:| {:i:|　 　 　 　 　 　 　 |..|
　　　/::/　 ::/　　　　　　　　　　 ｲ{:{ﾚ:i:i|　 　 　　　　 　 　 | ヾ
　　 .::::::::::／　　　　　　　　　　/|:{:ﾚ:i:i:i:i|　 　 　 　 　 　 　 |ヽ V
.　　|:::::::/　　　...::::／　　　　 ｲﾚ{/ ::i:i:i,.ト、　　　　　　　, -へ.　 V
　　.|::::/　　..::::::／　　　　／|.ﾚ'′:i:i:/ -= ﾐ}　　　　　　〈 ' ⌒ .V　}
　　.|:/　...:::,.　'　　　　,.ｨ'ﾚ|ﾚ:i:i:i:i:i:i / 　,. -ﾐト、　　　　　と -、　}　}
　 ／　　　　　　-‐=彡{ﾚ:i:i:i:i:i:i:i:i / 　　-ヘシ　　　　　 ｒ彡、　 .|　}
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ////{　　　　　　　　 ///!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾊ　　　 }//,'〈　　　　　　　　////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/∧　　〈////　　　　　 __,,ノr''"´ _ノi
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿＿＿∨/ミ￣ }//{￣｀ヽ.　／////ｰ=彡//
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }＞ ´ ＞.:::＞.:´:::::::::｀ヽ__｀__У////r====彡'
　　　　　　　　　　　　　　　　 く---／::::／:::::::::::/:::/:::::i::::::::｀V==＜　 ＿ ノi{
　　　　　　　　　　　　 　 　 rーﾐ／::::／::::/:::/::/::/:::::::::}:::::i:::::∨ 　 ∨/////
　　　　　　　　　　　　　　　 乙/:::::::/:::::::/:::/::/::/"´｀~/::::::}::::i::∨　///厂´
　　　　　　　　　　　　　　　　/:/::::/::::::::;:::::i::::i::::{　 　 ,:::::::/:::::;::::i＜//,ハ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 〃i::::::i:::::::::i!:::::|::::i!::;　　 j:::::メ､:::/:::::|　}￣i: : ,　　　　彼女たちは名誉の回復をしただけでなく
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ト:/{:::::::ﾊ::::::!:::|ヾ! 　./イ__ヽ:/:::::/_.ﾉ 　 }: :i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ヾ/:::::ヾ:::N!　 , 　 ´赱ﾒ::::イN.　　 　!: :|　　　　理想の環境と優れた知見をお持ちのヤルオ様に
　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::/:::::::ﾊ　　　 __　　　 ノ::::::/,N　i　　 |: :|
　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::/´￣ヽ ＼　 ゝ- '　 ヾ:::／/.N　}　　 j: :!　　　　大変な好意を持っているのですが…
　　　　　　　　　　　　,.ィ/::::彡イ.{　　　厂　 ヽ ＿　r≦く::::/~~i ヘ.__ ノiＨ
　　　　　　　　　 　 ノ::/´　　　　 〉　　.乂__r-ﾉ　.//⌒ヽ/　 "´ ￣｀i　　　　　　　まだ手を出さないんです？
　　　　 　 　 　 ／:/::/　　　　 r''´￣ ヽ /ﾆ{／ニﾆ〉==/　ー ､r'⌒Ｖ
　 　 　 　 　 ／::::/:::/　　　　/{_ 　　ノ　j／ニニ彡'　 {　　　 ノ.､　/
　　　　　 .／::／/:::/ ＿＿ /ﾆﾆ}＞''　j／　, --､_＿,,.ィﾆ彡´ﾆﾆ∨
　　　　／::／　 {::::{ /ﾆ//::::＞ ´　　´　　ノ　 __{　　ヽﾆﾆﾆ＼ﾆﾆ乂__
　　　./::::/　　　 ';::/ﾆ//::／　　／　 　,/(_ イ´__.ﾒ.　　＼ﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ}
　 　./:::/　 　 　 ./ﾆ//::i′　 /　　　 ./　　 {_j 〈　r＼ 　 ＼ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆ!
　　 {::::{　　　　 ./ﾆ., ,:::::! 　　,:　　　　i　　　　 i. ｀´ 　 ヽ　　ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐ!
　　 |::::|　　 　 /ﾆﾆ{ {::::::、　　､　　　 |　　　　 |　　　　 i＼　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__
　　 |::::|　　　./ﾆﾆﾆ､ ヽ::::ヽ 　 ヽ　　 ',.　　 　 !　 　 　,' 　}　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ
　　 |::::|≦ﾆ〈 ﾆﾆﾆﾆ＼＼::::≧==- 彡乂　　　|　　　.ｲ|　 i　 !ニニニニニニニ
　 .ﾆ';:::',ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆ＼＼ } } |　　 |　 ≧=--=≦/　!　 |　|ニニニニニニニ
　 .ﾆ:ヽ::ヽﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.＼＼.i|　　 |　　　　　./::/ 　 ',.　!　!ニニニニニニニ
　 .ﾆﾆﾆヾミ≧=- ニニニﾆﾆ∨ i!　　 |　　　　 〈::〈　　　 ､　/ニニニニニニニﾆ
　　ニニニニニニニニニニ/　 i!　　 |　　　　　ヽ::..､　　 ∨ニニニニニニニﾆ
　 .ニニニニニニニニニﾆ/　　.i!　　 ',　　　　　　＼＼ ／ニニニニニニニニﾆ
　 ニニニニニニニニﾆﾆ〈　　　i! 　　 ',　　　　　　　 ／ニニニニニニニニニﾆ
 

　　　　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 ／　　 　 u.＼
　　　　 　 ／ー‐-:::::::::::-‐' ＼　　　　　 か、彼女たちもまだ時期じゃない…
　 　 　 ／ 　 t　 j:::::::ｨ　 ｯ 　 ＼
.　　 　 |. u 　 ｀¨､__,､__,¨´　　　 |　　　　気がするから…
.　　　　＼　 　 　 ｀こ´　　 　 ／
　 　 　 ／　　　 　　　　　u　.＼
 

　　　　////////////＼==ァ ´￣ ｀＜/////／
　　　　＼////////////{´　　　＿　　∨///
　　　　／＼////////厂 ｱ::::ア:::::::::ミ__}//,{
　　　 ト..,,___ ｀￣ ﾌ///.／::／:::／:::::::＞:､:.＜
　　　 ∨////ｰ-'//／:/::/:::::::/:::::／:::::／iミ::ヽ
　　　　::＼/////／ ∨:::;::::::::/::::/::/:::/｀ヾ}::::';:::',
　　　　:::::::::＞ ´/　 /i::::i:::::::/ｰr'-'ミ::{　　 !:::::i::::i
　　　　＞´／ ./ 　 ﾊ|::::|::::::i　 i! 伝ﾐヾ　　|:::::|::::!
　　　　{　く　 ム　∧_|::::|::::::| 　　｀ゞ'　　 ,.|::::::;:::|
　　　　:ゞ´乙{ ハ/::::::|::::!::::::!　　　　　　（赱:;;;!ｲ　　　　　　　は～……(本日三回目)
　　　 ヽ:::::::::::三三彡|＼!:::::|　　　 　 　 ′i::::::!
　　　　 .＞:::;;;;;;,:::イ　|::i:::|ー'　　　-- ､　 /|::::::|　　　　　　　ヤルオ様は本っ当に！
　　　　-=ミ三≦/ 　 !::|:::!　ヽ　　 　 　 .ｲ:::!::::ﾘ
　　　　　　 ', ヽﾆヽ.　|:::|::|　　 ＞:. __／:::|:::|¨´　　　　　　　　女関係はへたれでございますね！
　　　　 　 __}　 ＼ﾆト|:::|::!　/´ ￣　 {{::::::!:::!
　　　　／rｰ’　　ﾊ ﾆ|:::|::!　ﾄ.ﾆﾆ＼人:::::|:::|
　　　　: : 乂_r=､ヾﾐfﾊ:::';:∨: :}ﾆﾆﾆ}´￣ }:::!
　　　　: : ＼: : : :} 　ヽﾊ::::::',: :.ﾄﾆﾆﾘィ⌒ヽ::|
　　　　: : : : V^ソ　　 }＼:::::∨´￣ﾊ､__..二::!
　　　　: : : :.:{　　二二）ｰ ';::::∨ /／ 　 　 　 ヽ
　　　　: : : : ﾊ_/＞､ 　 ） ＞::::',-―- ..　　 　 　 ＼
　　　　: : : /: : :r≦} =く /　 ';::::',　　　　 ｀ヽ　 　　 ',
　　　　: : /: : : ﾊ 　 ＿_.）　　';::::', ＼　 　 　 ∨　　.i
　　　　: /: : : : : : ｀つ .ｨ.　　　';::::',　 ヽ.　 　　 ', 　 ,
　　　　/ : : : : : :ﾊ≦彡＞､　　}:::::i.　　',　　　　i.　/
　　　　: : : : : : /｀二ﾆ＞.､ ＼/::::::!　　 i 　 　 /イ
　　　　: : : : : /＞:.ﾆﾆﾆﾆ.＼/::::::::;　 　 !　 .イ　 i
　　　　: : : : :.;｀ｰ-､　＞ ﾆ /::::::::/ー =≦´ィ　　|
　　　　: : : : :i　　Vi）　　.／:::::::/　}イ´￣ ./　　i!
　　　　: : : : i! ／ヽ: ヽｲ::/::::／／　　　　 {　　 ,
　　　　: : : :.i!／ﾆﾆ＞.､二 ´: : : i! 　 　 　 ', 　 {
　　　　: : : /ﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆ＞:.､: :/　　　　 =ｷ 　.|
　　　　: : :iﾆﾆ/__｀ ＜ﾆﾆﾆ',ﾆﾆ',　　　　 　 i　　!
　　　　: : :i!.イ: : | ＞ ..__＼ }ﾆﾆi　　　　 　 |　 　',
　　　　: : ; : : : : :!　　　　}　Vﾆﾆ!　　　　　 i!　　/{
　　　　: :/: : : : : :',　　　 .ﾄ _!二ﾉ｀ ー-　= 二彡 .!
　　　　:/: : : : : : : ',　　　.|　',　　　　　　　　　}　　|
 

　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　／::'⌒:::::::::::;　'⌒ﾞ＼
　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::∪　　 　＼
　　　　　／::／´　 ｀ヽ::::::::::/´　 ｀ヽ　＼
　　　 ／::::::（　　　　 l:::::::::::::l 　　　　） 　＼　　　　　　　ぐえー！
　　／::::::::::::::ヽ_　 　_ノ::::::::::::ヽ_　　_ノ　　;　＼
　　|::::　;:::::''"⌒'（　　　　i　　　　）'⌒"' ∪　　|
　　|:::::U::::::::::::::::::::｀┬─'＾ー┬'′　　　　 　 .|
　　 ＼::::::::::::::::::::::::::::|ｴｴｴｴｴ|　　　 　 　 　／
　　　　＼::::::::::::::::::::: !llllllllllllllll|　　　U　　／
　　　　／:::::::::::::::::::::::!llllllllllllllll|　　　　　　＼
　　　/:::::::::::::::::::::::::::└ .u　U┘　　 　 　 　 ヽ
　 　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　 　 ,　　 |
 

　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : : : : : :＼＼ //////////
ヽ　 　,.':: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /／: : : : : : : : : : : : ヽ///////////
　＼,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,'!: : : : : : : : : : : : : : : : ｉ///￣丁￣
　 /.: : :./: : : : : : :,': : : : : : : : : : : : / へ: : : `、: : : : : : : : ! /∧　彡」　　　　　　　良いですか、ヤルオ様！
　/: : : ,': : : : : : :/: : : : : /: : : : : : ,′　 |: : : : : ｉ: : : : : : : : :|//＼彡」
ｲ: : : :,': : : : : : : {: : : : : !: : : : : : ,′　　,'l: : : : : i: : : : : : : : :! ヽ//＼l　　　　　　　 貴方はこのニューソクデ男爵家の次期当主！
＼: : ,': : : : : 弋トミ、 : ｉ: : : : : ｉ｜　　 i ,': : : : : !: : : : : : : :ｉ//∧///＼
　 ヽ/l: : : : : ｛ヾ乂 ﾒ､: |: |: : : ! |　　 ,'/: : : : : ,': : : : : : : ,'ヽ//∧//// ＼　　　　 それが２×歳にもなってへたれ童貞一直線では困ります！
＼　 ｉ: : : : : :ｉ i　＞ 心　廴: : |ー―‐/: : : : : /: : : : : : :,// |///∧///// ＼
　　ヽ!: : : : : !　! 　　　　）　　　 ㌘て莎√７: : : : : : : :/// |////∧////／　　　 性の作法も知らずに結婚なさるつもりですか！
　 ／: ＼: :|ヽ　'i　　　./　　　　 ｀`ｰー彡´: : : : : : : /// 　|/////∧/／
／: ::: : :////// ヽ　　　　　　　　　　／: : : : : : : : :///　　|//////∧
: : : : ／|/////／个　　、　　　　　　／: : : :厶斗/// 　　 |//////／
: :／　　iV辷ソ /::::::::＼　`　　_,.:-'／: : :///l: : : :ｉ/　 　 　|////／
　　　　　＼＿/::::::::::::::::::::-‐' ":::::::::::::::::/// ｉ: : : ｉ　　　　　￣￣
 

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |//ﾊ_　　　　　　　　 　 　 　 　 ////
　　　　　　　　　　　　　　　 ､　　 {////i　　　　　　　　　 　 ＿／///,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾏ､　}///,|　　　　　　　　　／,///////　,ィ≦,ア
　　　　　　　　　　　　　 i　　　 ヾV////＿＿＿　　 　.//////////,イ//／
　　　　　　　　　　　　　 ﾄ　　／{}////|　　　　　　 .ヽ////////／///／　　　　/,}
　　　　　　　　　　　　　 ﾏ∨ 　 ∨///|　＿　　　　 ///////／＞　''´　　　　／/,
　　　　　　　　　　　　　　V　　　 }＞ ´::::::::::;:::::`:.＜/////／　　＼　 ＿＿／///
　　　　　　　　　　　　　　 } ,.ィ::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::＼`く　　　　　 ∨////////
　　　　　　　　　　　　 ,.ィf´:::::::::::::::::::::::::::::ﾊ/＼:::::::::::::::＼＼　　　　///////／
　　　　　　　　　　　∠／::／:::::::::::::::::::::::/'~^~　',::::::::ヽ:::::::',:::::,　 .／////＞
　　　　　　　　 　 　 .::::／::::::／::/:::::::::::::′　 　 i::::::::::::',:::::::i:::::',く　 ` ''＜
　　　　　　　　　　 /:::/::::::::/::::::/:::::::::':::::!　　 　 |:::::i:::::::|:::::::|::::::i:::＼　　　＼
　　　　　　　　　　,::::/:::::::/::::::::'::i:::::/ |::::|　　　　|:::::|:::::::|:::::::|::::::|::::::::ヽ　　　 ＼　　　　　　　思えば最初に私が夜伽を任された時
　　 　 　 　 　 　 j;;;i:::::::::':::::::::i::::|::::|　|::::|　　　　|:::::|!::::::!:::::::|::::::|::::::::::::;
　　　　　　 　 　 ／|::::::::i::::::::::|:j::-卞 |::::|　　　.斗:-||::::::!:::::::|::::::ﾊ:::::::::::',　　　　　　＼　　　 逃げ出すヤルオ様を無理に捕まえてでも
　　　　　　　　　{　 |::::::::|::::::::::|ｨf芋ミ､::::j 　　　,ｨf芋ミ､!::::::::! }:':::::::::::::::ﾊ　　　　　　　{
　　　　　　 　 　 ヽ　￣ |::::::::::ヾ　迩j　　　　　　泛.ｿ ｿ|::::::::|ﾝ;:::三彡::;　,　　{　 　　 /　　　ヤっていれなこんな事には…
　　　　　　　　　　 ＼__/!:::::::::::|　　　　i　　 　 　 　 　 ,::::::::::!/::::::::::::::/.　 ',　 ＼＿／
　　　　　　　　　　　　　 j:::::／:ﾊ　　　 j　　　　　　　 /:::::::://::::::::::／　　　＼_/
　　　　　　　　　　/` ー-　､ }::::}ヽ　　　　　　　　　∠:::;;;;/::' ￣ ´＿
　　　 　 　 　 　 /　　　　　 ,::::::;､　＼　　- -　　　　イ{::::::::{　／:i:i:i:i:i:ヽ　　　　＞ ´　 {
　　　　　　　　　{　　　　　./:::::/　＼,ｲ:..､　　　　イ　　 !:::::::|/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}　＞ ´　　　　 i
　　　　　　　　　 }　　　　/::::::/　 ／:i:i:i:i:i≧≦　　　　∧::::::',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/´　　　　　　　/!
　　　　 　 　 　 /　　　,..::::::::/ ／:i:i:i:i:i:／/i　 }　　　./　 ',::::::',:i:i:i:i:i:i::/　　　　　　　　/ {
　　　　　　　　/　　 ／::::::::/ .i:i:i:i:i:i:／／/{　 |　　　′　∧:::::ヽ:i:i:i:/　　　　　　　　/　 ､
　　　　　　 　 {　 ／::::::::／　 {:i:i:i:i/ ////,|　 !　　./　　//{＼:::::＼　　　　　　　　 .{＜　 ＼
　　　　　　　　.／:::::::／　　　乂＿.ﾉ////,!　 |　 /　　///|:i:i:i＼:::::＼　　　　　　　 !/,'＼　 ヽ
　　　　　　　 ,:::::::::::/　　　　 .／　 {/////|　 j／　　////|:i:i:i:i:i:!ヽ:::::::',　　　　　　 |///,ﾊ
　　　　　　　 i::::i::::::{　　　 ／　　　 ＼///|.／　　　////,'乂i;i:ノ　 ',::::::i　　　　　　 {///,∧　 i
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::::::::::ﾏ:::::::::i ＞　＜ i::: : /::: : i
　　　　 　 　 　 　 个 ､　　　　　　 ﾏ::::::::: ﾏ .r ﾆ　　　　ヽ ./: : ,ｲ　　　　 　 _　-‐
　　　　　　　　　　　{　≧ｪﾆ __　　　ヽ:::::::::::ﾏ∨_ ,,...,, _ / /::: : {　　　　＞ ´:::::::::::}
　　　　　　　 　 　 八::::::::::::::::::::ゝ､＜´¨ﾆﾏ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ-　 ヽ､イ:::::::::::::::::: /
　　　　　　　　　　　　ゝ::::::::::::::::::::ム＞: : ¨¨: : ＜:.:.:.:.:.: ﾆ/　　＼＼＼::::::::::: ／
　　　　　　　　　　　　　 ｀ ＜:: ＞ ´: : ＞ ´ : : : : : : ｀´.: : : :.｀ ＜＼＼＞ ´
　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : ＞´ : : : : : : : : : : : {: : : : : : : : : :ヽ >
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ／: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : ﾏ　ハ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ､/ : : : : : : : : ,'.: : : :. :./｀Yﾏ: : ﾊ: : : : ﾏ: : :',∨　　　　　　私では無く他の女ならばとも思いましたがこんな様では…
　　　　　　　　　　　　　　　/: : :.,'.: : : :. :.,'.: : : :. :.,'　　　', : : ﾊ: : : : ﾏ: : : ∨
　　　　　　　　　　　　　　 ,'.: : :.,': : : : : : i: : : :,': :　 　 　 |: :i: :ﾊ: : : : ',: : :　',　　　　　…いえ、今からでも遅くありません
　　　　　　　　 　 　 　 　 : : : : i.: : : :.i: : l: : : :i: .:　 　 　 |: :|: : i |: : : :}: : i　.',
　　　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : |.: : : :.l: : |ニェL.!　 　 　 |__|ニ.l |: : : :i: ::l　　,　　　 　ヤルオ様
　　　　　　 　 　 　 　 　 | : : : : : : : : {: :,ｨ＝=ﾐ_|　　　　 lｨ=＝ﾐ: : : : :l: :l　 　i
.　　　　　　　 　 　 　 　 ,'ゝ．: :',.: : : :. :.{乂r汐　　　　　 乂r汐 |: : :.;: :,'　　 :|　　　　この鹿角が一からヤルオ様に夜伽の作法を…
　　　　　　　　　　　　　,'　　_｀¨ﾏ: : : :', ',　　　　　|　 　 　 　 /,ｲ: : /|¨rヽ_彡
　　　　　　　　　　　　　≧´　ﾏヽﾏ: : :.ヽゝ　　　　　　　　　 Z/ |: :/:: ¨: : /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ゝ:: ＼:_:_∧　　　　_ _　 　 　 .: : ヽ´: : : :ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'＞ |: : 个 ､　　　　　　　ｲ　|: :.|≦､´_ ﾆ　-‐┐
　　　　　　　　 -‐─ ´ミ ﾐ ＜　 {'//,|: :.|　 ! |＼　　　 ／|ﾊ:. |: :.|//ﾊ　＞=＝　‐-　=　､
　　　　　　 　 ,'　　　　　　　ヽ　l///,|: :.|:. ﾑ ﾏ　.｀ﾆ´　,ｲ.ｲ : |: :.|///|　　　　　　　 　 　 ',
.　　　　 　 　 {　　　　　　 　 　 l///,|: :.|:. : :ﾑ ﾏ　 　,ｲ.,ｲ:.:. : |: :.|///| ﾆ=‐- ．　　 　 　 :}
　　　　　　 　_｀ﾕ=＝ -‐　¨ 　 l'//,'ﾑ:.,':.:.:.:.: ﾑ ヽ ,ｲ.,ｲ:.:.:.:. : {: :.{///|　　　　　　｀　＜ ,ｲ
　　　　　　 ´　　　　　　　　 　 l///ﾑ:,':.:.:.:.:.:.:. ﾑ,ｲ ,ｲ:.:.:.:.:.:. : iﾏﾑ// |　　　　　　　 　 　 `
　　　　　　',　　　　　　　　　　 l//,ﾑ:,'}ﾏ:.:.:.:.:.:.: ヽ,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ﾏﾑ//|　　 ｀ ＜　 　 　 　 ﾑ
　　　　　　 ﾏ ＿　＞ ´　　 　 :l/,/:.,' {:. ﾏ:.:.:.:.: ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |ゝﾏﾑｲ　　　　　 ＼　 　 _ノ
.　　　 　 　 　 　 ．＜´　　　　 ゝ:.:,'_.仆 ､ﾏ ／:.:.:.:.:.:. : ＞ ´　ゝﾆﾏﾑ ∨　　 　 　 ＼/
　　　　　　　　 {.　　 　 　 　 　 /:/　｀ ＜　＞ ､＞　´　　　＞ ´　∧ﾏ ∨＼　　　 　 .>
　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　 ／　　　　　ﾏ ´ 　　　＞　´　　　　　 ﾑ 　 　 .＼ 　 ／
　　　　　　　　　　 ヽ-‐　　 , '　　　　　　　 ﾏ＞　´　　　　　　　 　 　 ',　　　く ヽ ´
　　　　　　　　　　　　}　ゝ ,'　　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 } 　．イ : :|
　　　　　　　　　　　 ,':.:.:.:.::{　 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　 　 　 　 　 　 lイ:.:.:.:.:. : |
　　　　　　　　　 　 ,':.:.:.:.:. l　 　 　 　 　 　 {　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
　　　　　　　　　　 ,':.:.:.:.:.:八　　 　 　 　 　 ',　　　　　　 　 　 　 　 　 /|:.:.:.:.:.:.:. : |
　　　　　　　　 　 ,':.:.:.:.:.:. : {ゝ　　　 　 　 　 ﾏ　　　　　　　 　 　 　 ,ｲ :|:.:.:.:.:.:. : ﾊ
　　　　　　　　　 ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :}｀ ＜_　　　　　ゝ=-‐-=　., ＿　,,.. イ|: : :|:.:.:.:.:.:.:.:. ﾊ
　　　　　　　 　 ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :|:.:.:.:.:.ヽ￣　¨ ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:. (　　　　 .,' |: : :|:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾊ
 

　　　　　 　　　／￣￣￣＼
　　　　 　　 ／　　　　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あっ、こら！！
　　　 　　／ 　　　　　　　　　　＼
　　 　 　 |　　　　 　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　逃げないで下さい！＞
　　 　　　＼　　　 　　　　　　　／
　　　,,.. ．-‐' 　　　　 　　　　　＼
　 <"　　 ,__,,_　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　ヽヾ丿　　|　　　　 　 　 　 　 i　　ヽ
　　　　ヽ＆　i　 　　　　　　 　, -ii、ヽ、 )
　　　　　　　　|　　　　 へ. 　i　　　 i^ﾞ''"
　　　　　　　　|　　　 /　　＼|　　　 |
　　　　　　　　|　　　/　 　　 |　　　 |
　　　　　　　　|　　 /　　　　 ｀--- ´
 

.　　　　　 　 　 　 　 _　-――――-　_　　　　　　　【 確かにヤルオはハーレムを作りたかった
　　　　　　　 　 ／ 　 ,ノ|ｌ| ｌ|､＿__,ノ　　ヽ
.　　　　　　　／　‐=＜_ |ｌ| ｌ|＞=--―　 　＼　　　　　しかしそれはそれとして、女関連は重度のへたれだったのだ】
　　　 　 　 /　　　　・　　　　　　 ・　　　　　　i
　　　　　　i　　　-‐=ラ　　　==r‐―--　　 　 |
　　　　　　|　　　　 （　　 (　 　 )　　　　　　　 |　　　　　　クソッ！華琳たちを集めたのは純粋に優秀な人材が欲しかったからで
　　　　 　 ‘，　　　　`┬'＾ｰ┬'　　　　Ｕ　　　|
　　　　　　　＼ U　 　 |ﾐ///Λ　　　　　 　 ／　　　　　　まだハーレムを作る下準備だけの予定だったのに！
　　 　 __　　 　 ＼　　 |/////Λ 　 Ｕ　 ／
.　　　(　＼　 　 　 ＞l ヽ――-'　　 　 ´￣￣￣＼　　　　まだ心の準備ができてねーお！
. 　 　 ＼　 ＼_／　　｀￣￣　　　　　　　 r―‐ヽ__ﾉ
. 　 　 　 ＼　　__,イ　　　　　　　　　　　　 ＼
. 　 　 　 　 ￣　　|　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 ‘，
　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　‘，
　　　　　　　　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　i
　　　　　　　　 　 ‘， 　 　 　 　 　 r―──　 　 }
　　　 　 　 　 　 　 ‘，　　　　　　　|　　 ＿　 　 /
.　　　　　 　 　 　 　 ‘， 　 　 　 　 |　　 |　　　/
　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　r‐|　　 |￣￣
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 {　＼　 ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼　 ＼＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ__ﾉ
 

　　　　　　　　　　　　　 ∧∧,／x|
　　　　　　　　 　 　 |＞―‐ /xix/
　　　　　　　　　　 ∠へニﾆ|xix/
　　　　　　　　　 /_ 　 ＼=,/ ＞ 　 ……―＝ミ
　　　　　　　　　 ＼＼　 ∨　　／　　　　　　 　 ＼/7　 ＿
　　　　　／⌒ヽ＿＿ ヽ　 .　 / ／　 　 　 　 　 　 ヽ＜彡' 　 　　 　 　 ／//／
　　　　　{　､　　 ＼　　ｉ　 ﾉ / /,j|__/　 / 　　　　 　 ∨i 　 　　 　 　 ／//／
　　　,,―乂 ＼　　 i＼ﾉイ 　 / 从/i＼　/　ノ/ /　　 ｉ〈　 　 　 　 ／//／
　　　|　 |　 ＼|　|　|　| /⌒∨灯芥ミ| |/| / / /　　　, ￣_＼　 ／//／
　　　|　 |＼_ ﾉ　／　 l i 人 i　 乂 ソ 　 j/ /_/|　 /, ＜＿＿／//／
　　　|　 |　　￣　　　人ヽ_ノ--　　　 　 　,斗ミ「￣ j|''"￣￣＼／
　　　ﾚ∨　　　　 　 i:. :. :. :. :./ 　 ､　 　, v_ソ狄 / 从 ,,, ――┘　　　　　　こちら、華琳
　　 　 　 　 　 　 　 |:. :. :. : /ｧ)　 　　-　　　ｲ／∟＜　￣}
　　　　　　　　 　 ―､:. :. :./ _＼　　　　　 ｲ〔 ／/　（　 イ　　　　　　　　　　ヤルオを発見したわ！
　　　　 　 　 ／　　　Ⅵ:./ ニニ≧≦――＼ヽｧ '" ／　〉
　　　　　　 /　　　　　＼￣＼ノ:襾:.､:. :. :. :＜　　／　／　　　　　　　　　　　全員私の指示に従って追い込みなさい！
　　 　 ＿ /　　　　　　 |:＼:.ｉ {し|仆:.)__:. :.:／　 ⌒¨´
　　　 |／うｒ―　　 /　/:. : : |＿_|:|へ:＼＼┐Y
　 　 人.......|ニニ=〈　/:. :. :.:.|, へ　　 ヽ_〉- i__|
＼　ｉ=ノ{i ￣＼___彡':. :. :. :. |ニニ≧へ',　　__ ヽ　　　＿＿＿
　 ∨／ ゝニニ) ＼:. /: : . : |ニニニニ=Yニニﾆi ／∠'￣￣＼＼
/ニニニニ/￣ ／ハ:. :. :. :人ニニニ彡ｲニニ=ﾉ==============ミ ､
ニニニニ/　／//／|＿彡''￣ア 丁:.（Ｏﾄ __彡'､　　　　　 　 　　 ＼＼＼
ニニﾆﾆ,/ '///／　　 :. :. :. :. :.ヽ:.:.|:. :|:. :|:. :.|〕-〈　　　　　　　　　 　 ＼＼＼
ニニニ/ //／　　 　 i:. :. :. :. :. :. : |: / :. |: /ニニｉ　　　　　　　　　　　　＼＼＼
ニニ ,//／　　　　　ノ､:. :. :. :. :. :.:.|/ : : :|/:.|ニニ:､
ニニ/ ' 　 　_____r （＼ ＼:. :. :. ／〈:. :. : |:. :|ニニﾆ＼　　　　　　　 　 　 　 ｉ　ｉ　}
ニ=/　　　　| i　 |　 ＼＼=Y￣ニ＜ : : <ﾆ人ニニ== ＼　　　　 　 　 　 　 |　|　|
ニ/ 　 　 _ノ_,l　 ＼ 　 ＼＼ニニニ≧≦ニﾆi iヽニニﾆ ＼　 　 　 　 　 　 |　|　|
∨_　-=ニニ＼　　 ＼ {　○＝ ､ニニニニ= ∨/‐┐ニ===_　　　　　　　　|　|　|
ﾝ' ニニニニ/ﾆ＼　　 i≧≦乂　＼ニニ／○ / 　 |ニニニ i 　 　 　 　 　 |　|　|
ニニニニ=/ニニ ＼ 人 乂__　,＞　Y／__彡 /　　人ニニニl　　 　 　 　 ノ ノ ノ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　ﾉ彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ -=ニニニニニﾆﾆ=- ._　　ﾐ彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ニニニニニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ》,ﾐ彡'´￣￣　　 ､　　　　　　　／⌒ヽ
｀＼､　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 《ニニニニニニニニニニﾆﾆイ/彡′　―=ミ､　 ＼　　　　 　{/⌒ヽ
　　 ) ヽ　　　　　　　　／´￣￣｀ ､ ∨≧=----／￣＼--=≦ﾆﾆ/／　 　 　 　 　 ＼　 ＼　　　　　　　}
　／　 ﾉ 　 　 　 　 ／　　　　　　　＼Vﾆﾆﾆニl{_.＞＜._}ﾆﾆニ.／}´　　 . --=ミ､　　　＼　 ＼　　　　　/
( (´￣　 　 　 　 ／　 ／´￣｀＞-=ミ､V≧=---＼＿／--=≦ニ八／´￣｀＼　＼　　　 Yヽ　≧==彡'　　　　　主様！
ヽ ＼　　　 　 ／　 ／ ／´￣　　　 rくヽ￣ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.／Y´　　　　　　＼　} 　 　 }　 ＼
　 ＼≧=-=≦　.／ ／　　　 　 　 / ﾍ } }ﾉ'-=ｨzx､ﾆﾆ=-ｨｚx､´}　八--=ミ､　　 　 ＼　 　.八　　　ー―=彡　　　鹿角殿より聞きました！
　　　丶、＿_ ／ ／　／　　　　rく　 ゝ'_ ..イ{ Vｿ)∠.ノ´Vｿ〃/ｲ､　＼　　 ＼　　 　 ヽ／　 ヽ　　　　　／
　　　　　　 　 .／　／　　　／./⌒∨´ /=人乂/:/:/:'/:/:/:ノｲﾆニV 　 ヽ　　 ＼　　 　 ＼　　.≧=-=≦　　 　　逃げる主様を武と智をもって捕まえた暁には
≧=----=彡 　.／　　　／ ，'　　./　./ﾆニl{个u　(⌒)　.イ{ハﾆニ∨　　 ＼. ＿＼　　　　≧=--=彡
　　　　　　　 ／_　-=≦ ／　　　/彡ｲﾆﾆﾆﾘ_|八 ≧_≦_八|ニVﾆﾆ/≧=-　　＿＿_≧=--=ミ､＿_＿ ／　　　　その…主様のご寵愛を頂けると！
≧=----=彡　　　　　 /　　　　/ヽﾆﾆ＼=/ﾆﾉゝ:_:{:_:_:_}:_:ノVニV／_ﾆ＼　　＼　　　　　＼ ＼　＼
　　　／　 　 　 ／ 　 .′　　　∧ﾆ/´￣￣У _／: : :}: : ＼_ `く´￣￣＼_＼　　｀¨¨ヽ　 　 ヽ　＼　＼
　　 (　　 　 (／　　　.′　　 .ｲ､ﾆ/ﾆﾆニ／　 ｀ゝ､:_人_;､:_:ノ　 ヽﾆﾆニ.∧ﾆ≧=-　 ＿＼　　 ＼ .)　　)
　　　｀丶、　＼　　 八＿／　}ﾆ/ﾆﾆﾆﾆ′　 　-=ﾐ} i {-=　　　　 Vﾆﾆニ∧ﾆﾆﾆﾆ{　　{_｀＼　 　＼_／
＿＿_彡' )　　 .)／　 {ﾆﾆﾆニ|/ﾆﾆﾆニl{　 　 　 =-| l {､　 　　 　 .}ﾆﾆﾆニ∧ﾆニ八　　Vニﾊ　 　　＼
＿＿＿／ 　／ 　 　 |ﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆ八 　 　 　 八l八　　　　　八ﾆﾆﾆﾆ__.》ﾆﾆニ＼　∨ﾆ}　　}＼.　ヽ
　　　　 　.／　　　 ／|ﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆ/_个:..._　　　　 　 　 　 .ィ介{／_￣＼ニニニﾆﾆ＼乂.|　　|ﾆﾊ　　}
----=彡　　 　 ／.／lﾆﾆﾆﾆ/￣=}￣}l＼}ヽ ヽ　　　　　 　 ／　{ニVﾆﾆﾆニヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆニー! 　 {､ノ　 .八
　　乂＿＿__.／.／二|ﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ八/ﾆﾆ{　　 　 　 　 　 　 　 　}ﾆﾆ∨ﾆﾆﾆニ＼ﾆﾆﾆﾆﾆニ八　 乂__／＿
　　　≧=-／.／ﾆニ八__／ﾆﾆ／ﾆ/ﾆﾆVゝ､_　　　　 　 　 　 _ノ{ﾆﾆﾆVニニニﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ≧=-　＿＿
　　　　 ／.／ﾆﾆﾆﾆニ{≧=≦ニ／ﾆニ/　　)　　 　 　 　 -=Y　 ∨ﾆﾆ∨ニﾆﾆニ∧ニニニニニニニニニニ
　　　／.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.／ﾆﾆニ/ｰ=く　　　 　 　 　 　 ゝ _ﾉVﾆニ∨ニニﾆﾆ∧ニニニニニニニニﾆﾆ
　 ／.／ニニニニニニﾆﾆ.／ﾆﾆﾆニ/　 /{　　　　　　　　　　　 }l　∨ﾆニ＼ﾆﾆﾆニ∧ニニニニニニニニニ
／.／ニニニニニニニ.／ﾆﾆﾆﾆニ./　 /:ハ　　　　　　　　　　 ハ　 Vﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆニ∧ニニニニニニニﾆﾆ
／ニニニニニニニ.／ニニニﾆニ人 ./:/: ∧　　　　　　　　　 {: ∧__.〉、ﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆニゝニニニニニニニニ
 

　　 　 　 　 　 　 ∨/∧　　 __　　　　　　　＿_
　　　　　　　 　 　 ∨/∧:／--｀:.､　 ／:.:. -==- ､:.～､、
　　 　 　 　 　 　 　 ∨//:´, -- ＼Y:.／:.:.:.:.＿:.:.:.:＼:.:.:.＼
　 　 γ 　…‐- ...,,,_　 ///|＞''":.:.Υ:.:.｀ヽ、 　 ￣l　＼:.:.:.＼
.　　　{　 　 　 {　 }ﾆ'〕iト ／.:.;.:.:／:.:.:.:`､:.:.:.:＼　　 |:.:.:.:.:)､＼:.＼
　 　　',　　　　∨ﾉﾆﾉ/:/:.:／:./:/:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:∨ / :.:.:.:.:.:.＼＼:.＼
　　　　　　　 　　ー- /:.:/:.:.:/:.:j:.:.:.:.:.:.:.:.j}:.:.:.:.:.:.∨＼:.:.:.:.:.:.:.:.:＼`､::}
.　　　 ∧　　　　 ∨ ;:.:.;j:.:.:.:':|:.ﾊ:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:}＼ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:｀メ､
　　　　 ∧　　　　 ∨j:.l{:.:.:.:{ﾙヽ'､.:.:.:../ィ }.:.:l:.:.:jl.､　)　 ＼:.:.:.:.／:.:.:.:＼　　　　　　　　　ヤルオ様の妾たる力なくばその価値無し
.　　　 　 ∧　 　 　 `､八:.:.:.',ｲ苡 ＼/ 苡ﾑｲ:.:.ハ:ヽ　　 　 ／､ .:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　 　 ∧.　 　 　 `､个:.:乂　　 i　　　j |:.:/|　|　|　 　 '´　　＼:.:.:.:.:.:.:.:.:＼　　　　　　ヤルオ様のお心は理解しました
.　　　 　 　 ∧　 　 　 　 } :.:.込 　､__ , 　ハ/:.:|.八 乂.,　　　　　　＼.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　 　 `､ ::..､　　/:.:.:/ 　＞ - ＜　 l:.:.:.　　＼　` ､ 　 　 　　 ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　　ですので全力でいかせて貰います！
　　　　　　／ ／ヽ, 　 /:.:.:/ 冫‐<[二] >`∧:.:.∨　　＼.　＼　　　　 　 ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
　 　 　 ／ ／　　　,／:.:／　,′　 | || |　　 ∧:.:.∨- ､　＼__ ＼　 　 　 　 `､:.:.:.:.:.:.:.:.`､
.　 　 <_.／ 　 　 ／:.:／ ::>/　　　.| || |　 　 l∧:.:.∨　∨ 　　￣　　　　　　　}:.:/:.:.:.:.:.:.:.',
　　　 　 　 　 ／:.:／∨;/ ,　　__／　　＼__　',. ＼:.:＼ ∨　　　 　 　 　 　 ,.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
.　　　　　　／,.: '´ 　／／ ／ /　マフ　 |　l　}l ',. ＼:.:＼　　　　　　　　／:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
.　　 　 　 (:.:.(　 　 / ∥ ./　 /　　　　　｜ |　}l　' 　 ＼:.:＼ー＝ニ二 :.／　}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;
.　　　　　　＼＼　:: ∥ /.　 〈　　　　　　|　l!　}}　 ､　　 ＼:.:＼　　　　　 　 ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
　　　　　　　　⌒ {　{{-′　　＼.　 　 ／　 ゝ,:: 　 }`､ 　　 )ハ;＼ 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.／
　　　 　 　 　 　 八 乂.　　　 　 ＼／　　　 //　 / ∧　 　 ∨}:.:.:)　　　 /:.:.:.:.:.:.:／
　　　　　　 　 　 　 ＼ _ヽ 　_彡-..､_　　 ,..:／　.ｲ＿ ∧　　　 j／　　 ／:.:.:.:.:.／
　　　　 　 　 　 _,,.. -‐}　}::}: :､ |:::| -‐≧=--＜:.:.:.:.:.:.:.｀乂　_丿:〉-‐:'"_;,:､丶´
.　　　 　 　 ／:.:.:.:.;.:.:.:|＞'"　　|:::|￣　 |:|　{　　 ~"'' ー- ∨三ｿ ∨
　　　　　／:.:.:.:.／　 /∨/ 　ﾉ ∨(　＿|:|- |　　　 　 　 　 {:. : : : :.∨
.　　 　 /:.:.:.:.:./ 　　/ <＼> (　/|　) |;: -┐ :.　　 　 　 　 八: : : : : :∨
　　　 /:.:.:.:.:./　　 , < ＼_:〉　./　,　 |_,. -┐: ∨　　　　　 　 ＼:. : : :.∨
　 　 ,:.:.:.:.:.:/　 ／ 　 ＼_>　/ ::i　:, |_. -‐'　　 `､　　　　　　 　 ＼: : :.∨
.　　 |:.:.:.／　, - ､　　　 ＼/　:::}　∨　　　　,:: 　`､ 　 　 　 　 　 ∧: : :∨
.　　 j人|　 /　　　＼__　 　 　 ;:　　　　　　/ -‐…ヽ　　　　　　　　}: : : :}‐-'ぅ
　　　　　　j ＿___ ／ﾆ〉＿__　　　　＿_<ニ〉 --‐…`､ 　 　 　 　 八 : : {__ ﾉヱ._
　　 　 　 ;′　　　＼/八　　`ー一' 　ﾉﾆ/ 　 　 　 　 ∨ 　 　 　 　 ヽ; : : ; :-ｧ ﾉ
　　　　　　　 　 　 　 〉ニ＼　　 　 ／ﾆﾆ＼ 　 　 　 　 ∨　　　　　　 乂:ｼ//じ
　　　　 {　　　　　 ／ﾆ/:i:i:i:i`ー‐:'i:i:i:i;i＼ニ＼　　　　　　　　　　　　　　し∨/∧
　　　　 {　　 　 ／ﾆ／ 〉:i:i:i:＼{:i:i:}／:i〈ﾆ＼ニ＼ _　　　 }_　　　　　　　　　∨/∧
.　　　 八＿.ィi〔ﾆ／ﾆ/〉:i:i:i:i:i:i:i>={:i:ｉ:ｉ:〈＼ﾆ＼ニニ二二ﾆ| 　 　 　 　 　 　 ∨/∧
　 　 　 |ﾆニ＞''"ﾆ／/:i:i:i:i:i:/´ 　 ＼:i:ｉ:＼＼ニ=ー--　..,,_|　　 　 　 　 　 　 ∨/∧
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -=ニニニ=-　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾆニ=-‐…‐-=ニニ-_
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ﾆ=- ~　 -‐…‐-ミ　ニニ-_
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ニ ／ ／.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.: ｀丶、ﾆﾆ-_
　　　　　　　　　　　　　　√ﾆ/ ／/:.:.:.:.:.(.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.＼ﾆﾆ-_
　　　　　　　　　　　　　　|ﾆﾆ' /.:.:'.:.:.|.:.:.:.: ､..:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.＼ﾆ-_
　　　　　　　　　　　　　　|ﾆﾆ/ ﾐ |.::. |j .::.::.:.＼.:.:.:-‐‐:_彡:i|:.:.:. -_
　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ./ :|:斗- 圦.:.:.:.:.:.:.:＼.::.(∨彡:i|.:.:.:.∨　　　　おっと、騎士団の連中に
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '/ .: |ﾐ |.::. |　＼:.:.: (　ィ笊㍉ 〕:i|.:.:.:.:.|:
　　　　　　　　　　　　　　　ｉ.:.:.:|ﾐ |y'庁ぅ　　￣　Vツ 　 〕:i|.:.:.:.:.|i　　　　先を越される訳に行かないわ！
　　　　　　　　　　　　　　　|.:.:.:|从　 Vツ 　､ 　 　, ,　　 〉ｉ|.:.:.:.:.||
　　　　　　　　　　　　　　　|.:.:.:|(:い　, ,　　 　 　， 　　ｨ.ノ八.:.:.:||　　　　皆、用意は良いわね！
　　　　　　　　　　　　　　 人.:.:.个公､　　 `　　　　／:i:i:i/ :.:.:.:. |i
　　　　　　　　　　　　　／.:.:. ､.:.:〈:i:i:个 　..,,___ .: : /:ｉ:i:i:/.:.:.:.:.:.: ﾘ
　　　　　　　　　　　　 ⌒7.:.／＼:(￣＼_ノ＼　　 { ＼/.::／.:.:.:/
　　　　　　　　　 　 　 　 ／ 　 　 ＼　 |ニニrミ__/_ﾆ∨￣＼/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-ニﾆ>〈/_＞ﾆ| 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 ´ 　 　 　 　 癶　　　＼_〈_/　| |.ﾆﾆ|　>
　　　　　　　 ´ 　 　 　 　　_ イ_rvLrvへr㍉_　　|_|＼/ /　　　 i
　　　　　　　　　　　　_ -=(　〈_　-‐……‐- ⌒辷rへrｭ(_　　　 |
　　 { 　 　　 |_　-=(　　　　　√{ニニニ{ﾆYγ％Ｙﾆ=- _ )
　　 |　 　 　 |　　　　　 　 　√ {ニニニ{ﾆ.乂__彡'ニ}ニ-　　　；
　　 |　　　　　　　　　　 　　 -ﾆ.-ニﾆﾆ.jﾆﾆﾆ√ニ./==/　　　 :
　　 |　 　　 ; 　 　　　　　　 {ﾆﾆ -ニﾆﾆj ﾆﾆ√ニ/==/ | 　 　 {
　　 |　　　　　　　　　　　　√ﾆﾆ}.ニニ√ﾆ√ニ/==/　.|
　　｜ 　　 | 　 　 　 　 　 √ﾆﾆ√ﾆﾆ√ﾆ√ﾆ.√=/　　|　　　 ',
　　｜　 　 |　　　__　　　/ニニ√ﾆﾆ√ﾆ√ ﾆ√ /　 　 |
　　　　　　 ＞'⌒＼＼_/ニニ√ﾆﾆ√ニ.{ﾆﾆ.√/　　 　 　 　 　 |
　　　　　／_￣＼＼)__)　　(/)￣//￣￣＼ニ{ﾆ{　　　　 |　　　 ｜
　　 　 V /　＼ ┘┘＼＿＿___//⊆),)　『| i----|＼　　 |　 　　 |
　　　　 －＜ ┘ﾆ／(.二ニニ 〈〈　 　 　　|｜---|　 ＼　.| 　 　 .|
　　　　 (⌒ア冖 ´　-‐…　　 "~￣￣￣~"''～､、| 　 ／　| 　　　|
　　　 /⌒7　'"　　　　　　　　 　 　 　 　　 　 　 } |_／…‐-　　 _ |
　　　 ＼,,　　　　　　　　　　　　　/ 　 　　 　 　 厂　　　 　 　 　 ｀`～､、
　　　　　ｉ　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　　＼
　　　　　{　　　　　　　　　　 ／　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 }
　 　 　 八　　　　　　 　 　 ' 　　　　　　　　 /　　　　　　　/　　　　 　 　　/
　　　　 　 ＼　　　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　　/　　　　 　 　　/
　　　　　　　　　 ----‐/　　　　　　　　　, 　　　 　 　　/　　 　 　　　　/
　　　　　　　　　 　 　 /　 　 　 　 　 　／｀¨¨¨¨¨¨¨´ /　　 　 　　 　 /
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄ.
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ｉ　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..　　 ..,__　　 　 ｊ！　 l|
　　　　　　　　　　　　　　_,:≦ﾆ=- V⌒ﾐ({:ｉ:ｉ:.、　} |i　/;
　　　 　 　 　 　 　 　 ／ :) }「 -‐=ミヽ `'^ ｰくiﾄ､Nｌ| / :
　　 　 　 　 　 　 　 /ｰ=彡く{_.ノ　　r宀'⌒¨＾^Vﾊ:l|/ ,′
　　　　　　　　　　 /　 　 　 　;辷^´　-‐=￢=ミ ㏍{k ﾞ
　　 　 　 　 　 　 ！　:　　r=え >.;´　　　 i　 ;　 ｀V }′
　　　　　 　 　 　 ,'　 ﾉノ^＾＞'´. 　 　　　ｌ|　 ! ;　　Y
　　 　 　 　 　 　 { { ｛{〃´ '　 ,'　 /_-;‐_八__jｒ}-!:!
　　　　　　　 　 　寸_;ﾅ 　 ;　 {　 ;　 __;.　　 ,: __ :ﾉ　i　　　　　はい、先生！
　　　　　　　　　 　 Ｖ{　　 { 　乂 { '⌒｀　 　 ⌒ﾞﾄ./ｌ|
　　　　　　　　　　　 ｀ﾞ、 　, 　 .:!＼.:::.　　　; .:::.ﾉﾘ /　　　　　捕獲用の魔法はいつでもいけます！
　　　　　　　　　　　　　　　 ､　个:.　　r─ｧ ／ / ,′
　　　　　　　　　　　　 　 ;　　;.　ﾞ:,　　 .._,..イ'´ ﾉ=-
　　　　　　　　　　　　　 ﾉ 　; ｉ＼ ﾍ 、 {z＼ｰ ^ヾ}]ﾄ､
　　　　　　　　　　　　／イ ﾉ人 };＼ヾ　 }｝ﾏ ､ 　 }　}ﾄ､
　　　　　　　　　　　　 　 ｊ／　^ﾘ∧_)ﾍxｼﾞ_ ﾘ ﾄ､ノ ノﾉ}ﾐ`　､
　　　　　　　　　　　 　 rく≫o｡ )ヾト､'. ((:i:i:)‘'く_彡くノ　丶ﾐ}､
　　　　　　 　 　 　 　 ,ﾞ　　　ｰ=ミ叱 ）)、ｰ 　 ﾉｿ 癶、　　　ヾ、
　　　　　　　　　　　　;　　　 　 　 ⌒丈__≫sく'´,　 　 ﾊ　 　 　 .
　　　　　　　　　　　 .:　　　　　　　　}.:}-ｰrミ:iZ^!　 　:}!|ﾐ.　　　 }
　　　　　 　 　 　 　 ;　　　　 　 [三_}.:}:. 　Y}Ｚﾆ;{　　 ﾉﾉ　≧=-f
　　　　　　　　　 　 .ﾞ　　　 　 　 　 ..:/ :.　　}‐{_ﾘ-=≠{!:. `:.　　l|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 [三_}.:}o｡__彡⌒;　 /:i:i:i| ::. ｀ﾞ　 l|
　　 　 　 　 　 　 .:′　　 　 　 　 ..:/:i:i:i:i:i:i≧ｘ}l /|ｉ:ｉ/:|　‘:.　　l|
　　　　 　 　 　 /_ 　 　 　 　 [三_.:}'^ﾞ ,:i:i:i:i:i:iVX/|:/ｉ:ｉl 　 ‘:.__.lﾄ､
　　　 　 　 　 .ｲ___≫o｡ 　 　 　 ..:/　　 、:i:i:i:ｉ:ＶＸｌ:i:i:ｉ:|　　 ‘,^ いヽ
　　　　　　　/※爻≪__≫o｡ ___}.:}ﾞ,` 　 ∨:i/:i:i:∨:i:ｉ:ｉ:|　　　‘，_Ⅵ}ﾄ､
　　　　　 ／爻　※　爻 ‐-≪__}.:} ;.　　　∨/:i:ｉ∧:i:i:八 　 　 ‘,　}}:ﾊ ｝
　　 　 ／≫o｡ 爻　※　爻　※}.:}:∧　　　}/:i:i/ }ﾊ:i:i:i:i:〉 　 　 } ﾉん'′
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆニﾆ=-
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／//////////////ヽ,
　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ//｡s≦二二≧,//////ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 ∧/'ヾ//_>ﾉ､--≦∨//// ∧
　　　 　 　 　 　 　 　 ∧/,'=彡''´＿_￣｀"''.∨//// ∧
　　　　　　　　　　　　'//,'´＞''/i!///!/i/!〕iト//////.∧
　　　　　　　　　　　 '.i//iｲ//!//!///i/i/}/i/i///////i/
　　　　　　　　　　　'/i//i {//!//',///i/!/Ν/!// i/// !/.,
　　　　　　　　　　　'/i//i∧/}＼/､//}ﾉiﾉ示ミ///i///.i//,　　　　　こちらも本の準備は万全です…
　　　　　　　　　　　'/i//i､∧弋ﾘ^^^´　乂ツ }///.!///!//,
　　　　　　　　　　　'/i//i/ヾ､ /i/i '　　 /i/i.ノ/// i///!//'
　　　　　　　　　　　'/i//i///ヽ　 　 _､　　 ／{///.i///!//.!
　　　　　　　　　　　'/i//i/////≧s｡　 .／_ノ////,///i///!
　　　　　　　　　　　'/i//i-===ノ{/~r≠=i冖}.'////!///!// |
　　　　　　　　　　　'/i//i　 ／ ﾉ 〉-〉ｰ‐}==i'///, '￣ ヽ,//i
　　　　　　　　　　　'/∨/,/ ／／､/＿_ﾉ-‐i//, '　 　 　 !/ i
　　　　　　　　　__ノ/,i{ ヾ/,　,ｲ　 /-=/　/ﾉ／/　　　　　}/ﾉ
　　　　　　　　 ,,.｡*'"　　,｡ヾ,､ ／ ／ ／,ｲ'ヽ/　　　　　 ,'/
　　　　　　　 〃'´ ､　／　　 , ' ., '　 /　 　 /Υ 　 　 　 {)h
　　　　 　 　 .{i: : : : /: : ､　,.' -/-　∥ 　 ./　 !　　　　ノ:i:∥
　　　　　　　 从: : : {: : : : i: : :.:i: : : :i!: :ヽ∥　 |　｡s≦:i:i:i:i:{
　　　　　　〔:i弋!: : : :,: : : :{: : : :i: : : :|: : : :i{｡s≦:i:i:i:i:i:i／~~}､
　　　　　　∧:i:i:∨､_.∨＿i､: : :.!: : : i: ／:i:i:i:i:i:i:i:＞''~:i:i:iノ＼ヽ
　　　　　　{:∧:i:i:∨｀' }､: : }:｀'＜!-=,ｲ:i:i:i:i:i:i:i:／-=ﾆ≦ﾆ=‐':i:iﾉ
　　　　　{~~＼ヽ:i ∨:ﾉ: : : ﾘ: :､__},ｲ:i:i:i:i:i:i＞''~:i:i-┐:i:i､-=彡'
　　　　 λノ~~｀`～∨､: :./: : : ,ｲ:i:i:＞''~,,.｡*'"~~ヾ}!:i:i:iヾ{
　　　　　 ,:i:i:i:i:i:i:i:i:iヾ∨｀''〉-=/:i:／:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}!:i:i:i:i:i:i,
　　　　　.,:i:i:i:＞=＜:i: ∨: }: :/／＞''~~~ヽ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i|_:i:i:i:i:i:i,
　　　　　,:i／ﾆ}　　　＼∨:.:/ゞ'´　　　　　 ∨:i:i:i:i:i:i|-:i:i:i:i:i:i,
　　　　 /'ニニ}　　　 :＞''"´　　　　　ィi〔ニ∨:i:i:i:i:i|=-:i:i:i:i:i:〉
　 　 　 iニニﾆi　__ ノ　　　　　　ィi〔ニニニﾆ, i:i:i:i: |=-:i:i:i:i:i}∨
　 　 　 iニニﾆi　　} :i　　　 .Υ~＼-=ﾆニニﾆ!:i:i:i:i |ﾆ=-:i:i:i:}:i:〉
　 　 　 iニニﾆi､　ﾘ :|　　 }　 !:.:.:.:. ＼-=ﾆニﾆ!:i:i:i:i:|ニ=-:i:i:i}/
　 　 　 iニﾆﾆﾉ /ゝｲ λ　! i .,:.:.:.:.:.:.:.:＼-=ﾆﾆ|:i:i:i: |ニ=-:i:i:i}
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿___
　　　　　　　　　　　　　 .: .: <.: .: .: .: .: .: .: . .,
.　　　　　　　　 　 　 ／.:／ .:〉.: .: .:ﾆ=----.:＼--　 ____
.　　　　　　　　 　 _ '.: -=.:./⌒.: .: .:＼.: .:---- ﾊ/＼///}
.　　　　　　 　 ／/.:i: .: .: /.: .: .:､.: .: .: ＼: .: .: :/}.:∨/＼/
　　　　　　　 〈///.:|:ヽ:./.:.i: .: .: ＼.: .: .: :＼／.:ﾊ.:.∨///〉
.　　　　　　　 У/.: |＼/.: .{.: .: .: .: .＼.: .: .: .＼.:∧.:.∨//
.　　　　　　　/// .: |＼'.: .八.: .: .: .: .: {＼.: .: .:Ⅵ∧.: :∨
.　　　 　 　 〈//.: .:..|ミ:{.: .i.: .＼. :.: .: .八⌒､.: .:}^ﾐ: }.: .: .
　　　　　　　 ^'.: .: .:ﾄﾐ八.:{.:⌒{ ＼ .: .: .: ｨﾁ笊ｱ:}ｉY|.: .: .:.　　　　　よろしい！
.　　　　 　 　 :.:.!.: i.:|:∧ 笊示ミ 　 ⌒〃乂rツ　,ノ:|.: .: .: .
.　　　　　　　 ｉ.:|.: {.:i:{　ﾊ 乂rツ　　　　　 .:.:.:.:. / .: ,:.: .: .:..i　　　　では愛しの彼のハートを(物理的に)捕まえる為に！
.　　　　　　　 |.:|.: {.:{.:`ｰ '，:.:.:.　　i 　 　 　 　 .: .: :/.: .: .:ｉ.:|
.　　　　　　　 |.:|.: {.:{.: .: : 込、　　　　　_,　　ｲ: .:../.: .: .: .|.:|　　　　総員かかりなさい！
.　　　　　　　 |.:|.: .:八.: .: .:..个: .　｀　　　 ィヘ.: ./: .: /:..八|
.　　　　　　　 |八.: .、:＼.: .: :／i:i:i{≧ ＜ /i:i:i:i>/.: .:'.: :'　 |
.　　　　　　　 |　 ＼{＼.:.＼└ヘi:i::.、　／i:i／:/／}／
　　　　　　　　　　　 --＼(「ニニ>､:iXi:iィi〔ﾆﾆ} ¨¨　　　.,
　　　 　 　 　 　 /　　　 　 {ﾆﾆ〈_＿只_＿〉ニ/
　　　　　　　　　′　 i　 　 Vニ／／ V∧ニ/　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 .:　 　└<_／　　 V__〉'　　　 　 ,ｨ.:　　　 ＼_
.　　　　 　 　 /　　　 }　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ハ　　　　/^＼
　　　　　 　 /}　　　 八_厂厂厂厂厂卜 __　 　 　 /′　 、　　}_＿: ＼
.　　　　 　 / 」__　 〈厂斗〈ア ￣￣ -=厂厂ト __　′　　　＼_ﾉ ⌒ ﾆ=-
　　　　　 / /⌒}　　}ﾆﾆ{ﾆ' /〈{/}〉　Vﾆﾆ}ﾆﾆ厂V 　 　 　 　 ＼__/、: .
.　　　　 / /_／ L_ ｲﾆﾆV八//V/ /八ニ'-=ﾆニ〉　　　 　 　 　 ＼: ..
　　　　/___〉--､_/ /ニニVﾆ>､ __／ﾆ／ﾆニニ/　 　 　 　 　 　 　 ＼
.　 　 /⌒　　. : 〉 , -=ﾆニ}ﾆﾆ}ﾆニ／ﾆニﾆ=-/
　　rくﾆ=- 　. :/　' -=ﾆニjﾆﾆjﾆﾆ/ﾆニニ=-/
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /{　　 　 　 　 　 }ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/!　　　　　　　　!/,
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |'ﾑ　　　　 　 　 |//,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!//,　　　　　　 .!//!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　!/ﾑ　　　 　 　 }//しイ}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼≧__）∧　　　　　ﾉ///／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼///'ﾊ　　　　i////!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }///∧　　　}///ﾉ　.ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀Y///}, --く///__ノ/}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }≧x..__ノ--く　＿__ 〉- ― - ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ//　 ／::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　У:::::::／::::::::::::}::::::::ヽ::::､/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ./　　/::::/::::':::::::::::i::/^ﾍ::::::::',::::ヽ＼　　　　　やはり騎士団と魔術院に協力を仰いだのは正解でした
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈　 /.{:::/:::::i::::::i:::::|:{　　 }::::::::}:::::::〉　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乙. V::::::::{:::ー-:从　斗:::!:::」{´　／　　　　　さあ、メイド隊！私たちも行きますよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {ヽﾊ::::::::ﾏ茫ﾅ　　泛ｿ/::::::|　/　 --､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {:::::::ﾍ:::::::ヽ 　　 {　　/:::::::::!ｲ／　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_　　ゝ::::::＼;;;;::>　_ _　.ｲ从:::::」　　　　　r　_
　　　　　　　　　　　　　　　／ _　　　 `''＜:i:iﾊ::', ヽ. _ イ {::::::{/　　　,　 ´￣　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ∠　/　Vニﾉ　--乂:i:i',::',--､/'ﾊ ',:::::V　　　　　　　　　}
　　　 　 　 　 i^ヽ　　　 __ノ ′　V/ヽ-へ　 }　 ,:::ヽ////} ',::::::.､　　　　＿　　 ﾉ
　　　　　　　　:　　ﾏ 　 i　　i!　　 iニニニ} .ハ　i:::::::',/／　 ヽ::::::ヽ、-- 　 匚
　　　　　 　 　 ',　　ヽ　{ ／:{　 　 !ニニ{ｿ　__ ヽ}::::::::i　　／　 `''＜:ミz_　　　}
　　　　　　 　 　 ， 　 ＼ニﾆ,　　 |ニニ ゞ'ﾆ/　,::::::::::}イ｀ヽ　 　 　 ヽヾミ///､
　　　 　＿,, ≦ニヽ　　　ヽ--',　　!=ミニニ/　 ,:::::::::∧　　　　　　　　',//////＼
　 rー-= ニニニニ＼　　　　　　 　 ヽ ＼V 　/:::::::/　 ,　　　　　　　　}////////＼
　 ゝ.　　　　　　　　　　　　　--　　　　',　}:{／:::::／　　 }　　　　　　　/､//////////≧z.__
　　　＞　.. ＿　.. -　　 ／　　　　　　　ー --＜　　　　ﾉ　.ィ:. ＿　イ　 ﾏ//////////////≧
　　　　-=　　 ／ 　 j　　　　　入 ＿ ､　　　　　　＼-=≦三三ヽ.__ 」　　.∨//////////////
　＜　　 　 ／　　 .ｲ≧=-=≦ニ＞　　＞- 　 __　.イ--イ　　 i　　}::}　　　 ∨/////////////
　　　　＞ ´　　イ __　-=ニ＞　　　　　　　　　　}///}:::::}　 　 |　 .|:::!　　　　V/////////////
　 __　=` -=≦ニニニ＞　　　　　　　　　　　　/////!::::!　　　!　 .!:::　　　　　i/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／/////:::::;　　　　　|:::j　　　　　}////////////,
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,へ.＿／: : ＼　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣　兀へﾉ＿__⊥/L.へ: ＼: ､　　　　|//＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|｀ー'ﾆ三≫==≪三≧ｘ　 /: : :.＼＼　＿＼//,＼　 ／￣ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿厂(￣ー―': : : ⌒´｀Yノゝく ヽ: : : : :＼:ヽ//∧_ヾ}/／: : : : : :.',
　　　　　　　　　　　　　　　{　Y-_.): : :ヽ: : : `丶、:＼: : :.＼ゝ: : : : : : : :.ｭ＼-,/'ﾊ}: : : : : : : : : :',
　　　　　　　　　　　　　　 _｣Y__}: :ヽ: : : :＼: : ＼丶､:＼: : : ヽ: : : : : : : :.',≧く//∧: : : : : : : : : :',
　　　　　　　　　　　 /`丶､／,/: : :.|ヽ: : : : ヽ＼:＞‐`＜:￣: :.|: : : : : : : :.!:ﾞｰL＼/: : : : : : : : : : :',
　　　　　　　　　　 ﾊ|////ゝ-ゝ: : :ﾊ ＼: : : :X´｀ ｘ=≠ミｘ､: :.|: : : : : :ﾊ: |: : : :', ＼: : : : : : : : : : :',
　 　 　 　 　 　 　 ′〉,'/Ⅳ: :|: : : :| |!|　 ＼: : :ヽ〃ん::(　ﾊヾ:.|: : : : : |: l:.|: : : : i 　 ＼: : : : : : : : :　　　 　鹿角様、了解でーす！
.　　　 　 　 　 　 .: ://///: : :|: {: :｣斗l　 　 ＼: :.＼!:::::::::刈　｀! : : : : ! :|/､: : : :　　　　ヽ: : : : : : : :
　　　　　　　　　/: :｀ー‐:!: : : |: :く:.| ｘ=ﾐｘ　　　￣　∨⌒ン　/: : : : / .ゝ ﾉ: : /　　 　 　 ',: : : : : : :　　　　さあヤルオぼっちゃん！
　　 　 　 　 　 /: : : : : : :|: : : :ヽ ∧《 ﾞｒ )ﾊ　　　　 　 ￣ 　 /: : : : /ノ ／: :　′　　 　 　 !: : : : : : :
.　 　 　 　 　 /: : : : : : : :|: ﾊ:.: : :＼:ｉヾ∨:ﾘ,　　　 　 """　/: : :.／__／:.:／　　　　　　　　|: : : ヽ: : :　　 　いい加減覚悟をお決めになってくださいまし！
　　　　　　　': : : : : : : ／!:.! ヽ､: : : :.＞ "´ヽ　　　　　　 ./:.:.／　 /: :／　　 　 　 　 　 　 |: : : : :ヽ: :
.　 　 　 ／: : : : : : :／　 乂　　＼厂 八　　　ﾞこ.'　　　 /:／　　 /／　　 　 　 　 　 　 　 |: : : : : ハ
　　　／: : : : : : :／　　　 ／⌒ヽー――　''二ﾉ　　　　　,　　　／'7　　　　　　　　　　 　 |: : : : :/: : :
　 ／: : : : : :.:／ 　 　 ,／　　　　 ｀＜￣.´　＞ ､__ . :＜__ｘ≦///ﾊ＿__　 　 _＿ 　 　 　 |: : : :./: : : :
´: : : : : : : ／　 　 ,／　　　　　―‐＼_〉つ 　 　 　 }7ｉ≦///////ハ／ ヽ／/-､ノ　　　 |: : : / |: : : :
: : :.:/: :.／　 　 ／　　　　　 , 二二´.>/7≧ｘ--､／{{}////////てY'ﾍ⌒／////,ヽ.　　/: :／ ｜: : : :
: :.:/:／　　＜二ヽ, -､＿_／　 ＜_／////ゝ＼ｰ'/八///////,う´ __／////////ハ／／　　｜: : : :
／　　 　　////≧ｘ、く-≦77/////へ__＞ｰくﾉ＿__ ゝ｀ｰく｀7{／}／//////////,'∧　　　　/: : : : :
.　　 　 　////////,Y////////／///,>　／/////　　,二ノヽ'ノ//////////////,∧　 　 /: : : : :
.　　　　/__///////
　　　⊆ー､ゝ'//,/
　　　/　　　ゝ二ﾉ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　【 ヤルオの幼少期からのお付きのメイド 】
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐ｧ＼/: :／: : /: : :7＜⌒ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / ／:＞:──―─‐-ﾐ: : :ﾊ　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　У: ´: : : : : : : : : : : : : : `く: :＼ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／: ／: : : : : : : : : : : : ＼: : : ヽ￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /／/: : :/ : / |: : : : : : : : : ヽ: : ∧: : : ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／: :/: : : |: :/|:∧|＼: :＼＼: : ＼: ∧＿＿ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :l: i: : :l:/斗|　＼ ＼ 下卞､|:/．: :Y:7宀┘
　　　　　　　　　 　 　 　 　 /斗≠:|八 : |ｉ ｘ=ミ　　　 ,ィ竿㍉:|: : ｉ: : |/　　　　　　あの、鹿角様…
　　　　　　　　　　　　　　　 ТТ:｜: ヽ:|i圷r'::|　　 　 |し ﾘ }}|: : |: : |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 八: l: : |、|:.:.＼乂リ　　　　ゞｰ //l: : |: ∧　　　　　　 本当に私も参加してよろしいのでしょうか？
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ＼| ∧: : 八::::　’＿　　::::/ｨ:/: : |/ ∧
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧: : : |＞　`ｰ'　 ／ ィ′:/　/ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_{　_∧: : |,.〕ぅ. ≧´=彡 /: :/　/ ―┘
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /¨¨¨¨´ヽ: |__.〈{／___ノ:ｨ/: :/'⌒¨¨¨＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {　　　{⌒¨＼¨火:i:ｉ:ｉ／/: ｨ　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:i:ｉ>´￣{_______彡{　{i＼／　 /　　　　　 ／⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　 　 Иｉ:ｉ} 　／　/　　　{　{i:::::}　　/___________彡＼ /:}
　　　　　　　　　 　 　 　 　 .:i:i:i:i:i{／ 　 /　 　 /{_..{i___} 　 {/ :i:i:i:ｉ:ｉ:/ 　 　 ん'
　　　　　　　　 　 　 　 　 /:ｉ:i:i:i:i:ｉ:ｉ.′ /______,/　 ん.,,____彡:i:i:i:i:ｉ:ｉ/　 ______彡
.　　　　　　　　　　 　 　 /:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ{　　　　　　 　 {／:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/⌒¨¨¨¨
_____________　　　　　 　 /i:i:i:i:ｉ:i:i:ｉ:ｉ:{　　 　 　 　 ／:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/＼
.　　　　 　 ⌒ﾆ=- 　.,_′ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ{　　 　 　 ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::，　,/}____
.　　　 -‐=ﾆ⌒　　 　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉト .,,　　／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:И.　／⌒¨}
　　　　　　 　 　 　 ／:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:j{　　,／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:И_,.|／　　_彡
.＼　　　　　　　 ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:______,,*≪i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:／⌒¨公ｰ=ﾆ〔　}
　　＼　　　　 　Ⅵ:i:i:i:i:iア¨i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:／　　 _,.　 !=‐　　 {
. 　 　 ＼　　　 　Ⅵ:i:i:i:{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／-‐=ﾆ⌒　　!______彡
=‐-　..,,_ ＼　　 　}⌒¨¨}___:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ／　　　　　　　　|　＼
.　　　　　　 ＼____{____／　⌒＼:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:／　　　　　　　　　｜　　＼
　　　　　　　　　　/　 {___　　　 }:i:i:i:i:i:ｉ:／.　　　　　　 　 　 　 |i∨ 　　＼
＼______　-‐=ﾆ⌒{_／　　＼_／¨¨¨¨¨¨厂＞x,　　}　　　　　　|:ｉ:∨
:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ 　.／　.〈{_{_{_{_rｸ　　　-‐=ﾆ⌒　 　 ＼,:　　　　　　|:ｉ:ｉ:∨
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉY　　　{¨¨＼　　______　　 　 　 　 　 ,.: ＼　　　　　|:i:i:i:ｉ∨
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{______人/:i:i:{___{⌒¨¨＼　　　　　 ／　　, ＼　　　 |:i:i:ｉ:ｉ:ｉ∨
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{__厂＼Y^　　 /　 　}＼　 .|:i:i:i:i:i:ｉ:∨
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ}　　　′　　 　 .＼!:i:i:i:i:i:i:ｉ:∨
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼___{厂＼/　　 　|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ∨
 

　【 奴隷市場で売られていたのをヤルオが保護した獣人メイド 】
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ///////　 　 ／/////////|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }/////　　　//////////// !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,.. -= ミ//ム___　///ﾑﾑ////////　　　　,ィ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,..ィ:::::／:::::::ﾐ､}:::::::::::|::::::::::∨ﾊﾊ∨（⌒ ´,r-==.彡/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／:／::::::／:ﾐ､i;!::::::::::i::::::::::::::Vﾊﾊ∨ミ=彡//////
　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈:/:::::/::::/:::/''"´　 |::::::::::!:::::::::::::::∨ｨ''/////////／
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:::::/:::::;:::::;　 　 　 !::::::::;::i:::::::::::i:::|', ∨/////＞ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,::::::;::::::::i:::::i　　　　_|::!:::/::|:::::::::::!:::|::', ∨/厂　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {::::;:::::::::i!:ﾊ!　　　´,.:ﾘ::/_|::!::::::::::|::::!:::!　V Vﾊ　,∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヾ|i::::::::|;j__｀　　 　 イ沙ｱ:::::!::::::::::!彡　 ';:::Vﾊ'　∧　　 　　構いません
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |j::::イ 迩)　　　　　　 /::::::|:::::;:::ﾊ　i 　 ';::::Vﾊ'　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,::::::::i　 〈　　　　　　〃;:::::!:::/-'　　i! 　 〉::::V＞=∧　　　ヤルオ様は種族間の違いなど気になさらないお方
　　　　　_,.へ､　　　 　 　 　 　 　 i::::::::::.　　　　　　 ／ /ィ:＜::::ハ　 {ﾐ／:::::::::}/////〉
　　　　 {_､ ヽ　＼　　　　　　　 　 |:::::::::ﾊ　　 　 __　　　　,::::::::::∧::!　/:::::::ヽ;;:::ハ/彡'　　　 遠慮せずドンドン行きなさい！
　　 ､⌒ヽ}　　 　 .＞-= ミ　 　 　 レイ::::::ヽ　´　　　　　/::::::::/､::::レ':::ミﾆ=::::/
　　　　ヽ.　　　／　＞=--ヽ 　 　 　 ,:::::::::/ ＼ __　　.イ,::::::::/　i＞==--　彡
　　　　　＞ ../ 　./ﾆ／ﾆ.＞ミ=-- ./::::::::/ ＿_,,.ィ/}　,..:i:::::::;７７///////ﾊ
　　　　　　　 i　　iﾆ/ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆ./::::::://///////!///!:::::i///＞'' 二ミ､ }　 ＿
　　　　　　　 |　　|/ﾆﾆ:i!ﾆﾆﾆﾆﾆ/:::::／i///{￣￣ ////!:::::|'　／　　　　 ｀￣　__ノ
　　　　　　　 |　　|ﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆ .／::／__ハ___,, /´￣ヽ￣ |:::::| /　　 ー-- ==＜ﾆ', ヽ
　 　 　 　 　 .!　　!ﾆﾆﾆ!ﾆﾆ／￣i￣///＞''´　　　　　　|:::::| {　　　　 　 　 　 ＼!　 ）
　　　　　　　 i＞''´ ￣　　　　　 ,}＞''´　　 　 　 　 　 　 |:::::! ,　　___　　　　　 　 } .ｲ
　　 　 　 r''´　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　 　 　 |:::::|. ',　　　　 ー- ､　ノ´
　　 　 　 !　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 　 　 ;::::::! /ヽ ＿　　　　　く　　　　　　 ＿
　　　　　,　　　　　　　　　 ,　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ';::::::.ﾆﾆ}ﾆﾆ≧=:..　　ノ　　 r-､ ´ __　＼
　　　　　i　　　　　　 　 　 i　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ';::::::',ﾆﾊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆf{　　　}　{__ムﾐ　　}
　　　　　.!　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　';::::::',ﾆ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ',　　 ', { __,,.ィ　　 !
　　　　　 ',　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 ＿＿　 ﾊ::::::V　 }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{　　 i!. ',　　__　　,
　　　　 　 ヽ　　 　 　 　 　 ',　　　　　　　　　　／////≧'=-;::::::',　 !ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ　 .!　 V´　 _ 　!
　　　 　 　 　 ﾐ　　＿＿　.イヽ.　　　　　　　 ////////////ハ:::',　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼_{　　ヽ_/　　,
　　　　　　　 .}/　|　　V///////＞.. 　＿＿{//´￣/ ￣￣￣ .';:::Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.ﾊ　　　'　　,
　　　　 　 　 /==.i!　　.〉/////// __　　　　　/＿ /　　　r=====';:::',ﾆﾆﾆﾆ／ﾆr- ''r　}　　/　　,
　　　　　　 ∧.　　',___∧/////∧ 　　　　　　',　　',￣￣　　　　　}:::}ﾆﾆ／ﾆﾆ/ 　 i／　ﾐ､　 ,..ｲ
　　　　　 .//∧＿_}　 ￣ i!￣￣ ｀￣i￣i''ー==,　　',　　　r-----.|:::|｀Vﾆﾆﾆ/　　 |　　　/ = /!
　　　　 .ノノﾆﾆﾆﾆi!　　　 |　　 　 　 .| 　|ﾆﾆﾆﾆ≧====≦:/　　　|:::|　.iﾆﾆ:/ 　 　 !　　./　 / }}
　　 ／／ﾆﾆｊﾆﾆﾆ:i! 　 　 !　　 　 　 :| 　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{{ﾆ/　　　 ,::::;　 |ﾆﾆ{　　 　 |　 /　 .,　 ||
　／／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ　　　.|　　　　　 .,　 !ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ||:/　　　 /:::/　 |ﾆﾆi!　　　 .|　´　 /　 .ﾘ
 

　　　　　　　　　 ∨//////＼ ／:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_ : : : : :＼: :}／///////.／
　　　　　　　　　　.∨///////{＞--､ ＿＿::::::::::::::`''＜__ヽ///////／
　　　　　　　　　　　＼//＞.:´::::::::::::':::::::::::::::＼::::::::::::::::::＼ } } }_⌒_´　　　 ＿
　　　　　　　　　　　 .／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::､＞--- = }///ー=≦//／
　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::,:::i::::::;::::::i::::::::::::::::::ヽ:::＼　　　　｀ヽ///＞'' ´　　　　【 女の子は好きだけどへたれで話にならないヤルオ
　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::/ﾐ､:／i:::::::|:::::::::::::::::::::',::::::ヽ　　　　∧¨´
　　　 　 　 　 　 ,::::::::::::i::::::::::./ﾐミi彡|:::::::|::::::::::::::::::::::i::::::::::',　　 く　 ',　　　　　　　　　　彼は今日も未来のハーレム要員候補を増やしつつ
　　　　　　　　　i:::::::;:::::|::::::{::{ ､　　　;:::::::ﾊ::::::::::::::::::::!::::::::::::∨　 .∨ :,
　　　　　　　　　|:::::/::;::|:::::::N　 ＼ ./:::::/_.メ､::::::i:::::/:::::::::|:::::∨　　}　}　　　　　　　　　それはそれとして目先の問題からは逃げ出すのであった 】
　　　　　　　　　j::/::/:::|::::::|i卞芋ミ､:／　 .ィ武ﾊ ｱ::::::::;::::i::::::::V　/ /
　　　　　　　　／／､:::::;::::::', 　 ﾏツ }　　　　ゞツ/::::::::/:::::}:::::::::∨／
　　　　 　 　 /::/　　 }:::ト､:::＼　　　′　　　　 ./:::::::/:::::::ハ:::iヽ{　　　　さあ、いい加減観念しなさい！
　 　 　 　 　 j:/　　 /::∧::::ト--　　　　　　　 ∠::::イ:::::／　 ＞--ｫ
　　　　　　　　　　 /::/　ヽ::{ :込､　　 _　　　/　 ｀i:::／＞ ´　　　 }
　　　　　　　　　／／　　 }/ 　　 ＞　　 ｀　{　 　.{イ　　　 , -､= 乙
　　　　　　　 ／／　　 rー--＜´　　＞=≦:,　　 .i!　　　./ 　 i　 　 {
　　　　　　／／　　　　i　　　　　＞イ//__,ｨﾊ　　 ∨､＿i　　 }　　（
　　　　 ／／　　　　　　,　　　／ ／／////∧　　 {::::::::{　　 i　　　 ＼
　　　 /::::/　　　　　厂￣￣ /'"´￣￣￣￣　∧　　',　　i　　 {＿　 ／ ,. -､
　　　,::::::{　　　　　/　　　　/,,.　-‐ 　''´￣￣￣ :､　 ｀￣ ',　　}｀ヽ＞ ´　 ./
　　　{::::::::ー-＞=-　'' ア´　　　　　　　　　　　　　〉　　　　 　　 ´　　 , イ､
　　　 ー= ／ ,　　 "´　,　　　　　　　　　　　 　 　 ､　　､ ＿,. :　ー ＜////ｰ-- ..__
　　　　 ／ ／. . . .　　　　　　　　　　　　　　__　　 ﾉ　　　　　　　 ､　　 `ー ァ////
　　　 ./. :/ : : : : : : : / . . . : : : : : : : . . ＞ ´　｀¨´　　　　　　　　　 ｱー― ´/////
　　　 ,. : ′: : : : : : :,.: : : : : : : : : : : : :/　　　　　＿,,.. --==-- 　＜//∧　∨////
　　　 {: :{ : : : : : : : :{ : : : : : : : : : : : : ゝ-＜´￣/:.:.:.:.:.{　　 ∨///////∧　∨///
　　　 :､: :､.: : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : {, -- ､:!　 　 ∨///////∧　∨//
 

　　　 　　　 ／￣￣￣＼
　　　　　／ノ 　　　 ヽ､　＼　　　　　　　　いやじゃあ！
　　　 ／　（ ○）}liil{（○）　 ＼
　　　 |　　　　（__人__）　　　　|　　　　　　　まだ心の準備が出来てないんじゃあ！
　　　 ＼　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　／
　　 ／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、
.　　i／ﾍ"　ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/　　　 ﾞヾノヽ
　 /（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ　''"ヽi、 　をノ
　（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
　 ^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::）
　　　 （::::ヽへ、: : : i　　　 i/　 ﾞ''ヽ,/
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　―　―＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 （ー ー　 l　　　　　　　｢転生貴族やる夫は(へたれだけど)ハーレムを作りたい｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　＜:ﾊ 　 (__人） i:::i:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨///ﾊ＿_ 　 　 j-i::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　＿V//,'ハ　　￣　j:r'ﾆﾆヽ
　　　＿_,.　　　-----====三三三三三///////7i-､＿/'/|ﾆﾆ',∧
　　(:::::::::::ヾ',ニニニニニニニニニニニV////∧/i!　ヽ:∨,-tf斗:|:!
　　 ＞.'ﾍ:::::',zニニニニニニニニニニﾆ∨////∧ﾑ,ｘ＜//Xム::i |
　　　　　 .!:::i::iニニニニニニニニニニニ∨＞ｘ///////／///ﾘi::|
　 　 　 　 |:::|::|ニニニニニニニニニニニ=Vﾑ〈〈７x/i／:.:.＞--'::',:i
　　　　 　 |:::i::|ニニニニニニニニニニニニﾍ/777//ハ: : :.ﾍVt::::＞----──- ､
　 　 　 　 i::::',:',ニニニニニニニニニニニニニ>//////}: :_:_...ﾆi::／￣￣｀`ヽ:::::ﾄ､_j
　　　　　 ,':::::::弋_,. ======--　､ニニニニ＝=7/////,'/７////ム77} 　 　 　 }::::i..,'
　　 　 　 i::::::::, ------- ､::::::ヽ::::ヽ　　＿_,. -ｲ/////'/////i＞ｘ/////＞ｘ .ノ:://
　　　　　.|::::::{:{　　 ＿,. ---ﾊ:::::i＞'ニニニ弋/////.ｲzx////////∧/////j:::＜-z.._
　　　　　 V::ﾍ:',ニニニニニｦ::::,':/ニニニニニ＞-'ニニニﾆﾆiマ///ﾊ/////ﾆﾆ＞ｘヽ:ヽ
　　　　 　 ＼:::ヽーｚ＿__, イ::,:'.ｲニニニニニニニニニニニニニV//ﾑ//i/_ニニ=-'/r.'
　　　　　　 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞- ､ニニニニニニニニニニニ∨//∨,′　 　 ':::j::{
　　　　　　弋. -x::::::{:i─---　:､::::::::::ヽヽニニニﾆ＞‐ｬ≦´　 　T:::V///Ⅶ　　　 i::::{::L_
　　　　　　　　　i:::::::|:|　　　　　　i:::::r'i- ≦￣　　　　　 　 　 　 　 ７V///ﾑ　 , --:､:::::)::)
　　　　　　　　　V:::/,′ 　 　 　 i::::i:::i　　　　　　　　　　　　　　　 /:::V/ T:::ﾃ::::::,ィ　)￣
　　　　　　Y⌒`:::://　　　　　　 |::::|::L__　 　 　 　 　 　 　 　 　 弋'-x::i'´::::::::イ　.／
　　　　　　　￣￣　　　　　　　　V::::`Y:::)　　　　　　　　　　　　　　｀` ' V／z-＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ---'　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり