やる夫は女尊世界で天下を目指すようです　その１２９

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /人У..／{ ...... /　 , イ :::::::::::::::::::::::::: ',　　＼ﾆ=＼　　　　} :::: ,'　 ／.............................
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　長篠の戦は結果だけ見れば圧勝だった。
 

　　　　　　織田徳川軍約八百の死傷者に対し武田軍約二千近くの死者、三千近くの負傷者。
 

　　　　記録によれば「武田方の将は一つ目の柵を何とか破るものの、それ以降は攻略能わず。」
 

　　　　　　　「最初こそ奇襲で被害を被るも、信忠の激励で勢い取り戻す。」
 

　　　　　　　　「信忠、自ら兵を率いて武田の将を打ち破る働きを見せる。」
 

　　　信忠は戦場を駆け回り織田や徳川の兵を鼓舞して回り、前線で戦ったとされる。
 

　　　　　「武田の勢いも凄まじく、壊滅したはずの真田信綱隊は生き残った数名を引き連れ再度突撃。」
 

　　　　　　　　　「武田に真田ありと轟かせる最後の猛攻を見せ、騎馬にて柵を壊し討ち果てた。」
 

　　　　　　　　　　との文章も残っている事から、一方的な戦いでは無かった事が窺い知れる。
 

　　　　なお、長篠の死傷者の半数が羽柴隊の連中で・・・
 

　敵の猛攻に晒され、良く防ぎ切った事で士気の高さが分かる
 

　　　　羽柴の被害は決して軽い物なんかではなかった。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　＜　　￣￣￣　＞ ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　 　 　 ,: 　 ∧　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 　 !　　　∧　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'　　　　　　 {　　　　 l　　　　　　　',
　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　,　　　_　 / v 　 　 .|　　 _ -　　　 ,
　　　　　　 　 　 　 　 　 ,'　l j/　　 ,≧zｭV∧　,.|f≦v 　　/77 ',
　　　　　　　　　　　　　 l　 l　{ 　 / 仡ﾊ　＼V　{仡ﾊⅥﾘ｛{｛{ .∧　　　　　　　　　　　　　　　　信長様！
　　　　 　 　 　 　 　 　 l　,l 　 V/{､匕:り　　 ｀＼匕り V r_ =f＾ ∧
　　　　　　　　　　　　　l /l　!　 { |　,,,,　　　 l　　　 ,,,,　 }　 l:|Ⅵ|＼!　　　　　　　　　　　　　　　此度の戦、圧勝でしたな！
　　　　　　　　　　　 　 / l　,|　 从　 　 　 　 　 　 　 　 lﾄ､ﾉﾄ_j |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,' / l　　込、　 `ー ^ー ’　　,ｲ　 /　ﾊ!　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 鉄砲運用の為に張り巡らせた柵が
　　　　　　　　　　　　　 j/　 l V　ﾄ､:＞ .,　 　 　 ,. ＜:ﾘ　/　/ 　 　 　 ｒ≦二iﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　}/ v Ⅵﾊ:r L≧:≦_{ﾍ::::/ ./l／ 　 　 　 rf──　　}　　　　　　　 武田勢の勢いを挫きましたぞ！
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼v_/＞二二＜｛厶ｲ＿＿　　　　「￣￣　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　 -＜｀ ＜ｒﾍ/7 ﾉ ／　　　　 ＼　　 ゝ､　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　 /_　-　 ￣｀ ＜__,＞_´　　 　 　 　 ∧　 　 ′　 　 l
　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　_　 -=≦　　　 ,.｀ ＜　　 　 　 ∧ﾐ　｛　　　　l
　　　　　　　　　　　 　 /　　f^ V　｀Y´￣}'^く⌒{　 〉´≧=--　　 __　` /≧==｛
　　　 　 　 　 　 　 　 /　／r_, -ミ　--ミ人_r-ミr=ﾆ─--ミﾉ　　　V／　　　　∧
　　　　　　　　　　　 /＜:::{/................￣｀ ー＜￣................ハ,ｘ＜ニ/　　　　　　∧
　　f⌒>'´/^7'￢^Y:::::::::::::′:::::::::::::::::::.................:::::::::::::::::::::::::}／　_,..＼＞---＜ /､
　　 寸　/ ./　 ,'　 !:}::::::从:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ／..........,'≧===::「......＼
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￣::::::::::>､　　　　　　 ト :;:::::ﾄミﾆﾆチ ＞ ´ 「l｀ ＜≧=≦ イ:::::∨......,'................. |..................
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　　　　　　　　　　佐久間のヨイショに信長、奇襲で動揺してんじゃねぇよとやんわり刺す。
 

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　　　「君の救援なのに全然攻めてないけど三河武士何やってるん？別に良いけどね。」
 

　　　　　「全然関係ないけど秀吉の方が頑張ってね？大丈夫？三河武士大丈夫？」
 

　　　　　　信長は武田相手に奮わなかった家康をネチネチ遠回しに刺し続けた。
 

　　　　　　　　　　　　　　　-‐=≠ﾐ､
　　　　　　　　　　　　／　 　 　　　}}___
　　　　　　　　　　　　　　　, ‐=　　 =‐､. ＼=ﾐ､
　　　　　　 　 　 　 ／　／　 　　　　　　＼ ＼ｙ＼
　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 　 ’，,ヾ
　　 　 　 　 　 　 ′　　　　 /　　　 　}　 　 　 　 ',/}
　　　　　　　　 　 　 　 　 |　{　　　　 ﾊ 　　',　　　V}
　　　　　　　　　{ / ⅰ {　ト |ﾊ　{　/七}　}　: 　 　 }i
　　　　　　　　　|ⅰ i|　|x==ミ ', {Ⅵ斗==ミ :}　　　}′
　　　　　　　　　|ⅰ i|Ⅵ{ V少 丶 　 V少 }/ 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　まぁ、勝ったしええか。
　　　　　　　　　Ⅵ}N: ∧::｀　　 ,　　 　 ´:::}i
　　　　　　　　　 　 ', 　圦　　　　　　　　 ム i　　,′　　　　　　　　　 　 　 　 　 そういう事もあるし気にするな。
　　 　 　 　 　 　 　 　　 个　 　´｀　　 イ }:::|i　 /
　　　 　　　　　　　　 } 　 | く::≧-=≦　:{ .}:::|　/　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ・・・さて、次。
　　　　 　　　　　　　 {ﾊ/ﾘ　 ヽ}ﾆﾆYﾆﾆ{/:::！′
　　　　__　 -‐‐===‐-､　　　／: : :.}{: : :.∨__:} 　 _＿＿
　　 　ゝ､/__}i_ⅱ{_{__}i/¨¨´: :.＼: : }{: : :／: : :｀¨ {iⅰ}}ⅱ}i ､
　　　／: : : : : : : 丶:.: : : : :／ 　 ヽ}{／ ＼: : : :.} ＼}_}ⅱ__Ⅵ
　　〃: : : : : : : : : : :}: : :／　　　　　　　　　＼: :}: : : : : : : : : :＼
　　{{: : : : : : : : : : : :}: :/　　 　 　 ､　　　　 　 Ⅵ: : : : : : : : : : : :〉
　 　', : : : : : :≧=-: }:/　　 　 　 　 ',　′　　　 ヽ: :-‐=≦: : : :./
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　　　　 丶: : : : : : ／}　　　　　　　{=i}　　　　　　 }:≧=-: : :./
　　　　　{: : : : : : ′ ∨､　　 　 　 {=i}　　 　 　　八: : : : : :/
　　　 　 .: : : : : /　　　',: ≧=-‐　´¨¨｀　 ‐-=≦丶: : : : :./{
　　　　 . : : : : /　　　　: : :.{{(){ﾆﾆ＞＜ﾆ}()}}: :′　', : : : : :{
　　　　 ′: : /{ 　 　 　}: : : : :{　 　 　 　 }: : : :　　　: : : : : :.
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　　　　　　　　　　　　　　　本田忠勝
 

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　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::厶:―ナ"￣　　　　乂::::|
　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::i:::::::／　　　　　　ｒ气::::::|
　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::|:／ィｆﾃゞ　　　　{･ﾉ i:::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　殺して良い？
　　　　　　　　∨:::::::::::::::::::|:::::::::::::::Fィ´・ 〉,ｒ'　　　　＼　l::::|　　　　, ＿,＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駄目に決まってるでしょ？？？＞
　　　　　　　　 ∨:::::::::::|⌒1:::::::::::::|　 `一'　　　　　　/　j::::|　　/⌒　　　　`ｰ‐、
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　　　　 〈　　　　　　　　　　　j　　|ー―　　_　　　　-――‐/
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　　　　　＼　　　　　　　　　　 〉　 l　　　　　　　　　　 　 /
 

　　　　　　　　　　　　　　　本多重次
 

　　公の場で釘を刺した為、一部の三河武士が三河ゲージを溜めていた。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　,　―　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　)＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-' ―‐'　、 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　 ｌ!　 !ー ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / / /　/ /　/　l|　 | ゝ>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 从|､/|　ｌ!/|/ｌ ｌ|　 |　〈〉 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽｌｌ ﾋﾘﾉヽ|ｨ==､ |　 |　〈 〉}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾉ　ｌ　　 　 ﾋﾘ/　｜ ﾉ ｌﾉ　　　　　　　　　（秀吉達の徳川に対する不満はこれで多少は晴れたであろう。）
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |∧　ｒ‐, 　 　 /ｲ|　| ｨノ'
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |ｌ ∧ 　 　,　　' |!ｌ　, ､　　　　　 　 　 　 　 （あのアホ、忍者にかき回されおってからに・・・）
　　　　　　　|｀ヽ　/ ｌー一≦､＿　　｜ｌ､|￣ｌ＿＿/,'ﾚ|/､__ヽ
. 　　　　 _　 〉　-/　l!､_,　－―彳, = ヽ|　 「ｌ l: : : :|,ｨ',＜｀ ＜ ＞ ､　　　　　 　 （被害を最小限に抑えたのは良しだな。）
. 　 ｒ‐ ､/　ヽ　 /　　}|　　ｒ≦＜_／_/_≧,///ィ, <ｲl |＼_＞ '＞ ｌ |
　　 ､　 |　　 ｰ'　　／!　　ｌ{_ｌ「ｒ‐o　,　'"ｌﾚ'イ |D｀ヽヽイ >､>´: :ｌ_ｌ |
　 　 〉　!　　　　／: : |　　|: : ｌ,　 '　 　ノ 　 　 ; : D//: : :./ ／:.:.:.:/
ニニ ヽl|　　 ／: : : : :ｌ ／: ／　　　／,　―　､∨://、: : {:/:.:ー:.〈
　 ｀ヽ､ｰ‐　':. :. :. :. :.:ﾉ: :;　⌒ヽ ｒｚイ　‐　､　　ヾ { !: : : : : :イ: : : ﾍ
　　　　 ＜: : :. :. :.／:.::.:.{　　 　 {0{､　　 　 　 　 }､ !: : : : :./∧: : : ﾍ
　　　　 　 ｀　ｰ―― '　 >、　　 >o≦　　 　 　 ﾉ∧: : :.／ｲ　 >､: : ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ￣{={＝＝＞--＜/　　ゝ '＿　＜＜:.:.:.: 〉
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {={＝＝{{Ｏ || /ィ //' : : : : : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 {={＝＝{{Ｏ／　 //: : : : : ＿: : : イ
　　　　　　　　　　　　　 　 ィ／ ﾉ　 　 {／'　　 { {: : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　,　'"／ ／　　　 (＿ 　 　 ､ ､: : : : : : : : : : |、
　　　　　　　 　 　 ／　／ ／　　　　　 ヽ　ー― ＼＼: : : : : : : ﾉ )
 

　　　　　　　　　 　 r ―――――-- ､
　　　　　　　　,ィ／￣￣￣￣￣￣￣`ヽヽ､
　　　　 　 ／／__, ィ―――､――､　　　＼ヽ､
　　 　 ∠_／´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ﾊ`ヽ､　　＼ ＼
　　　　　/ : : / : : ／ : : ／/ : : /: :! :ヽ :＼　 ヽ　＼
　 　 　 /: : //: : / : : ／: :/: : : ﾉ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ　 ヽ
　　　 /: : : /: : /: :／: : ／: : ／: :i ∧: : :|: :ヽ!　 } /＼ヽ
　　　 ! i : : !: :/: :/: : ／: : ／ィ: : /: : ヽ: :!: : : !　Y_　　ヽヽ
　 　 .!: :| : : !/､_/_／ _ィ／/: : /∧: : : : !: : : : }　|　｀ヽ､ ヽ!
　　　 ! ﾊ: : |.／＞￣／　ノ :入〈　 !: : : : !: : : :! /!　　　 `ヽ!
　　　 |〉､ヽ ! ﾞﾐﾐ三､　 ／／　　`〈__! : : /: : : :ｲ: :!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ははっ！
　　　 | 「ヽ!`ゝ::: 　 　　　　ﾐ､､＿　 〉へ : : :ノ :|: :|
　　　 | | ヽヽ 　::::　 l　　　 ::: `ﾞﾞ=ﾐ/: :／:／ /: ! : !　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 有難き幸せですぅ！
　　　 | | ヽ　＼　 　 !ｰｧ　　 :::　／:／／　 /: : |: :|
　　　 ! .＼　　　＼　`´　　　 ,イ⌒ア^〉 　/| : : !: :!
　　 /|　　 }-､,-､__}＞r-ァ´￣　／　/　 /: :! : : |: :!
　／: !　　>-､＿ 7―､`/　　　　　 ノ　 /: : :! : : ヽ:|
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　 ヽ　　ｊ 　　 ` 　 /: . : . : . : . :／: ; : ‐''´: : : :/　l : : : }: : : ヽ
￣丁ヽf　 　　　 _/_:_:_:_:_:_:;;..≠､ﾆ -‐ ﾌ´: :／　 / : . : l: . : . ヽ
三/:.:.:.{　　､h,. 　l:.:.: : : : : : :/ _ ..｀｀' ´‐＜ ,, _ ../::ｲ:.:../: . : . : .l
;;/:.:.:.:.:.} ⊂,. ､⊃{:.i:.: : : : : ´l ｀了''ゝ..､ｰ ､ _／ノ/: /:.:.:.: }: . : . !
: :.:.:.:.:.（　　 J 　 |:.l:.: : : : :l: | 　 　{ ノ:;;ｊﾊ ´　　 /:Xl l:.:.:.:.l : l. .:l
:.:.:.:.:.:.:/　　　　　ヽl: : : : : |!:ｌ 　 　ヾ'ソ　 　 　ノ _｀ﾍ:.:.:.:./:.:.:l:./　　　　　　　　　　　信長様・・・
:.:.:.:.:.:.ヽ　　「!　 　ﾄヽ: : : : ｌヽ　ヾヽヽﾊ　　　　　 が;､∨:.:.:.;ｊﾉ
:.:.:.:.:.:.ﾊ ⊂,.､⊇ ｛　 ＼: : '､　 　 　 　　 　 　 ､ じ'/:/:.:.:.∧　　　　 　 　 　 　 　 　 はい！！
:.:.:.:.:/:.:ヽ　lJ　　 |:　:　:.丶､＼ 　 　 　 　 　 　///ノ:.:／
:.:.:.:./:.:.:.:ム　　　　ヽ:　:　:　.　 ｀　　　 ヽ､ _　　　人／
:.:./-‐≦ヽヽ　　r､　}::　:　:　:　.　　　　　　　 ..ィ:::::::}
´〃　　　　 {　c X'' ヽ:　:　ヽ:.:__:_ .　　　, イ:.:.※:.:.:}
　ll　　 　 　 ヽ　ヾゝ　ト､　/:::::.:.:.:￣丁::l　ヽ: : : : ﾉ
　l!　　　　　　{　　　 ｀ヽ Yハ:::::.:.:.:.:.:.l: : |／{: .　〈
　|　　　　　　 ヽ　　fｊ　 }Z´斤＼:.:._:.:l: : .|　 ヽn, |
　l　　　　　　　 〉⊂, え ヽ〃|ﾊ　ヾﾍ）-､:.l　　{f!〈
　ヽ　　 ｀丶､　{　　 lｊ　　〈:/ |ﾊ　　> 〉　ヾ､　|　 |
　. .ヽ　　　　 ｀ 〉　　　　 ﾉ　 |ﾍ|／／{　 　 ヽ|　 |
　 　 ヽ　　　　 ヽ　　　　 ）　 |ﾍ|"　　l）:.: . ／|　 |
 

　　信長は家康をカバーした光秀を褒め称え、持っていた扇子を手渡した。
 

　　　　　　これからも傍に居ろという信長なりのメッセージであった。
 

　　　　　　　　　　　　　　　_,.．-‐‐‐‐‐- ．._
　　　　　　　　　　　　 ,.-''´::::::::::::::::::::::::::::::::::｀' ､
　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
.　　　　　　　　　　/:::::::/::::/::/:,'i:::::::::::i',:::::::',: :::::::::::.',
　　　　　　　　,-､ i::::::::/i::/::/::,':i::i:::::::::ﾄ',:::::::ﾄ::ﾄ､／::i
　　 　 ,.． ''"　　｀|: : :/ |::|: |::ｲ:;|::|:::::::i:| ',:::::::i :i i::::::::|
_,.． '　　　　　　　.|::::::/ |;;i;;;i;;i/ |;;|;;;;;;;l;;| |;;;;;;;|;;| i:::::: |
　 　 　 　 　 　 　 |_;:ﾚ'''""/:/ヽ／　 ~""'''''‐‐　!:::::/
　ヽi　　　　　　 _,/,'ﾇ. 　 /:/ 　 i　　 　＿___ 　 ﾚ‐l､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銭と領地ください！
　 ､|　　 　,　' ´ 弋../ﾄ､/:/___,ノ 　 　 ´￣￣` ｲ,'|.!l
　　＼,　"　　　　 ヽ|､_! ////　　i　　/////　//,'/
　　　 ＼ 　 　 　 　 !　ﾍ　　　 ＿＿__　　 　/‐'/
.　　　　├-､　　　　 !　 |＼ 　 `‐-‐" 　 ,．'　/
　　　　　｀ヽ',___.　 　 　 |:::::｀.ﾄ．___ ．イ
　　　　　　 ', i　＼__.　　|::::/~''‐．　,ィ￣|
＼　　　　　 ',i 　 ﾊ ｀''- '^ﾒ､　　 |/　　　ト､
　 ＼｀､　　　 ',　 | ｀''--'´　 ｀ ／ , -'"´　 l~｀' ．
　　　＼', 　 　 ',　|　　　　　　 | Ο 　 　 　 ｀'' ､ ｀' - ．
.　 　 　 ∨　 　 Ｖ　　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ￣￣/ ',
　　　　　 ∨　／　　　　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 ',　 / 　 ',
　　　 　 　 Ｖ´　　　　　　　　 |　　　　　　　　 　 ',./　／ i
　　 　 　 　 i　　　　　　 　 　 | О　　　　 　 　 　 i／,. '´|
 

　　功労者らを褒め、各々信長から褒美をもらって行く。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∠彡⌒ ¨¨¨¨¨¨¨¨¨　　､　　 　､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ 　 　.
　　　　　　　　　　 ∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 |
　　　　　　　　　　.'　 .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒Vi|￣￣ ¨　 ､ ＿__
　　　　　　　　　_ﾉ　　廴_　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´ 　 　 　 V　　　　　　 ＼／}
　　　　　　　　⌒V 　 厂　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼廴＿
.　　　　　 　 　 　 '.　 ′ |￣￣￣ ＼　　　　　〃　　　　　　　　　　　　 　 ＼ 　 ＼}}＼／}
　　　　 　 　 　 　 ∨.　　|　　　 　 　 ＼　 　 /　/　./　 　　 /　　　　　　　 ／. 　　ヾ }}V/
　　　　　　　　　　　　　　|　　|￣￣ ＼. ＼　′/　./＼ 　 ./!　 ∧　　 　／ 　 '.　 　 ∨〈
　　　　　　　　　　　　　　|　　|　　　 　 ＼. ＼./　 从,　＼/ |　/　∨ ,／　　 　j|　　　 }/i}＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ‘，　%　 　{　　笊≧{　　 Ⅹ　, ィ芥¨弍 　 　|/l|／〉
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ 　 　 　 　'.　∧　八 ん℃ハ　 　 }/ん℃:::::: | })　　 |/i|／　　　　　　　　　あざっす！！
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ 　　　 　‘，ﾊ/　 {{　{::::::::|　 　 　 {:::乂_::::ﾉ ﾙ　　 !/{
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ＼　 厂 ＼{∧r=-V匕_ソ　　　　 之辷タイ　　　.:|ノ＿__
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ ＜￣}＜＞ ﾉ}　}/{　　　 　 　 　 　 　 ／|　　　.∧ﾆニ７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ ＜二__/ ./l/⌒V￣|　⌒　　 ＜　 ′　.//ﾆV二/
　　　　　　　 　 　 　 　 イ⌒＞ ､ ＿＿＿「￣￣¨ ＼/)}) } } : :「￣(￣￣ |　/　　./∧／}／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 厂¨＼　　　　　／辷=＿＿アﾆ彡ノ: : :{＼__)＿,≦./　 ／V
　　　　　　　　　　　　　|二二ﾊ　 　 ／二二二二ﾆ乂:_:_:_:_:_彡＿／⌒＼_}_／∠j⌒}ミ 、
.　　　　　　　　 　 　 　 V二二‘.　./二二厂¨77⌒7⌒7⌒{　　　_≧==≦_,| {{/＿|＿}　　＼
　　　　　　　　　　　　　 ∨二二∨二ニ/　 /:/ 　 {　 .{　 .乂 /⌒ /※＼ノ¨乂＿l_,ノ＼ 　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 ‘，二二二二〈 　 ′　　 {　 .{　　 厂￣¨¨¨￣{|＿|　l| !: :!＼ﾆ‘.　　　}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |二二二二ニ}　{: :{　　 .{　_,＞ ´::::::::::::::::::::::八: : ＼|_|: :|　 》ﾆ}　　 /
　　　　　　　　　　 　 　 　 V二二二二ム 乂: ､　.／＼))/／{::::::::::::::(＼:》: : O､: : :! /ﾆﾆ|　　′
　　　　　　　　　　　　　　 　 ､二二二二ﾆ〉　}: ∨: : ／　＼::乂_/{＿))／⌒}＼}: : ' {二ノ{　/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 マ二二二〈 　 ∨: : :/ 　 ∠()＼ ＿ ／()＞ │: :／ニ＼　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　￣￣ 　 ミ＿ ＼{{　　　 　 　 　 　 　 　 　 }／万二二＞
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∠ﾆ二(⌒7¨￣}／⌒＼／￣)／}／}_／ ￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∠二二二斗′
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　信忠もしっかり働いたので許された。
 

_]　 　 　　 |　　　:}､ _,,_,,__ _,,_　　　= ─-　 }≦{　　　 |
::|:　　 i　　 !　 　 ,}''"ﾞ"ﾞ"ﾞ"::::::::ﾞヾ　　 　 　 //∧　 　 |
::|i　　 |:　　| 　 ｲ |::::::::::::::::::::::::::::ﾐ 　=-- 　;////＼　 |
十-　 |i　　|　/ﾏ十 ── -:::::::::::ﾐ　　 　 /､//////ヽ|
::|l　　 |l 　 Ⅳj/:::芹示芋気才ミ､ﾐ　=- .:'　 ∨/////∧
:从 　 ﾄ、　|::::::::::::::{{//{i}//}}　　/ﾐ　　 /　 　 V/////'∧　　　　　　　　　　　　　　　　全部部下に回してください。
::::::::丶|:::丶|::::::::::::::乂////ﾂ _　'::ﾐ'⌒Y　　 　 丶//////}
_::::::;; ''´￣｀ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}} '＾ :}　 　 　 　 ＼///'|　　　　　　　　　　　　　　 　 他に褒美？いらないです。
　　　　　　 　 ｀　､:::::::::::::::::::::::::::〃 〕l/|　　　　　　　 ＼/|
　 　 　 {:.　　 　 　｀ ｰ　 　 - ´〈{ _／ :|　　　　　　　　| ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　どうせ他の所でも武功を挙げれますから。
　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　/ ＼　 |　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′　 }〉 |　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 感状一枚、労い一つあれば十分です。
　 　ゞﾆ 　 二ｱ 　　 　 　 ／ 　 　 《　:|　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　 　 . ‘　　　　　 ＼|　　　　　　　　|
､　　　　　　　　　　..:: : |　　　　　　　　|　　　　　　　　|
: : ::...　　　　　　イ: : : : {=x　　　 　 　 :|　　　　　　　　|
＼: : : ≧-≦: : : : : : : イ/{　　　 　 　 :|　　　　　　　　|
//≧ｭ．:_:_:_:．z≦´////∧　　　　　　|　　　　　　　　|
 

　　　　　　　　　　　　　　　＿,､_　.、
　　　　　　 　 　 　 　 '″/,～ｰ､'.＿＿＿ _　 ._
　　　　　　　　　　　　 ｩ='　∠￣`　　ｰヘヽﾟヽ.、ﾞ
　　　　　　　　　　　　′／　　　　　 ､　　 ﾟ､V '.〉 ;{
　　　　　 　 　 　 　 ;` /　 　 i ,i，　 ､|__ｉ､ i ヽV'.〉 ;
　 　 　 　 　 　 　 　 ノイ　.‐ｵ､!､i、　!ｨ=ミ|､ ゝ_}〉
　　　　 　 　 　 　 　 　 |　i 《 {{0}゛ヽﾉ{{0}} 》ｿ |)ｸ　　　　　　　　　　　　　　　　いやいやいやー！！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨l .}と=っ,　 と=(_)'|　|'ﾉ ;
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |八"" r-　-‐､""|　ﾄﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　i＞ `ﾆﾆﾆ イil| .ﾊ
　　　　　　　　　　　　 　 〟ヽ!-==r'::}|{:::::ゞ.ﾚill|〉　.、
　　　 　 　 　 　 　 　 ' ,ｨ≦^'く'/.::/ヾjﾚﾍく.:::::杰≧､ ，
　　　　　　　　　　　　ﾞ〈::::::::::::Yﾟﾆﾐ辷‐､ ヾ.､:i::::::::::::::〉ﾞ
 

　　　　　片方はいつも通り、片方は中指を立てて終わった。
 

　　　　　　　　∧　　　 　 　 　 　 　 　 ′　　　 　 　 　 　 　 　 　 そういう感じでオナシャス。
　 　 　 　 　 　 ∧　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　 ／丶　　　　　　　　 ｲ、
　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 ＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　＿,､_　.、
　　　　　　 　 　 　 　 '″/,～ｰ､'.＿＿＿ _　 ._
　　　　　　　　　　　　 ｩ='　∠￣`　　ｰヘヽﾟヽ.、ﾞ
　　　　　　　　　　　　′／　　　　　 ､　　 ﾟ､V '.〉 ;{
　　　　　 　 　 　 　 ;` /　 　 i ,i，　 ､|__ｉ､ i ヽV'.〉 ;
　 　 　 　 　 　 　 　 ノイ　.‐ｵ､!､i、　!ｨ=ミ|､ ゝ_}〉
　　　　 　 　 　 　 　 　 |　i 《 {{0}゛ヽﾉ{{0}} 》ｿ |)ｸ　　　　　　　　　　　あっ、うん。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨l .}と=っ,　 と=(_)'|　|'ﾉ ;
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |八"" r-　-‐､""|　ﾄﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　i＞ `ﾆﾆﾆ イil| .ﾊ
　　　　　　　　　　　　 　 〟ヽ!-==r'::}|{:::::ゞ.ﾚill|〉　.、
　　　 　 　 　 　 　 　 ' ,ｨ≦^'く'/.::/ヾjﾚﾍく.:::::杰≧､ ，
　　　　　　　　　　　　ﾞ〈::::::::::::Yﾟﾆﾐ辷‐､ ヾ.､:i::::::::::::::〉ﾞ
 

　　　　　　　　　　　　　　　流れで終了。
 

――今回のMVP大賞
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _,,..-―‐-..,,_
　　　　　　　　　　　　 ,,-''"　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 ,' 　 　 　 　 　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　 ｌ　　　 ─_　　　　　　_─　　　　 ',‐-、　　　　　　　　　　　　　　　　　　義弟である才人の子が元服した際に此度の功績を全て与えたく。
　　　　　　　,-''"|　 　ｰt:::ﾃ≧　　　　≦r::ﾃｰ　　　lヽ .'.,
　　　　　 　 l l'´.',　 　 ｀¨¨／ 　 　 　 ヽ¨¨´　 　 .,'　 ヽヽ_　　　　　　　　　　　　　 　 　 他は一切必要ありませんお。
　　　　　　 / |　 .'., 　　　（　　　 .,、　　 ）　　 　 /　 .／ 　ヽ、
　　　 　 　/　＼ 　ヽ、　　 ｀￣ ´ ｀ ￣´　　　／　／　　_,,..-'　　　　　　　　　　 　 　 　 奇襲で起きた方々は、さぞ一層の奮起したでしょうから
　 　 　 　 {　　　｀''-‐"ヽ-..,,__　　　　　 __.／￣￣´ .,,..イ　∨
　　　　　 /.T ‐-..__　　　 ＿.ヽ￣￣￣／,..-――‐'"　/　　∨　　　　　　　　　　　　　　 そちらに回してあげてください。
　　　　r┘　',.　　　￣￣　 〈￣＼ .／イ´　　　　　　 /　/　 ∨
　　　　| ヽ-、',　　　　　　　/　　　　　 .ヽ　　　　　　/／　　　∨
　　　./　 ヽヽ .',　　　　　 ロ　　　　　　　｀ロ ヽ、　/　　　　　 .∨
　　 /　　 、＿_ ', _/　　　　 　　　　　　　　　　　＼|　　　　L__　∨
 

　　意訳：武功なんて腐るほどあるからテメーらで分け合えや
 

　　　　　 　　　 　 　 　 ‐=‐　　--　.、　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　　 ＿
　　　　　　　　　　ィi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ヽ　　　　　　　　　　　　 　,ｨ:i:i:i:i:i:i:ｉ:iYi:i:i:i:i:ｉ:＞..
　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i;i:i:i:i:i:i:i:}:i:i:i:i:i:i:i:i∧　 　 　 　 　 　 　 　 ,/:i:i;i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:ﾊiヽ
　 　 　 　 　 　/i:i:ｉ;ｉ:ｉ/i:i:i:i:i:i:i;八i:i:ｉ∧:i:ｉ:∧　　　　　 　 　 　 ノi|:ｉ:ｉ|:i:i:ｉY＾ヽi/⌒Yi:ｉ:|i:ｉ:ｉ}i:i:ｉ≧=彡
　　　　　　　　'i:i:ｉ/:i/:i:ｉ:i＞　′ 乂i:i:|ｉ:ｉ|:i:ｉ|　　　　　　ゞ≧i:i:i:ｉ八i:ｉM:从　 '′　从:八;ﾉi:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/
　　　 　 　 　 |:i:/l:ｉ:「 　 　 ,　、　 　｀|ｉ:ｉ|:i:ｉ|　　　　　乂≧i:i:i:i:i:i:∧{　｀＾丶　 　 　'′ミ:i:i:i:i:i:∠.....,
　　　 　 　 　 |ｉ:|:i|ｉ:i|二二´　 ｀二二 |ｉ:ｉ|:i:ｉ|　　　　　　 丶i:i:i:i:i彡　ニ=‐　 ﾉ 、‐=ニ´ミ|i:i:i:i:i:ｉ:ｉ／
　　　 　 　 　 |ｉ:|:i|ｉ:i|　　’　 　 　 ’　 |ｉ:ｉ|:i:ｉ|　　　　　ゞ≧=i:i:i:i:i:ｉ:{　 ＝ｯ＝ 　｀＝ｯ＝从i:i:i:ｉ∠
.　　　　　　　 |ｉ:|:ｉ|ｉ:i|!　　　　 ′　　　|ｉ:ｉ|:i:ｉ| 　 　 　 　 `＜:i:ｉ:i:{⌒ 　 　 　 　 　 　 　 ;　 }ｉ:ｉ彡′
　 　 　 　 　 从|:ｉ|i:圦　　　　　　 　 ,ｉ|ｉ:ｉ|ｉ从　　　　　　　ｰ=ﾆ八 ∧ 　 　 　 ′　　　ﾑィ:i彡
. 　 　 　 　 /i:|:i|:ｉ|i:i|ｉ:iゝ　 ∠ ヽ　,.:i:i:|ｉ:ｉ|:i:ｉ∧　　　　　　　　　ノi:＞:i:、　 , -－　　.ｨi:i:i:ｉゞ
　　　　 　 /i:ｉ:|:i|:ｉ|ｉ∧＞'` 　__ .ィ＾; .､|ｉ:ｉ|:i:i:i:∧　　　　　　　 '⌒ 彡彡≧s。 __ .. 个ｰ…'⌒ヽ
　　　　　 ;i:i:ｉ:ｉ|:＞Vｉ∧: :＼　　 ／: :/i:i/＜i:i:ｉﾊ　　　　　　　　「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　 　 　 |:i:i:ｉ/: : : :Vi∧ : : 丶" : : /／: : : :ヽｉ:ｉ}　　　　　　　／二>　　　　　　 　 　 　 　 　 / ,二ヽ
.　　　　　乂 ′: :、 ￣ ^: : : : : : : : : : : : : ; : :∨ 　 　 　 　 f　―く　　　　　　　　 　 　 　 　 У --　',
　　　　　　,⊥: : : :∨: : : : : : : : : : : : : : ∨: : : :7　　　　　 /| 　ニ､!　　　　　　　　　　　　 　 {/´二　 !
　　 　 　 /.: : : :. :./: : : : : : : : : : : : : : :. :.∨: : : ヽ　　 　 /.ﾉ　　ﾉｿ　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　{
 

　　　　　　　　　　　　　　場の空気は一気に氷点下まで下がるも――――
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　林秀貞
 

　　　　　　　　　　　　　　林がそれを窘め、諭した。
 

:::::::::::::::::::::|　|:::::::|　|::ヽ|　|:::| |
::::::::::::::::::::::|::::|::＿|,,━--| ヽ| |
::::::::::::::::::::::::|／￣ヽ |::::/ /::|ﾉ
:::::U:::::::::／~ヽ＼:::::|ﾉ:::ヽ':::::/
:::::::::::::::/::__,,＿ヽ|＿__＿::::::(　　　　_―--__
::::::::::::::::／~~　o￣￣　彡:::ヽ　　 /　::::::::::::::|
　　　　|ﾐ≡＝=~＝彡~_　　:::::|　 |／"~~ヽ::::|　　　　　　　　　　　　　なればこそ、ここは彼を立てて欲しいざんす。
　　　　|::ヽ,,＿"" ,,, -'":::::::::::::| 　|:::::::::::::::|:::::|
　　　　|:::::　 　￣　　　:::::::::::::| 　|　---　|:::::|　　　　 　 　 　 　 　 　 どうか、どうか平に。
　　　　|:::::　　　　　　 ::::::::::::::| 　|/:::::::::~::|:::::|
　　　　|＿　　　　　┏＝::::::::| 　|::::::::::::::::|:::::|　　　　　　　 　 　 　 　 思う所は分かりますが、耐えてくだされ。
　　　　　　￣ヽ 　 从::::::::::::::::|　|　--::::::|:::::|
　　　　　　　　ﾉ　 ||;:::::::::::::::::::|　|/:::::::~/::::ﾉ
　　　　　　　/　　　:::::::::::::::::::| /＼___／::/
　　　　/~￣　　　　::::::::::::::::::/＼＿＿／
丶＿ノ　　　　　　　::::::::::::::::/＼
丶＿ノ"~~~`'＼　　　:::::::::::/　　＼
＿＿＿＿＿＿~＼　:::::::::/:|　　　 ＼
┴┴┴_┼┼┼｝　 |:::::::/:: |　　　　　＼_
　　　　　 ~￣￣　　 |::::/:::: |　　　　　　　 /-,,＿
―――--ヽ,,＿＿;;/::/::::　|　　　　　　　/　　　 ~~"`'--,,＿
　　　　　　　　　::::::::/:::::::　|　　　　　　　{　　　　　　　　　　 ￣""` --、
三三＝　　　:::::::::::/:::::::::　|　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　~"`―
 

　　林は狡い部分がある小心者であれど、信長と敵対した際には義理を通した男。
 

　　　　　　　　　賢しい所があっても決して卑怯者では無かった。
 

.　　 　 l~￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞl
　　　　l　　 , '⌒ﾞ'''ｰ-----‐ ''⌒ヽ、　 |
　　　　|　 /::　　　 ` ｰ--‐ '´　　　ヽ、 |
　　 　 | ./::　　　 ` ｰ----‐ ''´　　　ヽ│
　　 　 | レｰ- ､.._　　　　　 　 _,,. -‐.､.| |
　　 　 | |￣｀`''‐ .二ll　　 ll二 -‐''"￣| |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこには羽柴殿の奮戦があった事をお忘れなきよう・・・！
　 　 r‐､|:: ==＝｡＝~　　　l＝｡＝==　| r‐､
.　　 |l＾|.|::　` ｰ--‐1::　　　l ｰ--‐ ´　|.|､l l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 どうか、今一度気を引き締めて頂きたく・・・！
　 　 !l._||:::　 ` ｰ-‐ｌ:::　　　 lｰ-‐ '　　 ||ﾉ,ﾘ
　　　ヽ.|!: / , 一'　ｌ:::　　　　l　ー ､ヽ. |!ノ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 長篠の勝利は多くの兵の奮戦があっての事と・・・！
　　　 / |　/　　　└‐^ー^‐┘　　 .ヽ. | ヽ.
　　 /　│.!　￣￣￣￣￣￣￣￣　 | |　 ヽ.
‐'''~|.　　| |　　　　　 ｰ─‐　　　　　　 |　　 |~`ｰ-
. 　 !　　 ト ､ ,.. -─rr─‐rr‐┬- ､, イ.　　 |
　　|.　　 |r''´　 　 　 　 ＿＿　￣,ﾉ /|　　　|
　　|　 　 l　''　 ,r=ﾆ二「~|　　 ￣.／ .|.　 　 |
　　|.　　 |　 ⌒　　 "　|　!~`'''‐-,､　 .| 　 　 |
 

　　　　村井貞勝が間を置かずにやる夫を庇いながら周りに配慮を呈す。
 

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
｀_,:ｨ''"　 _,r''"　f: : :ト---ヲ　/　 　 　 fﾉ　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"　　,.ﾉ,:::::」､,:r'"　 ,i　　　　　/　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ／　,,ゝヽ,　）　 ,.／　ｨ'"　　　r-‐ ''",.,　　　　ヾ:l:/　f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 

　　取りあえず今回は全員咎めないからなと信長が約束し、その場は収まった。
 

　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : |:.: : : : : : :.i: : : : : : : : : : : : :＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : |: : : : : |: : |: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : /|: : : : : |: : | : : : : : : : i: : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　　　 '.: : :.ｉ: : : : : : : :i: '　|: : : : : |: : |.＼.:.: : : :.:|.: : : : : : : :.:|
　　　　　　　　　　　　　| : : : |: : : :i ‐--|　 八: : : : :!.:斗─＼.:-‐.|: : : : |: : : : |
　　　　　　　　　　　　　| : : : |: : : :| .: :斗==ミ.＼.: :.|＼|ｨ==ミ＼:.ｉ|: : : : |: : : : |
　　　　　　　　　　　　　| : : : |: : : :| ∨.rJ.:ﾊ　　 ＼|　　 rJ.:ﾊ.　ﾘ|: : : : |: : : : |
　　　　　　　　　　　　　|: i: :.八: : :　{　i::::::ﾉ|　　 　 　 　 |:::::::ﾘ　}.|: : : : |: : : :八　　　　　　　？
　　　　　　　　　　　　　| l| : : : ＼: :.　弋.(ソ　　　 　 　 弋(ソ　　|: : : : |: : : : |
　　　 　 　 　 　 　 　 ノ:ﾉ|: ｉ: : : : l＼　　　　　　　　　　　　 　 　 |: : : : |: : : : |
　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: |: : : : |　　　　　　　　'　　　　　　　　 |: : : :ﾉ :ｉ: : /
　　　　　 　 　 　 　 　 　 | l|: : : :个 ､　　 　 　 r‐─ｧ　 　 　 ,　/.: :./|: /|: /
　　　　 　 　 　 　 　 　 　|八: : : : ｉ: : | i＞　　 　 ___　 　 ＜/: /:.:／ .|/ .|/
　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : |＼|ハ|/∨ }　　　　　{ｭノ∨／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼|　　　　　 { ¨}{¨¨¨￣　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　-‐　´ 　.}{　　　,ｨ　　｀　‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　r―─､___r―─‐ｭ　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 .{:::::::::::::{::::}:::::::::::::::} 　 　 　 　 }
 

　　　　今回の件で、佐久間に折檻状要項が追加された模様。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , =-､
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'´三｀::"三ミi_,,...,,
　　　　　　　　　　　　　, ='"彡 ミ::::彡　ﾐ::::::::::::i
　　　　　　　　　　 　 ,'((,､ｼノｲ{{ }} ヽ)) )ﾐミ::::::::ヽ､
　　　　　　　　　　　　ヾ巛､ﾉ{{ )}（　./)} {(ヾﾐ､ )）））
　　　　　　　　　　　　　）)), =-､ヽ)/ , "⌒ii》,-､//
　　　　　　　　　　　　,i'"ﾘ|{　　ヽ　 /　 　 }|r i.i《(ヽ
　　　　　　　　　　　 ヾ《〈| ﾄ､　o|u |o　 ノ''|:ト!|ミ:（　　　　　　　　　（元々はこっちのせいだし）ええんやで。
　　　　　　　　　　　　　）ﾘ||vﾞ＝|　 |ﾞ＝"u !|ンﾐ:::::）
　　　　　　　　　　　　 （(( !ﾄ,,_⊂､_, ⊃_,.._ｒ ﾄ､ミ::::（
　　　　　　　　　　　　　ヾ))|.!rェｪｪｪｪェｴi |.|　ヽミ::::ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　>;;!||-― y―‐-| !|　　iヘ;;;＿ヽ
　　　　　　　　　　　,. - ''"　!!ﾋｪェェェｪｪ」.!|　 /|　　|　　￣｀｀
　　　　　　　　　 ／|_,,. ‐ ''"ヽ二三三二 ノ.／::i　　|￣r ､｀ﾞﾞﾞ
.　 .,''''つ／）　　/　 |　　　　　/　 /ヽ　　.／::::::i　　i ヽ !　!(,ヽ
.　/ /／／ノ´)/　　|　　　　 /　 /:::::ヽ／::::::::::i / ）ﾄ .| |　| |　i
. 〈 Y ∠／／,' )　　| 　　　 /　 /::::::／ヽ;:::::::::i〈 〈 .|　| |　|/ ./
 

林としては羽柴隊に割を食らわせてしまった負い目もあったので、その後のフォローを惜しまなかった。
 

　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
　　　　　V~~''-山┴''''""~ 　　ヾニﾆ彡|
　　　　 /　二ー―''二　　　　　 ヾﾆニ┤
　　　 <'-.,　　￣￣ 　 　 _,,,..-‐､　〉ニﾆ|
　　　/"''-ﾆ,‐l 　　l`__ニ-‐'''""` /ニ二|
　　　|　==＝､!　　`＝====､　　l =ｌべ=|　　　　　　　　　　　　お零れ貰ったし、手間賃としてこれ位は誤差・・・
.　　　| `ーﾟ‐'/　　 `ー‐ﾟ―' 　　l.=lへ|~|
　　　 |`ー‐/　　　　`ー――　　H<,〉|=|　　　　　　　　　　　　仕事の範疇・・・！！
　　　 |　　/　　　 ､　　 　　 　 　 l|__ノｰ|
.　　　| ／`ー　~　′　　 ＼　　　.|ヾ.ニ|ヽ　　　　　　　　　 　 日常生活と変わりない・・・！！
　　　 |ｌ　下王l王l王l王lヲ｜　 　|　ヾ_,|　＼
. 　 　 |　　　　≡　　　　　　　　　|　　 `l　　 ＼__
　　　　!、　　　　　　　　　　 _,,..-'′ ／l　　 　 |　~'''
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　　今回は慣れぬ仕事をして信長から褒めて貰ったりもしていたので
 

　　　　　　二人にとってはこの程度の苦労は造作もなかった。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　〈 {　　/／⌒ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　　, ⌒Y⌒ヽ´
　　　　　　　,　 ´￣｀ヽ　 ＞ 二ゝ' 人_‘ｰ'二 ＜　 ／￣≧s｡
　　　　　 ／　　´￣ ヽ}´x彡 ' ¨´/ 　 ヽ｀¨　 ミx｀{ , =ﾐ　 　 　 ヽ
　　 　 ／　　／,　⌒／／/　　 / /　　 ‘.　　　 ＼ヽ ‐ ゝ、　 　 ﾑ
　_　イ　　／／　イ/／　.′/　{ .{　　　　}　　 　　 ﾏﾑ｀ヽ　　　　 ﾑ
　｀フ　　´　´／　,/´/　 　 .{　 　 !　　　　　　　　　　ﾏﾑ　　　　 　 .ﾑ
＜ ＿,ｨ　_／　／/ /　　 |　|　　　　　　　　ﾄ､　　　 　 ﾏト ､　　 ､ ＿ ＞
　　　 ´∠.　イ,ｨ;′　　　ﾊ_ﾊ_{_　‘.　　 /|_j..._＼　}　　　ト､‘.｀ ｰ　ゝ　　 /
　　　　　　　//;l　 |　 | '´ ヽl.}ハ　‘.　/ ﾚ　　 ｀ヽ.!　 ! | l;;ﾊ‘.　　　　　 /
＼.　　　 　 ﾊヽ| 　|　 |´　, =x､　＼ {'　　 ,ｨ=ﾐ. 　 }　 }│|' / ‘.　 　 .／
　 ＼　　　/　V| 　‘.　{〈 ん::ﾊ }　　｀　　 {ん::ﾊ｀/|　./│|/o　‘.　／　　　　　　　　　　　　　　　何時かイワす（半切れ）
　　　＼ /　 o ‘. 　 ‘. l ｀ゞ=ﾟ'丿　　　　 ‘.ゞ=' ｲ/,ｨ/　 ! l　 o、‘.
　　　 　 | /∥　‘.　 　｀ ゝ ￣　　　 '　　　 ￣ ム /|　 /ﾘ　 l‘:ハ}　　　　 　 ／
　　　　　l{ ∥{.　 ‘.　　‘. 　 　 　 　 __　　　　　 /´ } ./ /　/} ﾊ:.´　　　 　／
..　　　　　//　＼ﾄ‘.　 ､　 ､　 　 丶::::ノ　　 　 ｲ／| / ム' 　´　:::.、＞　´
＼.　 　 /:/　 　 　 ‘. ‘.ヽゝ〕is｡　　　 　 ｡si〔　　,.//　　　　　　 ﾏ:ヽ
　 `　ｰ/:/-　 ＿＿　＼ﾄ ､,.　‐'ﾐx｀.=.´彡ｰ ,　´∠/　_　＞　´ 　 ﾏ:::＼
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　 　 :′　　　.′ 　 、　 !　　　　 ﾑ |l /　　 　 　 |　 /'　　 .∨　　 　 ﾏ::::ﾑ
　　 }::!　　　 ,　　　　ヽ　l　　　　　／＼　　　　　 l　 {　　　　　　　　　 　::::}
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　　‘::::::.　　 `rｰ-- ‐ﾍ ‘.　　　　　　　　　　　　　;′ {´¨`ﾞ ｰ{　　　　　　::::|
 

　　他から見ればただの兵らであるが、羽柴にとっては皆大事な家族。
 

　　　　文字や数字で見れば圧倒的勝利なのは間違いなかった。
 

　　長篠の戦から後日、事件が発生する。
 

　　　 事件の関係者は勝吉であった。
 

――岐阜城
 

　　　　　　　　　　　　　　　　＿癶＿
　　　　　　　　　　　　　　　　¨|TTT|¨
　　　　　　　　　　　　　　　厂／＼￣人
　　　　　　　　　　　　　　TﾆﾆﾆﾆﾆﾆTﾆT
　　　　　　　　　　 　　 ∠¨¨¨¨¨¨¨¨ノ¨¨＼
　　　　　　　　　　　　　　|三三三三|三三|　　　　　 _／￣／＼
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　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.|.:ノ´"´"´"´"´"''～ミ.:.|￣￣￣￣￣￣￣|｀''-､_
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　　 　 　 　 　 　!ｆｌ::ヾ::::::::ｌヾヾ'ｌ:! 　 / !:ｌ;::ト;:',　　　　　　父さんの嫌味のせいじゃね？
　　　　　　　　　´',ヾｌﾍ:::::;;ヽ､　｀　ヽ /::!ヾ! ｀`　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　嫌味じゃないし。＞
　　　　　　　 　 　 !　　ﾘ';:'ｒﾆ`　 -‐ｲｧ::!
　　　　　　　　_,.-''へ　　_ﾄ,ｌ !｀7; '´/;;｀丶､
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　　　 　 　 .|.: : :. :./　 　＞　　　＼|　＜´　　　 .| : : : : : : : : ∧...|.: : : :. :. :.＼　　　　　　　　　　　　　　昔みたいで良いですから！！
　　　 　 　 .|: : :.∨　／ ）　　　　　　　　し｀ヽ　 .|.: : : :. :.}＼__,∧{: : : : : : : : : :＼　　　 }
　　　 　 　 .{从: :{　 ー´　　┬'＾ー┬ァ　　　　　|.: : : :. :.|.: : : :.ｉ: :∨＼.: : : : : :. :.｀￣ ﾌ　 　 　 　 　 　 そうじゃなくて！！
　　　　　　　　|: :/　 　 　 　 |　　　 ´　ヽ　し　 /ｲ: : : : :.|.: : : :.}: : :∨　＼{´￣￣￣´
　　　　　　　　|:〈 　 　 　 　 .{ 　 　 　 　 }　　　　.|.: : : :./: : :.／ : : 人　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 勝吉殿が城の文官らと揉めまして・・・
　　　　　　　　|: :＼　　 　 　 ､　　 　 　 .ｉ　 　 　 |: : : /___／.: : : :. :. :.＼
　　　　　　　　|: :ｉ: : ＞ ､　　　＼＿＿ ノ　 　 .／}: : /: : : : : : : : : : : : : :.＼　　　　　　 　 　 　 　 　 　 相手は刀を抜いたとか！！
　　　　　　　　{ 人 : : ｉ: : ｀￣＞､　　　　／厂´: :.| ./∧: : :.＼: :＼￣￣￣´
　　 　 　 　 　 ∨∧: :}: :／´￣/ ７ 厂´　人＿＿}//　 ＼: : :.＼￣｀
　　　　　　　　　∨∧／　　.／{ /_/{＿／　　　/　⌒ヽ　　｀￣￣｀
　 　 　 　 　 　 　 ／　／二二二二二二≧　 {　　　　 ＼
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　　ノ::::::::::::::::::::::::::::!:::::/::::::::/ ｌ:::::::::/|::::::::::ｌ;::::::';:::::::ｌ::::::::::::::::::::ﾄ;::::::',
　/;ィ::::::::::::::::::::::::::::!:::ハ:::::/　ｌ:::::::/　ｌ::::::::ｌ ヽ:::ｌ､:::::ｌ::::::::::::::::::::! ヽ:::',
　´/:::;ｨ:::::::::;ｌ::::::::::::ｌ::ｌ‐'､::/―ｌ:::::/　､ｌ:::::::ｌ,.-='､!ヽ::ｌ::::::::::::::::::::!　 ';:::ｌ
.　 !:::ハ::::::::{!:;::::::::::';:! ｒｆﾘテﾗ|::::/=‐ 'ｌ::::/,ィ"7｀T7ﾘ:::::::::::::;::::::|　　';::!　　　　　　　　　　　　　　　馬鹿野郎っ・・・！！
.　 ｌ:/　 ';ｌ::::/ﾊ:::::::::::'、 ､ゞ＝!::/｀　　|::/　ゞ＝'‐ /::/::::::::ハ::::ｌ　　 ﾘ
　　′　 ｌ::/::ヾ;::::::::::::::'、　　 ｌ:ｌ　　　 l/　　　　 ノ;ィ:::ｌ;:::::!　 ヽ:',　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 相手は生きてるのですか！？
　　　　 /´｀;::;:::';:::::::::'::;:ヽ　　ﾘ　　 .::::: ,　　　　´ /::::::!ｌ::::!　　 ｀`
　　　　　　 |/|/ ';:::::::::::ヾヾ'､u　　 ＿,,__　　　 ,ｲ::::::::! ヽ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 五体満足？息してます？
　　　　　　　　 ヾ';:ト､ｌ:::::',､　　　 /￣￣ｌ 　 ,ィ　ﾊ:::::|
　　　　　　 __,,.. ゝ,　｀ヾ'､:!｀丶､　 ー::‐' ／ / ﾆイ;:ｌ;!
　 _,.-‐''"´　　　　ヽ　ﾄヽｌ |　　 ｀　‐ - ''7 /,イ /　ﾘ ｀''－-..,,, _
　　　　　　　　　　　',ヽｆ` ｌ ! ､　　　　 / // ｧ/　　　　　　　　　 ｀''－- ､
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　　　　　　　　　　　 ｒ;=/イ- ﾍ/:: .:..:: ::::::::{　 ／:::::;{ 　 !::::::}1:::::∨:l､. :ｌ　　　　　　　　　何考えてるんだよ！！
　　　　　　　　　　／┴-　、　{:::::::::::. .:::::::l／:::/:::/`　 /:::::ｊ |: : .::::/ }:::ｌ
　　　　　　　　 ／　　 　 　 ＼}:;l:i;::::::: :::::l￣'´l::::/　　,':: ::/ ｊ:: .::::/　l:;ﾘ　　　　　　　　　 文官風情が刀持てば勝てる相手じゃねぇよ・・・
.　　　 　 　 ,∠　--　_　　　　 lﾊ:!l:::::::::i:::|､ 　 l:::{　　 }: ./ /ｊ:..:::/ 　 l'
　　 　 　 , '　　　　　　｀ヽ　　　 ヾ';::::::::l;:l 丶　ヽ{　 /ｨ/ /ノﾊ:/　 　 　 　 　 　 　 　 　 せめて銃持って来い！！
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　　{　i!: : : : : :- - ､,,,_l∨:＼: : : : : : l ,ｭｧェｬｩｧ、: : : : : :∧:/: : : }　/
　 ｛　i!: : : : : : :i! ﾘ ヽ:l　∨: :＼: : : ｲ γ:::::::｝＼: i!: : : }: :∧: : : :}／　　　　　　　　　　　　　　口論になって向こうから抜いたとしか。
.　 l　i!: : : : : : : :i!ｭｴ芸ミ、: : : :＼: : :{ ら::u::｝　/i: : : : }: <: Y: : }i!
.　 i　{: : : : : : : : ｲ 　{::::u::} ＼: : : ,-、: 乂::ノ　/ i!: : : :}::::::.<',: :i! i　　　　　　　　　　　　 　 　 私は最初、勝吉殿が襲い掛かったのだと思いましたよ。
　　i! {:l: ∨: : : : ∧　乂::ノ　　"''--、"''-　　 /　i!: : : :}:::::::::{'': l　i
　 　', i!l、;V: : : : : ∧　　　　　　'　　　　　　　　/: : : : }- 、::{: :{. i!　　　　　　 　 　 　 　 　 　 三人を圧倒してましたから。
　 　 ＼i!从i!:i!::''-、-"　　　　　　　　　　　　-"/: : : : }'',. ヽ:::{: :V
　　 　　 廴}::'v:::::V: : >、　　　　 ´ ｀　　u　　<i: : : : /''-"-ヽ,:∨:>,
　　 　 　　 廴:::::::::V: : :＞ 、　　　　　　 ／ l: j: : :/:/,>　　i　i!:::>、: "-
　　　　　 /:::::::::::::::::::V: : :∧ i＞　、,　＜ 　 l::j: :/ ﾘ-、　　　 i! }::}-"-''"
　　　　-,,/r-──- -V: : ∧/" - ,,,　　　　 l/:/:::::::∧　　　　 i! ﾘ
　　　_,,-"/"""＼　　　V: : ∧　　　　/,r''""l"::/l::::::::∧　　　　i!
　　　　　i!　　l　　＼　 　" "- ,,　　 // ヽ　ｌ::/-''::/::::{　}　　　　i!
　　　　　{　　 l　　　 ＼　　　 ＼.　 / >"<　i!、　　　从 ∨　 　　 }
　　　　　{　　 l 　　　　 ＼　　　 i v　- V　-"＼　　　　　" l >"~~~~~~i
 

　　　　　　後に伝わる”素手仕置き事件”である。
 

　　　　　　　　 　 　 　 　 ,／　　　_,,／
　 　 　　 　 　 　 　 　 ,.::/　 ,..::::´∠ -‐‐‐‐-　_
　　　　　　　　　　　　/:::i ／::::::::::‐= ｚ_―-:::::::::｀丶､
　　　　　　　 　 　　　{::::'´::::::::::::::::::Ｚ∠::::::::::::::｀丶､:::｀丶、
　　　　　　　　　 ,..::⌒:::::::::::::::::::::::::::::::三≧ｚ_:::::::::::::｀ミ丶､ヽ､
　　　　　　ー=ニ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::才 ﾚl:::::::::::::::＼　｀`＼
　　　　　　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｨ::::::ﾌ／:Ⅳ:::::::::::::::ヽ
　　　　　　__彡:::::::::::;ｒ:::::::::::::::::::::::;ｨ／/:::::::ィ::::丿l:|::::::::::::::::lハ
　 　 　 　 ｀フ::::::::::〃:::::::::::::::::/::/ ｧ=iヶ≦/／:ｲﾉﾊ::::ヽ:::::::いl
　　　　　　｀¨7:::;:::/::::::::::::::::::/::/　 、ｆｒ癶ｯ:::::::::ｨ´　V:::ﾊ:::::{::::|
　　　　 　 　 {´ﾉ:/:::::::::::::::::∧/　　 ｀¨／:::::::／ﾑｔ＝!:::Ｎ{ﾍｉ::::{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　城の中でやるなよ！！
　 　 　　 　 ／ｨハ::/:::::/::/ /　　　／::::_　'´　´ｆｧ'}ｙ:::::::八 !ヽ:'、
　　　　　　　/＾iヽ〃:::〃/ 　 　 ／-‐'´　　　'､`=彡::::;::::::::ﾘ　 ｀＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 外でやれ外で！！
　　　　　　,　　　/::／､l/〉　 　 　 , --. ､　 _,,　フ:::::::八::::::!
　　　　 ／　　 ,/ｲ　/　ﾍ.　　　／ヽ 　 ヽ>` ／:::::／　 ヽ::l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 お前のちょっとは人が死ぬからな！？
　 ￣￣｀､　　 ｌⅣ / /　　、　 {､　　｝ ／. イ:::::／　　 　 ｀l
　　　　 　ヽ　 ｿ　/ /　　　ヽ　｀ ﾐ＝´イ彡ﾞ:／
　　　　　　　､ ／／＼　 ｒｆ＾｀ ー　´ -＝≪
　　　　　　　 《 /ー　　`くハ　　　　　　 　 ｀:､
　　/　　　　　 ￣　　￢ 　 <　　　　　　　　 _》
_／＼　　　　　　 　 　 }　　 }　　　　　=＝　´＼
　　 丿　　　　　/　　 /　　/　 ,　≪　　　　　　 丶､
　　〈　　　　　 ﾍ　 　 |　　ﾑｒ≪　　 ｖ 、　　　　　　 ヽ
　　｜　　　　 l　i　　├　/　'. ｀,　　 l　ヽ　　 　 　 　 }
　　！　　　　 l　}　　 l　/　　}　}　　ﾉ　　`､　　　　　/
.　　 l　 　 　 / /　　 ｉ /　　 '　 '.　/　　　ハ　　　／
　 　 '､　 　 / /　　　| | 　 /　　 ､｛　　 /　∧　∨
　　　　､　 /　!　　　 | |　 '　　 　 ぃ　 /／　 〉 /
　 　 　 ヽ/　！　　　| | /　　　　　≫/´　　 ヽ }
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／//
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 　 　 ￣￣　　　　 .　 　 　 ／///
　　　　　　　　　　　　 .　´　　　　　　　　　　　　　　ヽ／/////ヽ
　　　　　　　　 　 　 .:'　 　 　 　 　 .:　　＾ヾ _　　　　　∨////　 }
.　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ヽ　　　 V/,'∧　/
　　　　 　 　 　 　 ′　 　 　 ′,　 　 　 ,　　　 　 :　　　 V//∧{
.　　　 　 　 　 　 .: 　 　 　 /　/| |　 　,ｲ　　　　　 }　　　 :＼/'∧
. 　 　 　 　 　 　 {　 　 　 /　/ :| l 　 ｲ |:　　i　 　/''"ﾞﾞﾐ;　:　 ＼∧
.　　　　　　 　 　 :. 　 　 .:　厶斗匕 /　|:　　| 　 'ｰ-　 ﾐ　:}　　 :lヾ}
　　　　　　　　　　.　　　 |:　　|:/　 /　/|:　　|　/　　 　 ﾐ .:　　　|
　　　　　　　 　 　 V　-‐|:　　|ｨf斥芋ﾐ八　 | .'乏示ミ、}ﾐ 　 　 |
　　 　 　 　 　 　 　 :{ '＾ |　　《　{ｲ::::と　　ヽ|'　{ｲ::::と 》} ' 　 　 |　　　　　　　　　　　えーっとね・・・
　　　　　　　 　 　 　 ､　:|:　　l　乂zツ　　　 　 乂zツ 〃　　　 :|
　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ|:　　|　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 :|　　　　　　　　　　　廊下を歩いていた時の事なんだけど・・・
　　　　　　 　 　 　 　 　 |:　　|.　　　　　　 　 ' 　 　 /|　　　　　:|
　　　　　　　　　　　　　 从　 |丶　 　 　 cっ　 　 イ :|　　　　　:|
　　　　　　　　　 　 　 　 　_ヽ{ ﾉ　＞　　　　 . ＜__ __|　　　　　:|
.　　　　　　　 　 　 　 　 ≦.:ヽ　 　 　 　 ｀¨{　 　 ヽ.: .:≧､　　　|
　　　 　 　 　 　 　 ≦.: .: .: .: {　　　　　　　 :. 　 　 }.: .: ∧: :. 　 |
　　　　　　　 z≦: : :{.: .: .: .: ∧　　　　　　　　　　 ﾉ.: .: .: .}: : :.　|
 

――事の顛末
 

　　　 |: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　 | : : : : : : : /: :/|V: :|.: :.| : : ',: : : : : : : : : : : : |
　　　 | : : : : : : /: :/川 V:|＼|＼: :',: |､: : : : : : : : : |
　　　 | : : : : /:.' |/ 　|　 V 　 　 ＼',:|　､|.: : : : : : :.|
　　　 |.: : : :/ |' _､+''"~　　 　 　~"''～､、 V : : : : :′
　　　 V : : :| ≦zzzzzzz　　 　 xzｚzzｚz≧|: : : : :,'
　　　　|: : : |{´　 　　ヽ }}xzzzx{{ /　　　　 |: : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　最近、羽柴の連中が目に余るわよねぇ。
　　　　|: : : |{　 　 ﾏ芯 }}´　　 {{ 芯ア　　 |: : : : |､
　　　　|: : : |ヾ＿＿＿ノ{ 　 　 }､＿＿＿ノ: : : : |　 　 ､　　　　　　　　　　　　  柴田様や丹羽様らと同等だとでも思ってるのかしら。
　　　　|: : : |　　　　 　 (`¨¨¨´ )　　　　　 |: : : :.|　　 　 丶
　　 ／∨ : |　　　　　　/~ｪｪｪ~ヽ　　　　　|: : : :.|　　 　 　 ＼　　　　　　 　 　 あーあ、いやだいやだ。
　／　　∨人　　　　　 Yここzソ　　 　 　 |/|: /|
　　　 　 从从　　　 　 ﾉ　　　　 ､　　　　 ノl|/
　　　　　　　　`''ー‐＜｀''ー─''´ ＞─''"　　　　　　　　　　　　‘，
　　　　　　　　　　　　 　￣￣￣　　　　　　　 |　　／
 

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
 

　　　　　 　 　 /　　 /　　　　/　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨三三三三ﾆ=-
.　 　 　 　 　 /　 　 ′　 　 /　　　　　　 　 　 :}､____　　　　V三三三三三ﾆ=─ｧ
　　　　　 　 /イ　 　 　 　 .:′　　　 　 　 　 　 }'''"ﾞ"ﾞ"ﾞミ　　:.三三ﾆ=-　￣￣
.　　　　　　 　 | 　 i　　　　| 　 {　　　　　　 　 / ___　 　 ミ　　:. ≧三三ﾆ=-
.　　　　　　 　 | 　 | {i　{　 |　,ｨ{ __　 　 　 -‐/___ 　 ｀　 ミ　　:}　≧三三ﾆ=─ｧ
.　　　　　　 　 | 　 | {ｉ 厶斗/_}ﾊ　　　　 　 ｲ竓斧気ﾐ､ ミ¨Y .:　 　 :|￣￣￣
.　　　　　　 　 |ﾊ　| {i　|{,ｨfﾁ斧笊　　　　 ′ 乂r_ﾂ　 〃'^:} ′　　 |　　　　　　　　　（陰口叩くなら小声ですれば良いのに・・・）
.　　　　 　 　 　 l　ﾊ{　八ヾ　乂ﾂ ＼ 　 /　　　　　　 /' _イ/　　　　|
.　　　　 　 　 　 |　　　　　ヽゝ　　 　 丶(　　　　　　 《　 "|　　　 　 :|　　　　　　　　　（部屋の中からなのに廊下にまで聞こえるじゃん。）
.　　　　　 　 　 八　 |{　　 |:.　 　 　 　 '　　　　　 　 /' /　|　　　 　 :|
　　　　 　 　 　 　 ヽⅣ 　 |圦　 　 　 　 　 _　　　 　 .: {≧ 、　　 　 |　　　　　　　　　（早く通り過ぎよっと・・・）
.　　　　　　　 　 　 　 }i 　 Ⅳ个:.　　　 ´　　　　　　 ′{: .､ﾆヽ　 　 :|
　　　　　　　 　 　 　 从　 |_　≦´＞ ． 　 　 　 イ　 　 、:}ﾆﾆﾆ=　 :|
　　　　　　　 　 　 　 　 丶|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-､ ‐＜　　　 　 　 :}ﾆﾆﾆﾆ= :|
　　　　　　　　　　　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-ﾊ　　 　 　 　 　 ′ﾆﾆﾆﾆ=|
　　　　　 　 　 　 　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-: : }　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉､
　　　　　　　　　　　　　〉､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-: : :′　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{/'＼
　　　　　 　 　 　 　 　 {//≧ｭ．ﾆﾆﾆ八　ー ､　　 , -/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}//∧
　　　　　 　 　 　 　 　 }//////＞＜==丶　　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｲ///∧
 

　　　　　　　　小林某らが談笑に花を咲かせていた際に起きた事であった。
 

　　　　　　　　　　　　. . -‐=‐-. .　___
　　　　　　　　　 ｨ≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ≧_、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／′
　　　　 　 　 ィ升i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／i:/
　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉヽ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 . . -‐=‐-. . .　 　 /:i:i:厶.‐=≠=‐
　 　 　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾉi:i:i:i:i:i}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ',　　　　　　　　　　　 ,ｨ≦i;ィ升≧_､i:i:i:ｉ:ｉ:｀i:ｖ'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ｀i:、
. 　 　 　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ;ｲ:i:i:i:i:i:i∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:il.　　　　　　　ィ升ヽ:i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ∧i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i―=ミﾑ
　　　　　{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∠ ﾘ/ |:ｉ:/　 V:ト､:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｌ　　　　　　ｲi:i:i:i:i:i:ｉ:∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ∧i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼i:i:ｉ｀ｉ:､i:i:i:ｉ:ｉ:｀ヽ
　 　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／￣｀　 j:/　 ｨ=ﾘ=‐V:i:i:i:i:i:i|.　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉヽ:i:i:i:i＼i:i:i:ｉ:ｉ:∧　＿
. 　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ, 伝ミﾒ　　　　 　 z≠ﾐ ∨i:i:i:ｉﾉ　　　　/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ィ升､:i:i:i:i:i:i:ｉ:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧:i:i:i:i:iヽ ‐=ﾆ7///
　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i入　ん:ハ｀　　　 ´ん:ハ 〉从:i:i:{　　 　 /i:i:i:i:i:i:ｉ:/＾｀ﾞﾞ'''´　　 　 ∨i:i:i:i:i:ｉ:∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ｡s≦/////////
　　 i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:| 　 乂_::ノ　　　 　 乂::リ 彳:i:i:i:ｉ|　 　 /i:i:i:i:i:i:ｉ:/　　　　　　　　　∨i:i:i:i:i:ｉ:∧i:i:i:i:ｉ:ｉ:「///////////////
　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i从　 ー‐　　　　　　　ー　 ﾉ:i:i:i:i:ｉ:|　　 {ｉ:i:i:i:i:i:ｉ:/--匕 　 　 ー=≦´V:i:i:i:i:i:ｉ:∧i:ｉ:ｉ／////////////////
　　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉゝ　　　　　　 ‘　　　　彡i:i:i:i:ｉ:ｉ:}　　 |:i:i:i:i:ｉ:ｉ:{ rｔﾃぅ､　　 　 ｨfﾁ芹ﾄ!:i:i:i:i:i:i:i:ｉ}／//////////////////　　　　　確か・・・才人だっけ。
.　　从hi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉゝ　　　　　　_　 　 　 彡i:i:i:i:i:i/　　 从i:i:i:ｉ:i:圦 辷:ﾘ 　 　 ′乂::リ!:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ/////////////////////
　　　 八i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉト　　　 ´　 　　...＜i:i:i:i:i:i:ｉ:/　　　　{:i:i:i:ｉ:ｉ:| } ー ' 　 　 　 ー…´|:i:i:i:i:i:i://///////////////////　　　　　  武田軍相手に壮絶な最期を遂げたんでしょ？
　　　　　丶ｉ{＼i:i:i:ｉ:ｉ:iｘ　 ＞ .／＾Y´:i:i:i;i::i:i:iノ リ 　 　 　 Ⅵ:{:i:i:圦　　 〈　　　　　　　 |:i:i:i:i:ｉ//////////////////////
　　　　 　 　 　 ヽｉ{ゝ} :｀¨:／ ,　'＾ヽ;イ ﾘ;ノ　　　　　　　　｀{ V:ｉ|　｀　　　　　　　　　　|:ｉ:|:ｉ:///////////////////////
　　　　　　 ＿　 __　人:__i′ 　 -‐┴ 、　　　　　　　　　　 　 Ⅵ　　　丶 　｀ﾞ'　 　 　 |:i:Ⅳ///////////////////////
　　　　,　´　 　 ヽ : :: : : :|　　　 -‐… ｧ.､_　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ヽ __ 　＜　ｊ／////////////////////////
.　　　 ′　　　 　 V : : : :|　　 　 　 厂: : ',　ヽ 　 　 　 　 　 　 　 )　　 　 　 ﾉ: }　　__///////////////////////////
　　　 |　　　　　 　 '. : : :｜　　　　 } : : : : l 　 '　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : ゝく: : {//////////////////////////
　　　 |　 　 　 　 　 | : : : ｌ　　　　 /: : : : ､}′｜　　　　　　　　　 __　, . :'´:ヽ: : | | ∨:У////////////////////////
　　 　 ,　　 　 　 　 j:/ : : !　　　 , : : : : : : ＼　!　　　　　　　 　 /: : / : : : : : ∨|_|_:_:V//////////////////////////
　　　　′　　　 　 ∨: : : :l　　　 i:｀Ｙ´: : : : : :ヽ　 　 　 　 　 　 ′: i : : : : : : : :ﾉﾉ : :///////////////////////////
　　　　　'　　　　 　 V : : :| 　 　 | : : : : : : : : : : ',.　　　　　　 r:j : : :j／ : : : : /:/: : ////////////////////////////
　　　　　|∧　　　　　Ｖ: : | 　 　 |: : : : : : : : : : :｜　　　　　　}: : :／: : : : : : : ｡s≦/////////////////////////////
　　　　　}: ∧　　　　　V: j　　　 | : : : : : : : : : : ﾉ　 　 　 　 / : /: : : ｡s≦///////////////////////////////////
 

　|::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　∨:::::::::､:::::::::::::::::::､::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　　＼{＼{＼{＼{＼{丶::::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ::::::::::::::::: :: |
　　　 ＼ ＼ (三三｝　∨::::::::::::::::::::::::::::|　}:::::::::::::::::::::|
　　　　`､　　　　 _､‐''゛::',::::::::::::::::::::::::::::| /::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　まぁ、羽柴の兵にしてはマシな最期だったんじゃない？
　　　　　ｒ:., _､‐''゛:::_､‐''゛',:::::::::::::::::::::::::::| ＼:::::::::::::::::::＼
　　 　 　 ヾ＼_､‐''゛ 　 　 ',:::::::::::::::::::::::::|　　＼:::::::::::::::::::＼　　　 　 　 　 　 信長様を守って死ねたんだから。
　　 　 　 　_ヾ」　　　 　 　 ,:::::::::::::::::|＼|　　　 ＼{＼{⌒＼}
　　　 　 ,:'´　　-､　　 　 　 ＼{＼ :: |　　　　　　　　 _､‐''゛: ｀ヽ、　　　　　　 役に立てただけ感謝しないとよ。
　　　　 乂__ノ⌒＾ヽ　　　　 　 　 丶|　　　　　 _､‐''゛: _､‐''゛: : : ＼
　　　　　 (ﾆiﾆ≧s｡.}　　　　　　　 ﾉ 　 　 _､‐''゛: _､‐''゛: : : : : : : : : ＼
　 　 　 　 [工工＼ﾘ　 　 　 　 ／ 　_､‐''゛: _､‐''゛: : : : : : : : : : : : : : : }
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　. . : :´ :￣ :｀ : . .
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　 　 / : : : : : : : : |: l: : :|: : :| : : : : :.
　　　　　　　　　 　 　 .': : : : { : : |: : |: |∨:|＼:|: :|: : : :.
　　　　　　　　　 　 　 |: :|: |: |＼从从ﾉ　V| 　＼|: : : : |
　　　　　　　　　 　 　 |: :|从_､rｾ7ｱ　 　　ｱ7ｧ｡八: : : |
────────‐| : : }r￣r''．､}}'⌒'{{ r''．､￣1: :.|──────────
////////////////八 : :|{{ iiiゝ‐i"}}_　_{{ ゝ‐i"iiｉ }}: : |////////////////////　　　　　　　　　　こ、これは・・・
//////////////// ∧: :|ヾ===='"r～ヘヾ===='"|: :.|////////////////////
＝＝＝＝＝＝＝＝＝∨|　　　　〈<_辷_>〉 　 u　 |: :.|＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　　　　　　　　　　勝吉・・・殿。
　　　　　　　　　　　　　 |: |　 　 ｜ヾ==='" |　　　 ﾉ: :/
　　　　　　　　 　 　 -‐-{: |＼＿人　　　　人＿／ |:/ ´￣｀ 　 、
　　　　　　　 　 ／　 　 从|　＼＼ `''ｰ‐''"　／／ j/　　　　　　 ＼
　　　　　　 　／　　　　 　 　 　 ＼`'''ー‐'''´／
　　　　 　 ／　　　　　　　 　 　 　 ｀``````´　　　　　　　　　　　 } 　‘，
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　/
　　　　/　　　',　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨　 　　‘，
　　　　　　　 　Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ‘， 　 　 ‘，
　　 /　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‘，　 　　‘，
 

　　　　　　　　　　　　　小林某の話に腹を立てた勝吉が乱入。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_、丶　`｀￣￣~"''～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`～､、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧
　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　　　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::/::::::::|:::::::::、::::::::::∧::: ∧::::::::::::: ',
　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::: : |::::::::::::{: : /::|∨:: |＼:::::::::::|:::::::∧::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　 .′::::::::::::: {::::::::: |::::: ／{:::/|:::|:: ＼|: : ＼:::: |:::::::::::|::::::::::::::::,
　　　 　 　 　 　 ：　 |:::::::::::::::::: {＼ :: |＼|＿{/:: !::|::: : ＿_::: : ＼|＼:::: |:: ::::::::::: |
　　　 　 　 　 　 ：　 |:::::::::::::| :: {: : ＼|ィｆ=／::: : V: ij:::: ＼≧s｡.. __ ＼|:: ::::::::::: |
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|从{_{三三／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼三三}::: : 丶 :::::::: |　：
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|.,k==========ﾐ-------,k==========ﾐ:: !::::::::: |　：
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|{{　 　 ／⌒ヽ　.}}￣￣￣{{　 .／⌒ヽ　　}}=|:::::::::::|
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|{{ 　　 {, (喪) }:i }}..::::::::::...:{{:i　{ (喪) ,} 　 }} :|:::::::::::|　　　　　　　　　　「」
　　　 　 　 　 　 ：　 |:::::::::::::|{{　　|l ≧=≦　 }}′::::::::: {{ 　ミＴＴ爪　　}} :|:::::::::::|
　　　 　 　 　 　 ：　 |:::::::::::::|乂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆソ( n ＿ n )ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆソ:｜:::::::::|
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|:::::::::l|l:::::::::::::: : / /ﾆ===ﾆヽヽ::::::::::::::::::::::: : |:::::::::::|　：
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|　　　　 　 　 　 /ﾆ[工工]ﾆ'，:.　　 　 Ｕ 　 |:::::::::::|　：
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　　　　　　　　　　：　 ∨: :: |　　Ｕ　 　 　 {: 丶ﾆﾆiﾆiﾆ シ :{　　　　　 　 |:::::::::;
　　　　　　　 　 　 :：　 ∨::::|　　　　　　　 }　 　 ー‐一　　 }　　J　　　　|::::::::;
　　　 　 　 　 　 ＿＿＿∨:|＼　　。　　　}　　ij　　　　　　:}　　 　 　 ／|::::::/――――＜
　　　 　 　 　 ／: : : : : : : ヽ!: : )h｡.,, ＿__人　　　　 　 　 :人＿＿,．'´ : |:::/: : : : : : : : : : : :｀`～､、
　　　 　 　.／: : : : : : : : : : : ＼: : ＼: ＼　　｀ ｰ-----‐ ´　　／: ／: : : |/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼: ｀: . __＿＿＿_＿ . :´: ／: : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀￣￣￣￣￣￣´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
／: {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 

　　　　　　　　　　　30分近く正論オブ正論を突き立てて三人を捲し立てる。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , -‐....-―――-..._
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .　 -‐　¨¨　‐-　 　 　 / ／::::::::::::::＞　´￣
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ ￣ ｀´　　　　　 　 　 　 ｀ヽ / /:::::::／　　＼
　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　, -　､　　　　　　　　　∨:::／　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　/　　 ∟_　__　　　　 　 {:::::}　　　 　　　　,
　　　　　　 　 　 　 /　 　/　 /　' 　 　 }, -─-｀ヾ　　　　∨::＼　 　 　 　 i
　　　　 　 　 　 　 ,　　 /　 斗-,{､　　, '　 　 　 　}　　　　.i∨:::::＼　　　　 |
　　　　　　　　　　 ,　　'{i　　 |/∧　 {　,ｨfﾃﾐx､ 　彡 　 　 '　∨::::∧　　　 |
　　　　　　　 　 　 i　ｲ 从　 l| ,ｨfN　i　 んiｲ　》　彡　　　'　　.|＼:::::ｉ　　　|　　　　　　　　　　　　　その若造相手に年増・・・大の大人が三つ首揃えて
　　　　　　　 　 　 |/ | 　 |＼{《 ﾋﾘヾ{ 　 Vツ 　 〈('^ﾊ 　 '　　 |　 ＼l　　　|
.　　　　 　 　 　 　 !　|ﾊ　|　　ﾊ　､　　　　　　　　)〉ソ ./　 　 .|　　 　　 l　|　　　　　　　　　　　　　武功が敵わないなんて信じられなくて（笑）
.　　　　　　　 　 　 　 　 `Ⅳ　圦 　 ＿__ 　 　 　/'　／　　 　 |　　 　　 l　|
　　　　　　　　　　 　　　　　＼{ム　V　 ﾉ　　　　|／　　　　　 |　　 　　 l　|　　　　　　　　　　　　　亀の甲より年の劫とは言いますけど、全然ですね！！
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ＼　　　. イ　 |､　　　 　 　 |　　 　　 l　|
　　　　　　　　　　　　　　 ｆ Y´in　　 ｀¨ｉ ´ 　 ／ ﾄ､　　 　 　 .|　 　 l　　　|　　　　　　　　　　　　　年ばっか無駄に積み重ねて役に立ってないじゃないですか。
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,f´i　! .| |　　,r/　 ＜　　　/ ｀r､__　_　|　 　 l　　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 il　|　i .i i-‐' /＜、　 　 ／　/::::::::::::::::ヽ　　 l　　　|　　　　　　　　　　　　　私なら恥ずかしくて堂々と歩けませんよ、すごーい！
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　　　　　売り言葉に買い言葉、母に似て舌が回る勝吉は相手の神経を逆なでしまくる。
 

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::|l　　 |l 　 Ⅳj/:::芹示芋気才ミ､ﾐ　=- .:'　 ∨/////∧
:从 　 ﾄ、　|::::::::::::}/ｲ_///}　　/::::ﾐ　　 /　 　∨/////∧　　　　　　　　　（無言の足掛け+殴打）
::::::::丶|:::丶|::::::::::::込ｰ云ｿ _　'::::::ﾐ'⌒Y　 　 　丶//////}　　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へぶっ！！＞
_::::::;; ''´￣｀ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}}　'＾:}　　　　　　＼///'|
　　　　　　 　 ｀　､:::::::::::::::::::::::::::〃 〕l/|　　　　　　　 ＼/|
　 　 　 {:.　　 　 　｀ ｰ　 　 - ´〈{ _／ :|　　　　　　　　| ヾ
　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　/ ＼　 |　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′　 }〉 |　　　　　　　　|
　 　 ─ __ ─　　 　 　 　 ／ 　 　 《　:|　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　 　 . ‘　　　　　 ＼|　　　　　　　　|
､　　　　　　　　　　..:: : |　　　　　　　　|　　　　　　　　|
: : ::...　　　　　　イ: : : : {=x　　　 　 　 :|　　　　　　　　|
＼: : : ≧-≦: : : : : : : イ/{　　　 　 　 :|　　　　　　　　|
//≧ｭ．:_:_:_:．z≦´////∧　　　　　　|　　　　　　　　|
 

　　刀を持った連中相手に黙々と素手で制圧・・・顔面を何度も殴打した。
 

　 ／／　／:::::::::::::::::::::::::::::::::;:-‐' ヽ:::::::::::::::::::::::::::::l !:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／／　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::/　 　 　 ';::::::ト;ﾄ､:::::::::/_l:::::/l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
''´　 ,::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　 ';::::::l‐!‐';::::/ｚ l／~|::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::
.　／::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::l　　　　　 ,ｒ;l::::::iｚ=;;l∠_｀`ミ､ﾉ:::::/:::::::::::::i;:::::::::::::::::::
./::::::::::::;/::::::::::::::::::::::i::::::::l　　　　 〈 l/ l:::::l　{ ´ﾉ:::}　_ /::::;/:::::::::::::::::l丶:::::::::::::
'::::::;-'´/:::;ｲ:::::::::::::::::li:::::::l＝= ､　　　　l::::l　 ゞ-‐''´ /::／l::::::::::::::::::::l　}:::::::::::/　　　　　　　　　　　　お前、口喧嘩になった時だけ口が回るのなんなん？
-''´　 /::/ l:::::::::::::::::::ﾞ;;:::::l_ｚ;;=ミ、　 　 ';::l　　　　　/:; '　 !:::::::::::::::::::::', l:::::::::::l
　 　 /::/　l:::::::::::::::::::::ﾞ;;::::l/ｒ''i'ヽ　　 　 l/　　　　 //　　 l:::::::::::::::::::::i､l':::::;::::::!　　　　　　 　 　 　 　 そういう所だぞホンマ。
　 　 l:/　. l::::::::::::::::::::::::';:::',ヽﾉ,／ '　　　　　　　 /´　 　 l:::::::::::::::::::::l"`:::/ヽ::l
　 　 l'　　 l::::::::::::::::::::::::::';:::',"´　　＼　　　　　　　 　 　 l:::::::/ !::::::::::::::::::|　||ﾘ　　　　　　　　　 　 　 でも向こうが悪いから良いか。
　　　　 　 l:::::;:ィ::::::::;;::::::::ヽ;'､　　　　　　　　　　　　　　l:::::/　l::::::::::::::::/.|　ll
.　　 　 　 l::::/　';:::::;'　';:::::::::',`　　　　,-‐;;＝''　　　　　 l:::/　,ｲ::::::;;:::::/　! .ｌｌ
　　　　　 ｊノ　　 ';::l　　';:::::::::ヽ　　　 `''´,. -　　　 　 　 l/-´　l::::/l∨　｜ ｌｌ
　　　　　/　　　　';:!　.　';:::::::::/｀ｒ;-､　　　　　　　 　 ／　　　 l::/ l　　　l　ｌｌ
　　　　　　　　　　ヾ　　 l::::::/　 l:::/ `ヽ　　　　_ - ´　　　 　 l/　 l　　 l　l !
　　　　　　　　　　　　　ｒl:::/ニﾆl/￣　　` ー1　　　　　　　 /　　 l　　l　l l
　　　　　　　　　　　　　ﾞｊｲヽ　　　　　　　　　丶　　　　　　　　　　ヽ ｌ　l ｊヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ　　　　　　　　　 ',　　　　　　　「￣￣l-‐'´　｀`
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ　　 　 　 　 　 ﾉﾞ　　　　　　 ｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ　　　　　 ,ｒ1　　　 _,.-‐''´/
 

　　　　　　|　＼/ /　/　　 　 イ 　 　 　 　 　 　 ｨ　/''"ﾞ㍉　　 　 Ⅳ//{　　 }
　　　　　　| 　 .' /､ /　 　 ' 　 { 　　　　　　　　/ } /　　　 ﾐ　　 　 ,///∧　 |
　　　　　　|　/ /　/＞／　　 .'{l 　　　　　　　/　j/ -‐　¨´ﾐ　　 　 /////＼|
　　　　　　Ⅳ /　ムイ　｀¨¨/＾}i　　 　 　 　 /¨´　　　　 　 ﾐ　 　 ;ｲ//////∧
,　 　 　 　 |气芹芋芋芋芋乏八　　　　 　笊芋芋芋芹 　 }}　　　 ＼/////∧　　　　　　　　　刀なんて抜く価値ないし。
/　　 　 　 |､　 ﾄｲ{/////}と　　　丶　　／　ﾄｲ{///}と　　 〃　 '　 　 ｀ =一r⌒ヽ
　 /　　 　 |　ヽ込ZzzzzZツ　　　 　)イ　 　 込ZzzZツ 　 〈{　/　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 平手を叩き込んで終わり。
,∨　′ 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　 Ⅵ　 　 　 　 　 |
,/∨ /　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }＼ 　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 準備運動にもなんないよ。
: :,/V　/　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 八　ヽ　　　 　 |
: : ,/∨ /　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .'　　　　　 　 　 |
: : : ./∨ 　|　　　　 　 　 　 　 _ﾉ ───　　　 　 　 　 　 ｲ　　　　　　　　　|
: : : ::. /V　|丶 _　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _　イ　| 　 　 　 　 　 　 |
 

　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 /三三三三ﾆ=-
　　　　　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨三三三三三三ﾆ=-
　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　 　ヽ　 　 V三三三三三三三三ﾆ=─ｧ
.　　　 　 　 　 　 ′　 　 ′　　　 ′　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 }三三三ﾆ=-　￣￣￣￣
　　　　　　　　　;　　　　　　　　 /　　　　　'　　/　 / 　 　 　 　 　 　　 }≧三三三ﾆ=-
.　　　　　　　　 　 　 　 ｉ　　　　′ 　 　 /　　/　 /　　　　　　　　 }　　;　 ≧三三三ﾆ=-
　　　　 　 　 　 {　　 　 |　 　 /　　　　 /　　/　 / 　 　 　 　 　 　 }　　　　　≧三三三ﾆ=─ｧ
.　　　　　　　　 　 　 　 |　　 ′-　/.　′　/　 /　　　 /　 　　ｨ　/''ﾞヾ　　 　 |￣￣￣￣￣
.　　　　　　　 　 :. 　 　 |　　ｉ　　 /　/｀＞/　 /_ ′　/ 　 　 / }/ 　 _ﾐ}　　　 |
　　　　　　 　 　 　 Y⌒|　　}　　′/　　/　 / / ｀　ｲ　　　 /-‐ '' ¨　ﾐ}　　　 |
　　　　　　　　　　 ､{ ＾ |　　}　　 ｨf斥芋芋示ミ/／}l　 　 芹芋芋气ﾐ　　　　|
.　　　　　 　 　 　 　 ヽ |　　 　 j{　` 　乂/zツ　`　八　 /　乂zツ　ﾒｿ　　 　 |　　　　　　　　　　　　してるって！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:　 |　　| 　 i ` ー― ’　　 　 )ｲ 　 `ｰ‐ ’　.′　　　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |i　 |　　| 　 |　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　本気でやれば首や顎の骨を折るし。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |l　 |　　| 　 |　　 　 　 　 　 　 ,　 　 　 　 ′　　　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　 八　|ｌ 　从　|　　　　　　　 　 　 　 　 　 / |　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　可哀想だから全身を腫らす程度で済ませてる。
　　　　　　　　　　　 　 //)从ｲ､　ヽ|丶 　 　 　 　 , ，　　　 　 '　:|　　　　 　 |
.　　　　　 　 　 　 　 ,r∧///{　∧　　　　　　　　　　　　 . イ　 　 |　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 イ:://////{　　丶　 　 　 ≧=-　 ＜´、　 　 　 |　　　　 　 |
　　　　　　　 ≦:::::::://////∧　　　＼　　　　 /ｌ : ∨//∧ 　 　 :|　　　　 　 |
　　　　 ≦::::::::::::::::////////∧　　 　 ＼　 　 { i : : ∨//∧　 　 |　　　　 　 |
 

　　　　 ＿＿＿_
　　　／　　 　 　 ＼
　 ／　　 ─　　 ― ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　ん。
／ 　 　（ ●） 　（ ●）'
|　 　 　 　 （__人__） 　　|　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 台所を借りますわよ堀様。
＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／
／　　　　　　ー‐　　 ヽ
 

　　　　 ＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
..　／　─　 　 ─　＼
／ -=・=- 　　-=・=-　＼　　　　　　　　　　　　普通に飯を作るだけだお？
|　 　 　 （__人__）　　U 　|
＼　　 　 ｀ ⌒´ 　　　 ／
 

　　　　　　　　　この件に関して、信長は――――
 

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::|::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::|:::::::∧::∧::::::: |::::∧:::::::::::::::::::::::/,
　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::/::::: : /::::::::/y::/　},′ヽ::::::|::::::∧::::: :∧::::::::::/,
　　　　　　　　　　　　 　 　 /::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/::::::::/__}/ 　/　 　 ＼|＼::: }::::::::::∧:::::::::/,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::::/::::::::::::::::::::|::::::/},ィｆ三シ´　　 　 　 `寸ｯ,、::}＼:::::::∧::::::::/,
　　　　　　　　　　　　　　.′::::/::::::::::::::::::::: |:::/ィｆ三シ´　　 　 　 　 　 `寸ﾐｯ,、.＼ : :|::::::: : }
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::: :::::::::::::::: |:::/|/(三シ´　　　　　　　　　　　 `寸三)　＼| : :::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|::::::::|::::::::::::::::::|/ ―――――― ､＿＿＿,k―――――-､:::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|::::::::|::::::::::::::::::|〃￣　,､-‐- ､￣ ||￣￣￣ ||￣ ,､-‐- ､￣ :|:::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|::::::::|::::::::::::::::: {{　　　{　 (喪) }　 || 　 　 　 ||　 { (喪) 　}　 ||:::::::::::}　　　　　　　　　　「」
　　　　　　　　　　　　　　| :: , |::::::::::::::::: {{　　.ﾐ乂;_;_;_ノ彡 || /　　　　| ﾐ:乂;_;_;_ノ彡 ||:::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|:::/ .! ::::::::::::::: {{＿＿≧==≦＿_,||{ 　　　　 )＿≧==≦＿ ||',:::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|::{　 |::::::::::::::::::|ー―――――一':ゝ^_ -_^ -､ー―――一ﾞ　,: ::: }
　　　　　　　　　　　　　　|::{　 |::::::::::::::::::|　　　| l | |　　　 / /ﾆﾆﾆ}ﾆﾆ,ﾊ', 　　　　　　　 W:: }
　　　　　　　　　　　　　　|:: ＼!::::::::::::::::::|　　　　　　　 　 }:/ﾆ/{工工ｺﾊ=',　　　　　　　 |::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::|::::::::::::::::::|　　　　　　　 　 }{ﾆ厶------vﾆ}　 　 　 　 　 |::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::∨::::::::::::::|　　　　　　　 　 }乂二ﾆ==ﾆ二ソ}　 　 　 　 　 ;::::::}
　　　　　　　　　　　　　　|: ::::::: ∨:::::::::: |　　　　　　　 　 }　 ￣　　　 ￣.八　　　 　 　 八 ::}
　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::＼:::::::::|　　　　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 : .　　　　ィ(::::::: }＿＿
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::i::::::::::::＼:::{、　　　　　　 . :　　　　　　　　　　　_,,.､丶´: :|::::::::/: : : : : ｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::i:::::|::::::::/ヾ ≧=‐-‐=≦个: . ＿__,,..　-‐　'' "´ _､‐''゛ ／|;;;／: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　|:::::::i:::::|::／: : : : : : ｀゛¨ '' ‐-　...,, _＿_,,..　-‐　'' "´: _､‐''゛: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　|::::::_､‐''゛: : : : : : ｀゛¨ '' ‐-　...,, _＿: : _,,..　-‐　'' "´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : :
　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : :
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　　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨: : :
　　　　　　　　 /: : : : : : : : 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨: :
 

　　　　　「城で刃を振るう身勝手な行為。大変許すまじ、死罪を言い渡す。」と問題を起こした三名に激怒。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-─‐-　 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　-‐ 　⌒　＜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 ｧ　　 ､　　　　、_　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　 　-‐ 　ｧ 　 ／/ 　 　　＼ 　 　＼｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　／　.′/　　　 　　　　ｰ----‐
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　 　 　 ′i　 　 | 　 　 ＼ ハ
　　　　　 　　　 　 　 /　 　 　 ｣{ｰｉ } 　 　　l 　 |ｉ 　　＼}
　　　　　　　　　　　 ／　 　 く赱ｧ| |　　 ＼{ 　八 　 　 i＼
　　　　　　　　 　 ／イ 　 |　ｉ 　￣│}　 　_jL _{ l＼　　{　　　　　　　　　　　　　勝吉・・・
　　　　　　　　　　　　|i |　| │　 　 }八　 ＾f赱ｯ |　 ＼ {＼
　 　 　 　 　 　 　 　 八{ 个 {　　　　 　＼{ 　　| |　　　＼　　　　　　 　 　 　 　 余の小姓ぞ？
　　　　　　　　　 　 /　| ｉ圦　 　 __　′　 　 　 }ﾉ 　 i　八
　 　 　 　 　 　 　 /i　 |ﾉ　，、 　 　 ｀　　　 　 /八　{＼　＼　　　　　　　　　　  忘れてはおらんか？
　　　　　　 　 　 　 |　 |／: :i ＼　　　　　. ィ〔/. 、 ＼ 　＼　＼
　　　　　　　　　 {　| 　|: : : :|　＿ -‐_≦⌒八: : :.＼　＼　 ヽ　　ｰ
　　　　　　 __　　　 }八{: : ﾉ(-‐┐|r‐. ､|＼＼: : : : : 〉　　　}ハ
　　-‐＜ﾌ´ｧt __ｰ-　 . ＿/: : :.│||: : : {⌒丶 ヽ:_／-─ｧ　},八
　　　 ∠／.// //7ｧ─ -＼: :.:│||: : :ﾉ>‐-　　_　 ⌒＿__
　／: : :.′〈/ 〈/〈/: : : : : :./＼│|_／＼: : ヽ t‐-　-ｉ T爪＼
//: :‐-: : : : : : : : : : : : : ／ ⌒ ヽ　　￣ ヽ: : :V}Ｌ}Ｌ}Ｌ}L斗 '^
/: : : : : : : : : :/ : : : : ／　　　　　　　　　　､: : : : : : : : : : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : :/　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : : :／: : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : :/　　__　　　　　　　　　　　　＼: : : : :‐-: : : : :_:_: ＼､
V : : : : : : : : : : :厶　´　 ｀ 　、　 :.　　　 ,　　‐-　＼: : : : : : : : : : : : //
ﾉ : : : : : : :ハ: :/ 　 　 ′　　 ＼　}　／　　　　:. 　　V: : : : : : : : : :〈/
: : : : : : :./　 }/　　　　　　　　 　 ｰく 　 　 　 　 }　　 }: : : : : : : : : /
: : : : : ::/　　{′　　　 {　　　　　　c　　　　　　　　　 } : : : : : : : イ
: : : : :./　 　 V　、　　 :.　　　　　 c　　　　　　 ﾉ　　ハ: : : : : : : :}
: : : :./　 　 　 V＾: :ｰ- 　 -‐＜　 　 　 ｰ-　.∠　_ /　 V: : : : : : :{
: : :./　　　　 　 ': : : : /: :-‐|─-､　-─‐ｉ‐-: : 〉: : }　　 V : : : : : ',
: :./　　　　　　　}: : :〈: : :‐-|-‐‐' ＾ ｰ-　|-‐: 〈: : :.{ 　 　 '，.: : : : :{
: .′　　 　 　 　 V: :.:〉: : : :j　　 　 　 　 |: : : : 〉: :.|　　 　 }: : : : : :'，
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-─‐-　 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　-‐ 　⌒　＜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 ｧ　　 ､　　　　、_　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　 　-‐ 　ｧ 　 ／/ 　 　　＼ 　 　＼｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　／　.′/　　　 　　　　ｰ----‐
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　 　 　 ′i　 　 | 　 　 ＼ ハ
　　　　　 　　　 　 　 /　 　 　 ｣{ｰｉ } 　 　　l 　 |ｉ 　　＼}
　　　　　　　　　　　 ／　 　 く赱ｧ| |　　 ＼{ 　八 　 　 i＼
　　　　　　　　 　 ／イ 　 |　ｉ 　￣│}　 　_jL _{ l＼　　{　　　　　　　　　　　　　ややこしいかもしれんが、余の小姓ぞ。
　　　　　　　　　　　　|i |　| │　 　 }八　 ＾f赱ｯ |　 ＼ {＼
　 　 　 　 　 　 　 　 八{ 个 {　　　　 　＼{ 　　| |　　　＼　　　　　　 　 　 　 　 それを勝家が可愛がってるだけだ。
　　　　　　　　　 　 /　| ｉ圦　 　 __　′　 　 　 }ﾉ 　 i　八
　 　 　 　 　 　 　 /i　 |ﾉ　，、 　 　 ｀　　　 　 /八　{＼　＼　　　　　　　　　　  つまり主らは余の小姓に対し刃を向けた。
　　　　　　 　 　 　 |　 |／: :i ＼　　　　　. ィ〔/. 、 ＼ 　＼　＼
　　　　　　　　　 {　| 　|: : : :|　＿ -‐_≦⌒八: : :.＼　＼　 ヽ　　ｰ
　　　　　　 __　　　 }八{: : ﾉ(-‐┐|r‐. ､|＼＼: : : : : 〉　　　}ハ
　　-‐＜ﾌ´ｧt __ｰ-　 . ＿/: : :.│||: : : {⌒丶 ヽ:_／-─ｧ　},八
　　　 ∠／.// //7ｧ─ -＼: :.:│||: : :ﾉ>‐-　　_　 ⌒＿__
　／: : :.′〈/ 〈/〈/: : : : : :./＼│|_／＼: : ヽ t‐-　-ｉ T爪＼
//: :‐-: : : : : : : : : : : : : ／ ⌒ ヽ　　￣ ヽ: : :V}Ｌ}Ｌ}Ｌ}L斗 '^
/: : : : : : : : : :/ : : : : ／　　　　　　　　　　､: : : : : : : : : : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : :/　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : : :／: : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : :/　　__　　　　　　　　　　　　＼: : : : :‐-: : : : :_:_: ＼､
V : : : : : : : : : : :厶　´　 ｀ 　、　 :.　　　 ,　　‐-　＼: : : : : : : : : : : : //
ﾉ : : : : : : :ハ: :/ 　 　 ′　　 ＼　}　／　　　　:. 　　V: : : : : : : : : :〈/
: : : : : : :./　 }/　　　　　　　　 　 ｰく 　 　 　 　 }　　 }: : : : : : : : : /
: : : : : ::/　　{′　　　 {　　　　　　c　　　　　　　　　 } : : : : : : : イ
: : : : :./　 　 V　、　　 :.　　　　　 c　　　　　　 ﾉ　　ハ: : : : : : : :}
: : : :./　 　 　 V＾: :ｰ- 　 -‐＜　 　 　 ｰ-　.∠　_ /　 V: : : : : : :{
: : :./　　　　 　 ': : : : /: :-‐|─-､　-─‐ｉ‐-: : 〉: : }　　 V : : : : : ',
: :./　　　　　　　}: : :〈: : :‐-|-‐‐' ＾ ｰ-　|-‐: 〈: : :.{ 　 　 '，.: : : : :{
: .′　　 　 　 　 V: :.:〉: : : :j　　 　 　 　 |: : : : 〉: :.|　　 　 }: : : : : :'，
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.　　 --　　 _
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　　　　　　　　　　 j／／:::::／::::::::::::::::::＼::::::::ヽ::::::::::::f::::::::::::!
　　　　　　 　 　 ／::/:::;::::/::/:::::::;::::::ヽ::::::ヽ::::::::ﾍ::::::::::i::::::::::::!､
　　　　　　　　 ｲ::/:/:::/::/::/:::::::/ ヽ:::::::､::::∧::::::ﾊ:::::::∧:::::::::iヾ:,
　　　　　　_／'/:/::'::::/::/:::i!:::::::i　　 ﾏ:::::ﾄ ::::::i:::::::ﾊ:::/:::ﾔ:::::::::, ヾ:,
　　　　　 ／ ./::'::::!::::i::::!:::i !::::::i 　 　 !::_:!_i＿:!:::::::::',::::::::ﾔ::::i::::,　 ヽ、
　　　　 ./　 ,'::::i:::::!::::|_,.!-|-!:::::{　　　 i´:j__i:;:::ﾊ｀::::::i::::::::::i::::::!::::,　　ヽ、
　　　　/　　j:::::i::::ﾊ::::i:::!i:::!-､-:i　　　 }:/ _/_ﾘ　!::!::::|;=､:::}::::::i:::::,　　 ‘，
　　　 /　　/!::/!:::!::i::::iヾヾ!__,,ヾ{、 　 / z=≠=ミ::!:::::!⌒}::|::::::i:::::.,　　 .}!
　 　 ,′／:::!:{ }:::|::ﾑ:::i γ⌒｀`　　　　´　　　 j:::i::::::|ノ//:::::::|:::::::,　　.||　　　　　　　　　　　　　はい！！
　 　 { /::::／ヾｲ;::!:::∧::､　　　　　 、　　　　　/:ｲ::::/ィィ j:::::::;!:::::::::,　 ﾊ
　 　 ﾒ:／　　/:|::X7:::::ﾊ＼　　　　　　　　　 ／/::::/イ::i ,'::::::/::::i::::::.ノ:/}　　　　　 　 　 　 　 　 ほら、早く来い。
　　/:/　　　/::::!{' .|:::::::::ﾍ　　　　r　　￣ ｀　 ./::::/ }ｲ://:::::/}:::::!!:::::|:/ ,!
　 ,':/ 　 　 ,'::::::!|　!:::::;ｲ:/` 。 　 ゝ　＿ ノ　./::::/　／/:::::/ｰ!:::ハ::::|' /
　.i:::{　　　 i:::::∧:. ﾔ::{ !:{　 i/　≧/:〉　＜／::／!　 ／::／　ｲ:/　.}:::i '′
　 !:トヽ　　.!::::!　ヾ､ﾏﾄ ヾ､ {　　 /:/　j ./:::／　 !／イ/__,／/'　 ﾉ::/
　 ヾ　　　　!:::{　 _,.ヾ- ｀_ ＼ __/::;_ ノ /イ　　 ´ゝ':／´/ / /: :ﾍイ
　　_,＼　_,. ヾ:!´: : : !:///　f;>‐べ!　　{'　!　　 /:／　 / / /／; :-┴.､
イ´　/: : : : : : ＼: : :/ l l　 /:/:／;::ヽ　!　__,. ィ:/　 ／／.ｲ／: : : : : : :i
.ii　 /: : : : : : : : : : : !　! !　У!ﾊ:ﾉ:::::/､´ ／ /' .／／／/: : : : : : : : : :!
.i!　.{: : : : : : : : : : : ﾉ!　! ! .i:::::::/::::::∧／_,. イ!_／ ／: /: : : : : : : : : : ′
i{　 ﾏ: : : : : : : :／: :|::., ､ 八:::::{::::::/ ／,. - '"!ィ／: : :/: : : :‐:‐:＝: : :′
ﾏ;, . .ﾏ: : :_;. -/: : : :ヾ::., ＼ヽ:::::::::;ﾍ／,.ィ＞:'": : : : /: : ヽ: :_:_: : : : :′
. .ﾏ;,. .ヾ'"! 　 i: : : : : : :ヾ:>」∧::::::ﾊ !ヾ: : : : : : : : :/-─--= :_ : : : {
. . . ヾ;. ィ'　　 !: : : : : : : /=､ 〉:ヾ- '入ﾏヽ: : : : : :/＿＿　　　　｀ヽﾉ
. .／ 　 　 　 八: : : : : :/へ /: : :ﾏ:::::::::ヽﾏ;＼: : /＿＿　 ￣｀`ヽ　 ヽ
　　　　　　　　 ﾍ:.:.:.:.:./ﾆﾆ/:.:.:.:. :ﾍ:::::::::::ヽﾏﾆヽｿ::::::::＞..､ ヽ、　 ＼/
　　　　　　　　　/:ｰ／ﾆ=/:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ::::::::::::＼寸ﾊ￣:::ヽ::::::У:;:;＼_/
　　　　　　 , -＜ニニニ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ::::::::::／ヽ_=}¨ヽ::::＼ヘ;:;:;:／
　　　　　／ニニニニ／;!: : : : : :.:.:.:.:.:.:ヾ´ _,.ィ::::::::ﾊ:ヽ＼/　 ｀¨
 

　　　　　　　　／　　 ,　　　　　　　　　　　　　<　　 ／///////／
　　　　　　 ／　　 ／　　/　　　　　　　　　 ｰﾍ ＼////////／ヽ
　 　 　 　 '　ｨ　　' 　 　 '　　/　　　'　　　　　　}､,ﾍ V/＞　´. . . . .
　　　　 /／/　 /　　 /　　 '　 　 /　 /　 　 　 }''ﾞﾞ}iﾐV≧s｡ . . . . . i
.　　　 /'　 ,　　'　　 /　 __/ /　 /　　'　　　 　 '　 }} ﾐ}/////≧s｡ }
.　　　 　 　 　 i　　 '　　 / / ｀メ、 /i　　　/ /　__ﾉ' ﾐ}//////////〕iト _
　 　 　 　 ｉ 　 ｌ 　 ｉ 　 　 ,ｨﾁ示笊x }　　 '}/ ´ 　　 ﾐj｀〕iト--- -=ｧ ¨¨⌒
　 　 　 　 | 　 | 　 l　　 〃 んｨ/(_,　} ／　 芹示､ ﾐ/. . . . . . . . ./
　 　 　 　 | 　 | 　 |　　Ⅳ 乂_rツ　ﾉ'　　　んｨ}　ﾒ/} . . . . . . . . '　　　　　　　　　　　　　反省してまーす！！
.　　 　 　 И　| 　 |　　八__ , , 　　　　　　 Vﾂ　 'Y | . . . . . . . .　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なら良し！＞
.　　　 　 　 }Ⅵ 　 |　 　 「⌒　　　 　 ' 　 　 , , /ﾉ　|. . . . . . . .'
　　　　　　　 八　 ﾄ 　 从 　 　 r　 　 _　　 　 '　　 |. . . . . . . i
　　　　　　　　　＼{　＼{込、 　乂 __,ノ　 　 ｲ　 　 |. . . . . . . |
　　　 　 　 　 　 　 ヽ ___ } 介o｡　　　　　イ　 　 　 |. . . . . . . l
　　　　　　 ___ _ .ィi〔 >､_ﾉ　　　　＞r＜　　　　　　 |. . . . . . . |
　　　 　／-=->､ﾆ／ニ＼　 　 　 /〕iト　.　　 　 　 |. . . . . . . |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　,　―　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　)＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-' ―‐'　、 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　 ｌ!　 !ー ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / / /　/ /　/　l|　 | ゝ>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 从|､/|　ｌ!/|/ｌ ｌ|　 |　〈〉 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽｌｌ ﾋﾘﾉヽ|ｨ==､ |　 |　〈 〉}　　　　　　　　　　　　故に才人の名誉の守った勝吉はお咎め無しとする。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾉ　ｌ　　 　 ﾋﾘ/　｜ ﾉ ｌﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |∧　ｒ‐, 　 　 /ｲ|　| ｨノ'　　　　　　　　　　　 　 この件はこれでおしまいぞ。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |ｌ ∧ 　 　,　　' |!ｌ　, ､
　　　　　　　|｀ヽ　/ ｌー一≦､＿　　｜ｌ､|￣ｌ＿＿/,'ﾚ|/､__ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 　 はい解決！
. 　　　　 _　 〉　-/　l!､_,　－―彳, = ヽ|　 「ｌ l: : : :|,ｨ',＜｀ ＜ ＞ ､
. 　 ｒ‐ ､/　ヽ　 /　　}|　　ｒ≦＜_／_/_≧,///ィ, <ｲl |＼_＞ '＞ ｌ |
　　 ､　 |　　 ｰ'　　／!　　ｌ{_ｌ「ｒ‐o　,　'"ｌﾚ'イ |D｀ヽヽイ >､>´: :ｌ_ｌ |
　 　 〉　!　　　　／: : |　　|: : ｌ,　 '　 　ノ 　 　 ; : D//: : :./ ／:.:.:.:/
ニニ ヽl|　　 ／: : : : :ｌ ／: ／　　　／,　―　､∨://、: : {:/:.:ー:.〈
　 ｀ヽ､ｰ‐　':. :. :. :. :.:ﾉ: :;　⌒ヽ ｒｚイ　‐　､　　ヾ { !: : : : : :イ: : : ﾍ
　　　　 ＜: : :. :. :.／:.::.:.{　　 　 {0{､　　 　 　 　 }､ !: : : : :./∧: : : ﾍ
　　　　 　 ｀　ｰ―― '　 >、　　 >o≦　　 　 　 ﾉ∧: : :.／ｲ　 >､: : ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ￣{={＝＝＞--＜/　　ゝ '＿　＜＜:.:.:.: 〉
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {={＝＝{{Ｏ || /ィ //' : : : : : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 {={＝＝{{Ｏ／　 //: : : : : ＿: : : イ
　　　　　　　　　　　　　 　 ィ／ ﾉ　 　 {／'　　 { {: : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　,　'"／ ／　　　 (＿ 　 　 ､ ､: : : : : : : : : : |、
　　　　　　　 　 　 ／　／ ／　　　　　 ヽ　ー― ＼＼: : : : : : : ﾉ )
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　　　　　　　　　　　やる夫の娘に膝枕させながら言っても
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　 　 　 　 　 　 　 　 　 威厳が無いです・・・
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　／ ∠二ン￣￣￣｀　　､
.　　　　　　　＿__{　　　　　　__　　　　　　 _｀丶､
　　　　　 ／ｧ　　｀　　　　　　>ヽl＼　､　､_ ｀＜｀
.　　　　　／　　　　　　　　　く　､＼ ヽ ヽ`､＼、＼
　　　　 /l／ /　,　 ／l　　 　 |厂＼｀ l　 ヽl＼`＼∧
　　　　 V ／l　/ﾚ' ∧l　　 　 ′ 　 ヽl　　　　 ヽﾄl､∧
.　　　　//７ l //　/ 　 　 　 |　　ヽ　 　 /　 /　 　 ﾊ､＼
. 　 　 /　｜ !l/ﾍ/　 l　 l　 /l 　 l |,.　　A　/l ,　　　 | ￣｀
　　　/,　　ヽl/ 　 　 A ム./=! 　.Ｎ|　 /,ｚV=N 　 　 丶
.　　 { l|　　 ,l　　.　　lィiｱ )行V　|　V |ｲ_ﾉiｶk|　　ヽ、 |　　　　　　　　　　　　えぇ、まぁ・・・
　 　 ､lゝ　〈A　∧　 {､)Ｚ乏(　V |　 Vl_}乏ノ｜/N | ヽl
　　　 l　V　>ﾍ.| ､l　ヽ.　 　 　 ヽl　 ヽl　 ‐=彡l/.　|　 ｀　　　　　　　 　 　 　 あげちまったんで。
.　　　　　Ⅵ　 |ﾍl｀　　l 　 　 　 　 　 ,　　／ｱ　,|　|
　 　 　 　 ﾞｌヽ｜ l　ヽ｜　　　　 ,. -‐ﾞ， 　 ｲ　 ハ |　　 　 　 　 　 　 　 　 　 適当な刀でも良いんですがね。
　　　 　 　 　 ｖ{　　. Ｎ　､ 　 　 　 -‐　／/|　/　 ﾞl
　　　　　　　 /∧　 ﾄl　　 ＞　.　　　／／. l /
　　　　　 　 /´　ゝ/}　　　　　　｀ T从 |　　l′
　　　　　　　　　　｀ﾉ　　　　　　　 {　 ｀`
　　　　　　　　　 , '　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿_
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 ∠　-‐
　　　　　　_／　　　　　　　 __　 -―　´
　　　　　　　￣｀　ー―　 ´
 

　　＿＿＿＿＿＿＾ヽ＿__,､_,,_,,__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　｛ｌXXXXXXXXXX）ｌ｝:;;;;;)_ｿ _）_）;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ）
　　￣￣￣￣￣￣._ノ￣下､ｿﾉﾑつ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　）
　　　　　　　　　　　　 ／　'´
 

　　　　　信長はさっきとは打って変わって笑みを浮かべ、真に刀を渡す。
 

　　　　　　　　　　　　 　-　≦二 ヽ
　　　　　　　　　　　／／　　　　　ｿ　＜　￣　＞､
　　　　　　　　　 ／ /　　　 〃⌒こ√`Y⌒　ー-　＼
　　　　　　　　 /　 /　　　 /／　　　　　　　　 ＼　　 `ヽ
　　　　　　　　 {　 ,　　　／　　　　　　　　　　ヽ　ヽ　　　＼
　　　　　　　　 ヽ　　 ／　　　 /　 　 　 　 　 　}　 ト　　　　ヽ
　　　　　　　　　 ＼V ｨ　　　　j、　　　　　 }　 ﾊ 斗オ　 } 　 ﾄ
　　　　　　　　　　　Xy　　　　ハ　　 ﾊ　　ﾊ /´レ′|　/　　 ! }
　　　　　　　　　　〃个　　 ﾍ ｬ弋_ 丁j _ノ　' 征云ﾃ!ｲ　　　jリ　　　　　　　　　　　　　　んふっふっふ～・・・
　　　　　　　　　　|!. ｜　　 　トゝ,ィ秒'"　、　　　　　 ルﾍ ｲ ′
　　　　　　　　　　　　|　　 ﾍ 入 ゞ'´　　　　　　 　 　 ｲ 　　!　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 その顔が見たかった！
　　　　　　　　　　 　 乂　＼Ⅵﾊ　　 　 _ 　　 　′ 　 ﾊ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　ｰ┬ /∧　　　　　　　　 　 / ﾘ　 :ト 、　　　　　　　　　 　 　 　 余の秘蔵の実休光忠、お主にやる。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　! {　ゝ、　　　 　 　 ／!ｲ　　 |: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ!l ,j　{: : :ヽー　-‐ .´　,ｨル1　|: : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／:| /|　}: : ;ｨr‐┬┬一7/| |　　 |: : : : :.／
　　　　　　　　　　　　　 く: : :.ﾚi ! .j;_∠ﾉ//|　|/////!_!　 ﾙﾍ;_;_∠ -≦三≧､＿_＿_＿
　　　　　　　　_＿,..≦三三三ﾐ|!ﾚ'///ﾑ〈/|　|//／7 ﾉ //√{三三三≧'///////////7777ヽ
　　r＜777//////////////////／　　`ｰ一 '　 ル,ノ〈////i!///////////////////////}
　　|///////////////////ム／　　　　　　　　　　　ｰ弋//ji!///////////////////////|
　　|///////////////,．'　　　　　　　　 :;,:　　　　　　　　 　ヽ.//////////////////////ﾘ
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　　 V///////////〃　　　　　　　　 ヽ,/,＜　　　 　 　 　 　 ヽ Ⅷ//////////////////
　　rへ/////////,f′　　　　　　　　　 }i{　　　　　　　　　　　　 Yﾉ`ー＜////////////ハ
r‐く//////////ﾑ{　　　　　　　　　　　 i!{　　　　　　　　　　　　　}　　　　ヽﾑ//////////∧
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　　　　　　　　　　　　　l:::l　　l:::::::ヽ　　 ｒニニ=‐　　　＿」:::::::∠//':::::::::::::ﾄ､ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヽ|　　}::::::;::::ヽ　　-―　　　　 { ｒ l:::::; '― -二ﾆ_‐､i　`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::/|:::::::::ヽ　　　　　　　 l l l::; '　,.-‐ｧ _　　｀‐ﾆ_-､_
　　　　　　　　　　　　　　ｒ―/'"‐}::::::::ﾊ::ﾄ.　　　　　_. ﾍ l/ ∠._　'／　　　　　 `ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　', 「￣　 l:::::/　`ｌ `‐- , ''´　　 ', ',　 /ィ　＞　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　 ',', 　 　 !:/　　　　　　',　　　　l｜　 /''´　　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　',',　 　 l'　　　　　＿_ﾊ　　　｜l　　　　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　　　 ',',　　　　　　　 {　＿_ゝ- 一} }__... -‐　　￣￣￣｀`‐-
 

　　　　信長が好き好んで集めた光忠の中でも最も信長が愛した刀”実休光忠”
 

実休と交流のあった堺の商人らに鑑定させた位、執着した刀を気前良く差し出したのである。
 

　　　　　　,ゝ==.､
　　　　,, "　　　 ヾ.､
　　　 ,"　　　　 ,ゝ､j,ゝ､.
　　 /'　 　 　 ノ_厶､Yメ､ヽ､
　　 i! 　 　 , '.´,' ,ｨ : .　ﾞ､｀ヽ｀､
　　　ヽ　 /, ,　 ,' i　i!　　i､､ i:.iﾞ､
　　　　　ﾉ//,'.:i.iﾊ!i i! i､!| ﾍ!ﾉ.!:.∨
　　　　,ｲ人!ｨ三ﾇ､ﾘ!/!ｨ三ﾒ,ｨﾘ: ﾄ.､
　　 　 /!　,ﾊ'i|ﾟ::ciﾞ " ''i!ﾟ::｡i/ﾉ i!iヾ.i　　　　　　　　　　　　　　 　 お主がその刀を振るう限り、安泰である。
　　　 ,' i ,"'ﾄﾍﾞ¨¨　_'_　´¨´!'i　ﾘ!　i!
　　　 i! l　ﾄゝ,ゝ.　ヽ. ﾉ , ｲ､ﾉ,　,' 丿　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 これからも励むが良い。
　　　 ヽ乂ﾐﾞ〈:::::＞.､,ｨ.:i､:::::ノノ　'
　　　　_,=-､__７::/::::|i|::ﾒ､:〉_=‐ヾ.､_
　_,／｀ヾﾉ,」i!iフ｀¨¨｀´.　↓≠ゞ´ﾞヾ､
.《:::::::::::::::i!:::,ゝ'..　､　/＿__｀ヽﾉ::::::::::::
. 〉::::::ゝ､_!:/,ｨ=￢○´,ｨ　　｀ヾ､::,ﾌ:::::
.':::::::::,ﾒ'´7'´､　=,ﾞ○､´　, , ﾊ丿｀ヽ､::
:::::／　　乂 ﾊヽ ´厶､ ＿　／　　　 ｀
＜.　 　 　 ヾ=≠＝≠＝=〉　　 　　_
::::::ヽー‐､ ,ﾒi!O|ﾆXﾆ|O》::!　_,=＝'´:::
::"::;::::":::::,〉《O/ﾆXﾆiO》r'´.:::::::ゞ､::_;:
=≠.､::::::厶ヾﾒﾆXﾆﾆXﾒ::::iヾ::::::｀メ､
ゝ〃iヾﾙ7ヾﾒ＼　／./=|::::::::::::i::::::ノﾍ
ﾞ=彳' 》 )ﾊ(, ﾞ）｝｀´:::《 /ｰ≠ﾃ〒テ'ヾ
メ《ノ'i!ﾉ､i!ゞ､丿:::::::（( i!》ﾉﾊVﾒヾY《_ﾉ
:::〃ﾞ=''７Uヾ.､:::::::::／ゞ_）iﾒ ﾞ､）､　》乂
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:::::::::://　 　 , ﾞﾌゝ､ 　　 .∨:::::::｀::::::::
::::::://.:　　　 /:::::::ﾊ　　　:.∨:::::::::::::::
:::://.:　　　　,:::::::/:::i 　 　 :.∨:::::::::::::
://!:　　　　 ,:::::::':::::::! 　 　 ::.∨:::::::::::
'/:::!　　　　 ,:::::::::::::::::!　　　 :::.∨::::::::
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::ﾉ'￣ヾi 　 ,:::::i:::::::|::::::ﾍ　「￣‐ﾍ∨:::
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　　 ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー＝ニ;´＿:::::::｀ヽ､ ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ､ ＿＿.. -:::'´::::::::::::::　　:::ヽ}:::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ーｧ:...　 :::::::::..　　　::. .::.　:::/_
　　　　　　　　　　　　　　　　,r '´::::: 　.:::　.:　/::..::.ヽ::ヽ::::ヽヽ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　／イ::...::　 ／:/::::j::::l:::::';::ヽ::ヽ::::::::｀ヾヽ､
　　　　　　　　　　　　 　/.／:/:::::: .::/:::/:::::ｨ:::::|::::::l:::::';:::::';:::::::::::ヽ`ヽ
　　　　　　　　　　　　　'./:;イ::::::/.::/:::/l:::/ l::::ﾊ::::::ﾄ､::ﾄ;:::ﾄ;::::::::::ﾄヽ
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　　　　　　　　　　　　〃 /:::/::::l::::イィTラﾄｊ:::;' .ｌ:::/ イフTｿ:/:::::/:|　　　　　　　　　　　　　　・・・ははっ！！
　　　　　　　　　　 　 !' ./::;ィ:/:::ヽ;:ヽ｀￣ﾞ7:/　 l:;'　｀￣フ;:':::／lﾄ;!
　　　　　　　　　　　　　l::/ .|ﾄ;:::ﾄ;{ ト-ヽ　|/ 　 iﾘ　 ー;ﾆ':／　〃i!　　　　　　　　　　　　　　この刀に恥じぬ振る舞い、肝に銘じます。
　　　　　　　　　　　　　|;'　 l!ﾍ::|ｌ;トｒﾍ 　 　 ...-- .., ／''´,rrr'从
　　　　　　　　　　　　　|!　　　.ﾘ-ﾍ::ﾄ､ヽ､　　ー 　´ ,ｨ ´ l |ヽl ｀
　　　　　　　　　　　　　'　　　　ヽ　ヾ ヽ:| ｀丶__. -''´ |　 j j　j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　　.|　　　　　　 .|　//}/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヽ,-‐'､　　　　,...._　７/'/_
　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -ゝ｀ヽ　　 ｀ ー ┤:::::｀`ヽ;:::L__
　　　　　　　　　 　 _　-－''::::::::::7::∧:::ヽ 　 　　 |:::::::::::::::/;ィ:}､::｀:::‐- ､__
　　　　　　　 ,..-'"´:::::::::::::::::::::::/::/::::|＼:::ヽ　 　 l::::::::::::／∠::ﾄ､::::::::::::::::::::｀ ‐- ､
　　　　　　　 |:';:::::::::::::::::;r─'ﾌ::::/:::::j　　ヽ:ヽ. 　l::::::::::; ィヽノ::} 　ゝ-'､＿ノ:::::::::::::l
　　　　　　　 l::::';:::::;r'￣ 　　ｌ::::/:::::/　 　　`ﾄ'､ |::::::::/ /::::,. ､ﾉ　　　　　　ヽ::/:::::::|
　　　　　　　 |::::::∨　 l　i　 |::::j:::::/　　　　 j　| |:::／／／／__,__　 r　7　./ヽ:::::::::|
　　　　　　　 |:::::::l!　 ヾ､l　 |::/:::::l　　　　 /　 レ'　 '''´／-''／　|　.| /　/ / l::::::::::!
　　　　　　　r'二;:|　＼ ヽ　|/ヽ:/　　　　 l　　　　　　'´,-''´|＿_|　 ﾚ／／　 |:::::::/
　　　　　　　l-;-::;l　｀ヽヾ　l'　 {'　　　　 /　　　　　　　,二ﾆつ_｣　;　/ 　　　.|::::/
　　　　　　 //:::/ﾞ}　ヽ　ヽ}　　　ヽ　　,.ｲ　　　　　, -'´　_.. ┘ 　　| {　　　　 l:::|
　　　　 　 /ﾉ::/　{　　ヽ　 ﾍ　　　 ヽ':::::l　　　／´z;;='''"´　　　　 jl　　　　　 l:::|
　　　　　 l'::/´ 　.| 　　ヽ　ヽ　　／:::::::::|　.／'''"´　　　　　　 　 Уヽ＼ 　 　.ｌ::|
　　　　　 |/　 　 .|　　　 ヽ　|.／::::::::::::::::l''1　　　　　　　　　　　/ ゝ､｀ヽヽ 　.l::|
　　　　　 l' 　　　.|　　　　ゝ''´::::::::::::::::::::::l/　　　　　　　　　　 ,'　　 l ヽ ヽ　　ﾄj
　　　　　　　　　/　, , ィ´::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　　{　　　|　ｌ　　　 |
　　　　　　　　　l／//:::::::::::::::::::::::::::::::／　,r''''''''''''ヽ､　　　　　ヽ. 　 |　',　 　 .|
　　　　　　　　 / /　ｌ:::::::::::::::::::::::::::／─''´　　 i　 　 ｀ー----;'　 　.|　 ',　 　.|
　　　　　　　 　', 　　|:::::::::::::::::::::::; '　　　　‐─┼─‐　　　　　|　　　| 　 　 　.|
　　　　　　　　　ｌ　　.l::::::::::::::::::::/─┬‐ ､　　　|　　 , r──‐ '､　　 | 　 　 　 | 　 ,
　　　　　　　　　ゝ､　';:::::::::;;;:ｧ'´ 　 .l:l　　 ヽ＿＿__-'　　　　　　ヽ　 |　　　　　|／:|
　　　　　　　　　　　 ｀ヽ／　j　　　 l:l 　 /　　　　　　　　　　　　 | 　.l　　　　　/:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 l:l　／ 　　　　　　　　 　 　 　 ',　 l　　　 ／:::::::!
 

　　　　　　 　 ゝ≦⌒ヽ
　　　　　　　/ /　 , -､.},- ､
　　　　　　　ﾚ′ //i∨/∧ ｀＜ー- -､
　　　　　　　 .＞ー―- ー-＼､ ＼ﾉﾉ ∧
　　　 　 　.／　　　　　　　　　 ヽ 　' ,/　}
　　　　　 /　Y　　　　　　,　　　　∨∧ ソ
　　　　　 ﾚi .{　 ﾉiﾅﾅ∨ヽﾅﾅヽ|! .∨∧ ',
　　　　　　 Vヽ 1 ≡ 　　≡　　i∨i 　 ! .}ヽ　　　　　　　　　　　　　　六角から献上された綱切筑紫正恒で良ければ良いぞ。
.　　 　 　 　 /　.| 　 　 　 　 　 / 'ｿ 　/./　 ＼
　　　　　 　 |　.人　 ` ～'　　,/　 　 /ノ __＞´　　　　　　　　　　　　 誰も使わんし。
　　　　　　 /Vヽ　≧ｧzｧ=≦/　　 /､}ノ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わいー！！＞
　　　　　　/____.父,∠二二ヽ父ヾ ー｀
　　　　　　　 〈｛::.（＿_8.＿＿）:::::::｝〉
.　　 　 　 　／::::／}::｝X｛:::::::｛∧:::::＼
 

＼　　　　　　　　　　　　　　　　_ヽヽ ＿　 ,.r=､
　 ＼.　　　　　 　 　 　 　 ＞ ´　　ヾ!　　 ｀ ＜⌒',＿
　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　　　　　　　　 　 ヾ　}.　　　　　 ／　　　　／
＼　＼　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　 V__　 　 　 　 　 　 ／
　　　　＼..　　　/　　 /　 ﾒ､ /　　　　／　　　　',　/ ヾ i.　　　 　 　 ／
　　 　 　 　 　 /　　 /　 /　/ヽ　　,.ィヽ　　　　　∨/　K. 　 　 　 ／､　　　　　　　　　_ 　-‐ ´
　　　　　　　 / ,　　,'　 Vミ:.､!/　　 N　 ＼|. 　　　i/,　 !/　　　　　　　　　　　 -‐'"´
　　　　　　　 | ﾊ i　|　　抃芋ミ､　 | r≦手三　　 |/　ム
　　　　　　　 |' .〉|　|, -.{了::刃　ヽ.!　 {了:::刃　　 {　/:.ヽ.　　 　 　 　 　 -‐‐‐‐　"´　　　　　　　　　　　ぶっちゃけ配っておかないと
　　　　　　　　/´ﾄ./　,! ゞ赱ソ　 　 　 ゞ赱ソ　 　.∨:.:.:.:.ヽ
　　　 　 　 　 i　 i ,'　ﾊ ／ ）　r ,--- ｬ　　　|　　　|:.:ヽ:.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 他の家臣が大変！！！！！！！！！
　　　　　　　　',　{ }　! /　/　　V＿__.ﾉ,..--.<|　　 ﾘ:.:.:.:.:.:!
　　　　　　　　 }　｀　.V　/ ＞/:.:.:.:.:.:ミ:.:.:／/| 　 /:.ー- ''　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 だから受け取っておけ、なっ！！
　　　　　 (⌒ ´ 　 　 　 '／　ﾉｰ.:.ﾍ:.:.:.:.:.ヾ:.:.:|　/:.:.:|.　　　　　 　 　 ｀ﾞ　ｰ- ､_
　　　　　　 ⌒ヽ　　　　 　イ ､:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.',:.:ﾚ'￣´　　　 ＼　　　　　　　　　　｀ﾞ　ｰ-　_
　　　　　　　　　｀/ヽ＿＿ノ　 ）:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.}/　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　（_,　 ヽ　 て　}:.:.:.／ー-- ''.　 　 　 　 　 ＼ 　＼
　　　　　　　 　 　 {　　 ゞミ（　}イ　ノ:.:.:.:/
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　　　　　　　　　良いですのよ。
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　土地を与え過ぎる訳にもいかず、銭を始め茶器や武具での褒美が増える。
 

　　　　　　　　　　。 - ｡
　　　　　　　　｡ ﾟ　 　　 ＼　__　　　　　　　　 ,-‐　≧s｡
　　　 　 　 ／　　　　 ＞ ~ 　　　 ~ 　 ≧s｡ｭ　r　 ‐-､　 ＼　/
.　　　　 ／　 　 　.／　　 /　　　　　　　　　　　＞　　　.ヽ .∨
　　　　　　　 　 , '　　　 ./　　 　 　 　 　 　 ＼　　 ヽ　 　}. ｜
　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　.ヽ　 　∨ /　 l
　　rv'｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　 　∨　/　 　 　 .Y｀ ヽ
　　|　　　ゝA.{.　　　　| 　/i　　　　　　　 　 :l　　　　　　}／　　　 　r､|　　.|
.　八　　／　 }|　　 　 |. / .|　|　ﾄ､　 ﾄ､ . |ヽ|　　　.|　　 '三≧s｡　/　 ＼イ
　　 ｀¨7　 ／ |∧　|ヽ|/- .ﾚ' )ノ　＼|　ヽ|　l　　 　|.　　ト､i:i:i:i:i:iゝ｀ヽ　　＼
　　 ／　 /:::::/.　|イ.ｘ≠ミ　　 　 ｘ≠ミ　　/　　　..}　　,　|＼i:／:::::::::::'　　　〉
　　 〉　 /:::::/　　{　　　　　　　　　　　　　/　　　 /｀ヽ/ . |i:i:i|:::::::::::::::::::}.　 〈　　　　　　　　　　　　うむ！
.　 〈 　,ヘ／ 　.八 　　 　 ｬ' ￣ ｀ヽ　　 /　　　 /___丿／li:i:i:|::::::::。r≦≧=-ゝ
　　 ゝ' / 　　 　 /＼ 　　人___ 　 /　　/　　　 /:::::::::::{ ::::|i:i:i:|:.／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 また何かあれば呼ぶからな！！
.　　　 /　 　 　 /::::/ ＞　__　　　　。r/　　　../ :::::::: 人 ____／
　　　 { 　　 　 /＼{::::::::::::::::::::l ￣　／ ,　 　 /::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 勝吉は毎日来い！！
　　 　ヽ八　 / 　 .|::::::::::::::::::/＿／／（　ﾄ､/::::::::::::::::::::::::::'
.　　　　　　ゝ' 　 .人:::::::::::::/: : /／: : : ヽ|: :|::::::::::::::::::::::::丿
　　　　　 　 　 　 　 ＞─ ': : : : :{: : : : : : .丿:::::r---‐＜
　　　　　　 　 　 　 　 　 八＿ ＜￣￣　/:::::::/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧o=======lo:::::::{　/
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:::::::::::::}⌒)ﾉ　　　 |　　　 　 　 ｀¨¨⌒て::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::,V ＿__ヽ　　 ｰ＜r'￣LンУ　　　て::::八;;;;;ﾉ〉::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　ここに。
::::::::::/　l　｀￣｀i　 ′　　　　　　　 　 　 　 jﾉ 　 r' /:::::::::::::::::::::::
: -‐/　 {　　 　 |　|　　　 　＼　　 　 　 　 　 r─=ｲ::::::::::::::::::::::::::
　 /　　　, /　　|　　　　　　 　 ー-　　 　 　 ′　 .{:::::::::::ﾉ⌒ヽノ
. /　　　 　 ,　　|_　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 /　 ｀¨¨´
/　 　 　 　 ′ ｀ヽ ^　　　　　　　　　 　　/　 /
{ 　 　 　 　 ∧　 ､_ﾆ　＿＿_,　丶　　　 /
‘　　　 　　/ ∧　　ー─　　　　　　　／ 　/
/∧.　 　　{　/∧　　 　 　 　 　 　 ／　　/　　　　 　 　 　 ／
//∧　　　|　　 ∧　　　　 　 　 ／ 　　 /　　　　　　　　／
 

　　　　　　　　　　　　　帰蝶
 

　　　 　＿ﾉ: : : : : : : : :{: /:::/　　 　 /　　　　　　　 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　ノ⌒´: : : : : :／⌒::::::乂;_;(ノ　 　 /　　　　　　　 　て::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(: : : : : : : : : ノ::::::::::::::::/ ＿__ 　 　 　 　 ,　-───=ミ￣＼::::::::::::::::::::::::
ﾉ : : : : : : : /::::::::::::::::::::Ｖ/￣｀ヽ　　 　く/／￣￣｀ヽ///＞　)::::::::::::::::::::::
: : : : : : : : :{::::::::::::::::::::::::}＿___ ／／ 　 　ｰ====‐一 ￣　　｛::::/::::::::::::::::::　　　　　　　　　逃した魚は大きいとなりかねませんからな。
─==ミ:_:_:_:ゝ:::::::::::::::::/´￣／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V/:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'　 　{ｰ ´　　　　　　　丶 　 　 　 　 　 ﾉ:::::::::::::::::::::::　 　 　 　 　 　 真は義理や忠義を重んじる将。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{　　 ﾊ　 ヘ　　　　　　　 ＼＿ 　 　 　 ヽ:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 )ノ⌒ ｰイ　　　　　　　　　 勝吉は道理や本能を重きに置く猛将。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　＿ﾆ＿__　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 kノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.　　 V/＿＿　｀ヽ ＿　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 秀頼は恩と理解に深い知将で御座います。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,　　　　＿＿__ ￣　　　　　　　　　　　　 /⌒ヽ__／
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　/　　 人::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 ／　 ／　　)::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　(::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　/　 　 　 `
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼-‐‐‐- 　 　 　 　 　 -‐　´　　 　 /
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ､　　　￣￣ 　 　 　 　 　 　 /
:::::::::::::::::::::::::::::::::／￣￣　　 　 ｝　　　　　　 　 　 　 　 　 /
 

: : : : : : : : : : : : : : :／　　 　 　 　 　 ｀ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : (　　　 　 　 　 　 　 ﾉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : ノ　　　　　　　　　　 {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : 厂　 　 ,　　 　 　 　 　 乂: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : r' 　　 ／　 　 　 　 　 　 　 て: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : ノ　　／　　　　＿__　　 　　 　 ｀¨¨): : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : :r=彡　 ／　　　　　　＿＿＿＿＿__　　 ￣￣＼: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :/　 　／　　　．≦ 三三三三三三三三ニ=─‐=ミ:_: : : : : : : : : : : : : : :
: : : ノ 　 　 　 ．≦三三三三三三三ニ==ミ三三三三У ヽ: : : : : : : : : : : : : :　　　　　　　　羽柴を害せば牙を剥きましょう。
::／, 　-‐=≦三／￣乂:::::’:::::/ 　 　 　 　 ノ三三三／ 　 ﾉ: : : : : : : : : : : : : :
　 /三三三ニく＿　　　 ｰ=彡　　　 -‐＜三三三／　 　 (: :/: : : : : : : : : : : : :　　　　　　　　そういう性分です。
〃￣二二＿　　 　　　￣￣￣　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 V/: : : : : /: : : : : : :
.　　､　　　　　　　 　 ￣　　　　　　　　 　 　 ー─- -　　　 ＼: : :／: : : : : ノ: :　　　　　　 　 あの若子は。
　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　jノ: : : : : :从 : : :
　　 　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′: : : : /　|: : :
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　{: : : : : : (　 |: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / 　　/: : : : : ノ　./: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〃 : : ／ /　/: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／/ : : : { k/／: : : : : :
 

　　　　　 　 　 　 　 {:: :: :: :: :: :: ::_::ﾉ　　 　く:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　 　 　 　 　 .．ゝ:: :: :: :: :: ﾉ　/ 　 　 r':: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　 　 　 ／:: :: :: :: :: :: ; ´ 　/　　／ ヽ_::_::_:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　　　　{:: :: :: :: :: :: ::_:{　 ヽ　 ィ　　　　　　`､_::_:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　 　 _ノ:: :: :: :: :: :: ::}く｀ﾏ7'　`'＜￣ 仡心､　　 }:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::　　　　　　　　　　　　道三であれば、見事乗りこなしましたぞ。
　　　　　　/:: :: :: :: :: :: :: ::./　　/　 　 　 　 　 　 　 　 'ｰ､:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　 　 　 　 ヽ:: :: :: :: :: :: :: ::!`´ /　　　　　　｀　 .＿ ノ　　 }ﾍ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　r‐':: :: :: :: :: :: :: :::|.　/　　　　　　　　　　　　　　'　 ﾊ､:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　 　 　 r':: :: :::: :: :: :: :: :: : l　ヽ　 ､　　　　　　　　　 　 　 r ´__ﾘヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　 　 　 }: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :.　 　_　　　　　 　 　 ／　　　 {_ノ　. ::' :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　 ノ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :.　　ｰ＝＝ = ｧ　　' 　 　 　 ｨゝ::´:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　 　 (:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.|　 ｀　￣ 　 ´ 　　ｌ 　 　 ／/{:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　 ｀Y:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :| 　 　 　 　 　 　 　 .． ´　/　`ｰ-､:: :: :: ＞‐ ＜:: :: :: :: :: ::
　　　　　7:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::{　　　　　　　　.． ´　 　 /　　 　 ﾑ　´　　 　 　 ｀ヽ､:: :: ::
　　　 　/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::｀ヽ ー--‐　´　　　 　 /　 .． ´　　　　　　　　　　　 ＼:: ::
　 　 　 {:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＞ 个　-‐ ´　　　　　ム ´　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ::
　　　　 　 ､:: :: :: :: :: :: :: :／　　 |　　 　 　 　 .　´
　　　 　 　 ｀Y:: :: :: :: :／　　　　{　　 　 　 ／
　　　　　　 　'. :: :: ／　　 　 　 , ! 　 　 ／
　　 　 　 　 　 ゝ ´　　　　　／　| 　.／
　　　　　　　 /　 　 　 　 ／　　 ' ／
 

　　　　　　　　,. ～_,,l::7,,_
　　　　　_ノ⌒::::::::::::::::::::::｀':⌒ヽ._
　　　　r'::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::ヽ
　　　_/:::::(:::::::::::::::::;:;八:::::::::::::::::::::八
　　 (:::::::::::Y:::::::::::__/u. ｀ヾ､::::::::::::::::∧
　　人::::::::::乂:::ノ＼ 　 u ／ヾ;:::::::::::::::!
　 {:::::::::::::::::::::Y　●　 　　●　∨::::::::::',　　　　　　　　　　謀反起こされますよ？？？
　 ∨:::::::::::::::{_l -‐　､_,､_,　‐-　l_}:::::::ノ
　　 ＼::::::::::::;∧u 　 ゝ丿　u 人-､ノ
　　　　＞::::::{　 ＞.,__　__,　ィ´　}ilil＼
　　　 i´::::;;;;人＿＿__∨_＿＿_人／ ﾍ
　　　 ｀ヾ(　{ililililil|　 　| 　　.|ililililil ゝ　i
　　　　　　　＼　￣￣)　　.Φililiﾘ (__ノ
 

　　　　　　　,. ～_,,l::7,,_
　　　　　_ノ⌒::::::::::::::::::::::｀':⌒ヽ._
　　　　r'::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::ヽ
　　　_/:::::(:::::::::::::::::;:;八:::::::::::::::::::::八
　　 (:::::::::::Y:::::::::::__/　 ｀ヾ､::::::::::::::::∧
　　人::::::::::乂:::ノ＼　　　／ヾ;::::::::::::::::ヽ
　 {:::::::::::::::::::::Y　●　 　　●　∨::::/＾i::ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　ないない。
　 ∨:::::::::::::::{_l -‐　､_,､_,　‐-　l_}:/ 　|／)
　　 ＼::::::::::::;∧　　 ゝ丿　　 人/＼ミ　/　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 無いですぞｗｗｗ
　　　　＞::::::{　 ＞.,__　__,　ィ´　}il／lilil/　 　))
　　　 i´::::;;;;人＿＿__∨_＿＿_人ilil／
　　　 ｀ヾ(　{ililililil|　 　| 　　.|ililililil
　　　　　　　＼　￣￣)　　 Φililiﾘ
 

／二二二二二二二二二二二二二二二/二二二二二二二｀ヽ､
二二二二二二二二二二二二二二二二{二二二二二二二二二＼
二二二二二二二二二二二二二,｡・´⌒｀ヽ､二二二二二二二二二＼
二二二二二二二二二二二,｡・'´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i｀'ヽ､二二二二二二二二ヽ
二二二二二二二二二,｡・'´:i:i:i:i:j;j｡-'´⌒｀'ヾ､_:i:i:i:｀ヽ､二二二二二二二',
二二二二二二二,｡・'´:i:i:i:i:j｡・'´　　　　　　　} }｀ヾ､:i:i:i:＼二二二二二二=,
二二二二二二／i:i:i:i:j｡・'´　　　　　　　　　　l l　　 ｀ヾ､:i:i｀ヽ､二二二二二',
二二二二二／:i:ij｡・'´　　　　　　l 　 　 　 　 l l　　　ヽ, ｀ヾ､:i:iヽ､二二二二=,
二二二二／:i:／　　　　　　　　　|　　　　　　l l　　　　 ヽ　　＼:i:i＼二二二'/
二二二／:i:／ /　　　 　 　 　 　 |　　　　　　l l　　　　　 ',　　　＼:i:i∨ﾆﾆ=/
二二／:i:／　 /　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　l/　　　　 　 ',　　ヽ　∨i}､二/
二／:i:／/　　l　　　　　　　 　 　 |　　　　　 /　　　　　　　l　　　',　∨∧i/
／:i:／　 l　　 l　　　　　　　∧ 　 | 　 　 　 /　　　 ー-----―'　',　 ∨i/
:i:／　 　 l　　 |　　 ￣￣￣￣￣　/　　　　　　　　　 　 ∧ l､. 　　', 　 Y
/　　　　 l　　 |　　　　　　/ 　 }　/ }　　　　 /l.　 ∧　 /　∨ ',　　 ', 　 }ヽ,
　　 /　　l　　/l　 　 /}.　/　　 | /　|　　　 ./.｜ /　,ィfチ示=､|　　 l､　,'､　',
　／l　　 | ／　l　　=＝示元心ミ､｜　　 /　 l /　　 ∨しリ　 |　　 | ∨ ヽ　,　　　　　　　　　　　　！？
/　./　　 |'　　　　　/　　∨し'ソ 　 |　 ／　　.|'　　　　ゞ-´ 　 |　　 | 　 　 ヽ ',
　　l　　　　 　 　 ∨,　 　 ゞ-'´　　 |／　　　　　　　　　　　　/|　　 |ヽ,　　　ヾ､
　　|　　　　　　　/} .} /:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/　/｜ ∧|　 ヽ　　 } }
　　|　　　　　 　 { Vt, /:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/:/　/　.| /　'|　　 ヽ　 | |
　　|　　　　　 　 |　} }　し　　　　　　 　 　 　 　 　 　 u　 /　　|'　　 }ヽ,　　ヽ' ﾉ
'ヽ､|　　　　　 　 |､ } l　　　　　 r -　､　　　　　　　　 　 /　 　 　 　 |　 V／／
ﾆ=:j､　　　 　 　 | '/ﾉ　 U　　　ゝ､　　￣｀　ﾌ　　　 　 /l 　 　 　 　 |　　ゝ'
=ﾆj }　　　　　　 |//｀ヽ､　　　　　 ｀ ―― ´　　　　／.｜　　　 　 ./　　 ∨
ニ｛ }　　　 　 　 |/　　　 ｀ヽ､　　　　　　　　　　 ／::::::: |　　　　　/
=ﾆ| }　　　　　　 |＼　　　　　 ｀ヽ､ 　 　 　 　 ／ヽ;:::::::::|　 　 　 /､
=ﾆ|ﾍ,　 　 l　 　 |　 ＼　　　　　 　 ｀＞､ , ・ ´ニ=∧::::::|　　 　./ニヽ,
=ﾆ| ∧　　{､　 {､ヽ, 　 ＼　　　　　r´　 ∨ニニニ=∧::_|　　　/二二∧
=ﾆ| {:∧　 V,　 {:＼ゝ　　 ＼　　／　　　 ∨ニニj｡・'´:: |　　./二二二∧
{~`| |:::∧　 ヽ,　}-.､_　　　　 ￣　　　　　　j｡・'´::::::::::::::: |　 /ヽ;二二二∧
|::: | |:::::∧　 } ゝ'::::::::｀ヽ､_ 　 ／⌒＼_｡・'´::::::::::::::::::::::::::|／:::::::}二二ﾆﾆ∧
|::: |/::::::::∧　';:::ﾍ;:::::::::::::::::｀'l´／⌒ヽ }:::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::: l二二二二ヽ,
';::::|::::::::::::::::＼}:::::::::::::::::::::::::::{ {:::::::::::::} }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|二二二二二,
:ヽ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ,ヽ;::::::://::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|二二二二ﾆﾆ,
:::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ゞ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|二二二二二ﾆ,　　　　　※偶々ついてきていた
 

　　　　　　　　　　余計な事を言って殴られるまで五秒前の真
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,.「｀i_,. へ､__
　　　　　　　 　 　　　　　_ノ⌒:::::｀:::::::::::::::::::::::.｀ヽへ.
　　　　　　　　　　　　　r' ::::::::::::::::::::::;iﾍ､::::::::::::::::::::..　ヽ
　　　　　　　　　　　　 人　､::::く`'´`′　`ﾌ::::::::::::::::::::.:. `ｰﾍ.
　　　　　　　　　　　 〈　:::ヽ(`ｰ'´　ﾉ　　　 ＼:::::::::::::::::::.:.:. 　 L
　　　　　　r‐'⌒'ｰ'フ'′:::::::)i￢ｭl　 l＜ニiﾕ L::::::::::::::::.:.:.:.:..　 lへ､_　　　　　　　　　　　　信長様も丸くなりましたな。
　　　　　 ﾉ　　　 .:::::::::::::::::::|-‐　//　 ー- .._,.　`ﾌ:::::::::::::::::.:.:.:...　　└へ
　　 　　〔　　　.:::::::::::::::::::::::::|　　l, ､　　　　　 /　}::::ﾍ:::::::::::::.:.:.:.:.:.:.　　　く_　　　　　　　　  やらかした文官らの一族を殺さぬとは。
　　　　 ﾉ　　 :::::::::::::::::::::::::::::l　 F＝＝-､　　l:　└'ソ:::::::::::::::::::::.:.:.:.:　　　 L
　　　f′　　..:::::::::::::::::::::::::::::::l.　ﾚｰ-‐‐､| 　 l　 ｲ´:::::::::::::::::::::::::::::.:.:.::.:.　　 /　　　　　　　 前なら殺してましたぞ？
　　　ﾌ　　..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l.└- --‐′　 ／ ＼::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.　 く
　　く　　　::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;L_...二...____,..ｨ'　　　く:::::::::::;;;;;;;;;;;;:::::.:.:.:.:.:..　 ﾉ
　　　＞ :::::::::::::／￣￣. -…‐-ﾄ､::::::::::　　l　　　　 ﾚ''"´　　　 ｀ヽ;:::.:.:　 ぐ
　　　ヽ ;;: -‐'ﾌ|　　　 il|||i!--‐ｲ　l;::::　　 /　　　　/""　　　　ｨ-三l'''ー- .,ﾑ._
 

::::::::::＼: : : : : :/:::::::乂::::::::::::ノ　　`ｰ=彡' ＼): : : : : : : : : : :
:::::::::::::::｀⌒ー'::::::::/　 )ノ￣　 　 ／ 　　　 /: : : : : : : : : : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::／マﾆヽ　　　／　　　　　｛: : : : : : : : : : : : :
:::::::::::::::::::::::::::::/　 　 ｀く::V　　　　　　　　　￣): : : : : : : : : :
::::::::::::::::::::::::: /　-─　／ｰ=く＿＿＿_　 　　(: : : : : : : : : : :
＿＿_:::::::::: / 　 　 ／　／　　＼三三＼　 　 ｀ヽ:_:_:_:_ノ⌒　　　　　　　　？？？
　　　 ＼:::::'　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼　 ＼＼＿_ノ::::::::::::::::::::
　　　　　V 　　i _ ／　　　 　 　 　 　 く::::>∧::::::::::::::::::::::::::::
.　　　　 /　　　}　　　　　　　　 丶　 　 ￣￣ ＼::::::::::::::::::::::
　　　　 ′　 　 　ヽ　　　　　　　　ヽ　　　　　 ノ::::::::::::::::::::::
　　　 .'　　　ﾏ＼　　　　　 　 　 　 　 ー‐　　{:::::::::::::::::::::::::::
　 　 /　　　＼＼＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,J::::::::::::::::::::::::::
　 ／　　 　 　 ＼｀"ヽ　　 　 ─　 　 　 　 人;;;;;;;::::::::::::::::::::
. ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｰ┘/:::::::::::::::::::::
/　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　 ＜⌒ー＝彡::::::::::::::::::::::
 

　　　　　　　　　　　　　 -――-　､　-―
　　　　　　　　　 　 ／'ﾞ⌒　 　'ﾞ´)ﾉ　　　　　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　　　,　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　{　　 　 ,　　　　 　 　 　 ′
　　　　　　　　　　　 〃　　/ 　 ! 　{　　 ヽ ′　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　　 ﾉ　/ 　,斗-┼- ミ } ！　　 {　　　　 　 }i
　　 　 　 　 　 　 /rｧ'ﾞ　 i{　　　{＼{＼　 ハ !　 　 |　 　 　 　 }i
　　　　　　　　　/　′ γ⌒　　{　 x笊示ミｘ　　　 　 　 　 　 }i
　　　　　　　　　　,′　　,}　}{　 { 〃　{し,ﾊ　l　ﾊ　{　　　　 　 ﾊ
　　　　　　　　　　{　|　| |lﾊ八　{　 　 乂ソ　}/　　；^ヽ　　　 ,:: |　　　　　　　事を起こした奴らは処刑。
　　　　　　　　　　}　|　| | r笊ﾄヽ 　 　 　 　 ; / 　 }　 }　　　,:::: |
　　　　　　　　　 八 |　| |:,　ゞ}　　 　 　 　 //　　/_,ノ　　 ノ ::: |　　　　　　　じゃが、咎が無い者らは追い出して終い。
　 　 　 　 　 　 /　 ﾊrﾍﾊ:， 〈　　 　 __　 / '　　/,､,､　rf:::}i::::::: |
　　　　　　　　　　 　 } }i　圦　　 ´　　　, 　 　 / 　 /ﾊlﾉ::八::::: |　　　　　　　生きていれば何時の日か報われると思ったのである。
　　　　　　　　　　　 八} 　 介　 　 　 ノ_八　/x'ﾞ´”^i{'^´　 厂｢
　　　 　 　 　 　 　 /　 } ／}ﾉ　　 `ー=ﾆｱ )/::::::::::::::人___ /:::/^ｰ=
　　　　　　　　　　 　 ノ　 　 　 　 　 　 　 ｲ ! :::::::::: }ｱ'ﾞ　/:::/　　　　　 〕
　　　　　　　　　　　　　 　 /^ｰｧｒ=ﾆ二 ＿} | :::::: ／'＾ｰ/:::/…ｧ‐zｧ=rく
　　　　　　　　　　　　　厂””¨ﾌ 7^７^｢ ｝/} |__／::::::::::/:: /　 /　 /　;　}ﾊ
　　　　　　　　　　　　　ゝ-=ｧ'ﾞ_/　 {__厂　j_,ハ ,::f´＾ {＿{　,　　, 　 ,: ！ }
　　　　　　　　　　　　　ゝ,_入{___ 厂　　　　 　 V,:ゝ_人__／__／___,ﾊ__j_人
　　　　　　　　　　r‐::'ﾞ´::::::／{　,　　　 ／＾{　　 V,:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈
　　　　　　　　 　 ;:::::::::::;　　　V___,.　　　　 ゝ, 　 V,::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::，
　　　　　　　　 　ﾉ::::::::::{　　　o{　　　　　　　　`^ｰ=i{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}!
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 rv┐
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: : : : /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::人_Y　　 　 　 {　　　}ノ::::(:_:_:_:ノj
: : : : )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ｰ　　　_ 」　 ヽ,::::::::::::::::::::::/　　　　　 　 　 　 　 　 　 長政殿も信長様の事を笑ってみておられますよ。
:_:_厂::::::::::::::::::::::::: ／¨¨⌒^| ∧　　-　一　 /:::::::::::::::::::::f⌒ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::: /{ 　　〈＿| 　 ＼ 　￣ 　/￣￣＼:::::::::::::::::ﾉ　　　　　　　　　 　 　 民への優しさがあれば安泰だと。
:::::::::::::::::::::::＿＿{. ＼　　＼}.　　　　 ｰ─ｲ＼　　　 ＼:::::::::/
:::::::::::: , ＜＿　　＼　＼ 　 ＼　 ＼ 　 　 |. 　＼　 　　ヽrく
::::::::／/////＼. 　 ＼　＼　　＼　　　　 ′　　‘,　　 　 }　|＼
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::::::V////＞──‐==ミ///∧　　　　　　｀¨¨¨T´＿__　////　　＼ 　 ‘,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-====ミ ､　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　＞-/ へ＼　 ＼　 _へ＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ '　　　／　／　　　　　　 ＼　 ＼　＼７　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　　 ／　／'　 ｉ　　 ｉ| ､ 　 　 ＼　　　　ヽ,） ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 V　 　 '　,　 /　　 |　　 ||　＼　　　 ヽ　　　　∨
.　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /／/　/　　　j! |　斗――､　　　 ，　　　 V'　 j
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 '　 / 　　' ＿/'l :l 　 |i,x斧芋ミ　　 ’　ｉ　　 }i 〉/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　/　　/ 　 /　|/|　 从 　 ）しﾘY 　 i　|_　　|l /　　　　　　　　　　　是非もなし、か。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　　 {　ｘ斧示 |／　　　ゝ　´ i 　 从|ﾍ Y'Ⅳ＼
.　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 从　 从 {　vソ　　 　 　 　 　 ﾉｲ /'　j　 ﾉ/:＼:.:＼　　　　　 　 　 死んだ者は語らぬが生きてる者は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　 　ﾊ 　　　 '　　　　　 ／　|　　 八' /_|:. : ＼:. ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 八　 / ∧　　　 　 　　　'　　　|j　 ∧　く⌒:.V＼):. /　　　　　　 お互いに語りあえれる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　//∨ /'　 ､　　 ´　　 　 　 　 从　{　Y从ヽ:. ＼彡'
　　　　　　　　　　　　　　 へ　　 　 , / 　 ,　　　 ＼　　　　　　　／/　　　 |/　　〉:. : 〉
　　　　　　　　　　へ　　 {　　', 　　 {ハ　 ｉ　　　　　　 ､　　　 イ= /　/ |==|　　/:. :./
　　　　　　　　　　{　 ＼ﾊ　　 乂　　'⌒） |　＿_＿ 　 　 ¨〔 | /:. /／八|__人　 {:_:ノ
　　　　　　　　　　乂　ﾍ　（Vヽrv　　／ ニ乂＿　 ＼__　 ﾉ | |:.／:. :. :. :. 　ニYク―― ----- ､
　　　　　　　　　　／〉　{　　　　　　＞''　　 ＼ 　 ＞― { {:| | |-:＞　 ,,　 ⌒ｉ |:.＼＿＿ 斗――ﾍ
　　　　　　　　 　 {:. ＼人＿ﾉ⌒）''　　　　　　 ＼ー､／ Ⅵ/ / ／￣　　 　 | |:／　　/　/　　　　 }i
　　　　　　 　 　 人＼:.＼ ＞　/　　こ ､　　　　　 ＜ __　`へ,/―‐ 　 　 　 |/ _, 　 /　/　　　　　ハ
　　　　　　　　　 〉: ＼＼:.）　 （　／） 　 ＼ 　 `　＼＼　`つ　　 　 　 　 　 |へ___,/}　　　 　 　 /　 }
　　　　　　　　／:.Ⅵ:. ＼＼--＜＿＞＜ メ ヽ.　ト　＼＼　　　　　　　　 　 ヽ∨:. :.――=ミ彡':. ⌒ヽ
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　　　　　　 ゞ　､..　ヾ}!:.:.!　ﾚ､　＜.:.:.:.:.:.::.:＼__￣ ｀ヾ<i!　/,　,.　 　 /./　 / | ,!　i .}
　　　　　　_＞　＞　､一　 {　',　　｀ｰ-- ､.:.:.:.:.:.｀ｰ-- {.,´{／! ,/./i!{-.{ ./,.ﾆ､.}./ﾚ､
　　　､ｰ- ＼　 ゝ .､→　{｀ヽ　 }＼ 　　　 ￣　 r- ､ﾆ´ ,/　 i/,ｨｔﾐ.､　ﾚ　{:ﾘ ソ 　 ',　　　　　　　　　　　さて。
　 　 ,ィ｀　く´　　　 ヽ,　 i!　 　 リ:.:ヽ　　　　　/:.:./, -.､＼.; i!《 ﾏｿ 　 　 ,.　 ; ,　　 V
　　　＞ ー --　　 　ｒ‐‐-　 //:.:.:.:.:.:'.,　 　 ,ｨ:.:.,//:.:.:.:.:.:.:ﾉ ﾘ.､　　　 ,　 ｨ　/ﾘ　, /, !　　　　　　　　　　犬の奴を弄ってくるかのう。
　 ｒ ､　 　　　＞ ´￣ゝ､ 　 //.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ 一.:.:.:.:.¨.:.:.:.:.:∠ン'Ⅵ　 ､　｀　.／,ｲ.,ノｲ }/
　 ゝ,＿￣ ー ´　　　 ,ｨ´　.{ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾚ,:.:.｀i｀¨.:.:.,/／≧
　,ｨ - ."´,,...ﾆｰ三‐ ､ ー- ,'.,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ｨ"´＼{/´,　':.:.:.:.:.:!}　　　, v´{ ,ィ
　｀フ¨７/ ./´7 　 　 ! .{　 ﾉﾉ;,..ィ ﾆ --＜ ￣ ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.__,ノ　　　　　 ヽ:.:.:.:.:.:.:.{　,ィ"　,／　｀７
　　ｰ ´ 'イ　/ 　,ｨ　ﾊ, ',.ｰ ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:.ヽ.　 ゝ､:／_,,ィ" ⌒ヽ　 ,ィ´';.:.:.:.:.:.:ヾ´.:.:ヽ,イ:´｀ヽｰ ィ
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　　　　　　　　　　　信長の変化を帰蝶は冷静に判断し、静観した。
 

　　　覇か王の道のどちらに傾くのか・・・その結果が天下に影響を及ぼすのかを。
 

――長浜城
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨzzｭ　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 rz≦≧zｭ　　　　　/rｰﾞr
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 rzzzzzzzzｧ　　　　ｨ≦≧zｧ
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　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　rzzz癶zzzzzzx`ｉ＿/二二二二/ZZZZZZZZZZ圦＿＿ﾊZZZZZZZZ
　　　　　　　　　　　　　,ｨ癶ﾆﾆヽﾞﾞﾞl^^^^^^^^^^'l`|ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ:|^^^^^^^^^^^^^^^^|ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
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＿_rzzzzzzzzzzzzzzｭ_|────j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |::j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　_ -─‐- _
　　　　　　　　　　　　｢ Iニニニﾆ=＜　{ ／＞-=ﾆニニ｢¨I
　　　　　　　　　　　　|　|ニニﾆ＞-　 ￣￣　 ‐＜-ﾆニ|　|
　　　　　　　　　　　　|　|ﾆj>'´　　　　　　　　　　　｀'寸/　|
　　　　　　　　　　　　∨／　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ハ
　　　　　　　　　 　 　 / /　　　　/　　　 　 |　　　　　 　 ∨‘，
　　　　　　　　　　　　'　　　　　 ,′　　 　 ｜｜　　 　 　 |　 |
　　　　　　　　　　　/　/　　 |　 |　 　 　 　 　 |　　　　 　 |/| |
　　　　　　　　　　　|∨|　　 i|　八　　　 　 　 ﾊ　 |　　　　V　|
　　　　　　　　　　　| |｜　 八 |　 ∨　　 　 / ｜八 / /　 |
　　　　　　　　　　　| |｜　 |‐''⌒｀`∨　　V -'''|/-|/|/　　|　 |
　　　　　　　　　　　| |八　 |ｨ灯尤ミ V 人|,斗ｬ示x､|　　｜
　　　　　　　　　　　| | 　＼ ﾄ 乂ソ 　 |/　　 乂ソ 'ﾞﾘ　ﾉ｜　 |‘，　　　　　　　　　　　　柳生の手本とすべき最後でした。
　　　　　　　　　　　|｜ 　 |ヾ　　 　 　 , 　 　 　 　 /／　|: 　 |
　　　　　　　　　　　|｜ 　 |、　　　　　　 　 　 　 ／/　　|: :　 |　 ‘，　　　　　　　　　　 奥方様は柳生の方でもお世話いたします。
　　　　　　　　　　 /　|　　圦、 　 　 、 　 _　　 　 /　　 |: : :　|、
　　　　　　　　　　'　. :|　　|: : ＼　　　　　　　　／ :　　 |: : :　 | V 　‘，　　　　　　　 　 産まれてきた子も後継者としてお育てしますわ。
　　　　　　　　 /　/: :｜　 |: : : : 〕>､　 　 　 イ_: : :　　 | : : :　 |　V
　　　　　　　　'　 '|: : : |　　|: : ＼〕／＞＜＼／〉: :　　 |: : : :　 |　 V 　‘，
　　　　　　　/　/｜: : :|　　∨ : : 〕＿＿＿＿／: :/:　　|: : : : :　|　　V
　　　　　 　 |　 |　|／Ｙ|　　 ∨／Lﾆ／＼ニ｣＼/　　　|: ; -､　｜　　Ｖ　 ‘，
　　　　　_,,..-=ﾆﾆ/　/:_|　　　∨　〈_ノ▽、_〉　 /　　　 |ｰﾍ　ﾏニﾆ=- }　 　 ',
　　　　/ﾆニニﾆ/　/´｜　　　 V　　|　　 |　　 |　　　　|　　|　|ニニニ‐_　　 }
　　　 ─ニニﾆ/　/' 　 |　 　 　 |｀´｜ 　 |　｀´|　　　　|　　|　|ニニニﾆ-_　/
　　 /ﾆニニﾆ/　/ 〉　　|　 　 　 }　　＼／　　｜　　　 |　〈∧ ∨ニニﾆﾆ∨
　　 |ニニニ/　/ /　 　ﾉ〉　　　/　　　 　 　 　 |　　　　|　 V∧ ∨ﾆニニﾆ|
　　人ニニ/　/ /　|　/　　 　 /　 　 　 　 　 　 |　　 　 |　　V∧　｀''＜＞'⌒>
　 〈　　￣　 / / _／V　　　//　　 　 　 　 　 　 |　　 　 |　＼V∧＞──＜
　　/￣￣￣／|」== |　　 /|/└┐　　∨　┌ヘ| ﾊ　 　 |ヘ-∨＼＼　　／ 〉
　 〈──＜　　////|　　 {//＼└┐ /　 r┘イ|//|　　八/＼∨/＼ ￣ ／
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　柳生厳勝
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ニニ=‐　　‐===‐　‐=ニニニ.∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"-===-　　　　　　 "''＜ニニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　　⌒“''*､　　　　 ＼ニ|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　/　　　　　　 　 ＼　　　　 `、 /
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　/　/　　　　　　　　 　 `、　　 　 ∨/
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　| 　 ∨/　　∧　　　　 V /
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 |　　　　 |　　 ∨/　　　　　　 　 V
　　　 　 　 　 　 　 　 ∥　　　/　　　.|　　　　 |　　　 '，　　　}　　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 　 |i　　　/　　　　|　　　　 |　　　 　 　 　 |　/　/　ﾊ
　　　　　　 　 　 　 　 |i　 　 |　.|　 　 !　　 　 人　　　 | 　 　 |　 ／　/ }
　　　　　　 　 　 　 　 |i　 　 | 从　　人　　 　 | ＼　　.!　　　.|／　 ./|
　　　　　　　　　　 　 八　　 | ｆ´垰芯　＼　　 ｆ斥 ＼ |　　　.′　 /. |　|
　　　　　　　　　　　 　 /＼.∧ゝ乂ｒソ　　.＼　| V以ソ　　　/}　／　.!　!　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・。
　　　　　　 　 　 　 　 /　　.＼'， ¨´　　,　 　 ｀　 ¨¨´ |　　 /ﾘ　|
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ハ ∧　　　　 　 　 　 　 　 |　　／　 |　　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　戦場にはもう立たせぬと？
　　　　　　　　　　　/　　/　 }　 }h､ 　　　＿　　　　　ィ　 ′　　|　　 |　|
　　　　 　 　 　 　 /　　/　 /|　 |　 ｝ｈ､　　　　。r≦.　 /　　 　 |　　 |　|
　　　　　　　　　／ r.＼　 /..|　 |　rく　 |　　´　　　　| / 〉　　　 |　　 |　|
　　　　　　　 ／　　{＼::》 ￣|　 |＾ ∨廴 ＿＿　　 イ/ /ｈ､　　 {　　 {　{
　　　　 　 ／　　／＼: ＼　 |　　 　 ＼　|　 |　}　{　{{./　　　≧s｡　 ィi〔⌒}
　　　　 ／　　／‐=ニ.＼/　.| /∧　　／＾＼ -=≦ .|`、　　　　 ／::::::＞''"
　　　／　　／/＼‐=ニﾆ}　 八　　》 (ノ(　）　）　　　 ） ＼　　　《､丶`ニ=∧
　 ／　　／　 {‐= ＼‐／　 /　　／　《::::::}　　　　 ／　　　)　　/ニニニ=‐.∧
　(　　／　 　 |‐=ﾆ＞''"　 〈　／　　　∨ﾉ　　　／　　　／　　 {ニ＞''"⌒ニ/
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣
　　　　　　　　　　　,. :´: : : : : : : : : : : : :｀: .､
　　　　　　　　　　 ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :'.
　　　　　　　　　': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　　　　 　 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　　　　 　 |: : : : : : : : : : : : : : : : : /: : |: :从　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この子が元服する頃には世は平和。
　　　　　　　　　:.: : : ::::.. : : : : : : :/: : :/: :∨:ｲﾘ
　　　　　　　　 　 ,: : : : : : : : : : :/ : : : : : : ∨/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 羽柴様を支えるのに学があれば
　　　　　　　　　　 ､: : : : : : : : : : : : : : : : :./
　　　　　　　　　 　 ∨: : : : : : : :/: :/: /: :/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 必ずや力になる事でしょう。
　　　　　　　　　　＿∨: ｲ: :/: /}:イ|:/|: /＿
　　　　　　　 　/くﾆﾆ|∨ ∨∨／ / ／ニニ＞､
　　　　　　 　 /ニ｀ニニニニニニ´ニニニニﾆﾉ
　　　　　　 　 {ニニニニニニニニニニ＞ニニ＼
　　　　　　 ／∨ニニニニニニニニ／ニニニニ∧
　　　　 　 ,'ニﾆ＼ニニニニニﾆﾆ／ニニニニニﾆ∧
　　　　 　 |ニニニ＼ニニニニ／ニニニニニニニﾆ|
　　　　 　 |ニニニニ＞ニニ＜ニニニニニニニニﾆ|
　　　　 　 |ニニニニニﾆ￣二ニニニニニニニニニ|
　　　　 　 |二二ニニニニニニニニニニニニニニﾆ|
　　　　 　 |二二ニニニニニニニニニニニニニニﾆ|
　　 　 　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ∧
　　　　　{ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ∧
　　　　　|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ}
 

　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /ニ-＼ 　 _,,､､､,,_　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 { :{ニ=--=＼(　 _､-=ニニﾆﾆ7.:.:/
　　　　　　　　　　　　　　　_､‐''"~ ／　　　　 ￣~''＜ニニﾆﾆ/.:.:/
　　　　　　　　　　　　　 ''"~￣　￣＼ ￣~"''　. : }. '，＼ニニ{.:..:{
　　　　　　　　　　　／　　 /　 ‘i,　　‘i,　＼　　＼　:} :　＼ﾆ:{.:.:.{
　　　　　　　　　　　　／　/:{ 　 ‘i,　 ｉ:‘i,　 `､　 　`､}: . }: . vﾉ.:.:ﾉ,
　　　　　　　　　 /　/　 :/| :{　　 :}　.:|　:ｉ　　‘i,　 　 `､ :} : . V/　/,
　　　　 　 　 　 /　/ / //| :{　　 :}　.:|　:|'，　 ‘i,　 　 `､} }.:　'，　 /,
　　　　　 　 　 　 /..:′/...| :{　ｉ　ﾉ　/　√'，　 ‘i,　　} ‘i,:}: . .:}＼: . ＼
.　　　　 　 　 　 　 :{ {/￣￣~"　.／ ─--ミ　　 :} 　 }　 }′:...}＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 八斗--ミ､ ／|　| ://^　}:｀ヽ} }:/　　 :}/　..:} /,＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 { .{込 {;;;;;;;}^　:|　|/斗r--ミ､:} }′ﾉ　√ /.√ /,　｀`～､、｀`～､、　　　　　　　　　はい、必ずや。
.　　　　 　 　 八　{八〈: ⌒``　)ﾉ:ノ 丶_L;;;;;;;;ハ.:／　 √/ :√: . /,　　　　 ｀`～､、
.　　　　　 　 　 ∧{＼＼.　　　 　 　 　 ⌒````／／　/⌒}ノ{　{: .　 ＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 柳生は決して才人殿の事を忘れませぬ。
　　　　　　　　/　乂八　　　｀　　　　　　　　　／ /／) ﾉﾉ 八 乂:　＼.＼
　 　 　 　 　 /／　 ／::..　 丶　　_,,　 　 　 ／ //　/_彡′/∧:　＼: . ＼.＼　　　　 　 　 　 　 　 　 武勇を語り継ぐ事をお誓いします。
　　　　　　 ／　 ／　　/＼　　 　 　 　 ....::＜//　/√{: : {'，/∧: .＼: . . .＼.＼─
　　　　　／　 ／　　 ./／ :＼_ 　 -=ﾆ[　. : : {　 /:√ {: : {∧ /∧ : : ＼: .　 ＼＿　　　　　　　 　 　 我が父も尊敬しておりました。
　　　 ／/ :／　　　 ／／/: . .　/ﾊ　. . :._､＜{: /.:√￣＼/∧: .　＼: .　＼: .　 ＼
.　　　　:{／　　_､‐''ﾞ:／.:/ /⌒>ヘ:}＞''~ _､ -{　　{ニ=-　`､:∧＼: . ＼: `､＼￣￣
　　　{ 八_､‐''ﾞ.　 ／. // /乂_┐／_､-=ニﾆ八　.:{ニニﾆﾆ＼∧　＼: . ＼`､ `､
　 ／乂　＼　　./　 // /　{_rノ ／-=ニニニﾆ＼ v/ニニﾆﾆ＼: . 　＼: . ) } 　'，
／　／)＼　＼.√　 / /.／⌒)/-=ニニニニニﾆ:＼　､ニニﾆﾆ:) :}. :}　＼:ﾉ: 　 '，
　／ :/￣ ＼　:{ 　 / / (＿／:{-=ニニ=-　-=ニﾆ/ﾊ:　Ｙニﾆ／. /...:}　／　 /　 }
:/{　 :{　　 　 ) :{ { / /／ ﾉ⌒{ V/=- -=ニニニニニ:}　:|ﾆ／. : ./. :..／　　 / 　.:}
　{　八　　／⌒八 ／⌒｀　:八 V/ニニニニ-＿_彡　 ノ￣＼ / :／　　 ／: .　./
:八　　＼　　／ ／''"~￣~"''　:＼v/＞''~　 ⌒ ー一^｀-=ﾆ￣)／　　 ／: .　.／
 

　　　　 　 ‐､――-､,,.. -――‐;:‐
　　　　　　　＞　　　　　　 　　　￣＜
　　　　 -=ﾆ　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ゝ
　　　　 ∠´　 　,.ｨ　 ﾊ　　　　 　　　　 `、
　　　　　/ 　　/　| ./　ヽ　 ﾄ､　　　　 　 |
　　　　 lイ　/''-ﾆ|/､　r‐＼lﾆ＼!　__　 　|
　　 　 　 'l.ｲ| ＝=｡､i　'"==｡=＝ l. l"ｌ| 　 |　　　　　　　　　だ、大丈夫でしたか？
　 　 　 　　 |l| `ー'/　 u　ｰ‐''"　| |"ｌ|　 ｜
　　 　 　 　 l || U/　　　　 　 ｌj　 |.|ソl　 　|　　　　　　　　  厳勝様。
　　　　　 　 ! `|/_,.　- ヽ　v' 　 　l!-'′ 　 |
　　 　 　 　,l　 ヽ ヽﾆﾆﾆ二) 　／|　　 |＼. |
　 　 _,,..　‐'''"~/lヽ 　≡　　／ 　|　　 |　　|~"''
　　　　| |　　/　| 　＼　 ／　ｕ　ﾚ! 　|　　 |
　　 　 | |　/ 　 ﾚw､　 l´　　　 　 |　 l　 　 |
 

　　　　　　　　　　　　　 i､ 〈ｌ〈l　r,==￢
　　　　　　　　　　 　 -=| |=‐　　|.| 　 |.|　o o o
　　　　　　 / 　 　 　 i7 |.| 「/ 　 L===」
　　　　　　〈　　　　　 　 ﾞ'
　　　　　 ／　　　　　 ､ｰ--‐へ､　（⌒＼
　　.　　, '　　　 　 l`i‐r-ゝ　 v 　 ＼＼､ヾ;　 ヽーｧ─
　　　 /イ　　　 :ﾄ､!│|　!　,　ij 　 u　＼ヽﾘ　　 ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　大槻の旦那もそうでしたが・・・
　　　　│,ｲ　　 | u　| | l∠ﾆ　　u　　　 ト､ 　 　 ヽ　　/
　　　　 l/ | ,ｲ　|─ｧつ_ ~U~ u/;⌒i　　 |:: ＼　　 ヽ　/　　　　　　　　　　　 　 　 親しい人が逝くのはつらいですね。
　　　　　　ﾚ　W　f／ ノ　,.-　// ./ j　v |:: u ＼　　V
　　　　　　　　 　 { ／つ　ｨ .// / 　 u　 |::v　/ヽ.　 i　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 嫁は俺が守らねぇと・・・！
　　　　　　　　　　l ／つ/ ﾚ'　 〈__,.ﾍ　　 |￣7　 ヽ　|
　　　　　　　　　　ヽ ﾍ'v　ｰ-､　ﾉ　　ヽ　 |　/　 　 W
　　　　　　　　　　　 ＼　ij　０　ヽ.　　 `ｰ'　| r‐￢ |
　　　　　　　　　　　　　＼　ノ　O ＼　　　　|_!o ol_|
 

　　　　 　 　 　 ＿､─-v-─;z_
　　　 　 　 　 ＞:::::｀::::::::::::::::: :::::＼
　　　 　 　 ／:::::::::..　 .:::::::..　..::::::::::ヽ
　　　　　　ｲ:::::::::::::::::::::::;､::::::::::::::::::::::l
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　　　　 　 j::r=ｉ|＝=｡=,,　_=｡=＝|r=､:|　　　　　　　　　　　　・・・。
　　　　 　 |::|ﾋ'|| ｀ ー":|.|:`ー '　||J:|::|
.　　　　　 |:::ヾ;l| u　　r:|｣:､　u　:|レ'::::|
.　　　　　ﾉ::::::::::＼ (二ﾆﾆ二） ,ｲ:::::::::::ヽ、
　　　_,∠:-‐ｧｉ:::::::!＼　==　.／ |:::::::ﾊ''ｰ-ゝ､._
-‐'''": : : : :/,/|::::::| ::::＼_／　　|::::::ﾊ ヽ: : : : : :｀`'''‐
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: : : ; -:､ム--‐ﾍ|:N＼.＿___／j;ﾙ| |:::::::::::::::| |:_;､_: : : :
: ／.rh　＼: : : : : :|},',',',',',',',',',',{|: :| |:::::::::::::::| | +++｀l: :
´､-ｔ( )ｧ-;　> : : : |} ',',',',',',',',',',{l: :| とﾆ二二,￣ﾞヽ、! :
:＼`ﾞlし´／: : : : : |},',',',',',',',',',', {| :|‘r──－ .､`　 ＼
: : :.`:‐:'´: : : : : : :.|} ',',',',',',',',',',',{|:.L.｀⊂二¨_丶　　　 ヽ
 

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￣~二ニ==─=彡.／／. /i{///〉:: :/. . .~^''／／. /. ハ.＼- _
｀~~~~~~~~~彡'′. ../. . / 八//{:／⌒^''.／／. . /. .,′.V/.ヽ ﾆ- _
　　_　-=ﾆ￣ /. . ./. . ///. /¨＾''～ ,,_У . . . . / . /. . . .} }. .}'，＼≧=-
ﾆ￣_ -ﾆ￣. /. . ./. . /. /. 癶、 . . . . /. / / . / ／. . . . .| |. .} }. . . ,
ﾆ￣. . . ／ /. . ./. . /. ,／.l.| . ＼. . 厶ｲ. /. 彡 /. ./. ./. | |. ﾉﾉ}. '，′
､丶｀／ .／. . ./. . /.／. . l |. ＼. .У/ {. i{. . {. .{. /..,,/_.八j//...} . }. }
　／__x彡 . ., '. , /〃. {. . l..|. .＼././{. .{. ﾊ. ..{. .{. { x､、‐-~´. . } . }.ﾉ
￣-=ﾆ/. ／. 〃//..//|. .l...|＼. /./. {...{. {∧ {. .{. { 丁Tぅx } } ,ﾞ. /
-=ﾆ／／／/／/..//l |. .{. |. .彡' { . {. 乂.⌒ヽ八〉人 ﾋｿ}ﾉﾉ/. /　　　　　　　　　　　　　　　　才人は成すべきを成し、守り通した。
.+''”／／. /' . /..//. l. l_ {. |ﾆ-. j.j. . {. .{. {＼. . `ト.⌒`` ⌒¨''く
彡'.／. . /. . , ﾞ..//. ..l/.l. {. |^^＾ﾉﾉ. . {. .{. .V/ト-彡 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 柳生に才人の名を知らぬ者は居ないでしょう。
.／. . . /. ／／｣.｢. .//八｛｛　// |. . .{. .{V/,八　＼､　　　　rく`､
＿彡 _ -ﾆ￣ ｣.｢. ///.∧ⅱ//　.]..|. .Ⅵ V/,∧ 　 ｀　=- .ノ/,＼＼　　　　　　　　　　　 　 　 柳生の嫡子は何を成しましたか？
─==ニ／＜.｣.｢./彡'ノ .LV./ 　 .] |. . Ⅵ V/,⌒　 　 　 人. /,.　＼＼
=- _ 〕iト　　 //{<ヽ:: :: :V//　　　] |. . /,＜V≧o｡.　　/∧ V/,　　 ＼＼
ニニ- _　ヽ//. { く V/:: //ハ　　.] |. . ./,　 }. }'，`､￣. V∧.}./,.　　　 ヽ.ヽ
ニニニ-_ //. . {　〈_}:: : { {,/∧／}} |'，. ./,__}. }ﾊ. い V/ﾊ. ..} /,　　　　 }. .}
＼ニニﾆ//j{. 八　./ /八{　 ∧:ノ'}.}.Ⅵ. ./,ﾉ ﾉ} }　} }. V.∧..} . }.ヽ　　 ﾉ. ﾉ
i{ﾆ＼{_彡'-八. .∧':: :: :: ::ヽ.{ } '，ﾉﾉ .Ⅵ . /,/ .} }　} }　 V/}ﾉ. .ハ '，彡 ﾞ
込ニ/ニ／ / ＼. ＼:: r'ﾉ..〃}. .'，　　Ⅵ. .いト} } ﾉ.ﾉ　　∨／. . .V
⌒アア´ ／:: :: :: ＼_彡┐　.ﾉ. i |. r＜.Ⅵ. V/ﾉﾉ　　　 ｀¨´.}.ｉ. . . .}i
／／ ／:: :: :: :: :: /:/ァく　 /. . j.jrﾍ　 Vﾄ. . .V}i　　　 　 　 .}.|. . . .}i
／=>〕iト　　 ノ＾}':/<´　.／ . ノノ 寸L .}i∧. . V〕iト┐　　 .ﾉﾉ. . . 八
=／　　　￣　 ,癶 -=≦rﾍ彡〈L└}.V^ﾊ/∧〉. ＼ﾉﾉ　　　.//. ／⌒
〉,　 ｀ﾏTT〔￣ﾆ=-〕iト　{　 V-VL.ﾉﾉノ ﾉ__//＾iﾉ/癶、　 彡 ﾞ
.∧　　V//:: ￣ニ==‐┘ゝrへﾉVL-=≦::＼ハ¨´ニ=-_
 

　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　_ -─‐- _
　　　　　　　　　　　　｢ Iニニニﾆ=＜　{ ／＞-=ﾆニニ｢¨I
　　　　　　　　　　　　|　|ニニﾆ＞-　 ￣￣　 ‐＜-ﾆニ|　|
　　　　　　　　　　　　|　|ﾆj>'´　　　　　　　　　　　｀'寸/　|
　　　　　　　　　　　　∨／　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ハ
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　　　　　　　　　　　/　/　　 |　 |　 　 　 　 　 |　　　　 　 |/| |
　　　　　　　　　　　|∨|　　 i|　八　　　 　 　 ﾊ　 |　　　　V　|
　　　　　　　　　　　| |｜　 八 |　 ∨　　 　 / ｜八 / /　 |
　　　　　　　　　　　| |｜　 |‐''⌒｀`∨　　V -'''|/-|/|/　　|　 |
　　　　　　　　　　　| |八　 |ｨ灯尤ミ V 人|,斗ｬ示x､|　　｜　　　　　　　　　　　　本当に偉大ですわ。
　　　　　　　　　　　| | 　＼ ﾄ 乂ソ 　 |/　　 乂ソ 'ﾞﾘ　ﾉ｜　 |‘，
　　　　　　　　　　　|｜ 　 |ヾ　　 　 　 , 　 　 　 　 /／　|: 　 |　　　　　　　　　　 あのお方は。
　　　　　　　　　　　|｜ 　 |、　　　　　　 　 　 　 ／/　　|: :　 |　 ‘，
　　　　　　　　　　 /　|　　圦、 　 　 、 　 _　　 　 /　　 |: : :　|、
　　　　　　　　　　'　. :|　　|: : ＼　　　　　　　　／ :　　 |: : :　 | V 　‘，
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　　 　 　 　 　 {　 八斗--ミ､ ／|　| ://^　}:｀ヽ} }:/　　 :}/　..:} /,＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 { .{込 {;;;;;;;}^　:|　|/斗r--ミ､:} }′ﾉ　√ /.√ /,　｀`～､、｀`～､、
.　　　　 　 　 八　{八〈: ⌒``　)ﾉ:ノ 丶_L;;;;;;;;ハ.:／　 √/ :√: . /,　　　　 ｀`～､、　　　　　　　ですね。
.　　　　　 　 　 ∧{＼＼.　　　 　 　 　 ⌒````／／　/⌒}ノ{　{: .　 ＼
　　　　　　　　/　乂八　　　｀　　　　　　　　　／ /／) ﾉﾉ 八 乂:　＼.＼　　　　　　　　　　　　 彼はそういう男です。
　 　 　 　 　 /／　 ／::..　 丶　　_,,　 　 　 ／ //　/_彡′/∧:　＼: . ＼.＼
　　　　　　 ／　 ／　　/＼　　 　 　 　 ....::＜//　/√{: : {'，/∧: .＼: . . .＼.＼─　　　 　 　 　 さ、次の家に行きますよ。
　　　　　／　 ／　　 ./／ :＼_ 　 -=ﾆ[　. : : {　 /:√ {: : {∧ /∧ : : ＼: .　 ＼＿
　　　 ／/ :／　　　 ／／/: . .　/ﾊ　. . :._､＜{: /.:√￣＼/∧: .　＼: .　＼: .　 ＼　　　　　　　　見舞金を支払わねば。
.　　　　:{／　　_､‐''ﾞ:／.:/ /⌒>ヘ:}＞''~ _､ -{　　{ニ=-　`､:∧＼: . ＼: `､＼￣￣
　　　{ 八_､‐''ﾞ.　 ／. // /乂_┐／_､-=ニﾆ八　.:{ニニﾆﾆ＼∧　＼: . ＼`､ `､
　 ／乂　＼　　./　 // /　{_rノ ／-=ニニニﾆ＼ v/ニニﾆﾆ＼: . 　＼: . ) } 　'，
／　／)＼　＼.√　 / /.／⌒)/-=ニニニニニﾆ:＼　､ニニﾆﾆ:) :}. :}　＼:ﾉ: 　 '，
　／ :/￣ ＼　:{ 　 / / (＿／:{-=ニニ=-　-=ニﾆ/ﾊ:　Ｙニﾆ／. /...:}　／　 /　 }
:/{　 :{　　 　 ) :{ { / /／ ﾉ⌒{ V/=- -=ニニニニニ:}　:|ﾆ／. : ./. :..／　　 / 　.:}
　{　八　　／⌒八 ／⌒｀　:八 V/ニニニニ-＿_彡　 ノ￣＼ / :／　　 ／: .　./
:八　　＼　　／ ／''"~￣~"''　:＼v/＞''~　 ⌒ ー一^｀-=ﾆ￣)／　　 ／: .　.／
 

柳生厳勝は長篠以降、態度を改め誰に対しても礼節を持って応じたと言われている。
 

　　　 　 　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　 　 　 ／　　-──‐-　｀　､
　 　 　 　 　 　 ／ ／////////////＼⌒ヽ
　　　　 　 　 そ≦/////⌒丶ー‐v⌒￣`ーマ⌒ヽ
　　　　　　　　 γ⌒≧"　　　 ＼　　　　　 　 ﾊ　　ｉ
　　　 　 （ 　 ∠⌒≧ γ⌒丶　　　　 ､i 　 　 人___ﾚ)
　　　　 　 ＞‐｢￣￣　ｉ　　 　 ＼　〉　/| 　 从　⌒ヽ≧=-　　　 ）　)
　　　　／　 /∧ y/ ｢｜　 ｉ　　､ 〉ｉr彳从ノi|　｜、､乂__ 　 　 （
　　　　 　 ィ///　　 |　 　 i｢＼　ｉＮ　　え朶|　人 了ヽ⌒　　　　）)　　　　　　　　　写経を三日三晩続けるとは。
　　 /　 ／//〈　　 /|　 　 i|∨ Ｎj 　 /丈少ﾚｨ　　ｉ| 小　　　　(（
　 ノr／ / //∧ 〃∧ヽ　彳　　　 　 　 　 ''　ｌｲ　iﾘ⌒～r≦二二≧，　　　　　　　義理堅いねぇ、君も。
　~⌒～廴_///У |ｉ　i　　 | え朶　　 ､　　　　八/ . ／. :廴_　　　　j}
　 　 　 　 //／j1 从人j　 ﾄ丈少,,　 　 　 　 /. : :／ . : : W⌒ 　 　 i}
───≠←─┴┴辷_＼込、 ''　　　ー　ノ────‐j｢=- 　 　 ｛──
　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣　 　 ￣￣￣　　　　　　　　　{i三=-　　 i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辷三=-　jﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `竺竺竺"
 

　　　 　 　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　 　 　 ／　　-──‐-　｀　､
　 　 　 　 　 　 ／ ／////////////＼⌒ヽ
　　　　 　 　 そ≦/////⌒丶ー‐v⌒￣`ーマ⌒ヽ
　　　　　　　　 γ⌒≧"　　　 ＼　　　　　 　 ﾊ　　ｉ
　　　 　 （ 　 ∠⌒≧ γ⌒丶　　　　 ､i 　 　 人___ﾚ)
　　　　 　 ＞‐｢￣￣　ｉ　　 　 ＼　〉　/| 　 从　⌒ヽ≧=-　　　 ）　)
　　　　／　 /∧ y/ ｢｜　 ｉ　　､ 〉ｉr彳从ノi|　｜、､乂__ 　 　 （
　　　　 　 ィ///　　 |　 　 i｢＼　ｉＮ　　え朶|　人 了ヽ⌒　　　　）)　　　　　　　　　所帯を持ってからは礼儀正しくなったしね。
　　 /　 ／//〈　　 /|　 　 i|∨ Ｎj 　 /丈少ﾚｨ　　ｉ| 小　　　　(（
　 ノr／ / //∧ 〃∧ヽ　彳　　　 　 　 　 ''　ｌｲ　iﾘ⌒～r≦二二≧，　　　　　　　風琳はガラ悪いけど。
　~⌒～廴_///У |ｉ　i　　 | え朶　　 ､　　　　八/ . ／. :廴_　　　　j}
　 　 　 　 //／j1 从人j　 ﾄ丈少,,　 　 　 　 /. : :／ . : : W⌒ 　 　 i}
───≠←─┴┴辷_＼込、 ''　　　ー　ノ────‐j｢=- 　 　 ｛──
　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣　 　 ￣￣￣　　　　　　　　　{i三=-　　 i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辷三=-　jﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `竺竺竺"
 

　　　 　 　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　 　 　 ／　　-──‐-　｀　､
　 　 　 　 　 　 ／ ／////////////＼⌒ヽ
　　　　 　 　 そ≦/////⌒丶ー‐v⌒￣`ーマ⌒ヽ
　　　　　　　　 γ⌒≧"　　　 ＼　　　　　 　 ﾊ　　ｉ
　　　 　 （ 　 ∠⌒≧ γ⌒丶　　　　 ､i 　 　 人___ﾚ)
　　　　 　 ＞‐｢￣￣　ｉ　　 　 ＼　〉　/| 　 从　⌒ヽ≧=-　　　 ）　)
　　　　／　 /∧ y/ ｢｜　 ｉ　　､ 〉ｉr彳从ノi|　｜、､乂__ 　 　 （
　　　　 　 ィ///　　 |　 　 i｢＼　ｉＮ　　え朶|　人 了ヽ⌒　　　　）)　　　　　　　　　　　　　握り飯でも作ろうかい。
　　 /　 ／//〈　　 /|　 　 i|∨ Ｎj 　 /丈少ﾚｨ　　ｉ| 小　　　　(（
　 ノr／ / //∧ 〃∧ヽ　彳　　　 　 　 　 ''　ｌｲ　iﾘ⌒～r≦二二≧，　　　　　　　　　　　漬物もあるだろうし。
　~⌒～廴_///У |ｉ　i　　 | え朶　　 ､　　　　八/ . ／. :廴_　　　　j}
　 　 　 　 //／j1 从人j　 ﾄ丈少,,　 　 　 　 /. : :／ . : : W⌒ 　 　 i}　　　　 　 　 　 　 　 味噌汁も付けようか。
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　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣　 　 ￣￣￣　　　　　　　　　{i三=-　　 i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辷三=-　jﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `竺竺竺"
 

　　　 　 　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　 　 　 ／　　-──‐-　｀　､
　 　 　 　 　 　 ／ ／////////////＼⌒ヽ
　　　　 　 　 そ≦/////⌒丶ー‐v⌒￣`ーマ⌒ヽ
　　　　　　　　 γ⌒≧"　　　 ＼　　　　　 　 ﾊ　　ｉ
　　　 　 （ 　 ∠⌒≧ γ⌒丶　　　　 ､i 　 　 人___ﾚ)
　　　　 　 ＞‐｢￣￣　ｉ　　 　 ＼　〉　/| 　 从　⌒ヽ≧=-　　　 ）　)
　　　　／　 /∧ y/ ｢｜　 ｉ　　､ 〉ｉr彳从ノi|　｜、､乂__ 　 　 （
　　　　 　 ィ///　　 |　 　 i｢＼　ｉＮ　　え朶|　人 了ヽ⌒　　　　）)　　　　　　　　　　ん。
　　 /　 ／//〈　　 /|　 　 i|∨ Ｎj 　 /丈少ﾚｨ　　ｉ| 小　　　　(（
　 ノr／ / //∧ 〃∧ヽ　彳　　　 　 　 　 ''　ｌｲ　iﾘ⌒～r≦二二≧，　　　　　　　　風琳・・・生き延びれば良い事あるからな。
　~⌒～廴_///У |ｉ　i　　 | え朶　　 ､　　　　八/ . ／. :廴_　　　　j}
　 　 　 　 //／j1 从人j　 ﾄ丈少,,　 　 　 　 /. : :／ . : : W⌒ 　 　 i}　 　 　 　 　 　 美味い飯が食える。
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　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣　 　 ￣￣￣　　　　　　　　　{i三=-　　 i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辷三=-　jﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `竺竺竺"
 

　　　 　 　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　 　 　 ／　　-──‐-　｀　､
　 　 　 　 　 　 ／ ／////////////＼⌒ヽ
　　　　 　 　 そ≦/////⌒丶ー‐v⌒￣`ーマ⌒ヽ
　　　　　　　　 γ⌒≧"　　　 ＼　　　　　 　 ﾊ　　ｉ
　　　 　 （ 　 ∠⌒≧ γ⌒丶　　　　 ､i 　 　 人___ﾚ)
　　　　 　 ＞‐｢￣￣　ｉ　　 　 ＼　〉　/| 　 从　⌒ヽ≧=-　　　 ）　)
　　　　／　 /∧ y/ ｢｜　 ｉ　　､ 〉ｉr彳从ノi|　｜、､乂__ 　 　 （
　　　　 　 ィ///　　 |　 　 i｢＼　ｉＮ　　え朶|　人 了ヽ⌒　　　　）)　　　　　　　　　　君ってやつは
　　 /　 ／//〈　　 /|　 　 i|∨ Ｎj 　 /丈少ﾚｨ　　ｉ| 小　　　　(（
　 ノr／ / //∧ 〃∧ヽ　彳　　　 　 　 　 ''　ｌｲ　iﾘ⌒～r≦二二≧，　　　　　　　　ほんとうにだめだなぁ。
　~⌒～廴_///У |ｉ　i　　 | え朶　　 ､　　　　八/ . ／. :廴_　　　　j}
　 　 　 　 //／j1 从人j　 ﾄ丈少,,　 　 　 　 /. : :／ . : : W⌒ 　 　 i}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辷三=-　jﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `竺竺竺"
 

　　　　　　　　　この二人は変わらぬ態度で過ごしていた。
 

　　　　　月は流れ、この年の12月・・・
 

いよいよ、嫁いでくる子との顔合わせと相成った。
 

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　　　　 　 　 |::|::|::::::::::|＼＿　|:::::::::::| 　 　 　 　 　 　 ー┼::::::|　　　　　　　　　　　　　どうぞこちらへ・・・
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　　 　マﾆﾆﾆ============= ＼:::::V¨¨＼}|７¨　ｰ=ﾆニ|::::::::|
 

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　　　　　　　 　 / :〉:'´ : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ〉
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　　　　　 　 ／/: : : : : : :/: : : i: : : : : : ; '　!:ト; : : :ﾍ
　　 　 　 ./......j:､: : : : : :∥: : :j: : : : :／　　}:l、V:､: :'､
　　　　　 ヽ.....{:ﾄ＼ : : ::j: :　: :|＼／　　　 .|:1　ヽ}.:|:1
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　 　 　 　 .f==j､:: :い､::l : : : : | 　_,,..z、　　ﾚ' ,｡..､|j: .:}
　　　　　　^V^:ﾍ:: ::｀:;x| : : : : ir'ｽfダ}`　　　´ﾋf}'ﾘ: : |
　　　　　　 /: : :| V::ｲf }: : : .:i:.! ヽt'ﾟｿ　　　　 ﾞJ l:: : :|　　　　　　　　　　　ご緊張なされなくとも・・・
　 　 　 　 ∥: : :!　ヾ:kN: : : : ﾄ:!､､､､ 　 　 　丶 ''|:. .:i}
　　　　 　 ﾟ:: : : :|　　 ｀ 1: : : :| 'l、　　　　　　　　j:: :jﾘ　　 　 　 　 　 　 　 気さくなお方ですので。
　　　　　 j: : : : :|　　　　l:i: : : |　u　 　 <二７　.ｨ|: :ｲl
　　　　　 | : : : ::|　　 　 ‘{∨ :|:`ヽ　　　　　／ }:}:/ |
　　　　　 |:!: : : :i{　　　　,.ィﾍ:.:l 　 　 l-､　´　　l;/:. :}
　　 　 　 {ﾊ: : : :１_,． '´　　｀ヾi 　　.iヽ　｀ヽ.、':: ::.:i}
　　 　 　 　 ヾ:x＜^ヾ､.　 　 　 ＼＞==i　　　　>:ノj
　　 　 　 　 ./::／:::｀ヽ.ヾ=､　　　 ヽ´o 1　　　/ ﾉ::.、
　　 　 　 　 ﾞ:::':ヽ::: ::: ::: 丶.ヾ=､_　 丶　}''=x<／ :::i:1
　　　　　　 ﾞ::: :::.:ヽ::: ::: ::: ::: :ヾ-ミ''‐=ﾍ.|≠.イ==1:l:::|
　 　 　 　 ;ﾟ::: ::: :::.:ﾍ:--‐ニﾆr:::f'^￣`Y'Y^´ .}:j::::}:i::::}
 

／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ
 

　　―　― ‐-　､　　 　 　 　 　 __　　-‐―－　　　　　　　|
　　　　,=＝＝＝=ヽ　　 　 　 ,ｲ=＝＝＝=､　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　（つまり・・・気立ての良い子！！）
　 　　 |　|:::::::::::|　 | 　 　 　 　 |　|:::::::::::|　 |　　　　　　　　|
　　　　`ー－　― '　　　　　　 `ー－　― '　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （勝ったな！！）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '
　　　l　　 　 　 　 　 　 人　　　　　 　 　 　 l　　　　　　 ,ﾍ　　　　　 　 　 　 　 失礼します！！
　 　 ヽ 　 　　 　　　／ 　 ＼　　　　　　　 /　　　　　　/ ＼ ､
　 　 　 `ー　┬―‐　　　　　 `ー　┬ ―‐　　　　　　,: : : : : ､＼
　　　 　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　　　　　　／､: : : : : : ＼ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　〉:::〉: : : : : : : : ､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　／:::::|: : : : : : : : : : : ＼､
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　　　 　 　 　 　 　　 ..,,_＿,,..　　　　イ　　　／::::::::::::::::,′: : : : : : : : : : : : : : 》
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　　　　　　　　　　ﾄ､　　..,,_＿,,..　　　／:::::::::::::::::::::::::/: : : : : : : : : : : : ,　　　　|
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ―/╋─/ :彡〃　　　　　',　　　　〃　　 　 　 ヽ: : Ｖ.:::|　　　　　　　　|
　　　 、　　　 　 　 　 　 　 　 ／/.: :|/ /.::::Y {′　ｘrェｘ ヽ　　 　 { 〃 ,＿_,　　 }i::::::', ::|　　 　 |
　　　　` ｰ-　..,,＿＿,,.. -‐=彡 /. : イ.:::::::::::| 　 xく>'⌒'<X　　　　　 ｘく>=くX_, 　|:::::::',::|　　 ￣|￣　　　　　　元気な子を産みますのでお願いしますね。
　 ヽ ..,,_＿＿＿,,..　-‐_,."´　≠-‐=╋/⌒i::|　 ￣′　　 ´/　　 　 '､｀´　 　 YＬ. |:::Ｌ、::|
　　 　 ｀¨¨二ﾆ=…ﾆ¨　　／. : : ::::::::| | に|::|　／／／／/ ／／／／／／／／|::::ト |:::| 　 ┼　　　　　　　　 やる夫様！！
　　 -‐ : : | : : : : : : _,,. . ´. : :.::::／.:::::::| {__j::|　ｒ‐､　　　 ,′　　　　　',　　　　 　 |::::に|:八
　 ￣￣￣|￣￣￣. . . : : :::::／／／.:::い､j::|　| ト ﾐ 、　 ｰ-‐､＿, ‐-′　_,.へ　|:::ん |':::::ﾍ、
　　　ヽ二￣. . : : : : : : ::::／／／.::::::::::ヽ. 寸　い⊥ヽｒ＝ニﾆーﾆニ＝r￢'７ | |:::{ノ人::::} い.
　　　　　　￣=‐-＿_彡' ／.:,.' .::::::::::::::::::::＼) ！{　 `^ ┴ ⊥⊥⊥⊥ ┴┴' / |:(／.::::::}::i:::}　',
　　　　 　 　 -‐　"´　 / .:::/ .::::::::::::::::::::::::::::|　‘.‘､ : : : : : : : : : : : : : : : : :/ /　| :::::::::::::;::ﾊ:ｉ　 }
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　　　　 　 　 　 　 　 { .::::{ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　＼ヽ.匸匸匸匸匸ン／　／.:::::::::: / 　j:|　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 ヽノ-‐…‐- ::::::::::／￣￣＼ 　 ｀ ‐- ..,,＿__,,..-‐´ .∠ .:::::::::::: / 　//　ノ
　　　　　　　　　_　´￣　 　 　 　 　 ＼'　　　　 ＼ 〕ヽ　　 ｀＝＝´　. イ__ 　 ￣＼/＿〃
　　　　　　　　/　　　　　￣＼　　　 　 ＼　　　　　 ｀'ーミト .,_,. r__,,..-‐　　　 　 ￣　　 ｀ヽ、＿
　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ー- 　.. ＿　.. -‐ ￣　　　　　　　　　　＿ .. -‐　 　 ｀ヽ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐　´￣｀　‐- .
　　　　　　　　　　　　　　,. ‐´　　　　　　　　　　 ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : :　　　 'ﾊ
　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　ﾊ　　　　　　　　　　　これからお互いに相互理解を深めればと思います。
　　　　　　　　　　 ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　 ﾊ
　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　　ﾍ　　　　　　　　　  まずは長旅の疲れを温泉にて癒してくだされ。
　　　　　　　　　 .ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　ﾍ
　　　　　　　　　 |　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　.}　 　 　 　 　 　 お供の方々も、お疲れ様です。
　　　　　　　　　　ｉ　 : : : : : : : : : : : : : : : ､. : : : : ＿　　　　/
　　　　　　　　　 ,.-'´￣￣｀''' : : : : : : : : : : : ｀￣　　 ￣｀'ヽ'　　　　　　　　　 拙いおもてなしでは御座いますがご堪能あれ。
　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　 ヽ,
　　　　　　 /: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　 ﾊ
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　　　　／´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : 　　　　 ﾊ
　　　/: : : : : : : : ｉ': : : : : : : 〃: : : : : : : : : : : :　　 ヽ､: : : 　　　　 ｉ､
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ノ'　: : : : : :　 ／ｉ　: : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　　 ﾍ: : : : : :　　　 ﾊ
 

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　　 　./　　　　（　　● 　.）　　（　●　)　 '.,　　　　　　　　　　　　　？？？
　　　/　 u　.　　 ￣￣￣　　　　￣￣　　　'.,
.　　.,'　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　.l　　　　　　　　　　　　 え、そちらがおあいてではなくて？？？
　　 l　　　U.　 　　（　　　　 人　　　 .） 　 　.l　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あら、お上手！いくら何でも十五には見えませんよ～！＞
　　 .'.,　　　　　　 　｀.┬‐ ´　 ｀ ┬ ´ 　 　 .,'　　　 　 　 　 　 　 　 ｱｯﾊｲ
.　　　 ' ,　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　 ／
　　　 　 ゝ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　／｀　ー――――― ‐='''　く
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　　　　　　　　　　　　　　　　 中山孝親・娘　風
 

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　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　　　　　　　　　　お母様・・・お母様！？？？？
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　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/⌒￣￣￣⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.彡"￣￣￣￣⌒`'＼/　＼ 　ﾝ'ヽ ` ､.＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|_,.‐'" ,.-''" 　_,,.-‐''"　／ ヽ｀'ﾝ'ヽ､＼ ＼ ､.､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　',.r' ,.r'" 　 ,.-'',.-'",. 　,／／/j |,/ﾍ､ﾞ､`ヽ＼ '､'､.ヽ＼
　　　　　　 　 　 　　　 　 　 ／ ／,／　 ,.-'",／,.　'" ／ ／ /,/l | ,i'lj li ﾞi　 ヽヽ　＼ '､'､ｉ
　　　　　　　　　　 　 　 　, ', ' , ' '´_,. -'",.‐'"／　_,‐',.　',／/,/ l |/l| l},!ll | '､　`､､` ､　､ ､ｉ
　　　　　　　　　　　　　 //_,,/-‐ '／／´　　_, -'"‐'",／ｲ//,ｲj ﾙ/|//| |ｌ.li '､'､ ﾞ､'､ ､ ､ ､ ｉ
.　　 　 　 ｀`ｰ､､__,,.､-ｧ''," /　 ／／　_, -''"　_,.-'",. ／/ 〃/j/''ｼﾘ,ｲ .| |.|li, '､'､ `､　'､ヽ.`､
　　　　　　　 ,.-'´｀`'-'-､､、　__,..-‐''"__,,,.-‐''´, -'',／,/ ,ｲ /　　　　　　l l |||l. i i　 i ',　'､'､',.ﾄ,
　　　　　,.- '´　　　 /_,'--''￣""''''''',"-'"_,.- '"_／,／,;ｊ'ﾞ/　　　　　　　　　|||||l. l　 ｉ i,　 ', 'iｌｌ.ll
　　　,.-'´　　 _,,.-'ｼ",/　 , ‐',.‐',.‐ﾆﾞ- ''´　- ''´,／,／/_/／´￣￣`､　　　 lｌ|ｌ|ll l!.　ｌ ll　 .ｉ. |ｌll!
　　 '´　　　-'´ ,._',,,,､--‐‐‐ｧ''7'7'''ﾆ=‐''"_,.- '',/ /　'７ ﾐミ++++ﾐ''ﾒ,　　　　l.l |.l ll 　ｌ ｌｌ　 ll. |.ll
　　　　 _,.-‐''7′　／／,ｒ'", '{ ,!-'" _,. ｯ'´ /// /　 /'　 ヽ　　 !ij'!`｀　　　 ﾉj_|｣,|| .i | !l　 ｌl|.| l!　　　　　　　　　鵠は浴せずして白しと言って
　　　　 _,.-‐''7′　／／,ｒ'", '{ ,!-'" _,. ｯ'´ /// /　/'　　　ヽ　 　!`　　　　　j_|｣,|| .i | !l　 ｌl|.| l!
　 　 ,. '´ ,ゝく＿,. ',. '＿,,..- ''"_,.-i／ ,.ｲ //// /　/　　　　　｀`｀'"　　　　,.ｲｧi,ﾘj .ｊ!|.|.l ,/'j,!　!　　　　　　　　　  私の事を褒めてくれます。
.　　ーヵ'ﾞ ,, '' ,r//￣／／, ‐'ゝ''"／ｿﾞ.//ｆ'ﾞ´ 　／　　　 　 　 　 　　　　（ ｉ'ﾘ//_/ｊ｣｣ﾉ' ,ﾉ'
　　　// 〃, ' // ,／／,.r' ／／ﾒ､`'iﾞ /!l'||　／　　　　　　 　 　 　 　　 　 ヽ｀i´l{　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 私も外見に囚われたり噂で判断せず・・・
.　　 '〈 〃/ .//, ' ／／, '/ /, ',i | l`!i'/ || l| '′　　　　　　　　 　　 　 　　　 |,l |l
　　　 |!7.j　///, ',／ /〃,i' i /j l　! |!l｀'ll .ll　　　 ト､.＿＿　　　　`ー^ー^ｰ'.l.i!}ｌ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 この目で見て芯を確かめたく、思いこの様な事をさせて頂きました。
　　　 |!7.j ///, ',／ /〃,i' i /j l　! |!l｀'ll .ll　　　　 ヽ`lコココココココココ /.l.i!}ｌ
　　　　`l{　i　/j / ,i ,il/1 i!.ll l|.l l　! ｌ!l　ll　l!　　　　 ヽヽlコココココココｺ/,ｲ i!.lｌ
.　　　　　　i　i| 7| .||.||! .| lﾄl| |l.| l　i.|.||　l!　 '､　　　　 ` ‐-----------/ｲ/ ｊ! .l!
.　　　　　 └i| 7| .||.||! .| lﾄl| |l.| l　i.|.||　l!　 '､ ｀'‐､、　 　 　 　 　　 ｰ'ｼ　/ｲ/ ｊ! .l!
　 　 　 　 　 ! i! |,｣|｣|　l l| l| lﾄl｜ || ||　i!　　　　 　｀'‐-､、　　 　 ,ｨﾝj ,ｲ / //　l!
　　　　　　　　　´　　　L|! l|_| L｣_｣| |,〉　'､　　 　　　　 /彷ヶｰ''′　ｼ// //.　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　,.-‐７　　　　　　 　 　 　　/　　　　　　　ﾝj/‐'/　 ´
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
 

　　　　　　　　　　　　　,.／⌒ヽ- ､
　　 　 　 　 　,,..ｨ'"￣`'　彡　　＼,＼
　　　　　　 ／ 　　　 　　　　彡〃ﾞヽヽ
　　　　　 ,.'　　／　／　　,.,l^^l._　 ｀ヽ.ﾐ
　 　 　 　{　 , '　 /　　// |　　　ヽ＼ヽ、ミ
　　　　　 | / 　 ,'　　y',r‐￢　　ﾞ;亠-ｭ　ヽY
　　+　 　 |'　　/彡 i'　､'''''｡'i　　i'｡'''' ; !、 ＼　　　　　　　　　　覚慶様・・・義昭様もいらしました。
　　　* 　｜／　　/.l 　`‐‐' ,　 ､ﾞ‐‐"　 l.､`､＼　　　*
　　　　 ／／／,/ |j.l､　＿/_,._,._'､＿　, |.i ∥|ヽ `､　　+　　　 当時は大変な目に遭っておりましてけれど・・・
　　　 /／／/ /|　| |ﾞt`iｪｪｪｪｪｪｪｪiｦ" l | || | | ヽ !
ｰ==彳　/| / /| |　|　| ､ﾍｪｪｪｪｪｪｪｯ'ノ l　|| |｜　||　　　　　　  ああして、元気そうで良かったです。
　 　 |　/ |,'| |　 |　 ヽ!､.._￣￣￣￣_,丿L凵|,广∨
　　　∨　| |/,.＿L_＿i　_]`ｰ＝ｰ'厂
　　　　　　　　　　´／＾ヾヽ__　　ヽ、
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ.ヽ｀　　',',
 

　　　　　　　　　　 　 　 　 ,.‐''´￣｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 ＼
　　　　　 ,.‐'´￣￣｀ヽ'　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 `‐､
　 　 　 !　　　　　　　iヘﾍ　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　 ﾚ　　　　　　ｲ　　|　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　/　　　　　／ﾉ　　 ト　　　 　 　 　 　 　 　 i
　　　 ,'　　　　_,. ‐'´　　　 ヽ､.＿＿＿　　 　 　 　 l
.　 　 i　　　 / ／´￣`　　　　　´￣｀＼`i　　 　 　 !
　　　|　　 ,/　　 ‐++++､　　 　 ,:++++‐　ヽ　 　 　 !
　 　 | ,r‐､ l. 　 "ヽ､._ﾟノ ,　　 ､ヽ.ﾟ__,ノﾞ　　.| r‐ ､　.!　　　　　　興福寺は大和一帯では権があります。
　 　 | ! r､| !.　　　　 　 /　　　ヽ　　　　　 .| |,ﾍ |　 |
.　　│| ト |.|　　 　 　 /　　　　 ヽ　　　　　| ! ﾝ !　 |　　　　 　 そこには朝廷と近きお方らもです。
.　　│ヽ.__|.| ト､.＿＿`ー^ー^ー'＿＿,.ノl !.!__,ﾉ　 .|
.　　 |.　　　 |.ヽ`lココココココココココ,ﾌ/ !　 　 　 !　　　　 　 些か、心境思わしくない事が無いとは言い切れません。
.　　 |　　　　!. ヽヽlコココココココｺフ'ノ　.!　　　　 |
.　　 |.　　　　! 　 ` ‐-----------‐ ' 　 /　　　 　 |　　　　　 悟りの遠い、人の子ですから。
.　　 |　 |　　　｀' ‐ ､.　　 ====　　 ,　‐' ´　l　 　 |　 !
　 　 L__|＿_l　 　 l　!` ‐ ､.__,. ‐' ´|　　|＿_L.. -┴''´
　　　　　　　 ￣￣｀| 　 　 　 　 　 |￣
　　　　　＿＿_, o‐7　　　　　　　　ヽo､._＿＿_
　　 ,. ‐''|　　　|　8　　　　　　　　　　8　 |　　　|ｰ-
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　　　　　　　　　　この話は止めよっか。
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　　なお、大和に属するので松永さん家のテリトリーでもある。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　―― 　　.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　'　　　　　　　　　　 {　`　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, .'　　　　　　　　　　　...　　　　　 .ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　.:.　　　　　　　:.:.,,　=:.:...:.:.:.:.　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　:.::　　 :.　　:.:.,　'　　　　　　ヽ:.:.　　　 .ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　.:.::　　:.:　　.／　　　　　　　　　.' ,:.　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 .,'　　　.:.:.:　　.:.: .／　　　　　　　　　　　　 ',　　　　.',
　　　　　　　　　　　　　,':.　　.:.:.:.::　　:.:./‐----　、　　　　　　　　　 ',　　　　',
　　　　　　　　　　　　 ,':.:.　 .:.:.:!:.:　　:/　　　　　 .;:;:　　　　　　_,,,,,,,,_ .',:..:.　　 ',
　　　　　　　　　　　　,'.:.:.: .:.:.:.:l:.:.　　!　　　-‐‐‐-　　　　　　　　　　　.',:.:.　　 .!
　　　　　　　　　　　　.!:.:.: :.:.:.:,'.:.:.　 l r'゛¨仆圦 ﾄ`　　　　　　　‐‐__　　',:.:.　　 l
　　　　　　　　　　　　.',:.:.:.:.:.:,':.:.:.:　!ｌ. ',　 !{!:.:.:.!}.! !　　　　　　 /仆.ﾊ`ヽ!　　　　　　　　　　　試すような真似をして怒らないのですか？
　　　　　　　　　　　　 .,:.:.:.:.:,':.:.:.:.: .! !　ヽ ｬ:.:.:.:.ｿ/　　　　 　　.!{!:.:.:i}.!　.ｧ　　　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　普通じゃない？相手を知りたいってのは？＞
　　　　　　　　　　　　 .',:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.ﾄ,,' 、、 `'''''''′　　　　　　 乂__ソ .ｲ.!:.: :.:.:　!
　　　　　　　　　　　　　l:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:',. ヽ　　　　　　　　　〈{　　　　、、、.,':.:.:.:.:.　l
　　　　　　　　　　　　 /:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.',　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,':.:.:.:.:.　 !
　　　　　　　　　　　　,':.:.:.:.:ｌ:.ｒ、:.:.:.:.:',　　　　　　　　　,__　　　　　　 .,.':.:.:.:.:.:　 .!
　　　　　　　　　　　　!.:.:..:.:.',l:.:ヽ:.:.:.:.:',　 し　　　　　 ｰ‐‐`　　　　　/.,':.:.:.:　/ ,'
　　　　　　　　　　　　 ヽ:.:.:.:.',:.:.:.:.7 、!、　　　　　　　　　　　　　　　 ,':.:. イ　!
　　　　　　　　　　　　　_ゝ:.:.:.:.:.:.／:.:ヽ{.!、　　　　　　　　　　　　 .イ／:!
　　　　　　　　　　　　　ﾏ≧ｲ/:.:.:.:.:.:　,':!≧s。　　　　　　　　.イ:.:.ﾉl:.:.:.　ヽ
　　　　　　　　　　　　 .ｲﾆﾆ7:.ｒ:.:.:.:.　{r∥: : : : ≧ｓ。　 ｓ≦:.!`ｰ/ .}:.:.:..　 .ヽ
　　　　　　　　　　　 〈ﾆﾆﾆﾑ.{λ:.:.:.:.:.ヽ≧ｓ、: : : : : !¨¨　!¨ﾘヽ　 /:.:.:.:.:.:/:.l
　　　　　　　　　　　　　イ:.:.:.:.::::::::ヽ:.:.:.:.Ｙ マ三ﾆﾆ☆:::::::::::::::::::７,: : : : :/ !,'
　　　　　　　　　イヽ:.ヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ﾘﾘ;:',: : : : : : : : :l:::::::::::::.:.:.:!{!:.:.:.:ｲ　 !'
　　　　　　　, ' ヽ ',==ヽ:.:ヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::',　、＿＿ .l:::::::::.:.:.:.:.:.:.',:{ 、
 

　　　　　　　　.〃　　　 ,　ｰ　 ‐ヽ　　　　 ヽ　　　 .ヽ
　　　　　　　〃　　　 ／'''　　¨　'' .'.,　　　　 .'.,　　　 .',
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　　　　　　　　!　ｚ===ミ　　　　　　彡===ｚ',.l　　　!:.　　l
　　　　　　　　!《　匕:::ﾊ`　　　　　 匕::::::ﾊ `ｬ　　 l.:. :. .,'　　　　　　　　　　　　えぇ・・・？
　　　　　　　 ::',ヽ 乂　ｿ　　　　　　乂　 ｿ　ｲ..:　　ﾄ.:.:..,'
　　　　　　　 :::.',　` ''''　　　　　　　　　''''　.,'/.:　　.ﾘ.:.:.'.',
　　　　　　　　.:',ヽ　　　　 ′　　　　　　　ｲ.,.:　　l!!.:.:..::..!
　　　　　　　　', .',　　　　　　____　　　　 u　,'　 .:ﾉ.!!.:.:..:/
　　　　　　　ヽ ', .',　　　　 ﾏ 　　`ｧ　　　..:,'.:.:.ｲ,,.:ﾘ.辷ら
　　　　　　.ﾉ.:.:...ヽ　+。　　　 ¨¨¨　　　:.:.イ!.:.:..',泛ﾆ二〈
　　　　　./,'! .:.:..:', 泛二≧ｓ。　　.:.:..:イ.:.:.ｲ.:.:　 .ﾏﾆﾆﾆら
　　　　　.',! ',　　 .',ひ泛ｧ.イ:/l: : : : : : _ｒ''.ｧ　 .,!./''マえ圦,
　　　　　　　 ゝ　.!ﾘ¨　.: : : :l: : マ三≦: ＾l　イ}ｲ: :　　　. ｲｧ''　、
　　　　　, -、. l/i　　　　　　!: : : : : : : : : : !: :　　　　　ｲｧ' ／__ヽ
ｭ,,_.ｒヽｲ　 イ　ヽ_　　　　　 .!　,,　- ,,　　./　　　　 .ｲｧ'.／:／.:.:..:.:ヽ
　　 ./-/　　,,イ　',　　　　　l辷ﾆﾆﾆ辷 /　　　　ｲｧ.／／.:.:..:.:..:.:..:.:.',
 

　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ -‐‐-.　　 　 -‐‐- ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　　 　 　 　 ／ /.　　　　､　　　　 /.　　 　 ､　＼
.　　 　 　 　 　 ／ 　 {　 二ﾆ= } 　 　 　{ =ﾆ二　 }　　 ＼　　　　　　　　　　　　だから、好きになって貰える努力をする。
　　　　　　　／ 　 　 -‐‐-　,　′　　 　 　 ,　 -‐‐-.　 　 ＼
　　　　　 ／　　　　　　　　 {　　　 人 　 　 }　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　一緒に居たいって思ってもらえるように。
.　　　 　 |　　　゛ ゛ ゛　　 　 〉‐‐イ　　ﾟｒ‐‐ｲ　　 　 ゛ ゛ ゛　　　 |
.　　　 　 |　　　　　　 　 　 / |　| |　l　 | 　 !.　　　　 　 　 　 　 |　 　 　 　 　 　 これからよろしくだお、風殿。
.　　　 　 | 　 　 　 　 ,.　　/　|　| |　l　 | 　 !.　　　　 　 　 　 　 |
.　　　　　＼　　　 　 {　　 ヽ ,＿__ ＿＿,.　'　　　　　　　　　 ／
　　　　　 　 ＼ 　 　 ゝ　　　　　　　　　　　,.　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣
 

　残された日記からは「この先を、この人と共に歩む事に後悔は無かった。」と残っている。
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　　　　　　　　　　　まじか・・・
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 まじか。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　　　　　　なお、翌年の1574年の一月には孫一が懐妊。
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,． '　　　　　　　　　｀丶､
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 /　　　,r' 　 　 　 ,r-､　 -､　　　　丶
　　　　　　　 　 　 /　 　 ./　 　 　 ／‐　''''' ￢ﾍ,　　　　ヽ
　　　　　　　　　　' 　 　 /　　,' 　/　　　　　　 　 ヽ　　　　ﾞ、
　　　　　　　　　 I　　　 ﾞ　　 i　/　 　 　 　 　 　 　 '.　!　 　'.
.　　　　 　 　 　 j　　　 l　　 f /　 　 　 　 　 　 　 　 Vl　　　l
　　　　　　　　 ｜　　 .|　　 j7''ー--xz.　　　　､.．｡=-N　 　 1
　　　　　　　　　|　　....l　　 .|　　　　　　　　　　　 　 　 }　 　 1
　　　　　　　　　1　 ..,ｲ　　｜　　　　　　 　 　 　 　 　 j　　　 |
　　　　　　　　　 V .7 |　　 .l,,､..,＿_,._　　　　　､,,＿__ ∥　 　 |　　　　　　　　こればっかりは読めませんからねぇ。
.　　　　　　　 　 ∧..{ .}　　ﾍ1　｀￣　　 　 　 　 ｀￣ ７/　　 ｉ｜
　 　 　 　 　 　 ‘、｀`'|　　　i代 ﾞﾞﾞ　　　　　｀　　 ﾞﾞ"./ｲ　 　.j| |　　　 　 　 　 気長に待ちます。
　　　　　 　 　 　 ＼_:|　　　 1　　　　 　 　 　 　 　 ´∥ 　ノ'り
　 　 　 　 　 　 　 ﾏミ{ ト､,_　 ト.　　　 　 <7　　　 ,ノ { ／! ./
　　　　　　　　 　 ｨ'三N三｝.＼l　丶､　　　　 ,..ィﾐj三f1... ヾ
　　　　　　　　　　/ﾍﾆ汽ｿ 　 ..}zx、_　`'j:.:.く云=ﾐ三ﾐj!　　 ヽ
　　　　　 　 ,.ィ＜~^´　/,r　　 .{^ヾ三三i{ｰil:.:.^ﾍ `ﾞア　　　/｝
　　　　　　/ 丶 　 ＼ {ハ　　　ト、 　 　 ｀ .}:.:.:.:.|　 l^{　/{く.´
　　　　　 .ﾞ　　　＼　 ヽ　 ＼ﾄ ﾉ:.:i､｀ﾞヽ　'ﾞ´|:.:.:.:j　 　 `'　　ﾟ、
　　　 　 .j　　　　　 '､　ヽ　　 '^､:.:.ﾍ､_　、　|:.:.:.:'　　　/:　j　ﾞ､
. 　 　 　 {　　　　　　 Vi　ﾍ　　　V:.:.:'ミx},xﾐ|:.:.:/　　 /　V　　｝
 

　　　　　　　　　　この数か月後に風の妊娠が発覚。
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　違うんです（震え声）
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　　秀吉から搾り取られるのだが、これは先の話である。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回に続く