――この世で一番高価なガチャ、それは出産 act2
日本のある家庭にそれはそれはかわいいかわいい赤ん坊が生まれました
、i;:;:;l: : :.l l: : : : : : : : : : : : : : : :.r'/: :./;:;:;
,. -‐― 》 . ヽ;:;l: : //: : : : : : : : : : : : : : : :.l |: : :/;:;:;:;
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. ∨ ,,..-''"´ ヽ i i i: : //: : : :
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∨l / l ',: : ‐-. . . . . . . . . . . .l l: : : : : : : : : :
iハ ,' ´ ̄` ´ ̄` l ∧::::::::.... : :.:.:.::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
l ∨ { ,_ _ 、,,__.、 lハ `ヽ、::::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : : .
∧ ヽ、_. l `¨¨´ ',、 ヽ::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
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/ , '´:∨ `ヽ cっ /´`ヽ ト、: : : : : : :.l l: : : : : : : /: : ..
. //: : :/ヽ、 ', /´`ヽ、 ,.ゝ'," i^ti `ー- 、: :l l: : : : : :./: : : ..
. 《: : : / /: : ヽ、 '>i_,.....,_ ト,´o_,<.ト'"ノ、 / ` ^' ヽ、::/: : : :
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ー-、:i .l ` 'ー-- .,,__ ./ /: : `ヽ、
すくすくと育ったその赤ん坊……やる夫くん。しかし、ある程度育ってくると周囲の子と差というものがでてきます
人の能力や基質は生まれた時点で「7割以上」決まっている、それ故この世で出産は最も高額なガチャとすら言われています
そしてこのやる夫くんの才能というのは……
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/― ―\
/ ● ● \
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’
/ i!
i 丶 i ! i!
γ⌒゙ヽ l l γ'.ヽ
i i,__,,ノ i,__,,ノ__,,丿
ヽ,_,ノ"~´ ̄  ̄
才能ダイス 学術 【1D10:4】 2:運動 【1D10:2】 3:芸術【1D10:2】
1:みそっかす
2:人並み以下だが絶望するほどではない
3:人並み
4:優秀といっていいレベル
5:グンバツ
6:みそっかす
7:人並み以下だが絶望するほどではない
8:人並み
9:優秀といっていいレベル
10:神童じゃったか
やる夫くんは幼稚園では毎日図鑑を読んでそれを全部覚えたり
あいうえおや数字を覚えるのも普通の子よりもだいぶ早かったり、天才というほどではないですが
どうやらかなり頭がいい子のようです
____
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ヽ (_ノ ィ’ ...| | |
Y v、 、 ヽ .| | |
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γ⌒ヽ)ニニニニ _|_|__|_
そのかわり、お絵かきや運動はちょっと苦手……といっても、どうしようもないほど苦手というほどでなく
そういったことよりは本を読んだりすることを好む勉強向きな子、というほうがいいでしょう
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/⌒ ⌒\
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\ /
__/ ¶___ ヽ__
λ ` ).` ̄| ̄(_ノ |
|`ー' .| '''' ' | 日
| 9=ε-.6 | '''..-- |
| '' | ''-. ,|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
とはいえ、これはあくまで本人の素質、いわばコップの大きさ。どんな才能であれ残り3割の”環境”、すなわち
どれほど親や周囲が水を注いでくれるでどのような成長をするのか、あるいは芽がでないのかがきまっていきます
やる夫くんがおかれている環境というのは……
____
/─ ─\
/ ● ● \
. | ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| __
\ / ̄ ̄⌒/⌒ /
. ( ._/ / _/
\ ,(_ ) / ( _)
/___./,__ /
【1D10:5】
1:みそっかす
2:少々苦しい家庭
3:一般的な家庭
4:一般的よりはいいといっていい家庭
5:かなりの上流階級
6:みそっかす
7:少々苦しい家庭
8:一般的な家庭
9:一般的よりはいいといっていい家庭
10:熱烈歓迎
どうやらやる夫くんは相当に恵まれた家の子どものようです。優しいお母さんとお父さんに恵まれ
たっぷりの愛情を注がれて育つことになるようです
_, --、_
r/::_::::::::\
_,ノ⌒¨´:::::::::::::: ̄ ̄`丶、
/:/:::::::::::::::::::\::::::::::::、:::::::::::ヽ
/:::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::.
/:::::::::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::\::::::.
/:::::::::::::/、:::::::::::::l、:::::::::::::::::::::::::::::ミ=-‐
/::::::::::: / \ :::::::::l \――-:::::::::::\::|
/:::::::::::: i_.. -―、:::::l \:::\::::::::::::::::≧=- やる夫は本当に頭がいいこね……
///::::::::| ___ \l ,x竓竿ミx丁厂 ̄「
/ /::::/:|,ィi乏丐 ゚⌒~ '” j/_ノ::::::| もう、こんなことまでわかるなんて
厶イ {:∧``,, '' /-、_::::/
` _ 〃: :マ厶、
> . < ノ //[!: :/マ:lム゙ヽ、_
/ /i|:i ._ イ ./=: :=' : マ:lム: : : :\
/: : /:l:/ l : : ', ̄l/ ./: : [l/: : : :マlハ: : : : : ヽ
.′ ん7: :l: : : :`く /: ♀:/: : : : !l:} : : : : : }
{ : : {:l:{: : : : : : : : 〉 : : : : /: : : : : 、}:l:}/: : : : \
、: : {:l:{: : : :、: : /: : : : : / : : : : /こフ : /: : : : ヽ
}ヽ: Vl: : : : \/: : : : : /: : : :///^|/: : : : : : : i
!: : :゙.! : : : : /: : : : : /: : ://〃:l:リ : : : : : : : : i|
{: : : : l: : : : / : : : : /: : :〈__ノ/:l:l/」: : : : : : : : 八
/|: : : : :. : : /: : :( \: : :,.--、: /:l::/: : : : : : : :__: : \
/::::::|: : : : : :、/: : : : :.\ \i . V⌒ヽi⌒ヽ : /´ ̄`ヾ: :ヽ
/ィ::::::/: : : /: : :{: : : : : : { :\ |__ノ { }l ,ノ ∨ ∨ }
{::::/: : /: : / :丁ニ=- :廴: :ヽ .∧ N l :. } リ
∨:ー': : : /: : / ∨:l:l:l:l:l斗:心、 ヽ_ノ `′ //
〈 : : : : : / :/ / }:l:l:r'_......_ ` { _. <く
\: : : :/ | /r彡/:l:l:l:/:l:l:≧x、 _ノ≦x、:{ ̄
/ ̄´ 从ん:l:l/:l:l:l:/:l:l:l:/:l:l:ヽ.._..,x≦、:l:l:l:l:l:l:心`ー-
/ ,x≦:l:l:l:l:/:l:l:l:/:l:l/:l:l:l:l:l:l:l:l/:l:l:l:l:\:l:l:l:l:l:l/ハ.二
/_,x≦:l:l:l:l:l:l:l:/:l:l:l:/:l:l:l:\:l:l:l:l:l:l:/:l:l:l:l:l:l:l:l:l:lヽ:l/:l:l:l} ̄
 ̄ ̄ ヽ
/ ____ }
/ ィi〔/(__)/{´
く /-=ニニニニ>、
>ァチア|¨-=ニニニニニ>
ノィY'^ミ | ┃ ┃|
ノハ:{ | | なんせ私達の子どもだからね……ほーらやる夫
从ト、 | 乂_.ノ |
_}:::`| | お土産に子ども図鑑かってきたぞー!
{ ≧sニ=---rァ‐'
__ ,. ィi〔` __} ト-- __
。o≦ { o  ̄ ¨¨≧s。__
 ̄ ', } j{ >、
V j / L_
∧ , }
', vo { ¨ヽ
〉 i } -- }
,.イ/ : ' ¨¨  ̄ 丶
ハ/// } jト . \
V// } o \ _ .ィ^::.. }
V/ } i 〉' ¨¨ ′
v/ { l ′ /
} { | / /
, { o ' /
/ { { / /
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/― ―\
/ ● ● \
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i
ヽ ll|l (_ノ ll|l / わーい!!ありがとうだお、トーチャン!!
从l||l |l||l从
( ⌒ ) ( ⌒ )
さて、そういう恵まれた環境で生まれたやる夫くん。彼の家の特徴をあげると……
__
}__\
{/∧ 丶
r‐=ニ{//∧ \
 ̄≧s。/∧ 、
/ / / ¨≧s。 /
/ / ^>ミミ}´
〈`ー' / ィ´ミミミノ うちの特徴かい?そうだね……
‐<.: :´ }二{"
rくヘ ̄ __∧
,イ  ̄>、-‐∧
/ /o \-‐〉、
/ / / ̄ ',
ィi:i: ′ 〉' : :}
/i:i/ / . . /
'i:i:i:i:i{ ′ . : : :/
// ̄>、 __ ___/ . . : : : ′
,ィ'/ ヾ} 、 :. } . . : : :/
Ⅵ___ レし'し}ノ . . : :/
{i:i:i:i>、 ヽ}/ イ
`ー=={ \ イ: {
} ` ---<: : : :{
} 丶_:_:_: :∧
{ : : :/: :ハ
ノ --: : : :_}
ヽ斗 ‐‐ -== ¨¨  ̄∧
`} / ∧
【1D5:3】
1:パッパはパイロットで国際色豊かやで!
2:代々続く名門だから習い事とか充実してるで!
3:金銭的に特に恵まれてるぞ!
4:地主で農園もってるから食い物と自然はすばらしいぞ
5:優しくてメシウマで良妻賢母なマッマがおる以上のあたりがあるか?
/ ____ }
/ ィi〔/(__)/{´
く /-=ニニニニ>、
>ァチア|¨-=ニニニニニ>
ノィY'^ミ | ┃ ┃|
ノハ:{ | | まぁお金に不自由することはほぼないかな
从ト、 | 乂_.ノ |
_}:::`| | 相応の稼ぎも蓄えもあるしね
{ ≧sニ=---rァ‐'
__ ,. ィi〔` __} ト-- __ だからやる夫がどんな道を歩みたがっても応援できるかな
。o≦ { o  ̄ ¨¨≧s。__
 ̄ ', } j{ >、
V j / L_
∧ , }
', vo { ¨ヽ
〉 i } -- }
,.イ/ : ' ¨¨  ̄ 丶
ハ/// } jト . \
V// } o \ _ .ィ^::.. }
V/ } i 〉' ¨¨ ′
v/ { l ′ /
} { | / /
, { o ' /
/ { { / /
パッパの職業
【1D5:1】
1:自営業
2:遺産で食べていける勢
3:投資家
4:開業医
5:政治家もやってる田舎の地主
どうやらやる夫くんはかなり大きな会社の社長息子、お坊ちゃんのようですね。そんなおぼっちゃまやる夫くん
彼が小学校にあがるころ……
____
/ ─ ─\
/ ● ● \ え?小学校?
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
\ / 【1D2:1】 1:お受験して私立 2:地元の公立 だお
ir⌒/ヾi |i\
||~(__丿| ├‐'
||_|_|__|/ 、 / テフ
\__〉/ テフ
Lノ
【1D10:6】
1:勉強系イベント
2:運動系イベント
3:芸術系イベント
4:家族イベント
5:恋愛系イベント
6:勉強系イベント
7:運動系イベント
8:芸術系イベント
9:兄弟イベント
10:熱烈歓迎!
さて、まずやる夫くんが通うことになったのはお坊ちゃんらしく私立の名門小学校。これは家庭環境や社長の息子であること
そしてやる夫くん自身が頭がいい方だったりと環境的にごくごく当然の成り行きだったとも言えます
i:.:.:.:.:.:.:/:,ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:、
|:.:_,..:.:.'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. // ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:,
-≦:.-=チ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
|:._,,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄/ ̄ ¨¨ キ-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
-=≦--=彡_ ..ィ:./}:.:/ |:.:/:.:.:.:.:.:.:./ l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
|:.:. ̄:.V 、|/ .}/ __ |∧:.:.:.:.:.:./` ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
|:.:.:.:.:.:.{ 「  ̄``'ミ '.∧:./ .l:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:. l
|:.:.:.:.:.:.:.、 /// =ミx、 ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.l やっぱりせっかくですからお受験をして
|:.:.:.:.:.:.:.:.`ー! ん}:.:.:.:.:.:.:∧|
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、 ′ /// /ノ }:.:/}/}/ やる夫には私立の小学校にいってもらいましょう
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ、 _ }/
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / l:、 ` > / やる夫は頭がいいですし、そっちのほうがちゃんとした子も多くて
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.i/ } ヽ、 イ
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| } ` .,_,, '"´ いいお友達もいっぱいできそうですし
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| __ } {
|:.:.:._,,'"´: :\、 77 ̄`ミ、_
___レ7:l:/: : : : : : : : :\ 、 /./: : : : : : : \ヘー--- ミ、
': : : : : l:l:l:i: : : :、: : : : : : : \ / /: : : : : : : /: : Vヘ: : : : : : :ヽ
: : : : : .l:l:l:|: : : : \: : : : : : : ヽ/: : : : : : : / : : : Vヘ: : : : : : : ,
: : : : : :l:l:l:|: : : : : : ヽ: : : : : : /: : : : : : : /: : : : : :Vヘ: : : :i : : l
: : : : : .!:l:l:!: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/: : : : : : : Vヘ: : :!: : :l
: : : : : l:l:l:l{: : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/ : : : : : : : : Vヘ-く : : l、
: : : : `l:l:l:l{: : : : : : : : : : :./: : : : : : : :/: : : : : : : : : : Vニニミx: l: ヽ
: : : : : l:l:l:{: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :.V:l:l:l:l:}: : : :',
 ̄ ̄ ヽ
/ ____ }
/ ィi〔/(__)/{´
く /-=ニニニニ>、
>ァチア|¨-=ニニニニニ>
ノィY'^ミ | ┃ ┃|
ノハ:{ | | せやね。向いてなさそうだったらやめとこうかってなるけど
从ト、 | 乂_.ノ |
_}:::`| | やる夫は頭がいいしお受験むきだし、お受験させとこうか
{ ≧sニ=---rァ‐'
__ ,. ィi〔` __} ト-- __
。o≦ { o  ̄ ¨¨≧s。__
 ̄ ', } j{ >、
V j / L_
∧ , }
', vo { ¨ヽ
〉 i } -- }
,.イ/ : ' ¨¨  ̄ 丶
ハ/// } jト . \
V// } o \ _ .ィ^::.. }
V/ } i 〉' ¨¨ ′
v/ { l ′ /
} { | / /
, { o ' /
/ { { / /
そうしてもともとの頭の良さがあってか私立の名門小学校へと無事入学したやる夫くん
そんな彼が入学先にまっていたのは……
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/― ―\
/ ● ● \
|⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃|
_\ /
|i⌒/ヾ> r7、
||ミ|| || |:| |
|| || || |:| |
ll、_(_ノ |_ノ
| /|. |
| / .|. |
(__ノ (__)
【1D10:6】
1:上には上がいるという現実
2:同じくらいの友達いっぱい!たーのしー!
3:家庭教師や公○式など習い事の日々
4:上の子にひっぱられて勉強に夢中になるやる夫くん
5:やる夫くん、夢中になれる科目をみつける
6:上には上がいるという現実
7:同じくらいの友達いっぱい!たーのしー!
8:家庭教師や公○式など習い事の日々
9:上の子にひっぱられて勉強に夢中になるやる夫くん
10:熱烈歓迎
やる夫くんは実際優秀といってよく、お受験も頑張った結果名門小学校の中でも上位に入る学校に入れていました。
そしてひょっとして自分は頭がいいかもと無邪気に考え出していましたが……
――残念ながらか、あるいは幸いなことにかやる夫くんの学校には彼よりずっと上の……いわゆる天才とでもいうべき子がおり
やる夫くんは小学生にして現実を思い知ることとなります
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/― ―\
/ ○ ○ \
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\ ┃ . /
. ´ ̄x==ミ__ -─γ⌒ヽ `丶
/ { _ノ ´ ̄ ̄\__ノ
`シ´ \
/ / / /\ \ \ }:. |
| / / | | |-─|─-ミ |\| | |
| | { {/| ̄八 jノ斗==ミ } } 八/ j
| | { 乂ィfてト トィリ狄 ノ ノ / /|
r「「ヽ/〉 八 小弋シ `¨´ノ イ /|
LLL/ ∧ 〉 \ 圦 ' __ 7 ノ | / |
../ ノ ∨ | ≧s。 イ { | ∧
_{__/\ ′ 乂 √丁 √| トミ ∧/ ∧
{ _{ }/ / ̄イハ/_/イi| |'⌒ヽ \
厂 ∨/ />'゙/ィi:レ'イ㌻/∧ ∨ ∨
∨ ∧ ,.ィァ'´::::::イi:i:i:}二_/::::/ \ \ 〉 /
..∨ ∨ /::::,イシ´ ̄::::::::::::::::{ \ 〉//
_∨_/_。s≦㌻::::::::::::::::::::::::::::∧ /{
i:i:i:i:>''ィ㌻::://:⌒'ミh、::::::::::::::::::::::〉 / \
 ̄ \//イ::://:::::::::::::::::::‐=≦:::::::{: /
{i{/::::://::::::::::::::::::::\::::::::/〈 /
/⌒7/⌒─:::::::::::::::::::Υ ‘, /
l<:::::://::::。s-─-- ミ:::::::| \__ '
,イ三三三三三三三二ニ∨
イ三三三三三三三二二ニハ
三三三三三三三三三三三}
どれだけ頑張っても、やる夫くんにはできもしないことを鼻歌交じりで軽くやってしまうような上の存在。
小学生にしてそのような存在と出会ってしまったやる夫くん、彼は……
___
/―三:―\ あいつなら3分で終わるのにやる夫は30分かけてもおわらんお……
/:::::○:三三○ \
|::::::::::::: (_,、_,)::::⊂| ___________
ヽ:::::::::::: l;;;;;;l ィ’.| | |
、...`ー'...、 ...| | |
【1D10:10】
1:劣等感に悩まされる
2:比較してもしょうがない、わりきっていこう
3:学校の勉強以外のことにも興味を持つ
4:諦めない、必死にくらいつく
5:そうだ、天才みんなと友達になればいいんだ!
6:劣等感に悩まされる
7:比較してもしょうがない、わりきっていこう
8:学校の勉強以外のことにも興味を持つ
9:諦めない、必死にくらいつく
10:熱烈歓迎
ここで熱烈か……やる夫くんはなにやら天才たちに囲まれて大きな変化をもたらされたようです
,ィ
/ | /uiu、
./ /| | |
/ // ____ ヽ /
/ // ./― ―\ | |
| // / ● ● \ .| |
ヘ〈_ |⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃|⌒)
〈_ィ\ ヽ_ノ //
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i /
| i
【1D10:1】
1:やる夫くん、勉強以外の才に目覚め強キャラポジへ
2:やる夫くん、天才たちの友達兼教え子ポジ
3:やる夫くん、まとめ役としての才に目覚める
4:天才たちのお世話係兼通訳
5:一人の天才と深い仲になる
6:やる夫くん、勉強以外の才に目覚め強キャラポジへ
7:やる夫くん、天才たちの友達兼教え子ポジ
8:やる夫くん、まとめ役としての才に目覚める
9:天才たちのお世話係兼通訳
10:天才ホイホイやる夫くん
____
/― ―\
/ ● ● \ あいつらと同じことをしてちゃぜってー勝てない
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
\ n,っ ィ’ でもやる夫にもなにか得意なことや向いてることがあるはずだお
( m/ ノi )
乂_ イ _ノ 小さい頃読んだ図鑑でも「なんでもできる生物」はいない、向き不向きあるってあったし
,、
___ /ノ、
/― ―\ /っソ だからあいつらとは違うステージで勝負するお!
/ ● ● \ /
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/ それこそ、そっちの分野でやる夫があいつらに
ヽ ィ/
/ Y 頼ってもらえるくらいに!そうしたらやる夫は負けじゃないお!
と、やる夫くんはもともと頭がいいので適者生存の原理をよく知っていました。それ故、彼は小学生ながら
自分なりの土俵を探し出します。そしてその結果……
. _ .___ _
.く ● > ../\ / \く ● >
...\/ / > < . \/
/⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i
\ ヘ ヽ._) / /
やる夫くんが見つけた彼の才
【1D10:8】
1:料理の才
2:お菓子作りの才
3:茶道の才
4:人たらしの才
5:投資の才
6:ゲーマーの才
7:趣味人の才
8:買い物の才
9:人脈つくりの才
10:起業家の才
やる夫が身につけた才能は”買い物の才”とでもいうべきものでした。それはどのようなものかというと、例えば
ある日の学校帰りのこと
-、 ィハ
、_ /::::::::ン二ニ廴_
|二≧x、,, '"´:::::::::::::::::::≧x、_
ハニ>''"´:::::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::` 、
. '::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. '::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
. ':::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
. '::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
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. , '::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
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:::::::::::::::: ハ:::::::::::::::::::::、:::::::::::::::/_ \:::::':、 .,:::::ト .__>
::::::::::::/ ‘,:::::::::::::::::::::}:::::::::ィ´ \:::\  ̄ |
::::::/ 、:::rー-、::/::::::/ ,.斗z \「 x= l
/ ヽ! ./::::イ ,x斧r' //{ あらやる夫、おかえりなさい。
. ‘、 /'" ゙'{ '^ゞ- ' 、 ;
.,_ /// ′ お母さんちょっと買い物に行ってくるわ
≧、 ノ ./^lイ
r</丶. `¨ .' /`:、 今日はスーパーでとんかつが安いから
_/:.:.:.` ., ≧=- _rヘ }/ヽ:.:.:.'.
_ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:` .,___{ lT}ハ / _`、:.:.:} とんかつに……
斗'":.:.:.:.:.`:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:` .,{ l l:.:.}:.} rへ ̄` ,
,,¨'<ニ≧x:.:.:.:.:.:`:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:`l l:.:.l L,ノ ,,ヽ、:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.`'くニ心、:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:.:.l l:./ `Y .〉:.:.:}
'、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`くニ心:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:l lハ L_フ /\:リ
____
/― ―\
/ ● ● \ あ、ダメだおかーちゃん。あそこのスーパーの特売肉は
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
\ n,っ ィ’ 質を考えたら割高。いつものお肉屋さんのほうがいいお
( m/ ノi )
乂_ イ _ノ
:::::::::::;′ ‘、:::::::::::::{、::::::::::::::::`::::::::::::::::\、:::,
∧:::::{ ___ノ ' ‘、:::::::::{ー---::::::::::::::`::::::,___:,
::∧::ハ ‘、:::{、{ \::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
イ:::Ⅵ:'. _ ‘、{ \ミx、::、::: ⌒'.:: i|
.}::::::゙{:;ム ィ" ̄` x竓ミx、  ̄}/ }::リ
.}:::::/Ⅵ ,, ;:/
ノイ ‘l { .ん そ、そうなの?じゃ、じゃあお肉はそこで買うとして
八 U ,__ノ/
、___ /:::::::l キャベツは……
` . `′ ′ イ:::::::::::::l
(/ 丶、 /:::::::::::::::::l /
へノ ` _,, '" ハ:::::::::::::::::::l/
_ . へ< \ .ノ 廴::::::::::::::l
:l:l:|:.:.:.:.:.:.:.:.\ \ / / \::::::::l≧
,、
___ /ノ、
/― ―\ /っソ
/ ● ● \ / 裏の八百屋さんが今日キャベツを仕入れる日だから
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/
ヽ ィ/ 絶対そっちがいいお!あそこのキャベツは隠れた目玉だから
/ Y
絶対お買い得だお!!
それは自営業の父親の背中を見て育ったからか……やる夫は自分の道を探していたとき、このような結論を出したのです
____
/― ―\ (どんな天才だってご飯や文房具はお金払って買うお
/ ● ● \
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | ”何を””どの店で””いくらで”買うか……これって
\ c 、n ィ’
( て ゝm ) すっごく大事なことじゃないかお?)
乂_入_ ノ
そしてその探求は母親がよく行く近場の店とスーパーの商品価値の比較から始まり、パソコンの使い方を覚えるとネットショップや
ネット通販をしていない場合でもチラシを確認するなどしてそのデータとつながりを深めていき……
――高学年にあがるころには、このようなことが可能になっていた
. /:: / _,,-''~~''-, l /__,,,-'''''-,,::::::::::...ヽ ヽ
. /::: .: / /::::::::(⌒):ヽ~~''''''-,,__ ______,,,-'''~~/::::::::(⌒)ヽ:::::::. ヽ l
/::::: :: / l::::::::::::::~~::::_,,'-''''/ ヽ~~''~ / ヽ,-'',,_:::::::::::~~:::::::l::::::::::::l .l
. l::::::: .:;: l .l:::::::::::::::::/ / ヽ /:: ヽ ~'-;:::::::::::::::lヽ:::::::::l l
. l:::::::::::l: l /ヽ::::::/::::::/::: ::: \ !ヽ::::::/;;;;l::::::::::l l l
. l::::::::::l l l;;;;;;;;~/:i::::/::: :: ヽ, l lヽ~;;;;;;;;l::::::::::l l. l
. l:::::::::l .l l;;;;;;;;/::/:::...::: ヽ!!ヽ;;;;;/::::::::::l l::: l
. l::::::::l l. l;;;;;;/::::::::: / , ,. ,. ヽ ヽ,!;;/:::::::::::l l::. l ……いつも取り寄せてたラーメン
. l::::::/ l. !/ , ./ ./ ./ /Vl .l l ヽヽ;:::::::::::::l l. l
. l::::/ .:l ./ ./::: .l.:: ./: l l l .l l,. !... , ヽ.ヽ:::::::;::l l| テレビで紹介されたから
. l::/ .:::l l::::l:::: ,.. .: .::l:: ./l:;: l::::. .l l:.. l.i. l l::. l;:::. , l l l::::::l::! l
. l/ .:::l l::::l:::::l:: :;:..:l l::.l_.l|l;; ll;;::..::i::l l::i::l_l;;-./-.l;_lヽ: l: l. l l::::::l ヽ 売り切れて食べられなくなって……
/ .::::l .l:::ll:::::l::: ::l;-l''.l::l '.ヽlヽ:~:ll:;l l:/:/ l:: / .l/~''l-,l: l:: l l::::::l ヽ
./ .:::::/ l::l.l::::::l:::ヽ,,,__,,,,,,-----,,ヽl.! '.l/ _l,---,---,,,__,ノ ./:: /ll::::::::l ヽ
/ ヽl.ヽ::;ヽ;;;ヽヽ i,_,ノ:::::::}' ' {,,,ノ:::::::::} ~i/:/l: /::':::::::: l ヽ
. / ヽヽヽ.ヽ;ヽ __ヽ;;;;O;ノ ヽ;;;;;O;ノ .///./::::::::::::::. l ヽ
. / ::::l::':: ::::l'' ~''---'''' ~''''---''~ '/::::' l:::::::::::::::::. .l ヽ
.::: ..::/ ::: :::l: :: :::ヽ '''' 〈| '''' /::::: l::::::::::::::: ::... l l
::: ::i:l . ::: ::l: ::l.ヽ. ___ /l::::: l:::::::::::::::: ::::.. l l
::: .l.l / ::: l::., l l ヽ, ./l::::l:::::: l::::::::::::::::: ::::.::l ::. l
::::. l l ./:: : .l:::.l l l ~''-,,_ _,,-''~ .ヽ:l::::::: l::::::::::::::::: :::::: l i:: /
::::::. l ./l./:: l:::.l l' /i ~''-,,,,-''~ iヽ ヽl::::::i .l:::::: ::::::::: ::: l /:. /
:::::::::.l /l::l::::. l::: l l /ヽヽ // ヽ .l::::::l l::::: :;:;:::::: :: l / l /
ヽ::::::lll l !::::. /i:::. l. l__,,-'''/ ヽヽ // ヽ~'-,,_l::::/ l:::: .l.l|'l::: .::/ / l/
ヽ:::l'l '.ヽ:::. /-''l:::::.ヽ .l:::::::::l l 〉 ヽ /〈 l l::::::::l:::/ .lヽ: l ' l: // / '
ヽ' \:. ./ ヽ::::::ヽl::::::::::l l ./ /~~'ヽヽ .//::::::::l:/ l l ヽlヽ l // /
___
¶ /― ―\ あー、あそこのかお?定価なら1週間後。即日なら3割マシのルートはあるお?
. /〔| ● ● \
〔γ ヽ ⊃ (_,、_,) ⊂|
〈 イ\ ィ’
乂_ノ、 》 ( ,、_ )
いつの間にかどんな品薄の品でもどこからともなく、相応の値段で手に入れることができるルートを確保したやる夫
いつしか彼はどんなプレミアものでも簡単に手に入れられる”魔法使い”、天才とは別の意味で注目を集める存在へとなっていた
__ , < ̄ ̄ ̄ > 、 _
, r===zン´ `´ `ヽ、<==x ヽ、
/ {{::::::; '´ ヽ:::::::::}} ヽ
,' i トト:/ jヘ_ ハ ヽ V;イイ ‘,
, }Ⅳ |´ | i ヽ Ⅵ{i ,
,. У | i |. | | i |Ⅶ ., 1週間なら待てる……定価でお願い
, {! _ム.⊥ _ !. ヒ__ 从_ , } ! :i
i l :八厂ヽ ! j /! _イ !:i i できれば、多めに
,' .ハ {,z丕于ミム, レx丕下メ、 .,':::| !
, {:::, \ 爪::t j::ハ {::t j:::広 〃!::::! ハ
,' :八 ヾ、.ゞ- ' `ー ぐ ,' / .│::i {! ‘,
! ::::::::ゝト.、__ヽ' ' ' 、 ' ' ' .ム/ | :│::; ,
! ::::: :::! 八 人::::│: |::::; i i
! :::: .:| {: ゝ、 ´` ,..イ }::: |: |::::; | i
! ::: ::: .::::l ! }ト ,,_,, ''{ ,'::: |: |:::: :::. !
ノ::::::: :::.. ::: l i j :ト、 ., !: !:: :::.. j
. /,zイ::: :::: j! } / |! :! У: |: |: ::::. !
( ( i:: 爪 |! j{ }!/イ ! j! :::::::. |
ヽ l .:: {ン.} │ |! ,' ,j 从ハ :::::::::.. j!
j/:::: K:八 :! |! ./ ! /: : :下、 :::::::::::. .!
/ !:::. 人: : :`` ヽ ヘ !イ: : : : // } ::::::::::::リ
ヽ::. ト、 ::\: :! , < \/ ヘ j: : : : :{ { .j イ:::::::::::/
____
/ ノ ヽ_\ 毎度だお。そのかわり今度パソコン教えてくれお
/ ● ● \
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ Lノ ィ’
c~、ノ γーっ
乂 ノ i、_ノ’
/ .:..... .: : .....:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨/////>'´ ,// |::::::::::::
ヽ:::::::::::::::::. :::: i.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨>'´ ,.-、. // /:::::::::::::
ヽ::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::::::、‐、-、_::::::::丶-、:::::::::::::〈 ', ;. ',// /|:::::::::::::
'、:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::ヽ`ヽ/`>、:::\ヾヽ::::::,. ', ', // / !::::::::::::: (あいつなんなんだよ……
',:::::::::::/:::::::::::::::::::ヽ:::::ヽ/ィ´ \::ヽ ヽ:::,. ', ', // /l |::::::::::::::
}::::::〃:::::::::::::::::::::::ヾ:::::ヽ. rx |!\:} ヽ:, ', ',// / l |:::::::::::::: 話題になって絶対手に入らないおもちゃや道具
l::::/!::::::::::::::::::::::::::::::i\:::{. vハ. ! ヽ }}, '、.// / / !::::::::::::::
j::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::i ` ゝヒリ__ノ i リ ヽ_//ノ`' ハ:::::::::::::: どこからか絶対しれーっと手に入れてやがるし)
,〃 ヽ:::::::::::::::::::::::::|!::〉//// U _,.-'´/7`丶-' '、-、:::::
/ ヽ::::::::::::::::::::||/// ' _,.-'´ // \`ー
ヽ:::::::::::::::く. ,._ ', r//} _,.-‐_ニニニ
'、::::::::::::| `r、 く{_,) ', ,/んソ ,.-'´,.-'´: : : : : :
'、:::::::::| ヽ:`ー/⌒ヽ ,.ィ Y ,.-'´ ,/: : : : : : : : :
',::::::::! ヽ/ { `{. {/ ,/: : : : : : : : : : : :
',::::/ lZZ>'^ヽ. ヽ. '、 ,/: : : : : : : : : : : : :
i:/ 〈. ヽ `, '、. {: : : : : : : : : :,.-'´:
ノ ,) ', ', ∨ ,.‐'´
f´ ! 〉-─'´
投資の才能とかだったらお金を増やすのが上手だったけど、買い物上手なやる夫は「お金で手に入れることができる」才ね
さて、そんなやる夫が中学にあがろうというころ……
____
/ ─ ─\ .___________
/ ● ● \ ...| | |
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ...| | | あいつのおかげでネット通販もはかどるお
ヽ (_ノ ィ’ ...| | |
Y v、 、 ヽ .| | | えーと……こいつは駄目、信用できない売り手
乂_ ) ,-、 .|_|___________|
γ⌒ヽ)ニニニニ _|_|__|_ こいつは……うん、割高だけどアリ。チェックチェックっと
【1D10:5】
1:勉強系のイベント
2:運動系のイベント
3:芸術系のイベント
4:才能使ったイベント
5:ヒロインフラグ
6:勉強系のイベント
7:運動系のイベント
8:芸術系のイベント
9:才能使ったイベント
10:熱烈歓迎
ヒロインフラグか……よし、せっかくだし応募します。40分まで1人1キャラ
【キャラ名】【出典名】でお願いします。あ、これ無理だわってなったキャラは私が省きます
禁止キャラは……なしにします
【1D42:25】
1.【小日向未来】【戦記絶唱シンフォギア】
2.【アンチョビ】【ガールズアンドパンツァー】
3.【大和】【艦隊これくしょん】
4.【五河琴里】【デートアライブ】
5.【響】【艦これ】
6.【浜風】【艦隊これくしょん】
7.【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
8.【櫻井桃華】【THE IDOLM@STER/シンデレラガールズ】
9.【輿水幸子】【THE IDOLM@STER シンデレラガールズ キュート】
10.【マリィ】【Diesirae】
11.【星野ルリ】【機動戦艦ナデシコ】
12.【葵・喜美】【境界線上のホライゾン】
13.【アナスタシア】【fgo】
14.【金剛】【艦隊これくしょん】
15.【島村卯月】【アイドルマスターシンデレラガールズ】
16.【綾瀬夕映】【魔法先生ネギま】
17.【西住みほ】【ガールズ&パンツァー】
18.【ユウキ】【ソードアート・オンライン】
19.【ジャンヌオルタ】【FGO】
20.【巴マミ】【魔法少女まどか☆マギカ】
21.【城ヶ崎莉嘉】【アイドルマスター シンデレラガールズ】
22.【篠ノ之束】【IS-インフィニット・ストラトス-】
23.【イエロー】【ポケットモンスター漫画版.mlt】
24.【高良みゆき】【らき☆すた】
25.【ダージリン】【ガルパン】
26.【フェイト・テスサロッサ】【リリカルなのは】
27.【高坂穂乃果】【ラブライブ!】
28.【ライーサ・ペットゲン】【ストライクウィッチーズ】
29.【城ヶ崎美嘉】【THE IDOLM@STER/シンデレラガールズ/パッション】
30.【更識楯無】【インフィニット・ストラトス】
31.【ベール=ゼファー】【ナイトウィザード】
32.【曹操(華琳)】【恋姫†無双】
33.【沙条愛歌】【Fate/Prototype】
34.【グレーテル】【おとぎ銃士赤ずきん】
35.【江ノ島盾子】【ダンガンロンパ】
36.【雛里】【恋姫夢想】
37.【西住まほ】【ガールズ&パンツァー】
38.【遠坂凛】【Fateシリーズ】
39.【萩風】【艦隊これくしょん】
40.【明石】【艦これ】
41.【大井】【艦これ】
42.【北山雫】【魔法科高校の劣等生】
さて、そろそろ中学入学が見えだしたころ。やる夫には一人、特に仲良くなった女子生徒がいた
____
/ ─ ─\ .___________
/ ● ● \ ...| | | えーと……ここはちょっと値上がりしてるからスルーで
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ...| | |
ヽ (_ノ ィ’ ...| | | それより今はこのお店のほうがお得度が……
Y v、 、 ヽ .| | |
乂_ ) ,-、 .|_|___________|
γ⌒ヽ)ニニニニ _|_|__|_
_ニ=- … ‐=ニ _
>''´- ―ミ `''<
ァ'′ `'< ヽ
// \. ∨
. ,' ,' \ ', V
/ i! ', ヽ ', ',} l
. ∥. | |. ハ . l. ハ 、 Y ', . VV. |
. | | | | |__| ハ l―ヽヽ、 .| | | |. ハ
', l 从ハ 从_ヘ { ,zzzzzzァ| ハ / ,'.从
. ゝ'、 マ竿ミ ゝ う uリ∥./イ 八//,ィ-、
ゝ乂 ゝぅソ ¨¨〃イ _..イァ'ヽ Y⌒
ハ` 、 "" ,ィ!ニ八 ノ ノ あの、やる夫さん、少々よろしいですか?
、 _ , . イ:::|-(_ ノ¨´
/ ̄Yヽ _ ,ィ::::: l__`´
ァ'´ ̄」_」./,ィ┴‐''^´ _〉
{. ヽ _) //,ィ:i:i:i:i:i:iヽ:i:i:i:i',
} ノ. ,イ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:',:i:i:i:il
/廴ノl.,イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}:i:i:i:i}
/:i:>''´>:i:i∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ:i:i:il
{アゝ=彳:i:i:i:i:∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:l
. ,イ:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:l
{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i:i:i:i:i:i:iV
. ',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ:i:i:i:i:i:i:i:iヘ
,ゝ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
. |:i:i:≧=-:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:ii:i:i:i:i:ハ
. マ:i:i:i:マ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〉:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〉
やる夫のクラスメイト:ダージリン(日英ハーフ)
※原作では純日本人だけど帳尻合わせで許してクレメンス
カタ
カタ
< ` ヽ 、 ____
/`ヽ、 ` ヽ、 ../― ―\
/ `ヽ、/ i ./ ● ● \ ああ、ダージリンかお。どうかしたかお?
`ヽ、 / i i、...|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
ヽ `ヽ/ i i ..> ィ’
.l `ヽ、 i i i#`ヽ<⌒ヽ、/ .ノ.|
..l .`i i i####>`ゞ_、_,,/ .|
`ヽ、 i i/ヽ//:::::::::`ヽ、 |
_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/. . . .____ . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. . . . ./ . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . \
. / . . / . . . . . . . . . |. . . . . . . . . . . . . . . \
/ . . / . . . . . . . . . . | | . . . . . . \.\. . . .
| . . . . . . . . . |. . ./ | . . . .|. . . . . . . . .l. . .\. |
| ./ .|. . . . . .│. . ′| . . . .|. . . . .│. . | . .|ハ|
|/. . |. . . . . .│ .′ . . . . .\. . ̄| ̄\ . .│
│. . |. . . . . .│ |/ ̄ \|\|\. .∨|│ . .│
∧. . |. .|. | . .│ | -‐┐ r三∧|. . / いえちょっと、お願いしたいことがありまして
. \乂|. | . .人_ j/ ̄ { 丿ィ/
/\|:人乂__ ′ {\
人_. .人 .>-へ r‐/\ノ_,ノ
( 〔 . Υ. . 厂| : . _冫  ̄\_}
 ̄>r' \ |/  ̄\〉
/ | \ / 厂}丿
/ ̄\∧ 厂 ̄\ ∧\
/ |'∧ / ̄\ ∨\, \
-‐== ニニニ| \|' /∨ . 〉 | |‐-
| \ .′ ∨ ∨ | \
/ ̄ ̄ ̄ ̄ |: / 人/ ヽ,! │
〈 ∧ / / ⅰ┐ |
│ 、: . . / ∧ / |/ | | | |
人丶. : . . . ′∨ 人 ..:.... 人| | |
彼女とやる夫の立ち位置
【1D10:9】
1:常連さんですな
2:秘密の常連さんですな
3:やっるに粉かけてるダー様
4:共犯者ですな
5:商売のパートナーです
6:常連さんですな
7:秘密の常連さんですな
8:やっるに粉かけてるダー様
9:共犯者ですな
10:許嫁やでー
やる夫とダージリンの関係……それを端的に表すなら
――”共犯者”であろう
´ `丶、
/ \
\
/ / |
/ /| |│ _,人_ |
| | ,' | |八 / `Y| | 近々でるあのアトリエの新作ぬいぐるみ
八| │| 八 │イ\ j |_
|二| ll | Τ|¬ト\ 斗テ允ァ| ∧`Yい 上級生の何人かが独占を狙ってるみたいだとか
| | |ャテ允 \∨ Vツ │ _丿人ノ
─ ll | 小. Vツ , ''' |厶イ_ノ_) 私のお茶友達がそんなことを言ってましたわよ
 ̄/ \|\}人''' 、 ノ /し人_丿
|│ `て> _ イ\_
丿ツ {{::⌒し/`ア__/ / ̄ ̄ ̄}}
∨ ::::〈_xく. /:::::/::::::::::::|
(⌒(\____ 冫::::/〉∠\_/ ::::Υ:::::::::::::::::|
oと_ニ二二つ) /.:::::〈//:: ¬ :::::::| :::::::::::::::::|
。 (\______/ /::::::::::::::::::::::::::(_/:::::::::l::::::::::::::::::ノ
`ア二二∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::/〉
〈\:::::::::人::::::::::ニ二:{::二::::::::::::::::::::l::::::::::::::::/
\::::::::::::::丶::_::::::人:::::::::::::::::::/|/:::::::::::/
\:::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::: ̄::/::::::::::::/
\__/::::::丶:::::::::::::::::::::イ:: /:::::::::/
/::::::::::::\\ :::::::::::::: |∨ ::::: /
カタ
カタ
< ` ヽ 、 ____
/`ヽ、 ` ヽ、 ../― ―\
/ `ヽ、/ i ./ ● ● \ あー、あそこのぬいぐるみはうちの女子には人気だからなー
`ヽ、 / i i、...|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
ヽ `ヽ/ i i ..> ィ’ マウント取るにはもってこいだし、高く売りつけて
.l `ヽ、 i i i#`ヽ<⌒ヽ、/ .ノ.|
..l .`i i i####>`ゞ_、_,,/ .| 転売ヤーやるにもいいしで確かにやりそうだお
`ヽ、 i i/ヽ//:::::::::`ヽ、 |
_ =―‐=ミ
/ ヽ
,イ ,| 、. ヽ
/ / ', ',ヽァ― 、 ∨
, ム- ヘ ゝ、>__ l |
l ハ__、ゞ~^イうハ》 }、.八 ですよね?それにあなたがいろいろ手に入れられてちやほやされるのが
| |! 《んソ 、 ´ ノ.イ八
V ゝゝ_乂 , ‐┐ |イ 〉 とっても気に食わないっていっていて、メンツを潰すのに躍起みたいですよ?
(__\_'、 ゝ-' ィノイ) _,、
,イ^ゝ乂ノ≧- <.{-く ///` 、
( _,,,、、、/ ゝ,ィ=====ミ|_ヘ〈_ァ ヽ、、
,ィ:i:i:i:i:i:/ イ { }ノ^''-、_ノh、
/:i:i:/:i:i:i:i:i:ih、 乂 :薔: ノ:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:ハ
. /:i:i/'´:i:i:i:i:i:i:i:i:i\xゝ==イ:i===:i∨:|:i:i:i:i:i:i:i:i:!
,:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |:i:i}:i:V:i:i:i:i:i:i:ハ
|:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ァ===ミ:i:i:ゝイ:i:iリ:i:i:∨i:i:i:i:i:i:|
|:i:i乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:::::::::::::::::ヽ:i:i:i:i:i:ソ \:iハ:i:i:i:i:i/
/:i:i:i/`''''''´/:::::i::::::::::::::::::::V:i:i:i:イ \:i:i:i:/
{:i:i:/:i:i:i:i:i:/:::::::::::|::::::::::::::::::::::∨:i:i:}  ̄
〈:i:i:i:i:i:i:iア::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::∨i:{
. ゝ=彳':::::::::::::_::: |:::::::::::::::::::::::::::',:i:i∨
/:i/::::::::/::::::::::`l::::::::::::::::::::::::::: ',:i:i:h、
/l/:::::::::,':::::::::::::::::::', :::::::::::::::::::::::::: ',:、ヽi〉
/ |:::::::::::{:::::::::::::::::::: ',:::::::::::::::::::::::::::::l::::V ヽ
. ノ._|:::::::: ,' ::::::::::::::::::: ',::::::::::::::::::::::::::::l:::::} ノ
. ハ /:::::::::/::::::::::::::::::::::::::'ヘ:::::::::::::::::::::::: l::::乂 ∨
{ . Y::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::l:ヘ:::::::::::::::::::::::',:::::ハ ∨
/ ハ::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::l:::::ヘ::::::::::::::::::: ∨ 廴_〉
__/__イ_>、::::l::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::ヘ::::::::::::::::::ヘ_/_ ,.-=ミ
/ニニニニニニニl::::::::::::::::::::::::::::::::lニニニヘ:::::::::::::::::ヘニニニニァ'⌒:::ノ::::}
|ニニニニニニニニ|::::::::::::::::::::::::::::::lニニニ.ハ:::::::::::::::::ヘニア^:::フ:::ノ:イ::::,ィ
|ニニニニニニニニ.|::::::::::::::::::::::::::::lニニニニ.ハ:::::::>''´::::::::`¨:::::(:::::::::ノ
|ニニニニニニニニ|::::::::::::::::::::::::::ムニニニニ.}:::::::::::::::::::::::::::,,ノ::_,,,イ
____
/ ─ ─\ .___________
/ ● ● \ ...| | | へー、そうかお?でもどっちかっていうと
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ...| |
ヽ (_ノ ィ’ ...| | | そいつらが潰したいのはダージリンのほうじゃないかお?
Y v、 、 ヽ .| | |
乂_ ) ,-、 .|_|___________| お茶会でそんな話がミミに入るくらいにはやりあってるんだお?
γ⌒ヽ)ニニニニ _|_|__|_
/ ./ / ヽ \
/ / . . ヽ
/ / /| iト、 ∨ ./ ハ
. / / l! .! \ _ ∨ //
i / _ | 从 \´  ̄ ` . ∨ i まぁ否定はしませんわ
l /'´ 从 \ ⌒\ i ! |
| ! { ´人 ヽ \ . | i l i ! やる夫さんと私のつながり、隠しておりませんしね
N l | ハ \j\j =≠彡ヽ ! ト. i | ! l|
人 | i ! / ハ =≠彡 Ni| l!ハ 从 j リ それで……どうなさるので?
Nル' j/} ' | l|リ j / ∨/./
.... ∠!⌒7⌒ ` -- 、__ __ノノ ムイ Y´ ̄`メ
ノ _.| / / / `ヽ、. ´ __ / { }
....( `| / , / / ィf ´ 人 ! メ、
....イ ⌒ゝ / ,..ヘ_.. |__r‐y'´{ \ノイ }
..r‐! --、ノゝ_-- ..__ _ イ.! | ∨ .从 __ ノ j ノ
.._:::| ___ノ:>====< : :ム. / j! __ __ ノ
..... ヽ ´ ヽ rフイ!:.... /7/! / /ニ\
. |ゝノ⌒イ´ ≧....7/ j / / /二二.\
ゝ _ .. :::: :: ヽ_ ノ.ニ7/^~ く /ニ二二二.\
___
/― ―\
/ ● ● \ それはこっちのセリフだお
|⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃|
\ / わざわざやる夫に話をもってきたダージリンは
( ~⌒γ⌒ )
λ `ー'^ー'i ”そいつらをどう料理したいのかお?”
〈 ノ
j 厂 {
(_ 人_ヽ
/― ―\ そいつらが邪魔してきたところでやりようはいくらでもあるけど
/ ● ● \
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| わざわざお話がってもってきたんだ、なにか腹案があるんだお?
\ n,っ ィ’
( m/ ノi ) そしてそれにやる夫の力が必要……違うかお?
乂_ イ _ノ
´ `丶、
/ \
\
/ / |
/ /| |│ _,人_ |
| | ,' | |八 / `Y| |
八| │| 八 │イ\ j |_
| Τ|¬ト\ 斗テ允ァ| ∧`Yい 話が早くて助かりますわ!!
| |ャテ允 \∨ Vツ │ _丿人ノ
| 小. Vツ , ''' |厶イ_ノ_) ええ、ちょっと徹底的にやって排除したかったんですよ!
\|\}人''' 、 ノ /し人_丿
`て> _ イ\_ 1つ年が上というだけでうちのチームで威張り散らして
{{::⌒し/`ア__/ / ̄ ̄ ̄}}
∨ ::::〈_xく. /:::::/::::::::::::| 悪影響をばらまいてますから!
(⌒(\____ 冫::::/〉∠\_/ ::::Υ:::::::::::::::::|
oと_ニ二二つ) /.:::::〈//:: ¬ :::::::| :::::::::::::::::|
。 (\______/ /::::::::::::::::::::::::::(_/:::::::::l::::::::::::::::::ノ
`ア二二∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::/〉
〈\:::::::::人::::::::::ニ二:{::二::::::::::::::::::::l::::::::::::::::/
\::::::::::::::丶::_::::::人:::::::::::::::::::/|/:::::::::::/
\:::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::: ̄::/::::::::::::/
\__/::::::丶:::::::::::::::::::::イ:: /:::::::::/
/::::::::::::\\ :::::::::::::: |∨ ::::: /
/. . . .____ . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. . . . ./ . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . \
. / . . / . . . . . . . . . |. . . . . . . . . . . . . . . \
/ . . / . . . . . . . . . . | | . . . . . . \.\. . . .
| . . . . . . . . . |. . ./ | . . . .|. . . . . . . . .l. . .\. |
| ./ .|. . . . . .│. . ′| . . . .|. . . . .│. . | . .|ハ|
|/. . |. . . . . .│ .′ . . . . .\. . ̄| ̄\ . .│
│. . |. . . . . .│ |/ ̄ \|\|\. .∨|│ . .│ ですので、徹底的に……そうですね
∧. . |. .|. | . .│ | -‐┐ r三∧|. . /
. \乂|. | . .人_ j/ ̄ { 丿ィ/ 二度とこちらに歯向かうつもりが起きない程度に
/\|:人乂__ ′ {\
人_. .人 .>-へ r‐/\ノ_,ノ 赤っ恥と懐へのダメージをですね
( 〔 . Υ. . 厂| : . _冫  ̄\_}
 ̄>r' \ |/  ̄\〉
/ | \ / 厂}丿
/ ̄\∧ 厂 ̄\ ∧\
/ |'∧ / ̄\ ∨\, \
-‐== ニニニ| \|' /∨ . 〉 | |‐-
| \ .′ ∨ ∨ | \
/ ̄ ̄ ̄ ̄ |: / 人/ ヽ,! │
〈 ∧ / / ⅰ┐ |
│ 、: . . / ∧ / |/ | | | |
人丶. : . . . ′∨ 人 ..:.... 人| | |
カタ
カタ
< ` ヽ 、 ____
/`ヽ、 ` ヽ、 ../― ―\
/ `ヽ、/ i ./ ● ● \ へいへい。んじゃ、そこのぬいぐるみをある程度確保した上で
`ヽ、 / i i、...|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
ヽ `ヽ/ i i ..> ィ’ 買い占めようとするあいつらに高値で間通して売りつけて
.l `ヽ、 i i i#`ヽ<⌒ヽ、/ .ノ.|
..l .`i i i####>`ゞ_、_,,/ .| その上で他所からもっと人気があるぬいぐるみもってきて価値をさげるかお
`ヽ、 i i/ヽ//:::::::::`ヽ、 |
何かを仕入れるということにどこまでも卓抜したやる夫。そしてやる夫が仕入れることができる品を「どう使えば一番効果的か」
考えることができるダージリン。小学生というにはあまりにも凶悪な才能が揃ってしまい……やる夫の買い物の才は
名門学園の中でますます猛威を振るうのでした
____
/― ―\
/ ● ● \ 一番嫌な買い物を相手にさせる。ダージリンが教えてくれた
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ,フキ 基本戦術だけど訂正ポイントはあるかお?
. Y v、 . ノ⌒⌒ヾ フキ
. 乂_ .γ )
ヽ ((
) ヽ
_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/. . . .____ . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. . . . ./ . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . \
. / . . / . . . . . . . . . |. . . . . . . . . . . . . . . \
/ . . / . . . . . . . . . . | | . . . . . . \.\. . . .
| . . . . . . . . . |. . ./ | . . . .|. . . . . . . . .l. . .\. |
| ./ .|. . . . . .│. . ′| . . . .|. . . . .│. . | . .|ハ|
|/. . |. . . . . .│ .′ . . . . .\. . ̄| ̄\ . .│
│. . |. . . . . .│ |/ ̄ \|\|\. .∨|│ . .│
∧. . |. .|. | . .│ | -‐┐ r三∧|. . / いえ、十分ですわ
. \乂|. | . .人_ j/ ̄ { 丿ィ/
/\|:人乂__ ′ {\ (まぁもっと悪辣にやる手はあるのですが
人_. .人 .>-へ r‐/\ノ_,ノ
( 〔 . Υ. . 厂| : . _冫  ̄\_} やりすぎは恨みを買いますしこの程度で十分ですわね)
 ̄>r' \ |/  ̄\〉
/ | \ / 厂}丿
/ ̄\∧ 厂 ̄\ ∧\
/ |'∧ / ̄\ ∨\, \
-‐== ニニニ| \|' /∨ . 〉 | |‐-
| \ .′ ∨ ∨ | \
/ ̄ ̄ ̄ ̄ |: / 人/ ヽ,! │
〈 ∧ / / ⅰ┐ |
│ 、: . . / ∧ / |/ | | | |
人丶. : . . . ′∨ 人 ..:.... 人| | |
そして中学にあがるころ……
そしてそんな恐るべき小学生がいよいよ中学生となり……
,,..-''"´ ̄ ̄"''-,,
/ -..,,_ '.,
../ -‐t.j-`''‐ _,,..-.',
,' `゙'' .‐t.j-、l さーて!今日から中学!
l r''´ ヽ`゙'' |
', `t'´`j-'′ ,' ばりばり頑張るお!
\  ̄ /
.`l-―――‐-..,,__ /
___|_:::::::::::::::::::||::::|
r:ヽ"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::',o└-..,,__
/::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ヽ、
./::::::::::::/ ̄ ̄l`゙l::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:|
../::::::::::::/  ̄ヽ┘::::::::::::::::::|o::::::::::::::::|::|
/:::::::::::/ . ̄ヽ|::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|:::|
【1D10:5】
1:勉強系イベント
2:運動系イベント
3:芸術系イベント
4:才能系イベント
5:新たなヒロインフラグ
6:勉強系イベント
7:運動系イベント
8:芸術系イベント
9:才能系イベント
10:熱烈歓迎!
やっぱ、金もっててできる男だからか?
【1D41:23】
1.【小日向未来】【戦記絶唱シンフォギア】
2.【アンチョビ】【ガールズアンドパンツァー】
3.【大和】【艦隊これくしょん】
4.【五河琴里】【デートアライブ】
5.【響】【艦これ】
6.【浜風】【艦隊これくしょん】
7.【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
8.【櫻井桃華】【THE IDOLM@STER/シンデレラガールズ】
9.【輿水幸子】【THE IDOLM@STER シンデレラガールズ キュート】
10.【マリィ】【Diesirae】
11.【星野ルリ】【機動戦艦ナデシコ】
12.【葵・喜美】【境界線上のホライゾン】
13.【アナスタシア】【fgo】
14.【金剛】【艦隊これくしょん】
15.【島村卯月】【アイドルマスターシンデレラガールズ】
16.【綾瀬夕映】【魔法先生ネギま】
17.【西住みほ】【ガールズ&パンツァー】
18.【ユウキ】【ソードアート・オンライン】
19.【ジャンヌオルタ】【FGO】
20.【巴マミ】【魔法少女まどか☆マギカ】
21.【城ヶ崎莉嘉】【アイドルマスター シンデレラガールズ】
22.【篠ノ之束】【IS-インフィニット・ストラトス-】
23.【イエロー】【ポケットモンスター漫画版.mlt】
24.【高良みゆき】【らき☆すた】
25.【フェイト・テスサロッサ】【リリカルなのは】
26.【高坂穂乃果】【ラブライブ!】
27.【ライーサ・ペットゲン】【ストライクウィッチーズ】
28.【城ヶ崎美嘉】【THE IDOLM@STER/シンデレラガールズ/パッション】
29.【更識楯無】【インフィニット・ストラトス】
30.【ベール=ゼファー】【ナイトウィザード】
31.【曹操(華琳)】【恋姫†無双】
32.【沙条愛歌】【Fate/Prototype】
33.【グレーテル】【おとぎ銃士赤ずきん】
34.【江ノ島盾子】【ダンガンロンパ】
35.【雛里】【恋姫夢想】
36.【西住まほ】【ガールズ&パンツァー】
37.【遠坂凛】【Fateシリーズ】
38.【萩風】【艦隊これくしょん】
39.【明石】【艦これ】
40.【大井】【艦これ】
41.【北山雫】【魔法科高校の劣等生】
さて、やる夫が中学にあがるとダージリン以外にも親しくするクラスメイトがまた増えていた。
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | お、イエロー!おはようだお!
\ ` ー'´ /
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
,. ´ ̄ ̄ ̄` 、
/ _ ` 、
// / / ` \
. /// { { \\ヽ
/ \ V´ ̄ ̄\ ヽ ヽヽ
| / ,. '´ ̄ \ '.
| | | // ヽ i
| | ! / / :ト、∧ \ |
V /´i ,.斗ミ、 \ト斗< ヽ >
V | :{ 心 \ N´心ヽ\ 「 !
V レヘ ト、| 以 以 Vr ト、」 ,'
、. 小 ` ` '' ,レノ / :/
ヽヽ 人 「 ̄ ̄} ,イ :/ :/ :/ あ、やる夫くん!おはよう!
,.-、 \\ > 、` ´,.イV ///
/ ヽ_}-、 >‐‐}:::::::::::::::::::{----< /ヽ
| ヽ_}_/ /:::| \_ __/ 「ヽ 〈「 ̄ ヽ
! ヽ_} /::::::! V !::::| r{ 二 }
冫_ノ::レ'::::::::| Ⅹ i/::::ハ } ヽ___/
. 〈::::::::::::::::::::::| Ⅹ |:::::::::/::::::::::::::冫
V:::::::::::::::::::! i!:::::::::::::::::::::::/
V ::::::::::ノ { V:::::::::::::::::/
\__〈 〉八:::::::::::/
,.,.=┬: : :  ̄ ̄二中ニく `ー'´
〈: : : !: : : : : _,. -=≦ ̄ヽ
\_,. < / 《ハ
/∧ ` } }
【1D2:1】 1:内部進学枠 2:外部入学枠
/ / \ \ 八 !/⌒\
r< メ < ヽ \ .斗=‐─━\/ マ≠ x __.
ノ ∠二二 ハ x<´_. 斗< ⌒ ヽ ヾ、 \_⌒ヽ . -‐=≠テフフ
( ∠二二二二ハ ∨ / /´ \-== ´ ノ>'
〈 二二二二二 ハ / /i! ヽ .斗≠'
ヾ.二二二二二∧ / _/__| ヽ vr f ´|
. ヾ二二二二ニ∧ i f´/ ! ハ _ \ l!
ヾ.二二二二∧ .| l l|/ 八 ト、 ! `ヽ マrf\j /
マ二二二二\ | ハ i|x==ミ. ヽ. |∧ j V } ∠_ 中学なっても同じクラスでよかったよー!
マ二二二二\!/ ト、 ! xx \! x==ミ トx \\V . ∠二..
マ二二二二ヽ 乂N ' \j j丁T「` ノ∠二ニ ボク、やっぱりやる夫くんと同じクラスがいいしね
マ二二二.ハ 八 「  ̄ `ヽ xx リ 八ノ x<二二二..
マ二二二ハ_ ヽ / . イ イ x<二二二二二..
マ二二二 } \i> . __ー ' . < x<二二二二二二ニ/
マ二二 / |二二二 二「 ̄/二二二二二二二 /
マ二 / \二二> ´ {二二二二二二>´
マ 7 メ>´ マ二二二二>´
マ _ヌ´ }二二>´ /
/ _水´ |二// . '
. レ'/ /
/ .:! /イ /
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | イエローさんや、やる夫たち内部進学組は
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ 基本クラス替えなしで同じ枠だお?
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | | もー、この子ってば天然なんだから
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
どうやって仲良くなったの?
【1D10:10】
1:普通に常連さんからやで
2:イエローは素直で良い子なんだよ!
3:上級生にカモられそうなのを助けたんやで
4:イエローの家で生まれたワンコの引取先探しをやってあげたんやで
5:やっるが買い物の才でこの子が拾った動物を助けたんやで
6:普通に常連さんからやで
7:イエローは素直で良い子なんだよ!
8:上級生にカモられそうなのを助けたんやで
9:イエローの家で生まれたワンコの引取先探しをやってあげたんやで
10:悪質ブリーダーをぶっ潰したんやで
いろんな噂が流れ一目も二目も置かれ距離をとられることが基本のやる夫。そんなやる夫に対してイエローはこれでもかというほど
笑顔で、それこそしっぽがあればぶんぶんとふられているのが見えそうな勢いでじゃれつき、満面の笑みで甘えていく
_,.。-―ァ=‐
⌒ヾミ。、 ,.。-'"´ >'"
,。<⌒:::::::ヽ ,.。 '"フ´ >ニ..,__
/ ---=二x≧イ / γ _二二ニ=‐
/ ..:;:イ´ ̄// >‐--‐ >。、
/ .:/" .:/:::{/{ヘ`ヽ /..:: `:: ヽ
. / ..:/ .:/.、 :∥::! ィ ,ィ ', ヘ:..ヽ
∥ .:/ 、:: \ー-‐''´/ / / ! ', ∨:ヘ
∥ !, l:.`゙¨´./.: / .: ̄7 ‐- ! i :. |i ',`ヾ.
i |マ .i;::::. i.:::. | ::: /. Vマ::. 「゚|ヽ、 i ',
| | i |V::::ム!::::::》、::ィ|ニニニミ、Vヽ:: i/ !:: | :: ',
| | l !. V( 八:∧:iヽ.! xxx` Vミit。|ィ:::..∥.:: i、!
V | | .| ヾミー゙} ヘ| `゙ ,___ ' xx`゙ト::从.::: ノ | あ、そっか!じゃボクはずっと
V:. .::l .!::! `'=ヽ {::`ー ニ>、 |;/ ヾ∥
V:. :. :| !::| ,ィ}`、 V:::::::::::У イ ` やる夫くんと同じクラスなんだ!
ゝ:.. ::.. ム!:::i (i:i:i:≧>。_ `¨¨゚",.。≦
ヽ:::. ::::::.. .ヽ::i ゞi:i:i:i:i:i:i:i:i:`冖´i:i〉、 よかったー!!やる夫くんと別のクラスなんてやだもん!
. \::ヾ::::::::::.∧ /Y_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i>' `゙<_ ___
`<ヾ:::::::::::ゝ,ノ´:::  ̄ ̄≧V_,.。、 リ、ー--≦´ `゙'ー=、
` =ニ;;;ノ=、::. 〈。,/ ,ノ=、 《i:ヽ ̄ ̄ ̄`゙'ー 。 :. ヽ、
/i:i:i:i:i:i`iY ヽ_'^ヽ‐" Vi:i:i》 ヽ :::.. Y
. ヾi:i:i:i:i:i:i:il <_,>''^>., マ∥ Y::: :!
ヾi:i:i:i:i:i:| 〈_,/-=イ :!} }:::/ :ノ
Vi:i:i从 :l′ _ノ:;イ/
マi:i:i:iム.. .::,′
マ:i:i:iム::... / ''::′
Ⅷi:i:i:i}::::''´ ''" |
Ⅶi:i:i:|::: ..::|
\i:i〈:::: ..:::::::|
>'^;:: ...:::::::: ''ヘ
x<´ ゞ::. ‐''" '" ヘ
/ `゙'ー ヘ
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_ノ ヽ _\
/ .',
,' __ __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l はは……そりゃありがとうだお
l U "" ( ,、 )"" l
'., `¨¨´ `¨¨´ / (イエローなーんでこんなにやる夫に
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ 好意的なんだお?そこまでお得意さんって
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_ わけでもないのに……)
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l \ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
| | \|:::::::::::::::::::::::::::::| ,' |
だが、それはちゃんと理由があってのこと。やる夫自身はもはや覚えているかも怪しいがそれは
小学校の卒業が迫ったころのこと……イエローが飼っていた犬を散歩させている際、たまたま
とある「有名ブリーダー」の裏の顔をみてしまったのだ
/ ̄ ヽ―-- 、_
_ // ̄` -―-、:::::::::::`゙ - 、
//:;:;:;:Y;:;:;:;:;:ー---、__ヽ、:::::::::::::::::\
. //:;:;:;:;:__/ _ \:::::::\::::::::ヽ、
/::|;:;:;:;r' __∠_ ヾ、:::::\::::::::\ おらおら!さっさと孕んでさっさとうめ!!
|::::|;:;:;:l l_∠)__,- '` ゞ-ヽ、::::丶、i
|:::|;:;:ノ_,-┤ ''' く .个i、:::::::`\ ガキをうまない犬に食わせる餌なんざねぇ!!
!:::ヾヽ f) / ノノ/;\::::::::::::\
ト::::::::i:〉く::::.... _ _/;::;:;:;\::::::::::::::\ お前の血統買うのにいくら金つんだとおもってやがるんだ!
| ヽ:::::! ヾ /_ >、 / !;:;:;:;:;:;:;:;::;:\::::::::::::::::\
|::::::ヽ::ヽ、ヽ/ l i|i| / |;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;:ヽ:::::::::::::::::ヽ、
|:::::::::::::∧ ', ノ i|i|/ |;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;.:;:;:丶:::::::::::::::ト!
|,::::::::::::∧ ヽ-‐' i|i|i|i| ',;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;: |:::::::::::::|
|;:;:;:,::::::::::::i| 州 li|i|i| ',;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;: ト,:::::::::|
!;:;:;:;:;:;:,::::::::i|il|l|ili|l|i|i|__,.┬―┐ ├‐┐;:;:;:::,;:;:;:;:| |ノ~V
l;:;:;:;:;:;:;:;:,:::::::::::li|l|ili ̄ l l ヽ ',;:;:;:;:;:|ヽノ
\;:;;|\iヽW::::/ l | ̄ ̄ i ',_,、ノ
ゝ'r -ー' ̄  ̄`--、_ l | l__ ヒfi_
/| | _
/ | ,. -‐  ̄ ` Y 、 `ヾ
: ,. -―´‐- ., ヽ ミ、 __
/ ∨ ` 、 \}: . > ´
. { i ― = ., ヽ > ´
ゝ、 ∨ > .,へ /
\\ \ __ > 、/
\`ー { `ヽ、 /
> -i l
γ´ |
| >‐ヘ 、 | (ひ、ひどい……こんなの、あんまりだよ)
| / / \ \ |
∨ { ト、 \.,_ l
∨ | \. \` 丶 、_ i
\ :∧__.ィ 、 \ ,ィチミx、、∧
\ :∧《 テミx.` ._ \ ∨ム ヾ ヘ
` <ヽ ∨ム ` 、\ 込} ι :.
i `¨ //// ゝ 人\
人 丶 /':::/ ./> .,_
> ., - ' ,. :::::::::::/ /:::::::::::::::::::> .,__
|::::i ― {::::::::::::/ i::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ
イエローはいい家の子で愛されて育ったこともあり、彼女にとって動物は大事な家族の一員。だからこそ
有名ブリーダーがあまりにもむごい商売をしているのを見過ごしたくないと思ったが、同時にできることもないと
自覚していた
/
〃 __
/// 丶
// ___ {/ // ヽ
/ / ,. ´ /  ̄ ``ヾ≧s。 ∧
/ ∥ / イ  ̄ ̄ 丶 \}=- ∧
{ {{ \ ヽ∥ヽ l
\_ \\∧ l l
/⌒` \ \ ∧ } ∥
/ / `、 \ ` 、 \ ', ./ ∥
{ イ ハ `、 `、 , \ ` 、 \ } / / (あの人のところにワンちゃんたちを助けてあげたい
l // /,.\\ \\ \ ` 、\ /
∨ l l _\\ \ 丶ァミ丶 丶 \ / でも、ボクがいくら声をいっても相手は有名な人
. 乂 ト`《 ̄ィヾ\ ≧=-イハヾk≧=- , _ \
ヽ | ∧ VJi VJハ l ノ /  ̄ \ とても取り合ってもらえないし警察だって動かない
ヽゝ∧ 乂ソ ゞ-′u /lイミく
{ ′__ ///ヽ ゝ どうしたら……)
丶 `ヽ __) /////∥ ̄¬=‐- 、
`≧=ァ‐--</////// ∥/// ヽ
/ イ//∥  ̄Y ̄ {{//////ヽ
/ / }// {{ /7 ¨ ̄ ) ∨//////∧
/ / /// 八 / // ̄) ∨//////∧
/ / }/////} /¨_) ヽ//////∧
/ / /////ノ // {\/////∧
/ / ////イ ,.イ l ∨////∧
/ / /////ハ /l ∨_∨////∧
. / / ////////// } ∨ ∨////∧
/ / /{ /////// }ト____ / \∨////∧
. / / / 乂//// } ̄|┌― ̄l__ / ∨////∧
普通ならそれで終わりだったか、無理に声をあげても黙殺されただろう。だが、彼女が声をあげたのは
警察でもブリーダー相手でもなく……
――彼女のペットの犬のための道具を買うためにたまたま利用したやる夫であった
カタ
カタ
< ` ヽ 、 ____
/`ヽ、 ` ヽ、 ../― ―\
/ `ヽ、/ i ./ ● ● \
`ヽ、 / i i、...|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | ふーん……なるほどねぇ
ヽ `ヽ/ i i ..> ィ’
.l `ヽ、 i i i#`ヽ<⌒ヽ、/ .ノ.| じゃあ、イエローが買いたいのはその悪徳ブリーダーの廃業と
..l .`i i i####>`ゞ_、_,,/ .|
`ヽ、 i i/ヽ//:::::::::`ヽ、 | そこのワンちゃんたちの命、でいいのかお?
/{ / ̄// ̄'ー──‐ 、
| .i/ / / ̄ ̄ ̄`ヽ、..`ヽ、_
_j ヽ  ̄ ̄ヽ、 \`ヽ、
. / { 、 \_ヽ \
/,ィ / ー─‐' ', ヽ\
'´i | ,{ ヽ _ i \、 i ト、|
| .| ハrt、 ; ヽ. \ ̄iヾ 、 ヽ | ヽ
、 i; .| リ_\ ヽ ヽ i >==ミ、 i 、 ヽ ij i、
.. ', i 、| 'シ´ハ\\ .V ハ笊ヽ、| ヽ、 i、 ′ヽ ヽ
ヾ ヽ人.匕i ヽ`ー─匕ソノ`jノ/⌒i、 |,} | ヽ ヽ
i ー┘ ` ー‐" i.{^.,ノヽ.|ハj \ ヽ ……え?
; 〈 r‐彡ノiリ i\i
ヽ r 、 ノ .//\ ヽ
. \ ` ,... ::'/イ´{ \ 、
` ー=≦´__{_リ` i、 i、
__}三三三三{ |ヽ .l.i
/´: :{三三ニ=‐ `ヽ、 i ヽ. リ
//: : : : :ヾ '´: : : : : : : : : :>、 | ヽ ./
/;;/: : : : {ヽ-ァ: : : : : : : : : /三≧、 .|. i /
. /;;/: : : : ,イ〈´: : : : : : : : : /三三三i ′ /
... i;;;/: : : : : : :`: : : : : : : : : :/三三三 .レ′ ./. /
. |;/: : : : :\ァ: : : : : : : : : : ヽ三三三 | //
買い物を頼む時にひどいブリーダーをみてしまったと淹れられた紅茶のせいで気が緩んで世間話のように
イエローは口を滑らせ……それを受けたやる夫がなんでもないようにこのようなことを言い出したのだ
____
/ ─ ─\ .___________
/ ● ● \ ...| | | ずいぶんと沈んだ声だったから気になってるんだお?
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ...| | |
ヽ (_ノ ィ’ ...| | | それにそーいうのが近所にいるとやる夫のお買い物の安全や
Y v、 、 ヽ .| | |
乂_ ) ,-、 .|_|___________| 仕入先にも悪影響がでそうだし……いいお、ダージリン?
γ⌒ヽ)ニニニニ _|_|__|_
-──-=ニ _
< > > 、
/ `ヽ
/ / \
/ /
/ / . イ ム
./ / / / | ム
/ .イ ー/--ミ }
{ { {从. | / 八\ .小|
.八 '. │ >={ .| 7 V / } ./ .j
V ', | / ヘV 小{ 、 __ V / .ム' ええもちろん!近所の”掃除”もまた
V\ ', ハ ( ( Y \{ | ヾミ ( V./
V 彡ヘ \ー \{ Y 大事なアフターサービスですし投資ですわ!
( 人 ー /
イ Y )⌒\ j (_ア
弋 イ⌒Y ハ / / __
V_匕人/ \ /⌒)¨´ / /
/ニ| \ { 寸 / /
/ニ二| >)__ \__ / ∧寸Yヽ
/ニ二二| イ、 `Y:i:i:i:iYVニニニ / .ムイノノヽ)
イニニニニニ二|/ニニニ\寸:iリ Vニニニ. / イ寸}
|ニニニニニニニニニニニニ二\V:iム |ニ{ニニ ∧ | 丿
|ニニニニニニニニニニニニ二二\寸|ニマニニ r匕ニニ=ー-r
|ニニニニニニ|ニニニニニニニニニ二\|二\ニ /ニニニニニニ<
|ニニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニニニV /ニニニニニニニノ
’ ,イ:::::::: /:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ヘ::::::::::::::: ヽ
,ィ::::::::::::/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::ヘ:::::::: ヘ. ∨
,イ:::::::::::::/:::::::::::::::::,イi{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ', ',
. /:::::::::::::::::::::::::::::::,ィi州i{:::::i!:::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::: ', ',
/::/::::::::::::::::::::::::::,i州州i{::::::i!::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::: l. i!
,':/ l::::::::::::::::l:::::::,州州州ヘ:::ム::::::::::::::::::::::ム::::::.', ', |. i!
. l′l::::,::::::::::::l::::,州州州ヘ::卞:::::::::::::::l',::lh::{_ ',. V | i!
|::/::::::::::::l:::::≫==芋芋ヘ|圦:::::::::::{ V V ̄_゙、 ', V i! それにこういう英国の格言をご存知?
. |ハ::::::::::::l::::从 ({li{迴}l}}) ヾ州i>、 ',{,,__\_', V. i!
' ァ:ヘ:::::::::::',::マミ==≦三ミ、、_ノ. ヽ',Y´¨辷芯=ァ_ V i! ”英国で犬を鞭打つものは八つ裂きにされろ”
{:;;;;;;;ヘ:ヽ::::从i州州州州iア `'''―ゞ゙''__つ,,,≧ } / |!
‘ 八;;;;;;;;;;;\ヘマ州州彡'"  ̄ ハ / /. | 愛すべき犬をそのように扱う愚物には天誅をくだしませんと
. /;;;;;;;;Y;;;;;;;Y州彡'"´ i! イ/ / / |,′
, 从;;;;;;;;;;;;;;;;;;{彡'’ 、 彡_..イ /ィヽノ
{;;;;;;{;;;;;;;;};;;h, 丶 _ /))ヾ }!
´ ゞ;;;;;;;;;;;;ツ;;;;;h、 ` ― ´ .イ )彡 人
从;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;h、 ,。<八 ノノ }´ 、
`¨从;;;;;;;;;;;;| }h、 _ <__ イ ヽ_ ノ }!
, `^/| `''"´ l廴_ =彡 八`´ メ
/ /i|. ,' |\ '‘
/ l7 / V ヽ
,x≦/ | / i!
,,。≦xxxx/ | /. i!、 , '’
. ,,。≦xxxxxxx/ ', / /. i!,\
,ィxxxxxxxxxxxx/ ', / /. i!xx\
____
/― ―\
/ ● ● \ まぁそういうことか……んじゃ、イエロー
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ,フキ ご注文のほ○っこと一括配送で届くようにするから
. Y v、 . ノ⌒⌒ヾ フキ
. 乂_ .γ ) まっといてほしいお
ヽ ((
) ヽ
最初はイエローもしんじられなかった。だが本当に数日後……ほ○っこが届くころに件のブリーダーは
突如関係各所から噴出した多数のクレームと問題報告をきっかけに調査が開始されその実態が明らかになり
イエローが見ている前で「連行」されていくこととなった
,. ― 、
`t‐_‐イ ,. ― 、
WWj ___ `t‐_‐イ
_rニL _ / ヽ WWj
/ 、____l | ヽ---イ r‐ ' ̄`ー 、
| | ', |_| ヽノ人ヽン ハ ー ―' l |__
H l \\/|、_,|ヽ く__l ! |__| )
| |ー┴―'|ヽヽ-、 | |丁| | l | | ̄ ̄ ̄ ̄ \
V | / ̄ lノ`| | |―┴ーリ \
| l lノ、__ _|__,|_U| |_\_________\_
| | |ヽく_|_-_|_〉rュ | | !rュ ``丶、――――‐\
/|, !l. | | | | l | | | __|__|__ ̄__|__l
|_| l l |―| | |ー┴―| | |‐、、――イ' | | ! |
| | | | |―| | |ー――| | | い―‐┴―┴‐┴―‐┴― 、
ヽ|_|_|_|_|-'|-'|____| | | ノ ノ___________ノ
{____l |_}__ノ | | |__|_|ニイ ヽニニノ
 ̄  ̄ ̄ └‐┴┘
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/\二ニニニニニニ}}. :| |:.:.|: :|
そしてその後、悪質なブリーダーの手で育てられていた犬たちは無事保護され助けられた……おまけにやる夫は今回の件で
/
〃 __
/// 丶
// ___ {/ // ヽ
/ / ,. ´ /  ̄ ``ヾ≧s。 ∧
/ ∥ / イ  ̄ ̄ 丶 \}=- ∧
{ {{ \ ヽ∥ヽ l
\_ \\∧ l l
/⌒` \ \ ∧ } ∥
/ / `、 \ ` 、 \ ', ./ ∥
{ イ ハ `、 `、 , \ ` 、 \ } / /
l // /,.\\ \\ \ ` 、\ / え、あの……請求額がほ○っこ代だけなんですけど
∨ l l _\\ \ 丶ァミ丶 丶 \ /
. 乂 ト`《 ̄ィヾ\ ≧=-イハヾk≧=- , _ \
ヽ | ∧ VJi VJハ l ノ /  ̄ \
ヽゝ∧ 乂ソ ゞ-′u /lイミく
{ ′__ ///ヽ ゝ
丶 `ヽ __) /////∥ ̄¬=‐- 、
`≧=ァ‐--</////// ∥/// ヽ
/ イ//∥  ̄Y ̄ {{//////ヽ
/ / }// {{ /7 ¨ ̄ ) ∨//////∧
/ / /// 八 / // ̄) ∨//////∧
/ / }/////} /¨_) ヽ//////∧
/ / /////ノ // {\/////∧
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/ / /////ハ /l ∨_∨////∧
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. / / / 乂//// } ̄|┌― ̄l__ / ∨////∧
____
/― ―\
/ ● ● \
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| 別に当たり前のことやっただけだし
ヽ ,フキ
. Y v、 . ノ⌒⌒ヾ フキ 商品としてイエローになにか届けたわけじゃないから
. 乂_ .γ )
ヽ (( いらんお。やる夫に払うお金があったら保護された子たちにつかってあげるといいお
) ヽ
いつもの調子でそのようにいうやる夫を目にした時、イエローにとってやる夫は”特別なおとこのこ”となった
自分の悩みを魔法のように解決してくれて、それでいてそれでいばることも恩に着せることもしない
一部で流れている金の亡者という言葉や恐ろしい相手といわれてるのは「嘘っぱち」か「見る人間の目が悪い」とすら
思っていた……まぁ、言ってしまえばやる夫はイエローにとってのヒーローなのだから
/ ---=二x≧イ / γ _二二ニ=‐
/ ..:;:イ´ ̄// >‐--‐ >。、
/ .:/" .:/:::{/{ヘ`ヽ /..:: `:: ヽ
. / ..:/ .:/.、 :∥::! ィ ,ィ ', ヘ:..ヽ
∥ .:/ 、:: \ー-‐''´/ / / ! ', ∨:ヘ
∥ !, l:.`゙¨´./.: / .: ̄7 ‐- ! i :. |i ',`ヾ.
i |マ .i;::::. i.:::. | ::: /. Vマ::. 「゚|ヽ、 i ',
| | i |V::::ム!::::::》、::ィ|ニニニミ、Vヽ:: i/ !:: | :: ',
| | l !. V( 八:∧:iヽ.! xxx` Vミit。|ィ:::..∥.:: i、!
V | | .| ヾミー゙} ヘ| `゙ ,___ ' xx`゙ト::从.::: ノ | やる夫くん!中学でもよろしくね!
V:. .::l .!::! `'=ヽ {::`ー ニ>、 |;/ ヾ∥
V:. :. :| !::| ,ィ}`、 V:::::::::::У イ `
ゝ:.. ::.. ム!:::i (i:i:i:≧>。_ `゙'='",.。≦
ヽ:::. ::::::.. .ヽ::i ゞi:i:i:i:i:i:i:i:i:`冖´i:i〉、
. \::ヾ::::::::::.∧ /Y_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i>' `゙<_ ___
`<ヾ:::::::::::ゝ,ノ´:::  ̄ ̄≧V_,.。、 リ、ー--≦´ `゙'ー=、
` =ニ;;;ノ=、::. 〈。,/ ,ノ=、 《i:ヽ ̄ ̄ ̄`゙'ー 。 :. ヽ、
/i:i:i:i:i:i`iY ヽ_'^ヽ‐" Vi:i:i》 ヽ :::.. Y
. ヾi:i:i:i:i:i:i:il <_,>''^>., マ∥ Y::: :!
ヾi:i:i:i:i:i:| 〈_,/-=イ :!} }:::/ :ノ
Vi:i:i从 :l′ _ノ:;イ/
マi:i:i:iム.. .::,′
マ:i:i:iム::... / ''::′
Ⅷi:i:i:i}::::''´ ''" |
Ⅶi:i:i:|::: ..::|
\i:i〈:::: ..:::::::|
>'^;:: ...:::::::: ''ヘ
x<´ ゞ::. ‐''" '" ヘ
/ `゙'ー ヘ
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ .',
,' イ::::)` __ ', ん……こちらこそ、よろしく頼むお
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l (__,、 ) l
'., `ー ¨¨´ ./
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l \ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
| | \|:::::::::::::::::::::::::::::| ,' |
とまぁ距離が近い女子生徒がまた一人ふえてはじまったやる夫の中学生活だがそれは……
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''tzj´ ィセツ ',
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l さてさて、中学からは勝手が違いそうだけど
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-< どうなるかお?
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
' l 、 < ´ .i | i | | |
\ / _,,-ヽ ヽ .i .| .i .|.l |
.ヽ∠-''"ヽ ヽ i .| i |l ..|
〉 ヽ .l .| .i |`ヽ|
/ l/ .| ヽ| .l
./ ./ l /.\ ヽ
l / .l 〉 \l
ヽ /__,..--'┬-イ |
\ ./―‐┴''"´ ̄ ̄l |
【1D10:1】
1:勉強系イベント
2:運動系イベント
3:才能系イベント
4:ヒロインsイベント
5:新たなヒロインフラグ
6:勉強系イベント
7:運動系イベント
8:才能系イベント
9:ヒロインsイベント
10:熱烈歓迎!
さて、いくら恐ろしい商才を発揮していてもやる夫くんはまだ中学生。普通にちゃんと勉強だってがんばります
そしてそんな中で……
 ̄ ̄ ̄\
/
| ⌒ ⌒ :| さて、うちの学校は
| (● ) (● ) |
人 (__人__) 人_ 【1D2:1】 1:高校まで 2:大学まで
/:::::::\ /::::::\
/´::::::::::::::::::`r‐--‐ァ'´:::::::::::::::::`l とはいえ外部の高校にいったり
l:::::::::::::::::::::::::::ヽ_/::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::|::::::::::::::∨:::::::::::|::::::::::::::::| いろいろあるかもだから
|::::::::::::::::l:::::::::::::::o:::::::::::::|::::::::::::::::|
r一'''''''ー 、:::::::::::::::::::::::::::r一'''''''ー 勉強はちゃんとしないと……
((⌒(⌒)⌒)⌒):::::::::o::::::::(⌒(⌒)⌒)⌒))
|三三三三三三三三三三三三三三三|
|_______________|
| |/::::::::::::::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::',| |
| li´ ̄ ̄ `ヽ:::::: / ´ ̄ ̄`Y| |
【1D10:4】
1:やる夫くん、学校の成績はちょっと落ちる
2:テスト勉強すらも商売にするダー様&やる夫
3:まじめに学校の成績で上位を取るやる夫くん
4:テスト勉強に受験勉強……商売が捗るお!
5:政治経済の授業で投資ゲームをやってしまう
6:やる夫くん、学校の成績はちょっと落ちる
7:テスト勉強すらも商売にするダー様&やる夫
8:まじめに学校の成績で上位を取るやる夫くん
9:テスト勉強に受験勉強……商売が捗るお!
10:やる夫くん、留学しないかい!?
さて、中学で勉強をすることにしたやる夫。小学校と違い「テストで点をとる」ことの価値が跳ね上がることとなるのだが
……買い物の才が磨かれたこの男がその「対策」などの価値に気づかぬはずもなかったのだ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒ '.
/ ( ● ● ) , えーと、この先生が今までつくってきた過去問全部で
| (_人_) l
\ V___ノ イ 傾向と対策は割り出せるから……
_{介ー -=彡へ、
/:::::ゞ_〉,`ヽ 〃 }_/:::::\ これをどう売るかはダージリンまかせるお
/{:::::::::::::0| `V ノ`ヽ:::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::| 〈 { Y::::::::::::::::.
/:::::::::i::::::::/::::::::| } 八 ノ }\::::::::.
{::::::::\:j//:::::::0:| i `T、_/::::::\::::i
∨::::::::∧ ,::::::::::::::! { ∨\::::::::::::\
.∨::::::::::い::::::::::::| ; ':::::::\::::::::::::〉
\::::::/:::::::::::0:| i ':::::::::::\::::/
ヽ{:::::::::::::::::| { '::::::::::::{`¨
|:::::::::::::::::! ハ |::::::::::::.
\::::::::::リ /:::::\ |:::::::::::::〉
i\::/ /:::::::::::::ヽ__/!::::::::/
i::::::::ヽ':::::::::::::::::::::::::::::}::/:;
|:::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::.
|::::::::::::::::::::/ ':::::::::::::::::::::::::i
l::::::::::::::::::/ ’::::::::::::::::::::::|
´ `丶、
/ \
\
/ / |
/ /| |│ _,人_ |
| | ,' | |八 / `Y| |
八| │| 八 │イ\ j |_
|二| ll | Τ|¬ト\ 斗テ允ァ| ∧`Yい おまかせあれ!!
| | |ャテ允 \∨ Vツ │ _丿人ノ
─ ll | 小. Vツ , ''' |厶イ_ノ_) 統計とかいろいろと調整をして
 ̄/ \|\}人''' 、 ノ /し人_丿
|│ `て> _ イ\_ 「目標得点と価格にあわせた」情報を
丿ツ {{::⌒し/`ア__/ / ̄ ̄ ̄}}
∨ ::::〈_xく. /:::::/::::::::::::| 整理販売しますわ!
(⌒(\____ 冫::::/〉∠\_/ ::::Υ:::::::::::::::::|
oと_ニ二二つ) /.:::::〈//:: ¬ :::::::| :::::::::::::::::|
。 (\______/ /::::::::::::::::::::::::::(_/:::::::::l::::::::::::::::::ノ
`ア二二∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::/〉
〈\:::::::::人::::::::::ニ二:{::二::::::::::::::::::::l::::::::::::::::/
\::::::::::::::丶::_::::::人:::::::::::::::::::/|/:::::::::::/
\:::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::: ̄::/::::::::::::/
\__/::::::丶:::::::::::::::::::::イ:: /:::::::::/
/::::::::::::\\ :::::::::::::: |∨ ::::: /
学内の試験にしろ受験にしろ”情報を集めて傾向と対策を練る”ことこそが最大の攻略法。それに気づいたやる夫たちが
かき集めた各種情報。それはまさに値千金のもの。そして情報を精査し、提供するためにはやる夫たちの学力は自然と向上する
……つまり、やる夫はただ勉強するのではなく副産物を無数に生み出してのけているのだ
,,..-''"´ ̄ ̄"''-,,
/ -..,,_ '.,
../ -‐t.j-`''‐ _,,..-.',
,' `゙'' .‐t.j-、l
l r''´ ヽ`゙'' | うっし、これでこの科目の対策はばっちし
', `t'´`j-'′ ,'
\  ̄ / まぁ天才sには勝てないけど
.`l-―――‐-..,,__ /
___|_:::::::::::::::::::||::::| 普通の優等生レベルなら余裕だお!
r:ヽ"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::',o└-..,,__
/::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ヽ、
./::::::::::::/ ̄ ̄l`゙l::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:|
../::::::::::::/  ̄ヽ┘::::::::::::::::::|o::::::::::::::::|::|
/:::::::::::/ . ̄ヽ|::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|:::|
_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/. . . .____ . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . \
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/ . . / . . . . . . . . . . | | . . . . . . \.\
| . . . . . . . . . |. . ./ | . . . .|. . . . . . . . .l. . .\. |
| ./ .|. . . . . .│. . ′| . . . .|. . . . .│. . | . .|ハ|
|/. . |. . . . . .│ .′ . . . . .\. . ̄| ̄\ . .│
│. . |. . . . . .│ |/ ̄ \|\|\. .∨|│ . .│
∧. . |. .|. | . .│ | -‐┐ r三∧|. . / ですね。いやぁテスト勉強は楽しいですわね
\乂|. | . .人_ j/ ̄ { 丿ィ/
/\|:人乂__ ′ { テストの点数も、副産物もがっぽりですもの
人_. .人 .>-へ r‐/ ̄ \:
( 〔 . Υ. . 厂| : く }
 ̄>r' \. /^y /
/ | \ -/  ̄〉 =≦
/ ̄\∧ 厂 ̄\ ∧\
/ |'∧ / ̄\ ∨\, \
-‐== ニニニ| \|' /∨ . 〉 | |‐-
.. /7/7/..| \ .′ ∨ ∨ | \
/ ̄ ̄ ̄ ̄ |: / 人/ ヽ,! │
〈 ∧ / / ⅰ┐ |
│ 、: . . / ∧ / |/ | | | |
人丶. : . . . ′∨ 人 ..:.... 人| | |
./i .,r'´ '´ー--=-
{_`′ `ヽ、
| ,、 {ヽ ト、 、 .ヽ,
{ ./ .ヽl \j `ヽ\, }
f、l === === ト,.リ
ゝト、 r-ァ /ヽ,j.l やる夫くんすごいねー
/:::::\ `´ /:::::::::} .ヽ,
.\:::::::`フー,<:::::::::/、 } ボク、自分の勉強だけで手一杯なのに
.`~Y´ `Y~´ ヽ |
__,/ ヽ, リ みんなの面倒までみてそのうえで上位なんて
{-' `ニニニニ}
,Y゙´ ヽ
`゙T_T ̄T_T゙´
l__j l__j
ちなイエローさんの勉学 【1D10:3】 (やる夫の評価のアレ)
/ ̄ ̄ ̄\
/ ー ー 丶
/ ( ー) (●) まぁテストはただの点取ゲームだからだお
| (__人__)
/〈 ヽ `⌒´/ 本気で頭いい星野とかにはとてもじゃないけど
ノ`ー、ヽ \ ‐r┘r<_ハ勹、
/ \\ 〉‐<ト、 `ーヒニソト、 勉学では勝てないお
/ \\ \〉 l| l |
〈 \\ \ノト-┘|
l.l \\ Y |
|| l/ \ヽト、_ ノ
ll .イ! ヽハ{
| 〃l!ト、 ヽ\
| 》 `┬<__ ヽト、
l / 7´ ̄`ヽ `ヽ N
l ノ 人 ト、
ヽ、_______ 人 |∧
// T フハ l il
〃 l ハ / l|
〈 l / ヽ、_ノ个〈|
ヽ |Y/ / l
\ハiノ / /
{ / ,'
| ,' l
| / |
| / ,'
やる夫のテスト対策のあれこれはやる夫たちの学年だけでなく上級生や下級生、そして教師にもしれわたった。
だが、彼らはやる夫を排除するどころか利用するほうに走った。なにせ、あまりにもやる夫がもたらす情報は有益であったから
こうしてやる夫は中学に入ると学生の本分に邁進しながらその影響力を増やしていったのでありました
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\
/: : : \
/: : : : \
/: : : : : : \ (えーと……歴史の先生からかお
/ : : : : : : :.._ _ .\
|:::: : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒` l あそこの高校を受験する生徒への指導で
|:: : : : : : ::;;( ● ) ノヽ ( ● );;::: |
|:: : :: : : : : : ´"''", "''"´ l 対策プリント集をかお……それじゃ用意してあげないと)
\ :.: : : : : : . . ( j ) /
\:::::ー=≡二`ー-‐'´`ー-‐'二ニニニ==ー
/ヽ: : : : : : : ` ̄ ̄ ̄ ̄´.: : : : : イ:.:.:\:.:\
/´ ̄/:.:.:.:./;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,.``ー- -‐'"´,,,,,,,;;;;;;;;;|:.:.:.:.:.:\:.:\_
/:.:.:.:/´ ̄ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ:.:.:.:/´ ̄`ヽ;.ゝ ̄`ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.|i:!|i:!i:∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:./:.:.:.:.\ヽヾ:.:.:.:.:.:.:ヘ
}:.:.:.:.:.:.:.:!;l!;l!∨/´ ̄ ̄"""'''''ー―---、,,,__/:.:.:.:.:.:.:.:.:._/:)):ノ.:.:.:.:.:.:.:.',
ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ∨/  ̄ ̄ ̄´ ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
):.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨/ /∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..',
ノ三三二ニ:.:/ ̄`ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.... . . .
{彡三三二/ ̄ ̄`く /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...... . . . .
)三三二/´ ̄ ̄\ー′ /:.:.:.:.:.:.:.:........ . . . . . .