ラガーマンやる夫の異世界奮闘記～～～駄女神の胃壁が行方不明？そう、関係ないね～～～ 第１０話

――ラガーマンやる夫の異世界奮闘記～～～駄女神と１の胃壁が行方不明？そう、関係ないね～～～
 

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　さて、異世界転移２日目にして訓練でやる夫が死にかけてから数日がたったのだがこの間に……
 

　　　　　　　　　　　　　　E＠ヨ
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　　x=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ=x
　　　 ｨ三三三三三三＞ニ＝=≦x三三三三三三三三三三三三
　　三三三三三三／´　 　 　 　 　.｀ﾞ＜三三三三三三三三三三三
　三三三三三ﾆﾞ/　　　　＃　　　　　　　＞ニ＝=三三三三三三三三
　三三三三三ﾆﾞ　 　 　 　 　 　　　　 ／　　　　　　｀ﾞ＜三三三三三三三三
三三三三三三{　　　 　　 　 　 　 ／′　　　　　　　　　　⌒ヾ三三三三三三
ﾞﾞ三三三三三∧　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞﾏ三三三三三
三三三三三三∧　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ≦三三三三
'ﾞ三三三三三三∧、 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　⌒ヽ　　　　　｀ﾞゞ=三三
　　三三三三三三z＞ニ＝圦　　　　 　　　　　　　　　　　 Vx､　　　　　　　}三
　　　ﾞ三三三三三三三三三ゞx　＼　　　　　　　　　　　 　 }三≧x　　　　 ﾉ三
　　　　　 　 　 三三三三三三ﾆヾx　＼　　 　 　 　 　 　 　 {三三≧三三三三
　　　　　　　　　　　　三三三三三ヾx_　ヽ　　　　　　　　　　V三三三三三三
　　　　　　　　　　　　 　 三三三三三≧ﾉﾉ≧x=ニ三{　　　　ー-=三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三三三三三>x　　　　　　x}三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三三三三三三三三三三三三
 

　　何があったのかな？
 

【1D10:3】
１：しのぶのスパルタは続いているぞい
２：マイちゃんとの交流を深めているぞい
３：レベル上げ、ですねぇ
４：アナパッパに見つかる、の巻
５：闘神のお気に入りは伊達じゃない
６：しのぶのスパルタは続いているぞい
７：マイちゃんとの交流を深めているぞい
８：レベル上げ、ですねぇ
９：アナパッパに見つかる、の巻
１０：おおっとぉ！？
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ二二ニ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 ‐=ﾆ=-　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／∨　　＜＞ ――― ＜＞　∨
　　　　　　　　　　　　 {　　:}＜＞/　　 /⌒¨　 ､　　　<>ｖ
　　　　　　　　　＿＿人__/　 　 ,'　　 .i　　　　　 ヽ　　 ＼)､
　　　　　　　 ＜　　　0O ｀ヽ　 .: 　 　:{　　　　　 　 ＼　　∨〉
　　　　　　　　　＼ ＿人　　}　:　 : 　 {　　　　∧　　　　 　∨〉
　　　　　　　　　　　// }　¨¨ヽ　　.i　 :{　　　　{ハ　　 |　 ＼V人　　　　　さてまぁ、生き残るための訓練も大事だけど
　　　　　　　　　 　 ﾚﾄ､} 　 :|　 |　 |　 {ﾊ　　　{⌒}　　:| 　　　｀ 二 フ
　　　　　　　 　 　 　 |　}　　|　 |⌒|　 {ハ　　:{ｨ笊う㍉　/}八 ハ　　　　　保護した主目的である”アイテムボックス”の方も
　　　　　　　 　 　 　 | 八　 |　 |ｨﾁ笊㍉人　 {　乂ツ ∨ｖ〉　| 　|
　　　　　　　 　 　 　 |'　| ＼}　八乂ツ　　 `¨｀　　　 .:- ': :　:|　 |　　　　　色々とやっていかないと駄目なのよね？
　　　　　　　　　　　　　 |　　)八∧　 　 　 ' 　 　 　 人: : : :　|　 |
　　　　　　　　　　　　　 |　 /　O: : >.　 　 ｖ ァ　 ／}　∨: : : |　 |
　　　　　　　　　　　　　 | , '　ノ}: :/　 {::≧ｓ。_／|::ﾙ　　∨: ::|　 |
　　　　　　　　　　　　　/ 　〈／ 人　 ∨::}=====ﾙ　〈〉　 ヽ:..|　 |
　　　　　　　　　　　　 '　　: : ／　　 　 ∨}{==}{/　　 　 　 　 ＼ |
　　　　　　　　　　　 /　＞ ´　　　〈〉　　∨ﾆ, '　　　　　　　　〈〉＼
　　　　　　　　　　　,' /　　　　　　　　　　 ∨　〈〉　 ＿ _　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ,ﾙ〈〉　　　　〈〉　　　〈〉人＿　／ノ‐‐'　　 　 〈〉 　 ＼
　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　 ／ {/////　'¨¨二ｱ__　　　　　　　 :､
　　　　　　　　 ／　〈〉　　　〈〉　　 ／::::／{¨(¨く　　　ゝ―ｧ'　　〈〉　　　　　 _
　　　　　　　／　　　　　_ ...　 ‐＜¨¨ 　／}　　 人　　／¨¨,'＞:.　　　　　　〈人
　　　　 　 　 >､＿ _　ィ 　 〈〉 ／--=ﾆ ,イ　　　>--イ:::::::/　〈〉　}＞‐　　＿＿＞
　　　　　　／-_-_-_-ﾌ　 　 ／{: : . ／¨.:八　,イ〉　　:レﾍ'　　 　 /-_-〉_-_-_-_-_
　　　　　∧-_-_-:／〈〉　／):::人: :{　 　 {ﾊ　　<　　. . ::/　　 　./-_-.:_-_-_-_-_- 〉
　　　　 ∧-_-_／　　 ／八{｀ヽ ≧)　　　.:　　 人. . : /　　〈〉 /-_-,'_-_-_-_-_／､
　　　　,'-_-_　　　 .／{　　ｖ　　レ'ﾄ､　　,'　　イ≧=-'　　　　./-_-/_-_-_-_／-_ ∧
　　　 -_-／　〈〉 /ｖ　)　 人／　ノ .:)　人　　ｿ　 / 〈〉 　　/-_-/_-_-_ , '_-_-_-_ ∧
　　∧_／　　　 /::::|　{　〈／　 < _　　〈_ノ　 〈ﾆﾆ　　　　 ./-_-/_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
　 ∧/　 　 　 /:::::::|　}　(　　　　　〉　 ,'　 　 ﾉ=/　　 　 ./-_-/_-_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
　 {_/　　　　 /:::::::::|　}　 ＼　　　/ ／　　 イ=/　　　　/-_-〈_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
 

　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
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　　　　　　　　　　　　 ／　 　⌒　　⌒ ＼　　　　　そりゃまぁおっしゃるとおりですお
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　　　　　　　　　 　 |　 　､"　ﾞ)（__人__）"　.）|
　　　　　　　　　　　＼　 　 　 ｡　,､､、　　／
　　　　　　　　　　　／　｀ヽ　/⌒)０::） 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 |　ヽ　 ／　 /｀'''"　　i　 |
　　　　　　 　 　 　 |　　 ゝ､___ノ　　　　　|　 |
 

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　　　　　　　　　　　＞　＿＿＿　　=‐
　　　　　　　　　／ ,　', へ　　　へ¨¨ ヽ ＼
　　　　　　 　　 ／　 /　　　ヽ　　　＼　　＼､
　　　　　　　,' /　　/:{　　　　　＼　　　＼　 ∨､
　　　　|＼　{/ 　 /　:{　　　　　 　 ｖ　　　 :.　 ∨ヽ
　　　 人 :∨　　 '　 .:　　　　　　　 ﾄ､　　　:}　　∨ﾊ
　　　 「 ＼}　　 .: 　 ' ∨　　　　 　:} :∨　　}　　 ∨ハ
　　　　〉'´ }　　 {　　　 ∨　　　　　}￣∨　:}　 　 ﾄ--ｖ　　　　魔物退治とか戦争で他国の兵士と殺し合いとか
　　　　レイ　　 {　 ﾄ､＿ 　　　 　 ,ｨﾁう笊㍉　　 }乂∧　
　　　　　Ⅳ 　　{　 {　＼ﾙ ＼ 　./　乂ツ 　:}^) v乂X∧　　　まぁともかく、そういった”極限”の経験をすると
　　　　　| ∨　　＼{ ,ｨﾁ笊㍉ )ノ　　　　　　:,ノ :八　　∧
　　　　　|　∨八　＼《 乂ソ　　 .:　　　　　　': :/　　　　∧　　経験が積める、神がそう教えたと伝わっているわね
　　　　　|　 ∨　＼　＼　　　　　　　　　　人:/　　 　 　 ∧　
　　　　　| 　 ∨　　＼八>.　　　 ｖ ァ 　 .:ｲ /: : :　　　　　∧
　　　　　|　　 ∨: : : : : : :　＞ｓ。　　 ／　|,': : : : :　　　　　∧
　　　　　|　　 八 ＞――／ , -}　¨　　　人入: : : : 　 　 　 ∧
　　　　　| 　./: /-_-_-／〈〉/　人〈〉=〈〉= /　 ヽ: : :　　　　　∧
　　　　　|　,': :/-_-.／　 　 { 〈/〈〉}{〈〉}{=/　 〈〉 }＼:　　　　　∧
　　　　 人／「-_／　 　 　 {　　　 ^　　/　　　　 }-_ ＼　　　　∧
　　 ／　/ 　 } /　　〈〉　　 ト､　　 　 , ' 　 〈〉 　 }-_-_-＼　　　∧
　／　　,'　　 /　　　　　 　 {　 　 ´¨　　　　　 　 }-_-_-_-:∨__　　ｖ
, '　　／{ 　 /　　　　 =-―-〉=／　　　 　 　 〈〉 }-_ , '-_-_:∨ヽ
　 ／-_ レム=-....: :　＼X＼|／＼　〈〉　　　　　 }-/-_-_-_-}ノ |　}
／-_-_/　　／ ': : : . .　 `,' ^}二二＼　　　 　 　 }/-_-_-_／ 　 |　}
-_-_-/　／-_-{: : : : . .　 乂ﾉ　　　 　＼　　〈〉　ﾙ-_-_／　　　人:}
-_-_/　'_-_-_ 人: : : : . . .人: : .　　　 . : :＼　　/-_-., '　　　／　　＼
-_ｖ ./-_-_-_-_-ﾄ:≧=-...⌒ : : : . . . . : : : : ＼/¨¨¨　　　／＼
-ｖ /_-_-_-_-_-ﾊ ＼::::::::::::::::＼: : : : : : : : :人'　　　=- -_-_-_ ＼
/ /_-_-_-_-_-_-_}　 ＼::::::::::::::::≧= - =≦　　=-ｲ-_-_-_-_-_-_ハ
../-_-_-_-_-_-_-ﾉ　　　 　¨¨¨¨¨¨¨¨/　　／ 〈〉 ﾊ-_-_-_-_-_-_-_{
 

　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
.　　　　　　 　 ,. -'"´　　　　 ｀¨ｰ ､
.　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ',
. 　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ',　　　実戦……相手は魔物ですかお
　　　 　 l　　　　 '⌒ヽ　　　　 　,ノ⌒　　.l
　　　 　 l　　　　　 （tﾘ＼,_　 　 ､＿_, 　　l
　　　　　',　　　U　 ｀ー',　　　　 ヽ 　 　 /
　　　　　 ＼　　 　 　 l　 　人　 　l 　 ／｀ヽ
.　　　　 / 　｀ー､ 　　 ｀ｰ´＿｀ー'　‐'　　　　',
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ―ミ　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..　''"ﾟ~￣~ﾟ"''＜⌒ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／⌒:::::::::⌒＼::::::::::::＼ o/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::＞～⌒＼:::::＼:::::} :::∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ:::::/　　　　　　ヽ:::::::＼:::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:::::::::{ ⌒　 　　⌒　::::::::::::):::/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {:::::::::::{y=ミ 　 斗=ミk/)／Y/＼､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人(＼::::. Vﾂ　　　Vツノ::::}ノ 　　 O　　もちろんですよ。魔物であればこの近隣に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　ノ:八　 `　　 　 .::::::: /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::个　 `　´　{:::::::::{┐　　　　　　それなりにいますし、王家の私有地なら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人:::::::/　　うT爪人人:{_＞ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼(　　　　{{ﾆ=- ／　　/∧　　　　人目を気にしないでいいですしね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「ニ.／　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ﾉ ﾆ/　 ／　／⌒＼ |
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　>､　 　 　　_／ニﾆ/　/　　/ 　 〕 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／　>､　　ノ(ﾉニニ/　/　　/　　 〕　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 <／　>､ {ニニニ,:　/　　/　　　〕　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 <／　>､ニニ∥∥　 /　　 ／⌒＼ {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 <／　>､ﾆ {i　{　 /　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 <／　>､}ｉ　} / ／　}　　　}　　　}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　/ 　 () <／　>､.//　 　 {　　　{　　　}
　　　　　 　 　 　 　　 　 ＿＿__/／{　　人<／／} //} 　　 ∧　　 }　　　}
　　　　　　　　　　　　／　　 ／/　/　　 　<／ / } ／　 ／　　 　 /　　 ∧
　　　　　　　 　 　 ／　　 ／＿＿(　　 　 〕__〕〔　} {/／　 　 　 ∨　　 / ∧
　 　 　 　 　 　 ／　　 ／　　　 　 )＿__／ ニニ/.／　　　　 　 ∧.　 / 　 ∧
.　　 　 　 　 ／＼　／　 　 　　／　　/ニニニ／　　人.　　　 /　 ＼ 　 //∧
　　　　　 　 ＼Ｏ ＼　 　 　 ／　　 _-ニニ.／　　／ 　 ＼.　/ 　 (⌒＼　　　}
　　　　　　　　 ＼ Ｏ＼　　/　　 ／ニニ／　　　　　 　 　 ∨　　　＼　 ＼　 {
　　　　　　　　　いい加減隠し通すのが面倒になったためアイテムボックスを教えられたしのぶさん
 

　　　　／: : : : : .／./　　　　／　　　 /}　　　　　　＼　　　　　　　/,
　　 ／: : : : : .／　/　　　　　　　 　 / ′ 　 　 .:|　　 `、　　　　　　/,
　／⌒¨¨¨¨´　　/　　　　 　 ./ 　 /ハ　　　 　 :|　　　　　　　　　　 /,
　　　　 　 　 〇/　　　 /　　/ 　 //　{　　　.i| {.:|　　　　/,　　　　　　/,
　　　　　　__/ /　　　 /　　/ 　 //　　 　 　 i| {人　　　　/,　　　　 　 /,
　　 　 　 〈/　　　　　　´￣￣￣｀`～　　　 .i| {　-‐　　￣￣｀　　 ｌ
　　　　　 　 ′　ｌ　　|　　{　　_____　 人: : : .八{　 　 ＼____ハ　i|　.|　　}ﾊ　　冒険者に見られたら面倒だし
　　　　　　　{　　|　　|　　ィｆて元心　　＼: : : .＼ィｆてう芯ミ　 i|　.|　　}
　　　　　　　{　　|　　|乂: : : 乂’ソ　　　　＼(⌒　　乂’ソ V} 从　 　 八　　　それでギルドに報告されたら
　　　　　　 人　 |　 .从⌒¨¨¨⌒　　　　　　 丶　　　´~~｀　. :/′ 　 /: :.
　　　　　　　　＼(　　: .＼　　　　　　 　 　 ｌ　　　　　　　　)ノ　　/／　　　　　ホント最悪だしね
　　　　　　　　|　 丶⌒¨¨｀　 　 　 　 　 　 j　　　　　　　　　/__ノ´ 　 ./∧
　　　　　　　　|　　　. : o八　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　/∧
　　　　　　　　|　　　／/: : :. 　　　　　　　 -　　　　 　 　 . : : ｌ　　　　　.:/∧
　　　　　　　　|　　 (:::/: : : : ＼　　　　　´　　｀　　　　 . : : : : |　　　　 　 ./∧
　　　　　　　　. .　 　 　 ｌ: : : : : : : .　　　　　　　　　 ／. : : : ::.|　　 　 　 　 /∧
　　　　　　　. . : : 　　　 |: : : : : : :'.ﾆ- _　　　　　 ィ(/. : : : : :..:|　　　　 　　　/∧
　　　　　　 . : : :　　　　 |: : : : : : : }　　　　　　　　　{. : : : : : :.:|　　　　　　　　/∧
　　　　　 /. : :　　 　　　|: : : : : : 〈人　　┌┐　　人〉: : : : : : |　　　　　 　 　 ./∧
　　　　 ./. : 　　／ﾆ=-　_　　　　 }∨〉〇 〈〉 〇〔.ノ{　　　　　　　---ミ　　　　./∧
　　　　/　　 ／　　〈〉　　ﾆ=-　_./　}|　 　 ||　　 |{　'，_　‐=ﾆ／　　　　＼　　　 /∧
 

　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　,　´　　　　　　 　 ｀ヽ、
.　 　 ／　　　　　　　　　　　　 ﾞ＼
　　,/ﾞ　　　...::::l::l:::::....　　　　　u　 ﾞi
　,/'　-==＝'::::::::::::::ﾞ＝==-　　　 　i　　　なんでやる夫のレベル上げの話だけで
　i!　 　 　γ　　　ヽ　　　　　 Ｕ　　|
　i　　　　 i　　,　　　!　　 　 　 　 J l　　　政争がでてくるんですかお……
　i!　　 　 i｀ー'｀ー‐i´　　　　　　　,i'
　 ﾞi､　 　 ￣二二￣　　 　 u 　,/'
　　　ヽ､　　　　　　　　　　　 ／ﾞ
　　　　/　　　　　　　　　　　ヽ
.　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿
.　　　　　　＿_＿＿　　　　　　　　　　　 | 　 　 ＼
　　 　 　 /:.:.:.|:.:.:.:.:.:.｀＼　　　　　　　　　|　　　　　＼
.　　　 　 |:.:.:.:.|￣｀`丶､: ＼　　 　 　 　 ｜　　　　　　＼　　　＿＿　　／　)ヽ
.　　　 　 |:.:.:.:.|　　　　　＼:.:＼__ ／´￣￣￣￣~^''＜　 　 ／:.:.:.:.:.｀／　／
.　　　　　';:.:.:.:.', ＿＿＿＿/⌒'く :.:.:.￣~"'':.:.:;; :.:.:.:.:.: ＼∠ :.:.:.:.: ／　／　　　 .|
　 　 　 　 ';:.:.:.:.';:.:.:.:. ／:.:/:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.＼＼／　／　　　 　 ｜
　　 　 ／:. ';:.:.:.:.'､:.:/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:. ∨￣　　　　　　　 /　　　ま、姫のたちの悪い冗談は置いといて
.　 　 /|:.: ／＼:.:.∨ :.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ー―∨　　　　　　　 /.|
　　　|:.|:./　　　＼∨ :.: |:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.|＼:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨:.:.:. |＼._　　　 　 /　|　　　レベルを上げしようか
　　　|:.|:′　　　 /＼:.:. |:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.: ﾉ／＼:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.: ﾉ|　　　 　 　 /　ハ
　　　|:.| 　 　 　 :.:.:.:.:.:.:.:|: /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.､__ィｘ===ミ､:.:.:.:.:.:.:|／:.:.|　　　 　 　 ／　 |　　　レベルは高くて困ることはないしね
　　　|:.|　　　 　 | :.:.:.:.:. |/___＼Λ|:.:. /::〃 ):.:.:ﾊ　}}:.:.:.:.:.:|＼:.:.|　　　 　 　 　 　 |
　　　|:.|　　　 　 |:.:|:.:.:.:.:|:.:ｘ==ミ　|:.:/　 | 乂;;;;ノ　 |:.:.:.:.:.:|　}:.:八　　　　　　　　｜
　　　'､|　　　 　 |:.:|:.:.:.:. 〃 _) ハ |/　　.|　　　　　 |:.:.:.:.:｜ﾘ:/　 ＼ 　 　 　 　 ノ
.　　　 ＼　　　　|八:.:.:.: {{　乂;;;ﾉ　　　 ﾉ　　　　　 /:.:.:.:. |ｲ/　　 |:.:.:￣￣￣:.:.|
　　　　　 ＼　　　|:.:＼:.:.:ハ　 　 丶　 　 　 　 　 /ｲ :.:.:. |/　　　.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |:|:.:|:.＼:.Λ　　　　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |:|:.:|＼:.:.:.:人　　　　､　.）　　　　 |:.:.:.:.:.| 　　　｜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |八|:.:.:.＼ : 个　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 八
　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.|:.:.:|＼{　 　 ＞ 　 イ　　　:|:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. `、
　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.|:.:｜　＼ 　 ┌┴┐____彡|:.:.:.:.:.| 　 　 八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、
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　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　＿＼　　 ＞''"´￣ ~"''
　　　　　　　　＞｢⌒ ｱ: :／　　　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 / ∨/ : :/
　　　　　　　 // // : :
　　　　　　　 / 〈/ : : :　　　 　 　 /　　　　　　　',
　　　　　　　 |: : | : : :ﾞ 　 　 　 　 |　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　 |Λ: :. :.|　 　 　 　 /|　　　　　/:　　|
　　　　　　　　 |Λ: :.| 　 　 |,∠ヽ|　　 ／ /　|　　　　　（そのあたりはゲームと一緒、か）
.　　　ノ 　 　 /　 Λ:|　　 ＼.こﾉ |　／ |==ｧ j |ト-＼
.　// /(ヽ　 /　 八 ｜　　ト ＼　　　 (└′/　|
　{〈 〈 〈　∨ 八| 小　　|　|　　　　　 　　　/ Λ|　　
　＼　⌒　 |　　 「ﾆﾆ|　|　|ﾄ　　 ''　ヽ　 イ//
　　 ヽ　　　｝　　|ﾆﾆ.|　| ノ　　　　 ＜「　//
　　　｝　　 ｛ 　 /=ニ从|＼　　 ／ﾆﾆ.| ./
　　 ｢⌒冖7ニ/ﾆ／ﾆﾆﾆ/=ヤ二二 /|/Λ.＼
　　 |ニニﾆ/:/／:::＼:::::/ニ/∨二 /: |ニニニ＼
.　 「|ニニ/:::::::::::::::::::::∨ニ/::: ∨ /::::ニニニニﾆ＼
　 / ｀¨:::／:::::::::::::::::::::/ニ/::::::::::∨::::|ニニニニニニ
. /:::::::::/:::::::::::::::::::::::::/=／:::::ｆヨヨ::::: |ニニニニニﾆ/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾆ/:::::::::::::::::::::: : |ニニニニニ/
:::::::::::| :::::::::::::::::::::::: //:::::::::::::::::::::::::::::|ニニニﾆﾆ/
:::::::::八:::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::∨ニニニニ
:::::::::::/:＼ :::::::::::: ｲﾆ|::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ニニニニ
､:::::::｛::::::::::::::::::::::/ニ|::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨ニ/ニニ
　／ニ=-__ :::::::::ニﾆ|:::::＼:::::::::::イ:::::::::::: ∨/ニﾆﾆ|
　|ニニﾆ｢::::::::::::ー---::::::::::::::／:::::::::::::::::/:|ニニニ|
　|ニニﾆ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒＼￣::::/:i:ｉ|ニニニ|
　　　|:::圦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｉ:i:i:i|ニニニ|
　　　|:::::::::::::::⌒"''～::::::::::::::::::::::::::::::/:ｉ:i:i:i:i|ニニニ|
 

　　　　　 　 　 　 ／:.:.:／ヽ:.＼|:.:.|/＿|￣￣＼　＿＿_
　　 　 　 　 　 ／:.:.:／　 　 ＼:|:.:.|￣:.:.:＼―＜:.:.:.:.:.:.／￣￣＼
　　　　　　　 /:.:.:／　　 　 ／:.:|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.＼／　 　 　 　 }
.　　　　　　 /:.:./　　 　 ／:.:/:. ＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.:.Λ　　　　　　/
. 　 　 　 　 |:.:/　 　 　 |:.:.:./:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:. ∨:.:.Λ　　　　 ＼
. 　 　 　 　 |:.|　　　　　|:. /:.: |八:.:.:./:.:.:/＼:.:.:|:.∨:.:./,　　　　 　 }
. 　 　 　 　 |:.|　　　　　|:.:.:.:.:.:|ﾉ　∨:.:`ー‐ |:.Λ:.:∨ :.:|　　　　／:|　　さ、早く早く！
　　　　　 　 :.|　　　　　|:.:. ／|___　|:.:/ ｧ冖㍉ |:.:.: |:.:.人 ＿／:.:.:.:|
　　　　　　　 ＼　　 　 |:.:.:. 〃⌒ﾉ|/　　 /// 八/:|７〉|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　大丈夫、危ないときはちゃんとボクとしのぶでフォローするからさ
　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.ﾄハ//ヽ　　 　 　 /:.:/:. |「　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　　 j|:.:.l/从　　 ｖ:.:.ッ　 /イ:.:.|:八　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　さくさくっとレベルあげて美味しいご飯を食べよう！
.　　　　　　　 　 　 　 八:.:./|　　　　　　　　イ:.:.:.|Ｌ.　｜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　 　 　 　 　 /:.:.:.＼:| 　 　 ＞r＜,／|:.:.:.:|ﾆ{　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　 /:.:.:.:./　　　　　{ {:i:i:i:{ {/:.:.:.:.:|ニﾆ=- __:.:.:.:.:.:. |
　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:./ 　 __┌―{ {:i:i:i:{/:.:.:.:.:. 厂二二／^＼.:.:.|
　　　　　　　　　/:.:.:.:./ 　 /ﾆ｜|こ| |:i:ｉ:/:.:.:.:.:.:./ﾆﾆﾆ／／⌒ヽ :.|
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　　　　 　 　 | :. {ﾆﾆ／ 　 　 /ｉ:i:i:i:i:i:i:|:.:.:.:.:. | 二二∨二二二ｲ:.:.|
.　　　 　 　 八:.:.{ﾆﾆ{　　　　￣￣￣八 :.:.:.: | 二二 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|:.:.|
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　　　　　／　　　　　　., ーヽ　　 　,'. ｰ- ＼
　　 　／　　　　　　 　 （　●l 　 　l　●）　 ＼
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　　　 |　　　　　　　 　 '⌒（_＿__人_＿_）｀　 　|　　　よろしくおねがいするお！
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　　　 l　　　　　　 　 　 　 !　,! 　　 　 　 　 　 l
.　　　 l　　　　　　　　　　 |　ヽ 　　 　 　 　 　l
　　　　　　　　さて、レベル上げですが何があったの？
【1D10:10】
１：アイテムボックスなんかつかっているんじゃねぇお！！
２：侵入者ぁ、ですねぇ
３：アイテムボックス無双
４：アイテムボックスさんのレベルアップ
５：同級生拾いました
６：アイテムボックスなんかつかっているんじゃねぇお！！
７：侵入者ぁ、ですねぇ
８：アイテムボックス無双
９：アイテムボックスさんのレベルアップ
１０：ブロリーさんが見ている
 

――フォ＝クス国、王家管理の森
 

　　　. . : : .　　　：　　.i:!　 i 　 ‐i::|‐ | : : ｉ: : |::|: . :|:｜: :.:|::::|: : : :| |: : :|　.:.:.|.:.: : : :|　:.:::|: :|;::::|: : ::|:::| : :.:|:::|:|: : |: : :
　. ::::;'..:.: : . .　　 ’　　；:　 ：　　 ￤ ：　 :|　 !￤　：　.　:｜::|: : : :| |: :.::|　.:.:.|:.:: : :｜ : : |: :|;::::|: : ::|:::| : :.:|:::|:|: : |: : :
　　.: : : . .　　　　:　　 ’ 　 :　　　‘　:　　　　　　 ‘　　　.|::::|　. . ｉ | : : |　.::::|: : : : |　.:.:::|: :|;::::| : : |:::| : : |:::l |: :｜: :
. . : .: ..　　　　　　　　 :　　　　　　　 : 　 :　￤ｉ　 :|:￤　￤ :! 　 :|￤　 |　.:.::|　　: |　 :::::|: :|;::::|: : ﾉ:::乂_:|:::|｜: :|: : :
.:.:ｉ'´　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .　　ｉ　 |::ｉ　 .ｉ:::ｉ 　 :ｉ::｜　 .|｜　｜　.::| . . : |　:::::::|: :|;::::|: : : . . . : |:::l :|: :｜
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.:.:..::.:　　　　　　 　 　 |:i　　 　 　 　 | 　 |　 j::.　.￤:| 　 ,|::::|‐''"´　　 :|:::....:::|/,　ﾉ／^"'ﾍ |;:;:;|: :ト┐: :ノ⌒ |::::::|
　ﾉ　　　　　　　 　 　 |:|　　　　　　_」:　┴‥　　 |:::ﾚ''" |::::|: : : : :::::::::|::::::;:;:;V/: : : .　_､‐''|;:;::|ｰ|::;:|　.:.,.:'´:;:|::::::|ｰ
｀`　　.　　‐-　　　　..,,_　　　　,　'゜　　　　　　 _､‐''゛　:.:ﾉ::::乂: : : :.:.:.ﾉ__　:::::::＼_:_:_:ノ;:;:;:;:|;:;::|;:;|:;::|:,.:'´,.:'´ |:::: :|;::
　　　　｀`丶. . .　.　.　　´"'　　ｰ-　　　　_､‐''゛: . : . .:.:/j/⌒""'':.:ノ'((;:;:;:ヽ,_,_ﾆﾆ‐''":;.:,:;.:ﾉ_;::;乂_ﾉし'^;: : :.:|::: : |;:;:
::....　　　　　 ＼　　　　:　　　　 　 . . . ::::｀``""'冖￢‐{:;.:,:;.:,:;.:,ｘ爻;';'i:i:i:i:i:_､‐''゛　　‐‐ノｨ゛:{;::;从;;;:;:;}ｯ-─ |::::::::|.:.:
::::::/::::..........:::::::/　　　 :::!　:　:...:::..::::　....:.:.:.:.:.: : : .::::::::::乂:::::::::｀`'ｰ---ｯ''´: :{;:;:;:;:;:;:;:;:ノﾆ‐‐jノ‐‐ヽノ{__／:;:|:::: : |;:;:
::::/:::::.:.:.:.:.:.:／　　　　ｉ:::ｉ　ｉ::i!.:.:.:!::::　 ﾆ=-──-ｖ-‐……‐-ミ: : : : :ノ-‐=二‐_‐_‐_‐__､‐''゛辷__ﾉ／;::／:/: : : :.トミ
￣＼__､‐''゛　　　ｉ:ｉ　 ｉ:::ｉ　ｉ.:!::::.:.:.:.:.:/: : . . . . : : :ﾉ'"~~"　　　　´"''ｰ-辷‐_‐_‐_‐ ‐￣;:;:;:;:;:;:;:_､‐''゛ ／ : /;:;:;:;:;;;ﾉ;:;
‐‐＜.:.:.:.: : : : :　 ｉ:　　::::　:.:.:.:.:.:.:.:／⌒¨¨¨¨⌒´￣￣~~""''　‐　 _　　　´"'ｰ=;:;:;:;:;:;:;:;:_､‐''゛;:;:: : : : : : /:;:;ノ⌒＾^''
二___〉.:.: : : : . .　 ::　　:::　.:.:.:.:.:／: : . . .　　　---　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:ﾆ=-‐‐‐-　_　　. . . . : : : : ::::;:;:;:;:;:;:二--;:;:_､‐''゛
三‐く／￣￣ }.:.:....,､-──-＜二‐‐ ‐: : : . . .　　　　　　　.:.:.:.:-二≠-─- -　｀`"''冖冖￢─-　_:::::::::::--＜;;;:;:
三ﾆう'⌒　　厶ィ´: : . .　　　　-　　-_:::::: : : : : : . . . .　　_ _ ___､‐''゛.:.: .: : : . . . ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;';';';';';';';'.:｀丶､::::::::::‐‐ ‐
ﾆ‐ｧ'⌒Ｘつく:;.:,:;.:,: : : : : : :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,‐‐ ‐:;.:,:;.:,:;.:,: : : : : _､‐''゛. . : : : ;';';';';';';';';';';' : : : .　　　｀"""´￣⌒~"＼::::::::::::
ﾆつ--ノ'"~￣｀:;.:,:;.:,:;.:,;:;:;:;:;:;:;:;:‐‐二二三二-;:;:;:;:_､‐''゛;';';';';'.:.:.:.:.:;';';'.:.:.:.:.:.:.:.:;';';';';';';';';'.:.:.:.:.:.:.:.:.:;';';'.:.:.:.:.:: : : :＼:::::::
√)ぅｯ''"´￣￣｀丶:;.:,:;.:,;:;:;:;:;:;:ΞΞΞ三三Ξ㌻;;;;;;;;;:;:;:;::ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:: : : : :　　　￣＼ﾉ:::::
 

　　　　　　 ,, -‐‐‐‐‐‐‐-- ､
　　　　 ／　　　　　　　　　　＼　　　　
　　　／　　　　──　　　─‐　＼
　　/ 　 　 　 　( ● )　　　(●)　　';　　　ずいぶんと森の深くまできたお……
　/'　　　　　　　　 ／ 　　　＼　　　';
/ 　 　 　 　 　 　 （　　　人　　） 　　i
| 　 　 　 　　　　　 ｀'''''ﾞ´ 　｀'ﾞ´　　　!
'、　 　 　 　 　 　　　　　 　　　　　／
　＼ 　 　　　　　　　　　　　　　　<
　／￣ﾞﾞ'''‐‐‐-----　　　　　　　　＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-==ﾆ二　二　ﾆ==-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　＿　-=ﾆﾆﾆ=-　_ _＞　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　／ ＜　　　　　　　｀ヽ　　 ＞ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　∧　/　／　　　　　　　　　　　 :.　　　 ＼＼　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 〈　∨／　　.:　　　　　　　　　　　 :.　　　　＼＼　　ｖ
　　　　　　　　　　　　　 　 ＿〉 /　　　.:　　　 i|　　　　　　　　 i|　　　　　 ＼ｖ
　　　　　　　　　　　 　 ／　 ∧　　　 .:　　　　i|　　　　　　　　 i|　　　　　　 ()＿__∧
　　　　　　　　　　　　ー―-ｲ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 N　　　　　　乂X乂∧
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　 i　∨　　　　　　 ＜ｘ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.|　　　|　　| 　 ∨　　　, -‐　/― ∨　　 |　　　　 ./∧　　　そりゃ、浅いところだと音とか眼がいいのが
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.|　　　　　　　　 ∨ 　 　 　 /　　　∨ 　 |　　　 　 ./∧
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 　 .|　　| |　　 .∨　　 .ｘｬ斧示㍉ｧ　 .:　　　　　 ./∧　　覗き見したりするかもだからね
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.|　　　|　　| |　　　∧　　〈　 廴_ツ　∨ i　 〉　　　　 ./∧　
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.|　　　|　　| |　　 /　｀ヽ乂　　　　 　 ∨レ　　　 　 　 ./∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾊ　　|　　　|　　| レ^¨　　　　　　　　 　 　 |)　　　　 　　　　./∧
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊ ∨　　 　 |　　N　　　　　′　　　　　　 　::::∨　　　　 　　　./∧
　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　 ∨＼　 :|＼_(　　　　　　　　　,　　　　人:::::∨　　　　 　　　./∧
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾊ　　　:|｀ ヽﾉ 　 :.　　　　　―　‐　　　　 ｲｒ-､:::::∨　　　　 　　　./∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :|　　　　　　ヽ 　　　　　　　　 ／　|ヽ　＼::∨　　　　 　　　./∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊ　　 　:|　　　　　| 　　＞ｓ。 　 　 ／_ 「L}　|　　　ー-　　　　 　 　 ./∧
　　　　　　　 「ヽ〈＼　　 ﾊ　:: 「∨　　　　　.|　/　　∨-- 「.|__」　　　∨　　　　　　 ｀ヽ　　　 　 ./∧
　　　　　　　　＼＼　＼ﾊ 　::: |　∨　　　 　.:/　　　 ∨　　 ＿　 ,‐､ﾉ}　　　　<>　　　　￣￣ヽ　./∧
　　　　　　　　　　 ,ﾍ　　＼　,∧　 ∨ 　 　 .|　　　　　∨^Li　　¨　　/　　　　　　　 　 　 <>　 { 　 ./∧
　　　　　　　　　　 |　∨ﾟ{　＼ __)　　∨ 　 . |〈〉　 　 　 ∨　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　{-_-_　∧
　　　　　　　　　　 { 　}　{　　　　　　　∨ 　 |　　　　　　 ∨　　　 /　　　　　　　　　<>　 　 　 {-_-_-_-_
　　　　　　 　 　 　 ｖ .|　∨,　　　 　 　 ∨ . |　 　 　 　 　 ∨ 　 /　　　　<>　　　　　　　　　　ﾊ-_-_-_-_
　　　　　　　　 　　/ ＼　 ＼　　　　　　 }　..|　　〈〉　　　　 ∨ /　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾊ-_-_-_-∧
　　　　　 　 　 　 /　　 ,＼　　 　 　 ＼　}　 |　　　　　　　 　 X　　　　　　　　　　　　　　　　<>　}-_-_-_-_∧
　　　　　　　　　/　　　,∧ ＼　　 　 　 Ｙ 　.|　　　　　　　／＿ _ ＞ -　　　　　　　　　　　 　 　 }-_-_-_-_-∧
　　 　 　 　 　 /　　　,∧-_-_ ＼　　　　|　　|　　　　　 ／　 ＼　/　　　　∨＞-　 _　　　　　　　}-_-_-_-_-_.∧
　　　　　　　 /　　　,∧-_-_-_-) ＼　　 |　　|〈〉　　 イ　　　　　{⌒}　　　　∨　　<>　　――― '-_-_-_-_-_-.∧
　　 　 　 　 /　　　,∧-_-_-_ /　　　＼..|　　|　　／　ﾊ　　　　 乂ｿ　　　　　∨　　　　　∨-_-_-_-_-_-_-_-_-.∧
　　　　　　/　　　,∧-_-_-_../　　　　　〉|　　|／ 〈〉 ∧　　　　　{　　　　　　　∨　　　　　∨-_-_-_-_-_-_-_-_-∧
　　　　 ／　　　,∧-_-_-_ ../　 　 　 /　|　　|　　　/　　　　　 .:人:.　　　　　　 ∨　　　　　∨-_-_-_-_-_-_-_-_ ∧
 

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　　　|:.|:./　　　＼∨ :.: |:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.|＼:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨:.:.:. |＼._　　　 　 /　|
　　　|:.|:′　　　 /＼:.:. |:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.: ﾉ／＼:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.: ﾉ|　　　 　 　 /　ハ　　　いくらここが神域で人が寄り付かないとはいえ
　　　|:.| 　 　 　 :.:.:.:.:.:.:.:|: /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.､__ィｘ===ミ､:.:.:.:.:.:.:|／:.:.|　　　 　 　 ／　 |
　　　|:.|　　　 　 | :.:.:.:.:. |/___＼Λ|:.:. /::〃 ):.:.:ﾊ　}}:.:.:.:.:.:|＼:.:.|　　　 　 　 　 　 |　　　そのあたりはねぇ……
　　　|:.|　　　 　 |:.:|:.:.:.:.:|:.:ｘ==ミ　|:.:/　 | 乂;;;;ノ　 |:.:.:.:.:.:|　}:.:八　　　　　　　　｜
　　　'､|　　　 　 |:.:|:.:.:.:. 〃 _) ハ |/　　.|　　　　　 |:.:.:.:.:｜ﾘ:/　 ＼ 　 　 　 　 ノ　　　情報管理を考えると徹底してしすぎることはないしね
.　　　 ＼　　　　|八:.:.:.: {{　乂;;;ﾉ　　　 ﾉ　　　　　 /:.:.:.:. |ｲ/　　 |:.:.:￣￣￣:.:.|
　　　　　 ＼　　　|:.:＼:.:.:ハ　 　 丶　 　 　 　 　 /ｲ :.:.:. |/　　　.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |:|:.:|:.＼:.Λ　　　　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |:|:.:|＼:.:.:.:人　　　　､　.）　　　　 |:.:.:.:.:.| 　　　｜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 |八|:.:.:.＼ : 个　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 八
　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.|:.:.:|＼{　 　 ＞ 　 イ　　　:|:.:.:.:.:.|　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. `、
　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.|:.:｜　＼ 　 ┌┴┐____彡|:.:.:.:.:.| 　 　 八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、
　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.|:.:.:|　　　　　 |　　｜　　　.|:.:.:.:.:.|＼＿＿_,＞―――　.:.:.:`、
 

　　 _　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　 〈o ＼　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /.:.:.／.:.: ／⌒⌒｀丶、.:.:.＼⌒
　　 '/＼＼　.:'.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:/ .:.: |.:.:／　　　 　 　　 ＼.:.:.:.＼
　　　'/　＼/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:|/　　　　　　　　　(´ ヽ.:.:.:.:.＼
　　　 '/ ^７.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:. |　　　　　 　 　 　 　 yx. :.:.:.:.:. ＼
　　　　'/./ .::.:./.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　／ 　 　 　 {;ﾊ∨.:.:.:.:＼:＼
｀`～､、v.:.:.:.:/.:.／ .:.:.: ｉ:.:.:.:.:.:..:.|　　　　/　　　　　 　 vﾘへ :.:.:.:.:.:|'⌒　　　　　まぁその分、王族がいなければ入れない深さまで
⌒＼ 　 |.:.:.:.:／.:.:.:.: ／| .:.:.:.:.:.八　 　 /　　　__　 　 　 `'ー┐(＼|
⌒＼＼ |.:.:.:.:.:＿_／.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､　　 　 ／⌒　　　　　　　{＼　　　　　　　　来ているわけで姫様にもご同行してもらわないといけなくて
､　'⌒＞|.:.:.＼ .:.:.:.:.:.: 八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼　 〃;';';ﾊ　　　　　　　　V:＼
. ＼＼ 八.:.:.:.: ＼＿＿_∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:..: ∥､;';';ﾝ 　 　 　 　 　 ﾉY.:.:.:＼　　　　　痛し痒し、といったところですが
.　　＼＼/,.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:/∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:(＼　 　 　 　 　 　 ／ﾉ {.:./.:.:. ＼
　　　　＼∧.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:./∧.:(.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　　　 　 　 　 　 ∨.:.:.:.: |⌒
　　　　　 ＼:､ .:.:.:.:＼.:.:.:.:.:／＾＼(.:.:.:.:.:.:|＼　　　　　　　　　　　 〉 .:.:.. |
　　　　　　　　ﾄ､.:.:.:.:.:.:.:.:八 (__ ) ＼.:.:.:八.:.:＼　　　　　　_　　'⌒＼.:.: |
　　　　　　　　|o(＞ .:.:.:.:.:.:.:＼　　⌒)/.:.:.:.:.:.:.:.＼-‐=ﾆ~ 　　　　　　＼|
　　　　　　 　 乂＼/∧二ﾆ=く｀¨¨¨´ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:`､　 |
　　　　　　 　 　 (__o/∧　　　ﾊ　　　　　|.:.:.:.:.:.:.:.::.i＿|
　　　　　　　　　 　 ＼'/|　 　 |.ﾆ=-----|.:.:.:.:.:. |.:八ニ|
　　　 　 　 　 　 　 　 (/|　 　 |ニニニﾆ.八.:.:.:.八(ﾆニ.|
　　 　 　 　 　 　 　 　 〉|　 　 |､ ニニニニ)ﾍ/ニニニ人＿＿＿＿
　　　　　　　　　　 　 ('/|　　　〕ﾆ=-　ニニニニニﾆ=- ⌒＞　__　　 ｀`～､、
　　　　　　　　 　 　 　 ~　　 /￣￣｀`～､、 ニニニニニ〈　 r‐ミ＼　　 ＼　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ノ　　　　　　　　｀`～､、ニニニ＼＼__,) ＼　　 ＼　＼
 

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　_ノ　ヽ､_.＼　　　　神域って……そんな場所で殺生なんてして
／ 　　 （●） 　（●） ＼　
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　大丈夫なんですかお？こう、怒られたりしませんかお？
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／
 

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　＞　＿＿＿　　=‐
　　　　　　　　　／ ,　', へ　　　へ¨¨ ヽ ＼
　　　　　　 　　 ／　 /　　　ヽ　　　＼　　＼､
　　　　　　　,' /　　/:{　　　　　＼　　　＼　 ∨､
　　　　|＼　{/ 　 /　:{　　　　　 　 ｖ　　　 :.　 ∨ヽ
　　　 人 :∨　　 '　 .:　　　　　　　 ﾄ､　　　:}　　∨ﾊ
　　　 「 ＼}　　 .: 　 ' ∨　　　　 　:} :∨　　}　　 ∨ハ
　　　　〉'´ }　　 {　　　 ∨　　　　　}￣∨　:}　 　 ﾄ--ｖ
　　　　レイ　　 {　 ﾄ､＿ 　　　 　 ,ｨﾁう笊㍉　　 }乂∧
　　　　　Ⅳ 　　{　 {　＼ﾙ ＼ 　./　乂ツ 　:}^) v乂X∧
　　　　　| ∨　　＼{ ,ｨﾁ笊㍉ )ノ　　　　　　:,ノ :八　　∧　　　　逆、逆。むしろここでバンバン殺したほうが褒められるわよ
　　　　　|　∨八　＼《 乂ソ　　 .:　　　　　　': :/　　　　∧
　　　　　|　 ∨　＼　＼　　　　　　　　　　人:/　　 　 　 ∧
　　　　　| 　 ∨　　＼八>.　　　 ｖ ァ 　 .:ｲ /: : :　　　　　∧
　　　　　|　　 ∨: : : : : : :　＞ｓ。　　 ／　|,': : : : :　　　　　∧
　　　　　|　　 八 ＞――／ , -}　¨　　　人入: : : : 　 　 　 ∧
　　　　　| 　./: /-_-_-／〈〉/　人〈〉=〈〉= /　 ヽ: : :　　　　　∧
　　　　　|　,': :/-_-.／　 　 { 〈/〈〉}{〈〉}{=/　 〈〉 }＼:　　　　　∧
　　　　 人／「-_／　 　 　 {　　　 ^　　/　　　　 }-_ ＼　　　　∧
　　 ／　/ 　 } /　　〈〉　　 ト､　　 　 , ' 　 〈〉 　 }-_-_-＼　　　∧
　／　　,'　　 /　　　　　 　 {　 　 ´¨　　　　　 　 }-_-_-_-:∨__　　ｖ
, '　　／{ 　 /　　　　 =-―-〉=／　　　 　 　 〈〉 }-_ , '-_-_:∨ヽ
　 ／-_ レム=-....: :　＼X＼|／＼　〈〉　　　　　 }-/-_-_-_-}ノ |　}
／-_-_/　　／ ': : : . .　 `,' ^}二二＼　　　 　 　 }/-_-_-_／ 　 |　}
-_-_-/　／-_-{: : : : . .　 乂ﾉ　　　 　＼　　〈〉　ﾙ-_-_／　　　人:}
-_-_/　'_-_-_ 人: : : : . . .人: : .　　　 . : :＼　　/-_-., '　　　／　　＼
-_ｖ ./-_-_-_-_-ﾄ:≧=-...⌒ : : : . . . . : : : : ＼/¨¨¨　　　／＼
-ｖ /_-_-_-_-_-ﾊ ＼::::::::::::::::＼: : : : : : : : :人'　　　=- -_-_-_ ＼
/ /_-_-_-_-_-_-_}　 ＼::::::::::::::::≧= - =≦　　=-ｲ-_-_-_-_-_-_ハ
../-_-_-_-_-_-_-ﾉ　　　 　¨¨¨¨¨¨¨¨/　　／ 〈〉 ﾊ-_-_-_-_-_-_-_{
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ---.､ _
　　　　　　　　　　　　　　　{ ￣￣￣￣｀ヽ:.:.／:..::ヽ　, -――､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　　＼　　　　 ./:./:.ﾊ:.:.}/　　 .:.:-┼=ミ､
　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　≧=-　/:./_ヽ:.ﾍ:.!...／ィ´　/　＼:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 .／,:.:/:..-―.:.:⌒:.ー..､/　　　.＼:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ ヽ　 ./:.:.{:.:.!:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ　　　　 ',:.:}
　　　　　　　　　　　　　　　　{＿＿_,:.:.:ハ:.:{/:.:.:.;.::.:.i:.:.:.:.:.:..:.:',:.V　　　　}/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:;:./:.:.:.＼:.:.:/､:.:.:|:.:.:.:.:.:}:.:.}:.:∨
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:{:i:.:.:.:.:.:|/}/⌒',:.:!:.:.:.:./i:.ｲ.:.:.:i
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.从{:.:.:.:.:.:|.ｨf=ミ､V:.:／zｘ:.:.:.:.:.:}
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /／　,.ﾍ:.:.:.:.:.《 vﾂ　ﾑｲ ﾋﾘ 》:.:./:/　　　　ここが神域なのはさ、フォ＝クス国の始祖、剣の聖女アナスタシア様が
　　　　　　　　　　　　　_.　-=彡イ.:.:.:.:ﾄ.:.:.:ﾄ:{　　　　　　∠:.ィ}/
　　　　　　　　_　-=　＞''´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:＼!､　　ｒ_　v　.ｲ:.:.:.!　　　　　　激闘の末悪魔を封じた場所、とされているからでさ
　　　　　　／　　　 ´　　 ./.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:|:.:.:.{､__＞　　＜ | }:.:.:.|
　　　　　 /　　／　　 　 /:.:.:.:.:.:.:./:.＞:!:.:.:.|　　 { i元} }､| |:.:.:.:.　　　　　　その封印された悪魔に引き寄せられて魔物がよってくる
　　　　　　　 /　　　　 /.:.:.:.:／ ￣ ､__|:.:.:.:!iﾏ''ー }ﾄ.∧＼､:.:.:.:.､
　　　　 i　 ／　　　　,.:.:.:.:.:/　　　　　 |:.:.:.:{ }ii「~~ |_}　 ＼＼:.:.:.:＼　　　なーんて言われているんだよ
　　　　 |／　　 　 ／:.:.:.:,　　　 　 　 _,:.:.:./　ﾏ， .{/,　　　 ヽ｀''＜:.:＼
　　　　　　　　 ／:.:.:.:.／　　　 　 ..ｨ:/:.:.:/　　ﾏ， ∨/,　　　 ＼＼｀''＜:.､
　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.／　　　　　／, /:.:.:/,　　 .iii!　 ∨/＞。._ / 〉　｀ヽ. ヽ:.､
　　　　　　/:.:.:.:.／　　　　　／:.:／:.:.:./ {:.　　|ii|　　}｀''＜ ＿i /　　　 ',　}:.:.:＼
　　　　　 /:.:.,　　　　　　 ｨ〔:.:／:.:.:.／ 从::. 　}ii}　 ﾉ　　　 .}iiii}　　　 　∨ ＼:.:.＼
　　　　 ./:.:./　　　,　.ィ:.＞.:.:.:.:.:.／　.∧ .ゝ:. .ﾙ!／　　　　ﾉiiiﾉ　　　　 ,　　　 ',:.:.:.＼
　　　　/:.:.:'　　　　ヽ{／:.:.:.:.:.:／　　　 .ﾊ　　ｿ/... ＿_　.ィ }iiii}､...＿.. ィ　　　　 ',:.:.:.ヽ:.､
　　　 /:.:.∧　　／／:.:.:.:.:.:／　　　　 　 ﾊ　 |ii| 　 　 　 　 'iiii!　　　{　',　　　　 i:.:.:.:.} }:.〉
　　 ./:.:.:.:.:.:.:.､///:.:.:.:.:.／,　　　　　　　　{＜|ii＼　　 　 　 }/　 　 /!　 ヽ　　　 }:.:.:.:! }/
　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾍV:.:.:.:.:/: : :∨　　　　　　　}　 >､iii＼　　　　i　 　 /ﾘ　　　V　　,:.:.:.:.;
　./:.:.:.:.:.:.:.:.:/　 {:.:.:/:.i!: : : :.∨　　　　＿ノ__ ＼ ＼/　　_i / i_　 {/}　　　　V　.:.:.:.:/
　'.:.:.:.:.:.:.:.:./　　.乂{､:.{: : : : : :}ー‐, =: ﾏ}__ノ /iii＼ >　（・.ﾊ. ・） i/|　　　　　i ムイ
.′:.:.:.:.:.:.:/　　　　　 ',{＼: : : ;: : /　　 .//＼ ＼iiiiii>　 /./　', {　}/}ヽ　　　 ﾉ!
i.:.:.:.:.:.:.:.:.;　　　　　　　＼ ＼: :ノ　　　// ､__）　　く　　 / i　 ',　<i/　ﾏ==彡ｲ{
|:.:.:.:.:.:.:.:.{　　　　　　　　　　 ≧--_／ ､_ソ　i　　　 ＼/　{!　 '／　',　 ﾏ: : : : :',
|:.:.:.:.:.:.:.:.{　　　　　　　　　　 　 ./　 ＼ソ　　',　　 　 　 　 　 　./　 ',　　'/ : : : :,
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ二二ニ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 ‐=ﾆ=-　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／∨　　＜＞ ――― ＜＞　∨
　　　　　　　　　　　　 {　　:}＜＞/　　 /⌒¨　 ､　　　<>ｖ
　　　　　　　　　＿＿人__/　 　 ,'　　 .i　　　　　 ヽ　　 ＼)､
　　　　　　　 ＜　　　0O ｀ヽ　 .: 　 　:{　　　　　 　 ＼　　∨〉
　　　　　　　　　＼ ＿人　　}　:　 : 　 {　　　　∧　　　　 　∨〉
　　　　　　　　　　　// }　¨¨ヽ　　.i　 :{　　　　{ハ　＿|　 ＼V人　　　　そ。だから定期的に間引きするのも
　　　　　　　　　 　 ﾚﾄ､} 　 :|　 |　 |　 {ﾊ　　　{-‐}　　:| 　　　｀ 二 フ
　　　　　　　 　 　 　 |　}　　|　 |―|―{ハ　　:{　 :}　::ノ　/}八 ハ　　　　管理としてとっても大事なお仕事で
　　　　　　　 　 　 　 | 八　 |　 |　 　 　 人　 { ｪｚｚｧ ∨ｖ〉 　| 　|
　　　　　　　 　 　 　 |'　| ＼}　八 ﾐｚｚｧ 　 `¨｀　　　 .:- ': :　:|　 |　　　　王族の訓練とか新人騎士のガチ訓練なんかで
　　　　　　　　　　　　　 |　　)八∧　 　 　 ' 　 　 　 人: : : :　|　 |
　　　　　　　　　　　　　 |　 /　O: : >.　　　 - ‐　 ／}　∨: : ::|　 |　　　　定期的に使っているわけ
　　　　　　　　　　　　　 | , '　ノ}: :/　 {::≧ｓ。_／|::ﾙ　　∨: ::|　 |
　　　　　　　　　　　　　/ 　〈／ 人　 ∨::}=====ﾙ　〈〉　 ヽ:..|　 |
　　　　　　　　　　　　 '　　: : ／　　 　 ∨}{==}{/　　 　 　 　 ＼ |
　　　　　　　　　　　 /　＞ ´　　　〈〉　　∨ﾆ, '　　　　　　　　〈〉＼
　　　　　　　　　　　,' /　　　　　　　　　　 ∨　〈〉　 ＿ _　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ,ﾙ〈〉　　　　〈〉　　　〈〉人＿　／ノ‐‐'　　 　 〈〉 　 ＼
　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　 ／ {/////　'¨¨二ｱ__　　　　　　　 :､
　　　　　　　　 ／　〈〉　　　〈〉　　 ／::::／{¨(¨く　　　ゝ―ｧ'　　〈〉　　　　　 _
　　　　　　　／　　　　　_ ...　 ‐＜¨¨ 　／}　　 人　　／¨¨,'＞:.　　　　　　〈人
　　　　 　 　 >､＿ _　ィ 　 〈〉 ／--=ﾆ ,イ　　　>--イ:::::::/　〈〉　}＞‐　　＿＿＞
　　　　　　／-_-_-_-ﾌ　 　 ／{: : . ／¨.:八　,イ〉　　:レﾍ'　　 　 /-_-〉_-_-_-_-_
　　　　　∧-_-_-:／〈〉　／):::人: :{　 　 {ﾊ　　<　　. . ::/　　 　./-_-.:_-_-_-_-_- 〉
　　　　 ∧-_-_／　　 ／八{｀ヽ ≧)　　　.:　　 人. . : /　　〈〉 /-_-,'_-_-_-_-_／､
　　　　,'-_-_　　　 .／{　　ｖ　　レ'ﾄ､　　,'　　イ≧=-'　　　　./-_-/_-_-_-_／-_ ∧
　　　 -_-／　〈〉 /ｖ　)　 人／　ノ .:)　人　　ｿ　 / 〈〉 　　/-_-/_-_-_ , '_-_-_-_ ∧
　　∧_／　　　 /::::|　{　〈／　 < _　　〈_ノ　 〈ﾆﾆ　　　　 ./-_-/_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
　 ∧/　 　 　 /:::::::|　}　(　　　　　〉　 ,'　 　 ﾉ=/　　 　 ./-_-/_-_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
　 {_/　　　　 /:::::::::|　}　 ＼　　　/ ／　　 イ=/　　　　/-_-〈_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_∧
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　,-―- 、　　　　　　,-―- 、 ｜
　　　/ /｀~~ヽヽ　　　　　/ /｀~~ヽヽ |
　　　{　{..;;;;;; ﾉ　|　　　　{　{..;;;;;; ﾉ　| |
　　.　ヾ_`'''ﾞ",,,ﾉ　　　　.　ヾ_`'''ﾞ",,,ﾉ ｝　　　なるほど……すごい世界だお
　　　　　￣　　　　　　　　　￣　　 /
　!　　　　　　　　　　　　　　　　 　/　　　（まぁでも戦いや血と生贄を奉納するのもよくあることだし
　j　　　　　/´　　　|　　　ゝ　　丿
　　　　　　ゝ、____人_____ソ/／　　　　　　おかしくはないのかお）
　　　　　　_　＿　　　./　／
＼　　　　　｀￣　　 ,/／
　 ` .､　　　　　　　／
　　　:ﾐ:ｰ.､._　　／｀`'''ｰ-､
 

　　激闘の末悪魔を封印した建国神話が残る場所。とはいえ今漂う穏やかな空気と、長年レベル上げに使われてきた事実に
 

アナスタシアだけでなくマイやしのぶも気軽にこの場を使うことを選んだ。そう、この場は何よりも安全で秘密性が高い場所
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐……‐-　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　...'":＿:::::::::: ／::＿__:::::`'＜.］o|
　　　　　　　　　 　 　 ┌―／:／:::::::::＼:::::／::::::::::::＼::::::::＼|
　　　　　　　　　　　 　 | [ｱ:::::::::／::::::::::::∨,,..､､､､...::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　∨/::::::::::／"⌒¨´　　　　　 ＼::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 　 /::::::::::::/　　　　　　　　　 　 　 ＼|:::::::::::::::.
　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ:::::| ::::::|　　　　　　　　 　 　 　 　 |::: |:::::::::::.
　　　　　　　　　　　　|:::|:::| ::::::|　　　　　　　 　　 ￣￣＼|::: |:::::|:::::i　　　まぁ封印はもう大昔の話ですし
　　　　　　　　　　　　|:::|:::| ::::::|／￣　　　　　　　　 ＿　/:::::|:::::|:::::|
　　　　　　　　　　　　|:::|::::::::::::|　　 ＿　　 　 　 ／_,,..,,_ノ|:::::::::::|:::::|　　　定期的に封印の管理もしっかり行われていますから
　　　　　　　　　　　　|:::|:::::::: N ／_,,..,,_ 　　 　 　 ^^⌒^' |:::::::::∧:::|
　　　　　　　　　　　　|:::|:::::::::::::. 〃^⌒´　　　　　 　　 　 |／)/:: ∨　　　安心してレベル上げを……
　　　　　　　　　　　　|:::|::::|＼(::＼　　　　　〈　､　 　 　　 　 .:::::::＼
　　　　　　　　　　　 人:|::(:∨:::〈⌒　　　　　　　＿_　 　 　 /|::::::::::::＼
　　　　　　 　 　 　 　 　ヽ　{ :::::::..､　 　 　 く::::::::::::/ 　 　 /八:::::::::::::: }
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ノ::::::::::| ＼　 　 　 ー　 　 　 ｨ､ 　 }::: }::::: 人
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::|　/〕ト　　　　　　 ／　|>)　从/)／
　　　　　　　　　　　　＿{从:::::::::八_|人〕トﾆ=‐-‐＜／　）ﾆ|＿
　　　　　　　　　　 ／／￣／/￣|￣|二二ﾆ=-_ ／　／／ )／｀¨⌒＼＿＿
　　　　　　　　　 /／＿／　/　　］　〕ニニ=-.／　／／　／/ 　 | 　　 | 　　 ＼
　 　 　 　 　 　 //　 ／.／/　 　.］　］ﾆ=- ／　／／　／　）　　/＼　 ］ 　/ 　 |
 

――そのはず、であった
 

　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　___ 　 ｌ.　ｌ　　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　l
　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 lﾞ o } 　 ｌ,　!　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　.|
　　　 　 　 　 　 　 _　 　 ._..‐'.!　　ﾞｰ-'　　 ｌ　ｌ,　　　　　　　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　 ﾞL　　　　.!
　　　　　　　　　/゛/ ,..-'".,..-'゛　　　　　　　 ｌ　ｌ　　　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌl、　　　!
　　　　　　　　/　.!'´., ／　　　　　 　 　 　 　 ｌ　/ ￣/　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　 ｌ!＿_ｒ‐|ｒ‐-'"
　　　　　　　 /　,／゛　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ,二二　　　 _rt'ﾄ　　　　　　　 　 　 　 　 　 i″　 /
　　　　　　　 !　ｌ　　　　　　 ._..〟　　　　　 　 /＿_/　　　　,..-、　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　,／
　　　 　 　 　ｌ　.!　　　_.. ‐''´._..ﾉ　　　　 　 　 /ｌ 　 ｌ　_..-'"　_..ﾉト､　　 　 　 　 　 　 　 /　,,┤
　　　 　 　 　!　し-''". _.. ‐'″　　　　　 　 　 / .ｌ,..-'" _..-'"゛　!|　.__-、　　　　　　 .／ ,／　l
　　　　　　　!＿.. -'"　　 　 　 　 　 　 　 　 /／ _..-'"　　　　 __　ｌ__ｌ ＼＿　　 　/　／　　 l
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　,!　ﾞﾞ‐'ヽ　ヽ　　 　 ｌ__ｌ　　　 /　/-, / ,／
　　　　　　　　　l　　　　　　 　 　 　 　 　 i′　　　 ｌ,､ ｌ.　　　　ﾘ　　　/　/,,ﾉ.／
　　　 　 　 　 　 l　　　　　　　 　 　 　 　 !　　　　 ,i" ヽ.ｌ.　　　│　　/__/ ／
　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　l　　　　/ 　　 '<'､ ,..-'ﾞll、 ._／／　　　　　　　 ｌ
　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　　　　|　　 ./ 　　　　 ヽ｀ぃ-lﾞ.!'" ／ 　　　　　　　　/
｀'ｰ..、　　　　　　 .|、　　　 　 　 　 　 　 |　 ./ 　　　　　　ｌ.! ｌ.ｌ .,!　/ 　　　　　　　　　 /
､　　 ﾞﾞ'-､、　　　　.ｌ'-　　　　 　 　 　 　 ! / 　　　　　　　〃 ﾞ'ﾐ　.ヽ　　 　 　 　 　 　 ,!
　ﾞ''-..,、　 ｀''-..、　/　!　　　　　　　　　 /lﾞ　　　　　　　　||　　.ヽ　.ヽ　　 　 　 　 　 /
　　　　｀ﾞ'ｰ ..,,　.｀''" .＼　　　　　　　　 ｌ .l　　 　 　 　 　 !|　　　ヽ　 ヽ　　　　　　 ./
　　　　　　　　｀ﾞ'ｰ ､　　.＼ 　 　 　 　 ! /　　　　　　　　 !l､.　　　 ｌ　 .ヽ　　　　　/ 　 　 　 　 　 　 ,／
　　　　　　　　　　　 ｀､.　　 ＼ 　　　 ! .lﾞ　 　 　 　 　 　 !|ﾆﾆ=＿ .ヽ　 ヽ　　　 /　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　ヽ,　　 .＼ 　/　l　　　 　 　 　 　 |.!　　　 ｀ﾞ''ヽ　 .ヽ　 ./　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　`ゞ　,!　　　　　　　　　 !.!　　　　　 ヽ　　ヽ〃　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　　　,!　　 　 　 　 　 　 | ｌ　　　　　　ヽ　　/　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　|　　　　　　　　　　 ! !　　　　　　 ヽ　＼　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''!､　　 　 　 　 　 　 ｝.ｌ　　　　　　　ヽ　 ヽ　　/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼.　　　　　　　　.! .!　　　　　　　 ｌ　　`'ッ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　 ｌ　ｌ 　 　 　 　 　 ｌ 　 く
 

　　　異変に気づいたのはアナスタシアとやる夫。理屈でない何かを感じ取った二人の顔がこわばるのとほぼ同時に
 

　　　　　　　　　, ﾍ
　　　　　　　　　{　 ＼
　　　　　　　　　{　　　 ':,　/
　　　　　　　　　{　 　 　∨　　　__,,｡s-=====-s｡,_
　　　　　　　　　{　　　　 }_｡s≦-=ﾆ二二二ﾆ=-　 ~ ≧s｡
　　　　　　　　　{　　　　 }ﾆ=-　　¨￣¨' ,　　　　　-=ﾆ=-　 )h､
　　　　　　　　 _}　　　　 八／　　　　 　 |　　 ヽ　　　　　-=-　 ＼
　　　　　　 __厂＼___ ／ '　　　　　 　 　 |　　　　＼　　　　　-=-　　　 /
　　　 _｡s''"⌒ﾟｙ'゛¨¨´ /　　　　　　 　 　 |　　　　　 ＼　　　 　 -=　 ∨ /
　_,／　　　　 /　/　　,'　　　 {　　　 　 　 |　　　　　 　 ヽ　 / 　 ,-=　 ∨
⌒＼　　　　/　/　　 .{i　　　 {　　　 　 　 |　　　　　　　　∨ 　 　 -=　　',
　 　 ゝ-≦/　/　　　 {i　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 -=
　　　　 　 '　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 　 }　　　　　 ',　　 　 -=　 }
　 　 　 　 　 {　　　　 {i　　　 {i　　　　　　　　　　}＼　_＿　 }　　 　 -=　.}
　　　　　 |　 {　　　　 {i　　　 {i 　 　 　 　 | 　 　 }￣＼　　　}　　　　-=
　　　　　 |　 {　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　/　　　＼　/　　　　}／㍉
　　　　　 | 　 ',　　 　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　　 ,ｨぅ≠㍉　)'　　　　　}厂} ｖ}　　　……！？
　　　　　 |　　 ＼　　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　 〃　,ｒ'ﾊ　ﾞｖ　}　　　　 }乂ｖ∨
　　　　　　　　　　＼　',　　　 {　　　 |ヽ　八／　　ｖjﾘ　　_/　　 　 , '乂ｖﾍ}
　　　　 　 人　　　 } )人从乂{＼人人 )'　　　 　 ー ‐　⌒)　　,／ }乂ｖⅥ
　　　　　　　|＼　　}圦　　　　　　　　　 ′ 　　　　　　__／　／　　}乂ｖV{
　　　　　　　|　 ＼人__',　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒¨７　　　　{乂ｖV{
　　　　　　　|　　　 |　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　..:{　　　　 ∨乂ｖ{
　　　　　　　|　　　 | ,/　 ::..　　　　 　 ´　 ｀　　　　　 ／　{　　　　　 ',乂ｖ{
　　　　　　　　　 　 |　　　　 :::...　　　　　　　　　 　..ｲ　　 .{　　　　　　＼八
　　　　　 　 '　　　 '　　　　　 　 ＞s｡　　　　　 ,,...::: {　 　 {　　　　　　　　　' ,
　　　　 　 /　　 ,/　 　 ／　　　_,,≧} ｀≧=≦´ 　 　{｀ヽ　{　　　　　　　　　　＼
　　 　 　,/　　 ,/　　／　　　,／　{　}∧__∧_____∧__{　　＼　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　/　／　　　,／　 　 ∨∨¨,∨===∨　 ∧　　',　　　　　　　　　　　　＼
　　 ／ 　 　 /　　　 　 ／　∧　　 }| |　　| |　 ／　＜::::＞　 }　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　／　　　　〃　　　 ／　 ＜:::＞　:}|_|　　|_|／　　 　.∨　 　 }　　　　　　　　　　　　　 }
 

　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
　　　　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　　　 ＼
　　　　　　　/　　　　　　　　_ __ __ノ ,l　:l ヽ、ヽ
　　　　　　/　　　　　　　 fr‐t―‐ｧ　j 　{ｒｧ-ｧ ＼
　　　　　/　. 　　　　　　　｀≧--┴'´　　'┴≦´　i　　　　　っ！？
　　　　　|　　　　 　　　　　 /　　　　　　　　　　ヽ　l
　　　　 ..|.　　 　 　　　　　 {　　　　　　ム　　　　}　|
　　　　　|.　　　　　　 　　　｀=====＝'⌒＝===ｸ　l
　　　.　　＼.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　＼　　　 　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　／ヽ　　　　　　 　　　　　　　　　イ＼
　　　　　 ／　　　　　　　　　　｀`ｰ- -‐'"´　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼
 

　そして二人の顔がこわばるのとほぼ同時に……
 

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圭圭圭}　　　　　 |圭圭圭圭l圭l ”……ようやく忌々しい拘束が解けたと思えば……”　　　 寸x　　　`㍉x｡.,,_,.ｨ升才"´ﾑ
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　その声は、音は響いた
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”なるほどねぇそういうことかよ”
 

.　　　　　 　 V　　 _}／￣￣￣＼}＼　 |　廴l　 /｢ｈｍr|￣|――┬┐　　　 j＿__》,　 　 　 ＼
.　　　　 　 　 }　／　}　　　　　　　| ｏ＼l＼　l{　　l｣┴ｰ|　 |　　　 [　込　　　 j＿__》＼　 　 　 ＼
.　　　　　　　 V　 　 }　　　　　　　|＿_} ∨　 込__｣______|＿|――く{　 ｀込／￣￣ ｀》　＼
.　　　　　　 　 }　＿_j／￣￣￣＼}　  ＿　  /´ ∧　　 }　　　 /　 {|　　　 {＿／￣ __》, 　 ＼
　　　　　 　 　 V　　 |　 　 　 ＿　　 〈ﾆﾆ＼　　　∧'⌒}￣＼{＿_ {|　　　 {＿／￣___》,＼ 　 ＼
.　　　　 　 　 r┴―r　´　　 〈ﾆﾆ＼　 ＼ﾆﾆ〉　  / ∧⌒}￣＼}　　 {|　　　 {＿／￣￣］　 ＼ 　 ＼
.　　　　　　　　 ,..．-=ﾆﾆﾆ7　＼ﾆﾆ〉　　 ￣　  / /　}'⌒}￣ヽ}＿_ ﾘ_人　　{＿／￣[] ]　　　＼
.　　　　,.．-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ / 　 　 ￣　 l （} |/　/ /　∧⌒}　＼}　 ／__人　　{[__ ［]　／|　　　　 ＼
　　　 〈ﾆﾆﾆﾆ=-　¨　./:ﾏ　　　　　　　_|　　|／ /　/　,i　 j 　 ﾉ／／＿_人　　∨ o　|　|
　　　　 寸=-''¨　 　 /ﾆ7　　 ￣￣￣　ﾄ､　 ｌ／　/　 /}ヽ{ ／　／／j　 　 }ﾄ､　∨ ｡││
.　　　　　　　 ｢　　 /ニi{　　　　　　　　 |　＼|__／ ／ /　j{　／／　 ′ 　 }l　}　 '，　|　ｌ|
　　　　　　 　 |　  /ﾆﾆﾆ＼　　　　　　 | （}　ﾄ､＿___厶／}[_／ 　 _/＿___｣}　| 　 ∨ l　 l|
.　　　　　　　 　 /ﾆﾆﾆ∧ﾆ＼　　　　 _l　　 |　　　　　 ∨　　　／ }　 　 /　 {　　 }厂廴_{
　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ/　.∨ﾆi＼　　　　　　　 ﾄ､__　　　 〕＿／　_/＿__/　 /!　　 ]}__　i∧
.　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ/　　 .∨ﾆﾆi＼　　　 _＿_lﾆﾆ｢　　　 〕　　／ }　　/　 /│　 /____） ｉ∧
　　　　　　　/ﾆﾆﾆ/　　 　 .∨ﾆﾆﾆi＼　〈ﾆﾆﾆﾆﾆ≧､＿__　　 　 /　 /　 /　　　［__{ │ ｉ ∧
.　　　　　　/ﾆﾆﾆ/　　 　 　 .∨ﾆﾆﾆi/　　寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:/　 　 /___/　 /　　|　 廴{ ├‐{ﾄｆ{
　　　　　  〈ﾆﾆﾆ/　　　　 　 　 ｀¨¨¨´　　　 .寸/￣/ﾆﾆ/　　／　 /　 /　 　 |　　 r‐く_ノﾒ､|
　　　　　　  寸:/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆ/　　 〕__／　　{ﾄ､＿__{　　 ｀t―く,ノ
　　　　　　　 　 |　　　|　　　　 　 　 　 |　|　　　 /ﾆﾆ/　　 　 _　　  _,人＿＿{_　　　 ￣
　　　　　　　　　|　　　|　　　　　　　　│ |　 　 /ﾆﾆ/　　　 ./ﾆ＼　 _,人＿____{_
.　　　　 　 　 　 |　　　|　　　　　 　 　 |　|　　 〈ﾆﾆ/　 　 　 lﾆﾆﾆ:〉　  ,人＿__ﾉi}
　　　 　 　 　 ___|＿＿|＿_,r＜￣￣￣厂)､　　 ￣　　　　　 マ≧’　　 　 .,.．イ 
　　　　　__r＜__,ノ　　　　　＼ ＼___ィｆ￣{│　　　　　　　　　　|l　　 ,.．-=ﾆ=-’ 
　　__r＜＿__,ノ＿＿＿＿__,ィｆ￣{ 　│　ｉ│　　　　　　　　 ,.．-=ﾆﾆﾆ=- '’　　 │
　　}￣￣　　|　　　￣￣　　　| 　 l 　 l　│|　　　　　　　  〈ﾆﾆﾆﾆ==-'’　  }__＞{{
　　|　　　 　 |　　　 　 　 　 （(|　((|　((|＿}_|　　　　　 　 　 ＼ﾆﾆ／　　　　{圭}　 
　　|　　　＿_|＿＿＿____　 　 | 　 |_／　　　　　　　　　　　 　 ￣　　　　　　　　{圭}
　　|　／￣￣￣￣￣　　＼___}／　　　　　　　　　　　　　　　　 レヘ＿＿_|／⌒|　{圭}
 

　響くはずのない重々しい音。何かがひび割れた音に続いて、地面を踏みしめ、禍々しい気配を隠そうともせずに……
 

ソレはあらわれた
 

　　 /〕iト ，_　　　　　　　　　　」　‐= _
　　 ゝ--=ﾆﾆ≧s｡r r r‐ｧ　 .√,＼ 　 　 　 ‐= _
　　　　　　　⌒⌒r‐=ﾆ/ 〉ﾆ√//∧ニﾆ=‐　 _　 　 ii‐= _
　 　 　 　 　 　 　 Vi/〈_/　.√////ニニV〈ニ{ニ＼}{　 _　 　 ‐= _　　　　　　　　　　　　　　　いやがるなぁ、いやがるなぁ
　　　　　　　　　　√￣{　 .√__／ニニニVV_ﾉ＜〉,八ニニ=‐　 _　　　‐= _
　　　　　 　 　 　 √‐=(　　^I　　　　　￣ 〉ｨi「≧=-=≦，_‐=ニニニﾆ=‐　 _　　 ‐= _　　　　　あのやろ……いや、女か
　　　　　　　　　 √‐=ﾆ{　　 ￣　　‐ｧ‐＜ﾆ)ニ/⌒⌒´.:.:.:.)＿‐-　_ニニニニニ=‐　_/`､
　　　　　　　　　 {／￣｀ヽ　　　　　_(_-- ‐)_／-‐…･･･r⌒Y⌒＼:.:`､　‐=ニニニﾆﾆV∧　　あいつそっくりの匂いに
　　　　　　　　　 {＿／￣}　＿__／//‐=／)＿__/ニニノ＿_j＿_jﾆ＼_`､-　　 _　￣ ７゛／
　　 　 　 　 　 　 丁　 ／ﾆ7ニ7/// ‐７⌒⌒⌒{￣￣ )ﾆニ{ニﾆ}ア７.:.:`､　　　￣　¨ ´　　　あいつと同じ”愛された”匂い
　　　　　　　　　　」／‐=ﾆ7ニ7//,{ /７‐/ ‐=ニ`､‐=／)_　‐=≦⌒ヾ.:.:.:.:.}
　　　　　　　　　　　　　⌒^⌒⌒^V‐7‐/ -‐- _ ‐}／‐ ハﾆ/厂￣⌒〉.:.:.:(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヽ{ /⌒⌒⌒}ィ=ミiト/ }/√⌒⌒^`､.:.:.:.Y
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /.:.:.:.7‐=ニﾆ7ニニニ7⌒^√⌒⌒^ア.:.:.:. j
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:/^⌒⌒７⌒⌒^７.:.:.:.:.:.:V´⌒>〈 ｲ.:.:.:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.７^⌒^７^⌒⌒７{.:.:.:.:.:.:.:.:V‐=彡' {.:.:/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:.:.:. /-‐=ﾆ7ミ/⌒^Y八.:.:.:.:.:.:.:.:V_　-‐ {.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:.:./-‐…７ ｱ‐／⌒V∧.:.:.:.:.:.:.:.:V_　___{.:.: : ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /.:.:.:./〈{-‐=アｱ ／　√ニ√}.:.:.:.:.:.:.:. V＿__{.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　　　　　　　　　　　{.:.:.:/‐=V/,//{／ .‐=√ニ√‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:} 厂~{.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ.:./ ‐=ﾆV{//{ ‐=ニ√ニ√‐{.:.:.:.:.:.:.:.:.:}/‐=ﾐ.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　 　 　 　 　 　 /.:.:/ ＼‐＼＼八 ‐/‐√ニ√ﾆ(.:.:.:. : ／/{‐=ﾐ{.:.:.:.:.:.:.:./
　　　　　　　　　　　　 {.:.:/＼ ‐＼‐＼＼V ‐/ ‐=/ﾆニ(.:.:.:.:./／^V=ミ!.:.:.:. : /
　　　　　　　　　　　　人√＼＼.‐＼‐＼` / ‐=７ニニ(.:.:.:.:.:´.:.:.:.ﾉ‐/ﾉ.:.:.:.: 〈
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 { ‐=V /＼〕i ／:.∧‐7 ニニノ{.:.:.: へ.:.:.｀¨´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　 　 `､‐=V_//⌒.:.:./.:∧‐‐=≦彡へ/ニ`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　√¨¨⌒`}.:.:.:.:.:.:./.:∧＿‐／‐/ﾆ`､ﾆﾆ〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 √‐=ニニ:.:.:.:.:.: : /.:∧‐=ﾆアニ=‐`､⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`､
　　　　　　　　　　　　　 √‐‐ --={.:.:.:.:.:.:.:.:. ⌒`､ﾆ〈ニ／⌒^`､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`､
 

　　ちょいとお風呂ってきます。１８時すぎに再開予定です
 

　　　　　　　　　, ﾍ
　　　　　　　　　{　 ＼
　　　　　　　　　{　　　 ':,　/
　　　　　　　　　{　 　 　∨　　　__,,｡s-=====-s｡,_
　　　　　　　　　{　　　　 }_｡s≦-=ﾆ二二二ﾆ=-　 ~ ≧s｡
　　　　　　　　　{　　　　 }ﾆ=-　　¨￣¨' ,　　　　　-=ﾆ=-　 )h､
　　　　　　　　 _}　　　　 八／　　　　 　 |　　 ヽ　　　　　-=-　 ＼
　　　　　　 __厂＼___ ／ '　　　　　 　 　 |　　　　＼　　　　　-=-　　　 /
　　　 _｡s''"⌒ﾟｙ'゛¨¨´ /　　　　　　 　 　 |　　　　　 ＼　　　 　 -=　 ∨ /
　_,／　　　　 /　/　　,'　　　 {　　　 　 　 |　　　　　 　 ヽ　 / 　 ,-=　 ∨
⌒＼　　　　/　/　　 .{i　　　 {　　　 　 　 |　　　　　　　　∨ 　 　 -=　　',
　 　 ゝ-≦/　/　　　 {i　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 -=
　　　　 　 '　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 　 }　　　　　 ',　　 　 -=　 }
　 　 　 　 　 {　　　　 {i　　　 {i　　　　　　　　　　}＼　_＿　 }　　 　 -=　.}
　　　　　 |　 {　　　　 {i　　　 {i 　 　 　 　 | 　 　 }￣＼　　　}　　　　-=
　　　　　 |　 {　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　/　　　＼　/　　　　}／㍉
　　　　　 | 　 ',　　 　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　　 ,ｨぅ≠㍉　)'　　　　　}厂} ｖ}
　　　　　 |　　 ＼　　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　 〃　,ｒ'ﾊ　ﾞｖ　}　　　　 }乂ｖ∨　　な、なに……あ、あなたはいったい……
　　　　　　　　　　＼　',　　　 {　　　 |ヽ　八／　　ｖjﾘ　　_/　　 　 , '乂ｖﾍ}
　　　　 　 人　　　 } )人从乂{＼人人 )'::::::::::::::::::ー ‐　⌒)　　,／ }乂ｖⅥ
　　　　　　　|＼　　}圦　　 　 ¨¨￣￣￣′￣￣¨¨||i ｌｌ|,／　／　　}乂ｖV{
　　　　　　　|　 ＼人__',　　　　　　　　　　　　　　　||| |⌒７　 　 　 {乂ｖV{
　　　　　　　|　　　 |　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　..:{　　　　 ∨乂ｖ{
　　　　　　　|　　　 | ,/　 ::..　　　　 　 (　　　)　　　　 ／　{　　　　　 ',乂ｖ{
　　　　　　　　　 　 |　　　　 :::...　　　　　　　　　 　..ｲ　　 .{　　　　　　＼八
　　　　　 　 '　　　 '　　　　　 　 ＞s｡　　　　　 ,,...::: {　 　 {　　　　　　　　　' ,
　　　　 　 /　　 ,/　 　 ／　　　_,,≧} ｀≧=≦´ 　 　{｀ヽ　{　　　　　　　　　　＼
　　 　 　,/　　 ,/　　／　　　,／　{　}∧__∧_____∧__{　　＼　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　/　／　　　,／　 　 ∨∨¨,∨===∨　 ∧　　',　　　　　　　　　　　　＼
　　 ／ 　 　 /　　　 　 ／　∧　　 }| |　　| |　 ／　＜::::＞　 }　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　／　　　　〃　　　 ／　 ＜:::＞　:}|_|　　|_|／　　 　.∨　 　 }　　　　　　　　　　　　　 }
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!　　　　　　　なんだ、似ているのは匂いだけかよ
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／　　　　　随分とまぁ軟弱になっちまったなぁ
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{　　　　　　　　そんな腕で剣が持てるのかよ？
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

　　アナスタシアを一瞥して吐き捨てるようにつぶやく黒い男……その尋常ならざる気配を前に、マイとしのぶもようやく、異常を認識する。
 

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿　　　/　　/
　　　　　　　　　　　　　 __　=-..::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ/　　/
　　　　　　　　　ー-=ﾆ:::::::::::::::::::::::::＿＿:::＿_,,,,..ﾉィ　￣｀i　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　 　￣.＞::i´ 　　 ＞..::::::::::::::::::..＜. {　　 ..＞.:ァ ´￣　　｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 _...:::´:::::::::::_}_　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:'':´: : : :{　 }　　　　　}
　　　　　　　　　 ,....::´:::::::::::::::::::::{　..::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::∨: : : : :ゝ/　　　　 .′
　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::, -∨::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::}:::::}:::::::,―-- /　　　　 /
　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::／　　,:::::;:::::::::::::::ハ:::::::::::::ｲ:::/::::::::i　　 / 　 　 　 '
　　　　　／:::::::::::::::::::::イ:::/　　　 {::::{:::::::::/|/ｰ-',::::::/-}/}::::::::::}　./　　　　　,′
　　　 ,..::::::::::::::::::::::／ /::::;　　 　.∧::',::::::::;代zメ}:／ｨvzﾅ,::::::::∧/　　　　　,
　　／:::::::::::::::::::／ 　 i:::::::　　　./ / .ﾍ::::/:::.　　　　　　/ィ:::::/　′　　 　 /
　.:::::::::::::::::::::／　　　 {::::::{　　 / /　　}∨::从　　,　 ､　.从::/!/　　　　　 /　　　　　姫……さがって、こいつは危険すぎる
/::::::::::::::::::,　　　 　 　 ',:::::V／ ./　　./:::::/　.i＼ ___ ..ィ }／:::{　　 　 　 ∧
::::::::::::::::::/　　　　　　 ∧／　 /　　 /:::::/　,人ｰ元ｦｲ{_/´:::::::',　　　 ,ｲ　　 ､
:::::::::::::::/　　　　　　　.／　 ／　　_/:::::/７´　　}i示i{ ﾉ {{　 ＼::＼　/　 ＼　 ＼
:::::::::::::;　　　　　　　 く　 ／　 ／/:::::/　 }}　　 || 　||　　ﾏ, ヽ{＼:::＼　　　＼　 ＼
::::::::::::;　　　　　　　　}／　　./　/::::/ 　 ,ﾘ , -.ﾉ:|＿|ﾄ.ー ヽ　',　 ＼:::＼　　　＼「
:::::::::::::　　　　 　 　 　 　 　 ,　/::／ y // .i　i 　 γ　∨　',＼＼′＼:::＼
::::::::::::{　　　　　　　　　　　/ /::,'　 / //　 |　|　 = =　 ∨　',　＼ ヽ.　＼:::＼
:::::::::::::',　　　　　　　　　　／／　 .'　fii| 　 |　|　　　　　 ∨　',　 iﾊ.　,　　',::::::',
::::::::::::::::.､　　　　　　　／／　　 ｨi　 {ii{　　|　|＼　　　 ／|　 |　 iiii|　i　　 ',::::::',
::::::::::::::::::::＼　　　 .／／'　　　/ .{　 V，／　 ＼ ＼／ ／　　＼}iii}　}　　 }:::::::}
ヽ::::::::::::::::::::::＼　　}/ ./　　　/　八　 ﾏ，　　　　＼i／　　　　 /iii/ .从　/::::::/
　 ＼::::::::::::::::::::::ー-r/　　　/＿＿_ゝ. ヽヽ　　　　.ィ=:ゝ　＿∠／ィ　　/:::／
　　　`''＜::::::::::::::::::∧　　 ./〉::::::::::::::::≧=-- ァ≦. -=|| 　 　 {ii{:::::::::..､ ￣´
　　　　　　｀￣￣.∧ミ==彡::::::::::::＞ ´ ヽ　　}i}　　　: ||　　　:|iiﾄ::::::::::::::＼
　　　　　　　　　/: : :｀¨¨:/￣￣　　　　　}　./i{　　　i　!　i　　}i∧V`''＜:::::＼
　　　　　　　　 ,: : : : : : ,　 　 　 　 　 　,ﾉ=〈ilil＼.　（・ | ・）／il／　､　　＼::::::＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 _,,､､､､､､､､､..,,_
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::＼'":::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　 ⌒ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::::＼:::／￣＼::::::::::::::::::::＼　 |　 | |　　＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ ::::: /⌒ヽ::／:ヽ:::::::::＼::::::::::＼:::: ヽ|　 | |.／o○ ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::/⌒｀｀㍉,_ノ|:::::::::::::::＼::::::::::＼:::::.　／／￣＼O |
　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::|::/　　 　 　 　 |:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::. ／＿＿_./O/
　　　　　 　 　 　 ⌒7::::::::::::|:从 　 　 　 　　 |:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::: |⌒＼~~／／
　　　　　 　 　 　 　 {::::|::::::::|:⌒　　 ￣＼ 　 |:/ :::::: |:::::::| :::::::::::::::: |⌒＞ ''／　　　　……何者かは知りませんが
　　　 　 　 　 　 　 人::|＼从　 　 　 　 　＼:/|::/::::::|:::::::|::::::::::::／::|＼⌒＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　⌒ﾊ　 　 冬ミ､:/ .:/ :::::::|:::::::|::::::／::::::::|　 ＼ ､ )　　　　ここは神域、招かれざる客には出ていってもらいませんとね
　　　　　　　　　　　　 　 　 /У　　　 乂;';'ｯ / )::::::::|:::::::|／:::::::::::::: 　 　 ＼＼
　　　　　　　　　　　　 　 ／:ヽ　　　　　　　⌒7::::::::/⌒Y::::::::::::::::/　　　　　L _)
　　　　　　　　　　　　　/:::::::::人 ＿　　 　 　 .::::::::/ ノ 人:::::::::／
　　　　　　　　　　　 　 {::::::::/ ∧　　　　　　/:::::／⌒〈⌒{二´
　　　　　　　　　　　　 人::从:/　 ー― 　 ７::／　 　 ／ﾆ∨￣＼＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣〈ﾊ＿＿_／-=ニ/　　 /　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＿＿_|〈-=ニニニ=-./　　 /＼　　 　 ＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　／ / |ﾆ〉-=ニニ二/　　 /　|　＼　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 j　/　/ /=/-=ニニニ/　　 /　/　／￣＼　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　　 / /|／_-=/○-=ﾆニ./　　 / ／／ 　 　 　 ＼∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 j //／-ﾆ/-=ニニニ/　　 /　／|　　　 |＼　　　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | //-=ﾆ/-=二〔￣ /　　 /／　/|　　　 |　 ＼　　|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧ _-=ﾆ,-○-=ニニ 　　/　　 //|　 　 ∧ 　 |＼∧
　　　　　　　　　／＼ 　 　 / 八-=ﾆ{-=ニニ二 i 　 /　　 /　ﾉ　　 /　＼/|　　　＼
　　　　　　 　 /xxx／＼　/ /　 〉ﾆﾆ|-=ニニニ |　｜ 　 /　ｲ　　 ,:　　 　 | ／　　 |
　　　　　　　　＼　) /⌒＼ |　/ ∧ﾆ|-=ニニニ |　｜　 ／　| 　 /　　 　／　　　　 ＼
 

ニニニィi〕iト ニニニニニニニﾆ､　　‐=ミ
ニィi〔ニﾆ!ニニﾆ〕iト ，‐=ニニニ`､　‐==ミ
ニニニニ|ニニニニニﾆ〕iト -‐…ﾐ　 ‐=ﾆミ
ニニニニ|ニニニニニ ィi〔ニニﾆﾆ}　j‐=ニ}
〕iト.‐=ﾆﾆ|ニニニ ィi〔ニニニﾆ／^{V‐==ニ}　　　　　　なんでぇ、足手まといを連れているのかよ
ニニ＼ニ!ニ ィi〔‐=ﾆﾆニニ／ニニ　‐=ニﾉ
ニニニ＼!／ニニニニ ィi〔ニニﾆﾆ　‐=ﾆ(　　　　　　　ずいぶんとちみっこいのにお遊戯の剣もたせて楽しいのか？
≧━…‐ ! ‐…━=≦ニニニニニ/ニニニ＼
ニニニニ|ニニニニニニニニﾆイ }ニニニﾆﾆミiト､　　
＼ニニニ!ニニニニニ=‐ .ィ''" i//}ニニニニニア゛
､/,＼ニﾆ ﾆニニニィ' 乂i_iﾉ　 ﾉ//}ニニニ＞'"
/ r‐‐＼‐ ‐ ィi〔///＼＿＿／//＜_‐=ニ(
/ !ニニﾆYニニニ}////＿ ＞‐冖冖‐ミiト`､
V,!ニニニ!ニニニ}/厂‐=ニニニニニニ=‐ ＼
=Vニニニ:ニニニ} ‐=ニニニニニニニ=‐ ７^゛
‐ Vﾆニニ:ニニﾆ7‐=ニニニニ=‐ ィi〔ニﾆ/
‐= Vﾆﾆﾆ|ニニ７ ‐=ニニニ=‐　〈ﾆﾆ }ﾆ７
ニ‐=‐=ニ!ニ=‐ ‐=ニ=‐／{⌒):i:i:}ﾆﾆi} /
ニニ ‐=ﾆ|ﾆ=‐ ‐=ﾆ=‐/⌒` ./:i:i/ニﾆj,′
‐=ニニ‐=!=‐ ‐=ﾆ=‐/　‐=７:i:i:/ニ ィi(　　　　}＼
⌒ヽ.‐=ニ!ニ=‐⌒ヽ′‐=７:i:i:/ィi{ニﾆ}　 ／Vﾆﾆ`､
〉　　＼‐=!=‐/　 　 -=ニ7:i:i:/ニニﾆﾆ}／ニニニニ≧=- ＿
 

　　 ∧_)＼　　　　　 ＿＿_
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＼.:.＼.: 八.:.:.:.:.:.: ＼ﾆ=―一　　 　 ｱ　 .:￣＼ : 人
(　＼人.:.:.:.:ﾆ=-.:.:.:.:二ﾆ=一　　'"　　　/￣ 　 )／⌒
. Y　／ ＼(＼:.:.::..: 八_　　 　 　　　_,. ｲ＼　:／　　￣＼
. / /　　　 ＼ ￣}￣.: ＼　￣￣/＼　 |　^＼　　　＼
.　/　　 r―――:＼.:.＼.:＼＿__＼ :＼＼　　＼　 　 |／
. 〈 　 ／＼ : : : : : :.:＼.:.＼＜＿___|　 |＼＼　　　 ＼
_ノ　〈￣￣~"''～､、: : : ￣￣￣￣ ＼|: :.:＼＼　　　 ＼
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.　　 / |　　　 　 　 　 　 ＼: : : : : : : : : : : ＼: : :＼＼　　　'，
　　/／~"''～､、　　　　 　 ＼: : : : : : : : : : : ＼: : : :.:.＼ 　 }
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 V､
　　　　　　　　　　　 　 　 V/､
　　　　　　　　　　　　　　　V/＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V/ﾆ＼
　　　　　　 ＼ ､　 　 　 　 　 V/ﾆﾆ}ｉ　　　　　　　こっちは……まぁ、マシだが違うな
　　　　　　　　V＼ _　-‐‐-　_ Wニ八
　　 　 　 　 　 j／‐=ﾆア＼ ‐=}ニ/ニ＼　　　　　似た感じはあるが、お前じゃないな
　　　　　 　 ／‐- _ア゛ ‐=ﾆY=}ニ‐=ニ/
　　　　　　_‐=ニア ＼‐／ ‐V/ ‐=ﾆア⌒Y＼　　　お前も”愛されていない”
　　　　　/ ‐=ア゛ ‐=／{ニニ7ﾆﾆア^Vニニニ>, _
　　　　　‐=ア‐=ﾆ／/ 人__ノﾆア^Vニニニア‐(.:.:.≧s｡_
　　　 　 V/ ‐=／　/／}ﾆﾆア^Vニニニア゛‐=‐￣⌒⌒｀ヽ､
　 　 　 　 Yイ　/　'゛ ,ノ ア^Vニニﾆア゛‐=‐.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.〉 -‐…‐-　 _
　 　 　 　 j‐ﾉ／ _ィi「ア^Vニニﾆア゛‐.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶､
　　　　　 √７ィi「 ア^Vニ＼__ア‐.:.:.:.:.:.:.:.: ／.:.:.:.:.／.:.:／〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　√／ﾆア^Vﾆﾆ＞''"⌒⌒.:／.: ／.:.:.:.:.:.: :_ ィi「//／ﾆﾆ〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　 /''゛ﾆア^Vニア゛〈.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:._　-‐=≦ニ=-‐ ゛‐=ニ／ ニ`､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
.　　　 /ﾆィi「ニﾆア゛^V⌒＼.:／.:.:.:.:.／ﾆﾆ} ニニニ}￣￣　‐/ _‐=ﾆﾆ `､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 ⌒⌒7 ア゛‐=/‐}‐=ニ/≧=≦‐=ニ７ニニニ/ニニニ７ニﾆ〕iト ，　＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　 ''゛ }‐=７‐=}‐=ﾆ(ニニニニニ7ニニニ/ニニニ７ニニニニニ〕iト＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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/:::::::::::／::::::::::::::::::::::::从　 /´　　／|:::::::::::::::':::::::::::::::::::::i:::::::＼:::∨::::::::::::::::}:::::::::::::::∨　　　 }/
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::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::／,　　　,:::::::',:::|::::i:::::::::::::::::{:::::/-- ､ V:::::::::::/´ |:::::::ﾄ､:::::::}
::::::/::::::::::::::::::／:::::::::::::::::／　/　　　ﾊ::::::::',{:::::{:::::::::::::_ｨff弐 ミx.､ |::::::::/ィfｧ:::::::|::::',:::::!
:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　/＞''´::::::ﾍ::::::::|:::::|::::::::::::｀ヾ{_刃　　　}:::xｲfり八:::::;:::::::',:::!
:,:::::::::::::::::::/::::::::::::::::/　　　/::::::::::::::::/:::::､::::',:::::',:::::::::､:::::ゞツ　　 ´　　ゞ' {/:/::/＼:::}/
::::::::::::::::::/::::::::::::::::/　　 ∨:::::::::::::::/::::::::::,＼:',::::::::::::::::＼:::::＼　　　　､　 /ｲ::/　　　　なにが……いいたい
:::::::::::::::/::::::::::::::::::{　　　　＼:::::::::ｲ::::::::::/　 .∧:::::ト､::::::::＼「｀　　　 _ ,　从|/
::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::....､　 　＼//::::::::/　 　 .∧:::',　＼:::::::::＼ 　　　 .ｨ ＼::::＼
:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　`''＜′　　　　ﾄ､:::.､　＼:::::::::＼-イ＼＼ ＼::::＼
::::::;:::::::::::::::/:::::::::::::::::::／　/＼　　　　`''＜　　 {　＼::＼__＼:::::::::＼/　　ﾉ　 .＼::::＼
::::/:::::::::::::/::::::::::::::::,　　　/:::::::/ヽ　　　　　　＜乂　 ＼::ミ=-＼:::::::::＼/＿_　　 ＼::::＼
:/::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 /:::::／　 　',　　　　　　　＼ー-`''＜::::::::､:::::::::::＼ 　｀ヽ. 　＼::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 /::／　　 ＞ {_　　　　　　　　＼ｰﾍ∧ ｀''＜:::::::::::::::＼　　',　　.＼::::＼
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:::ﾊ　　　　,ィff二二ヽ　　　__　 -=ニ 丁￣ 　 　 　 ｀''v′　　　 ＼ ＼　　　　＼::::::::',　 V 　　　',
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　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_　　　なに、俺やあの糞女のお仲間じゃねぇってだけさ
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／　　　　まぁいいんじゃねぇか？普通の女はさっさと帰って
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉　　　　　紅でも塗ってればいい
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

ニニニィi〕iト ニニニニニニニﾆ､　　‐=ミ
ニィi〔ニﾆ!ニニﾆ〕iト ，‐=ニニニ`､　‐==ミ
ニニニニ|ニニニニニﾆ〕iト -‐…ﾐ　 ‐=ﾆミ
ニニニニ|ニニニニニ ィi〔ニニﾆﾆ}　j‐=ニ}
〕iト.‐=ﾆﾆ|ニニニ ィi〔ニニニﾆ／^{V‐==ニ}
ニニ＼ニ!ニ ィi〔‐=ﾆﾆニニ／ニニ　‐=ニﾉ
ニニニ＼!／ニニニニ ィi〔ニニﾆﾆ　‐=ﾆ(
≧━…‐ ! ‐…━=≦ニニニニニ/ニニニ＼
ニニニニ|ニニニニニニニニﾆイ }ニニニﾆﾆミiト､
＼ニニニ!ニニニニニ=‐ .ィ''" i//}ニニニニニア゛　　しかしそうなると、残っているのは……
､/,＼ニﾆ ﾆニニニィ' 乂i_iﾉ　 ﾉ//}ニニニ＞'"
/ r‐‐＼‐ ‐ ィi〔///＼＿＿／//＜_‐=ニ(
/ !ニニﾆYニニニ}////＿ ＞‐冖冖‐ミiト`､
V,!ニニニ!ニニニ}/厂‐=ニニニニニニ=‐ ＼
=Vニニニ:ニニニ} ‐=ニニニニニニニ=‐ ７^゛
‐ Vﾆニニ:ニニﾆ7‐=ニニニニ=‐ ィi〔ニﾆ/
‐= Vﾆﾆﾆ|ニニ７ ‐=ニニニ=‐　〈ﾆﾆ }ﾆ７
ニ‐=‐=ニ!ニ=‐ ‐=ニ=‐／{⌒):i:i:}ﾆﾆi} /
ニニ ‐=ﾆ|ﾆ=‐ ‐=ﾆ=‐/⌒` ./:i:i/ニﾆj,′
‐=ニニ‐=!=‐ ‐=ﾆ=‐/　‐=７:i:i:/ニ ィi(　　　　}＼
⌒ヽ.‐=ニ!ニ=‐⌒ヽ′‐=７:i:i:/ィi{ニﾆ}　 ／Vﾆﾆ`､
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　　　　　 "~'j　　l". !'､;:;;;-=≡,,二三三ミ三三≡＝＝=" 　 　 --'"＝- __l;;;:;:/;;;/;;;;;;:::::::lヽ
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　　　ｎ　_＿　　　　　 __ｎ＿　.　　　_ｎ__ ::　:: .;;;;::　　,､: :::: /;;;ヽ＼/ﾞ.|;;;＼::／l＼::ノ＼::／iヽ
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　　　 Ｕ につ　 　 　 〈/r三ｭ　 　 （r匕r'_）　 ノ;;:　 ;;:;;;:...`;:;;;:;:;:;:;;;;;:;:;...ヽ..,,,,,,,;;;:;;:＿＿..,,,ヽ;;:;:;::.ヽ,,_.
　　 　 　 　 　 　 　 ／;;_;;;:;ノ;ヽ､;;;;;／;;::..ヽ;;;;;::;:;:.._`;;:;;;:;:;... -―''''";;::;:;;:;;:;;:;;::;:;;;;;:;;;;;;:;:;:;;:;;:;;:;;;;;;:;／'''''`'" (r,';;;;;:;彡
　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　｀''ｰ--､r─-‐''"´: :;;:;;:;;;:;;;;;;;:;;;;;;:;;:;:;:;;;;:;;;:;;:;;;;;;;;;:;:;;;;;;:;;:;:;:;;;;;;;:;:;:;;;;;;;;;:;;/ 三彡i"~;;::;;:;:;:;:: : :
 

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　　　　　　　　 　 ,. : ´:　　　　　　　　 　 　　　　　　＼
　　　　　　 　 ／. : : : : :　　　　　　 　 　 　　　　　　　 ＼
.　 　 　 　 ／. : : : :　　　　　　　 　 　 　 　 　＿＿,∠　　＼　　　　（この感じ……カンガ……いや、アレ以上の圧が……）
.　　　 　 /. : : : : :　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 /::ヽ　　 ヽ
　 　 　 /. : : : : :　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { 　 {:::::::} l　 　{
　　　 /. : : : : :　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ___｀¨´ノ　　 ヽ___
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　　ヽ: : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　 ＼_: : : : .　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　 ￣| : : : : :　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ
 

　　　　　　∧ ／// ｨ､／///////ヽ＼ヽ |　///// 7辷､_j辷､　 }｀ ー 、
　　　　　 ///ー‐ ///＼////_/ ／{　 ∨| ///// /　{ﾄ､辷､　ー辷､　 |
　　　　 .///////｡'/////￣イ{'//八　　l|///// /:::ノ |:::＼ ＼¨ 辷､辷､
　　　　//////｡ '//////////|//〇ヽ　l|//////::::＼‘，＊｀¨¨¨¨¨ 7:::::
　　_／///_／////////{//{/∧__r―l| ////// 　 ＿＼)　ガ　　／ヽ:::　　　　臭う、臭うなぁ。てめぇからはあの糞女神の匂いもするが
　 ｛ー‐ ´/}/＼//////,'//|:|///ﾊ///} /////:::.　 | ＼＊　チ　/∧　V/
　　|/////'////ー‐ _, '../ {!|/,'//∧_ノ ////:::::::＼| 川｀¨¨　　////ゝ＼　　　ソレ以上に嗅いだことがない、極上の血と戦いの匂いがする
　　}////'//////.／///　|}/|///////// /　　ト､ ＼|l| ガ　 ///／///
.　 {///{'/////／//／　 /´ |/////////{::::..　＊:: ー}ll チ ./ / '/////　　　　愛されてるなぁ、見込まれてるなぁ……たまらねぇなぁ
　　Ⅵ/}////.///／ ,　　　_,//////////|　.::＼}＼ 　 l!　 ./ / '//////
　　 }/|///／/// ／　 ／/////｀¨¨¨¨／!　|￣ ＼ヾ　 l!../ / '////////
　　 ∨ ＜///-_ノ'　／{////////,＞'´/八 :!: ::｀:ー ||　|l/ l l l|////////
　 　 ´￣}//／／／//｀ヽ////　'　_=＝= _V: : : :　　|l_ |{　l l l{////////
　　　　　j/´//／lllll}///}l|/／　 ＜　|::.￣ 、 　 　 　 Ⅶ!{　l l l|////////
　　　　 /// 〃//∨///|lﾚ'´//厂￣｀::::.　　＼ ＿＿_j l| ＼　 ＼//////
.　　　 ///jノ////j}/_ ＜l{´＼_{ :::::::::::／ヾ　　 　 　 ／＼＼＼　｀'＜__/
　　　///'/////人'´////厂＞: :::::::::|＼　lll}　 　.／＼＼＼＼　　　　　｀
.　　//////., ＜/l}/＞ｘll{|　|｀ ; :::::::::j　 ｀ |||　.／＼＼＼＼＼＼　、 、＼
.　.////, ＜/////￣しⅥ　 !)//:::r ´　 　 ||／＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　 ー‐ ´ ￣￣ ｀ij 　 　 ┃くー :::::| ll＼　／＿＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　ル　　　 　 ・　∴．l|　 ∨:／ヾl{　/／　{ l｀¨ヽ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　ロ　　　　　　　． ＜ ::|＼ jl|./　 !　 !∧　 ト､＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　ロ　　・ 　 　 　 ヾ:|　´//ヽ　|　 |{　ヽ |　 ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　　　ロ。。　　　　 V///{　 ∨//八　 ヾ.　　 ヽ＼＼＼＼＼＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　_　-　￣￣￣￣￣￣　 -　_
　 　 　 　 　 　 　 　 _　-　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -　_
.　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
.　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　クソ女神……なんのことかお？
.　　　　/
..　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ
　　　 |　 　 　 　 ￣｀＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿　　 　 　 　 　 |
　　　 |　　　　　＼　 　 `ｰ===ｭ　 　 | |　　 　 ｰ一'"´　　　　　 　 　 　 　 |
　　　 l 　 　 　 　 广¨┬―r‐┐　　/八　　　├┬‐┬‐勹´　　　　　　　　|
. ／￣ｌ　　　　　　＼　 ゝ‐' ／　　　　　　 　　 ＼ﾞー'　 ／　　　　　　　　 /￣￣＼
´　　　 ヽ　　　　　　 ￣￣／￣｀　　　　 　 ´￣＼￣￣ 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 ＼
.　　　　　＼　　　　　　　│　　　　 　 | 　 　 　 　 l　　　　　　　 　 　 ／
　　　　　 　 ｀ 　_　　　 　 ＼＿＿＿,人＿＿＿／ 　 　 　 　 　 _　 ´
.　　　　 　 　 　 　 -　_　　　´￣￣￣￣￣￣￣｀　　　　　_　-
　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_　　　隠さなくてもいいさ。お前もあってるんだろう？
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／　　　　青い髪のろくでなしに銀髪の偽善神
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉　　　　　そのどちらか、あるいは両方になぁ
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 V､
　　　　　　　　　　　 　 　 V/､
　　　　　　　　　　　　　　　V/＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V/ﾆ＼　　　　　　　　　あのろくでなしにハラグロのせいで
　　　　　　 ＼ ､　 　 　 　 　 V/ﾆﾆ}ｉ
　　　　　　　　V＼ _　-‐‐-　_ Wニ八　　　　　　　　俺とあいつの楽しい楽しい切り合いに
　　 　 　 　 　 j／‐=ﾆア＼ ‐=}ニ/ニ＼
　　　　　 　 ／‐- _ア゛ ‐=ﾆY=}ニ‐=ニ/　　　　　　　不純物が混じっちまったんだよなぁ……ああ、思い出すだけで胸糞悪いぜ
　　　　　　_‐=ニア ＼‐／ ‐V/ ‐=ﾆア⌒Y＼
　　　　　/ ‐=ア゛ ‐=／{ニニ7ﾆﾆア^Vニニニ>, _
　　　　　‐=ア‐=ﾆ／/ 人__ノﾆア^Vニニニア‐(.:.:.≧s｡_
　　　 　 V/ ‐=／　/／}ﾆﾆア^Vニニニア゛‐=‐￣⌒⌒｀ヽ､
　 　 　 　 Yイ　/　'゛ ,ノ ア^Vニニﾆア゛‐=‐.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.〉 -‐…‐-　 _
　 　 　 　 j‐ﾉ／ _ィi「ア^Vニニﾆア゛‐.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶､
　　　　　 √７ィi「 ア^Vニ＼__ア‐.:.:.:.:.:.:.:.: ／.:.:.:.:.／.:.:／〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　√／ﾆア^Vﾆﾆ＞''"⌒⌒.:／.: ／.:.:.:.:.:.: :_ ィi「//／ﾆﾆ〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　 /''゛ﾆア^Vニア゛〈.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:._　-‐=≦ニ=-‐ ゛‐=ニ／ ニ`､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
.　　　 /ﾆィi「ニﾆア゛^V⌒＼.:／.:.:.:.:.／ﾆﾆ} ニニニ}￣￣　‐/ _‐=ﾆﾆ `､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 ⌒⌒7 ア゛‐=/‐}‐=ニ/≧=≦‐=ニ７ニニニ/ニニニ７ニﾆ〕iト ，　＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　 ''゛ }‐=７‐=}‐=ﾆ(ニニニニニ7ニニニ/ニニニ７ニニニニニ〕iト＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　 　 　 ‐=〈 ‐=}‐=ニ〉ニニニニ/ /,ニﾆ７ /ニニﾆ{＿　　-- ‐‐…･･･ｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　 　 　 ‐==V /‐=／　--　‐‐…V/,￣￣V/, ￣￣jニニニﾆﾆィi〔ニｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 ‐=ﾆV ／-‐＼ ‐===ﾆニVニニニV/,ニニ{ニニィi〔二ﾆﾆｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　/＼ ‐{〈 ‐=ニニ`､ ‐=ニニ}ニニ=‐ V/,ﾆニ{ィi〔ニニ-‐…{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
 

　　　　　　∧ ／// ｨ､／///////ヽ＼ヽ |　///// 7辷､_j辷､　 }｀ ー 、
　　　　　 ///ー‐ ///＼////_/ ／{　 ∨| ///// /　{ﾄ､辷､　ー辷､　 |
　　　　 .///////｡'/////￣イ{'//八　　l|///// /:::ノ |:::＼ ＼¨ 辷､辷､
　　　　//////｡ '//////////|//〇ヽ　l|//////::::＼‘，＊｀¨¨¨¨¨ 7:::::
　　_／///_／////////{//{/∧__r―l| ////// 　 ＿＼)　ガ　　／ヽ:::
　 ｛ー‐ ´/}/＼//////,'//|:|///ﾊ///} /////:::.　 | ＼＊　チ　/∧　V/　　　まぁ随分とお預けされたが……その分たっぷり
　　|/////'////ー‐ _, '../ {!|/,'//∧_ノ ////:::::::＼| 川｀¨¨　　////ゝ＼
　　}////'//////.／///　|}/|///////// /　　ト､ ＼|l| ガ　 ///／///　　　味あわせてもらおうか
.　 {///{'/////／//／　 /´ |/////////{::::..　＊:: ー}ll チ ./ / '/////
　　Ⅵ/}////.///／ ,　　　_,//////////|　.::＼}＼ 　 l!　 ./ / '//////　　　　なぁいいよなぁ？お前も俺やアイツの同類なんだから
　　 }/|///／/// ／　 ／/////｀¨¨¨¨／!　|￣ ＼ヾ　 l!../ / '////////
　　 ∨ ＜///-_ノ'　／{////////,＞'´/八 :!: ::｀:ー ||　|l/ l l l|////////　　　待ちきれないよな？だから今から殺したり殺されたりしよ
　 　 ´￣}//／／／//｀ヽ////　'　_=＝= _V: : : :　　|l_ |{　l l l{////////
　　　　　j/´//／lllll}///}l|/／　 ＜　|::.￣ 、 　 　 　 Ⅶ!{　l l l|////////
　　　　 /// 〃//∨///|lﾚ'´//厂￣｀::::.　　＼ ＿＿_j l| ＼　 ＼//////
.　　　 ///jノ////j}/_ ＜l{´＼_{ :::::::::::／ヾ　　 　 　 ／＼＼＼　｀'＜__/
　　　///'/////人'´////厂＞: :::::::::|＼　lll}　 　.／＼＼＼＼　　　　　｀
.　　//////., ＜/l}/＞ｘll{|　|｀ ; :::::::::j　 ｀ |||　.／＼＼＼＼＼＼　、 、＼
.　.////, ＜/////￣しⅥ　 !)//:::r ´　 　 ||／＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　 ー‐ ´ ￣￣ ｀ij 　 　 ┃くー :::::| ll＼　／＿＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　ル　　　 　 ・　∴．l|　 ∨:／ヾl{　/／　{ l｀¨ヽ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　ロ　　　　　　　． ＜ ::|＼ jl|./　 !　 !∧　 ト､＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　ロ　　・ 　 　 　 ヾ:|　´//ヽ　|　 |{　ヽ |　 ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　　　ロ。。　　　　 V///{　 ∨//八　 ヾ.　　 ヽ＼＼＼＼＼＼
 

...｀'-､　　　　　　　＼
　　...｀'-､　　　　　　 ｀-、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 ／
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　　　 ,.ｲ　 ／! i ﾉ,ｲ　　　　　　　　　　　　　  ／　　／ニニニニ‐／ ／
　　　 | .i／　.|　 iノ　　　　　　　　　　　　 ／　　／ニニニニ‐／＿__　-‐……‐-　_
　　 ノ　／i　.|　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　／ニニニニ‐／.:.:.:.:.￣＼.:.:.:.: /.::／.:.:. ｀ヽ､
　 /／l .!　|　|　　　　 　 　 　 　 　 　 」＿_／ニニニニ‐／.:.:.:.:.::＿__.:.:.:V.:./.:/.:.:.:.:.＿＿.:｀ヽ､
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.　　 　 　 l　.!　　　　　　　　　　　　　　V/A={＼ニ／ _ 〈/＼ニ／ニﾆ} :/. /／.:.:.:.:／〕iト‐<i＼.:.:＼　　　　　ああん？
　　　　　 j／　　　/i　　　　　　　  r‐ミ⌒アA`､/＼／‐=`､//＼ニニ=ﾚ.: /.:.:.:.:.:／ニﾆ/ニﾆ＼＼.:. ＼
. 　 　 　 　 i丶　_ i.ﾉ/i　　　　 ／＼＼〉ｲV/A ＼/厂厂ヽ /､// `/ ､_(.:./.:.: ィi{7ニ= /ニニニ `､`､.:.:.:.:.　　なんでぇ、どういうつもりだ？
　 　 　 　 ノ　｀／／iﾉ　　　 /⌒ヽ>〉ｲﾆ〉⌒ア= iｉ厂厂ヽ/ニ＼////〉＼ｨi{ニ７ニﾆ厂≧=‐　_‐=`､〉.:.:.::.
　　　 　 /／',　'　／　　　  ／　／‐=彡ｲ 　 〈ニ八￣厂７ニ/ﾆ 〉 //^／ニﾆ７ニﾆ√ニニニニ＞‐〉A.:.:.:.
.　　　　 　 ／　 〈　　　　 '゛　／ Vニ=彡　 　 〉'‐=}￣{ ７ニ/厂,' //^/ニﾆﾆ７ニﾆ√＼ニ〈厂‐=／{'/∧.:.:.
　　 　 　 /／　', ‘、　　　 ／　　 }ニニ彡　 /⌒⌒､　Vニ/'゛ //,ｲ^/ニ／ ７‐=ニ{ﾆニ}ﾆﾆ〉⌒⌒⌒}'/∧.:.:ノ|
　 　 　 　 　 　 ｀ヽi　　　 ゛　　　　Y厂‐=彡'⌒⌒＼`､ V/　 /‐/^ /〉‐‐ -<{__‐=／⌒⌒〉〈⌒⌒⌒７ ＼'A:.:.／ /
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　　　　 　 　 　 　 ﾉ／　l_|　iヽiヽ ,、 V‐=ニ／＼ニ/ V / ‐=/^ /　　　　 _　-‐７＼_／{⌒ 厂⌒⌒(ニ／‐=
　　　　　　　　　　　　　　　 j.ﾉj.ﾉ/ }　V_／ニニﾆ>'　 i/　／}=/　　_ -‐ 厂厂7V//V/厂 .厂⌒⌒7／‐=／
　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ／　 Vニニ ／( 　 ﾉ／　 ∨‐ニア　V　/ .〈　V// 八⌒{⌒⌒^7i＼／ -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゝ-＜__／　　　／＼ﾆ＼/ ﾆニv〈ﾆニV V///厂７⌒⌒〈八ﾆ＼‐-=彡
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 7＼‐=ﾆ(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {‐/７７>(__j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ゝゝゝ 〉'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨¨¨´
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::／:::::::::::::::::＼::::／:::::／:::::::::::::::::::::∨O /
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　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::/´＼::::::::::::::::::::::::∨:::::::::::::::::／ :::::::::::|ノ(
　　　　　　　　　　　　　　|:::::|::::::l　　 |:::::::::::: |::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::|l ) )
　　　　　　　　　　　　　　|:::::|::::::|＿__|::∧ ::: |:::::::::::|:::: ／/::::::::::::::::::/::| 〕L　　　　やる夫さん、姫様を連れて逃げてください
　　　　　　　　　　　　　　|:::::|::::::l　　 |/　 :::: |::::::::::::／　/::::/ :::::::::/:::/＼O)
　　　　　　　　　　　　　　|:::::|:: 八 y===ミ::::::|::::::／　　/ ∨::::::::::/:::/　　 ⌒＼､　ここは私達が引き受けます
　　　　　　　　　　　　　　|:::::|:::::::::::. Vﾊ　 |::::|／／＼/ )　}::::::: /:::/　　　　　　L〕
　　　　　　　　　　　　　　|::从＼::ノ　У　 ／／:::::::::::|__ ノ::::／::::/
　　　　　　　　　　　　　　/　 )::::＼　　 ／／ И::::::::::|　 ㍉::::::／
　　　　　　　　　　　　　　 　 |::::::::: L／／　　　|::::::::: |　　　Y__
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 从::: ／／､　　　　|: : 从|　　 _　-|_
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／:|　　¨¨´⌒|::/　 _　-ニニ/ ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／ |:从 　 　_|「「:/-=ﾆﾆニニ /　　 |_
　　　　　　　　　　　　　 ／／　　　　　　 _| //-=ニニニニ/　 　 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 ／／　　　　 　 ／ /|l|_|_二=- -=ﾆ /　　　　／￣＼
　 　 　 　 　 　 　 ／／　　　　　　 /　　| | ○-=ニニﾆ／　 　 ／/　　 　 ＼
　　　　　　　　 ／／　　　　　　　ノ　　 //-=ニニニ／ 　　　/ノ/　　　＼ /∧
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_　　　なるほどねぇ、護衛、護衛ってか
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／　　　　まぁなかなかいい腕してんじゃねぇか？
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉　　　　　特にその槍、あたったら俺でもちっとは痛いだろうなぁ
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
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　　 〈;;;／;;;;;;/};;/ 」;;;;{　,，┻･；
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.　く;;;;;;;;;;;／/;;;ﾉ　{;;;;;{　　　 ~¨　┏･¨￣
　　 ヽ／　ﾉ;;;「　 」;;;;{　　　　 ,，┛
　　　　　/;;;;;ﾉ　 「;;;;;;|　　　　j【_,〓━，
　　　　 〈;;;;;」　 〔;;;;;;;;|　　　　￣,，''¨´
 

　森に響いた咆哮。それはただ黒き男が口をあげ、声を上げたそれだけのことである。だが、たったそれだけのことで……
 

――鍛え抜かれたはずの二人の腰が、抜ける
 

　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　 　 　 　 　 　 ／O/ﾊ　　　　　　　＿＿＿
　　 　 　 　 　 　 　 ／/／|//|　　　　　／O//○/|
　　　　　　　　　　 /O/⌒ |//|　　　 ／O　-=ｧ///
　　 　 　 　 　 　 /O//＼ |Ｏ,| 　 ／／⌒＞//／
　　　　　　　　＿|//|⌒..._,,..､､L､/..,,_　⌒＞／
　　　　　_r～〔ﾛ〕＞'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'＜　　 ，
　○===＜⌒ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　’
　　　　　　 ７::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::ヽ
　　　　　　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〕::::::::::::::.
　　　　　　.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣＼〕::::::::::::::::.　：
　　＿＿__{ :::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〕::::::::::::::::::.
／　　　　／⌒ ､::/::::::::::::::::::::''"~~~"''::::::::: |::::::＼ ::::::|　：
　　　 　 _{./⌒ヽ/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼|＿_::::::::::::|　：
　 　 　 _-|i 　( /:::::::::::: /:::::::::''"~~"'':::::::::::/ ::::::::::::::::::|　：
　 　 　 _-|(＼/:::::::::::: /::／ :::::::::::::::::::::＼::⌒＼:::::::::〈
　　　　_-ﾆ ∨:::::::::::::/ /:::::::／⌒＼::::::::::::::::::::::::＼ ::::i　　　――っっ！
　　　 _-ニ∨:::::::::::::.u/:::::::/::::::::::／::::::::::::::￣::::::::::|:::::|　：
　　　∧ニ=|:::::::::::::∧|::::::/ ::::::::/⌒＾｀｀｀＞::::::::::::::::::/
　　 /ﾆ.＼=|:::::::::::/zz|::ノ::::::::::/ ¨¨７'¨´ |　| :::::::::::::/　，
　　_ニニﾆ.从 :::::|／ﾆ.|::::::::::::,-へ/　|＼ 　|::::::::::::/　，
　　-ニニニﾆヽ从〈￣从::::::: ||　　　 |∨　/ ::::::::/
　 _-ニニニニ(⌒)/ニニ)从八　　　 /　^|:::::::::/
　_＿＿__/ニニﾆ/ニニニニニl　　 /∧　|／V
__-ニニニニニ /ニニニﾆ.|＿_|　 //　 〉
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｘヘ. ◎　　　　__ｎ＿　.　　 ｎ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 く／＼＼　　　　 ７/,ニ,　　 /厶__
　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　＿_　　　　　 `┘　 　 〈/r三ｭ　 └'^ｰ┘
　　　　　　　　　 ,...:::::::::::::::::::::ミ､　　 ／:::::::::＼
　　　　　　 　 ／:＞ 　 ￣￣｀ヽ:',　/／　 ＼::::＼
　　　　　　　/´　　　　 　 　 　 ﾏ:ﾚ:/_　　　　ヽ:::::}
　　　　　 　 　 　 　 　 _..　-――＜　 ＼r..:::::::}::/ミ､
　　　　　　　　　　 ...::´::::::::::::::::::::::､::::::.＜ }-――┐:::＼
　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ ￣´　{::::::::::',
　　　　　　　　/:::／::::::::/:::::::::::::::::::::::::∨::::::::V=-　}::::::::::::∨
　　　　　　　 /イ::::::::／{:::::::::::::/i::::::::::::::V::::::::}､　　}::::::::::::::∨
　　　　 　 　 　 i:::::斗七:::::::／ｰ|:::::::::::::::}:::::::/　＼ﾉ::::::::::::::::∨　　　ひっ……
　 　 　 　 　 　 {:::::::ｲ沁丶/ｨ=ﾐ､::::::::::::::;:::::/　　　　∧:::::::::::::∨
　　 　 　 　 　 ∧:::ﾊ　　,　　v炒:/:::::::::/::ｨ　　　　　 .∧:::::::::::::∨
　　　　 　 　 　 ∧::::',　　　　 /ｲ::::::::／´　　　　　　　 ∧::::::::::::::.
　　　　　　　　　　＼{ヽ ^__　ィ/:::／{　　　　　　　　　　 ∧:::::::::::::.
　　　　　　　　 　　　|::::|　}_　/.--- 乂　　　　　　　　　　 i::::::::::::::|
　　　　　　　　 　 　 |::::| 〈_/´　　　　 ｀ヾ､　　　　　　　　 |::::::::::::::!
　　　　　　　　 　 　 {::::{ ./ {　　 　 　 　 　 ﾏ　　　　　　　|:::::::::::::;
　　　　 　 　 　　　　|::::|/.ィ|　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　}:::::::::::/
　　　　　　　　 　 　 |:／/:ハ　　　　/- 　 　 ∨　　　　　,::::::::::/
　　　　　　　　　　 ／　//　i　　　　′　　　 ハ　　　　 ./::::::::/
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　　　　　　　　　 {　　 {{　　 |　　　 |　　　　　　　乂_／::::::／ ___　 　　　---　.._
　　　　　　　　 .从　　人 　 |　　　 !　　_ -=彡"　`ー￣￣　　-.=　----――　 ≧。
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ¨¨|　　　 i=彡'7/　　　　　　　　_。r＜　＞-=ニ ニﾆニ=-　ヽ
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　　　　　　　　　　 　 |:::|　 ′___　 .ﾍ　　',　　　　　　 人　 ／|ニニニニニニﾆ',ニニニi i
　　　　　　　　　　 　 j:/　 irf==.ﾐV　 ≧＞。 　　i ／　 >f}: : |ニニニニニニニ}ニニニ| }
　　　　　　　　　　 　/　　 }/「: : : :}　　　/::::::≧=./_　 ´　,: : :.|ニニニニニニﾆ.从ニニ/从
　　　　　　　　　　　　　　.f/ﾉ: : : :.|　　./::::::／／　　 　 /: : : |ニニニニニニ.ｲニニイ ﾍﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　 i´ : : : : ;　 ./::::/　.　　 　 　 /: : ／ニ=-ニニニ.イﾆ=≦ニニﾆﾍヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : : ;　./:::::/ ./　　　　／: ／ニニ=-ニア^´寸ニニニニニニ ＼.',
　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : :;　/:::::/ ./　　　／: ／ニニ／ニﾆ.ｲ 　 　 ＼ニニニニニニニﾊ
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　　　　　　　　_　-=　＞''´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:＼!､ u ｒ_～っ .ｲ:.:.:.!　　　なんだよこれ……よくわからないけど
　　　　　　／　　　 ´　　 ./.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:|:.:.:.{､__＞　　＜ | }:.:.:.|　
　　　　　 /　　／　　 　 /:.:.:.:.:.:.:./:.＞:!:.:.:.|　　 { i元} }､| |:.:.:.:.　　　　　　　こいつが……怖くて怖くてたまらない……
　　　　　　　 /　　　　 /.:.:.:.:／ ￣ ､__|:.:.:.:!iﾏ''ー }ﾄ.∧＼､:.:.:.:.､　　　
　　　　 i　 ／　　　　,.:.:.:.:.:/　　　　　 |:.:.:.:{ }ii「~~ |_}　 ＼＼:.:.:.:＼　　　　どうして……どうして……）
　　　　 |／　　 　 ／:.:.:.:,　　　 　 　 _,:.:.:./　ﾏ， .{/,　　　 ヽ｀''＜:.:＼
　　　　　　　　 ／:.:.:.:.／　　　 　 ..ｨ:/:.:.:/　　ﾏ， ∨/,　　　 ＼＼｀''＜:.､
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　　　　　 _ﾉ　　　 ,,ゝ　　　 /,ｰ;;;;'ヽ~￣￣;;;;:;;:;:_,.. ;;;;-ー''''''''`'''ー-,,,_ﾞﾞ'''―->;ｌ::;;;:;:/;;;;;::::}　　　はっ、これでわかっただろ
　　　　　　ゝ　　　.!＿___＿ヽ;;二,/;;;:;;; -ー''''";;;;;_;;_;:＿＿: :: :::: ::;:;;;;_,,`=-‐/;;;:;ゝ;;/;;;;;;:::::|　　
　　　　　 "~'j　　l". !'､;:;;;-=≡,,二三三ミ三三≡＝＝=" 　 　 --'"＝- __l;;;:;:/;;;/;;;;;;:::::::lヽ　　お前らは”愛されてない”ってことがよ
　　 　 　 　 `l/'!/　 .ｌ;;;＼ヽ:;;;;:;￣;;;:;:;''ｰ- .,,__'"'"￣ﾞﾞ~`''''''''''""゛;; ;;;;:;;;;:;;（;;;;;;（;;;/;;;;;;;;;:::::::!;ｌ
　　　　　　　 ,! 　　　 ｌ;;;;;;ヽ,＼.;;､;;:;:;;.､;:;;;;;;:;;;;:;:;￣;;'''''―--- ,,,,,,,,＿＿ 　 ヽ;;;(ノ;;;;;;;;::::::::::!;;|　　
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　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧　　　　さぁて……邪魔者はいなくなった
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_　　　それで？てめぇはどうだ、でかいの？
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／　　　　ほら、答えろよ、示せよ礼儀をよ
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉　　　　　
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
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　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
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　　　　　　　　　 {／￣｀ヽ　　　　　_(_-- ‐)_／-‐…･･･r⌒Y⌒＼:.:`､　‐=ニニニﾆﾆV∧
　　　　　　　　　 {＿／￣}　＿__／//‐=／)＿__/ニニノ＿_j＿_jﾆ＼_`､-　　 _　￣ ７゛／　しょうがねぇな……嬢ちゃんたちの
　　 　 　 　 　 　 丁　 ／ﾆ7ニ7/// ‐７⌒⌒⌒{￣￣ )ﾆニ{ニﾆ}ア７.:.:`､　　　￣　¨ ´
　　　　　　　　　　」／‐=ﾆ7ニ7//,{ /７‐/ ‐=ニ`､‐=／)_　‐=≦⌒ヾ.:.:.:.:.}　　　　　　　　　クビでも切り飛ばせば目ぇ覚めるか？
　　　　　　　　　　　　　⌒^⌒⌒^V‐7‐/ -‐- _ ‐}／‐ ハﾆ/厂￣⌒〉.:.:.:(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ヽ{ /⌒⌒⌒}ィ=ミiト/ }/√⌒⌒^`､.:.:.:.Y
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /.:.:.:.7‐=ニﾆ7ニニニ7⌒^√⌒⌒^ア.:.:.:. j
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:/^⌒⌒７⌒⌒^７.:.:.:.:.:.:V´⌒>〈 ｲ.:.:.:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.７^⌒^７^⌒⌒７{.:.:.:.:.:.:.:.:V‐=彡' {.:.:/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:.:.:. /-‐=ﾆ7ミ/⌒^Y八.:.:.:.:.:.:.:.:V_　-‐ {.:.＼
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 /.:.:.:./〈{-‐=アｱ ／　√ニ√}.:.:.:.:.:.:.:. V＿__{.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　　　　　　　　　　　{.:.:.:/‐=V/,//{／ .‐=√ニ√‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:} 厂~{.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ.:./ ‐=ﾆV{//{ ‐=ニ√ニ√‐{.:.:.:.:.:.:.:.:.:}/‐=ﾐ.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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　　　　　　　　　　　　 {.:.:/＼ ‐＼‐＼＼V ‐/ ‐=/ﾆニ(.:.:.:.:./／^V=ミ!.:.:.:. : /
　　　　　　　　　　　　人√＼＼.‐＼‐＼` / ‐=７ニニ(.:.:.:.:.:´.:.:.:.ﾉ‐/ﾉ.:.:.:.: 〈
　　　 　 　 　 　 　 　 　 {‐=V＼＼‐ 〕iト∧ ‐=7ニニﾆ{.:.:.:.:.:.:.:.:.:{_ノ/.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 { ‐=V /＼〕i ／:.∧‐7 ニニノ{.:.:.: へ.:.:.｀¨´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
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　　　　　　　　　　　　　　√¨¨⌒`}.:.:.:.:.:.:./.:∧＿‐／‐/ﾆ`､ﾆﾆ〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.＼
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　　　　　　 　 　 　 　 　 V､
　　　　　　　　　　　 　 　 V/､
　　　　　　　　　　　　　　　V/＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V/ﾆ＼
　　　　　　 ＼ ､　 　 　 　 　 V/ﾆﾆ}ｉ
　　　　　　　　V＼ _　-‐‐-　_ Wニ八
　　 　 　 　 　 j／‐=ﾆア＼ ‐=}ニ/ニ＼
　　　　　 　 ／‐- _ア゛ ‐=ﾆY=}ニ‐=ニ/
　　　　　　_‐=ニア ＼‐／ ‐V/ ‐=ﾆア⌒Y＼　　　　　さぁて誰に……そうだな、まぁここはやっぱり……
　　　　　/ ‐=ア゛ ‐=／{ニニ7ﾆﾆア^Vニニニ>, _
　　　　　‐=ア‐=ﾆ／/ 人__ノﾆア^Vニニニア‐(.:.:.≧s｡_
　　　 　 V/ ‐=／　/／}ﾆﾆア^Vニニニア゛‐=‐￣⌒⌒｀ヽ､
　 　 　 　 Yイ　/　'゛ ,ノ ア^Vニニﾆア゛‐=‐.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.〉 -‐…‐-　 _
　 　 　 　 j‐ﾉ／ _ィi「ア^Vニニﾆア゛‐.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.／.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶､
　　　　　 √７ィi「 ア^Vニ＼__ア‐.:.:.:.:.:.:.:.: ／.:.:.:.:.／.:.:／〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　√／ﾆア^Vﾆﾆ＞''"⌒⌒.:／.: ／.:.:.:.:.:.: :_ ィi「//／ﾆﾆ〕iト　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　 /''゛ﾆア^Vニア゛〈.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:._　-‐=≦ニ=-‐ ゛‐=ニ／ ニ`､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
.　　　 /ﾆィi「ニﾆア゛^V⌒＼.:／.:.:.:.:.／ﾆﾆ} ニニニ}￣￣　‐/ _‐=ﾆﾆ `､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 ⌒⌒7 ア゛‐=/‐}‐=ニ/≧=≦‐=ニ７ニニニ/ニニニ７ニﾆ〕iト ，　＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　 ''゛ }‐=７‐=}‐=ﾆ(ニニニニニ7ニニニ/ニニニ７ニニニニニ〕iト＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　 　 　 ‐=〈 ‐=}‐=ニ〉ニニニニ/ /,ニﾆ７ /ニニﾆ{＿　　-- ‐‐…･･･ｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　 　 　 ‐==V /‐=／　--　‐‐…V/,￣￣V/, ￣￣jニニニﾆﾆィi〔ニｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 ‐=ﾆV ／-‐＼ ‐===ﾆニVニニニV/,ニニ{ニニィi〔二ﾆﾆｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　/＼ ‐{〈 ‐=ニニ`､ ‐=ニニ}ニニ=‐ V/,ﾆニ{ィi〔ニニ-‐…{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
 

――お前だな。お嬢ちゃん
 

　　　　　　　　　, ﾍ
　　　　　　　　　{　 ＼
　　　　　　　　　{　　　 ':,　/
　　　　　　　　　{　 　 　∨　　　__,,｡s-=====-s｡,_
　　　　　　　　　{　　　　 }_｡s≦-=ﾆ二二二ﾆ=-　 ~ ≧s｡
　　　　　　　　　{　　　　 }ﾆ=-　　¨￣¨' ,　　　　　-=ﾆ=-　 )h､
　　　　　　　　 _}　　　　 八／　　　　 　 |　　 ヽ　　　　　-=-　 ＼
　　　　　　 __厂＼___ ／ '　　　　　 　 　 |　　　　＼　　　　　-=-　　　 /
　　　 _｡s''"⌒ﾟｙ'゛¨¨´ /　　　　　　 　 　 |　　　　　 ＼　　　 　 -=　 ∨ /
　_,／　　　　 /　/　　,'　　　 {　　　 　 　 |　　　　　 　 ヽ　 / 　 ,-=　 ∨
⌒＼　　　　/　/　　 .{i　　　 {　　　 　 　 |　　　　　　　　∨ 　 　 -=　　',
　 　 ゝ-≦/　/　　　 {i　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 -=
　　　　 　 '　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 　 }　　　　　 ',　　 　 -=　 }
　 　 　 　 　 {　　　　 {i　　　 {i　　　　　　　　　　}＼　_＿　 }　　 　 -=　.}
　　　　　 |　 {　　　　 {i　　　 {i 　 　 　 　 | 　 　 }￣＼　　　}　　　　-=
　　　　　 |　 {　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　/　　　＼　/　　　　}／㍉
　　　　　 | 　 ',　　 　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　　 ,ｨぅ≠㍉　)'　　　　　}厂} ｖ}
　　　　　 |　　 ＼　　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　 〃　,ｒ'ﾊ　ﾞｖ　}　　　　 }乂ｖ∨
　　　　　　　　　　＼　',　　　 {　　　 |ヽ　八／　　ｖjﾘ　　_/　　 　 , '乂ｖﾍ}
　　　　 　 人　　　 } )人从乂{＼人人 )'::::::::::::::::::ー ‐　⌒)　　,／ }乂ｖⅥ　　――っ
　　　　　　　|＼　　}圦　　 　 ¨¨￣￣￣′￣￣¨¨||i ｌｌ|,／　／　　}乂ｖV{
　　　　　　　|　 ＼人__',　　　　　　　　　　　　　　　||| |⌒７　 　 　 {乂ｖV{
　　　　　　　|　　　 |　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　..:{　　　　 ∨乂ｖ{
　　　　　　　|　　　 | ,/　 ::..　　　　 　 (　　　)　　　　 ／　{　　　　　 ',乂ｖ{
　　　　　　　　　 　 |　　　　 :::...　　　　　　　　　 　..ｲ　　 .{　　　　　　＼八
　　　　　 　 '　　　 '　　　　　 　 ＞s｡　　　　　 ,,...::: {　 　 {　　　　　　　　　' ,
　　　　 　 /　　 ,/　 　 ／　　　_,,≧} ｀≧=≦´ 　 　{｀ヽ　{　　　　　　　　　　＼
　　 　 　,/　　 ,/　　／　　　,／　{　}∧__∧_____∧__{　　＼　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　/　／　　　,／　 　 ∨∨¨,∨===∨　 ∧　　',　　　　　　　　　　　　＼
　　 ／ 　 　 /　　　 　 ／　∧　　 }| |　　| |　 ／　＜::::＞　 }　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　／　　　　〃　　　 ／　 ＜:::＞　:}|_|　　|_|／　　 　.∨　 　 }　　　　　　　　　　　　　 }
 

　淡々と気軽に大剣を担いで鼻歌を歌うかの如く、アナスタシアへと男が歩きだした
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!　　　　うん、眼があったしあいつに近い匂いもするし
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／　何より守られているやつから狩るほうが
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{　　　　一番楽しめるからな
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉　　　　なぁに、心配するな痛みも感じず一瞬で……
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

――その時、であった
 

　　　　　　　 　 　 　 ／ 　./ヽ／!_ _,.ｨｰ'/＿,.ｨ
　　　　　　 　 　 　 _ノ　　/　　 ∠ ）　 //　 ./
　　　　　　　　　 　 .〈　　/　　 Y´ 〈_／/　∠.,＿_,.ｨ
　　　　　　　　　!ゝ-'｀ｰ'´　　　 ゝ-'!/ /／　　 ,..,,　 >
　　　　　　　　 / 　　＿　　 ＿　　 /　 .ﾚ''"´/!_ノ / r―――ｧ
　　　　　　　　　.｀ヽ! /　 /　 /　./ ＿＿_ .〈 　 ./　 ｀j^!フ／
　　　　　　　 　 　 .).<　 /　 /　./　｀ｰ=､〈　.} ／　　 / /　　　,.ｨーｧ
　　　　　　　　 　 .〈/ . /　 /　./　 　 〈 r'´ //　　 　 ﾚ' ,ｨー'´,ｨフ/
　　　　　　　　　,,.ノ　./　 /　./　　　　ﾚ'　 ﾚ'　　 　 　 〈 ,.ｨｱ　ﾚ'/
　　　 　 　 　 ./　 　./　　| . /　　　t―---―――┐　 ´　j　 ./
　　　 　 　 　 .｀ヽ　/　　/／ 　 　 /　 ,.r――‐''ｱ /　　　 〈　 .ﾚ）｀ー- ...,,,__　　　　, 、
　 　 　 　 .__＿ノ.∨　　/´　　　　 ｀ヽ/　　〈｀¨ﾚ' /　　ノ!　 |_／ ヽ＿,.ｨｰｧ /　　　 /　〉
　　　　 　 .￣＼_　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　Y´　＜　　｀ヽ　　　　 /　 ／ 　 　 ./　/
　　　　　　　　　弋..　＿_　　　　　　 　 　 |　/　　　 ｀Y＿ 　＼　　 |　 l　　　　 ./　/
　　　　　　　　　_ノ 　｀ヽ ｀'''・ー'''"´｀ｰｧ .ﾚ'　　　　　　　r'｀ヽ　＼ .| 　|.／ >　/　/
　　　 　 　 　 　 .ヽ 　＜＿,.ｨ＝ﾆﾌ　／ ,/..,,＿＿,.ｨ!__　ノ　　ｰﾞ　 ゝ',／ ／ ／　/
　　　　　　　　　 ム　　　　　く　｀／　∠＿＿,.ｨｧ　 /./　/⌒'''¨´ ／ ／　 /　 ./
　　　　　 　 　 　 .__,)　　　　　}　 ',　　　　〈｀ゝ''　／ /　/　　　 ／ ／　　ノ__／
　　　 　 　 　 　 .`ヽ.　 　 　 ..ﾚ'i　|　　　　 }　i"´　 /／　　　∠ -´　　　/^ヽ
　　　　 　 　 　 　 .ノ.　　　　　 .ﾚ''　 　 　 .|／　　　 　 　 ＜〉　 　 　 　 レ''´
　　　　　　　 　 　 .／ﾍ '"　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　／　　/／7／ﾍ　/l　ﾄ､ ｜＼、 /＼　/＼ﾞｉﾚ'⌒ヽ厂￣
　　　　　　　　　　　　　　 / 　　V　| ,l　ヽ|　　 V　　 ﾞｉ
 

　　再度、森に響いた轟音。その震源は黒い男でもなければマイでも
 

　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　ノ::::::::::::::::::::::=-...__
　　　　　　　　　　 ＞.:::´:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ー―┐
　　　　　　　 ,...:::´:::::::::::::::-――:::::.､::::::::::::::',:::::::::::::::::}　 .／::｀ヽ
　　　　　　／::::::::::´::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::',:::::／ ^ヽ/:::::::/::::∨　　 ,..::::::::.､
　　　　 ／:::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::}::/　=-- |::::::::| ＼::V ／:／　 ､::＼
　　　 ,.::::／:::::::::::::::::r　￣￣　　¨¨　　＜,r　.ア.:´::::::::::::!:::::::i:::::＜}/::ィ　　　　＼::＼
　 　 /／::::::::::::::::::::::{　　　　　　　　　　＿）.:'::::::::／::::::::|:::::::{:::::::::::::｀:ー＜　　　 ＼::＼
　　/::::::::::::::::::::::::::::::乂　　　　　　´￣　／::::::i:::/::::::::::::::{:::::::',:::::::::::::::::::::::::::::.､　　　 ＼::ヽ
　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　　　　 ./::::::::::::{/::::::::::::::八:::::::∨::::::::::::::::::::::::::::＼　　　 ヽ::::.､
　'::::::::::::::::／::::::::::::::::::::{　　　 ＞　´./::::::::::::::/:::::::::::::::::::/ヽ::::::∨::::::::::::::::::',::::::::::::::.　　　 ＼::',
/:::::::::::／::::::::::::::::::::::::从　 /´　　／|:::::::::::::::':::::::::::::::::::::i:::::::＼:::∨::::::::::::::::}:::::::::::::::∨　　　 }/
:::::::::::/::::::::::::::::::::::::／:::∧ '＿ ／　 {:::::::{:::::i::::::::::::::::::::::|:::::‐/-＼V::::::::::::::ハ_::::::::::::::∨
::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::／,　　　,:::::::',:::|::::i:::::::::::::::::{:::::/-- ､ V:::::::::::/´ |:::::::ﾄ､:::::::}
::::::/::::::::::::::::::／:::::::::::::::::／　/　　　ﾊ::::::::',{:::::{:::::::::::::_ｨff弐 ミx.､ |::::::::/ィfｧ:::::::|::::',:::::!
:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　/＞''´::::::ﾍ::::::::|:::::|:::::::::::::::::V　∩　 　}:::xｲ∩ / ::::::;:::::::',:::!
:,:::::::::::::::::::/::::::::::::::::/　　　/::::::::::::::::/:::::､::::',:::::',:::::::::､:::::::､ ∪　　 ´ 　 ∪{/:/::/＼:::}/
::::::::::::::::::/::::::::::::::::/　　 ∨:::::::::::::::/::::::::::,＼:',::::::::::::::::＼:::::＼　　　　､　 /ｲ::/
:::::::::::::::/::::::::::::::::::{　　　　＼:::::::::ｲ::::::::::/　 .∧:::::ト､::::::::＼「｀u r　-､　 从|/
::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::....､　 　＼//::::::::/　 　 .∧:::',　＼:::::::::＼　{＿ v.ｨ ＼::::＼
:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　`''＜′　　　　ﾄ､:::.､　＼:::::::::＼-イ＼＼ ＼::::＼
::::::;:::::::::::::::/:::::::::::::::::::／　/＼　　　　`''＜　　 {　＼::＼__＼:::::::::＼/　　ﾉ　 .＼::::＼
::::/:::::::::::::/::::::::::::::::,　　　/:::::::/ヽ　　　　　　＜乂　 ＼::ミ=-＼:::::::::＼/＿_　　 ＼::::＼
:/::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 /:::::／　 　',　　　　　　　＼ー-`''＜::::::::､:::::::::::＼ 　｀ヽ. 　＼::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 /::／　　 ＞ {_　　　　　　　　＼ｰﾍ∧ ｀''＜:::::::::::::::＼　　',　　.＼::::＼
:::::::::::::/::::::::::::::/　　　_,,ﾆ=- ¨´　　　 ｀''＜　　　 　 　.ﾊ　∨，　{　＼::::::::::::::＼　}　　 　 ',:::::::,
 

　しのぶでもなく……
 

　 　 　 　 　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／⌒＼.:.:.: /⌒＼.::.:.: ＼
　　　　　　　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/⌒＾"⌒＼/⌒""^`､.:.:.:.:.:＼_
　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　　　　　　　　　　'，.:.:'，.:.:＼
　　　　 　 　 .:.:.:|.:.:.:/.:.:.:.:.:/ 　 　　　　　　　　 　 　 '，.:.:.:.:.:.:.: |
　　　　　　　|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:/　_.､-‐‐　　 　 　-‐…‐-　.:.:.:|.:.:.:.:.:|
.　　 　 　 　 | .:..|.:.:.|.:.:.:./／　　　　　　　　　　　　　　|.:.:.|.:.:.:.:.:|
.　　　　　 　 | .: |.:.:.|.:.:.:,　 '"⌒ヽ　　　 　 　　 '⌒ヽ　|.:.:.|.:.:.:.:.:|
　　 　 　 　 八 :|.:.:.|.:.:.:{ x斗ｔ=ミx　　　　　斗t=ミxk. |.:.:八.:.:.:.|
.　　　　 　 /.:.:.:.:|.:.:.| .:〃 ん;';';'ﾊ　 　 　 　 ん;';';'ﾊ　 | /.:.:.:.:.:.:|
　　　　　 ⌒7.:.:.|.:.八 .:{　乂;';';';ﾉ　　　　　 乂;';';';'ﾉ　八 .:.:.:.:.: |
　　　 　 　 /.:.:.人.:.:.:ヽ乂'' ‐---　　　 ｉ〉　　 --‐ ''/ｲ/.:.:/).:八
.　　 　 　 /:.／　|∨ 八⌒ 　 　　　　　　　　　　　　/|.:.:∧:./⌒ヽ
　　 　 　 ／ 　　 /.:.:.:/:.:. 　　　　　　　　　　　　　 /_彡.: .:'，
　　　　　　　　　 {.:.:..人　＼　　　　 　 　 　 　 　 .: 　/.:.:.:.:.:.〉
　　　　　　　　　人.:.:.:.:.＼／>., 　　⊂⊃　　 .イ　__彡ｲ .:.:/
.　 　 　 　 　 　 　 ＼:＼.: (⌒　ﾆ=-　_　 -=/:∧＼　 ﾉ:／
　　　　　 　 　 　 ／/＼:＼＼'，　　　　　　 ∥: ＼／､
　　　　　　 ＿_／ :/　　)⌒＼＼　 　 　 　 ∥: : : :|　　＼＿
　　　　／　 　 　 /　　/: : : : :.＼＼　　 　 ∥:.: : :.:|　　　| 　 ＼
　　　/ 　 　　　 /　　/: : : : : : : : ＼＼ 　 ∥: : : : :|　　　|　　　 ＼
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
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　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧
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　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／　　　は、なんでぇ
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

　”ちゃんとできるじゃねぇか、そういうツラをよぉ”
 

　　　　　　　　　　　　　　　 ;　　　　　　‘, x≦ニニニニ≧x　　　　〉　　　　　　　　　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 `､ 　 　 　 ／二二二ニニ｀ヽﾆ‘,　 ／　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　__/二二二二ニニニ}　 "∨ ____
　　　　　　　　　　　　　　〉､　 _　／ /二二二二{ﾆﾆ/ﾆﾆ}　（ 　〈ﾆ _　　¨　‐-　_／
　　　　　　　　　　　　　　＞ニニﾆﾆ{二二二二ﾉ〉ﾆ,ニニゝﾆ〉 　',ﾆ≧=-　_　　｀ヽ　＿__
　　　　 ＼　　 　 ｀ヽ　 ／ニニニﾆγ⌒Yﾆ○-=三=- ○二} 　　}ニニニﾆ＼ 　　〉ｰ― ‐　　　　 （
　　　　　 <　　 -‐‐-　二二二二ﾆ/二ニ} ,二二二二二ヽﾆ,}　　 i二二二二/ ／　___ 　 　 　 ｀ヽ　〉
　　　　　　 ／二二二二二ニニ／二二/{二二ﾆ ,､ニニﾆ}/ 　　/ニニニニﾆ/二ニニﾆ≧x　　　∨
　　　　　 ./二二二二 ――　,ﾆ}二ﾆﾆ/ﾆ＼ニｨ +++ヽニ/ﾆﾆ／二二二二二二二ニニニﾆ＼　　ト､
　　　　　/二二二ﾆ/ニニニﾆ} ﾉﾆﾆ, /ﾆニニニｰ==- 二二イ二二二二二二二二二二ニニﾆ＼ ',
　　　 　 {二二二ニ{ゞ二二ﾆﾉﾆニニ{二二≧‐------‐≦二ニニ／￣＼二二二二二二二二二
　　　　.二二／ﾆ＼{ ﾆ ‐ニニニニニ}二＼　∨二二二二二二／＿＿＿｀ヽ二二二二二二二二
　　　　二ﾆくﾆﾆﾆﾆ｀ヽ二二二二ﾆ彡}二二＼}二二二二二二二二二二ｰ=-ニニニニニニニニﾆ
　 　 　 ___二∨ﾆﾆﾆﾆ}二二ニニニニゞ― 　 ＿二二二二二ニニニニニニﾆ／二二二二二二二
　　　 <ﾆﾆ＼} ｀''ｰ一二二二二二二二二二二二二‐---､二二二二二二／/二二二二ニニニﾆ
　　　　.＼ﾆﾆヽ二二二二二二二二二二二ニニニニニニ}二ニニニニ／　/二ニニ}｀''ｰ　..,,__＿
　　 　 　 {＼ﾆノ二二二二二二二二二二二二ニニニニノ二二二ｰ=彡ｰ ´二二二/
　　　　　 ∨二二二二ニニニ/二二ﾆ=-￣￣￣￣￣￣二二二二二二二ｰ彡二ﾆ/ '´
　　　　　　∨二二ニニニﾆ／ー―一　¨二二二二二ﾆ=-　　　 　 ｀ヽ二二二二ﾆ/　　 ／
　　　　　＼∨二二二二／二二二二二二二二二二二ﾆ=-　　　　　 ∨二二二ニ＼／/
　　　　　　 ｀''ｰ――‐´　二二二二二二二二二二二二二ﾆ=- _ 　 　 ∨二二二ﾆﾆ∧'
　　　　　　　　　　　/{二二二二二二二二二二二二二二二ニﾆ=-　　 ∨二二二ﾆﾆ∧
　　　　　　　　　　 / {二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ=- 　 〈二二二二二}
 

　　絶叫の主はやる夫。常のどこか静かで、落ち着いた様子からは想像もつかない”狂気”に満ちた声を上げながら、彼は
 

アナスタシアを背にかばい黒い男の前に静かに腕を組み立ちふさがり
 

　　　　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ
　　　 .!　　　　 　`'ｰ ,,_　　　　　　　 　　　　　　　　　 _,,,＿__　　　　　　　!　　　……
　　　 |　　　　　-.、　　 ｀''ｰ ..,、　　　| |　　　...ｰｰ''"´　　 ._,-　　　　　　　!
　　　 l 　 　 　 　 ﾉ　　　　　 　　　 ゛　　　　'i　　　　　 　 }　　　　　　　　 i!　　　　　
　,..-'".ｌ　　　　　　ヽ,、　　　_./ 　　　　　　　　ヽ_　　　.／　　　　　　　　 ,l～　..,,
´　　　 ヽ　　　　　　 .｀ﾞﾞﾞﾞﾞ./ 　　　　　　　　　　 ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　 /　　　　 ﾞﾞ'-､、
　　　　　.＼　　　　　　／　.:::::...｀` ‐┴----_以ヘ‐-､　 　 　　 　 　 ／
　　　　　　 .｀'-､,　　,ｲ　 .:::::::::::::::::::::::::::::::::;/ｲ　´..:::::::::.ヽ、　　　 ,..-'´
　　　　　　　　　＞'´ ....::::::::i;_;:_:::;_:::;, ィ'¨´::::::i:::;ｿ　　:::::::..＼,-'''"
　　　　|　 _, ィ'´ ......::::::::;ｨ,r'-‐‐::'::::::::::::::::::::::::;ｙ'　　 .::::...　　 ｀¨`' ､.
　　　　 .y′ .:::::::::::::;::::;／　　:::::::::::::::::::::::;:／　　..::::::::::::::￣｀ヾ､_ 　　｀'ｰ-
　　　 ／　　..i::::::;;;ン;ｲ　 ...:::::::::::::::::::;ィ'´　　 ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::...`丶、　.＼_`マ
　　／　　.:::::／／,ｲ　.:::::::;:__;斗＞'´　 ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ
　　　...::::::／,イr'´ .::::::::;メ,≧´　.....::::::::::::::::::::::::_;;;､ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　ゝ,__,ｲ／　 |　:::::::::j-ｲ!　　i:::::::::::::::::::::;ィ¨´:_:_:i'::::::｀ゝ ‐---ｭ､;::::::::::::::::::::::::::::::::
 

　つぶやくは……地球にて最も知られた”戦いを告げる”言葉の一つ
 

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　　　　　　　　　　　　　　 ゛ヽ,__,二＿_＿_＿_＿_＿_ｯr'"
 

　”カマテ”、それは地球でもっとも”愛される”ウォークライ。マオリの戦士が……その血を引き継ぐ戦士に率いられた
 

”とある世界最強のチーム”が戦いに命を捧げる”神と大地”への誓いの叫び。
 

ttps://www.youtube.com/watch?v=yiKFYTFJ_kw&ab_channel=WorldRugby
 

／　　　　 /　　ｒ‐' ＿,､／⌒`ヽ､-､
　　　　　/-'ヽ┴/´, -― ､　　　　ヽ`ー―-､　　／￣￣¨㍉
　　 ,.. -'　　,　　､／　　　 ＞‐ ､　 ｝ ）二ニ　,＞　 　 　 　 　ヽ
　_,　　　／　　　）'　　　　ヽ　　　`ﾄ ﾉ_,,. -‐_.　　≠┌-､. 　 　 ',　　
,;''　　　/　　　　|　　　　　　｝　　　）､／r ＝,,／_　　ｋ　 } 　 　 i
'　　　/　 ｨ　　 人　＿,.　-'ー-＜八Ｖ　ｨ `,//iti〉_〈oｙ'__}=-　ｧ'
.,:'　/,,..／　　 ノ　 ｛　 〃_　　　　 ＼_} r‐- |,{:t:（___　 ''､__ノ"　　　Ka mate！　Ka　mate！
_／` ーｨ‐'´　　　　l　　　　`=　　　　 }｛ =　ヾ≦zzゝ__ノ　
　　　　/､　}　＼　人　　　　　　　`ヾﾊr＝ヽ｝　 ヽﾚ ｝　　　　（やる夫は死ぬ！　やる夫は死ぬ！）
　　　　|　（ ヽ ノ ｰ ﾌ`‐ ､　　　 ) ﾉ〉Yミ　ヽ} ､　　 ﾉﾘ
　　　ノ　) （　 l　⌒L＿　　`ーｧ(´￣　`ヾｨ"　`,　 l |
　　/　, 'ｒ ) 〉⌒ヽﾉr'　　￣)(´ ＼　　　　ﾉ i　　 l　ﾉ ｝
｛{ﾂ l ( （　人　　〉､　､＿./ `ヽノ_ン'￣´| , '､、 ! ,' ﾉ
::..`ヾ､ 乂 `　 /´ `ー- ﾒ､_ノ／　　　　　l　　　ﾉノ }
O:::::..ヾ､､　`ｿ`　､_　　ﾉ　ﾉ/、　　　　　　＼,ﾉ ＜　`ヽ, __,、
:::::::::::......`゛'＝=､､,_ ￣ﾝ=､ﾉﾂ　　　　　　　　l´　　 ;　　|;　/
::::::::::::::０.::::::::rー-ゞ=〃´_::::{　　　　　　　　 |　　 ,:' =､｣:: {
::::::::::::::::::::::::::l|：　　　￣ ：|!(）、　　　　　　　ヽ　 .'　r ' ﾍ:. {
ヾ､::::::::::::::::::..`ｰ-r----r‐'.:::::ﾍ　　　　　　　　＼' 〃　 ﾊ　｝
:::::.ヾ､、:::::::::::::::::l|`ｰ-‐ﾍ;::::::: ノo＼　　　　　　　｝;'　　,' l　|
 

　無論、異世界の存在である黒き男がその叫びの意味を、そしてやる夫が今まさに行っている舞踏の意味を知るはずもない。
 

　言語も違えば文化も違うのだからわかるはずもないのだが……
 

――もはやそれは理屈ではないのだ
 

　　　　　　∧ ／// ｨ､／///////ヽ＼ヽ |　///// 7辷､_j辷､　 }｀ ー 、
　　　　　 ///ー‐ ///＼////_/ ／{　 ∨| ///// /　{ﾄ､辷､　ー辷､　 |
　　　　 .///////｡'/////￣イ{'//八　　l|///// /:::ノ |:::＼ ＼¨ 辷､辷､
　　　　//////｡ '//////////|//〇ヽ　l|//////::::＼‘，＊｀¨¨¨¨¨ 7:::::
　　_／///_／////////{//{/∧__r―l| ////// 　 ＿＼)　ガ　　／ヽ:::
　 ｛ー‐ ´/}/＼//////,'//|:|///ﾊ///} /////:::.　 | ＼＊　チ　/∧　V/　　　そうだよなぁ！そうこなくちゃなぁ！！
　　|/////'////ー‐ _, '../ {!|/,'//∧_ノ ////:::::::＼| 川｀¨¨　　////ゝ＼
　　}////'//////.／///　|}/|///////// /　　ト､ ＼|l| ガ　 ///／///　　　きっちり返礼してくれなきゃその匂いは嘘だよなぁ！
.　 {///{'/////／//／　 /´ |/////////{::::..　＊:: ー}ll チ ./ / '/////
　　Ⅵ/}////.///／ ,　　　_,//////////|　.::＼}＼ 　 l!　 ./ / '//////
　　 }/|///／/// ／　 ／/////｀¨¨¨¨／!　|￣ ＼ヾ　 l!../ / '////////
　　 ∨ ＜///-_ノ'　／{////////,＞'´/八 :!: ::｀:ー ||　|l/ l l l|////////
　 　 ´￣}//／／／//｀ヽ////　'　_=＝= _V: : : :　　|l_ |{　l l l{////////
　　　　　j/´//／lllll}///}l|/／　 ＜　|::.￣ 、 　 　 　 Ⅶ!{　l l l|////////
　　　　 /// 〃//∨///|lﾚ'´//厂￣｀::::.　　＼ ＿＿_j l| ＼　 ＼//////
.　　　 ///jノ////j}/_ ＜l{´＼_{ :::::::::::／ヾ　　 　 　 ／＼＼＼　｀'＜__/
　　　///'/////人'´////厂＞: :::::::::|＼　lll}　 　.／＼＼＼＼　　　　　｀
.　　//////., ＜/l}/＞ｘll{|　|｀ ; :::::::::j　 ｀ |||　.／＼＼＼＼＼＼　、 、＼
.　.////, ＜/////￣しⅥ　 !)//:::r ´　 　 ||／＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　 ー‐ ´ ￣￣ ｀ij 　 　 ┃くー :::::| ll＼　／＿＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　ル　　　 　 ・　∴．l|　 ∨:／ヾl{　/／　{ l｀¨ヽ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　ロ　　　　　　　． ＜ ::|＼ jl|./　 !　 !∧　 ト､＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　ロ　　・ 　 　 　 ヾ:|　´//ヽ　|　 |{　ヽ |　 ＼＼＼＼＼＼＼＼
　　　　　　　　　ロ。。　　　　 V///{　 ∨//八　 ヾ.　　 ヽ＼＼＼＼＼＼
 

　理屈ではない。やる夫の”カマテ”は戦いを告げる合図であり、そして男の咆哮への”返事”。
 

　シグルイにて戦うものとしての礼儀であり、そして覚悟を極める準備である。それを邪魔するものは
 

　黒き男の言う愛されたもの……”戦神”に見込まれたものではない。
 

　　　　　　　 fi ,／f^///////////,へ、　　　Ⅵﾄ,
　　　　　　　 ﾚ///i/////////;／////＞ 、　V∧
　　　　　 ,rx/////!///////／/////////入. V∧　　　　
　　　　　 |ヽ､////|/////／//////////f//∧}/∧　　　　
　　　　　 |//,へ//!///／//////////ﾑﾘ////ﾙ'/,i!　　　　　”戦の神”に愛されたものなら当然そうなるよなぁ
　　　　　 |!///∧/!/／///ムﾑ斗匕7//{;//／j!//∧､_
　　　　　//////糾匕7フﾌ/////ﾑz≦云//////////／　　　ああ、いいぜ。ここで仕掛けるのは無粋なんてもんじゃねぇ
　　　　く/ム匕//∧///////,xｨ代 {j!ﾉ:://///////／
　　　　　ヾ/////////////ｲ/i!≧zzｚ＜//////,爪{　　　　　　
　　　　　　ヾ7｢;;;ﾌ/《　j!〃/_,ノｲ////////////ムj!〉
　　　　　　　}/////}!,《〃/厂////////ﾑz≦三三!〉
　　　　　　ノ/////ヾ!,}!/／////ム≦三三ｦ`ヾ三ハ
　　　　　 ゞｸ////////////,∠三三/ ＼ヲ′ﾐﾐY'/_〉、 　　　 ∧
　　　　　　　 ＼)///ム斗='＿_二二,ｨ; 　　`=ﾐ彡}////〉　 __厂:: ::＼__
　　　　　　　　 ー‐＜7　ぇﾄt_+_土ノ　　　ｰ=≧ﾐ///ム斗 ﾉ:: :: :: ,仏,イ
　　　　　　　　　　　　〉　ヽ 　- 一　　　　ヾ=三ｦ｀ｰ一゜￣:: :;x≦三ミヽ
　　　　　　 　 　 ＿r〈∧　　　　　　　　ミｯ彡゛/:: :: :: ＼:: ::/三三三三x≦三
　　　　　　 　 ,ｨ,|:: :: ::〉」ヽ　i!　　j{　ヾｯ彡三/:: :: :: :: :: ／三三三x≦三三三
　　　　　　/∨:: :: ;／!,ﾊﾐ彡'ﾐｼﾉﾙ'}!ﾐｷﾐ/＼:: :: :: :; ≦三三三／三三三三三
　　　　　./::{､:＼:/彡ﾍ/＞}ミ≧ﾂｲjr一':: :: ::＼／三三三三/三三三三＞´/
　　　　　＼::}､;;_::{､//∧｢ミﾐ三ﾐｷノ::ヽ:: ::x ≦三三三三三ﾉ三三三＞"////
　　　,ｲ一'∧:ヽ:: :: :＞ｰ -一ﾍ￣:: ::x ≦三三／三三三／三三∠////////
　　ノ/////ﾊ:: }::_::,;; :: :;_::_ノ:: :;ｨ≦三三三／三三三／三＞'´/〉////////
_／//ムイ//}:f:: :: :: :;/:ヽ:: ／三三三三ノ三三三三ﾑ≧'////,i!/////////
|77ﾌ//,i!;///|:;:: :: :／:: ::／三三三三／三三三ヲ7´////////|!/////////
!/////,i!///,i!;: ／:: ::／三三三=一'三三三／´///////////,|!/////////
 

　そして黒き男の視線を感じながら……やる夫は静かにKa Mateを舞う。猛々しく、されど美しきその所作の中
 

彼の心に一つの思いが湧き上がる。
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐　´￣｀　‐- .
　　　　　　　　　　　　　　,. ‐´　　　　　　　　　　 ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : :　　　 'ﾊ　　　
　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　ﾊ
　　　　　　　　　　 ./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　 ﾊ　　　（昨日、可愛がられてどこまでも思い知らされたお
　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　　ﾍ
　　　　　　　　　 .ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　ﾍ　　やる夫は……どこまで言ってもラガーマン、この世界での
　　　　　　　　　 |　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　.}
　　　　　　　　　　ｉ　 : : : : : : : : : : : : : : : ､. : : : : ＿　　　　/　　　戦士ではないんだお）
　　　　　　　　　 ,.-'´￣￣｀''' : : : : : : : : : : : ｀￣　　 ￣｀'ヽ'
　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　 ヽ,
　　　　　　 /: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　 ﾊ
　　　　　　,ｉ: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : :　　　　ﾊ
　　　　／´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : 　　　　 ﾊ
　　　/: : : : : : : : ｉ': : : : : : : 〃: : : : : : : : : : : :　　 ヽ､: : : 　　　　 ｉ､
　　/': : : : : : : 　 ｉ: : : : : : : '": : : : : : : : : : : : :　　　ﾍ: : : : 　　　　ﾊ
　 /　: : : : : :　　ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　ﾍ : : : : 　　　　ﾊ
ノ'　: : : : : :　 ／ｉ　: : : : : : : : : : : : : : : : : : 　　　　　 ﾍ: : : : : :　　　 ﾊ
 

　己は戦士でも、武人でもなく”ラガーマン”……アスリートであるという認識。それは受け入れ、己が……殺し合いにおいて
 

劣っている存在であると認めること。
 

　　　　　　　　　 　 　 .＿＿＿＿＿
　　　　　　　　 ,,.. ' ´　　　　　　　 　 　 ｀・ .,
　　　　　　 ., ・´　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　.／　／7￣i=､_　　ヽ ヽ　　　 　 　 　 ＼
　 　 　 /.　 ,ｲヽ.,'　 .l　 !｀ヽ　}　}　　　　　　　　　 ',　　（命を奪い合い、戦う者としてやる夫はこの場で間違いなく一番劣る
　　 　./..　　ｌ　 〉 　丶 l　 |ﾍ　　　　　　　　　　　　.',
. 　 　 l　　　ﾉ　,'　　　　　 丶i　 　 　 　 ／　　　 　 l　　マイちゃんのように武器も使えなければ、しのぶさんのように毒を使うことも
. 　 　 l　　 〈　 ｌ　　　　 　 　 |　　 　 ／;;;;,,,,　 　 　 l
. 　 　 {　　...| 　 　 　 　 　 　 |　､_ｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　 }　　　それに対処することもできない……こいつのように、殺し合いを日常とも
　　　　', 　 .l　　　　　　　 　 ,'　　　　ヽ 　 　 　 　 /　
　　　　..',　ﾉ ｀ヽ　　 　 　 　.,'　　　　　}　　　　　 /　　　　してきていない）
. 　 　 　 ヽ〉､＿l＿_　　 　 .,'人　　　 ﾉ　　 　 ／
　 　_,. ＜ .ｒ'´　　　 ｀ー-､.,'_　　ー '　　　,. ＜　＞ .,_
. ＜　 　 .,'　　　　 　 　 　 .ﾍ、 　 　 ,. ＜　　 ／　　　＞ .,_
　　　　 .,'　　　　　　　　　　 ﾍﾍ　　∧　　 ／　　　　　　　　＞ .,
　　　　/　　　　　　　 　 　 　 ﾍl. 　|　ﾏ　/　　　　　 　 　 　　 　 ＼
　　　.〈　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ.　|　 ∨
　　　　V￣｀ー-､　　　 　 　 　 .!　|
 

　そう、己が劣るという認識。だがそれは……
 

――決して諦めと同義ではない
 

.　　　　　　　　　　　　　　　　　:.:.:.::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :三ミ､::::: :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 :.::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.: :::三三ﾐ、::: :
.　　　　 　 ――――--､_,.　 |! .:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三三ﾐ、::: :
　　　　　　　　＿　　　　　　　j! |!::::::::::::::;;;／::::::::::::::::::::::::::::::三三i::: :: :
　　 　 　 　 /:::::::::＼　 　 　 　 ﾉ!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ三|:::::: :　　（だけどそれがどうしたお？やる夫は
　　　　　　/:::::::.:.: :　　 　 　 '´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.: : : : :.:.:::::i:::三|::::: :
　 　 　 　 l::::::::::0j　　l　|!　 　 　.:.:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:　　　.:.:::::l|:::三!::::: :　　 ”世界最強のアウトサイドセンター”だお
　　　　　| ﾄ、:::::::::::::;ｲ　j!　 　 　 .:.:::::::::::::::::::::|!::::::.:.: : : :.:.::::ｨ' ::三|::::: :
　　　 　 ヽ　｀=ニ二_ 〈　 　 　 .:.:::::::::::::::::::::::ﾉ 　_二ニ=-' /彡三|::::: :　　　殺し合うのはやる夫の仕事じゃない
　　　　　＞｀ー―-､ ｀i!　 　 　 .:::::::::::::::::::::::::::::/　,.-―‐''´<彡三!::::: :
　　　　　　　　/￣　　　 　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::::::三三三|::::: :　　　やる夫の仕事はいつだって変わらない）
　　　　　　 　 |! |　　　 　/::::::::::::::::::::::::::',/:::::::::::::::::::::::::',:::三三三|:::: :
　　　　　　　 ﾉ　ﾄ､　　 　!:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::ﾍ::三三三|:::: :
.　　　　　　　　　|:::＼　　 、:::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::::::::::,' |!:三三三!:::: :
　　　　　　 　 　 |,.ﾍ:::｀ ｰ-ヽ . ＿ ..　':::::::::ヽ . ＿ ..::::': |::三三三!:::: :
　　　　　　　　　 l_へ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　,ﾍ/ .!::三三彡':::: :
　　 　 　 　 　 　 ヽ/＾l-､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ-/＾l/ :::三三彡'::: : :
　　 　 　 　 　 　 　 ｀ﾞ''ー―――――――― '´::::::三彡'´::: : :
.　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三三彡'´::: : :
.　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::三三彡'´:::: :
 

　”後ろにいる仲間を守ることだお”
 

　　　　　　　　　　　　　　　　-=ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　／　　 　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　 ／二ﾆ=}　　　　　　　 /∧
　　　　　　　　　　 / 　 　 　 |＿ _　 ／〉　　/∧
　　 　 　 　 　 　 ,'　　　　　 :|＼　∨.ノ　　　 /∧
　　　　　　　　　 |　　:　　　.:　　 ＞「ﾉ__________ノﾍ
　　　　　　　　　 |:.　 :　|　人　　:}__∨乂X乂X乂∧＼
　　　　　　　　　 | ヽ :　ﾚ,xf |　　}「ｿ　　　＜＞〈〉〈〉〈〉〉
　　　　　　　　　　ｖ　＼|ﾍ∨ﾚ　:}¨|| ∨　.:∨ Ｙ⌒ｱ⌒
　　　　　　　　　　 ＼　 )　　 |　:} ﾉ|　∨　.:∨　　　/∧
　　　　　 　 　 　 　　) ＞､ 　|　ハ .／∨　.:∨　　　/∧
　　　　　　　　　　 ／　 |　≧| /／/〈〉 ∨　.:∨　　　/∧
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　　　　　　　　　　 　 |:::|　 ′___　 .ﾍ　　',　　　　　　 人　 ／|ニニニニニニﾆ',ニニニi i
　　　　　　　　　　 　 j:/　 irf==.ﾐV　 ≧＞。 　　i ／　 >f}: : |ニニニニニニニ}ニニニ| }
　　　　　　　　　　 　/　　 }/「: : : :}　　　/::::::≧=./_　 ´　,: : :.|ニニニニニニﾆ.从ニニ/从
　　　　　　　　　　　　　　.f/ﾉ: : : :.|　　./::::::／／　　 　 /: : : |ニニニニニニ.ｲニニイ ﾍﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　 i´ : : : : ;　 ./::::/　.　　 　 　 /: : ／ニ=-ニニニ.イﾆ=≦ニニﾆﾍヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : : ;　./:::::/ ./　　　　／: ／ニニ=-ニア^´寸ニニニニニニ ＼.',
 

　毒に、槍にボコボコにされ己という存在を見つめ直したやる夫の覚悟と誓い。そう、それはこの異世界において……
 

――これ以上ないほど、特別な意味を持つ
 

　　　　　 ＼、: : : : : :}
｀ヽ　　　　/乂: : : : ノｰ-. .
: : :.V　＼、; : : ￣: }、: : : : : :≧ｓ｡
: : : :} 　.′: : : : : :/ ‘,: .　　　　　　ヽ ／⌒ヽ
: : : ﾊ　:{　､: : : :ノ{　 ‘,: .　　　　　　i|!: : : : : :}　　　　　　　　　　　　　　　 ｡ｓ≦　　￣￣
: : /: :ヽj　: : : : : : } 　 ‘,: .　　　 ,　　. : : : : : ;_　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　　　. : : : :｀ヽ
イ: : : : ﾊ : : : : : :ノヽ　 }!: .　 ／.:ィ: : : : : : :/　　≧ｓ｡ 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　. : : : : :
: : : : :/: : Vー. : : : : }--､_,／. : : :乂: : : : :ｲ!　　　　　 ｀　、　　 /　　　　　　　 ＿_ : : : : : : :: : : :
:.ー. ´: : : :}: : : : : : :/: : : : :{: : : : : : : :７´　 }!:.　　　　　 　　 、 j{　　　　　　　: :i{￣ ヽ ﾉ}: : : : :
＼: : : : : ノ: ｀ヽ:_／. :/. : : :ゝ: : : : :／　　　}!: :　　　　　　　 .＞/　　　　　　: : : .ゞ __,}乂; : : ノﾉ.:::}i　　　……ここから先にはいかせんお
｀ヽ ー. : : : : : :}!: : //. : : : : : : :￣:}　　　　 {: : : 　　　　　 　 //　/　　　 　.〃´￣. :_-=ミノ__::.::::ノ(
: : ;ﾊゝ: : : : : :.ﾉ. :/.:′: : : : : : : : : ; ＜　 　.乂: : 　　　　 　 //　.′　　　　 {　　　　　. : {:.､｀ヽ::::::::::　　　たとえここで死のうと
: / : }!: }: ｀ヽ: : : : : {: : : : : : : : : : /　: : ｀ヽ　　ヽ　　　 　 イ{ {　 {　　　　 ｒ‐乂＿＿ ノ 　 ｀ヽ￣::::::::
ｲ: :ノ: :, . : : }: : : : : ゝ: : : : : : : i|i!　　　　　　　　　 、　　　　　,/ i　　　　　 ｀ヽ｀ 、ヽ{ 　　　 ;.::::::::::/　　　前に、前に行かせるお
＜_:_:ノ. : : :.′⌒＼: :≧ｓ｡_,／　　　　　　　　　　　＼　　　,/　　、　　　　 ＼ ＼＼〉ー―く:::::::イ
　{_.＜⌒ヽ: : : : : : : : : : : :/　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 ＼　　　　　::.ｰ￣::::::::::::｡ｓ≦
ヽ ヽ: :ヽ: : : : : : : : : : : : =-　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ≧ｓ｡ ＿_　　｡ｓ≦
: : V: : : ; : : ; : : : : : : : : =-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. :／　　‘,
: : :}!: :ノ: : /. : : : : : : : : =-　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　イ　　　　‘,
ｰ ⌒＞ : : : : : : : : : : : :/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘,
　　　　　 ≧ｓ｡ ＿. . イ
　　　　　　　　　　　　　　”闘神の寵愛”
 

　　　　　　　　　地球のある神に愛された証。だが、それは何も”戦士”としてだけでない。
　　　　　　　　　やる夫が、やる夫たらんと……ラガーマンとして、己が役目に全身全霊を注ぐが故である。
　　　　　　　　　やる夫が正しくやる夫であらんとしたその時、その加護に距離も時間も世界も関係ない
 

　かくして始まるは時空も世界も飛び越えてであった”神”に愛された者同士の戦い……果たしてその結末は……
 

まだ、誰も知らない。
 

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: : : : : : : : : : : : : : : : :..:/　　 /∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 乂
: : : : :.:.:二ﾆ=--=ﾆ二./　　 /∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : )
￣´　　　　　　 　 　 /　　 /∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:/
　　　　　　　　　 　 /　　 /∨: : -=ﾆﾆﾆ=-__}Ｙ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
　　 　 　 　 　 　 r '　　 /∨!{/-- 7---/⌒! !､: : : : : : : : : : : : : : : : : : !
　　 　 　 　 　 　 }∧　./∨从!--ﾉ---/--7-}-乂: : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ　　　ははっ！いい！それでいい！戦いはこうでないとなぁ！
　　　　　　　　　/　∧/∨ {￢!-〕!---'--.7-ﾉ---７: : : : : : : : : : ／⌒
　　　　　　　　 ﾉ＿￣__/ ∧_{＼{i--/--ノ／{ ／廴＿二ﾆ=-──､　　　　　さぁ奪われたくなかったら全力で抗いやがれ！
　　　　　　　 ﾉ≠≠≠ヽ〕　{ ＼ヾノィi〔 /ｲ--!-／/⌒/ニ/ﾆ=-＼Ⅵ〉
　　　　　　　ノ～}/～弋:::::∧ヽ)ヾ!／イ ＞''~ /:::/-={≠≠≠=---ヾ∨　　　でなきゃすべてを失いご破産だ！
　　　　　　 ノ～}/～弋:::::::i::∧ }-〕---/---ノ:::::{＞''{ﾆﾆ{ﾆﾆﾆ＞''~!ﾆ7
　　　　　　ノ～}/～弋:::::::ﾘ!::::∧､〕--/--／::::::/＼__〕ﾆ=-=≦ﾆﾆﾆ!_7＿
　　　　　　{二≧s｡)＼::::::/ ⌒ヽⅥ／-／:::::::::/ニニ{ﾆニ7ニニﾆﾆ.{／ニニﾆ=- ＿
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　　　　　 7⌒ﾊ 　 　 　 　 　 -=ﾆニ／ニニニ}ニﾆ弋￣二ﾆ=7⌒)h､⌒ﾉ-=ﾆ￣7了
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　とりあえず明日も早いのでここまで。展開が遅くてすまぬ……すまぬ……
 

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