【R-18】やる夫はここじゃないどこかに飛ばされるようです～～能力、チート、助けがあるかもふくめて全ては運次第～～～　第９話

――やる夫はここじゃないどこかに飛ばされるようです～～能力、チート、助けがあるかもふくめて全ては運次第～～～
 

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　　　　|　　 |　―― 二==ニ三　　　　三三ニニ=　　 　 |｜
　　　　|　　 | ﾆ三三三二＝＝　 　 　 ﾆ三三三三.　 　 |｜　　だれか……たすけてください……
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　　さて、まったくもって予期せぬ姉に全部をもっていかれそうになったものの、かろうじて温情のロスタイムを与えられた
 

ヘタレトリアさん
 

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　　　 　 　 　 　 .,ﾍ. 　 　 !　　　　 　 　 /　　　 ／ 　 '´　｀丶､__　-‐　　　　`.,' 　 '.,　',　　　昼間の姉上の発言。あ、あれは
　 　 　 　 　 　 / /,'ヽ 　 !　　　　　　 /.! 　 　/　　　　 ヽ　　　　　　　　＿ ,ノ ヽ 　 '., !､
　　　 　 　 　 / .,'.,' 　 ＼!　 　 　 　 /:: !　　　!　　　　　 ,' ｀､__,,.. -‐､ ´　.,　　　 ﾍ 　　! ',　い、一週間だけまってあげますよって
　　　　　　　 i　 !_{ 　 　 i　　　　　 /;;;; l　　　　　　　 　 i　 !　　　 　 !　　 ',　　　　',　 .!　i
　　　　　　　 ﾍ-‐'ゝ‐--'l 　 　 　 /　　 !　　　　 　 　 　 !　ｌ　　　 　 .!　　 .!　　　　　　!　.!　そういうことですよねぇ！？
　　 　 ﾆ二三三三三三ﾍ　　　　　 .／,!　i,　　 　∪　　 　 !　　　　　l　 　 !　　 　 　 ,' 　.!
　 　 　 　 ─二三三三三｀_‐-‐_'_´ﾆ/ 　 !　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∪ /　　.!
　　　　　　　 　 ﾆ二二三三三三三/　　 i　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'　　 /
　　　　　　　　　　ﾆ二二三三三三{　　　 ',ヽ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -.∠ `_- '
　　 　 　 　 　 二二三三三三三三ゝ‐---ヽ `　 .　　　　　　　　　　　 　 , 'ｰ- 　. _ 　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀　 ｰ--------‐ ' ´　　　　　　)　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　-―　´_ . イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣
 

アルトリアはアホの子でヘタレであっても姉のあの言葉に気づけぬほど愚かでもない。ゆえに、さすがに気づく
 

気づいてしまう。自分に残された時間はあと僅かだと
 

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　　　　　　　　　　　／　　　`､
　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　 ,!
　　　　　　_,,,_　 l
　　　　 ／　 ,r`ヾ､_________
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　　　,!　　!　　　!　　　i　　　　　　 `ヽ、
　　　　　　　　　!　　　l,　　i,　 i,　 　 　i,,,,,,,_
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　　　　　　 ,r'　　　　　　　　　　 l　 ,i 　 l　i,
　　　　　　 !　　　　　　　　　　　l　 i　 ,/　<　　　い、いったいどうすれば
　　　　　　 ヽ　　 r‐-､　　 〝　l　 i　/　i'''''’
　　　 　 　 　 >､___￣　　　 __,,,.l　 i''´i ﾄ､!
　　　　　　　 i　l　 ￣__lﾆﾆ=,!　 !　l　 ヾヾ`
　　　　　　　 ｀ ヽ　,f´,r''´ /ﾄ､　l　l　　 ヾ!
　　　　　　　　　　 !:l,　`ヾ!　!l｀ヽ　`
　　　　　　 　 　 　l:::lヽ､_,,,ソl::::::ﾄ､
　　　　　　　　　　 !::!　 l　　 l::::::!　i
　　　　　　　　　　 l;;!　 ｀ー-l:::::;!_　`ヽ、
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　　　　　　いやほんと、ここのがしたら流石にフォローできんよ？
 

【1D10:5】
１：ここでヘタれるからダメなんだよ……
２：アインスちゃんに泣きつくアルトリアさん
３：ちょ、ちょっとだけ頑張るアルトリアさん
４：アルトリアさん攻めにいく
５：追い詰められすぎたアルトリアさんは獅子となる
６：ここでヘタれるからダメなんだよ……
７：アインスちゃんに泣きつくアルトリアさん
８：ちょ、ちょっとだけ頑張るアルトリアさん
９：アルトリアさん攻めにいく
１０：覚悟をきめてヤルオの部屋にいったらその部屋から甘い声が……
 

　（あぶね、５と１０最初逆にしてたけどかわいそすぎていれかえてよかった）
 

　そう、アルトリアは追い詰められすぎた。本当に追い詰められすぎた。思えば告白しようとしたところでドカンが生えたことにはじまり
 

　福本モブ大量発生だの、姉の乱入だの本当にどうしようもないほどトラブル続きで彼女の胃壁とメンタルはもうぼどぼどであった
 

　そこに１週間というタイムリミットである
 

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　　　　　　　　　　／　　　 ,' 　 　 　 　 ', 　/　　 |,'⌒ﾞ'､　　　　　　　 　 　 / ､｀ ! ヽ
　　　　　　　　　 ',　 　 　 ,'　　　 ∪ 　　! /　　　 ､ '⌒ヾ､　　 　 　 　 _,／ ､　`,-､　ﾍ
　　　 　 　 　 　 .,ﾍ. 　 　 !　　　　 　 　 /　　　 ／ 　 '´　｀丶､__　-‐　　　　`.,' 　 '.,　',
　 　 　 　 　 　 / /,'ヽ 　 !　　　　　　 /.! 　 　/　　　　 ヽ　　　　　　　　＿ ,ノ ヽ 　 '., !､
　　　 　 　 　 / .,'.,' 　 ＼!　 　 　 　 /:: !　　　!　　　　　 ,' ｀､__,,.. -‐､ ´　.,　　　 ﾍ 　　! ',
　　　　　　　 i　 !_{ 　 　 i　　　　　 /;;;; l　　　　　　　 　 i　 !　　　 　 !　　 ',　　　　',　 .!　i　　　ひどいひどすぎます！
　　　　　　　 ﾍ-‐'ゝ‐--'l 　 　 　 /　　 !　　　　 　 　 　 !　ｌ　　　 　 .!　　 .!　　　　　　!　.!
　　 　 ﾆ二三三三三三ﾍ　　　　　 .／,!　i,　　 　∪　　 　 !　　　　　l　 　 !　　 　 　 ,' 　.!　　　もう……もうこうなったら
　 　 　 　 ─二三三三三｀_‐-‐_'_´ﾆ/ 　 !　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∪ /　　.!
　　　　　　　 　 ﾆ二二三三三三三/　　 i　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'　　 /
　　　　　　　　　　ﾆ二二三三三三{　　　 ',ヽ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -.∠ `_- '
　　 　 　 　 　 二二三三三三三三ゝ‐---ヽ `　 .　　　　　　　　　　　 　 , 'ｰ- 　. _ 　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀　 ｰ--------‐ ' ´　　　　　　)　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　-―　´_ . イ
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　　あまりに不幸とストレスを与えられ続けたアルトリア……その夜彼女はとうとう
 

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　 r∞∽∵ゝ-乂ノつo。　　　　　　　　　:|　　 　 　 　 |　 | 　 | |￣|＿　-┬冖T丁|　 |i:i:|i:| | ｢Ｔ┬
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　 | |く>^ﾟ'∽g｡。　。｡g∽'ﾟ ||　 　 　 　 　 ||￣￣　　 :| |　 | 　 | 〔〔_〕　　 　 |　　i|:|:|:::::〔〔〕〕:::::::||::::::::::
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|し|　 ｒー───‐ ┬ｰ┐　:|ﾉ＿＿_　　 .||　 　 　 [|_|_|＿| 　 | 〔〔_〕　立　 |　　i|:|:|:::::〔〔〕〕:::::::::::::::::
＼|　 ||::::::::::::::::::::::::: |:::::::| 　 || Y_ﾟ_ﾟYーー|l　　 γ7^ハ:|　|￣ |_〔〔_〕￣￣|￣|　_ﾚ'⌒ 〔〔〕〕─-　＿
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┐|　 |||¨|了二二二|:::::::| 　 ||_リ__(_j_)_|　||　|￣ｒﾘ ┌ｰ|　| 　 | | /｀′_:_:_:_:: : : : : : : ::|i:i:i||: : ::ィ⌒7^
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丁|　 |||^|￣￣|＿｣⊥-┴┐||i-|:|┴|了ﾆ=-　＿＿　　-=ﾆ二j|_|i　 　 　 　 　 　 　 　 |i:i:i||二＾ゝ.ノゝ
丁丁丁￣￣_二ﾆ=-　　￣　　└　..|::|＿::::::￣:||:|￣　　　　 i|:| |　　　　　　　　　　 　 |i:i:i||　　 {
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┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜| 　 　 　 ||:| 　 　 　 　||:|　￣⌒└Ｌ￣｀`Ｔ┬-｜i:代　) γヽ
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――夜襲をしかけていた
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　l∧　 〈　〉_＿〈　〉　　| 〉　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 〉〉／　　　　_＿)､__｀`ヽ､ |: 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |/　　/(／　　⌒7　　　　＼| )k
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　/ﾆ(／　 　 ,′ ⅴ/　 ／ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 └|＼|＼_____　　/　　　 V(/_,､ｲ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈/}＼＿____⌒ﾆ=ｰ|　　　|/　＼　　ヽ乂
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {/〉|　|　　 l　/|　/|　　　|＼　　＼　|___　　　　やる夫、お願いがあります
　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈/} |　|　　 |/__l_＿|　 　 |／__ 　 |ﾍ ! ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 人} |　|　　 |　__＿__＼　 !r少’＼|　〉／⌒〉　　私をあなたのものにしてください
　　　　　　　　　　　　　　　__)⌒ 人|　|　　 |〈乂ツ⌒　＼ :/:/:} 　 )　　　/
　　　　　　　　　　　　 ア⌒　　　　 Ν|＼　　/:/:/:　 　 〉　　 八 (　／⌒ヽ　　　いえ、しなさい
　　　　　　　　　　 __)Y⌒　　　　　　　＼(＼乂__　　 ,.　､　／⌒＼＼----〉
　　　　　　　　　　⌒ソ__　　　　　　　_＿| 　 |⌒>､　　　／ﾆ( 　 　 ヽ ヽ 　 }＼　　私の全部を奪うよう命じます
　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏ(____　　　　　)ﾆ| 　 | ￣￣]¨｢￣)ニ(__　jﾉ＼}　} 　 　 V/
　　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏニ(_＿　　　ﾆ| 　 |ヽ　　 } {　　}ニﾆ( 八: : {　{ 　 | 　 V/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 )人ニニ(___)ﾆ| 　 |__}＼__} {　　乂(_ /: : : : }　} 　 !　　 V/
　　　　　　　　　　　 　　 /: : :⌒>ｰ=ニ_ﾉ　 ﾉヲ ____ﾉﾉ乂____ ⌒＼: : :{　{　　|　　 　V/
　　　　　　　　　　　　　 // : : : : : : : ／ ／⌒ ､ヽ⌒ヽ(:::.⌒”¨“"''　､:＼＼人　 ＼　V
　　　　　　　　　　　　　 /: : :|: /: : :／ ／､ヽ`　　　　　 `(　　　　　　 ＼:)　ヽ ＼　 ＼{
　　　　　　　　　　　　　｛ : : :|/: : ／ ／/::::(___　　　　　　 ヽ　　 　 　 　 ):.　 | 　 ＼　 }
　　　　　　　　　　 　 　 } : : :| : ／ ／./:::::::::.⌒　 　 　 　 　 ;.　　　　　 ⌒:.　|　　 　Υ
　　　　　　　　　　 　 　 }: : : : :(　 ({-〈::::::::::::::..　　　　　　　　}.　　　　　　_ﾉ　|＼＿_.ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 }: : : /} ＼ ＼ ＼:::::::::::::....__＿__　 　 ;:.　 __,.､ヽ`｢　}人
　　　　　　　　　　 　 　 }: : /八＼ )ノ　　|┌――――‐ ＼ﾉ:／ ￣　　 }}/
　　　　　　　　　　 　 　 }: : //∧　＼'(　 | |　　　　　　　　＼_／　　　_､ヽ/
　　　　　　　　　　 　 　 }: : ////＼__　＼人__　　　　　　 _,.､く-‐=≦⌒ /
　　　　　　　　　　　__＿}: 〈⌒7　 V⌒　 '⌒{≧=---=≦⌒////: : :|: : : :|　　　　＿___
　　　　　　　　　　 { : : :ﾉ: :ﾉ 〈　 　 V⌒　　 { 　 　 ／　／〈＼//: : :|: : : :|==‐‐--: : : :
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ニニニニ(___/ ／ニニ}　　　 　 ⌒￣ ＼　　 ∧ 　 {/￣￣⌒＞-- ﾏﾆ(_　 ／￣￣￣
ニニニニﾆ/イニニニ(　　　　　__,.､ヽ`｀ ＼　 ∧　 }　　　 ／　　　　|ニ(／
 

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　　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
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　／ u 　 （__人__）　　　＼　　ど、どうしてそうなるんですかお！？
　|　　　　　|i!i!i!i!|　　 u　　|
　＼　 u　　|;;;;;;;;;|　　　 ／　　い、意味がわか
　 ／ 　　　｀⌒´　　　　＼
　(<<<)　　　　　　　　（>>>）
　 |、　i、　　　　　　　,i　　/
　　ヽ＿/　　　　　　　ヽ__/
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　　　　　　　　　　　　　　 〃⌒＼斗=≦⌒⌒≧ｓ｡
　　　　　　　　　　　　　　 i|　 /￣⌒≧=-　　 、 ⌒｀ヽﾍ、
　　　　　　　　　　　　　　 i|,　{　　　　＼　＼　 ＼　　　V乂
　　　　　　　　　　　　　　 .′ .　　　　　　　　　　　ヽ　｀ヽvミ
　　　　　　　　　　　　　　.　　∧:i|　　i{＼　　 　 .Ⅵ 乂＿_}!/!　　わからないことないですよね？
　　　　　　　　　　　　　　| i .斗-i{ 　从⌒ 、　　　Ⅵ　 ヽ/}_〉}!
　　　　　　　　　　　　　　| i { i|　从　 i|＼__＼ト　:.Ⅵ ＼乂ソ　　　前に二人っきりでいたところに
　　　　　　　　　　　　　　| 从ｨfぅ拆＼{　茫ぅｯﾒ.}!:＼、ー一￣
　　　　　　　　　　　　 　 j从 .＼　 /l　　　　,,,,, / 　 :!| /〉|!::|　　　ドカンが乱入して懇切丁寧に説明してくれやがりましたから
　　　　　　　　　　　　　　　 }ヽ「'''' ヽl　　　 　 /ィ　　!{ｲ |:|__|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 Иi|ゝ　　､ _ｧ　　　ｲ|　　 {　i|_l
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |i: : : :ヽ　　　イ: :从　　i乂
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |ﾊ: : : |　爪ﾊ: : :　　ヽ　i{⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　 } : i |　　./j: :　／⌒＼V
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵiﾘ_／ﾊ 「､　　　 ／乂 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／j/: :／⌒ヽ＼_／　 ／ﾊ〉、
　　　　　　　　　　　　　　　　/. : /. ;く:::／}::::ﾊ 　 　 /　　　 ∨
　　　　　　　　　 　 　 　　　.′ /　 }／/:::L::::ﾉ　　ノ　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　 {_／　 /.::/_/⌒´　 ,　　　　　 　 :|
　　　　　　　　　 　 　 　 ＜⌒_／⌒¨´　　　　.j{　　　　/　　 |
　　　　　　　　　　　 ´　　　"´　　　　　　 　 　 i{　　　　}　　 :|
　　　　　　　　 ／　　 ／　　　　　　　　　　 　 八
　　　　　　　 /　　 .,　　　　　　　　　　　　　　　,ハ
　　　　　 　 .′　 /　　　　　　　　　　　　　　⌒＼}＼
　　　　　　_j{　　 .{　　　　　　　　 　 　　. : :＼ 　 〈
　　　 く 「 .八　　 :.　　　　　　　＼　　 . : : : : .＼: :.V　　　　 八
　　　　 ﾉ /　.ゝ　　ヽ　　　　 　 ⌒＼　⌒≧=- . ヽ }　　　 ./. : 〉
 

　　　　　　／￣￣￣＼
　　　γ⌒)　　　　　　(⌒ヽ　　それはその……
　　 ／ _ノ ノ 　　 ＼ 　＼ `､
　 （　 < （○）　 （○）　　 | 　）
　　＼　ヽ　（__人__） 　 ／ ／
 

　　　　　　　　　　　　　/　　.}　〔,.ヾ´　　　　　　 　 　　〕　　乂
　　　　　　　　　　　　　　　　}／　　 ｡　　　 　⌒＾~ﾞ' ､ 〕　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　 　 { 　 ./_/　　 ri　　　／〉ﾉ 〉ノ〉 ＼＿__／
　　　　　　　　　　　 　 { 　 <((_〉　＾Y＾　　⌒⌒⌒¨´　　丶　＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　　ﾄ　　　　　　　　　 〈
　　　　　　　　　　　　　　　|　|　 ﾄ　　丶　斗‐＼‐　　 ＼　 ＼ ＼　　　まぁあのドカンのおかげで手間が省けたので
　　　　　　　　　　　　　　　|　|　 |‐＼ 　 ＼jI抖笊ミ ＼　＼＿＼
　　　　　　　　　　　　　　　|　|　 |抖=ミ　　 ＼Vrツ＼　＼　＼_ﾉ　　　今は良しとします。そしてあの時からさらに姉上がここにきたせいで
　　　　　　　　　　　　　　　|　|　＼ Vrｧ ＼{＼{　　　|　⌒´ﾉ￣〉
　　　　　　　　　　　　　　　|　|　　 ＼　　 　 　 　 　 |　　|　〈 ﾉ　　　　一週間後にはまた事態が派手に動き出します
　　　　　　　　　　　　　　 人从　八⌒ 　　　　　 　 .|　　|彡'ﾞ／　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　j.ｲ|　丶　 ´　 ` 　 　 |　　| ／　　　　　　そうなるとその、いろいろと面倒なことが予想されます
.　　　　　　　　　　　　r‐‐く⌒ ／| 　 个　 　,,.｡r≦i:i|　　| 　 rv＾
　　　　　　　　　　　 __)　　 ／{i:i:i|　　 |i:i:ｉ:TY｢ﾆﾆ=-|　　| 　 〉
.　　　　　　　　　　 __)　　　|　乂i:|　　 |i:ｉ:ノ,][ニﾆﾆ-|　　|　ｒ
　　　　　　　　　 r┘ 　 　 .l　　 |:|　　 l‐ﾆﾆ][ニﾆﾆ-|　　|ノ
.　　　　　　　　r'′ 　 　 　 ＼　|:|　　 l‐ﾆﾆ][ニﾆﾆ‐|　　|
　　　　　　　　 〉　　　　　　　 丶/　　.′‐=冖=‐　 / 　 八
　　　　　　　　 7　　　 　 　 　 ./ 　 /　　　　　　　/ 　 /⌒ヽ..,,__
　　　　　　　　/⌒Y⌒ヽ ,､ヾ / 　 /　　／　　　　　 　.′:. :. :. :.
.　　　　　　　/ :. :. :. :. ／　 ./ 　 /　　　　　 　 　 {　　{:. :. :. :. :.
　　　　　 　. :. :. :. :.:., ′　　{　　′ /　　　　　 　 {　　{:. :. :. :. :.
　　　 　 __/:. : : : : /　＼　 .j／　　.′　　 　 　 　 ＼ 丶:. :. :. :.
　　　 　 {:. :. :. :. :. { 　‐ﾆ＼　　　　　　＿＿＿＿＿__＼　,:. :. :.
　　　 　 {:. :. :. :.:..八　 -=ニ＼＿__{／ニニニニﾆ=‐ 　 j/ 丶:. :
.　 　 　/{:. :. :. :. :. : 丶　 -=ニニ≠ニニニニニニニニﾆ=‐　＼
 

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |/／∨∨　　　　　 l　　　　l　 　 　 ＼ ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {／∨∨　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀　　　　　そうなると……私が入る隙間が
　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|　　　私とやる夫でつながりがもてなくなる
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＿)￣| |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ　　　　そうなる可能性は極めて高くて……それだけは
　　　　　　　　　　　　 ＿ノ ＿　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　| 　　　￣¨て
.　　　　　　　 　 　 　 ,＞／ 　 ＼ |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i 　 　 　 　 三ｚ_　嫌なんです
　　　　　　　 　 　 ／ //　　　　　〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i　　　　 　 　 く,
.　　　　　　 　 　 /　/|／¨¨¨＼ /　｝|　 ＼|＿,,.ﾆ=-イ::::／ｉ|ｉ　　 ｉ|i 　　　　　　　 ＞
　　　　　　　 　 /　/ :|／￣＼ ｀_／│ 　 |┐|ﾆ二二|:: | |/ ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　　⌒ア
.　　　　　 　 　 　 　 /　 　 　 |／'､ ,ﾉ 　 /-|│ニニﾆ｀'|/ 　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　 ⌒ア
.　　　　　　 　 |　│/　　　 　 |　　_＞- ニノ厶ﾆﾆニ二｛　　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i 　 ⌒ア
.　　　　 　 　 │　|/　　　　　_L　 -‐‐…''＾''ｰ-ミ,ﾆニ二＼_　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i--‐｀
　　　　　　　　 　 / 　 　 　 ｀　　　　　　　　 　 　 ｀`～､、'､´＾＾ ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ:.‘，
.　　　　　 　 　 ∨　 ／　 　 　 　 　 　 }／　　　　　　　　＼'､ :.:.: ｉ|ｉ　　 ｉ|i:.:‘，
　　　　 　 　 　 /_　 　 　 　 　 　 　 　 ′　　 　 　 　 　 　 ｀ ＼:.:.:ｉ|ｉ　　 ｉ|i:. ‘，
.　　　　 　 　 _／ {　／＾ｱ　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　Ｖ/＼:ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ:.:.‘，
.　　　　　　 / {＿_〉⌒V　　　　　　 .′　　　　　　　　　　 　 　 ,￣~^'ｉ|ｉ　　 ｉ|i:.:.:‘，
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.　　　　 　 /　 　 　 //ニ=‐--　　 {/^''‐-　..,,__　　 　 　 　_彡'｝　　 　 ｉ|i.　　ｉ| .:.:. ‘，
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　 　 　 |/ :::::::::: ｀`～､、　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　´¨´ .: ＼/::::::::::::::::::::::::‘，:.:.:
　 　 　 | :::::::::::::::::::::::::::::｀`'～..,,,_　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ;.:.:.:.:.:.:.l:::::::::::::::::::::::::::: ‘，:.
　 　 　 | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ニニニ～..,,_　　 　 　 　 |　　 　 |＼ .:._l:::::::::::::::::::::::::::::::: ‘，
　　　　 l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'二二二ニﾆﾆ～､、　　 |　　 　 |-‐=ﾆニ＼:::::::::::::::::::::::::: ‘
.　　　　 l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'二二二二二二ﾆﾆ-.._|　　　_ﾉ二二二//｀丶、:::::::::::::::::::
.　　　 　 l :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝二二二二二二二二ﾆ=ﾆ二二ニﾆ// 　 　 ＼:::::::::::::::
 

　アルトリアの悲壮感にみちた言葉、それをうけてなおヤルオはためらいの言葉をあげようとする
 

　だが、その言葉は……
 

　　　　 　 ＿＿＿_
　　　　 ／　　 　 　＼　　　だ、だけどアルトリアさん
　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　 ／　　 _ノ ::::::: ゝ､　　＼　そ、そのやる夫は……
.　|　　　（○） 　（○） 　u |
　 ＼　　　（__人__） 　　,／
　 ／　　　　｀⌒´　　　　＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　__
　　　　　　　　　　　　／￣_7＞　￣￣｀`　　.,
　　　　　　　　　　　 /⌒＞'ﾟ　　　-=ﾆ￣⌒＞''二二二ミ:..､
　　　　　　　　　　 ノアﾟ　　　　＿ｒ─‐＜￣￣￣｀ヽ､　　＼＼
　　　　　　　　　　廴′／ _┌┘　｀丶､　＼　　　＜⌒　　 }　｝
　　　　　　　　　　 {/ /　　{　､　　　　　 ＼　＼＼　‘，　　/ ノ
　　　　　　　　　　 { / 　 　 　 ＼　　　　　 ＼　　 ＼ ',　／´
　　　　　　　　　　 {'　{　　　＼　 ＼　　＼-──＼　＼
　　　　　　　　　　 {　::　　　 |__メ､ノ＼　　ヽｨｆ芫ﾃミｈ、＼　　　ヤルオ、あなたが優しいのも誠実なのも知ってます
　　　　　　　 　 　 ﾚ|八　 ∨xf竿汞ﾐ　｀^⌒└┴　}/　丁′
　　　　　　　　　　　{　:::.、　ゝ ＞┘　　　 、 : : :　 ,′　j-ミ　　　ですが、今はそこで優しく誠実にされるほうが
　　　　　　　　　　 从　.:.:＼　 > : : :　　　　　　　 /　　 :|　 丶
　　　　　　　　　 ／ ∧　　　｀<⌒　　 　 ｒ┐ 　 /　　　 |　　｜　　私には……つらいです
　　　　　　　　 √ ＼ ∧　　＼〕iト　　　 ゝ′／{　　　 /　　 ′
　　　　　　　　 {　　　＼ﾍ　　　 ＼＼＞─ イ　 |∨　 /　/ /
　　　　　　　　∧　 　 　｀{　　　　　＼＼__ノ 　 / ∨ /　,ﾞ
　　　　　　　 / ∧　　　γ＼　　　　　}⌒[]⌒'〈　 〈八　{　′
　　　　　　　　/ ∧　　 .′　 ＼　　　.}／ |＼　ﾟ｡　 ｀ヾ |/
　　　　　　　　 / /＼/ {　　　　 ＼　 .{｜ |　| ＼)　　　‘，
　　　　　　　　　 :::::::::Vﾊ　　　 　　 ＼| |　|　|　　 　　 　 }
　　　　　　　　　 {::::::: ∧ﾍ　　　　　　|　|　|　|
　　　　　　　　　 j:::::::::::::., ゝ　　　　　￣　 ￣　　　　 　 /
　　　　　　　　　 {::::::::::::::′　＼　　　. . : : : .､＿　　　イ
　　　　　　　　　｜:::::::::::::::∨　 ≧=‐‐=≦￣:.: .: 　/::}
　　　　　　　　　∧::::::::::::::::〈　　　　　　　'//: : : 　/::::
. 　 　　　　　　　 ∧:::::::::::::::::.,　　　　 　 　'/ : : 　,:::::;
-─………─-　_ハ、:::::::::::::′　　　　　 〈: : : 　〉::,′　＿＿　　　--──……
　　　　　─ﾆﾆﾆ二 { ﾍ::::::::::::::::,　　 　 　　 V: 　/::√￣___
　　　　　--二三三∧∧:::::::: :: ′　　　　　 '/ /::::√三二─ ─ ‐ ‐
　　　‐ ‐ ‐ ─ﾆ二三j〈∧、:::::::::l　　　　　　 ∨__,ｲ三二── ─ - - - - -
　　　　- - - ─ ─二ゝ∧}::::::::::|　　　　　　　寸三二二── ─ ─ - -
　　　　　　　‐ ‐ ‐ ──=乂:::::::::{　 ／￣￣＼ 〉三三二二──
　　　　　‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ──二二三三}　　＿＿　{三三二二── ‐ ‐　‐
　　　　　_ _ _　　‐ ‐ ‐─二二三三ア´　　　 ｀'(三二二── ‐ ‐ ‐　　‐
　　　　　　 二二二三三三王王ア　　　　　　　三三二二──── ｰ ｰ ‐　‐
　‐ ‐ ‐　二二二三三三王王ア /　/　　 /〉　{三三二二二──
　　　　　　　──二二三三∨ /　/ 　 ／〈_／三三三二二二──── ‐ ‐ ‐
　　 　 　　　　‐‐‐ニニ二三/ /　/　／二二二二二──────
　　　　　 　 　 　────〈/|__/　/──‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
　　　　　　　　　　　　　　‐ ‐ ‐ 〈／ - -
 

.　　　　　 　 　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　 　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
.　　 　 　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
　　　 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
.　 　 　 |/／∨∨　　　　　 l　　　　l　 　 　 ＼ ＼
.　 　 　 {／∨∨　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀　　　　無論、打算はあります。王家のニンゲンとして
.　　　　 {　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,
　　　　　'､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|　ですがそれ以上に、私はヤルオと離れたくない
　 　 　 　 ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|
.　　　　　　　 | |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ　　姉上に全部奪われて、あなたとわかれることとなるなら
.　　　　　　　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　|
.　　 　 　 　 　 |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i　　　　　あなたの女にしてほしい……そう思うほど、あなたに
.　　　　　　 　 〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i
.　　　　　　　 　 ｝|　 ＼|　 ,,.ﾆ=-イ　　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　恋い焦がれているのです
　　　　　　 ＿＿│ 　 |　 　 　 　 ヽ、　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　　 　 ,ｲ 　 　 ,ﾉ 　 /　 　 　 　 　 ｀ヾ　ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　 　 / l 　 　 ｰ=彡`'く '丶、　　　　　 V.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　　　7　l　　　 ヽ 　 j 　 `守 `> 、 　 　 ﾔ.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　 　 i　 l　　　　 } j/ / 　 　 ` ＜个ｘ、　 lミ ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ
　　　j 　 　 　 　 l彡,　 　 －　 -　｀ﾞ＜＞'' ﾐ jｉ|ｉ　　 ｉ|i 、
　　　l 　 　 `　　 ! /　´　　　　　 　 ｀ 　｀ﾞー '..ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i　｀＜
　　　ﾔ　　　／　j' /　　　　　　　　　　　 ｀ 　 ´　ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ　　 ｀ヽ
　　　 }　　, "　 ' {'　　　　　　　　　　　　 　 　 -　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　V
　　　 l ／　　/　1　 　 　 　 ﾊ　　　　　　　　≧=-::ｉ|i　　 ｉ|i　　　　 、
　　　 {　　　/　;八　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ|i.　　ｉ|　　　　ﾉ
　　　 l　　 　 ノ　 ﾍ、::::::.....　　　　　 ....:::::,:'::::::､:::::::　 ｉ|ｉ　　|　　 :::/
　　　 ;　　　　　　　l ＼::::::::::::::::::::::::::::::::イ=ニ=::＞::::::::ｉ|ｉ　│::::::::ｲ
　 　 /　　　　　　　}　　 ＞　―　＜彡三三三二ニ=:: ｉ|　/ r ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/
 

　　　　　　＿＿＿_
..　　　　／　　　u　＼
　　　／　　／　 　 ＼＼
..　／ 　し （○） 　（○） ＼　アルトリアさ……
　 |　∪　 　 （__人__）　 J |
..　＼　　u　　 ｀⌒´　 　／
 

　　　　 /　　　/　/　　　/　|　　　 ヽ　　　　　　 　 ＼　＼　 |　}
　　　 /|　　　/　/　 　 / 　.|　　　　 ',　　　　　　　　　＼　＼!ヽ!
　　　 { !　　./　/ 　 　 | 　 ﾊ 　 　 　.}＼　　　＼　　　　.∨ / /}
　　　 v{　　 }　|　　　　|ヽ/　＼　　 .∧　＼}、_　＼　　　 ∨ //　　　……だめです、呼び捨てにしてください
　　 　 ヾ、　|　|　　　　|　} ノ　 ＼ 　 ∧￣　ー＼　＼　　 ∨/
　　　　　　　|　|　　　　|.／ ____.　 ＼　 {　　ｨ示Zﾞア「 ｀ヽ、　、　　　王家の末娘、姫ではなく今宵からあなたの女になるのですから
　　　　　　　|　　 　 　 |{ﾞ¨ﾏ示ﾐ　 　 ⌒丶　ヾ ﾉ　 .|!　　}/＼ ＼
　　　　　　　|.　|　　　∧ 　 ヾ ﾉ　　　　　　/:/:/:/　|　　 |、　.＼{　　
　　　　　　　|ﾊ ＼　　 ∧/:/:/:/　 ,　　　　 　 　 　 |　　 | |
　　　　　　　|　| .八 、　∧　　　　　　　　 　 　 　 /}　　 | |
　　　　　 　 　 |/　　 }＼　＼　　　　　__ 　 　 　 ｲ/!　　 ＼
　　　　　　　　　　　 ∧| ＼　＼　　 「:::::ヽ　 ／　//.＼　　{≧s。
　　　　　　 　 　 　 /{　|　　{＼「＞、｀　 ´イ __／、///＼　＼__/｀ー-=＜
　　　　　 　 　 　 ./　ヽ|　 ∧ 　 ///⌒´/「/////＼////＼ 「⌒　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 ,′　 .∨ヽ ∨/////／/ ＼///// ＼//// {　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　　ﾉ　　　　 　 >{//。＜//////}///////}、///{!　　　　　　　 　 ,
　　　　　　 　 /_　　-―― ===ミ/////// ノ{////////ヽ///}! 　 ／　　 　 　 }
　　　　　＞　ﾞ´　　　　　　　　　　ヽ＿__／_ノ}///////// ＼　}　/
　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ﾞ´　　￣￣￣￣￣＼/∨　　　　　　　 ′
　　／　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 ﾞヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , 　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　ヽ}　　　　　/
/　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨　　　 ,
{　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨　　/
 

　　アルトリアはあまりにも追い詰められすぎた。だからこそ、なりふりかまわずその肢体をヤルオにさらけだし
 

　蠱惑的なまでに魅力をふりまいてヤルオを誘う。雄を誘う飢えた獅子のようでいて、それでいて怯える手弱女のような
 

その姿をまえにして
 

.　　　　　 　 　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　 　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
.　　 　 　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
　　　 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
.　 　 　 |/／∨∨　　　　　 l　　　　l　 　 　 ＼ ＼
.　 　 　 {／∨∨　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀
.　　　　 {　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,
　　　　　'､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|
　 　 　 　 ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|　　　だから……その……好きにして、ください
.　　　　　　　 | |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ
.　　　　　　　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　|　　　　　　　思う存分貪って……あなたの女にしてください
.　　 　 　 　 　 |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i
.　　　　　　 　 〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i　　　　　　お願いです……お願いですから、貴方のぬくもりを
.　　　　　　　 　 ｝|　 ＼|　 ,,.ﾆ=-イ　　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　　　　　 ＿＿│ 　 |　 　 　 　 ヽ、　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　　私に感じさせてください
　　　 　 ,ｲ 　 　 ,ﾉ 　 /　 　 　 　 　 ｀ヾ　ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　 　 / l 　 　 ｰ=彡`'く '丶、　　　　　 V.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　　　7　l　　　 ヽ 　 j 　 `守 `> 、 　 　 ﾔ.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　 　 i　 l　　　　 } j/ / 　 　 ` ＜个ｘ、　 lミ ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ
　　　j 　 　 　 　 l彡,　 　 －　 -　｀ﾞ＜＞'' ﾐ jｉ|ｉ　　 ｉ|i 、
　　　l 　 　 `　　 ! /　´　　　　　 　 ｀ 　｀ﾞー '..ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i　｀＜
　　　ﾔ　　　／　j' /　　　　　　　　　　　 ｀ 　 ´　ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ　　 ｀ヽ
　　　 }　　, "　 ' {'　　　　　　　　　　　　 　 　 -　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　V
　　　 l ／　　/　1　 　 　 　 ﾊ　　　　　　　　≧=-::ｉ|i　　 ｉ|i　　　　 、
　　　 {　　　/　;八　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ|i.　　ｉ|　　　　ﾉ
　　　 l　　 　 ノ　 ﾍ、::::::.....　　　　　 ....:::::,:'::::::､:::::::　 ｉ|ｉ　　|　　 :::/
　　　 ;　　　　　　　l ＼::::::::::::::::::::::::::::::::イ=ニ=::＞::::::::ｉ|ｉ　│::::::::ｲ
　 　 /　　　　　　　}　　 ＞　―　＜彡三三三二ニ=:: ｉ|　/ r ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 く＞..00　 __ｎ＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 n ﾊ　　 　 ７/ﾆ ´　　.....＿_
　　　　　 ＿＿＿_　　　　　　.（八U八）　　└'つ ）　　 　 つ)
　　　　／　　 　 　＼　　　　　　　　　　　　　 ￣　　.
　　 ／　　 　 　　　　＼
　／　　　 　 　 　 　 　 ＼
　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　 ＼　　　　 ｀ ⌒´　 　／
 

――いくら善良とはいえ若い雄であるヤルオがこうなるのはある意味しょうがないことであろう
 

　あ、アルトリア！
 

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
-=ﾆﾆ二二=-＞x 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
-=ニニニニﾆﾆ=-＼|/／∨∨　　 　 　 l　　 　 l　 　 　 ＼ ＼
-=ニニニニニ二=-{／∨∨'　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀　　　あっ……も、もっと優しく
-=ニニニニニニﾆ={'　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,
-=ニニﾆﾆ二二二=-'､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|　あと顔を……ヤルオの顔をみえる位置で……
-=ニﾆﾆ二二二二=-ｭ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|
-=ニニニﾆﾆ二二二=- ) | |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ
'＜ニﾆﾆ二二二二=-ｱ　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　|
　　 ｀''＜ニニニニ=-{⊃　 |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i
　}{　　　　 ｀''＜ニ=-ノ.　　〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i
　U　　　　　　　 ￣￣｀''＜　｝|　 ＼|　 ,,.ﾆ=-イヽ、 ｉ|ｉ　　 ｉ|i
＼　　　　　　　　　　　　　　ヽ_＞'''"~´￣￣｀"'＜/....ｉ|ｉ　　 ｉ|i
ﾆﾆ＞｡ 　　　　　　ヽ　　　　´ 　　　　　　　　,､､､　ヽ　ｉ|ｉ　　 ｉ|i.―＜
ニニﾆﾆ＞。_　　　　.ﾍ　　　 u　　　　　__,zzzz::ｭ::）　∨ｉ|ｉ　　 ｉ|i.　　 ｀'＜　　　　ｏ
ニニニニニニ心　 : : ﾍ 　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆア＿....　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i.　　　　 ヽ、_,､__
-＼ニニニニニニヽ : : ﾍ　　　_／-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}..　　　ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ　　　　ｉ::::::::ﾂ⌒)!
ﾆ=-＼ニニニニニﾆ.ヽ: : : :,,ィ-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞､_ノ:. 　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　 ゝ:::::::!　 ｡
ニﾆ=-.＼ニニニニニ＞''´-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｱ　):....　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i:.　　　 ｀´ |
ニニニ=->――'''´-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈￣u.　.ｲ: :八　　ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ.　　　　 八
ニﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=->''´: : : :｀''―――く: : : : : :ゝ　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　,ｲ；
ﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-.／　　　　　　　　　　　　　　　: : : :` ｉ|i　　 ｉ|i ..ィ；
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-／ﾆﾍ　　　}{　　　　　　　　　 　 ヽ : : : : ｉ|i.　　ｉ|　　 　 ｡
＼-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-／ニニ从　　 {j　　　　　　　 　 　 　 　 /-= ｉ|ｉ　　|∨
ニ≧=========≦ニニニﾆﾆﾊ　　　　　　　　　　 　 　 ﾟ｡　 {-=ﾆ ｉ|ｉ　│-}　 　 o
-=ニニニニニニニニニニニﾆi}　　　　　　　　　　　　　　　 l-=ﾆﾆｉ|　/ =-}
-=ﾆニニニニニニニニニニﾆ./　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /-=ﾆニ|/ﾆ=-/
∨-=ﾆニニニニニニニニニｱ′　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /-=ﾆニﾆﾆ=-/
│-=ﾆニニニニニニニニｱ′　　　　　　 　 　 　 　 l}.　　/-=ﾆニニ=-/
│-=ﾆニニニニニニニア′　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /-=ﾆニﾆ=-ｱ
│→=ﾆニニニニニア′　　　　　　　　　　　　　　　 　 /-=ﾆニ=-ア
/-=ﾆニニニニニ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /-=ﾆニ=-/∨；
-=ﾆニニニニ=ｱ′　　 　 　 　 ＼ 　　　　　　　　　 ,ィ-=ニﾆ=-/　 ∨；
ニニニニ=- ｱ　　　　　　 　 　u 　`､　 し　　　 　 /-=ﾆ二二=-{
ニニニニ=／　　　　　 　 　 　 　 　 `､　 　 　 　 /-=ﾆﾆﾆﾆﾆ=-}　　　∨；
ニニニ.／　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ﾏ-=ﾆニニﾆ=-}　　　 　､
ニニ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　 〈ﾆﾊ-=ﾆﾆﾆﾆ=-〉.　　　　＼
ﾆ／ 　　　u　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |ﾆﾆ}ﾆ}ニ}ｱ
ｲ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:.　　　　 ｃｲニ/ﾆア´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ:i:i:iゝ彳イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ） 　ｃ-.　,イ:i:i:i:i:i:i:/ ＼　　　-=ﾆつ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／.: : : :/:i:i:i:i:i:i:i:i/（⌒ヽ）:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 (／: :u.: : /:i:i) U (:i:/ヽ): : ﾟ : : :o
 

　まぁもともとお互いを好ましく思っていないはずもなかったのだし、ヤルオはストイックな生活をずっとしていたのだから
 

　一度たかが外れてしまえばあとはもう、若さと情熱にまかせてなんとやら……二人のアツイ夜は多いに盛り上がる
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ ／
　　　　 |　　'　 　 ’　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／　　　　　　　　　　　＿＿ 　　　／／
　 ＼､_ﾉし/／　　　　　　　　　　　　　　　　　／／.　　　　 　 　 　 ＞''ニニニﾆ｀''＜　　　
　　 _）r'⌒' 　 　 　 ,ｨ==ミ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ニニニニニニﾆ二ヽ　＿__
.　　 　 汽. 　 　 ,ｲ/::::::::::::}.；　　　　斗f七ニニニ≧s｡　＿＿／ニニニニﾆﾆ二二二二ﾍ⌒ヽ.Y..　　　　　|
　　　　{::::::ヽ ／::/:::::::::::::/　。s≦ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ二}　　}/.　　　＼､ﾉし ／　’
　　　　∨::::::ﾍ:::/::::::::::／／ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ二＼ニニニニニ二二二/￣ヽ''＜ 　 　 ⌒）(＿＿＿
　　， ／',::::::::::＼::::／／ニニニニニニニニニニニニニニニﾆ二二＼ニニﾆ二二二／´　　 V　 ヽ　　／^￣￣
　，／:::::::}::::::::: }:::::≧s｡､､,,_ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ二＼ニﾆﾆ二:／　／.　　 V　　∨
.　/::::::::::::{:::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^''::::'～ ､､､,,,,ニニニﾆニ二二二二Vﾆﾆﾆ/　{／乂 /　　',　 　 V
.；{::::::::::::::乂::::ノ:::斗＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'＜ニニ二二二二lﾆﾆｧ' :/:/: 芯V{.　　 }　　　} 〉
.　',:::::::::::／ニニニニニニﾆ=-､、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Yニ二二二二}イ　　 u ,ィ´　人 /V　　　从
　　ゝイニニニニニニ二二二二)ｈ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ニニ二二二ﾍ ＞､､/ 　 ,ィＹ　　　　　,ｲ 〉
　 ／ニニニニニニニﾆニ二二二二≧s｡､､:::::::::::::::::::;;;;;;:::::/⌒ヽニニニ二二ﾍ　,ｲ. ／=彳　 -=彡'ﾞ　　　　o
,ｲニニニニニニニニニニﾆﾆ二二二二／:::::￣￣￣:::::::::/　　_　ヽニﾆ二二二V ／''´￣｀ヽ＜　　　｡
ニニニニニニニニニニニニﾆ二二二/:::::::::::::::::::::::::::::::::/　Y::;;:::ヽヽﾆﾆ二二二く二)　　　　} ；
ニニ二二∥ニニニニニニニ二二二/:::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 ゝ`´:ノ　ヽニニﾆﾆ二ヽ┴､　　人　　 ／／
ニ二二二}{ニニニニニニニニニニﾆﾍ::::::::::::::::::::::::::::::/. )h､ 　 　 u. 　 ヽニニニニ`<フ／　　 ／／
ニニﾆ二:八ニニニニニﾆニ二二二二ﾍ::::::::::::::::::::::: / 　u 　≧=---=彡 ヽ二二二二ﾑ　　　　／
ニニﾆ二i{:i:i:ヽニニニニニニニニﾆﾆ二ﾍ:::::::::::::::::: /　　　　　 　 　 ／　　　Vニニニニl
ニニﾆ二,'＼:i:iヽニニニニニニニニ二二ﾍ::::::::::::: /　　　／ ￣￣ /　u 　 　∧ﾆﾆ二二}
ニﾆﾆ二:{　　＼:i)i､ニニニニﾆﾆ二二二二ﾍ:::::::: /ι　 /　　　　　{　　　　／.イ＼ニﾆﾆ}
二二二人 u　{ ゝ'ヘニニニニニﾆﾆ二二二ﾍ::::/　　 ,ｲ　　　　　　≧==≦　　　　｀¨¨¨´
ニニﾆﾆ二＼ﾉ　{　　ヽニニニニニニニﾆﾆ二V. 　 ,ｲ　　　　　｡ﾟ
ニニﾆﾆ二}　 ヽ ',　　ﾟ｡＼ニニニニﾆﾆ二二二ﾍ／　／／　　　　　　／／
ニニニニ/　　　ヽ　　　　 ＼ニニﾆﾆ二二二二ﾊ／ ／　　　　　　／／
 

　　ちなアルトリアさんの計画では他の女性については？
【1D10:6】
１：ヤルオはわたしのもの、わたしはヤルオのもの
２：アインスはまぁ側女としてならありですね
３：ヤルオを独り占めしたいよそりゃ
４：ヤルオがほしいっていうならまぁうん
５：姉妹丼って素敵やん？
６：ヤルオはわたしのもの、わたしはヤルオのもの
７：アインスはまぁ側女としてならありですね
８：ヤルオを独り占めしたいよそりゃ
９：ヤルオがほしいっていうならまぁうん
１０：こいつ完全に開き直りやがった
 

　そして熱い夜のなかで、アルトリアは己を捧げるといったからか、とにかく献身的だった。それは
 

　彼女がそれだけヤルオに恋い焦がれていたのや彼女の性癖にも理由があるだろうがそれ以上に……
 

――追い詰められすぎて目覚めた、独占欲があった
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　 .＞　´　　　｀　　＜
　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　　　　　＞ / ﾑ ､
　　　　　　　　 ／ /,　-ー＝ニ二 ´_　イ　＼ﾑ ト､
　　　-- ､ 　 /<´　　　　　　　　　　　　｀　ーー ／ヾ
／　　　, ー＜ ＼　　　　　　　　　　　　　　ヽイ　}ﾉ}
.{　　　　 ﾏ　　　　　　　 ヽ　＼　　　　　　　 ヽ_＼ jｲ}
',　　　 / ﾏ　　　　＼　　　＼ .＼　　､　　　　 ＼｀ヾﾉ
.ﾍ＼　　i　 ﾏ　　　　　＼　　　＼ ＼ｰ ､__ー--　_ヽﾉ }　　ん……綺麗にしますね……ま、まだ満足できてないみたいですし
　 ﾏ｀ｰ j　　 ﾏ　　　　　 ﾑ／- _ .ノ心ﾘ ', ｀ ﾍ＼ヾ＼ﾉ
　　　　.,'　　　 ＼ 　　　＼　　　/　　　´　',　i.ﾍ　＼}　　（ヤルオを満足させないと……私以外の女に目がむかないように
　　　 ./{　　　',　 ＼＼　 ﾍ丶　　　:/:/::/jﾉ.j　.ﾍｲノ
　　　　 .', ﾏ　 .',　ー≦心ー　　　　:/:/:/j./　　　＼　　　姉上にも、アインスにも……渡したくない）
　　　　　',　ﾏ　 ＼ . ',　´　 j　　　　　　　/ｲ',　　 ＼ヽ､
　　　　　 ＼　ﾏ　 {＼',.ヽ 　丶　　_　 イ　　/',　　　',ヽj､＿
　　　　　 　｀＼{＼ﾑ　　　＼ 　　｀　　　　 /　;　　　 ',j.i　 　 　 ｀ =:､._
　　　　　 　 　 　 ／｀　',　　j 　ー-　 　 _,ｲヽ j　　　　ii::..　　　 '´　　｀` ｰ-､
　　　　　　　　　/　　　 :j 　.ﾉ　,.,:--､　　　　　 {　　　 ﾄ{:..,.'.:　　　　　　　　　 ｀ ヽ､
　 　 　 　 　 /　　　　/／ー/´;'　　:.ヽ　　＿ ﾏ　　　i ＼/.:
　　　　 　 　 !　　　イ /{　　|　　　　:;;:.,l: 　　 　 ＼　.{￣´　　　　　　　u
　　　　　　　 l:　／　ﾞ　ﾉ 　　l　　　　::..ﾊ:.　　　　　ヽ ',
　　　　　　　 _ヽ　　__ﾞ:､　　　ゝ､..,,...:'".:;;!:.　　　　　　ヽ}　､::..
　　　　　　／　ﾉ'"´　　｀`ヽ　 ﾞi　　　.::;;:!:　-　　　　　ﾉ　ヽ..__::...
　　　　　　ゝ'´　　　　　　　　　 ﾞ!　.::::／　　　　　　　　　　　. :　￣ ｀iｰ- ､_::..
　 　 　 ,'　　　　　　　　　　　　ﾞ:..:,:'　　　　　　　　　　　　 ,: :-‐- ､..:　 __....≧=-'´
　　　　 !　　　　　　　　　　　　 ,.'　　　　　　　　　　,.:- '"´　　　　　｀"
:;`ヽ､　　ﾞ、J　　　　　　　 　 　 ;'　　　　　　　　 （￣　　_,,...ィ"
　　.;`ヽゝヽ、　　 　 　 　 　 　 :.　　　　　　　　　　""　,. '´　　　　　　J
　　　　.;;:`:ｰ-ﾞ=-..、 　　　　　　ﾞ､　　　 　 　 　 u　 ／　　　　　　　　　　　　　 ,.:-‐'"
　　　　　　　　　　.:;｀:`:ー:-:-'".:;;..｀::....._　　　　 ..／　,.:-‐"´　　　　　　_..:-‐'"´
 

　好きな相手を独占したい、好きな相手に独占してもらいたい。それは人としてある意味当然のこと
 

　追い詰められすぎたアルトリアがヤルオに夜襲をしかけた最大の原動力もまた、そこにある。
 

　このままではヤルオをとられてしまう、それを許せなかったからこそ彼女は夜襲をかけて自分を奪い取らさせたのだ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,斗-====-＜.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠　　　　　　　,　｀ヽ　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　｡　　,､ｧ‐＜　＞''´￣　　　　∨〃´　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿　 _ ﾉ　::::∠＿/　　　　　　　　Ｖ　　　　 }l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i(⌒Ｙ‐'　u　:::::}}i,ｲ｀＞''´　　./ 　　ｌ　　　　ノ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　U 　 } 　　　 :::::lj　/´ ィ/　　/　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾄ､　 　u:::::　 |／　|　 /| )　ﾊ　,'　　もっと……もっとください！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',＞｡､　　／　 ,ｲｌ/　ゝ!ﾍノ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | |　　　　　 　 ｡ﾟ　　 }　　＞''´ ＿ｲ. |　 |,'）ｌ(//　　　ヤルオのあついのをもっと！
　　　　　　　　o　　　ﾟ. 　 　 　 　 l| |l.　　 　 　 　 , -　/ ／　　／´　｀ﾏ__/_-'／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｎ　　 l| |l.　　　　 　 /　　/ / 　.／　u.　　 ﾔ-'-'　　　　　　　私のおなかをヤルオでみたしてください！
.　　　 　 　 　 　 ／／　 　 }(_　　l| |l.　　　　　 ,　 ｧ'　/ .　/　,　　　　　l
　　　　　　　　／／　 　 　 ｀<'ヽ斗――＜＿.ﾑｲ　　从.　{ |.　　　　　 从
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: : :ﾉ　　　　　 _,,　　　　　　　|　　 　 　 ﾑ
　 　 　 　 　 │　　　　　 　 ,' ｀¨´ι＞　''"´　 　 　 　 /´: :| 　 　 　 /
　 　 　 　 　 ｉ|!.　　 　 　 　 { 　<ヾ´:Y　　　　　　　 　 /: : : :|　　u. 　,′
　 　 　 　 　 !i|!l.　　　 　 _叭 u. {: : :ﾉ　 　 　 　 　 　 ﾑ.: :. :.|　　　　,'
　 　 　 　 　 !i|!l　 　 　 i(⌒h､　{｀)(　 　 　 　 !{　　 八　.: : |　　 　 ｌ
　 　 　 　 　 !i|!l.　　　　 ﾟo　　个', し 　　　　　{j.　,ｲ　　　　ｌ　　 　 ｌ
　 　 　 　 　 │　　　　 　 　 　 ノh､　 　 　 　 , イ　　　　　| 　　　 ｌ
　　　　　　　　 　 ＼＼ 　 　 (_／⌒＞ ― ＜.　　　　　　 /! 　　　ｌ.
　　　　　　　　　　　 ＼＼ 　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 ｲ |　　　 .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ｡　　/　　　　　　　　　/. 　 | 　　　{Ｖ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　 u. 　 　 　 ,′ 　 |　　　 ! ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ　　　 　 　 　 　 {　　　 | 　 　 　 ﾔ　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　 ∨　　 ｌ　u.　 　 | ；.　　ｉ|!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　　　　　ﾟ｡　　　　 ＼.　 ',　 　　　|.　 　 !i|!l
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　 　 　 　 　 　 　 　 ` く',　　 　 |；　　 !i|!l
　　　　　　 　 　 　 i|　|i　 　 　 　 　 ',　　　　　　　　　　　　　 ', 　　　|.　 　 !i|!l
　　　　　　 　 　 　 i|　|i.　　　　 　 　 }　　　　　 　 　 　 (　 　 `',　　　| ；　　│
　　　　　　 　 　 　 i|　|i　　　　　　　八　　_／ 　　　⌒ヽヽ 　　 ',　　│
　　　　　　 　 　 　 i|　|i　　　　　 　 ＞''"´　　　　　　　　し 　　　l
　　　　　　 　 　 　 i|　|i　　 ＞ ''´　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ',；
　　　　　　　　　　　　＞''´　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　＝-､
　　　　 　 　 　 ＞''´　　　　　　　　　　u.　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　ヽ
.　　　　　 ＞''´　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ　u　　 　ヽ_
　　　≫''´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , イ ﾉ　　 ヽ＼ -､ヽ
..≫'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ 　　＜　　　　 }　).ﾍ　',ヽヽ'人}
 

　　とまぁそうしてアツイアツイはじめての夜をかわした二人……二人の関係はこうして大きく動きだすのでありました
 

.　　　　　 　 　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　 　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
.　　 　 　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
　　　 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
.　 　 　 |/／∨∨　　　　　 l　　　　l　 　 　 ＼ ＼
.　 　 　 {／∨∨　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀
.　　　　 {　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,
　　　　　'､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|
　 　 　 　 ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|　　お、お早うございますヤルオ……
.　　　　　　　 | |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ
.　　　　　　　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　|
.　　 　 　 　 　 |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i
.　　　　　　 　 〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i
.　　　　　　　 　 ｝|　 ＼|　 ,,.ﾆ=-イ　　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　　　　　 ＿＿│ 　 |　 　 　 　 ヽ、　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　　 　 ,ｲ 　 　 ,ﾉ 　 /　 　 　 　 　 ｀ヾ　ｉ|ｉ　　 ｉ|i
　　 　 / l 　 　 ｰ=彡`'く '丶、　　　　　 V.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　　　7　l　　　 ヽ 　 j 　 `守 `> 、 　 　 ﾔ.ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i
.　 　 i　 l　　　　 } j/ / 　 　 ` ＜个ｘ、　 lミ ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ
　　　j 　 　 　 　 l彡,　 　 －　 -　｀ﾞ＜＞'' ﾐ jｉ|ｉ　　 ｉ|i 、
　　　l 　 　 `　　 ! /　´　　　　　 　 ｀ 　｀ﾞー '..ﾞｉ|ｉ　　 ｉ|i　｀＜
　　　ﾔ　　　／　j' /　　　　　　　　　　　 ｀ 　 ´　ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ　　 ｀ヽ
　　　 }　　, "　 ' {'　　　　　　　　　　　　 　 　 -　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　V
　　　 l ／　　/　1　 　 　 　 ﾊ　　　　　　　　≧=-::ｉ|i　　 ｉ|i　　　　 、
　　　 {　　　/　;八　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ|i.　　ｉ|　　　　ﾉ
　　　 l　　 　 ノ　 ﾍ、::::::.....　　　　　 ....:::::,:'::::::､:::::::　 ｉ|ｉ　　|　　 :::/
　　　 ;　　　　　　　l ＼::::::::::::::::::::::::::::::::イ=ニ=::＞::::::::ｉ|ｉ　│::::::::ｲ
　 　 /　　　　　　　}　　 ＞　―　＜彡三三三二ニ=:: ｉ|　/ r ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/
 

　　　 　 ＿＿＿_
　　　 ／　　　　　＼
.　　／　_ノ　　　ヽ､_＼
　／　　（● ）　(● ）　＼　　　お、おはようだお……
　|　//////（__人__)///　|
　 ＼　　　　 　　　　　 ／
　 ／　　　　　　　　 　　＼
　| 　　　　　,― 、,―、 　　|
　＼　 ￣￣　(⌒⌒)　￣ /
　　　　￣￣＼＼／／
 

　　ちな、夜の主導権 【1D100:78】　低いほどアルトリアさん優勢　10以下で……　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　高いほどヤルオ優勢 90以上で……
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 };;ヽ＿_ ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ゞｰ{;;;;;;;◎;;;|'／
　　　　●　　　　●　　　　●　　　　●　　 　 ｼ'ｰ{;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 };:／￣ ￣
 

――アルトリアさん控えめな様子
 

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ''"~￣~"'/＾'く￣｀`'～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　､丶`｀l　　 l‐-ミ,　　　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　／　　　 l　　　l｀`ヽ､丶､ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 / ／／　　 　 　 　 ｌ　　　 l　　　＼ ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |/／∨∨　　　　　 l　　　　l　 　 　 ＼ ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {／∨∨　　 　 　 /|　l　 　 l　　　　　 ｀　　　　　ほ、本能のままに貪るとその
　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　/|∨　　 　 　 / :|　|　　 _|＼＼　　 　 ,　　　
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '､{人|　　　　 ＿＿|ノ|　 　 ｢¨二 ＼　　 | 　|　　や、ヤルオがかわいそうですし
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ | |　　　 ,,｣ﾆﾆ.,_ |＼　 |ｨリ }ハ|＼　|＼|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＿)￣| |　|│ ＾'l込ｿ　 　 ＼｢¨＾ l 　 |ィ＾ |イ　　　その……それよりもヤルオに気持ちよくなってもらいたい
　　　　　　　　　　　　 ＿ノ ＿　 | |　|│　 |／／／ 　 ｝／ ｌ　　| 　　　￣¨て
.　　　　　　　 　 　 　 ,＞／ 　 ＼ |　|│　 |　　　　　　　　ｲ　　 |i 　 　 　 　 三ｚ_　そっちのほうが強くて……
　　　　　　　 　 　 ／ //　　　　　〉、|八　 |ヽ､　　 ´´ ／＾|i　　 ｉ|i　　　　 　 　 く,
.　　　　　　 　 　 /　/|／¨¨¨＼ /　｝|　 ＼|＿,,.ﾆ=-イ::::／ｉ|ｉ　　 ｉ|i 　　　　　　　 ＞　他の女に目がいかないくらい絞りたいとか
　　　　　　　 　 /　/ :|／￣＼ ｀_／│ 　 |┐|ﾆ二二|:: | |/ ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　　　⌒ア
.　　　　　 　 　 　 　 /　 　 　 |／'､ ,ﾉ 　 /-|│ニニﾆ｀'|/ 　 ｉ|ｉ　　 ｉ|i　　　 ⌒ア　　そういう気持ちがなくもないですけど
.　　　　　　 　 |　│/　　　 　 |　　_＞- ニノ厶ﾆﾆニ二｛　　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i 　 ⌒ア
.　　　　 　 　 │　|/　　　　　_L　 -‐‐…''＾''ｰ-ミ,ﾆニ二＼_　　ｉ|ｉ　　 ｉ|i--‐｀
　　　　　　　　 　 / 　 　 　 ｀　　　　　　　　 　 　 ｀`～､、'､´＾＾ ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ:.‘，
.　　　　　 　 　 ∨　 ／　 　 　 　 　 　 }／　　　　　　　　＼'､ :.:.: ｉ|ｉ　　 ｉ|i:.:‘，
　　　　 　 　 　 /_　 　 　 　 　 　 　 　 ′　　 　 　 　 　 　 ｀ ＼:.:.:ｉ|ｉ　　 ｉ|i:. ‘，
.　　　　 　 　 _／ {　／＾ｱ　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　Ｖ/＼:ｉ|ｉ　　 ｉ|ｉ:.:.‘，
.　　　　　　 / {＿_〉⌒V　　　　　　 .′　　　　　　　　　　 　 　 ,￣~^'ｉ|ｉ　　 ｉ|i:.:.:‘，
.　　　 　 　 |/　 　 ＼/..,,,＿　　 　 ;　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }　　　 ｉ|i　　 ｉ|i:.:.:.‘，
.　　　　 　 /　 　 　 //ニ=‐--　　 {/^''‐-　..,,__　　 　 　 　_彡'｝　　 　 ｉ|i.　　ｉ| .:.:. ‘，
　　　　　　|　 　 　 ｛｛ﾆﾆ＼＼二∨/二ニ=-　　二¨¨二¨｀ ／ﾞ　　　　　ｉ|ｉ　　| :.:.:.:. ‘，
　　　　　　|　　　／＾'ニニﾆ＼＼∨ニ=-‐=ニニ二| |ニニニ/　　 　 　 /ｉ|ｉ　│ :.:.:.:.: ‘
　　　　　 ∧　 / 　 　 ｀' ‐-=ﾆ=-‐-ﾆ_-=ニ二ニニ| |二ﾆ.／^､　 　 　 /.::ｉ|　∧:.:.:.:.:.:.:.:
.　　　　 / :∧/　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‐-=ニﾆﾆ|_|＞'ﾞ⌒＼}　　 　 /.:::::|/.:: ‘，:.:.:.:.:.
　　　　 ; :/ :: ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣　 　 /＼ 　｀ア 　 / :::::::::::::::: ‘，:.:.:.:.
　 　 　 |/ :::::::::: ｀`～､、　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　´¨´ .: ＼/::::::::::::::::::::::::‘，:.:.:
　 　 　 | :::::::::::::::::::::::::::::｀`'～..,,,_　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ;.:.:.:.:.:.:.l:::::::::::::::::::::::::::: ‘，:.
　 　 　 | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ニニニ～..,,_　　 　 　 　 |　　 　 |＼ .:._l:::::::::::::::::::::::::::::::: ‘，
　　　　 l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'二二二ニﾆﾆ～､、　　 |　　 　 |-‐=ﾆニ＼:::::::::::::::::::::::::: ‘
.　　　　 l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'二二二二二二ﾆﾆ-.._|　　　_ﾉ二二二//｀丶、:::::::::::::::::::
.　　　 　 l :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝二二二二二二二二ﾆ=ﾆ二二ニﾆ// 　 　 ＼:::::::::::::::
 

　　　さて、アルトリアとアツイ夜を過ごしたその翌朝……
 

.　　　　　　　　　-―――-　、
　　　 　 　 　 ´　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　お、おはようございますお
. 　 　 /　　, --､　　　　 ,-- 、　 　 ヽ
　　　/　／　 　 ヽ　　 /　　　＼ 　　‘，
　　 /　（　 -―- l　　 l -―-　 ）　 　 |
. 　 {　　 ヽ_　 __ノ　　 ヽ__　 _ノ　　　　|
. 　 |　 ''"⌒（　　　i　　　　）'⌒"'　　　}
　　 ',　　　　 ｀ ─'＾ー - ´　 　 　 　 /
　　　＼　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／
.　 　 　 ＞　　＿＿＿＿_　 　 ＜
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r ー―_-;ｭ:.､,_.．-ー-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.｡'",r'三彡三三三ミ:ｪ.､--｀=:､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　.'"´￣　　　￣｀'ヾミ三f:.､　　 ,rﾐ丶､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　.,r　　　,.　　　　 　 　 ｀ヾﾐ三i:／　.ヽ 　｀丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　,r'　　 / 　 　 /　　 　 i.　　　 1 　｀∨　_,:r'"　 　 　 ｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:'　　　,'　　　 /　 　 　 l!　　　　l　､　｀''´ ヾ:.､ 　　　　 'i
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /./　　.j!　　　/1　　　　.j1　　　　i, .1　 　 　1 ヽ.　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　/ /　　 .!1"^''tj' |　　　　/ l;__ 　 　1!　!　　　 ｀l　 '､　　　 .1　　ええ、おはようございます
　　　　　　　　　　 　　　　,i1_j　　　i:1_ 　lj^'|j!　　　l.l'^l,1｀"'ヽ.j１ |　　　　 ｉ,　 '、　　　}
　　　　　　　　　　　 　 　 j':l^1　 i! {　 ｀ヽ!　l! ｀'ｰ-j1　 1ー-､ij. i,.l.　　　　 i　　1　 　 j
　　　　　　　　 　 　 　　　{ .{　＼j1 トrf:ｭ､,　　　 　 　　_,..,_ 　 !　lj　　 　 　1　　ｉ.　　 j
　　　　　　　　　　　 　 　 l　i　　 v! 1´　｀ヾ!　　　　 -'"'^ヾﾐ:ｰ- j､ 　 　 　 |　　.l　　 .{
　　　　　　　　　　　　　　 i　　 　.j ｀l! , , , 　　 　 　 　 　 　 ｀　.//　　　　　j 　　}　　 j':、
　　　　　　　　　　 　　 　 　　 　 j　.i{　　　 i　　　　　 ' ' ' '　　/.,'　　 　 　 .j　　 .i 　　! ヽ　　
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 {':、　　　　　　　　　　 　 '^;'　　　　 　 ;'　 　 :　 ./ 　 '､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:1　.i　ヽ. 　､　 　　 　 　　 　 ,j　　　　　　∧.　　 　 　　　/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,/　　　l; 　 ＼ ｀'ー‐ '"　　 ,. :' /　　 　 　 ,:'　r'　　　　　　 ;{
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　　 i.　　 j^:.､　_ ,.．:ｧ'"　　 ヽ　　 　 '´　　ヽ　　　　　 .ハ
　　　　　 　 ｛　　 　ヽ. 　　　　,r'　　 丶　 ' ヽ .j!　:.r'"　　　 ,r'"＼. 　 　 　　　ヽ　 i　　/ 　 ':､
　　　　　　　ﾉ　　　　 )　　　./ r:/　　　　　 _,r'^i　 '1　　　.〈　 ,r'" 　_,.,_　　　　 'j . l　　 　 　 ヽ
　　　　 .,r'"　　 　 　〈　　　〈_ V　　　　　 i'":^＞:'";.}　　 ,:' 1ﾉ　 .,r'´: : :.｀ヽ、 r'". .j　　　　　　 〉
　　　　（　　　　　　　 '、　 　 ヽ　　 　 　 _j: : : : : :i, j　 ,/ .／　 .;' : : : : : : : : Y' . . /　　　　　　:'
　　　　 ヽ‐'⌒ヽ　　　 1　 　 　j./　　,.r:'": : : : :.:i:.| 　 ,.r':.{ /ｌ　/: : : : : : : : : : 1 . /　　　　　　,'
　　　　　,r:::'"::￣:｀:':‐::<.　　　 l'　　 ,.ﾉi:;.: : : : : :.i:j,／:': : :l/:1./: : : : : : : : : :.; :.i;/　　　 　 　./
　　　 ,.、|::::::::::::::::;:､;::::::::i　 　 r{j、 ./:..j.l／: :._,｡ｧ7i､ : : : : !:.:/ : : : : : : : : : :.i:j: :l　　 __,.． -‐'｀"'1
　　 ,..i　ヽ:::::::::／ 　 ヽ:;:| .,r.:':.:1: V: ;r'"-‐'"　( /1 'i:､: : : :/: : : : : : : : : : : :/: :.j｀"´　　　　　　　 ｀ヽ、
　 .（　丶 ヽr'" .,.r:ヘ、 ヽ´: : : : : : :/　　　　　 ｀.└'’ ヽ:,/': : : : : : : : : : : ,:': : :;'　　　　　　　　　　　　':、
 

【1D10:4】
１：昨日はお楽しみでしたね！（ニマニマ
２：前倒しで援助しましょうか
３：気づかないおひめちん
４：アルトリアが頑張ったので感慨深い一同
５：それじゃ、二人の式のために本気で援助しましょうか
６：昨日はお楽しみでしたね！（ニマニマ
７：前倒しで援助しましょうか
８：気づかないおひめちん
９：アルトリアが頑張ったので感慨深い一同
１０：じゃあ、今夜は私の番ですね！
 

　　　 　 　 / 　 /／ニニニニニニニ=-xヽ　　　　　　　　＼
.　　　　 　 ;　 ／^⌒ ,￣￣⌒^￢=ﾆ_ニﾆ｀｝　　　　 　 　 　 ｀、
.　 　 　 　 ｝/ 　 　 :/}　　　　 ｌ　　　　＼ニ｝　　 :.　　　 　 　 ｀
　　　　 　 ,:′　.:/:/ ｛ ; 　 　 :|　 　 　 　 ` ｝　　｜
　　　　 　 ｉ|　:　 |/ 　|:.|　　　.:|　　 　 :l　　 ｝　　｜
　　　　　　i|　|ｉ .:ト､、|:.|　:.　 .:|＼　　 :|＼ ,′　 ！
　　　　 　 八ル┘_ ｀|∧_｢Ｌ :」-―､　:Ｌ,_/　　　 ｛
　 　 　 　 '　:ハ Ｙ^仆､ 　 　 -‐　___`┘/　　､　　:.　　　　　　　　昨日はなかなかに遅くまでがんばっていたようで
　　　 　 厶 ' .:∧　 Vﾘ　　　　／´)州じ′ 　 ｀、　 :. 　 : .
　　　 ／ 　 :. , .::　　 ノ　　　　　　Ｖiン{　　　　 ＼　｀:、: : : : . .　　いやはや……これでわたくしも安心しました
.　 ／　　　: :/ .:！　 ｝　　　　　 　 　 ！　　　 　 :.＼ ｀、: : : : :
／　.:　　 .: ,::.::./＾i,　　 _　　　　　　　　 :,　　　　　　: :｀丶､: : : :　　これでヘタれられるようならどうしようかと思っておりましたから
　　: :　　: :｛:.::.; 　|ﾍ　　　　￣ 　 　 　 八　　 　 　 　 . : : ｀丶､
　　: :　 : :.:｛: :.|　 |::.::.:.　　　　　　,.　,.厶-ﾍ,　　 　 　 　 : : : : : :
　　: : : : : : ::.::.|　 |::.::.::.〉-‐=≦｝ ／　 ,.:'⌒＼: : : : .　 　 :｝: : ; :
:、　 : : :/⌒＼; 　|::.::.::.::.::.:,厂／ 　 ／　 　 　 `丶､ : : : /: : /: :
　＼ :./⌒丶.　　 |≧=-_::.｛｛　__,／　　　　　　　 　 ＞'" :／: : :
　　 ;:ｆ⌒`　､　　｜::./ア＾７ニア　　　　_,,... -‐ : : ´: :, : ´: : : : :
.　 /.:|　ト、 　 　 |／ﾆ!,／ニ/ 　 　 ／: : : :-‐…: : :´: : : : : : : :
　/..:.:し'ｰﾘ　　　 |ﾆﾆ∧ニｱ′　　/／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 

　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　 〃⌒＼斗=≦⌒⌒≧ｓ｡
　　　　　　　　　　　　　　 i|　 /￣⌒≧=-　　 、 ⌒｀ヽﾍ、
　　　　　　　　　　　　　　 i|,　{　　　　＼　＼　 ＼　　　V乂
　　　　　　　　　　　　　　 .′ .　　　　　　　　　　　ヽ　｀ヽvミ
　　　　　　　　　　　　　　.　　∧:i|　　i{＼　　 　 .Ⅵ 乂＿_}!/!
　　　　　　　　　　　　　　| i .斗-i{ 　从⌒ 、　　　Ⅵ　 ヽ/}_〉}!
　　　　　　　　　　　　　　| i { i|　从　 i|＼__＼ト　:.Ⅵ ＼乂ソ　　　な、なんのことでしょうか姉上
　　　　　　　　　　　　　　| 从ｨfぅ拆＼{　茫ぅｯﾒ.}!:＼、ー一￣
　　　　　　　　　　　　 　 j从 .＼　 /l　　　　,,,,, / 　 :!| /〉|!::|
　　　　　　　　　　　　　　　 }ヽ「'''' ヽl　　　 　 /ィ　　!{ｲ |:|__|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 Иi|ゝ　　､ _ｧ　　　ｲ|　　 {　i|_l
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |i: : : :ヽ　　　イ: :从　　i乂
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |ﾊ: : : |　爪ﾊ: : :　　ヽ　i{⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　 } : i |　　./j: :　／⌒＼V
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵiﾘ_／ﾊ 「､　　　 ／乂 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／j/: :／⌒ヽ＼_／　 ／ﾊ〉、
　　　　　　　　　　　　　　　　/. : /. ;く:::／}::::ﾊ 　 　 /　　　 ∨
　　　　　　　　　 　 　 　　　.′ /　 }／/:::L::::ﾉ　　ノ　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　 {_／　 /.::/_/⌒´　 ,　　　　　 　 :|
　　　　　　　　　 　 　 　 ＜⌒_／⌒¨´　　　　.j{　　　　/　　 |
　　　　　　　　　　　 ´　　　"´　　　　　　 　 　 i{　　　　}　　 :|
　　　　　　　　 ／　　 ／　　　　　　　　　　 　 八
　　　　　　　 /　　 .,　　　　　　　　　　　　　　　,ハ
　　　　　 　 .′　 /　　　　　　　　　　　　　　⌒＼}＼
　　　　　　_j{　　 .{　　　　　　　　 　 　　. : :＼ 　 〈
　　　 く 「 .八　　 :.　　　　　　　＼　　 . : : : : .＼: :.V　　　　 八
　　　　 ﾉ /　.ゝ　　ヽ　　　　 　 ⌒＼　⌒≧=- . ヽ }　　　 ./. : 〉
 

　 　 　 　 　 　 　 　 ,　'´ 　　　　,. :´: : _ ;: -　-　::;_｀　　',　　`ヽ
　　　　　　　　　　／　　　 , ' .,. ' : -'"´ 　　　　　　　~"'‐ ',.　　　ﾞ'､
　　　　　　　　　 ,' 　 　 　 i, '::, '´ 　 ,　　　　　　 '.,　 　 　 .',　　 　 ',
　　　 　 　 　 　 l 　 　 　 .l, ' 　　　/.|　　　　　　 |.',　　　　 il . 　 　 ｌ
　　　　　　　　　,|　　　 　 ! /　　　l　|　　　　　　 | .i　 　 　 ll . 　 　 l　　　……アルトリアにやるおどの、首筋の口吸いのあとが
　　　　　　　　 /|　ｌ　　　 l.,'.　　　,ｌ　|_/ｌ　　　　　|=i　　　　 ll　　　　!　
　　　　　　　　,'｜ l　　　 lｉ .,_=≠'´ 　 　￣￣￣　　￣￣｀' ｌ　　　　l　　　ついておりますよ？　
　　　　　　　 / ｌｌ　l　　　 lﾊ' ´　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 !　　 　 l.
　　　　　　　,′.ｌ　! 　　　|　　　 ＿_=-　　　 　　≦ィニミｪ､.|　　　　|!
　　　　　　 ,'　　ｌ ,'　　 　 | ､,ｨ.彡-一‐'　　　　　　　　　　｀　l　　　　|.',
　　　　 　 ,'　　 ｌ,'　　　　｜.｀´　　 　 　 　 　 、　　 　 　 　 ,!　　 　 |. ',
　　　 　 .,.'　 , ./　　l　　　ｉヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /,|　　 　 |.　',
　　　　 ,.' 　/./　 　.ｌ　　　|､._'.,　　　　　　　　　　　　　 　 ,'´.|　　　　!　 .',
.　　　 ,.'　, ' /.　　　.!　　　|ｌ　∧　　　　 ﾏ￣￣ｿ　　　　 ｲ :::|　 　 　 l　　ヽ
　　　/,. '" ,.'　　　　 ',　 　 |::::::::::ヽ. 　　　　￣ 　　　 .< .:::::::::|　/　　　',.　　ヽ
　_.ィ'´ 　 /　　　　　 ﾍ　　 |:::::::::::::. ｀ト　　_　　　,.ｨ ::::::::::::::: ,l ,'　　　　 ',　　　＼
'´　　　 , '　　　　　　　 `.､　',:::::::::::,ｨ'.|　　　　　 　 |､ .:::::::::::/'´　　　　　 '.,.　　　.＼
　　 　 i′　､　　　　　　　ﾞ'.､.',: : / ｀ヽ､_　　 　 　 .!ﾊ:::::::::,.'　　　　　　　　＼　　 　 ` ､
　　 　 l.　　　' ,　 　 　 　 　 `､Y　　　　 ｀ー ､_,. '"ノ＼_/　　　　　　　　　　 ﾞ'.､　　　　ヽ
.　　 　 `‐- ．.,_',　　　　　　　　ﾞ .、　　　　　Y´｀Y´ 　 /　　 　 　 　 　 　 　 　 '.,　　　　 ' ,
　　　 　 　 　 　 ', 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ　　　 .l　　.ｌ　　,'　　　　　　　　　　　　　　',.　　　 　 '.,
 

　　　　 　 　 　 ,. -- -- 、　　　　＿＿＿__
　　　　　　　／　　　 __ _ X＞'´　　　　　　　 ｀丶. __ _
　　　　　 ／　　　 ∠ ..　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ ｀ヽ
　　　　 /　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　 し'　　　　 Vハ
.　　　　　　　 /　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}iメ}
　　　　　　　/　／　　　 /　　　/　　　　　　　　　 ヽ　　 Vﾊ!
　　 　 　　　ﾚ'|　　　　 /　 /　/ ヽ　＼　 __ ＼　　 _i　　　}ﾒﾄ.
　　　　　　　　|　　　　 i　 /! /　　 ＼　ヽ　 ＞-＜　ヽ　 /Ｋ 〉
　　　　　　　　| 　 　　/__/_|/ __　ij　　＼j´r== = .、｀　V　il |
　　　　　　　　i　　　/i　/　r=== 、　　　　 ｀===='' 　　 |　 l |
　　　　　　　　',.　 /　ﾚ1　　`==='　　　　　　　　 """　 |　 i |
　　　 　 　　　　Ｖ　　 |i|　 """　　　　　　　_ 　 　　　／!　 l.|
　　　　／ 　 　　　　　|i{　　　　　r-- -‐‐ '　＼　 ／ｌﾙ|　 ﾊ!
　　 ／　　　　　　　　 |iト‐┬‐‐‐ﾍ　　　　__＿ _X__ メ､| / ﾘ
　　 ￣￣ / 　 　 　 　|l|　 ｌ|　　　　 ￣￣ｌH>ー'.ノ ＼_〉'
　　　　　/ 　 　　　　 从ﾉﾙ'　　　　　　 (ﾉ|　￣ 　 　　〉
　　　　 ー‐‐┐　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿__ _.メJ
　 　 　 　 　　|　 ／　　　　　　　　　　　　　し'
　 　 　 　 　　レ'
　　　　　　　「「なっ！！」」
　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 ／　.u　　　＼
　　　　　　／(（○）) (（○）)＼
/⌒)⌒)⌒).::::　 （__人__）　l_j :::＼　　 　 /⌒)⌒)⌒)
|　/　/　/　　　　 |r┬-|　　　　　|　(⌒)/　/ / /／
|　:::::::::::(⌒)　U　.|　|　 |　　　 ／ 　 ゝ　　:::::::::::/
|　　　　　ノ　　 　|　|　 |　　 　＼　　/　　）　　/
ヽ　　　　/　　　 └ー.┘　　　　ヽ /　　　　／
 

　貴音の言葉に大慌てで首筋に手をやるヤルオとアルトリア。もはやその反応だけでバレバレというものだ
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ___＿　　 　 ____
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´ 　　　　`' ´　 __　｀　、
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　/,:ヘ＼　＼
　　　　　　　　　　__／ 　 　 　 -‐…‐- 　..,,_ | | 　 ） ） 　 ＼
.　　　　　　 　 ／⌒^　 ／　　　 r―――-　｣ L斗く ＼　　　、
.　　　　　 　 /　　　 ／ ,.　 　 ⌒＼＼⌒¨アJ_ﾉ⌒） ）　　 　 ｀、
　　　　　　　| 　 　 /／　　　　　 　 ＼`ニイ|⌒i｢'ｰ彡　 |　 　 ｀
.　　 　 　 　 |　　 /　　 ;　　 | 　 　 　 　 　 | Ｌノ|い　　　|　　　　　　　ふふ……ふたりともあわてて首筋をさわるあたり
.　　　　　 　 |　　′　 八 　 |　|　　 ∧　　　ー '　 ｝　　 :.　 　 　 ,
　 　 　 　 　 |　　　　 |　 |　｜ |　　 | 　＼　　 ＼　｝　　 {＼　　 ！　　さすがにばればれというもの
　　　　 　 　 |　｜ 　 |￢ト　|　|　　 |／⌒＼　　 Ｖ :. 　 ｛:. 　 　 ！
　　　　　　　 |　 |　　 |＿l/i八人___,｣　　 ,.斗劣ﾐ.,j　{　　｛::..　　 　､　　
.　 　 　 　 　 |　八　.:代f^,_)iｘ　　　　 ／　,_)::::l^狄 ｛ 　 ｛::.　　　 　＼
.　　　　 　 　 |､　　`'亥　　Vり　　　　　 　 Viり　｝　;　　 {::.　　　　　　＼
.　　　　　 　 ！＼　/::∧　　　　 ,　　 　 　 　 　 /　｛　　 V::.::.. 　 `　‐-　｀　　、
　　　　　　 　 ;　　; :::/::ハ　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ＼　 ∨::.::.　 　 　 　 　＼ ＼
.　　　　　 　 / 　 ,:| : :/　八　 　 丶 　 　 '′　; 　 　 　 ＼　＼::.::.::.. 　 　 　 　 ＼|
.　　　　　 ／　　/ | :/　厶:个 .　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 `'＜⌒ ､::.｀`丶､　　　ﾘ
　　　 -‐　　 　 　 j/　 　 ':.::.::.::.::.＞　__,..　 '^　　 `'トミ　　　　　 ＼ ∨::.::.::.　 ` く
　（　　,　　 ／　／　　　/:::/::.::.::.::｝　 ,:}　　　　 　 /:::::::|＼　　 ｝　　}　V⌒:､　　　＼
　　＼|　／　／　　 　 厶く,____ ,,厶ｧ'.::｝ 　 　 　 /::::::::::|　'　　/　　/　/　　 :. 　 　 ::..＼
　　　 | ; 　 ,:　　　　 　 ＼　　　 ／/　　　　　　/:::::::::::::|/　／　　/　/　/⌒ｉ|　　　 ::.::.
　　 ノ| |　八　　　　　　　 ＼　/:::/　　　　　　/:::::::::::／,..:　　　 /／　:/:::∧||　　 ::.::.::.::.
 

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }: ／ : : : : : : : : : : :｀ヽ::::::Y: : : : : ヽ: : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/´: : : ,: : : : : :i!: : : : ＼: ＼}: : : : : : : 〉: : : :ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : :./ !ﾊ: : : :{ : : : : : : ＼/: : : : : : :/: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ! : |:|:/ｰ{'､ }: : : ､: :i!: :{: : : /: : : : : : :/: : : : : : :
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Ⅳ从､__　ﾐ ｰ-　ヽﾊ: :ヽ: /: : : : : : :/: : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :ﾊ､{心　　　 芹笊ミ/ : : : : : : ﾊ: : : : : : : :　　まぁそもそも、二人のかほりや
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: :/: :}　ツ　　 　､Ⅵ( 〉: : : : : : : :{ .}: : : : : : : :
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／: : : : : !　{　　 　 　 　/: : : : : : : :八ﾉ: : : : : : : :　　空気が違うので
　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : :/ 〉 　　　 _ 　 /: : : : :＼ : : : {: : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　/ : : : : : : : / ∧　¨￣ 　　 {: : : : : : : :＼: : ヽ、: : : : : :　　このようなこと言うまでもないのですが
　　　　　　　　　　　　　　､ : : : : : : : { .{: :ヽ　　　　__ j: : : : : : : : : : ー＝ミ: : : :
　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : :_: : } .}: : : ｀¨¨¨:_:}_人: : : : : : : : : : : : : : :ヽ＼　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:/_ ｀ヽ　〉: : : : :／　　　＞ ．. : : : : : :ﾉ : : : :}: :
　　　　　　　　　　　　　　　　/｀ヽ ｀ヽ　!: : :_:__{＿___／　　 　 ｀ヽ:／: : : : :/、: :
　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ Tヽ　　 |:_/:/::/:::::／　 　 　.． :´: : : : : : :/: : ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }人}　 　 !::ノ､/:::::/ 　 .． :´: : : : : : : : : : /: : : : : :
 

　　　　　　　　　　　　_,. -==-..._
　　　　 　 　 ,r一::::"::/:::::::::::::::::::＞､ 　 r;_ノ
　　　　　　 /::::::{::::::::::!:::::::::::::::／::::::::::Y´
　　　　　 ノ:::::::::∨:::::|:!:::::::::::;ﾉｨ;::::／::::ヽ　　　　
　 　 　 ｲ:::::::::､､_::ヾ:::;W／"´　 彡:::／:::}
　　　　　>:::_:::::{　/⌒　　　ｕ　　≧:::::::::::ヽ　　　我らとしては気がきでありませんでしたが
　　 _　イ:::::::≧　|　　､　|　_,. _-‐' ヾ:::::::::/
　　　 　 〉::::::z＿j＿,z､: : ´: ;rtﾃ7　 W´ﾍ',　　　……本当に姫にやる気をださせるためでしたか？
　　　　 ヾ::::::{　 r‐tﾃ;/: : :＼￣　　 　 ） /
　　　　　 ∨∧　￣ /　 l!　　　　　　 lｰ/ﾄ､
　　　 　 　 7| {',　　　 　 |　　　　　ｕ 「::i::l　）
　　　　　　 {ﾊｰﾍ.ｕ　　　ヽ｀　 　 　 /;从{'そｰ-z＿
　　　　　　　　}:::::＼　 　 こ⊃　　 / ハ　　 　 　 　 ⌒≧z_
　　　　　　　　jN;ﾍ:::＼　　　 　 ／ /　 }　　　 　 　 　 　 　 そ
　　 .∧　　　　　 ,r=f　ヾ≧=≦_メ^ ,.　ﾊ　､　､　、　　　　　　 ヽ､
　　/: ∧　　　 ,.ｲ:{::::}　　￣~　_,､_メ メ: :ヘ丶ヾ　　　　　　　　 ﾐ､＼
ヽ.∧: : : ＼_／: :!: ＼ゝ-､__z=-≠‐"／:.:.: :ヾヽ　　　　　　　　　ヾ:::::＼
: /: :ヽ: : : : ヽ:.:.:.:ヾ: : //:ｰ-:ニ:_‐:／:.:.:.:.:.:.／ヾ　　　　　　 　 　 ヾ＼::::＼
: : : : : ＼ : : : ＼: : : 〈〈: : : : : : : : : : :.:.:.／／: :l!　　　　　　　　　＼:::::ヽ:::::＼
: : : : : : : :＼: : : :＼: : ｀:＜:_: : : : : : :／／: : : : |　　　　　　　　　ゞ､:::::::::::::::::::＼
 

　　　　　　　　　　　　_,. -==-..._
　　　　 　 　 ,r一::::"::/:::::::::::::::::::＞､ 　 r;_ノ
　　　　　　 /::::::{::::::::::!:::::::::::::::／::::::::::Y´
　　　　　 ノ:::::::::∨:::::|:!:::::::::::;ﾉｨ;::::／::::ヽ
　 　 　 ｲ:::::::::､､_::ヾ:::;W／"´　 彡:::／:::}
　　　　　>:::_:::::{　/⌒　　　ｕ　　≧:::::::::::ヽ　　　……アルトリア様がやる気だして心底よかった、そう思うことにします
　　 _　イ:::::::≧　|　　､　|　_,. _-‐' ヾ:::::::::/　
　　　 　 〉::::::z＿j＿,z､: : ´:＿　_,,， W´ﾍ',　　　（饅頭の立場とか考えると半分ってことは
　　　　 ヾ::::::{　 ＿_,z:/: : :､｀￣　　 　 ） /
　　　　　 ∨∧　￣ /　 l!　　　　　　 lｰ/ﾄ､　　　　実質本気じゃないか……）
　　　 　 　 7| {',　　　 　 |　　　　　ｕ 「::i::l　）
　　　　　　 {ﾊｰﾍ.ｕ　　　ヽ｀　 　 　 /;从{'そｰ-z＿
　　　　　　　　}:::::＼　 　 ‐ﾆ￣　　/ ハ　　 　 　 　 ⌒≧z_
　　　　　　　　jN;ﾍ:::＼　　　 　 ／ /　 }　　　 　 　 　 　 　 そ
　　 .∧　　　　　 ,r=f　ヾ≧=≦_メ^ ,.　ﾊ　､　､　、　　　　　　 ヽ､
　　/: ∧　　　 ,.ｲ:{::::}　　￣~　_,､_メ メ: :ヘ丶ヾ　　　　　　　　 ﾐ､＼
ヽ.∧: : : ＼_／: :!: ＼ゝ-､__z=-≠‐"／:.:.: :ヾヽ　　　　　　　　　ヾ:::::＼
: /: :ヽ: : : : ヽ:.:.:.:ヾ: : //:ｰ-:ニ:_‐:／:.:.:.:.:.:.／ヾ　　　　　　 　 　 ヾ＼::::＼
: : : : : ＼ : : : ＼: : : 〈〈: : : : : : : : : : :.:.:.／／: :l!　　　　　　　　　＼:::::ヽ:::::＼
: : : : : : : :＼: : : :＼: : ｀:＜:_: : : : : : :／／: : : : |　　　　　　　　　ゞ､:::::::::::::::::::＼
 

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐…‐-≦⊆¨¨⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /ﾆ7'´　　 　 　 ｀ヽ:、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ /　　　|／　　　　　　　　　 `、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　′　 　′|　　　||　l| 　 |　　　 .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ｝ /　 /　/　　 /|Ｌﾉ|＿,ﾊ＿_|　|、　　　　それ以上いいっこなしです
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /,/　 /　/ィ二⌒　　　　　'⌒ヽ┘＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｝　　|/　 /７^_,,ｲ汀⌒　 　 　f灯＾Ｙ　(＼ ＼　　ろっとみだしはあく、完売は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /　 /|ｲ ⌒└┴　　　　　 ｀＾　|＼ ＼＼ ＼_
.　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /　 /八　　　 　 　 　 　 　 ' 　 ｛　 ＼ ｀¨¨¨⌒ヽ　素直にうけとめるが仁義
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　 /| l(｀ヽ　　 　 　 r 　 ￢ｧ ∩八　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　 /　 //| |廴　　　　　　　 ー　　 | |､　＼　<￣￣＼　　 ＼　今回はあなたががんばりました
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　 /　　| l八l'⌒ﾆ⌒ト　　　 　 　 　 | |/ヽ 　＼＼　 　 l＼
.　　　　　　 　 　 　 　 ／ 　 　 /　　 :| |　 ＼ 　 __｝＿＿≧=┬く｣|/ ,／ヽ　｛＼＼__ﾉ　　 　 丿　　それでいいじゃないですか
　　　　　　 　 　 　 ／　　　　ノ|｛　 　 ＼　 　＼｢￣￣￣￣亥ﾊ,八 　 '´￣〕l｛∧／　　丿／〉
.　　　　　　　 　 ／　 　 / ／ 八＼__　　 ＼ 　 ﾉ｝:､　　　　　/ｌ乢 ∧　 　｛　|(／　　　 ／　/
.　 　 　 　 　 ／　　 ／/ /　/　　 ｰ―┬-ミ`'く《｝ |＼＿＿/〕〕||＼∧　　 |／ 　 　 ／　／/
　　　　 　 ／　　 ／　/ /　｛　　 　 ＿/　 　 ＼＼/》，　＼ 〔/ ||＼ヽ|　　 トミ,_　　(__／　/
.　　　　／　　 ／l｛　/ /|　　　 　 /￣￣≧ミ　｝　｝《/》,，　＼〔j｣ ┌/　　│ 、 ｀`'＜_　 /
.　　　/　　 　 |{ │|/ ｛丿　　　　 | : : : : : : : : /　/　‘《/》，　　＼_,圦　　 .'＼＼＼ 　｀V
　 　 ｛　　　　八│|　　　／　 ＿/ : : : : : : ／ ／'￢-‘《/》，　┌f　　＼/＼_ ＼ヽヽ　│
　 　 ｛　　　（ 　ヽ,ﾉ　 ／ 　 /￣￣`￢‐／ ／: : : : : : : ＼/》，/八　　　｀¨ｱ:|　 |│ｌ ｌ　|
　　　　 　 　 ＼／ ／　　 　| : ‐- : : ／ ／: : :＞‐-ミ＼: :∨|/ 　ノ＼＿0/　|（）|│| | ∧
.　　　　　 ＼／　　　　　　　|: : : : ／　./: : ／ : : : : : : ＼__:V　　　　｝|　 〉 　|　 |│|//＾⌒ヽ
　　　　　 ／　　　　　 　 　 ｛＿_/　 　 |: : ,∠二ﾆ＝‐-ﾐ、:/　　　 　 /／＼　＼ ＼[/'´: : : : |
　　 　 ／　　 　 ／　　　　　｢￣| 　 　 |／l|ハ　　　　'⌒V　 　 　 　 /￣＼＼ 〈　〈 ｝ : : : : /
　　　/　　 　 ／） 　,／ ／　｝ 八 　 　 ＼）}}∧　　　　　　　　　 　 /ニニﾆﾆﾆ=―く|｀ヽ : /
 

　たおやかにタカネは笑うと、そのまま優雅な動作で立ち上がり二人に背を向かる
 

　　　 　 　 / 　 /／ニニニニニニニ=-xヽ　　　　　　　　＼
.　　　　 　 ;　 ／^⌒ ,￣￣⌒^￢=ﾆ_ニﾆ｀｝　　　　 　 　 　 ｀、
.　 　 　 　 ｝/ 　 　 :/}　　　　 ｌ　　　　＼ニ｝　　 :.　　　 　 　 ｀
　　　　 　 ,:′　.:/:/ ｛ ; 　 　 :|　 　 　 　 ` ｝　　｜
　　　　 　 ｉ|　:　 |/ 　|:.|　　　.:|　　 　 :l　　 ｝　　｜
　　　　　　i|　|ｉ .:ト､、|:.|　:.　 .:|＼　　 :|＼ ,′　 ！　　　　　　　　　　さて……安心したところで私はそろそろ王都にいきます
　　　　 　 八ル┘_ ｀|∧_｢Ｌ :」-―､　:Ｌ,_/　　　 ｛
　 　 　 　 '　:ハ Ｙ^仆､ 　 　 -‐　___`┘/　　､　　:.　　　　　　　　　　ヤルオどのとアルトリアのために本気でこの街の立て直しに
　　　 　 厶 ' .:∧　 Vﾘ　　　　／´)州じ′ 　 ｀、　 :. 　 : .
　　　 ／ 　 :. , .::　　 ノ　　　　　　Ｖiン{　　　　 ＼　｀:、: : : : . .　　　　援助しないといけませんからね
.　 ／　　　: :/ .:！　 ｝　　　　　 　 　 ！　　　 　 :.＼ ｀、: : : : :
／　.:　　 .: ,::.::./＾i,　　 _　　　　　　　　 :,　　　　　　: :｀丶､: : : :
　　: :　　: :｛:.::.; 　|ﾍ　　　　￣ 　 　 　 八　　 　 　 　 . : : ｀丶､
　　: :　 : :.:｛: :.|　 |::.::.:.　　　　　　,.　,.厶-ﾍ,　　 　 　 　 : : : : : :
　　: : : : : : ::.::.|　 |::.::.::.〉-‐=≦｝ ／　 ,.:'⌒＼: : : : .　 　 :｝: : ; :
:、　 : : :/⌒＼; 　|::.::.::.::.::.:,厂／ 　 ／　 　 　 `丶､ : : : /: : /: :
　＼ :./⌒丶.　　 |≧=-_::.｛｛　__,／　　　　　　　 　 ＞'" :／: : :
　　 ;:ｆ⌒`　､　　｜::./ア＾７ニア　　　　_,,... -‐ : : ´: :, : ´: : : : :
.　 /.:|　ト、 　 　 |／ﾆ!,／ニ/ 　 　 ／: : : :-‐…: : :´: : : : : : : :
　/..:.:し'ｰﾘ　　　 |ﾆﾆ∧ニｱ′　　/／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 

　そう、王族としての姿に戻ったタカネとアルトリア。二人はそれぞれの職務を全うすべく動くこととなった
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　-‐‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／´￣`'ミs｡＞-‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　 ／ /　 ＼〈　　ト｡
　　　　　　　　　　　　　　 ／/　,.ｲ　 /　/　| ヾ:,　 |　ヽ
　　　　　　 　 　 　 　　／ _⌒/　|　/_　/　:| 　 }　:|　　∨
　　　　　　　　　　　／ 　 xf心　 | /|　ﾒ､　j 　 j　 l　 　 ∨　　ヤルオどのやどかんどのの助けがあれば
　　　　　　　,　-　''´　／/_ ´　 　 f心/| `ﾒ､／　 /
　　　　　 ／　　____／ ／/､　　 :.:.弌ﾂ㍉／　　 /　:　　　|　　大丈夫でしょう……ええ、ではがんばってくださいアルトリア
　　 　 ／　イノ_ハヽ'´ ,ｲ　 `　　　／⌒　／　 ｲ 　 ::　　 {
　　　/ 　 / リ　 〉 } ／八_　　　／　　 ／　／.:|　　 :.　　 .　　わたくしもできるかぎりの手助けはしますが
　　　{　　ﾚ'´　　　,ノ／　　￣ヽ(　　　 {,.ィ´ 　 :|　　 ::.　　 ＼　　
　　　乂__{　　　／'´　　／　. : } ＼　　＼{ 　　 :.　　　::.　　　 ＼あくまでここはあなたの街なのですからね？
　　　　＿}_,.ィ'＾{＿_彡'　　. : ::j　__|｀`丶､｀`'ー-ミ　　 :.､　　　　｀丶､
　､丶`　 {=ﾆ二{⌒´　　. : : :ノγ　乂　(⌒ﾏｰ=ミ　｀丶　＼　　　　　 ｀`～､、
´　　 ／^Y==彡,　　_____彡'´_/　　　＼ ﾟ｡　'/ 　 ＼　 ´, 　 ＼　　　　　　　　＼
　 ／　　　|'´　　∨ｧ'´｡+'”⌒{　　　　　） }　'/　＼　ヽ　i}　　　ヽ
／　　 γ´ｌ　　　 /'´　　　. : :'γ´￣__,彡'　 }　　 ∨　}/　　　　 :..　　　　　　　　　:.
　 {　　 {　 .l　　 Y　　　. : : : : ::{: γ´　 |　　,:_____,ノ ／　　　　　　:.　　　　　　　　　|
　 {　　 乂_,|　　 {　. : : : : : : : : ∨　　　.|､　厂ー=彡　　/　　　　　|　　}　　}
　 乂.　　　 '.　 从 : : : : : : : : : ::::,　　　│∨　 　 ./　　/ 　　　　　;　 / 　 /　　　 /
＼　 ＼ー‐‐'.　　ﾍ＼: : : : : : : : :′　　 | /　　 ／　 ／ 　　　　　/／　　　　　 ／
　 ＼　 ＼　,人　　ﾑ: ＼: : : : : : : ,　　　L　- '´　,．'　 　　　　　／　　　　,.　 '´
　　　)　　 Y　　/´: : }:＼:＼: : : :,､-‐'´　　_　- ¨　 .／　　　　,.:　　　 ,　 ´
　 ／　　／　　{ : : : ::l : : ＼ ／　_,.､-　¨ '.　　　　/　　　　　/　　　 (　　⌒ヽ
／　　／　　　 '. : : : ∧ : : :/　／: : :,　　　'.::.､　 /　　 .′　 {　　　　 ＼　　ノ!
　　／　　　　　 ＼: /: ﾊ: : {　 ′: : :ﾊ　　　'. :ヽ/　　　{　　　{　　　　＼_￣_ノ
乂_(　　　＼　　　 ＼/ :}: : |　 { : : /: :,　　　'. ::/　　　 :.　　　:.　　　　　 ＼　　　　)
　　＼￣　　＼　　　 ＼}: : ､　乂:_:_:_:_|__ノ　'. {　　　　 ＼　　 ＼　　　　　 ｀ー=彡
　　　 ＼　）　　）､　　　 ): : : ＼　　　 ／　　 '.}　　 {　　　＼＿＿＞s｡.,＿＿彡'⌒
　　　___／　 ／ｰ'　　　/: : : : / ｀¨¨´: ﾊ　　　l乂　 乂　　　　　　　／⌒ヽ　 ヽ
　　 /　/⌒´⌒'ー-=彡: : : : / : : : : ::/: ﾊ　　 l: :}　　 }＼＿＿__／　　　 ﾉ　　 )
　　 {　乂__ノ　　　　 /: : : : / : : : : : /: / : ,　　∨　　/: : : : :ヽ　　　　＜____彡
　　 ≧==彡　　　　/: : : : :/: : : : : :/: :/　ハ___/　　/: : : :＼: :',
　　　　　　　　　　 .: : : : ::/: : : : : :/: :/: : 乂＿＿／: : ＼: : :ヽ:〉
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄ､　　 / ∧ 　 / ∧　 /∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿|　〉　 |　-――-　 〉_,{/ ∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 ri|＼／ヽ ＿―-　､　　 ヽ　{
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　 人＼ﾄ/＼ 　./}ノ}＞'"L ノ. 八
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ' 　 　 /　 ｀ ＜　o∨{/ー'⌒ ＼--―┘、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 /　/ {　<>∨ ､　　＼　 ､ ヽ//∧　　　……ええ、わかってます
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ∥ .′{<>|<>V､ ＼ 　 ､　 ､ } ///}
　　　　　　　　　　　　　　　　ー '　/　 .∥.├- ､ <>　 V＼{＼　 ､　､////　　　まかせてください、姉上
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　／j{ ､ r===ミ.＼　{ｘ=≠ァヽ}＼}＼ｲ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /／} ./ ＼＼乂リ＼{＼.乂リ ./　　.' /ノノ}イ_／}　　　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ / }/　 /::∧ 　 　 }　　)　　 / }　 .'´_:::::::::::::::::::::Z__／/＿
　　 　 　 　 　 　 　 　 ト､　 rー / 　 .／:::::::∧　　　　 　 　 / /　/つ }_　 -―:::　.::::::::::::::::::`ーｧ
　　　　　 　 　 　 　 　 }　｀¨　／　 ／:::::::::／//　,　￣ ｀　 {ィ　 /´_／::::.....　　　　　　 .::::::::::::/＿
　　　　　　　　　　　 ／　　／　 ／　＼:::::| }/////＞＿＜ |/　/:.　　　　　　　　　 ......:::::::::::::::::::ノ
　　　　　　　　 　 ／ ＞ ´ 　 ／　 　 　 {`ー―一へﾆ}_{ﾆ='　/　　　　　　　　　　　..::::::::::::::::::::r‐ヽ
　 　 　 　 　 　 ＞ ´ 　 　 ／　 　 　 .:::八､　/／_　人} ／　/　　　....　　　　　 ..........::::::::::::::::::::乂_
　　　　　 ＞ ´　.ィ　 　 ／:. 　 .:: ......:::::::::ﾉ }/'　　 /ﾆ／ 　 /:.　　 :::....　...　::::...::::::::::　　　...::::::(＼´
　 (_＞ ´-‐　￣.｜ 　 ,′､::::::::::::::::::::::／　0　　　乂7　　 /: ::::.. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿r―< ∧
　　 　 　 　 　 　 | 　 ,′_j⌒ヽイノ／_/ }　 　 ／／　　 /)ノ}､_　　　 く￣｀ヽ)ｰ-rー一'´　　 ..:.::∥
　　 　 　 　 　 　 |　 ,′ '" 　 ／ /'⌒ゝ'ヽ　 / / ,ｲ 　 / ゝ-rく |｀⌒￣:._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∥
　　 　 　 　 　 　 ∨.{　　　 ／ , /　 /　　 }　､/ /.:{ 　 |　{／{‐く|　∨、:::::::::::‐-　_:::＿:::::::::::::::::::j{
　　　　　　　　　　 ∨ 、 ／　 '::;ﾄ､　　　 ＿ -{ {ニ{ 　 |＿　 {￣| 　 V｀ ＜:::::::..　 :::::::‐=ﾆ二ー'∧
　 　 　 　 　 　 　 / ＼＼_., ':::/ﾆ､｀ﾆ二三::::: ､{ｨ八　 |／￣/::::|　　 ∨:.　 ｀ ＜:::.　　 　 .:::::::::::::∧
　　　　　　　　　 /／　 ｀, ':::::/ﾆ/∧ ﾆニｱ::/／＼ :＼|／:::/:: : | 　 　 V::.. 　 　 ｀ ＜.　　　　 .::::::∧
　　　　　　　　 ／／　 , '::::::/ﾆ/ニ∧ ﾆｱ::/':::::::::::/:::::::＼ /ゝ-r|　　 　 ∨::..　　 　 　 ｀ ＜　 ::::::::::∧
 

　そして残されるは饅頭と、獅子の姫……
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼　　　／ v　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　_>-=ﾆ. . ア. . 〕iト<」|ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |> ´. . . .ヽ. /. . . . . . . . .|　ﾟ,
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧/. . . . . . . .'^. . . . . . . . . .L　ﾟ,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈 ∧. . . .／. . . . . . . . . . . . . _] ノヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y.< ..／. . ./. . . . . . . . .＞<^~. . . .:.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /｀　-==-./. . .,. . . . . . .､. . .｀. . ､. .:}　　　……さ、がんばりましょうかヤルオ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／./. . .|. . . .|v__{^}__ト. .＼ ＼. . . . ＼!
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿彡ィ j. . . !. ._._j__.^]_[^. v斗匕＜⌒. . . ..＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |∧. . .|. . . | ＼ ＼. . . 斗f笊ｱ｀T=-. . . ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |' ∧. .|. ...ィﾁ笊メ(＼　ﾟ,　｀´ 　 !∧　〕iト　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 { ∧ !∧. .v｀´　　.: ＼(　　　 /'} ∧ !
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 V.∧!. . ⌒､　　　｀　 _　 　 ｲ　!.{ .| |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧. .}　　 　 ＞　 ´　　　／ .j-.|..| j jヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/. . /|　　ィi〔＜< ≧=-＜___ ]´.| j/ j! }　　　　　　 __
　　　　　　　　　　 _　　-=　.／. . /. !　{!　　 Y＜-=TT=-＞ ／./ / ∧　 　 ､丶` .}|^＼
.　　 　 　 　 　 ィi〔　　　 ／. .／ｲヘ!,ノ〉 Y ./　 二ニ二　／. ./ /　 ./｀〕iト=-　-=}}. 　 ＼
.　 　 　 　 　 / .!.!　　　/. . ./!. ./^~ 　 ＼∧Vh､　　　　 /. . ./ /_､ヽ`　　/:::::::::::::/'　　　　＼
　　　　　　　　　}.}　／/. . ./ |. .{::＼.　　　〉 〉イ^ヽ　　 /. . ./ /　　＼　 /::::::::::／　　　　　 ./ v
　　　　　　　{.　 vk.{. ∧. . {Vj,ノ::::::::}　 　ア^~　＼___ ./. . ./､(.　　　　＼!:::: ／　　　　　　 // .}
　　　　　　　{　　ヾ 乂...＼乂::::::::::::〈.､ヽ`　　 　 　 　 {. .{./　　　　＿､ 丶 `^Y　　　　　　//　 }
　　　　　　　｀⌒ヽ.ヾ　　　^⌒ _::::／　　　 　 　 　 　 乂(　　　　 j{　　　　　 .|　　　_　-=V　　/
.　　　　　　 　 　 ∧　　 　 　 　 /　　　　　　　 　 　 　 　 .r──j{　　 　 　　|-=　　　 　 　 ./
　　　 　 　 　 　 j{　＼ 　 　 　 〈　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 　 j{　　 　 　 ./　　 　 　 　 ／
 

　　　　　　　＿＿＿
　　　　　 ／　　　　 ＼
　　　　／　　 ⌒　　⌒＼
　　 ／　　 （ ⌒） 　（⌒）＼
　　 i 　::::::⌒ （__人__） ⌒:: i
　　　ヽ、　　　 `ー '　　 ／　　だお
　　　 　/　　　　　┌─┐
　　　 　i　　 丶　ヽ{ .茶 }ヽ
　　　 　ｒ 　 　 ヽ、__)一(_丿
　　　 　ヽ、___　　　ヽ　ヽ
　　　　 と_＿＿_＿ノ＿ノ
 

　　　で、その後どうなるの？
【1D10:1】
１：街の立て直しに生涯尽力ルート
２：社長がヒーロールート
３：夫婦英雄ルート
４：アインスちゃんがうまく立ち回ったルート
５：タカネさんは敏腕なおかた
６：街の立て直しに生涯尽力ルート
７：社長がヒーロールート
８：夫婦英雄ルート
９：アインスちゃんがうまく立ち回ったルート
１０：あのさぁ……
 

　　　　　　　　　　　　 r‐　 _,,〈_〉‐＼　＼〈 ∨
　　　　　　　　　　__　 .〕 /⌒　　___ノ｀`　 ､ノ
　　　　　　 　 　 ＼ 乂 /　　　ノ　　 ／　　＼ ＼　　　　姉上の援助があるしヤルオの指導力があるから４ヶ月後はなんとかなる
.　　　　　　　　　 r=ﾐ　 |　　　｀⌒~´　　 　 　 ＼ ＼
.　　　　　　　 ＞==彡　|　　　　　　　　　　　　　 ＼ 〉　　……そうはいっても根本的に人手はたりないし
.　　　　　　　 /⌒/¨´　|　 　 　 |　 |＼{＼　　 　 ＼〉　　
　　　　　　　　　 .|　　　|＼　 ＼|＼|≫==ミ`～､、　＼　　問題は山積み。完全に安全平和な街にするまで
　　　　　 　 {　　 |　l l　|‐‐＼　 ＼　 んﾊ　 ＼　 ＼⌒／{ノ丶.,,___
　　　　　 　 {　　 |　l l　| 抖圻㍉　＼ゞ''ﾟ　　 } ＼　　'　､__　　　＜⌒　何年かかるか皆目見当もつきませんね
.　　　　　　　　　 |　l |　＼ Vrう ⌒¨´　　　　　　 ＼ 　 　 　 ＼　 ＼
　　　　　　　 　 八,人＼__,,＞　　　 　 ,,.　　/Y　　　　　￣￣ヽ　、　 ＼
　　　　　　　　___＞　　 |　込､　　 ｀　　 　 　 |　　　　　　　　　}　}　　 〈
　　　　　　　 _ノ　　　　/ /　　≧=-　 　イ__／/　　　　　　　 / イ　　 ＼
.　　　　　　⌒7　　　 ./ /　　　　　_,‐=][ニﾆ=-7／　　　　　　　　　＼⌒丶
　　　　　 ⌒ｱ　　 .／／　＼_ -‐=ﾆニ][ニﾆ=- j八　　　　　　　 ＼⌒＼:.
　　　　　　 /　 ／(　(　　　 〕　‐=ﾆ ／l〔ニﾆﾆﾆ=‐ ＼{＼{＼{＼{⌒＼:. :.
.　　　　　 /イ　 　 ＼_‐‐__､〕／ ￣　　　 ￣￣＼=‐ ∨〉 丶:. :. :. :. :. :. :. :
　　　　　　 /7ﾊ　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　 　 ＼=‐〈{i:./　＼｀`～､、..,__
.　　　　　 /:. :. j/j八　 ／　　　　 :/ 　 　 　 　 　 　 ＼‐{ 　 /:. :＼ 　{ﾆﾆ=‐
　　　　　/:. :. :. :.,､丶ﾞ´　　　　　　　　　　- ‐=＝=‐ - ミ 〉 /:. :. :. :.＼{ﾆﾆ=‐
.　　　　/／: ／　　　　　　　　　.:′:／‐=ﾆニニニニ=‐ 丶 :. : : : : |　丶 =‐
.　　　／ : . ′　＿＿＿＿　　..:　.:/‐=ﾆニニニニニニ=‐}i:. :. :. :. :|　　 ＼‐
　　 /:. :. :/　 ／-=ﾆニﾆ=-＼::{:: /‐=ﾆニニニニニニ=‐ 八＼:. :. :|
.　 /: : : : { ／‐=ﾆニニニﾆ=‐丶/‐=ﾆニニニニニニ=‐ ｲ　 　 〉:. :′
　 :. : : : : {‐=ﾆニニニニニニ=‐ ＼‐=ﾆニニニﾆﾆ=‐／＿__／:.:.:/
　 :. : : : 八‐=ﾆニニニニニｲ‐=ﾆﾆ≧ ‐=ﾆニﾆ=‐_≦_〉__／:. :. :./
　 :. :. :. :. :. :.‐=ﾆニニニ／￣＼／￣￣￣￣　___＿/=‐{＿__／
　 :. :. :. :. :. :. : /i〔‐⌒ 〕　 　乂〈∧乂 　 　､丶二二ﾆ=‐{
　 :. :. :. :. :. :. /　〔ﾆﾆﾆ⌒ト､ ..,,‐∨〉‐　／ニニニニﾆ=‐{
　 :. :. : : : : :/　　 〉ニ/:. :. ＼ニ＼＿／二二二二二二/ニ=‐_　 　 ⌒＼
　 :. :. :. :. :/　〔　/==∧ ／　　‐= 二二二二二二二二二=‐　／　／　　丶
　 :. : : : : :}　 〔,/ﾆﾆ／〉　　 　 }‐=二二二二二二ニニﾆ=‐／　／
 

　　　　　　　 _ _
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　　　　 　 / / /　 ／)
.　／　　 / / / ／／　 　 ＿＿＿__
./　　　　| / ／／　　　／ ⌒　　⌒＼　　　まぁそうはいってもなんとかできるならなんとかする
　　／　│〈 　 二二二) ( ＞）　 (＜ )＼
.　/　　　|　　　 |　／:::: ⌒（__人__）⌒::::: ＼　無理そうならみんなに頼る！それしかないお！
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　　　　　|＼　,ノ　 ＼　　　 ｀ー‐´　　　 ／
 

　社長のおかげで一つの破滅は回避された。だが、それでも抜本的な問題は残っているし、ゲームのように簡単に
 

即解決とはいかない。だが。それでもヤルオとアルトリアには未来が見えていた。ゆえに二人は力をあわせて立ち向かうこととなる
 

　転生者だとか現地人だとか関係なく、ただその地を生きるものとして、愛するものとともにあるために
 

　　　　 ＿＿＿_
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..　／（ ー） 　（ー） ＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　……さ、今日もがんばるお
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＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／　　　昼間のヤルオはアルトリアのものだから
　r´､＿__∩∩＿_,　 /
　＼＿_　´人 ｀　＿ﾉ　　　　　存分にこきつかってくれお
　　ヽ 　￣　　￣ |
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　　　|　　　ｒ　　/
　　　ヽ　　ヽ／
　　　　>__ノ;:::......
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　l∧　 〈　〉_＿〈　〉　　| 〉　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 〉〉／　　　　_＿)､__｀`ヽ､ |: 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |/　　/(／　　⌒7　　　　＼| )k
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　/ﾆ(／　 　 ,′ ⅴ/　 ／ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 └|＼|＼_____　　/　　　 V(/_,､ｲ＼＼　　　ええ……わ、わかりました
　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈/}＼＿____⌒ﾆ=ｰ|　　　|/　＼　　ヽ乂
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {/〉|　|　　 l　/|　/|　　　|＼　　＼　|___　　一緒に、がんばりましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈/} |　|　　 |/__l_＿|　 　 |／__ 　 |ﾍ ! ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 人} |　|　　 |　__＿__＼　 !r少’＼|　〉／⌒〉　
　　　　　　　　　　　　　　　__)⌒ 人|　|　　 |〈乂ツ⌒　＼ :/:/:} 　 )　　　/
　　　　　　　　　　　　 ア⌒　　　　 Ν|＼　　/:/:/:　 　 〉　　 八 (　／⌒ヽ
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　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏ(____　　　　　)ﾆ| 　 | ￣￣]¨｢￣)ニ(__　jﾉ＼}　} 　 　 V/
　　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏニ(_＿　　　ﾆ| 　 |ヽ　　 } {　　}ニﾆ( 八: : {　{ 　 | 　 V/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 )人ニニ(___)ﾆ| 　 |__}＼__} {　　乂(_ /: : : : }　} 　 !　　 V/
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　　　　　　　　　　　　　 // : : : : : : : ／ ／⌒ ､ヽ⌒ヽ(:::.⌒”¨“"''　､:＼＼人　 ＼　V
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　　　　　　　　　　 　 　 } : : :| : ／ ／./:::::::::.⌒　 　 　 　 　 ;.　　　　　 ⌒:.　|　　 　Υ
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　　　　　　　　　　 　 　 }: : /八＼ )ノ　　|┌――――‐ ＼ﾉ:／ ￣　　 }}/
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ニニニニﾆ/イニニニ(　　　　　__,.､ヽ`｀ ＼　 ∧　 }　　　 ／　　　　|ニ(／
 

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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ':::::::＿／＿'::::::::}　　といったところで、今回はここまでだな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::::ﾉｯｭ}　ｯｭ ヽ::ﾉ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ{　 ﾉ__ ヽ　 { ﾉ　　いやそのなんだ？ここが切り時というか
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　-　 ｧ　 ﾊ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧　＿／|　　　　いろいろぐだったからな
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ノ{　￣　　}〉､
　　　　　　　　　　　　　　　＿＿ 　イ　}　　　　/　 }ヽ＿　１としてもいろいろ雑でうーんってなってしまってるし
　　　　　　　　　　　　　　/　､　　 ノ　　!　　　,　　 〉⌒　 二ﾆ',
　　　　　　　　　　　　　 , ＼　,　 ∧　　|､___ノ　 , '　　　/￣__‐!　あと、息抜きでやるのなら気軽に
　　　　　　　　　　　　　,ヽ⌒ヽ! 　 ∧　 '///　 /　　/ /＿-ﾆﾆ}　
　　　　　　　　　　　 　 !､ ヽ　 }ヽ　 ∧　'// ／　　/ /´⌒　￣ﾊ　別のをかきたいってよくもある
　　　　　 　 　 　 　 　 {＿　　/￣ ７ﾆ=- {/＿{＿!ノ-=ﾆ´ ＿_'
　　　　　　　　　　　　 i ﾆ=-　廴___!　　　　　　　 　 　 ヽ,　ヾﾉ
　　　　　　　　　　　　 {´　　 /!／^}!　　-─＼ヽ　--　─ ／
　　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ __／: : : : :辷==ﾆﾆﾆ!⌒ヽ二ﾆ=-'
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　　　　　　社長のその後は？
【1D10:3】
１：あっくんといっしょに頑張ったよ
２：一人現実に帰って胃壁をすり減らす日々
３：黒幕と戦いつづける社長
４：希望者みんなを現実につれかえった社長まじヒーロー
５：ｓｆさんに捕食されました
６：あっくんといっしょに頑張ったよ
７：一人現実に帰って胃壁をすり減らす日々
８：黒幕と戦いつづける社長
９：希望者みんなを現実につれかえった社長まじヒーロー
１０：この世界の神となる！
 

――社長はヤルオと離れ……宇宙中を飛び回り、黒幕と戦い続けたようです
 

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　　　　　　　　　 ／　　　　　　,　　　　　　　　　　r ､　'＜:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i.
　　　　　　 　 ／　　　|i　　　　　　　　　　/　ト､　　 ＼ 　 `'＜:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼:i:i:i:i:i:i　　饅頭はこの地に骨を埋めるか
　　　 　 　 ／　　　i　 |:::.　　　　　　　　　　　 _　＼　 丶　/:i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　　　　}　　　　 ヽ .∨::.　　　　　　　　　　 Y O. ', 　　ﾒ:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i::i:i:--　だが、私はあいにくそうはいかない
　　　　　　i　　　　 　 `　 ＼__　　 　 　 　 　 　 ー ' } ／:i:i:ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　 　 /∧　　　　　　　　　'　　　　　　　　　　 ＼/ ':i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:/:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:　ここで妥協してノーマルエンド、ではなく
　　　　　 ./∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ イ:i:i:i:i:i:i:i:i:／:i:ｉ:ｉ/:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|:i:i:i:
　　　　　　 /∧､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:i:i:i:i:i:i:／:i:i:i:i:i:':i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:　トゥルーエンドをめざさないとな
　　　　　　　　　 : :.　　　　　　　　　　　　　　　　　./:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:/
　　　　　　　　　 i: : : :.　　　　　　　　　　　　　 _／:i:i:ｉ:／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i/:i:i:i:i'　　……きっと、黒幕もみているだろう
　　　　　　　　　 |: : : : : :: .　　　　　　　　　　　⌒:i:i／､　ヽ:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／
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