やる夫は粉狂いの貴族のようです　３話

――やる夫は粉狂いの貴族のようです
 

　　　　　　　　　　　　　 ,.rﾍ
　　　　　　　　　_i￣ ７´　 ir ´^!　　　　今日も王の姿をおかずに
　　　　　　 r‐'´/　　/　/ ﾍﾍ　 ヽ、
　　　　　　 i　 /　　 iVL__i　 ヽヽ　〉　　麻婆がすすむわ……
　　　　　　 l　　　　/　マぅ　　r_レﾞ
　　　　　　 ii　 r‐v´　　　　　 Y',　　　　　　　　　　,.,.,_r―‐‐- 、
　　　　　　 ｀}　ト、j　　　 - 一/　　　　　 __,.---.イ_,. ――　　 ＼
　　　　　　ノﾉ　i　ヽ,'　. 　　　,iﾞﾐ　　　　 { r.,:.::_.／ ゝ二 ―‐　　｀　｀丶
　　　　　 "ｲ　iヽヽ.,＜ ｀'┬‐iﾘﾐ　　　　　；￣　　　　 ヽ.二__　　｀　　　 ＼
　　　　　　ﾘ ハヽヽ=＝┐￣「V___　　　　　　　　　　　　　　｀'　.,__　　　　|
　　　　　　ﾞ" 「´　ヾﾞ　　 i;:;:;:;く　　￣￣￣',ヽ　　　　　　　　　　　i;ヽ.,__　 iゝ、
　　　　　 _,.ノ　￣￣ ｀;　 i |;:;:;:;ヽ,　　',　　 :　 ＼　　　　　　　　　|ヽ; ; ; ;￣ ト、
　　　 ／　　　　　　　　' ,　i:|;:;:;:;:;:;i　,　' ,　 :　　　Y　　　　　　　　|　`ー――‐1
　　／　　　　　　;,　　 　　ヽ,'ヽ;:;:;:;:ヽ　　｀, :　　_ _」__ 　 　 　 　　| ;　　ヽ 　　 |
　　i　 ｀　　,　　　 i　　i　　　 ヽ'ト、| ヽ',　 ヽ!　　　　ヽ._ 　 　 　　| ',　　　ヽ.　 !
　　|　　　　 ｀'　,　 i　 !　　　　　i i;:;ﾍ :;:ii　　 'i　　　　　 ＼ 　 　　|　;　　　　 　|
　　l　　　　　　　 ヽ」/　　　　　 ', ',-'T ;:i i　　',　　　　　　　`'‐-.,」　 ,　　　　;! |
　 　!　　　　　　　　 '!　　　　　　 ヽ',:;:ﾍ;:;i i　　ヽ　　　　　　　　 ﾉ　　　　　　 ,.'
　 　 i　　　　　　　　 |　　　　　　　 i i;:;:;:;:;:i i　　 i‐-　.,　　　　　;
　　　i　　　　　　　　〈!　　　　　　　 i i:;:;:;:;:;:i i　　 l丶,
　　　 ヽ　　　　　　 ,' |丶、　　　　 ',　i i;:;:;:;:;;:i i　　kｫ　`
　　　　ｲ　　　　　　;'　i　　丶　　　　,　i i;:;:;:;:,.ヾ 、
 

――夜会の翌日、王宮会議室
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　 　 　 　 　 ｧ─ 、　　　　　　　　　　　ｧ─ 、　　　　　　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　乂　　　　　 　 ||　　 |　 　 　 　 　 　 　 　|　　 ||　　　　　　 ﾉ　乂
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　　　　　＿　　　　　　　　｣L_,, 　 -‐ 　 "~￣　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣~゛　　 ‐-　　_|　　 ||　　 　 　 　 ＿
　　　　ノ＾乂　　　　　 -= 二_　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__　　　　　　　　　　　　　　 　 _二 =-　 　 　　ノ＾乂
　　　　|　||　|.　 γ　　 ,ノ§ 乂　　　　　　　　　　　　　_ﾉ(§乂_　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ノ §乂. 　 ヽ 　 .|　||　|
　　　　|f⌒Y|　　{　 　 |　.V/　| |　　　　　　　　　　　 ∧ゞ==彡∧.　　　　　 　 　 　 　 | |　.V/　| 　 　}　　|f⌒Y|
　　　　|　||　|　　〕ｈ､　|／｢|＼| |　　　　　　　　　　　|ｉ　∨─∨　ｉ|　　　　　　　　　　　| |／|:|＼|　 ィi〔 　 |　||　|
　　　　|　||　|ニ］.　 　 |　 |:|　 | |　　　　　　　　　　　|i／ | 　 | ＼ｉ|　　　　　　　　　　　| |　 |:|　 | 　 　.［ニ|　||　|
　　　　|　||　|］ﾆニ二| |　 |:|　 | |¨ '''''' 冖￢ ───|i 　 | 　 | 　 ｉ|─── ￢冖 '''''＿| |　 |:|　 | |二ニﾆ［|　||　|
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　　王宮の最奥部にある会議室。ここは国家存亡にかかわる大事の話し合いをするためだけの、国でもっとも防諜がなされている部屋。
 

その部屋にて今まさに会議がはじまろとしていたのだ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ ...... _
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:..､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ､くミ辷彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{.:.:＞＞ぐ彡イｲ ／/.:.:.:.:.:.ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　 （､、__..ノ彡ｲ{γ} |:/／ Ⅳく|:./ﾍⅣ!iﾍ!　　えー、ただいまより件の粉狂いやる夫子爵の
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ≫＞.:／.: 人ゞ j′ 　j/㍉ゞ　厶!!|
　　　　　　　　　　　　　　　{イ.:／.:.:.:.:.八:.ﾍ、ｊ　　　　´┌仞ｲﾘ　　　今後についてのドラフト会議をはじめさせていただこう
　　　　　　　　　　　　　　 　 彡.:.:-=彡:.:.｀:.ぐ　｀ｰ ､ >､j彡イ
　　　　　　　　　　　　　　　　イ.:ハ.:.:.ﾉ.:.:.:ﾘミ`ー=≠ー ､　　　　　　司会進行は中立オブ中立
　　　　　　　　　　 　 　 　 　ノﾉ从.:（((人ﾉ　　 /´ 　 　 ｀＼　
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ///// ヽ｀ ー　　　｀ヽ　　　　　 ' 、　　主食が麻婆の大祭司キレイが取り仕切らせていただく
　　　　　　　　　 　 　 　／'////　　　　　　　i　 　 　 　 　 ＼j
　　　 　 　 　 　 　 　／ 　 　 /　 　 　 　 　 ｛　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 . イ　　　 ヽ |i:､、 　 　 　 　 ｝＿__　　　 　 ｀ヽ/
　　　　　　　　 // /,　 　｀ヾV/,＼ヽ、　　　 く、　　　　｀ヽ　　　ヽ
　　 　 　 　 　 {/ﾍ//　　　 ////////7ｧｧ==…ヽ､、　　　　　　＼'､
　　　　　　　　 Ⅵ/＼　　 //////////　　　 ／｀＼ヽ､、＿__　　 ｀＼
　　　　　　　　 くУ/∧ﾍ////////// 　 　 /　　 　 }/ﾍ＜　　　　ヽ＼ヽ､、
　　 　 　 　 　 ////∧∨////////｛　/　 /　　　　 |//ﾊ⌒ヽ　￣｀>/∧´￣｀ヽ､　　　　　　　　　　　　　_ ノ ）
　　　　　　　　{////　ヽゝ////////／　 /　　　　 ｲ///ﾊ、　　 　 '/ ハ　　　　　｀ ー──-rrx、 ＿／　 ／
　　　　　　　　|////　 ハヽ＼＼∨/　 ／　　　　　/////小ヽ､、_＿____ 　 　 　 　 　 　 　 //￢'´ 　 　 く
　　　　　　　　|////, /　 ∨ ヽ丶ー=《′　 　 　 ,///////　ヽ////////7ァｧ､、　　　　　//　　　､　｀ヽ　ヽ
　　　　　　　　|/////,　 /へ＼＼　　 |　　　　／ //////　　　｀￣￣￣￣｀`'＜//ァｧ､、,{{､、___　 ｀ヾ､、ヽ ヽ､、＿
　　　　　　 　 j/////_／∧　 ｀＼＼__|＿__／ ／ﾍ///ハ　　　　　　　　 　 　 　 ｀`寸///{{///　｀`ヽヽ Y＾ー- -ー′
.　　　　 　 　 {//////／/∧　 ヾ､、__｝_＿___　__＿Ⅳ／ﾊ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼//||//　 　 　 ＼ ＼_
.　　 　 　 　 ∧/／／　//　 ＼ 　 ／　 　 　 　 　 　 ヽ＼ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　 ＼!!/　　　 　 　 ｀ｰ ､_ヽ
　　　 　 　 ∧////７, / ' 　 　 　 /　　　　　 　 　 　 ／／/
　　　 　 　 Ⅳ'////, ∧ 　 　 ＼/　　　　　　　 　 ／´ 　 ハ
　　　　　　 |////∧/∧＼､、　　`ｰ=ニ二.＿__　　 　 ／ 　 ,
　　　　　　 |///＼//∨//∧＼　　　 　 　 　 　 　 ／　　 　 ,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.. -─……─- ..、
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　　　　　　　　　　　 ,.'　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　　　 　 :.
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　　　　　　　　　ｒ┴、　　　　　　　 _,. --､　　　　　　 , -‐ ､　 j
　　　　　　　　 ,' ,ﾆ､i　　　　ｒ‐.ｒ≠―――､┐,―-､ｒ――‐.､┼i┐
　　　　　　　　 i !廴i　　　　 ￣| =ﾆ二ｴユ=　ﾚ'⌒ i仁二ｴﾕ>{ .厂　　ドラフト会議もなにも……今後のことを考えたら
　　　　　　　　 l　ｒ┤　　　　　 |｀''‐ ..,_,. -'"　|　　　l｀'‐ .__,. ' i　|
　　　　　　　　 ',　!_ｊ　　　　　　!　　　　　　　 !　　　i!　　　　　!/　　　俺の案一択だと思うがね
　　　　　　　　　', ､_　　　　　　 ｀ー――‐一'〟　　!｀ー――i′
　　　　　　　　　 ヽ_)　　　　　　　　　　　　 ,. 'ﾞ　　　〉　　　　 !　
　　　　　　　　　　　ﾍ　　　　　　　　　　　　' .-､　 r'　　　　 ,′
　　　　　　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.'　
　　　　　　　　　　　　 ﾄ、　　　　　　　 ＿＿＿,.....,＿　　 /
　　　　　　　　　　　　 l　＼　　　　´￣ __,,...............､_　｀　.′
　　　　　　　　　　　　 |　 ', ｀'､　　　　　　　　　　　　　 /i
　　　　　　　　　　　　 |　　',　 ｀' ､　　　　　　　　　　 ./ .l
　　　　　　　　　　　＿|　　 ',　　　｀' - ..　　　　　　 ／i　|__
　　　　　　　　　 厂　ｒi　　　',　　　　::::::｀' ‐ -- ‐ '´::/　 ﾄ､｀'､
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ､＿＿ ト､_,ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ゝ‐-:.｀`:.:.:'￣≧_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /:.:.:,ゝ-:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｿ:./:./,:.,､,､:.:.:､ヽ:.＼:.ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛:,ｲ:|:.|ﾞ'"|:.ﾄ､:}:.i| Ν:Ν
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |∧:ﾄИ:.i　,|/ Иﾉﾚｌ::Ν　　　ほぉ……さすがセリザワ辺境伯
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `.f∧狂ｭ, 斥弋7, ｉ´ﾘ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゞﾍ　 〈| 　 　　/‐'弋　　　ずいぶんと強気なご意見ですな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 彡ｲ ヽ ｰ==- ∠ｨ: :.イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「ﾚﾘrl丶-イ─ﾉｲﾍﾉ　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,-───'L|人 `Y￣|＿__／ハ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /: : |: : :./: ://|::::`ﾒ-イ{: : : : /: :ｉ: : :.,ｨ´￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: : ハ:.:/: ://:::|:::/::::::ハ∨: : : : :|: :./: : : : : :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_У: : У: :,リ : :|::j::／:::: | |: : : : : |:./: : : : : : :.ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉: : : :.:｝ ://:::::::::Ψ:::::::::: | |: : : : : |:|: : : : : :.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :.:.|: : | |::::::::::╋::::::::::::| ﾄ､: : : : ｿ: : : : : :.:.く
.　　 __　 ｒ=-､　　　　　　　　　　　 　 ／: : : : : :|: : | |::::::::::┃::::::::::::| |: :､: : :｀Y: : : : : : :.〈
　／π-､｀}ヽ Y　 　 　 　 　 　 　 　 j: : : : : :.:.:｝: :ﾉﾉ:::::::::ﾉ::::::::::::::::| |: : ､ : :.::|: : : : : : : : ＼　 　 　 　 ,ノﾌ _辷 ､
　｀Y´,ｒ‐く　 　 ＼＿ 　　 ＿＿,ｒ‐＜: : : : : : :.:.|: :| |:::::::::::|::::::::::::::::::| |: : :.､: : ::{: : : : : : : : : : 〉　　　　/ ノ辷ｰ､｀|
. 　 ｀〈_.ﾀ´`ｙ-ヘ ｝|:.｀￣´: : : : : : : : ..｀`ヽ:.:.:.:/|: :| |:::::::::/::::::::::::::::// : : :.::､: : 入: : : : : :.:,ゝヘ-ｙ‐フ.　r- ､|　|/
.　　　　`-'廴＿_.」:|:.:. 　 　 　 　 　 　 . : ::.:.:/ ﾉ: :| |:::::::::|:::::::::::: . | |: : : : .::.､:/　 Υ: : :./.: . 　 / Ｙ　　 入　Υ
　　　　　 　 　 匕丿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ,ゝ:.:.| |::::::::ﾉ::::::::::: . :| |: : : : :.:.く　 　 |: : . 　　 　〈　 ト-┬‐┴‐'
　　 　 　 　 　 　 卜-───--───'´　ﾉ: : :.:| | :: /:::::::::::::::: :| |: : : : : : :.:|　　 ヽ: : : : : : : :ヽ .＼ﾉ
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　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　 　 　 　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　 /　　　 　 　 　 _,/ 　 ヾ、　　　　　　　 ‘，
　　　　 ./　 　 　 _,,.z≠'"　　　　 ｀`=x､、　　　　　',
　　　　/　 _,z≠'"　　　　　　　　　＿＿｀`ｰ＿　　　i
　　 　 '-γ￣_　-￣ ミ｀ヾ;,z=ﾐ./ ,　-─‐-　、 ヾ＝.!
　　　 i.! .|　 '__-‐ r‐ｪ=､｀ .}!　 ｀! ',zﾆr_ヾ二- `　.! .|!!　　　　まずやる夫子爵は領主となり領土を運営する必要がある
　　, -ﾘ 八　‐-￣￣ ／ ,/.!__.　 ､｀ ‐-　　-‐ '"ノ　.l! ‐､
　 //ヾ　　｀　ー──　",:''"´ 　 ﾞ､￣￣￣￣　　　 |ｲ i !　　　その視点で健全な領主としての役目という観点から
　 ! ! ､:!　　　　　　　　 /. ,-､　,-､ Y　　　　　　　　 .!;:　 !
　 .i i :::|　　　／　 　 　 ｀　　 　 　 ′　　　 ‐￢　　|ﾉ/ i　　　ものをみてるのはまず俺だけ。ならば当然俺の意見が主流と
　 ﾊ ヽ:|　　 ' ＼＿　.........:::..........:::............._,.ィ　　　　 |/ /
　　 ＼ i 　 　 　 ヽ ｀ ー──_　二　￣ ./　　　　　'_ノ　　　するべきだろう？
　　　　ヾ､ 　 　 　 ∨￣￣　　 　 　 ￣/　　　 　 ./
　　　　　∧　　　　 .i　　　　　　　　　 /　　　　　./
　　　　　 .∧　　　 .!|　　　　　　　　 /　　　　　./
　　　　　　　ﾍ　　　!ゞ¨¨¨¨¨¨¨¨¨У　　　　　/
　　　　　　　 .|ﾍ　　ヽ｀¨¨¨¨¨¨´_,.ィ　　　　 ｲ
　　　　　　 　 |　ヽ　　 ｀￣￣￣　　　　 ／ .|
　　　　　　　　|　　:.＼　　　　　　　　 ／　　.!
　　　　　　　　|　　 :.:.:.＞　＿＿_　ィ:.: 　 　 |
　　　　　　　　.!　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .: 　 　 !
　　　　　　　/┤　 　 ::. ヾ:.:.:.:.:.:.':"　/　　　 .Lヽ
　　　　　　./　　＼　　.:　　　　　　　.:　　／　　‘，
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ´: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾞ＼　　　ハ
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : :. :.∧: : : : :. :.|: : :|: : : : : :＼ 　 グ
　　　　　　 __／: : : :./: :/: : : : : : ／:／　|: : : : :. :.|: : :|: : : : : : : :l
.　　　　 　 ｀７: : : : /: :/: : : :　／}／　　｜∧: :/: |: : :|: : : : : : : :|　ハ
　　　　　　 /: : : : /: :/ |: : :／ 　 　 斗- |/　∨:./|: : :|: : : : : : : :| 　 グ
　 モ. 　 　 | : : : /}／ヽ|／　　　　　　 　 　 　 V:.:|: : :|: : : : : : : :|
.　 ニ.　　　| : : /　≧=‐　　　　　 　 ,ｨｆ笊芹ミメ、 : : ｌ: : : : : : : :|　　　そうだよ。だいたい一点特化のなにがいけないの？
　　ュ.　 　 |: : :| 〃 /::::ﾊ　 　 　 　 　 /:::::::ハ　 }}|: : :l=ミ: : : : : ト
　　　 　 　 |: : :| {{　::::::::::{　　 　 　 　 r┘:::ｒ‐　　 |: : :ト,ハ: : : :｜:|　　パンとサーカスこそ領主運営の要
　 モ. 　 　 |: : :|:l　 つ　r'　　　　　 　 ト-‐'　 }ﾞ　ﾉ|: : :|｛ソ}: : : :｜:|
.　 ニ.　　　|: : :l:l　 乂_ツ　　 　 　 　 乂＿ﾞノ　　 |: : :|ノ7: : : : :, :.:l　　そのパンに全力全開は貴族として当然
　　ュ.　 　 |: : :|:l //　　 　 ,　　　　　 　 　 　 ///|: : :|_/: : : : :/: /
　　　 　 　 |: : :|:l　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　｜ : |: : : : : /／　　　うちの派閥で買い支えるくらい余裕なんだけど？
　　　 　 　 l: : :/　　 　 ゝ-----------|　　　　　|: : :|: : : : /
　　　 　 　 |: 込　　　　/...............................ゝ　　　　:|: : :|: : :.ｎ
　　　 　 　 |: : : :＼　 /.. r―――┐.......|　　｡s≦:|: : :|: :.//__ｎ
　　　 　 　 |: : : : :|　/... 人＿＿,／..........|≦,／//ﾞ|: : :|:.└'⌒┘
　　　 　 　 |: : : : :|:/...................................... |　 {////,|: : :|:.＿: ｛
　　　 　 　 |: : : : /...........................................|／ゝ---,|: : ,: 辷j /7
　　　 　 　 |: : : /.......r―――┐ ............ |ニニニﾆ|: /二=くノヽ
　　　 　 　 |: : /...... 人＿＿,／ ............... |ニニニﾆ|/ニニ_ｎ＿_}
モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモ└i┌ｚ」
　　　 　 　 |/.................................................../二二二二ニニﾆ∪ニ{
　　　　　　/.................................................../ニニニニニニニニニ ｛
 

　　　　　　　　 ／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
.　　　　 　 　 / .:/:.:.:／:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/,ﾍｨ1:.:.:.:.:. 〉
　　　　　　　 { .:/.:.:/:.:.:.:.:.:/.:.:,〈:.:.:.:j !ミｼ{:.:{i:. （
　　　　　　　 ﾚ'i.:.:/:.:.:.:.:.:ﾊ:.:/ ﾊ.:.:〈〈　　}:.:!i:.:i: }
.　　　　 　 　 乂.:{ ,.へ__} |=}≧丈z}_}　 {ｨ孑ﾊﾘ
.　　　　　　-=彡 ﾚ{ - i　 刈亠ｲ`ｿｿ　il圷ﾉﾘﾉ　　ふむ……なるほど、セリザワ辺境伯が主張される
　　　　　=≦三:.:.:.:ヽzｿ　ﾐ　　　 　 　 i|　′
　　　　　　 z彡:.:.:.:.:.:.:ハ　　　　　　ヽ 」ｲ　　　　　子爵領そのものの健全な運営。だがうどん派とパン派は
　　　　　　　/ ｨ.:}:.:.:.:.:こﾑ 　 `ー―‐'´:.:ﾐ=-
.　　　　　　 {/ !:ﾊ:.:.:.､ミ=- ＼＿___/.:i:.ヽﾐ=-　　　自分たちで買い支えられるから問題ない、そういう主張と
　　　 　 　 　 |￣￣￣￣}―‐┴‐1^iﾊﾉ
　　　　　　厂`: : : : : : : : |:::::::::| ::l::| :|‐、　　　　　　……それで、あなたはどう思われます？
　_　 -‐　´-: ､: ｀: :―-: :{＿_::j__j∧/ ﾑ` ‐-　. . ＿
´: : : : : : : : : : :＼: : : : : : ｜ }::ﾍ::::ヽヽ ﾊ: : : : : : : : :｀f´: ヽ
.: : : : : : : : : : : : :ﾉ: : : : : : :|i :|:::::::}::::::ヽ＼: : : : : : : : : l: : : :!
: ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : |i :|::::::::ヽ:::::::', ﾊ: : : : : : : :/: : : :l
: : : `,: : : : : : : : : : : : : : : : !i :!::::::::::::}::::/|: :|: : : : : :∨: : : : :!
: : : : `,: : : :／ : : : : : : : : : !i :!｀:---ｚ'´::|: :|: : : : : : :', : : : : !
: : : : : :': :〃: : : : : :.: : : : : :!i :!::::＿| |＿:|: :|: : : : : : : ',: : : : |
: : : : : : V: : : : : : :.:.: : : : : :|i :|└‐┐ ｰ┘ |: : : : i : : :i: : : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ／ ~＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ__ﾟ。__　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧　/　￣｀　-‐- ､ ≧
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 ／／　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　 　 　 ／／　　　　　／{　　　　/{　　　　 　　 　 ∨}
　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 ／__, { 　 　 /‐{- ､　　　　}　 ∨/　____
　 　 　 　 　 　 　 /　 /　　　　／ 　 　.{　 　 /　 ',　　　 　　}|i　//}　| 　|　　　え？うちとしては別にうどんでもパンでも万能でも好きにして
.　　　　　 　 　 　 し　　 　 　 .≧芋ﾐ　 {　　 ′　 ﾟ。　　　　 |i // .}/つて)
　　　　　　　　　　 　 {.　　　x　 /∨ﾊ　 ゞ _ﾉx芹弍ﾐ　 　 　 |i//／{{ | {三)　　でもお酒つくって？お金なるしみんな幸せだし
　　　　　　　　　　　__　 　 /　　乂zソ　　　　/∨:::ハ刈　　 .|／ﾆﾆ ﾉ　｀´
　　　　　　　　　　　}=:∨ .{　i:i:i:i:i:i　 　 　 　 乂てzソ }　　　/ﾆﾆ ／　　　＼　　私が飲みたいもん
　　 　 　 　 　 　 　 ',二∨ ゝ　　　　　 __　 　i:i:i:i:i:i/　}　　 /ﾆﾆﾆ!.　　＿ 　.!
　　　　　　　　　　 　 ﾆニ〉､{　〉 ､ （　　　）　　　／　 j__ ノﾆﾆﾆﾆ|丶 r廾t　|
　　　 　 　 　 　 　 　 |=:/　 ./=ﾆ=≧ ニ|j　 -／ 　 /　 　 ゞ=___ |丶├‐┤ |
　　　 　 　 　 　 　 　 }ﾆ{　./=ﾆ/／ {　　　／ ／　/ 　 　 ／　　 | /.└‐┘ |
　　　　　　　　　　　　　　ゞｨ= /〈 　 { .,´ .{ ／ {⌒}　　 ／ ＼　　ゝ _______ ノ
　　　　　　　　　　　　／ﾆﾆ=/ ./ ',　|/ ／{{ -‐'　 ゞ__/　{ﾆﾆ ＼
　　　　　　　　　　　　＼ﾆ／ゞ_{　 ‘，//　 ゝ　　 　 /　　ﾟ。ﾆﾆ=〉
　　　　　　　　 　 　 　 ／ﾆﾆ /ゝ　 {___}　　　　　　/　　　 ‘，／
　　 　 　 　 　 　 　 ／ﾆﾆﾆ=/　 〉　|　.|　 　 　 　 { 　 　 |i
　　　　　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆ=./　　}‐-|　 ', ----‐ '''　 　 　|i　}
　　　　　　　　 くﾆﾆﾆﾆﾆ=./　　/____', 　 ',　　 　 {　 　 　 |i
　　　　　　　　て＼ﾆﾆﾆ=/ 　 { /コ/ ', 　 〉‐--- '}　　　　|i　 |
　　　　　　　 　 ゝ-ｲゞ _/　 　 ﾆﾆﾆﾆ ＞' /コ/。 {｀ﾏ　　 |i　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 叨ﾆ',叨　　|i　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ叨ﾆ',叨　 |i
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ＼／ﾆﾆﾆ叨叨　　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ ﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　∨ﾆﾆﾆﾆ |',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　ﾟ。＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ ﾆﾆﾆ.| ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ |　　　　＼≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 } ﾆﾆﾆ {　 ∨ﾆﾆﾆﾆ !　　　　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ﾆﾆﾆ |　　∨ﾆﾆﾆ |　 ゝ､　　　　≧ﾆ=- '
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ﾆﾆﾆ |　 　 }ﾆﾆﾆ {＼{　 ｀ --- ´
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゞ ﾆﾆ |　 　 ｌﾆﾆﾆ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ__ ′　　　 }__ﾉ
 

　　　　　_,_.-､,-‐､　　　　　　　　　　　 ,． '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ､ ＼
　　　,ノ　　　　　｀＾"!_._　　　　　　　／: : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ　　　　　　　ぶっちゃけ！彼つかって儲けようとか
　,-'i＾""''{　　　　 ､ﾄ-.,_｀＾┐　　　//: : / : l: : : : : : ',: ＼: : : : : : : :ﾍ: !: －､: :! : :: : : ヽ
　}./.　　 ｀ｰ,　　〉｀´　　｀'､_}　　 /: : : /: : ﾊ: : :: : : : ',: : ｀＼: : ___ :ｌ:|: う :j Ⅶﾄ : : : : : :ヽ　　　　　何をつくらせようとか興味ないもん！
　|::::..　　　　｀‐'´　　 　　 |　　　′: ./: : : | ﾍ : :: : : : :', : ／ ﾃ＝＝ヾ､ｨ': : .Vf : : : : : : : ∨
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |┼ l　{1: : : : : .ﾒ､　＼: : :: : : V/　/　　　　 ヽ｀: : : Vf 二､＼:: ｌ　＿ ﾉL　それより極上のお酒作ってもらいたい！
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |__ ﾉL.从N: : : : ｨﾃ≧ 　　: : : イ;　{l　 　　　 l| : : : ,'ｌ/::::::ヾ'! : : !　　　Y´
　|::::::　　　　　　　　 　 　 | .｀Y´ 　八.: ｲ //　　 ',　＼: ´! 　 ',　　　　　j: : : : : |{:::::::::::}:レ! 　　　._　.　　　,-､　／）　その援助するため関係深めさせて
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |､__　　　　 ヽ!l' ll　　　j　　 ｀ ` 　　＼_ 　 _ノ.!: : : ;: !ヾ:::::::ﾉｌ : !　 :´: : : :|__　／ /／／／）
　|:::::::　　　　　　 　 　 　 .|/ ﾄ､_､　　 　j|| ll　　　　　　　　　 　 　￣///|: :: : . |ﾍ二ノ| :/／: :　　｀Yニ{　 ﾚ,.=ﾞ''"／　ってだけ～～
　|:::,.--―￢''''''￢‐-..,,,_　|人/　〉l_　',　{ ヽヽ＿ﾉ　　　　 　　 ﾍ　　　　 | : : : /'´ : :／ノ:! : _:_:_:ﾌ７_/ 　_ﾉ　 　'"‐'つ
　|'´::::..._,,...-----....,,,,_　ヽ{　.＼j:: : :｀ヽ ﾍ　////　　　ﾏ/::::::::::::ｊ　　　 .｜: :/: -' ／´ ,...＜: : : :ﾚ {l !　´　　　,二ﾆ⊃
　}‐'""´-‐‐￢‐‐‐--..,｀ヽ{─'-. : : : : : ヽ ヽ 　 　 　 　 ｀ ー　'　 　 　／!//≦>'´: : : : : : : : ::|　メ＼_, ｨ─"
　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ::::::: : : : : : : : ヽ　ト　_　　　　　　　　　 ＜ |　j/!j: : : : : : : :l: : : : : : <_｀メ.ノ
　　＞ｰｰｰ-------‐''"´._ .､:::::::::::: : : : ┼ヽ !: : ::{＞─ 　　 ｨ ´　}　　!/' 　　＼　:__ノ L ＿: : : : : フ´__ 　.._
　　　　　　　　　　　　｀Y´　　ヽ::::::::::::::::::: ／ヽ＼: |＼::::∨　 |:{:／|￣￣ ｀ Ｚ　　＼:.｀Y´:::::::::,:、ｰ‐- -: : : __＿ 　￣￣: ¨: : : ‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ﾉL_､:::／　　　／.:|／「7⌒ヽ-― ＼: :: : ／ 　　/´ 　:::レ　'´┼｀ 　 　　　　　　￣¨ﾆ - 　_: : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y´ ┼ヽ､　　 j:::::: :: : ﾚ　　Y: :: :/.: :.＼/: : : ―≦　┼　＼: : : : : ｀ 　 、　　　　　　　　ミメ､: : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -- '　l::::: :/〈-―x}: :: :／: :: ::T　＝＝＝､　　　　＼: : : : : : : : ｀: : 、　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }∠-' |::{ ヽ≧x: :: :: :: :: ヽ: : : : : ::::::＼　　　　 ＼: : : : : ｀:、: 丶　　　　　　　　　ヽ: : : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::::: ′.|:∧　＼ ＼-‐… ﾉL.._: : : : : : : ─､　　　　＼: : : : : ＼＼: : : ヽ　　　　 　　}: /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {: : : :: .{ |/0/　＼ ＼: ::｀Y´ ＼: : : : : : ::::::}　　 　　　＼: : : : : ＼＼: 、:＼　　　 　/
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _......._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _...._　　　／:::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::＞く::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::ﾍ:::::::＼::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く:::::::::::::::: /:::::::::トイﾍ::::: Ⅵ::::::∨:::::∧::::::::::'.,
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨:::::/::/::ﾊ : ::|　 　 Ⅵ::|∨::::::∨:::::∧:::::::::::'.,　　　そんなことより酒をつくろうぜ、と
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:|:::|__|　Ⅵ|　　　 Ⅵ|≦千ト∨:::::∧:::::::::: 〉　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }:::|:::|:干气:i|　　　 ハi ,zｪⅥﾘヾﾐ:::::∧:::::::/　　　なるほどある意味一番穏当とも言えますな
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i::::|:::川 ,,zｪi| 　 　 　 ｲ辷У 　 ミr=:､:!::::;'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//::Ⅵﾘｲ辷ソ　　 :..　　　　　　　　に V:八　　　　……で、さっきから死んだ目をしているご両人
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |ﾊ::::i　!ﾍ　　 　 　 :.:..　 　 　 　 　 ﾑ　ﾉ:::::::::ｰ::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　Ⅵ､ﾊ　　 　 　 ` ´　　　　　　　ﾉ_ ｲ:::::::::::＜,,__　　何かいいたいことはありますか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ:へ 　 　 ＜__￣＞　　 　 ｲ::::::|:::::::::辷彡′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }:::::::|::＼　　　　　　　　　／/:/:: |:::::::ﾍ:::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=彡::::::!:::::|:＼　 　 　 　 ／　ｲ/::::: |:::ﾍ::::ﾍミ=ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾ=彡// :::::|::::|　ー--―　 　 イｲ:!::::|::::::|:|:: |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 イ:/i:::: : | : r─┬‐──＝＝厶 :|:::::ﾉハｊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i/ i￣￣!i:i|///|//////|￣￣￣￣ ::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _|::::::::::|ｉ:i|///|//////|:::::::::::::::::::::::::└┐＿
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _...............ィ::::::::::::l::::::l///////|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞...___
　　　　　　　　　　　 .........-:::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l///////!|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ｰ......._
　　　　　　　　　ﾊ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::ｌ////////|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞..、
.　　　　 　 　 　 l::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l////////!|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::i
　　　　　　　 　 l:::::: ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::: l/////////|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::l
　 　 　 　 　 　 l:::::::::::∨:::::::: : /:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::li ///////／|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : /:::::::::::::::::::::: l
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　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::: : |::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l//////!..|/////|:::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 小、:::::::::::::::::::::::::::::::: : l
 

　　　　　　　　　　 　 /.: .: .: .: .: .: 彡{　　　 　 　 　 .,,_　　　　　 |ﾐ|
　　 　 　 　 　 　 　 /.: .: .: .: .: .: .:彡{ 　 ￣ ¨"　‐-　、" ｰ　 　 |ﾐ|
　　　　　　　　　　 /.: .: .: .: .: .: .:彡/　,.z''”“≧x,,_　 　 ｀¨ " ｀　{ﾐi　　……帰っちゃだめっすかね
　　　　 　 　 　 　 l.: .: .: .: ,.イ´i彡/　　こ -─tｧ-､ﾆｽ　 ,zｯﾁミy:.',
　　　　 　 　 　 　 | .: .: .: i 'ﾝﾞﾉl彡!　　　 丶｀¨二´'　 {　Ktｧy /ヾ }　もうね？ぶっちゃけふとんひっかぶってねたい
　　　　 　 　 　 　 l.: .: .: ∧ゞ.i lﾆ/　ゝ　　　　　　{　　ｉ　ｌ ｀¨　|.: ﾘ'
　　　　 　 　 　 　 ゝ､.: .: .∧｀ ｀´　　 i　　　　　　,.　 ,}　',　　 ,ﾘ'´　　というか、なぜ妻よんだし
　　　　　　　　,,.z≦ニﾆﾆ／'ｰi　　　　　　　　 　 ゝ‐ ゝノ 　 ｲ
　　　　　　 ∠ニニニﾆﾏ　　　|　　　　 /　,、＿　　 -´　 　 /
　　　　　　{ニニニﾆﾆﾏ ＼ 　 !　　　　　　　　､ ￣ ⌒,’　 /
　　　　　　ヾニニニ;ﾝ ‘，　＼ ＼　　　　　　　 ￣｀¨　　 /
　　　　　　,,.ゞ＜///! ‘，＼　 ＞ .＞ｘ ､　　　　　　　　iノ
　,,. ,.-=7////////∧.　＼. ＼　　 ｀' ‐-ヽ.,_　　　　　,ﾉ
7,'//////////////∧､　 ＼　｀　　-　　,,＿,,..ﾆ7＝7＞ｘ,,
,'////////////////∧＼　 ｀　　-,　イ∧ ∧ヾ.l'///////＞ｘ,,_
,'/////////////////∧､ ｀　　,／　 /　/　/ヽ. ＼//////////＞ｘ,,
,'//////////////////∧＼,／　　 /　/￣＼　ヽ　＼'//////////∧＞ｘ,,_
,'///////////////////∧/ゝ.＿,ノ　 i　l　l ∧　　 　 }///////////,|　　　｀!
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　- …… -
　　　　　　　　　 　 　 　 ｡＜///////////////≧ ｡
　　　　　　　　　　　 ／///////////／"　゛＜/////,＼
　　 　 　 　 　 　 ／/////////////!　ノ　　　　 ゜＜///＼
　　　　 　 　 　 ///////////////ｉﾘ 　ｭ≦斧x　　　ヽ///ﾊ
.　　 　 　 　 　//////////////／　 　 __　 "'ミ＼　　 ￣∨
.　　　　　　　 ′//////////// 　 　 　 ＼ 心ｘ　`丶
　　　　　 　 ‘'///////≧ｭ/// 　 　 　 　 　 ー 冫 }　 ｧ ﾘｨ斧
　　　　　　 ‘/////// '　 ）!/′　　　　　　　　 ´　/　　　込 /　　　じゃんけんなりくじ引きなり
　　　　　　‘'//////{ 　 7' }ｉ|　　　　　 　 　 　 　 l 　 　 } {｀i
.　　　　　 ‘//////∧　､ 〉}ﾘ　　　　　/　　　　　　,　　　　':,|　　　　娘を紹介して気に入ったの選ばせるなりしてどうぞ
.　　　　　 |////////,ヽ 　 }′　　　 /　　　　 　 丶 -‐　 ソ!
.　　　　　 |//////////`ー､　 　 ｡ｭ七　､,__,ｘ≦三≧ｪ´、　　　　というかなぜ妻よんだ、いえ！！
　 　 　 　 Ⅷ///////′＞　"　　__　 |　　゛¨¨¨¨¨¨"''''ミﾊ′
.　　　　 　 Ⅵ///＞ "　　　-=〔 　 |　 |　　　　 ー―　 _, 7ゝ
　　,..ｨ::￣::＞ "　　 -=〔 　 　 　 　 |　 |　　　　 ――　､ ,′
　 ヽ:::::::::::′-=〔　　　　　　　 　 　 |　 |　　　　　　　 i　 l
　　ハ:::::::{　　　　　　　　　 　 　 　 |　 | ＿＿＿＿　′ |　　 　 　 　 斗
　　　　 7:|　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |　　 　 　 　 ヽ ノ-=ﾆ[　　　　　}
　　 　 /:::|　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |ト　　　 x ≦　　　　　 　 　 　 /
.　 　 / ::::|　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.〕iト.　　　　 　 　 /
￣三ニ＝----　　　　　 　 　 　 　 ﾏ∧:.:./:.:.:.:.〃⌒ :.∨　　 　 　 /
　　　　　　　 　 　 　 〕iト　　　　　　　ﾏ∧′:.:.:.:{{:.　　}:.:∨　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　〕iト　　　　 ﾏ∧:.:.:.:.:.:ゞ = .′:.∨　　 /
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〕ト　　 ﾏ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨　/
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／三二三＼
　　　　　　　　　　 　 　 /l/////////∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 {l///////////l}　　いやぁきついっすわ。いやまぁ、おっしゃる通り
　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ)////////Ⅳ
　　　　 　 　 　 　 　 　 ≦ ////////≧　　正直あれですよ？たしかにじゃんけんやくじで
　　　　　　　　　　　　　彡ｨ∧/∧/∧ﾊミ
　 　 　 　 　 　 　 　 　　__行Ⅳｿ{Ⅵ汽_　　　ドラフト勝負やるのがはやいし楽、私もそうしたくはあるんですが
.　　　　　　　　__　-‐: :¨: : : : : : : : : : : : :¨: :‐-　__
　　　　　　 ／.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::.＼
.　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:ハ
.　　 　 　 |: : : :＼:::::/: : : : : : : :.:ｉ:. : : : : :ヽ:::::/: :／: : |
.　　　　　 |::. : : : .:Y : : : : : : : : : |:::. : : : : :.:∨: :′.: : :|
　 　 　 　 |:::::. : : : ﾚ´.::::: : : : : : :!:::::::. : : : :.:l: : : : : : :/
　　　　　　〉:::::. : : :|::: : : : : : : : : : : : : : : : :::| : : ; : : :.}
　　　　　　ﾐ: :ヽ : : | : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : /: : : :|
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　 　 　 　 　 　 ＼:. : : : : : ::.＼ ／.:: : : : : : .:／
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／(＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　´⌒ヽ＿　　( 　 ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ヽ￣て＿　 》〉　＼八＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 '⌒ヽ　 　 　 　 ` 　 ＼　 ＼＼ヽ
　　　　　　　　　　　 ＿ト――‐＼　　　　　ヽ　　＼.　}　〉V|ノ!
　　　　　　　　　 　＼ヽ 　　　 ＿　　　　　　　 　 　 V　(　 V{(
　　　　　　　　　　_ 孑＝ 　 　 　 　 　 　 　 へヽ　　 V∧ 　 ヾ、
　　　　　　　　　＿≧￣　―　＿　　　　三二ミハ　 　ﾍﾍ　 l|　Ⅳ
　　　 　 　 　 　　￣) 　 　　 　 二二ニ￣　　　　 ゞ、 　}}　/　〃__
　　　　　 　 　 ＿_ノ　 　＿　 二ニ￣　 ＼　　　　　 ＼从/. 　/／　　それやると下手せんでも
　　 　 　 　 ／￣　　　　 　≧　　　　 　 ―＼、　 !　 　`'"∨/／
　　　　　　〃　＿　　　　二　　　　　 〃　　 ・ヾ　i}　　　,ノ }!,′　　　おまえら国割って喧嘩すんだろうが
　　　　　　　´ ￣}} 　 　| 圦　　　　　　 ー＝彡' `' 　 ∠＿〉′　　
―‐ 　 　 　 　 彡 　　　ト｡__　　　　　　　　　　 　 　 《_’_l}´　　　　　主食性の違いで国難とかいい加減にしろ！！
　 : : :＼　　　　　￣Ζノ}＿_}　 　 　 　 　 -==　 　 　 ＼/
　　. : : : ＼　　　　-‐､彡ｚノl!　　　　 ／エエエエエエ／
　 　ヽ: : : . ＼／.::::::::::.＼／　 　 　 〃―　､.　　　{{〃
　　 　 ＼:　　 ＼――‐个　　 ＼　《　　　 ∧.　　{〃_}
　　　　　　　　 　∨　　　∧　　　　 `＝＝＝＝≠
　　　　　　　　　　∨　　　∧　 　 　 ＞　__　／
　　　 　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　 ／;';'＼ﾆﾆﾆﾆ=-ミ
　　　　　　　　 　 　 ∨　　　∧..........:' ;';';';';';';';ヽﾆﾆﾆﾆニ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　∨　　　∧⌒`Y;';';';';';';';';'}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾅー､
　　　　　　　　 　 　 　 l}　　 　∧V ├‐―― ┤ﾆﾆﾆﾆニノ: :　 　ﾐ､
　　　　　 　 　 　 　 　 lト､　 　 ∧V |　　 　 　{{!ﾆﾆﾆ≦´: : : :／ 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 l|｀､ヽ　　 ∧V　　　　　|l　 　 　 　. :イ 　 ´　　 ＼
 

.|l|　 /　　 ／_ｚ≦ ´ 三 彡 孑 = ＝＝ ニ二二Ζ　　ノ　..::　:::　ｌ| '　 .: 　 　 /,|
从 /_z≦´　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::｀￣::7　 .:::　:.:　ｌ|′.::　　　/　|
`''´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::〈彡.:::::..　　 l|　.:::　 　/, 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::≦:::::::::.　　l| .:::　　 /　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::{{__:::::　　.:ｌ':::: 　 /　　　:|
　　　　　　　　　　 --　―――――――――:::::::::::::::::::::|:::: 　.::::::: 　 /′　　 :|
　　　　　　　　´::::￣￣ ￣　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::|::: 　.::::::: 　/′　　　.:|
　　　　　　　:::::::::::　　　　　:::::::::::::: : . 　　 　 　:::::::::::::::::::::::|:::　.::::::　 〃　 　 　 .::!
　　　　　　:::::::::::　　　　　::::::::::::::::::::: : .　　　　　:::::::::::::::::::::ｌ:: .:::::::　 .'　　　　　 .:::|　　仮に、だ。仮にここでくじで
　　　　　　　　　　‐‐‐‐zZZZZZZZ≧zｭ_　　　:::::::::::::::::::::::ｌ::::::::::　　 　　　　 .::::::′　
　　　　　　　≡≡≦´￣　: : : : : : : :.￣｀≧zzx　::::::::::::::::::.!.....　　 　 　 　 .:::::::/　　　パンが選ばれてみろ
　　　　　　'＾≧ｭ{{　　　　　　　　, 、: : : : :`ヽZ〉:::::::::::::::／　　　 　 　 　 .::::::::/　
　　 　 ｉ.:::::::　　 -=≧ｭ_　 　 　 ｨi_}: : : : : : : }ｲ::::::::::::::::::　　　　　　　　.::::::／　　　　シバ、お前それで心穏やかでいられるか？
　　　　1:.:::::::　 　 　-=　-=≧ｭ_¨´ : : : : : :.′:::::::::::::::′　　 　 　 　 .:::／
　　　　 l::::.:::::::　 　 　 　 　　-=　-=≧ｭz彡′:::::::::::/　　 　 　 　 .:::／
　　　 　 ',::::.:::::::　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 　 　　　.:／
　　　　 　{､::.:::::::　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　／
.　　　 　　/:::::::::::::　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::〃⌒ヽ 　 ／:;′
　　　　　/.::::::::::::::::　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　Y .:::::/
.　 　 　 ′:::::::::::::::　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　 　 | .:::/
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 : : ´ : : : : : : : : : : : ｀: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 / : : :/: : : : : : /／ : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　: : : / : : : : : : ': : : : : : : : : : : : :│ : : : : : : : : : : : ,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 : : : : : : : : : : :│: :| : : :ｲ : : : : : :│: :/: : : : : : : : :ト＼
　　　　　　　　　　　 　 　 │: : : : : : : : : : :|: 廾／‐トﾐ: : : : : :| :/ |:/: : : : : : : |　　　そりゃまぁもちろん心穏やかですよ？
　　　　　　　　　　　　　 　 | : : i : ヽ: ＼ : :|:八 弌ラト∨ : : : |云二:∨ : : : : :
　　　　　　　　　　　　　 　 | : : |: : / ＼l＼|　　 ｀ ¨ 　/ノ}八ﾉ└'ノ /: :ﾉ:ﾊ :/　　　いつも通り穏やかな気持ちでうどんをゆがいて
　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ | : |:ノ{ /:::｛　　 　 　 　 　 　 　 〉　　 /／ / .}/
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:ﾊ: : :ゝ_ｰ　　　　　　　　　　　/　 　 从／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : } 入　　　 　 　 ＿＿　　　,
　　　　　　　　　　　 ┌────────┐　　 (.| | | | |)　　/ ──‐┐
　　　　　　　　　　　 ｜ 　 　 　　　　　|:::::| |:::ト.　　　| | | | |　／ ￣￣ ::/:|
　　　　　　　　　　　 ｜ 　 　 　　　　　|:::::| |:::|　ﾆ=- | | | | |　　　　　/::/:::|
　　　　　　　　　　　 ｜　　　　 ＿　＿|:::::| |:::ト.....＿ | | | | |　 　 　 /::/.|:::|
　　　　　　　　　　　 ｜　　　　.∨ﾑ Vﾑ.:::l |:::| ........ /| | | | | 　 　　/::/ .|:::|
　　　　　　　　　　　 ｜ 　 　 　 ∨ﾑ Vﾑ.:l |:::| ......./: | | | | |:.　　　/::/ . l:::|
　　　　　　　　　　　 ｜　　 　 　 ∨ﾑ Vﾑ .|:::|....../: /| | | | |.|:: 　 /::/.　.j:::|
　　　　　__,.. - ＝ ニ ￣ ≧ ＝ .._∨ﾑ_Vﾑ_.::l..../: /. | | | | | l::　 /::/─‐::::l
┌＝ニ.　￣　　　　　　　　 　 〈｀ ＜､'ﾑ.Ｖ　｀､ ￣ .. | | | | | ＼/::/￣￣＝-　..__
│　　　 ＼　　　_　　. : ー＝r.〈　 ､　｀¨¨ゝ、 |_ .........| | | | |　 .. Yニ＝ｰ　....__　￣ ニ=:､
. ィ=＝ミ､　＼　　　　　　　　　∧　 ｀ ー―く.┘)､ ... | | | | |∧ ..| 　 　 　 ￣　ニ=┐ |　|
│　　 　ヽ 　||　　　　　　 　 ./ ∧｀ ー――jVﾑ∧ ..| | | | |/∧.|　　　　　　　　　|::|　|　|
 

　　　　　　　 /:/　 /　 .　. .. |..j/..: ..::|:::::::::::::j/.:{/ ,:::::::::::::::::::}:::::::::.ハ
　　　　 　 　 {/　　|　　.　. .. |..{...: .: .:|:::::/.::j/.::;ﾊ　/,:::::::::::::::{::::::::::::.　,
　　　　　　　＇　　|　:　. . .. .|..{.: .:/..:|::/.::j厶:'ﾞ　∨ /,::::::::::::{::::::::::::::.！
　　　　　　　　;. ！|　:、 . .. ..|..{//....::kえ厶ご'～ﾐV:::/.::::从{::::::::/:;:::ⅰ
　　　　　　　　}:　| |　jﾊ . .. ..∨ﾊ....:::{`'く_ ｔぅ'㍉ヽ:∨.:::;厶小y'/:/.:::ⅱ
　　　　　　 　/;|:..| |...:j人..........〈八 .:::{: : .｀¨¨゛. : : /;;:ィ(=⇒yﾞ/:/.::::::jﾊ
　　　　　　 ノ'´|:::Mィﾞ{　(＼......{　 ＼{ : : : : : : : : :'´ : |ゞ忍.У/.::::::,小{　　やる夫子爵の口にうどんの愛を注ぎ込んで
　　　　　　　　 |jiハ乂`ｰt　＼{_ 　 l : : : : : : : : : : : : :、 : : Z/.::::::/}ﾉ　＼
　　　　　 　 　 ′　}.:j介;rﾍ,　　　　l : : : : : : : : : : : : : 〉 : : /.::://丿　　　パン派の魔の手からすくいだして
　　　　　　 　 　 　 }人从　 〉,＿＿l : : : : : : : : : : ' ／. : : ,::::://
　　　　　_,,..．-‐=ﾆ二三￣￣]王王]: : : _＿_: : : : : :　　 厶ｲ/　　　　　　最高のうどん粉をつくってもらうかな
　　　 　 |　　　　　　　. : : : .: :]王王]: : : : : : :ｰ￣`　　,
　　　 　 |　　　　　　 . : : : .: ..:]王王]､: : : : : : : : :　 ／　　　　　　　　
　　　 　 |　　　　　　. : : .: ..:..::]王王]l/＞ :,_: : :　／￣￣￣]陌]
　　　 　 |　　　　　 . : : .: .:. .:::]王王ﾖト-rｎぶｰく:.:. .:.. :. . . ]王ﾖ]　　　ニマころしてでもうばいとる
　　　 　 |　　　 　 . : : : : .: .::.:]王王ﾖIi　川　灰^h:.:. .:.:. :. .]王ヨI]
　　　　,√三ﾆ=-(. : : :.: .: .:.:.:]王王ﾖﾖj/ / √三}}:.:.:. :..: :.]王ﾊヨ]
　＿∠二Ξ三三ニ=- __.:. .:.]王ﾊ王ﾖし'　,こ三]]:.:.:. .:.. :]王】 狂]
三三ﾆ=‐'^⌒"'ｰ=ﾆΞ三ﾆ=竺ﾖ　モヨl　∧ﾆ三]]:.:.:. .:. ]王l】　狂]
　　　　　　　　　　　 ￣-=ﾆ王ヨ　 モヨl/　 'こ三]ト､:.:.:]王I】　 狂]
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ´: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾞ＼　　　ハ
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : :. :.∧: : : : :. :.|: : :|: : : : : :＼ 　 グ
　　　　　　 __／: : : :./: :/: : : : : : ／:／　|: : : : :. :.|: : :|: : : : : : : :l
.　　　　 　 ｀７: : : : /: :/: : : :　／}／　　｜∧: :/: |: : :|: : : : : : : :|　ハ　　　うどんの暗黒面にのまれてるくせによく言うわ
　　　　　　 /: : : : /: :/ |: : :／ 　 　 斗- |/　∨:./|: : :|: : : : : : : :| 　 グ
　 モ. 　 　 | : : : /}／ヽ|／　　　　　　 　 　 　 V:.:|: : :|: : : : : : : :|　　　　　　一番食べられるパンのため最高の小麦をつくることこそ
.　 ニ.　　　| : : /　≧=‐　　　　　 　 ,ｨｆ笊芹ミメ、 : : ｌ: : : : : : : :|
　　ュ.　 　 |: : :| 〃 /::::ﾊ　 　 　 　 　 /:::::::ハ　 }}|: : :l=ミ: : : : : ト　　　　　国益、最高のパンこそ人にとって究極の幸せなのに
　　　 　 　 |: : :| {{　::::::::::{　　 　 　 　 r┘:::ｒ‐　　 |: : :ト,ハ: : : :｜:|
　 モ. 　 　 |: : :|:l　 つ　r'　　　　　 　 ト-‐'　 }ﾞ　ﾉ|: : :|｛ソ}: : : :｜:|
.　 ニ.　　　|: : :l:l　 乂_ツ　　 　 　 　 乂＿ﾞノ　　 |: : :|ノ7: : : : :, :.:l
　　ュ.　 　 |: : :|:l //　　 　 ,　　　　　 　 　 　 ///|: : :|_/: : : : :/: /
　　　 　 　 |: : :|:l　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　｜ : |: : : : : /／
　　　 　 　 l: : :/　　 　 ゝ-----------|　　　　　|: : :|: : : : /
　　　 　 　 |: 込　　　　/...............................ゝ　　　　:|: : :|: : :.ｎ　　　　　　　　（ニアうどんなんかに負けない
　　　 　 　 |: : : :＼　 /.. r―――┐.......|　　｡s≦:|: : :|: :.//__ｎ
　　　 　 　 |: : : : :|　/... 人＿＿,／..........|≦,／//ﾞ|: : :|:.└'⌒┘
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モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモ└i┌ｚ」
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　　　 i.! .|　 '__-‐ r‐ｪ=､｀ .}!　 ｀! ',zﾆr_ヾ二- `　.! .|!!
　　, -ﾘ 八　‐-￣￣ ／ ,/.!__.　 ､｀ ‐-　　-‐ '"ノ　.l! ‐､　　
　 //ヾ　　｀　ー──　",:''"´ 　 ﾞ､￣￣￣￣　　　 |ｲ i !　　まともに領地運営させて
　 ! ! ､:!　　　　　　　　 /. ,-､　,-､ Y　　　　　u　　 .!;:　 !
　 .i i :::|　　　／　 　 　 ｀　　 　 　 ′　　　 ‐￢　　|ﾉ/ i　　普通に取引すりゃ済む話と思うんですが
　 ﾊ ヽ:|　　 ' ＼＿　.........:::..........:::............._,.ィ　　　　 |/ /
　　 ＼ i 　 　 　 ヽ ｀ ー──_　二　￣ ./　　　　　'_ノ
　　　　ヾ､ 　 　 　 ∨￣￣　　 　 　 ￣/　　　 　 ./
　　　　　∧　　　　 .i　　　　　　　　　 /　　　　　./
　　　　　 .∧　　　 .!|　　　　　　　　 /　　　　　./
　　　　　　　ﾍ　　　!ゞ¨¨¨¨¨¨¨¨¨У　　　　　/
　　　　　　　 .|ﾍ　　ヽ｀¨¨¨¨¨¨´_,.ィ　　　　 ｲ
　　　　　　 　 |　ヽ　　 ｀￣￣￣　　　　 ／ .|
　　　　　　　　|　　:.＼　　　　　　　　 ／　　.!
　　　　　　　　|　　 :.:.:.＞　＿＿_　ィ:.: 　 　 |
　　　　　　　　.!　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .: 　 　 !
　　　　　　　/┤　 　 ::. ヾ:.:.:.:.:.:.':"　/　　　 .Lヽ
　　　　　　./　　＼　　.:　　　　　　　.:　　／　　‘，
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／(＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　´⌒ヽ＿　　( 　 ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ヽ￣て＿　 》〉　＼八＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 '⌒ヽ　 　 　 　 ` 　 ＼　 ＼＼ヽ
　　　　　　　　　　　 ＿ト――‐＼　　　　　ヽ　　＼.　}　〉V|ノ!
　　　　　　　　　 　＼ヽ　　 　 ＿　　　　　　　 　 　 V　(　 V{(
　　　　　　　　　　_ 孑＝ 　 　 　 　 　 　 　 へヽ　　 V∧ 　 ヾ、
　　　　　　　　　＿≧￣　―　＿　　　　三二ミハ　 　ﾍﾍ　 l|　Ⅳ
　　　 　 　 　 　　￣) 　 　　 　 二二ニ￣　　　　 ゞ、 　}}　/　〃__
　　　　　 　 　 ＿_ノ　 　＿　 二ニ￣　 ＼　　　　　 ＼从/. 　/／
　　 　 　 　 ／￣　　　　 　≧　　　　 　 ―＼、　 !　 　`'"∨/／
　　　　　　〃　＿　　　　二　　　　　 〃 　 怨圦 i}　　　,ノ }!,′　　ハゲぇ！きさまこいつらのありさまみて
　　　　　　　´ ￣}} 　 　| 圦　　　　　　 ー＝彡' `' 　 ∠＿〉′
―‐ 　 　 　 　 彡 　　　ト｡__　　　　　　　　　　 　 　 《苑i}´　　　　　まだそんなこといえるのか！
　 : : :＼　　　　　￣Ζノ}＿_}　 　 　 　 　 -==　 　 　 ＼/
　　. : : : ＼　　　　-‐､彡ｚノl!　　　　 ／エエエエエエ／　　　　　　こいつらが主食に対してまともでいられると思うのか！？
　 　ヽ: : : . ＼／.:.:.:.:.:.:＼／　 　 　 〃―　､.　　　{{〃
　　 　 ＼:　　 ＼――‐个　　 ＼　《　　　 ∧.　　{〃_}
　　　　　　　　 　∨　　　∧　　　　 `＝＝＝＝≠
　　　　　　　　　　∨　　　∧　 　 　 ＞　__　／
　　　 　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　 ／;';'＼ﾆﾆﾆﾆ=-ミ
　　　　　　　　 　 　 ∨　　　∧..........:' ;';';';';';';';ヽﾆﾆﾆﾆニ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　∨　　　∧⌒`Y;';';';';';';';';'}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾅー､
　　　　　　　　 　 　 　 l}　　 　∧V ├‐―― ┤ﾆﾆﾆﾆニノ: :　 　ﾐ､
　　　　　 　 　 　 　 　 lト､　 　 ∧V |　　 　 　{{!ﾆﾆﾆ≦´: : : :／ 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 l|｀､ヽ　　 ∧V　　　　　|l　 　 　 　. :イ 　 ´　　 ＼
 

.　　　　　／´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
. 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
.　　 /
　　/　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::　　 　 　 　 　 ',
　 .′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　.′　　　　　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　 　 　 　 i
　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
-､　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　 }_ヽ
rxヽ　　　　　＿　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　j!! ）}　　　　ですよねー
:し |　　 ,.ィ´￣￣`～､、　::::::::::::　 ／´￣￣`ヽ, j }　′
　r;{　　　　　　 　 　 　 `　 ::::::::　" 　 　 　 　 　 }ﾉ}/
、ヾ!　　　　　＿-‐-＿_　　 　 〃_ r―＿＿＿_ }_/|`～､
∧ｰ rf´￣ ー＝=rｯ=‐- ヽ ⌒ {´-==rｯ＝‐　　j! Pﾆﾆﾆﾆ`～､、
ﾆ人_! {　　　 ｀　､........ ィ .ﾉ　　| ､ゝ　.....　ィ　　j!ノハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
ﾆﾆﾆ'，｀￣￣￣￣￣￣ 　 　 |..　￣￣￣￣　′ニ:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆ∧　　　　　　　　 {´.:　　 　::}　　 　 　 　 ﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆニ,∧　　　　　　　　ー 、_　r '　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆ{　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /}ﾆﾆﾆニ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆ:{　 ＼　　 -――=＝＝=――-　 　 }ﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆニ{　 ヽ丶 　　　　ー――一　　　ｲ　 j!ﾆﾆﾆニ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆ，　 ＼ ｀　､　　　　　　　　 ／/ 　 j!ﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆ‘，　　 ＼　＞　 　 　 　 ィ　/　　 j!､ﾆﾆﾆニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆニ∧　　 　 ＼ 　 　 ￣　 　 ｲ　 　 j!ﾆ＼ﾆニjﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆ／ﾆ‘，　　　　｀ 　.,＿＿／　　 　 ∥ﾆニ｀ ＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
 

　　　　　　　　　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵ::::::::/
　　　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:::::/
　　　　　　 　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`７
　　　　　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ﾍ.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:.:.:.:./
　　　 　 　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≠＝==ヾ.:.:.:.l!.:.:.:.:.:.:.:/
　　　　　　　!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{{　　 　 　 V .l!.:.:.:.:.:./　　　我としてはもう武蔵とくっつくか
　　　　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　 　 　 {ﾘ　V.:.:.:.:.:./
＼　　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼__　.:.:.:.:.:.:.:.テ´　　　　トクシマのアレの娘とくっつけて
: : }　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ﾐ.:.:.:.{
. :/　　　,'.:.:.:.:.:.:-==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/　{.:.:.:|　　　　　領土運営をハゲの方向性でいかせれば
./　　　,'.:.:.:.:〃￣￣￣≧=-　､.:.:.:.:.:.:/ 　 !.:.:.:|
　　　 ,':.:.:.:.:《ヽ、　　　　　 ヽ＼＼.:.:.{＿__{.:.:..:.　　　　　安泰とおもっているさ、ああ思っているさ
　　　i.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼　　　　　ゞ=≧}.:.:.:.:.:.:.＿＿}
　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼　 　 ,彳´ 　──┘　　　　　　　
　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼}__／.:／: :＼
＼.　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ : : : : : ＼
､::::＼l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／￣ : : : : : : : : : : : : ＼
　＼-.＼.:.:.:.:.:／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　ヾ
　　　　　　　　　　　｀≧　　　ゝ　　　　　　　　　 i/
　　　 -＝二＿　　　ミ/〃¨ヾiヾi!　　　/　　　　/
　　　　　　　　　￣≧〃　　　　　 ヾ〆从/／i　|
　-＝二＿＿ 　 フ 　　　　　　　　　　　　　　 }/
　　 　　　　　　｀ノ　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　-=≦　／　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　だが、飯にたいする感情は別だ
　　/⌒　､ミ　　　 ￣≧ｪ- ､_　,　　　　∠￣ }
　　i　i⌒ Υ　　　　ィ¨¨（:;:）Zﾐ､ヾ　　/¨（;:）ﾐi　　　パンとサーカスとみちるはいったが
',　 i　 i　r i!　　　　　　 ￣　　　　　 ',　￣　 i
..ﾏ ヽ 〈 {　　　ι　 　 　 　 　　　　　 ',　　　 i　　　やる夫がつくる極上の麦の味は人を惑わす
　 ＼/¨¨ヾ　　　　　　　　　　　ｨ¨r¨ヽ⌒i-､/
　　　{　 　 }ヽ　　　　　　　　 ./　/　 .}ｨ¨ヾi　　　
　　　ヾ__〃　 ヽ　　　　　　 ./　/　 //　 /-､　
　　　　　　i　　　＼　　　　 /　/　 /　　/ヽ　i　　
／＼　／ｰ-≧　r‐､　　　/　/　 /　　//　}　|＼
　　　＼　　　　￣ヽ　ヾ ./　,'　　,''　 ,'ﾞ　 /|　i　　＼
　　　　　＼　　　　 }　 }∧　　　　　　　 ,'::::|　i　　　 ＼
　　　　　　　＼　　/　〃　　　　　　　　ﾊ:::.:.: i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{
 

――おまけに味を知るのが一部ならまだよかったが……先日の夜会の〆で遅れた詫びとかいって
 

黄金麦がもってこられて振る舞われてしまったばっかりに……
 

..r;―;‐;-､そヽ　　　　　　　　　　　>　　＿,. -‐ '"´￣￣У 素 基 な ∨　こ　こ　ヽ　　/　コ　 こ
｛_ilL,__,Ll｝ ト '　　　　　　　　　　 ( rｧ'´／　　　 　 　 　 |　敵 本 ん　　　な　れ　 |　　|　 ク　 れ
_{6(・X・)ﾘ　）　　厳　 チ　 何　 //　 '′ /　　/　 i | 　 |　　　的 か　 　 が　も　 |　　|　 が 　 ：
〈丶Fヨ/　 < 　　し　　ェ　 そ　〈 l 　 /　 li　 /　 ､リ　　ゝ.　　に も.　　　甘　い.　|　　|　 あ　 最
ユ_fラへ、　}　　さ　　ッ　 の　　フ　{ ､, {l､ uι__竺_'__'ﾆ＼　　　う ∧　 い　い　/. 　 |　 る　 高
　{　 　 ノヽ/　　! ?　 ク　　　　 （ヽ_,､-―z!Z７「/　 /!_l ,'｀`il`ー― '′＞　　 　 <　　　＼　　　　／
　,!　 ｨ' _,./　　　　 　 の　　　　rl刈f{|u /_l l/｀lｲ　/'´l//, ﾄﾘ　ひょい　|　品　こ　|　／￣　　 ＜
_/　 .ﾉ､ /-┬-､　　　　　　　　（　ﾘ､ﾞi/ﾘ'､i::::l`' l／'ﾃ:无/l/｀ヽ､__　　　 |　格　れ. |/　色　　こ 　',
　　/　 }　,.-ヽ　| ,. -－-､(￣｀ヾ　　 lH'〃〃ﾟ　　〃〃ﾙ'　ぱく　｀ヽ.　 |　が　も.　 　 が　　れ 　|
　　{　 ゝ^'ｰｧ'ｰ'l/　ヾﾐ'、 ｀　　 ,..、　lﾄﾐ､　､＿__'_, _ ｨ′　　　　/　ｲ　｜ い　ダ　　　い　　も.　｜
　　'、ιr‐'′‐＝=ミ､｀`ヽ　 ノ:.{:.{、ﾟヽ ヽ>ミﾖ:.:-ゝﾆミヽ　　 ／／ ヽ　ヽ い　メ 人　 い　　最　｜
　 _ノ"´､＿,. =三三ﾆ＞-r'７:.ヾ:｀三ﾕ、ヽ＞｡ti:.:.:.:.:'ｰ､ヽ'､r'、ｨ彡'　`ｚ__ ｀￣￣´　 ＼ 　 　 高　ﾉ
/´　'´￣　ひょい　　　 ｨｿ　｀二二ﾞィ７ 。　 〉 ﾐヽ､:.:.:.´!　:.ヾ｀`ー-- ､__'ｰｭ＿ぱく　　 ｀￣￣￣´
ヽ　　　　　　　　　　　　l:. :. 　 ｀ﾞ了´ｲ　ぱく 　 ﾐ　ヽ､__ゝ、　〉　ひょい　　　　｀丶、
＝ｰ-､、　　 ､＿＿＿__ヽ-ｭ、三テ'<＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ﾃ=､＝＝
/　　 /｀`"'7'"´ 　 |　　　 |`ーｧ'´_:_:_Y´￣｀ヽ/￣｀丶､＼ l'二＞-､　＼ /_二ユ､　、　｀`｛;:-‐｀'ヽ
　　 /　　 / 　 　 　|　　　 〃/:.:.:.:　:.:.:l'´:.￣:.｀ヾ´:.:￣:.ヽ　!　:.:.　:.:.ヽ 　 {:.:.:.:.. :.:.:.:ヽ＼　　l:.:.:.:.....:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　食べてしまった貴族A
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,　_,,,,,--‐‐‐----,,,,,,／i／i／.{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//''~　　　　　　　　　　／ ／ 　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , //　　　　　　　　　　 '''~ ,,-'　　　l
　　　　　　　　　　　　　 /{　 .,〃i i　　　　　　　　　　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　 ,, | { /ii. {,iﾞ '　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　 ／
　　　　　　　　　　　　 )},! l' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ／
　　　　　　　　／ニニ'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }／
　　　　　　　　_,''-''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　／
　　　　　　　,-'　　　　　　　　　 　_,,,,_ 　　　　　　　　　// . ／　　　　　　　　うーまーいぞーーーーーー！
　　　　　 ,-'　　　　　　　　　　　i´,-､vヽ　　　　}　　　/ ／
　　　　／.　　　　　　　 　　　 /{ r--,==＼ ､.　 |　 . ／
　　,,,ニ´　　　　　　　　　　　/ .| }:^､ヽ;;;;;_`､`､/ ／
　ｰ=,,,,,,,,,,,＿　　　　　　　 ,ノ　 ! i:::: `ィ't-ﾝ ン~
　　　{`､ヽ､,,_￣~~~''''‐-‐'´　 /　 `-,;;;ﾆ'/／
　　　 i　`､,,,_`'''-､_,,,_　　　／{`-,　,-‐‐/　／
　　　 `､　　`-､__　　￣~'~{ L}::::|　}　 /
　　　　 `-､　　　~''''---'''~`i,/::/　}　/　／
　　　　　　 ﾞ-､＿_　　___,,,,::;;;|`'´ .} ./
　　　　　　　　　　~~~　}/-' :}　　/ く,
　　　　　　　　　　　　　//　:;`-,,,>､　ﾞ､　／
　　　　　　　　　　　　　ｿ　:::::';　`;::ﾞi,　ﾞi､　　,,,--'''　　,,,---'''''
＿,／＼i--───--イ　 :::::`;　 `;::ﾞi　 ﾞi,,,-──‐‐-,--─────'''''''''''''''￣￣￣
::::::::::::::::::`ｰ､;;;;;:::::::::::::::::~`ｰ､;;;'　　`;:::ﾞ‐､　　　~~~^ /::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::~''''-､;;;;:::::::::::::::~'-,,　`;:::::ﾞー‐'''''~~~;ﾞ:::::::|＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~ヽ:::::::::::::::::~'-,'''-;;;;;;;-'''''''''´`';`;:}＼＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､:::::::::::::::::::ヽ　 　　　　　,;'; ;:;.　 l　 ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::`=,,_　　　　,':;　;::;　 t、　 ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`;::::::::::::::::::::`;　~'-,,　　''　 "　　ヽ　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　貴族B
　
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /i{i　ili{ ,.=-'､ミヽ
　　　　　　　　　　　　　　　iﾐr－''´　　　}ミミゝ、
　　　　　　　　　　　　　　　lﾐl .. -‐'　''_,,.ゞﾐｎミ;}　　　こう、がんばって儂とこいつで派閥を二つにわけて
　　　　　　　　　　　　　　　ゞﾚ==i i≦ﾆ¨ ﾞVﾉﾐｿ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞi￣l l 、　　ハ∨ﾑ　　　バランス取ってるのにそれ全部壊れそうなのほんとなんなの
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ ､ﾆﾞｨｪ､ヽ ﾉ/｀〉ﾐk､,,_
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.ゝ.￣''　,ィノ　,ﾑニニニﾏ'' ‐, - ､　　飯か？飯には勝てなかったよなのか？
　　　　　　　　　　　　　　　,z≦ニ}ﾐiπ升| ／ﾑﾆニニﾆi　 /　　∧
　　　　　　　　　　　　 ,　'' |ニニﾆﾑ|.i i　! !　ﾑﾆニニニl　/　　　 ∧
　　　　　　　 　 　 　 /　　 !ニニﾆ=|　　　|ノニニニﾆﾆl　' 　 　 　 ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 l　 ',　lﾆニニﾆ|　　　|ﾆニニニﾆﾆl　　,'　　　ｉ　 l
　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 ヽlﾆニニﾆ|　　　ﾏニニニﾆﾆﾑ.　i　　　 　 ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 | ヽ　 lﾆニニﾆ|　　　 ﾏニニニニﾆﾑ.l　　 /　　 ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 ヽlﾆニニﾆ|　　　　|ﾆﾏ'＾Y"マﾆﾆ'i　／　 ,／ ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 |　 　 ﾞﾏニニﾆ|　　　　|ﾏ i　 ｀　 iﾆ＞＜　　　　　　l
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 ﾏニﾆﾆ!＿　＿! i　　　　　} ,}　　　￣｀　　 ∧
　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 ﾏニニニl三lﾆゝ,,＿＿ ノ /　　　　　　　　　}
　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　 ,.ﾏニニﾆ.l三lニニﾆﾆゝ＜　　　 　 　 　 　 ,!
　　 　 　 　 　 　 　 / _,,　 ／　 ﾏニニﾆl三lニニニニニ＞ .,,＿＿＿＿/
　　　　　　　　　　 / 　 　 　 　 /ﾏニニﾆl三lニニニニニニニニﾑ
　　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 /　ヒｺニニl三l.ニニニニニニニニﾑ
　　　　　　　　　/　　　 　 　 /　/ニニニﾑ三ﾑニニニニニニニﾆﾆi
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈_jﾞ ////////ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈_jﾞ ////////　 ＼
　　　　　　 　 　 　 ,,.-=ニ三ニ=∨ ,////////　　　　＜ヽ､　　　　　　　　　食の好みの違いで離婚はよく聞けど
　　　　　　　　　,／ﾆｱ''"´　　　 ∧////////　 ﾉ　　　　,ﾉﾉl＼　
　　　　　　　　 /ニﾆ{　　　　　 v|//////,r‐' ,／込＿,／ｲr‐｀!/,＼　　　　　離婚（国家）はシャレにならないよね
　　　　　　　　 !ニﾆﾑ '⌒≧'　ヽ!/////／￣　　 ＼＿＿,,／'∠ﾆﾆ＼
　　　　　　　　 ﾏﾆrマi　´　　 , _,|///／　　　　　　　＼─‐＝ニニニﾆ＼　　白い粉は人を惑わす……どうせ狂うなら
　　　　　　　　　ﾏﾑゝヽ　　　,ｨﾑ|/,'ｲ　　　　　　　　　　,>､ニニニニニﾆﾆ＼
　　　　　　 　 　 ヾﾆヽｨ､　 i ''´ ｀´　!　　　　　　　　 イi //＼ニニニニニﾆﾆ}　ユンケル買って信仰に目覚めればいいのに
　　　　　　　　　(´ ヾﾆ| .＼　　　　 ｨ　　　　　　イi　　!//ﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 l_／ﾑ|＿__｀ニ壬　'ﾞﾍ.　　イi　　!.! ／ｲニﾆ|ニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 /　 | }─＜⌒i |.i´　( 》ﾞ　// 　 ／ｲニニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 ´ヽﾉr≧=彳ノﾉ| ゝ-'/ ／ｲ　／ｲニニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　,..,__ｎ-＜＿_≧ヽ//ﾍ∨／ｲ r‐,//ニニニニ|ﾆﾆ＞"　　 　 　 　 　 　 　 ┌‐┐
　　　ｎ.-f'l'"l l　l l　 ＿_ ｎ　} l {.　}.l.ﾑﾞ_,,ノノノ.ニニニﾆﾆ|ﾆ/　　　　　　　　　　　　 　 [ ￣]
　　 λゝl_l,,..- ''ニ´-=-.ヽニ '-ゝｲr－ ／ｲニニニニニﾆ!/　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 |
.　　 |ニ＝ニニニニニﾆー ､ヽ. l l l　//ニニニニニニニ!　　　　　 　 ┌┐　 　 　 　 | 　 |
.　　 |ニﾆﾑニニニニニニﾆ=:. ',.l l l.//ニニニニニニﾆﾆ|　　　　 　 　 [￣]　　　　　 /　 .∧
.　　∧ニﾆﾑニニニニニニニ=. ー' ｲニニニニニニﾆﾆ/ 　 　 　 　 　 |二| 　 　 　 /　　　∧
　　_!ニニﾆﾑニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ〈　　　　　　　　 |//|　　　　 '　　　　 ∧
　　!ニニﾆﾆﾑニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ|　　　 　 　 　 / /∧　　　 |　 　 　 　 |
.　/ニニニニﾑ.　ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ| 　 　 　 　 ／,/⌒ヽ＼ 　 |￣￣|..　　|
../ニニニニニﾑ.　　 　 二ニニニニニニニニニニニﾆ|　　　　　 /　/ゝ.__ノ'/∧　|　 　 |..　　|
/ニニニ＿＿ﾆ∧　 ニニニニニニニニニニニニニニ|　　 　 　 |　/////////|　|　 　 |..　　|
|ニ＞≦ニニ≧-.!,_ ニニニニニニニニニニニニニニ.!　　 　 　 !!￣￣￣￣￣!　.　 　 !　　 |
|∠ニニニニニニ／ (_n＞､ニ＞‐''⌒' =ニニニニニﾆ.!　　 　 　 ||　 　 　 　 　 |　!　 　 !＿_,,|
ﾏニニニニニニ´￣｀ヽ/￣￣　　　二二. ＼ニニニニ.|　　　　　 ||　 　 　 　 　 |　!　 　 !'///|
..ﾏニニニニニﾉ｀ー '//　　　　　　 ─－ ､　}ニニニニ|　　　　　 ||＿＿＿＿＿|　!＿＿!'///|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨'/////////　|////////|￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣ ￣￣￣　　V'///////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣ ￣￣
 

　　　　　ノ!　／　　／　　　 　┃　　　┃
.　　 　 /　Ⅳ　　　′ 　　　━┛　　　┗━
　　　 /　 /　　　　 　 ／ 　━┓　　　┏━
　　{ヽ! 　|ｌ　　　/　／　　 　　┃　　　┃
　　∨ ､. {l　　 /∠ -=≦　￣ 　 　 　 く
.　　 ∨ｌ}从, イ:::::::::::_ノ〈ミ 　 ==－　 　 ＼　　　ええい！貴様らの妻も主要な原因のくせに
　　 　Ⅵ`":::::::::::z≦二l ＼　　==-　　　／
　　　　 !≧:::::::´.:::::::::::::l　　ヽ ｒ‐､　　 　>　　　　さじをなげるな、恥を知れ！
　　　　　::::〉　￣￣￣´　　　｀!　 }=‐／
　　 　 　|〈　 　 　 　 　 　 　 　 ノ／　　　　　　　武蔵を養子に～～とかハクが言い出したせいで
　 　 　 ∧ ､＿___　　　　　, {二}"　r===========
　　　　　∧ Y 　　ヽ　　／ 　|　／　￣￣￣￣￣　あれをつかった穏当な解決も見込めんのだぞ！！
　　　　　　　　ー一　イ　 　 ／
　　　　　　　` ┬＜　-=≦/　　　　　　　＿＿
￣}　　 　 -=≦ヽ.／　 　./　　　　. 　´
¨∧　／∨:/⌒∨　　　 /　 　.／
　 ∧! 　 ∨〃 /　　　 〈 　 ／
. 　 ∧ 　/〃 /　　　　　＼′
　　＿＿〃_/　　__ -=≦三｀ヽ＿　-==＝＝
＜　　／::::::厂￣/￣￣ヽ　　 /::::::＼￣￣
　　　{:::::::::/ 　 ./　　　　　＼/::::::::::::::＼
　　　|::::::::{ 　　{　　　　　　 /::::::::::::::::::
　　　|::::::::|　　 |　　　　　／:::::::::::::::::::
　 　　＼:::! 　 _!_＿＿／:::::::::::::::::::::::
｀￣￣￣￣￣}::::::::::::Vﾊ:::::::::::::::::::::
 

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 -－─－-
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,, ≦　　　　　ミ　　 　 ｀　 ､
　　　　　　　　　　　／　　 -‐　＿ ＿　 　 ＼　 }　＼
　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 /　　　　　｀　　、', ﾘ　 ,,.ﾍ
　　　　　　　　　 /／ 　-‐ /　　　　　　　　　｀ ｰ ''　ヽ‘，
　　　　　　 　 　 !　　彡　 { 　 　 ＿＿ 　 ＿　　 　 　 }ﾐ!
　　　 　 　 　 ／／　　 彡{　　　 ,,　.,_　｀　　.二　＿　|ﾐ|　　　いや、そもそも爆弾投げ込んだのは王ですやん？
　　　　　　　/　　　　　,,彡ゝ　,／-''＝≧‐ｧ　　 ,､＿_ ｌﾐ|
　　　 　 　 /　　 　 , イ　/　　,=　＜(ｩ)ヽ´　　'ﾉ≧=‐ヽﾊ　　　
.　　　　　　i　　／/　 i彡|　　　　｀ ー- ''　　 　ﾞi｀㌣ﾝ/　',
.　　　　　　|　/ /,l ゝ {彡l ヽ　　　 　 　 　 　 　 i　 　 !　,ﾘ
.　　　　　　l　　　 ＼　Υ　　ヽ　　　　　 く　 '＿,〉　 ,ﾉノ'ﾞ
　　　　　　 ＼　　　 ,ﾝ彳　　　　　　　　　 ⌒ ''´　　,!
　　 ,.-──‐-≧;,,_/　 |　　　　　,.　 -－─＝､　　 |
　　 ヽ'三三三ﾉ三,!　　ゝ. 　 　 　 　 ｀ ー－-　　　j
　　 /ニニﾆ／￣,,.!_　　　＼　　　　 　 　 ´ ｀ 　 ／
　　 ゝニﾆ,/　/　ト .,｀"'' 　 ,,≧:.. 、　　　　　　 /
＿_ 　 　 / //　 ,!　　｀"''　　 ｀..,,_‐ ｰ-　.,　 -_'ヽ
＿＿≧ｙ　　＿/'＼　　,. - ､ , '´￣｀"''‐ ､ Y ,. ‐'、
　　　　　|＝ﾞ､　｀'　,＼　⌒) .i　i´￣｀ヽ　.!. | i　rﾘ ,　──　、───
＿＿＿_,!＼　 ＞　.,,｀ ￣-＜ｰ'　　 　 }　l　! ! {　ｈ.,,＿＿ 　 ｀　r───
彡|彡|彡|＼＼　　　　＞　.,｀''‐　 ,,_,,.ノ　ﾘ...! l. し' j　　　 ﾉﾞ; 、　|
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈_jﾞ ////////ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈_jﾞ ////////　 ＼
　　　　　　 　 　 　 ,,.-=ニ三ニ=∨ ,////////　　　　＜ヽ､
　　　　　　　　　,／ﾆｱ''"´　　　 ∧////////　 ﾉ　　　　,ﾉﾉl＼　　　　　　　そもそもなんで全力で穏当におさまるよう
　　　　　　　　 /ニﾆ{　　　　　 v|//////,r‐' ,／込＿,／ｲr‐｀!/,＼
　　　　　　　　 !ニﾆﾑ '⌒≧'　ヽ!/////／￣　　 ＼＿＿,,／'∠ﾆﾆ＼　　　　遠ざけてた妻たちの耳に彼のことが耳に
　　　　　　　　 ﾏﾆrマi　´　　 , _,|///／　　　　　　　＼─‐＝ニニニﾆ＼
　　　　　　　　　ﾏﾑゝヽ　　　,ｨﾑ|/,'ｲ　　　　　　　　　　,>､ニニニニニﾆﾆ＼　　入ったんですかねぇ
　　　　　　 　 　 ヾﾆヽｨ､　 i ''´ ｀´　!　　　　　　　　 イi //＼ニニニニニﾆﾆ}
　　　　　　　　　(´ ヾﾆ| .＼　　　　 ｨ　　　　　　イi　　!//ﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 l_／ﾑ|＿__｀ニ壬　'ﾞﾍ.　　イi　　!.! ／ｲニﾆ|ニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 /　 | }─＜⌒i |.i´　( 》ﾞ　// 　 ／ｲニニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　　　 ´ヽﾉr≧=彳ノﾉ| ゝ-'/ ／ｲ　／ｲニニニニニﾆﾆ／
　　　　　　　,..,__ｎ-＜＿_≧ヽ//ﾍ∨／ｲ r‐,//ニニニニ|ﾆﾆ＞"　　 　 　 　 　 　 　 ┌‐┐
　　　ｎ.-f'l'"l l　l l　 ＿_ ｎ　} l {.　}.l.ﾑﾞ_,,ノノノ.ニニニﾆﾆ|ﾆ/　　　　　　　　　　　　 　 [ ￣]
　　 λゝl_l,,..- ''ニ´-=-.ヽニ '-ゝｲr－ ／ｲニニニニニﾆ!/　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 |
.　　 |ニ＝ニニニニニﾆー ､ヽ. l l l　//ニニニニニニニ!　　　　　 　 ┌┐　 　 　 　 | 　 |
.　　 |ニﾆﾑニニニニニニﾆ=:. ',.l l l.//ニニニニニニﾆﾆ|　　　　 　 　 [￣]　　　　　 /　 .∧
.　　∧ニﾆﾑニニニニニニニ=. ー' ｲニニニニニニﾆﾆ/ 　 　 　 　 　 |二| 　 　 　 /　　　∧
　　_!ニニﾆﾑニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ〈　　　　　　　　 |//|　　　　 '　　　　 ∧
　　!ニニﾆﾆﾑニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ|　　　 　 　 　 / /∧　　　 |　 　 　 　 |
.　/ニニニニﾑ.　ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ| 　 　 　 　 ／,/⌒ヽ＼ 　 |￣￣|..　　|
../ニニニニニﾑ.　　 　 二ニニニニニニニニニニニﾆ|　　　　　 /　/ゝ.__ノ'/∧　|ユ　 |..　　|
/ニニニ＿＿ﾆ∧　 ニニニニニニニニニニニニニニ|　　 　 　 |　/////////|　|●　 |..　　|
|ニ＞≦ニニ≧-.!,_ ニニニニニニニニニニニニニニ.!　　 　 　 !!￣￣￣￣￣!　ケ　　!　　 |
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ﾏニニニニニニ´￣｀ヽ/￣￣　　　二二. ＼ニニニニ.|　　　　　 ||　 　 　 　 　 |　!　 　 !'///|
..ﾏニニニニニﾉ｀ー '//　　　　　　 ─－ ､　}ニニニニ|　　　　　 ||＿＿＿＿＿|　!＿＿!'///|
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　-＝二＿＿ 　 フ 　　　　　　　　　　　　　　 }/
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　　　-=≦　／　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　さ、さぁ？我にいわれてもこまるっていうかなんというか
　　/⌒　､ミ　　　 ￣≧ｪ- ､_　,　　　　∠￣ }
　　i　i⌒ Υ　　　　ィ¨¨（:;:）Zﾐ､ヾ　　/¨（;:）ﾐi
',　 i　 i　r i!　　　　　　 ￣　　　　　 ',　￣　 i
..ﾏ ヽ 〈 {　　　ι　 　 　 　 　　　　　 ',　　　 i
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　　　　　　　　　　　　　. . ´: : : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　 . . : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼
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　　　　 　 　 /: : : : /: : /:./ : :.::／ : :./ ＼: : : : : :.，
　　　　　 　 ′/ : /. : / /.:: :／′: :/　　　＼: : : :.’
　　　　　　 |: /: : :′: |:/| ／ /／／　　 ⌒ヽ.＼ : :.,
　　　　　　 | i|: : /|: : :|′　　　　　　　　　 　 　 |i: :.′
　　　　　　 | i|: /: |: : :|　ｨ斥 ﾄ､　　　 　ｨ斥 ﾄ､ .ﾄ､.::|
.　　　　　 八ﾘ:′ |: : :|《 んr'ﾊ. 　 　　　んr'ﾊ 》| |: :|　　まぁどうでもいいじゃん、そんなこと
　　　　　　｢ヽ., -､|: : :|.　乂 ン 　 　 　 乂 ン　.| |: :|
.　　　　　r′ | ⌒Ⅴ :| ⊂⊃ 　　　　　　　⊂⊃| |: :|　　それよりどうするの？私、うどん派にゆずるつもりないよ
　　　　 八_. 八 （　V.:|　　　　　 r‐ ‐‐v　 　 　 | |: :|
　　　　　　｀７　＞-.Ⅵ , --- ､　ゝ　_ノ　　　　　 |: :|
　　　　 O 　|_／: : : :／ |::::::::: {_ ､　｡　 ﾟ　　イ.　 |: 八
　　　 〇　　 〈 ／／:: :| |:::::::__ノ_.|―‐＜　O　　.′, ￣　 ､
　　　　　　 γ７ ￣〉二_. ￣, ―.ﾉ＿_｢ フ―.､ /ｲ. ｌ: : : : : : :｢＼
　　　　　　 / 〈_. イ::::::::::::, 八::::/ー―＜　　　 ， 　l: : : : : : :.l　 |
.　　　　　 /＼/::|∧::::::::::八　７　　　O　 　 ､ |. ’.　 ＼: : : :ノ＼|
　　　　　.′　|＜　￣￣--､./　　　　　　　　ﾑ　　,　　/ ￣. ､　八
　　　　　|.　 八--､　〈:::::::／ .Ж　　　　　Ж ∧　 ヽ./. 　 　　Y
　 　 　 八.　　 ＼::|　_ヽｲ　　　　　　O.　　　　 |　 / i| 　 　 　 |
　　　　　 |＼.　　　T　 /　　　　　　　　　　　　 |　 |. ﾘ　　　 ／
　　　　　 |　　　　　|　.′　　 Ж　 /. 　 |. Ж　.|.　　　　　　′
　　　　　　､.　　　　 / 　　　　　　/　 O | 　　　|＼. 　 　/
.　　　　　　 ＼___｡s升　　　　Ж　　 　 从 Ж　|　 `ー. ′
　　　　　　　　　　 /.　　　　　　　　　 /　 　 　 |
.　　　　　　　　　 /
 

　　　o　 　 　 _ ........ _
　　 　 °｡,イ: : : : : : : ｀: : .､　　rｪ
.　　　 　 /: : : : : : : ｉ: : : : : : :ヾ.//
　 　 　 /!: : : /:.:.／|: : : :/: : :.:Ⅵ
.　　 　 {_{: : :/:／｀ヽ, : ; '_|: : : : :!　　うどんでもパンでも好きにしてって思うけど
　　　　（[|: :,'　 ○　j／´ .|: /: :iﾉ
　 　 　 ゞ､ﾊ　""　 　 ○ j/.:.:.:/　　どーするの？これまとまりつくの？
.　　,'⌒＼V ヽ　＜i　 ""/／!/
.　　ゝ へ ヽr/{≧=‐rr=' ' ￣'i　　　お酒作らせれるの？
　　　 ＼ ＼,'ヾ､/i::{:ヾ: :{､　 ﾉ
.　　　　 ｀ｰゝ_ノﾐ,ﾍ´::}: :! ゝ'
.　　　　　　 (｀Tゝ､レ';!:ﾊ
.　　　　　　｀i||　 ｉ´ };: : : ',
　　　　　 　 |||　}|　.}И/: }
　　　　　　　ゝｿ ゝｿ　'' ソ
 

　　　　　　　　　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵ::::::::/
　　　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:::::/
　　　　　　 　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`７
　　　　　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ﾍ.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:.:.:.:./
　　　 　 　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≠＝==ヾ.:.:.:.l!.:.:.:.:.:.:.:/
　　　　　　　!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{{　　 　 　 V .l!.:.:.:.:.:./　　　これはそのための会議だろうが！！
　　　　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　 　 　 {ﾘ　V.:.:.:.:.:./
＼　　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼__　.:.:.:.:.:.:.:.テ´　　　　だいたい、我がきめたところで
: : }　　 　,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ﾐ.:.:.:.{
. :/　　　,'.:.:.:.:.:.:-==.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/　{.:.:.:|　　　　　　こいつらがおとなしくなるか？ああん！？
./　　　,'.:.:.:.:〃￣￣￣≧=-　､.:.:.:.:.:.:/ 　 !.:.:.:|
　　　 ,':.:.:.:.:《ヽ、　　　　　 ヽ＼＼.:.:.{＿__{.:.:..:.
　　　i.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼　　　　　ゞ=≧}.:.:.:.:.:.:.＿＿}
　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼　 　 ,彳´ 　──┘
　　　l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼}__／.:／: :＼
＼.　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ : : : : : ＼
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　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..　　　 　 ＼
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.:.:/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧.:.:.:.:.:. ∧:.:.:.:.:.:.: ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　ｌ 　 　 {
:/ . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://∧.:.:.:.//∧ .: }::..:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..i　ｌ　 　 .|
{ : :/ . :i: :. : i　 .:i :.:.: ﾄﾐN.∧i/彡ソ}::. :|:::::.ﾄ､.:. : i.:.:.:.:.:: ﾄ､:l　　i. :|
| .::{ : : |: :.::::|　:::ﾊ ｉ: :|　 　 　 　 　 |::. ﾊ::::.| |.:. : |.:.:.:.:.:.:|:::|:l 　 |. :|
:l: :l : ::.|: :i::::|..::::|│l: :|　 　 　 　 　 |:::.| |::::|│. : |.:.:.:.:.: |:::|:l 　 ﾊ :|
:l :ﾊ: ::.|､ |::::|::::::| |::|: :|　 　 　 　 　 |: :| |: :| .!. : /l _i. :. |::::ｿｉ:./　| |　　　王、落ち着いてください
ﾍ{:::|: ::ﾄ:辻ｘﾄ､::| |::ﾄ. |　　　　 　 　 }:::| |: :| .| :/イ .ﾊ /⌒V/ 　 }ﾉ
‐-ﾐﾄ､T 寸士_┴ﾄ.{ ﾐi　 　 　 　 　 |:/斗ﾁ≦二ﾅﾒﾘ/-‐､　',　　　　　　アイリ様が麻婆マン……失礼
　.:∧`{　r─┬─ミ_`ヽ ､　　　　,イ' 彡ｰ┬‐┬ｧ´.| 　　ﾘ./
､厶∧　　`ｰ┴‐‐┘_ 　 ::.　　 　 ハ ｀ｰ‐┴‐'′　.厂l ./人　　　　　　やる夫子爵ととても親しくなったからといって
.ﾍ＼∧　　　　　　 ´　　.::::i　　　′　｀　　　　　　 ﾑ‐'／ 　 ＼　
. : ＼_ﾊ　 　 　 　 　 　 .:::::|　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ-´: :. : ＼__三=‐'　それを彼らに八つ当たりするのは筋違いかと
.:.:.:.:.::::.ﾊ 　 　 　 　 　 .:::::::|　　　　　　　　　　 　 爪: : : : : : : .＼
.: .: :.:.:{:∧　　　　　　　::::::::|　　　　　 　 　 　 　 ﾑヽヽ: : : ､ ､: : :}
: :{ .: .:〈: :{＼　　　　　　:::､:|　　　　　　　 　 　 厶 : l:: :l:.:.: : N＼:|
:从. :::N＼＼＼　　､_　　 `ｰ‐'´ 　　_ 　 　 ／.:　}: :i: : i: :i: :|　　ﾘ
{:爪.:::| ＼ ｀ﾐ_　＼ 　 ￣￣￣ ￣￣ 　 .／　　　ﾘ ﾉi :ﾘИ A
ｉ:i:ｉ:＼{ニﾐ＼　　　.＼　　 　 　 　 　 .／　　　／彡ﾐ}/／ﾚ':i:|
|:i:i:i:i:i:＼三ミ＼　　　.＼　　　　　.／　_,-=≦┌:'¨￣:i:i:i:i:i:i:i|
|:i:i:i:i:i:i:i:ｉ￣|ミミ≧=-､　.`ｰ─‐‐'´_／ﾆ三三ﾐ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:厂＼
:＼:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|ミ三三三三三Y彡三三三三ニﾆ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ/:i:ｉ:i:i:ｉ:`ｰ-､
:i:i:ｉ:＼:i:i:i:i:ｉ|ニニ三三三三|三三三三三三ミ|:i:i:i:i:i:i:i:ｉ／:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ¨ｰ-､
 

　　　　　　 　 lヽ
.　　　　　　 　 l　｀ ‐-　．,,,_　　　　　ﾊ
　　　 ＿､─‐┘　　　　　　 ｀　　､ / .‘，
￣￣　　　　　　　　､　　　　　　　 ヽ.　 ‘，
　　　　　　　　　 ､　 ＼　　　　　　　　 　 ﾟ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　ﾐト､ｊ㍉､,ィムイL -┐　 ﾚ'}
　　　　　 _,, -‐‥ ¨｀　　　､　,:　　　　 ｀i　　;
.　　　 　 ﾍ、　　 　 　 　 　 y(　 　 　 　 l　 ;　　　ちがうし！そんなんじゃないし！！
　　　　　　ﾑ　　　　　　　_ノﾊ.ゝ､　　 　 .l∠
　　　　 　 ,,｣　　　　　　´ :::::::::::　　　　　 l/　　　　べっつにそこきにしてないし！！
　　二 ﾆ ‐{　　　　　　 　 0:::::::0　　 　 　 !
　　 　 ￣　l　　　　　 　 　 , :: 、　　八　　｀　、　　　アイリが武蔵とも仲良くなって一緒にお菓子作り約束してたり
　　　 ,　‐- ゝ　　八　　　（_人_）　 .⌒　 　 　 i
　　 /　　　　　　 ⌒　　　 　_,､_　　　　　　　　,:　　やる夫の話面白いからお茶会呼びたいとか直訴されて
.　　ﾞ ､　　　　　　　　　　　　´ﾞ　　　　　　　 , '
＞　　 ｀ - ､＿　 _　　　　　　　　　　_　． ´　　　　却下したらパパ嫌いって言われたの別にネにもってねーし！！
｀　-　．　＿＞ ´　 ヽ¨＼=､,ｨヽ=,''｢　,. ヽ
　　 　 　 　 ‘，｀　､ ﾉ ',　 ヾ,　 l/ .L_'　.ノ
　　　　　　　　ヽ／_.／_｀　　'.,/／,..{ ニ}
　　　　　　　　　 ｀!／l　l三l二ll二ゝ'　./
　　　　　　　　　　ゝ─＝´
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ／ ~＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　{
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ__ﾟ。__　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧　/　￣｀　-‐- ､ ≧
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 ／／　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　 　 　 ／／　　　　　／{　　　　/{　　　　 　　 　 ∨}
　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 ／__, { 　 　 /‐{- ､　　　　}　 ∨/　____
　 　 　 　 　 　 　 /　 /　　　　／ 　 　.{　 　 /　 ',　　　 　　}|i　//}　| 　|
.　　　　　 　 　 　 し　　 　 　 .≧芋ﾐ　 {　　 ′　 ﾟ。　　　　 |i // .}/つて)　　だよねー。というか王様邪魔しちゃだめだよ
　　　　　　　　　　 　 {.　　　x　 /∨ﾊ　 ゞ _ﾉx芹弍ﾐ　 　 　 |i//／{{ | {三)
　　　　　　　　　　　__　 　 /　　乂zソ　　　　/∨:::ハ刈　　 .|／ﾆﾆ ﾉ　｀´　　そしたら余計燃え上がっちゃうし
　　　　　　　　　　　}=:∨ .{　i:i:i:i:i:i　 　 　 　 乂てzソ }　　　/ﾆﾆ ／　　　＼
　　 　 　 　 　 　 　 ',二∨ ゝ　　　　　 __　 　i:i:i:i:i:i/　}　　 /ﾆﾆﾆ!.　　＿ 　.!　普通に会えるなら執着する意味なくなるけど
　　　　　　　　　　 　 ﾆニ〉､{　〉 ､ （　　　）　　　／　 j__ ノﾆﾆﾆﾆ|丶 r廾t　|
　　　 　 　 　 　 　 　 |=:/　 ./=ﾆ=≧ ニ|j　 -／ 　 /　 　 ゞ=___ |丶├‐┤ |　　邪魔されたらもうね？父親の反発って最高の燃焼剤だし
　　　 　 　 　 　 　 　 }ﾆ{　./=ﾆ/／ {　　　／ ／　/ 　 　 ／　　 | /.└‐┘ |
　　　　　　　　　　　　　　ゞｨ= /〈 　 { .,´ .{ ／ {⌒}　　 ／ ＼　　ゝ _______ ノ　　……まぁおかげで私は美味しくお酒のめます、ありがとうございます
　　　　　　　　　　　　／ﾆﾆ=/ ./ ',　|/ ／{{ -‐'　 ゞ__/　{ﾆﾆ ＼
　　　　　　　　　　　　＼ﾆ／ゞ_{　 ‘，//　 ゝ　　 　 /　　ﾟ。ﾆﾆ=〉
　　　　　　　　 　 　 　 ／ﾆﾆ /ゝ　 {___}　　　　　　/　　　 ‘，／
　　 　 　 　 　 　 　 ／ﾆﾆﾆ=/　 〉　|　.|　 　 　 　 { 　 　 |i
　　　　　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆ=./　　}‐-|　 ', ----‐ '''　 　 　|i　}
　　　　　　　　 くﾆﾆﾆﾆﾆ=./　　/____', 　 ',　　 　 {　 　 　 |i
　　　　　　　　て＼ﾆﾆﾆ=/ 　 { /コ/ ', 　 〉‐--- '}　　　　|i　 |
　　　　　　　 　 ゝ-ｲゞ _/　 　 ﾆﾆﾆﾆ ＞' /コ/。 {｀ﾏ　　 |i　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 叨ﾆ',叨　　|i　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ叨ﾆ',叨　 |i
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ＼／ﾆﾆﾆ叨叨　　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ ﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　∨ﾆﾆﾆﾆ |',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　ﾟ。＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ ﾆﾆﾆ.| ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ |　　　　＼≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 } ﾆﾆﾆ {　 ∨ﾆﾆﾆﾆ !　　　　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ﾆﾆﾆ |　　∨ﾆﾆﾆ |　 ゝ､　　　　≧ﾆ=- '
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ﾆﾆﾆ |　 　 }ﾆﾆﾆ {＼{　 ｀ --- ´
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゞ ﾆﾆ |　 　 ｌﾆﾆﾆ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ__ ′　　　 }__ﾉ
 

　　　　　　 　 lヽ
.　　　　　　 　 l　｀ ‐-　．,,,_　　　　　ﾊ
　　　 ＿､─‐┘　　　　　　 ｀　　､ / .‘，
￣￣　　　　　　　　､　　　　　　　 ヽ.　 ‘，
　　　　　　　　　 ､　 ＼　　　　　　　　 　 ﾟ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　ﾐト､ｊ㍉､,ィムイL -┐　 ﾚ'}
　　　　　 _,, -‐‥ ¨｀　　　､　,:　　　　 ｀i　　;
.　　　 　 ﾍ、　　 　 　 　 　 y(　 　 　 　 l　 ;
　　　　　　ﾑ　　　　　　　_ノﾊ.ゝ､　　 　 .l∠　　　　我を肴に酒を飲むとはいい度胸だなぁ？
　　　　 　 ,,｣　　　　　　´ :::::::::::　　　　　 l/
　　二 ﾆ ‐{　　　　　　 　 0:::::::0　　 　 　 !　　　　　
　　 　 ￣　l　　　　　 　 　 , :: 、　　八　　｀　、　
　　　 ,　‐- ゝ　　八　　　（_人_）　 .⌒　 　 　 i
　　 /　　　　　　 ⌒　　　 　_,､_　　　　　　　　,:
.　　ﾞ ､　　　　　　　　　　　　´ﾞ　　　　　　　 , '
＞　　 ｀ - ､＿　 _　　　　　　　　　　_　． ´
｀　-　．　＿＞ ´　 ヽ¨＼=､,ｨヽ=,''｢　,. ヽ
　　 　 　 　 ‘，｀　､ ﾉ ',　 ヾ,　 l/ .L_'　.ノ
　　　　　　　　ヽ／_.／_｀　　'.,/／,..{ ニ}
　　　　　　　　　 ｀!／l　l三l二ll二ゝ'　./
　　　　　　　　　　ゝ─＝´
 

　　　　　 　 　 _ ........ _　　　　　　っ
　　 　　　 ,イ: : : : : : : ｀: : .､　　rｪ　つ
.　　　 　 /: : : : : : : ｉ: : : : : : :ヾ.//　 っ|
　 　 　 /!: : : /:.:.／|: : : :/: : :.:Ⅵ
.　　 　 {_{: : :/:／｀ヽ, : ; '_|: : : : :
　　　　（[|: :,'ｏ ＼　j／´ .|: /: :iﾉ　　　やーん、だって本当のことじゃん
　 　 　 ゞ､ﾊ。´￣　　＜｡j/.:.:.:/
.　　,'⌒＼V｡ヽ　＜i　　｀/／!/　　　　父親って娘に嫌われてなんぼだしー
.　　ゝ へ ヽr/{≧=‐rr=' ' ￣'i
　　　 ＼ ＼,'ヾ､/i::{:ヾ: :{､　 ﾉ　　　　末っ子がかわいいのわかるけどそれでもいつかは大人になるじゃん
.　　　　 ｀ｰゝ_ノﾐ,ﾍ´::}: :! ゝ'
.　　　　　　 (｀Tゝ､レ';!:ﾊ　　　　　そこを無視するからパパ嫌いっていわれるだしー
.　　　　　　｀i||　 ｉ´ };: : : ',
　　　　　 　 |||　}|　.}И/: }
　　　　　　　ゝｿ ゝｿ　'' ソ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／(＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　´⌒ヽ＿　　( 　 ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ヽ￣て＿　 》〉　＼八＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 '⌒ヽ　 　 　 　 ` 　 ＼　 ＼＼ヽ
　　　　　　　　　　　 ＿ト――‐＼　　　　　ヽ　　＼.　}　〉V|ノ!
　　　　　　　　　 　＼ヽ 　　　 ＿　　　　　　　 　 　 V　(　 V{(
　　　　　　　　　　_ 孑＝ 　 　 　 　 　 　 　 へヽ　　 V∧ 　 ヾ、
　　　　　　　　　＿≧￣　―　＿　　　　三二ミハ　 　ﾍﾍ　 l|　Ⅳ
　　　 　 　 　 　　￣) 　 　　 　 二二ニ￣　　　　 ゞ、 　}}　/　〃__
　　　　　 　 　 ＿_ノ　 　＿　 二ニ￣　 ＼　　　　　 ＼从/. 　/／
　　 　 　 　 ／￣　　　　 　≧　　　　 　 ―＼、　 !　 　`'"∨/／
　　　　　　〃　＿　　　　二　　　　　 〃　　 ・ヾ　i}　　　,ノ }!,′　だが、それでも！！それでもアイリは
　　　　　　　´ ￣}} 　 　| 圦　　　　　　 ー＝彡' `' 　 ∠＿〉′
―‐ 　 　 　 　 彡 　　　ト｡__　　　　　　　　　　 　 　 《_’_l}´　　　　我のかわいいかわいい末娘！
　 : : :＼　　　　　￣Ζノ}＿_}　 　 　 　 　 -==　 　 　 ＼/
　　. : : : ＼　　　　-‐､彡ｚノl!　　　　 ／エエエエエエ／　　　　　男と話すなんてまだはやいし！近寄らせるつもりないし！
　 　ヽ: : : . ＼／.::::::::::.＼／　 　 　 〃―　､.　　　{{〃
　　 　 ＼:　　 ＼――‐个　　 ＼　《　　　 ∧.　　{〃_}　　　　　　そう、これからも我の珠玉の宝として手元で大事にそだ
　　　　　　　　 　∨　　　∧　　　　 `＝＝＝＝≠
　　　　　　　　　　∨　　　∧　 　 　 ＞　__　／
　　　 　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　 ／;';'＼ﾆﾆﾆﾆ=-ミ
　　　　　　　　 　 　 ∨　　　∧..........:' ;';';';';';';';ヽﾆﾆﾆﾆニ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　∨　　　∧⌒`Y;';';';';';';';';'}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾅー､
　　　　　　　　 　 　 　 l}　　 　∧V ├‐―― ┤ﾆﾆﾆﾆニノ: :　 　ﾐ､
　　　　　 　 　 　 　 　 lト､　 　 ∧V |　　 　 　{{!ﾆﾆﾆ≦´: : : :／ 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 l|｀､ヽ　　 ∧V　　　　　|l　 　 　 　. :イ 　 ´　　 ＼
 

　　　　　　　　　　-―――‐-　.,
　　　　　. .:´: : :　　 　 　 　 　 　 ｀　､
.　　 ／.::::: : :　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　／.::::: : :　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
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′:: : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨
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:::::: : : :　　　　　　　　　　　　ヽ: : : : : : : : : ;::
:::::: : : : .　　　／´￣｀＼ 　 　 　 　 　 　 ´　　}
ヽ::: : : : : 　 　 　 r　¨￣￣ヽ￣ ヽﾉ　 j{ -―=L　　　　　……もういっそ
　}￣￣￣￣￣ｰ{ー―trｯ_ ､ヽ｀¨},r‐ {r‐tｯx/　p　　　
ﾊ　 　 　 　 　 　 |　　、.........,　　fﾉ　　｛´､..　{　′　　　　アイリ姫をやる夫子爵に嫁がせりゃ
_｣　　　　　　　　人　　　　　 　 /　　　 ､　　 V　 　 　
冫　　　 　 　 　 　 ｀ ー――　　.:　　　 ヽーｲ　　　　..　　丸く収まりません？
､_,　　　　　　　　　　　 　 　 　 /´　　　　ﾉ　 j　　　　...
::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　=　'ｰ'　　/
::ハ　　　　　　　　　　　　　　　　-―‐-　　/
::. ∧　　　　　　　 　 　 _,.．-‐　´￣￣ ヽ ′
: : :::.ゝ　　　　　　 　 　 　 　 　 ´￣￣｀
､ : :::::::.＞ .,　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /
: ＼ :.:.:.:　　 ＞　　　　　　　　　　　　 /
:　　＼　　　　　　｀　､
　　 　 `～､、　　　　 ＞　.,＿＿　ィ
　　　　　 　 `～､、　/´ヽ　＼
＼　　　　　　　　　>く　　　　 ｀`～､、
　 ＼　　　　　　／￣ ヽ　 ',　　　　　｀ヽ、
　　　＼　 　 ／｀ヽ::::::::人{ }　 　 　 　 　 ＼
 

　　　　　　　　 /　　　爻　 _ -＝≦三三三二=-　_　　　　　　　 ,／
　　　 　 　 　 ,　　　 ﾒ ,ｬ≦三三≫-‐≪三三三三ニ- _　　　　/
　　　　　　　 i　 　 /　　　　　　 ￣ ℡x､}三三三三三三ﾐ　　　 ￣
　　　　 　 　 |　　/　　　　　　　　　　　　　 ''"ｬ　, }三三三ミ､
　 　 　 　 　 |　,/　　llllliiiiii;;;,　　　　　　,　'^'' ., 　ﾞ ト ､ヽ三三ﾐ
　　　　 ／二ヾ"　　　　lllllllllli,　　 　 γ::￣:::-..､ ‐､　 ヽj三爻
　　 　 ‘，ゝ ,　　　　　　　llllllli　　　 //´ / ヽ;:::::ヽ ';　　 ヽ爻　　 ／
　　　 　 ヽ ｀ ､　　　　　　 llllll|　　 /7¨''7 -､/　〉､:ｉ ';　　　 ﾐ　　　￣　　　ハゲ……きさま何をいっている？
　　　　　　ヽ _ }　　　　　　　ll|　 ./-.､_/　 ./丶′}:|　 ,il　　ﾐ
　　　　　　　 ﾐ l　　　　　　　ﾘ　 ゝ- ､:::｀‐'､　/ヾ´ﾉ!　|l　　.ﾐ　　 ／　　　とうとう狂ったか？
　　　　　　　 ﾐ ヽ　　　　　　　　 ,,,　　 ｀　､::¨ヽ .}　| . |!　　.l　,彡.ｧ　
　　　　　　　 ﾐ　 ヽ　 　 　 　 　 　 ﾞﾞ''　､　 ヽ:::::´} ﾉ　　　　,　 ,／　　　　アイリはパパと結婚してくれるって
　　　　 　 　 ﾐ.　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 ￣　　 ﾉ　 ./ ／
　 　 　 　 　爻　　　 ゝ､　　　　　　　　　　　　 ｀ ¨´　　./　７
　　 　 　 　 爻　　　　　　ー──　　 、　　　　　　　　/ ,／
　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 丶　　　　　　 /／　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／´ 　 　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､,　彡-｀‐　　　　
 

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐━━‐-
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 ＼　　　／￣￣￣￣
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　捨　な　好　娘
　　　　　　　　　　　 .′　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　て　ん　 き　が　　　あ、そういうのいいんで
　　　　　　　　　　　 i ‐Ξ‐Ξ‐　　　　　　　　　　　|　ろ　て　で　 い
　　　　　　　　 　 　 j_,,,,,,_‐Ξ‐Ξ‐　_,,,,,,,,,,,_　　　　|　　°甘　い　つ　　　現実見てどうぞ
　　　　　　　　　 ／｛￣￣＼‐Ξ‐／￣￣￣　　　│　　　い　て　ま
　 　 　 　 　 　 └|￣‐rd‐￣｝=｛ ‐rｄ─‐ ￣i／　 | 　 　 考　く　 で　　　
　 　 　 　 　 　 　 |___j＼_,ノ〈｝＾｛〉＼___,ノ ___j　 　 |　　　 え　れ　も
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 ｝ 　 　 　 　 　 　 　 丿　　　方　る　父
　　　　　　　　　　　　 　 　 ｛　 　 ｝　　　　　　 　 ⌒＼　 は　　　親
.　　　　　　　 　 　 　 ∧　　 ＾ｰ'＾　　　　　　 　 　 ｉ__　 ＼__＿＿__を
　　　　　　　　 　 　 　 ∧ ⌒'====='⌒ 　 　 　 ｉ　|∨:.、
.　　　　　　　 　 　 　 　 ,心,　ｰ─　 　 　 　 ／ |　|│::::＼__＿___
　　　　　　　　　＿＿／:::::::i〉　　　　　 　 ィ(　　j　　|:::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::| 〕ト----　 　 　 ／ 　 ∧:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::| 八　 　 　 　 ／　 　 /::::::::::::::::::::::::::::
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣ ＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / /⌒ニニ⌒',‘，
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |ﾐ{ ＿　　　＿ }ﾐ|　　　おまけに王位継承権がなくとも王のかわいい末娘が
　　　　　　　　　　　　　　　 （ミ{ ﾆ二i i二ﾆ }ミ）
　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ〈 　 , l l 、　,〉ｿ　　　夫とともにサヌキに……サヌキの開発に本気とこれ以上ないほど
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾂ! ,. 二二 ､ Ｋ
　　　　　　　　　　　　　　　 //{ヾ､　￣´ ,ノ,}∧　　アピールにもなりますし……ああ、実に明るいニュースになりますな
　　　　　　　　　　　　_,,.　=ﾆﾆ{ヽ._｀ニﾆ´／}ﾆﾆ=　.,,_
　　　　　　　　,.　ィ'ニニニニﾆ',／´,只｀＼/ニニニニﾆぇ　,
　　　　　　 /´ヽ　',ニニニニﾆﾑ.__/.| |.',　,,〉ニニニニﾏ　 ／ヽ
　 　 　 　 /　　 ヽ ﾏニニニニﾆﾏ　 ! ! ｀ﾏニニニﾆﾆﾏ　/　 　 !
　 　 　 　 〉　　　 ',. !ニニニニﾏ　　l ,l 　 ﾏニニニニi. /　　　〈
　 　 　 　 !　　　　_',.|_ニニﾆﾆん'、 Ｍ　__,,〉ニニニﾆ|/　　 　 ﾉ
　　　　 　 }､　 　 {　　｀ﾏニニニﾆﾆi'o ニニニニニﾆj／　 ,／/
　　　　　　', ｀ ｰ- ≧x.　ﾏニニニﾆ,!=‐ ､'　＿｀=､ﾆ/　　''´　/}
　　　　　　 ',　　　　　／´Уー　''´　　　 ',　　　 /´　　 　 ／/
　　 　 　 　 i 　 　 ／　／ ／　　　　　　/| ￣　i　 ',｀ －'　 /
　　　　　　　',　ｰ ´ ,／.　´　　　　　／　,/＼__,ﾉ 　 ',　　　 ,!
　　　　　　　 ',　 ,／ '´ 　 　 　 　 ´,.　＜　　　 　 　 ヽ 　 /
 

　　　　　　　　　　-―――‐-　.,
　　　　　. .:´: : :　　 　 　 　 　 　 ｀　､
.　　 ／.::::: : :　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　／.::::: : :　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
./.::::: : : :
′:: : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨
::::: : : :　　　　　　 　 　 ＿. : : : : . .　 　 . : : . ∨
:::::: : : :　　　　　　　　　　　　ヽ: : : : : : : : : ;::
:::::: : : : .　　　／´￣｀＼ 　 　 　 　 　 　 ´　　}
ヽ::: : : : : 　 　 　 r　¨￣￣ヽ￣ ヽﾉ　 j{ -―=L　　　そのうえで、各派閥やうちから娘を
　}￣￣￣￣￣ｰ{ー―trｯ_ ､ヽ｀¨},r‐ {r‐tｯx/　p
ﾊ　 　 　 　 　 　 |　　、.........,　　fﾉ　　｛´､..　{　′　側室やアイリ姫つきの女官ってことでねじ込めば
_｣　　　　　　　　人　　　　　 　 /　　　 ､　　 V
冫　　　 　 　 　 　 ｀ ー――　　.:　　　 ヽーｲ　　　アイリ姫という絶対的な奥向きのトップを柱とする一枚岩
､_,　　　　　　　　　　　 　 　 　 /´　　　　ﾉ　 j
::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　=　'ｰ'　　/　　　内部崩壊を恐れる必要もなくなる
::ハ　　　　　　　　　　　　　　　　-―‐-　　/
::. ∧　　　　　　　 　 　 _,.．-‐　´￣￣ ヽ ′
: : :::.ゝ　　　　　　 　 　 　 　 　 ´￣￣｀
､ : :::::::.＞ .,　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /
: ＼ :.:.:.:　　 ＞　　　　　　　　　　　　 /
:　　＼　　　　　　｀　､
　　 　 `～､、　　　　 ＞　.,＿＿　ィ
　　　　　 　 `～､、　/´ヽ　＼
＼　　　　　　　　　>く　　　　 ｀`～､、
　 ＼　　　　　　／￣ ヽ　 ',　　　　　｀ヽ、
　　　＼　 　 ／｀ヽ::::::::人{ }　 　 　 　 　 ＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿_＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ´: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾞ＼　　　ハ
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : :. :.∧: : : : :. :.|: : :|: : : : : :＼ 　 グ
　　　　　　 __／: : : :./: :/: : : : : : ／:／　|: : : : :. :.|: : :|: : : : : : : :l
.　　　　 　 ｀７: : : : /: :/: : : :　／}／　　｜∧: :/: |: : :|: : : : : : : :|　ハ
　　　　　　 /: : : : /: :/ |: : :／ 　 　 斗- |/　∨:./|: : :|: : : : : : : :| 　 グ
　 モ. 　 　 | : : : /}／ヽ|／　　　　　　 　 　 　 V:.:|: : :|: : : : : : : :|　　　　まぁー本音はうどん粉は後回しで、だけど
.　 ニ.　　　| : : /　≧=‐　　　　　 　 ,ｨｆ笊芹ミメ、 : : ｌ: : : : : : : :|
　　ュ.　 　 |: : :| 〃 /::::ﾊ　 　 　 　 　 /:::::::ハ　 }}|: : :l=ミ: : : : : ト　　　両方やるだけの援助と体裁できるなら
　　　 　 　 |: : :| {{　::::::::::{　　 　 　 　 r┘:::ｒ‐　　 |: : :ト,ハ: : : :｜:|
　 モ. 　 　 |: : :|:l　 つ　r'　　　　　 　 ト-‐'　 }ﾞ　ﾉ|: : :|｛ソ}: : : :｜:|　　それでいいんじゃないかな
.　 ニ.　　　|: : :l:l　 乂_ツ　　 　 　 　 乂＿ﾞノ　　 |: : :|ノ7: : : : :, :.:l　
　　ュ.　 　 |: : :|:l //　　 　 ,　　　　　 　 　 　 ///|: : :|_/: : : : :/: /　　
　　　 　 　 |: : :|:l　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　｜ : |: : : : : /／
　　　 　 　 l: : :/　　 　 ゝ-----------|　　　　　|: : :|: : : : /
　　　 　 　 |: 込　　　　/...............................ゝ　　　　:|: : :|: : :.ｎ
　　　 　 　 |: : : :＼　 /.. r―――┐.......|　　｡s≦:|: : :|: :.//__ｎ
　　　 　 　 |: : : : :|　/... 人＿＿,／..........|≦,／//ﾞ|: : :|:.└'⌒┘
　　　 　 　 |: : : : :|:/...................................... |　 {////,|: : :|:.＿: ｛
　　　 　 　 |: : : : /...........................................|／ゝ---,|: : ,: 辷j /7
　　　 　 　 |: : : /.......r―――┐ ............ |ニニニﾆ|: /二=くノヽ
　　　 　 　 |: : /...... 人＿＿,／ ............... |ニニニﾆ|/ニニ_ｎ＿_}
モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモ└i┌ｚ」
　　　 　 　 |/.................................................../二二二二ニニﾆ∪ニ{
　　　　　　/.................................................../ニニニニニニニニニ ｛
 

　　　　　　　　 /　　　爻　 _ -＝≦三三三二=-　_　　　　　　　 ,／
　　　 　 　 　 ,　　　 ﾒ ,ｬ≦三三≫-‐≪三三三三ニ- _　　　　/
　　　　　　　 i　 　 /　　　　　　 ￣ ℡x､}三三三三三三ﾐ　　　 ￣
　　　　 　 　 |　　/　　　　　　　　　　　　　 ''"ｬ　, }三三三ミ､　　　　　お、お前らなぁ……好き勝手いいおって
　 　 　 　 　 |　,/　　llllliiiiii;;;,　　　　　　,　'^'' ., 　ﾞ ト ､ヽ三三ﾐ
　　　　 ／二ヾ"　　　　lllllllllli,　　 　 γ::￣:::-..､ ‐､　 ヽj三爻　　　　　なんで大事な大事なアイリを
　　 　 ‘，ゝ ,　　　　　　　llllllli　　　 //´ / ヽ;:::::ヽ ';　　 ヽ爻　　 ／
　　　 　 ヽ ｀ ､　　　　　　 llllll|　　 /7¨''7 -､/　〉､:ｉ ';　　　 ﾐ　　　￣　　饅頭なんぞに
　　　　　　ヽ _ }　　　　　　　ll|　 ./-.､_/　 ./丶′}:|　 ,il　　ﾐ
　　　　　　　 ﾐ l　　　　　　　ﾘ　 ゝ- ､:::｀‐'､　/ヾ´ﾉ!　|l　　.ﾐ　　 ／
　　　　　　　 ﾐ ヽ　　　　　　　　 ,,,　　 ｀　､::¨ヽ .}　| . |!　　.l　,彡.ｧ
　　　　　　　 ﾐ　 ヽ　 　 　 　 　 　 ﾞﾞ''　､　 ヽ:::::´} ﾉ　　　　,　 ,／
　　　　 　 　 ﾐ.　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 ￣　　 ﾉ　 ./ ／
　 　 　 　 　爻　　　 ゝ､　　　　　　　　　　　　 ｀ ¨´　　./　７
　　 　 　 　 爻　　　　　　ー──　　 、　　　　　　　　/ ,／
　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 丶　　　　　　 /／　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／´ 　 　 　 .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､,　彡-｀‐　　　　
 

　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／三二三＼　　　ですが筋は通っていますな
　　　　　　　　　　 　 　 /l/////////∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 {l///////////l}　　王の娘を柱に一枚岩
　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ)////////Ⅳ
　　　　 　 　 　 　 　 　 ≦ ////////≧　　王の感情以外、何も問題はありません
　　　　　　　　　　　　　彡ｨ∧/∧/∧ﾊミ
　 　 　 　 　 　 　 　 　　__行Ⅳｿ{Ⅵ汽_
.　　　　　　　　__　-‐: :¨: : : : : : : : : : : : :¨: :‐-　__
　　　　　　 ／.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::.＼
.　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:ハ
.　　 　 　 |: : : :＼:::::/: : : : : : : :.:ｉ:. : : : : :ヽ:::::/: :／: : |
.　　　　　 |::. : : : .:Y : : : : : : : : : |:::. : : : : :.:∨: :′.: : :|
　 　 　 　 |:::::. : : : ﾚ´.::::: : : : : : :!:::::::. : : : :.:l: : : : : : :/
　　　　　　〉:::::. : : :|::: : : : : : : : : : : : : : : : :::| : : ; : : :.}
　　　　　　ﾐ: :ヽ : : | : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : /: : : :|　　　....く＞◎　　..__＿　　　　　 く＞◎　　..__＿
　　　　　　 |: : : :＼|: : : : : : : : : : : : : : : : : :l／: : : : :|　　 　 n ﾊ　　　　 ア∠､　　 　 .n ﾊ　　　　 ア∠､
. 　 　 　 　 |.:: : : : :.|_. :────── -､/.::. : : : :.:|　　.（八U八）　　.└(ヌﾉ　　 .（八U八）　　.└(ヌﾉ
.　　　 　 　 |: .::::::::::.Ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::. : : :|
.　　　　　　 |: :`ｰ─´ ＼｀ｰ─一´￣.:／ｰ──': .:/
.　　 　 　 　 ＼: : : : : : : .＼: : : : : :／.: : : : : : .::／
　 　 　 　 　 　 ＼:. : : : : : ::.＼ ／.:: : : : : : .:／
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ ...... _
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:..､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ､くミ辷彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{.:.:＞＞ぐ彡イｲ ／/.:.:.:.:.:.ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　 （､、__..ノ彡ｲ{γ} |:/／ Ⅳく|:./ﾍⅣ!iﾍ!
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ≫＞.:／.: 人ゞ j′ 　j/㍉ゞ　厶!!|
　　　　　　　　　　　　　　　{イ.:／.:.:.:.:.八:.ﾍ、ｊ　　　　´┌仞ｲﾘ　　王国に千年語り継がれる物語
　　　　　　　　　　　　　　 　 彡.:.:-=彡:.:.｀:.ぐ　｀ｰ ､ >､j彡イ
　　　　　　　　　　　　　　　　イ.:ハ.:.:.ﾉ.:.:.:ﾘミ`ー=≠ー ､　　　　　きっと我が国がある限り民はアイリ姫と
　　　　　　　　　　 　 　 　 　ノﾉ从.:（((人ﾉ　　 /´ 　 　 ｀＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ///// ヽ｀ ー　　　｀ヽ　　　　　 ' 、　　やる夫子爵の愛の詩を語り継ぐでしょう
　　　　　　　　　 　 　 　／'////　　　　　　　i　 　 　 　 　 ＼j
　　　 　 　 　 　 　 　／ 　 　 /　 　 　 　 　 ｛　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 . イ　　　 ヽ |i:､、 　 　 　 　 ｝＿__　　　 　 ｀ヽ/
　　　　　　　　 // /,　 　｀ヾV/,＼ヽ、　　　 く、　　　　｀ヽ　　　ヽ
　　 　 　 　 　 {/ﾍ//　　　 ////////7ｧｧ==…ヽ､、　　　　　　＼'､
　　　　　　　　 Ⅵ/＼　　 //////////　　　 ／｀＼ヽ､、＿__　　 ｀＼
　　　　　　　　 くУ/∧ﾍ////////// 　 　 /　　 　 }/ﾍ＜　　　　ヽ＼ヽ､、
　　 　 　 　 　 ////∧∨////////｛　/　 /　　　　 |//ﾊ⌒ヽ　￣｀>/∧´￣｀ヽ､　　　　　　　　　　　　　_ ノ ）
　　　　　　　　{////　ヽゝ////////／　 /　　　　 ｲ///ﾊ、　　 　 '/ ハ　　　　　｀ ー──-rrx、 ＿／　 ／
　　　　　　　　|////　 ハヽ＼＼∨/　 ／　　　　　/////小ヽ､、_＿____ 　 　 　 　 　 　 　 //￢'´ 　 　 く
　　　　　　　　|////, /　 ∨ ヽ丶ー=《′　 　 　 ,///////　ヽ////////7ァｧ､、　　　　　//　　　､　｀ヽ　ヽ
　　　　　　　　|/////,　 /へ＼＼　　 |　　　　／ //////　　　｀￣￣￣￣｀`'＜//ァｧ､、,{{､、___　 ｀ヾ､、ヽ ヽ､、＿
　　　　　　 　 j/////_／∧　 ｀＼＼__|＿__／ ／ﾍ///ハ　　　　　　　　 　 　 　 ｀`寸///{{///　｀`ヽヽ Y＾ー- -ー′
.　　　　 　 　 {//////／/∧　 ヾ､、__｝_＿___　__＿Ⅳ／ﾊ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼//||//　 　 　 ＼ ＼_
.　　 　 　 　 ∧/／／　//　 ＼ 　 ／　 　 　 　 　 　 ヽ＼ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　 ＼!!/　　　 　 　 ｀ｰ ､_ヽ
　　　 　 　 ∧////７, / ' 　 　 　 /　　　　　 　 　 　 ／／/
　　　 　 　 Ⅳ'////, ∧ 　 　 ＼/　　　　　　　 　 ／´ 　 ハ
　　　　　　 |////∧/∧＼､、　　`ｰ=ニ二.＿__　　 　 ／ 　 ,
　　　　　　 |///＼//∨//∧＼　　　 　 　 　 　 　 ／　　 　 ,
.　　　 　 　 V/ゞ　∨//////＼　　　 　 　 　 　 ／　　　　　 i!
　　 　 　 　 /＼　　∨///////,＼　　　　 　 ／　　　　 /　 ;j|
.　 　 　 　 /i　 ヾ､、 ∨/////////＼､、_,／　　　　　,/ 　 / 〉
.　 　 　 ／ハ　　＼＼∨///////////／　　　　 　 ,/ 　 / /
　　　／　　ヽ＼_＿ミヾ//////////／　　 　 　 ／,/ 　 / /|
.　　　　　　　　 　 ／´￣￣￣￣￣　 　 　 　 ／ // 　 //　j!
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　 ／//// 　 //／ｲ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ､＿＿ ト､_,ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ゝ‐-:.｀`:.:.:'￣≧_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /:.:.:,ゝ-:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｿ:./:./,:.,､,､:.:.:､ヽ:.＼:.ﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛:,ｲ:|:.|ﾞ'"|:.ﾄ､:}:.i| Ν:Ν　　私は王に仕えるものとして、そして友として
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |∧:ﾄИ:.i　,|/ Иﾉﾚｌ::Ν
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `.f∧狂ｭ, 斥弋7, ｉ´ﾘ|　　　王がどちらを選んでも祝福いたしましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゞﾍ　 〈| 　 　　/‐'弋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 彡ｲ ヽ ｰ==- ∠ｨ: :.イ　　国をとっても、娘をとってもどちらもまた正しいのですから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「ﾚﾘrl丶-イ─ﾉｲﾍﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,-───'L|人 `Y￣|＿__／ハ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /: : |: : :./: ://|::::`ﾒ-イ{: : : : /: :ｉ: : :.,ｨ´￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: : ハ:.:/: ://:::|:::/::::::ハ∨: : : : :|: :./: : : : : :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_У: : У: :,リ : :|::j::／:::: | |: : : : : |:./: : : : : : :.ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉: : : :.:｝ ://:::::::::Ψ:::::::::: | |: : : : : |:|: : : : : :.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :.:.|: : | |::::::::::╋::::::::::::| ﾄ､: : : : ｿ: : : : : :.:.く
.　　 __　 ｒ=-､　　　　　　　　　　　 　 ／: : : : : :|: : | |::::::::::┃::::::::::::| |: :､: : :｀Y: : : : : : :.〈
　／π-､｀}ヽ Y　 　 　 　 　 　 　 　 j: : : : : :.:.:｝: :ﾉﾉ:::::::::ﾉ::::::::::::::::| |: : ､ : :.::|: : : : : : : : ＼　 　 　 　 ,ノﾌ _辷 ､
　｀Y´,ｒ‐く　 　 ＼＿ 　　 ＿＿,ｒ‐＜: : : : : : :.:.|: :| |:::::::::::|::::::::::::::::::| |: : :.､: : ::{: : : : : : : : : : 〉　　　　/ ノ辷ｰ､｀|
. 　 ｀〈_.ﾀ´`ｙ-ヘ ｝|:.｀￣´: : : : : : : : ..｀`ヽ:.:.:.:/|: :| |:::::::::/::::::::::::::::// : : :.::､: : 入: : : : : :.:,ゝヘ-ｙ‐フ.　r- ､|　|/
.　　　　`-'廴＿_.」:|:.:. 　 　 　 　 　 　 . : ::.:.:/ ﾉ: :| |:::::::::|:::::::::::: . | |: : : : .::.､:/　 Υ: : :./.: . 　 / Ｙ　　 入　Υ
　　　　　 　 　 匕丿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ,ゝ:.:.| |::::::::ﾉ::::::::::: . :| |: : : : :.:.く　 　 |: : . 　　 　〈　 ト-┬‐┴‐'
　　 　 　 　 　 　 卜-───--───'´　ﾉ: : :.:| | :: /:::::::::::::::: :| |: : : : : : :.:|　　 ヽ: : : : : : : :ヽ .＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉: : :.:| | :: |::::::::::::::: : :| |: : : : : : :.:|　　　 ＼＿: : : : ::Υ７
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r─┐＿_ 00　　 .,勹 　 . 　 ｎ　 　 　 r─┐＿_ 00　　 .,勹 　 . 　 ｎ　 　 　 r─┐＿_ 00　　 .,勹 　 . 　 ｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｱ 勹 r┘　　　く く　　　 ./厶__　 　 .｀ｱ 勹 r┘　　　く く　　　 ./厶__　 　 .｀ｱ 勹 r┘　　　く く　　　 ./厶__
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ ﾆン　　　　 　 ＼）　　└'^ｰ┘　　..ゝ ﾆン　　　　 　 ＼）　　└'^ｰ┘　　..ゝ ﾆン　　　　 　 ＼）　　└'^ｰ┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : ://::::::::::::ハ:::::::::::::::::::| |: : : : : : .ハ
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.:.: : : : :／: : : : :／: :／: :／: :,: :.,.:.:.圧ﾐ彡
: : : :／: : : : :／: :／: :／: :／:.:/: :/狂ﾐ彡
:.:／: : : : :／: :／: :／: : :/: : :/: :/｀寸ﾐ彡
/: : : : :／: :／: : :/.:.: : :/: : :/:.:.:{:::::::::｀::::´
: : :/.:/: : :/.:.:. :∨.:. : :/:.: :;ｲ : : |:::::::::::::::::
: :∧:{.:.:.:/:＼:_/_＼ ;ｲ.: :/:::|:.ｉ: :|:::::::::::::::::::
:/ : ｀| ;ｲ: : : /|.: :￣圦:.:{ ::::|:.|:.:|::::::::::::::: :　　さぁ王、選んでくださいませ♡
{ : : : }'ﾐ|:.:,:./:::}x─┴=ﾐ:＼:Ⅵ:.|::::::::::::::: :　　
.:. : :/二Ⅵ{::::::::::＼　 {:i:}＼＼Ⅵ＼:::::::::::　　歴史的な選択を、いまここで
: : ::{ {::::∧::::::::::::::::::`ｰ===今┘::＼{::::::: :
: : : Ⅵ/::∧::::::;-､::::::::::::::／:::::::::_:_::::::::::: :　　（やだ……麻婆すすんじゃう
.:.:.: : ＼/::∧:::|　 ＼::::::;-─'￣ ∧＼:::::::::
＿＿＿＼:∧::＼　 }／　　 　 /::::|　}:::::{:　　　至福、実に至福。これが究極の愉悦の味か）
:i:i:i:i:ｉ:ｉ:i:i:|ili`xﾍ⌒ 　 　 　 　 〈:::::::|　|:::::|:
:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|il王iﾊ＼　　　　　r=ﾐ＼ﾉ　|:::::|:
:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|i|王ﾐﾊ::､＼　　 く:::::::::＼　 |::::|:::
:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:i:|il狂ﾐ小:::ヽ ＼ 　 ＼::::::::＼|::::|:::
:i:i:i:i:i:i:i:i:伐王小ﾊ:::::＼ ＼ 　 `ｰ─┴┴:
:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ王小ﾐ＼:::::ヽ　＼ 　､＿＿＿
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ王小ミﾐ＼::::＼　＼ ＼:::::::::
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Ⅵ王小ミ三＼::::＼　＼＿＿.
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉⅥ王小ミﾐ三＼::::＼
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:Ⅵ王小ミ三三＼::::＼　.::::
 

おおおおおおおおおお 　+‐=＝=‐- ､　　おおおおおおおおおお
のののののの,. -‐=＝´　　　　　　　　　　｀ヽ ､ののののののの
れれれれ . ／　　　　,　　　　　　　　　　 　＼ 　 ＼れれれれれれ
おおおお../.　　　　／　　　　　　　　　　　　 　｀ヽ 　＼おおおおお
ののの　/　 　 　 /　　　/　　　　　　　　　 　 　　 　 　＼のののの
れれれ,/　　 　　/　　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼れれれ
おお . /　　 　　/　　　i　　　/i　　　　ヽ　　　　　　　 　　ゝ　`ｰ ､お
のの.,'　　,　　, ′ 　　|　 　/ {　 　 　 ハ　　　　 　　ヽ　　　＼￣の
れれi 　, ′　{　　　　 |　　,' 　',　|　,　　 ',　　|　 　　　i　 　ハ｀ヽれ
お　/　ｲ　/ ∧.　　 　 ! 　 !＼ i　i､ }ヽ　 .} 　 ! 　 　 　 　 　 ∧おお
ｰ=彡,　／ ノヽ|　　　　l　　|.　 `寸', ! i　　| 　 |　 i　|　}　　　　 ',のの
れ..　|/´ f ! 　ﾍ　 ヽ 　! ≧＿ 　ﾄ＼ハ 　i! 　 !　ハj／∨ヽト 　ヽれ
おお.　{　| ',　ｰヽ 　ﾄ　|∧|ヽ　"'' ‐- `ｰｔ∧　ﾉ /／}八{ﾘ　 }　 ヽｊおお
のの.　',八 `ｰ=ハ　! ＼', 　 ゝ　旦_ ゞ　　ﾉ'´ﾚ ,. -‐=7∧　|のののの
れ　／/∨ ＼＼　' ｊ　　　　　　ゞ　 　　　　　 　 ∂ ´从　　!れれれれ
お.く////∧　冫` 　 　U　　 　　　　　　　　　　ヽ`　/ }八{/≧=－
の　∨///∧　}　 ヽ　　　 　　　　　　　　　　　　冫///////////
れr‐{|/＼//｝/ 　 /＼ 　　　　∠ ｭ､__　　　　　r' .八/////////
イ//{|,///＼　　　il　　＼ 　 /´￣ 　　ヽマ ７　／､//////////
///从,/////＼　 l!　 　　ト ヽヽ､＿＿ ｝У ／!///＼////////
＼∧ｉ＼//////＼.　　 　 　 　 `ｰ―― ' ,イ ///////＼ヽ////
　　　　　＼　　,､０冫　　　　　, r‐`ｰ 一'　 ∨//////／/ ´￣
　　　　　　∧r'　!i/　　　 　／/ 　/　　　　　.∨///／／ ｀ヽ､＿
　　　　_ｎ_,.、　　ゝ　　/i／　/　,/　　　　　　入///／////////
　　　 └i rﾍ〉　　‘ー'゛ 　／.　 j　　　l　　／　 ヽ'///////////
　　 　（才Ｐ_）　　　　　　/　 　　　　 ﾉ ／　　　　}///////////
　　　 , -─-、　　　　　 { 　　　　　　У　　　　 /∨//////////
　　　/ ∩∩ |　　 　　 　しr‐/i　 　/　　　 　　/: :i!///////////
　　　ゝ乂,リ丿　　　 　　　　／ 　 ´　　　 　 , ′/ |///////////
　　　__ ｎ＿_　　　　　　　　/｀l!　　 　　　　ノ: : :/ .∧//////////
　　　 l ﾘ r┐l　　　　　　 　冫ﾊ.　 　 　 ／: :,: :/: :,': :∨/////////
　　　└1」 ∟ﾌ　　　　　　　≧=- _,斗': : : ノ /: :/: :: :∨////////
　　　　　　⊆、　　　　　　 く: : : : : : : : : ／: /: :/ : : ／ヽ////////
　　　　　　ﾌん.　　　　　　　 ＼ : : : : ／ : :,/: :/: :／: : : :ｆ＼//////
　　！！！！！！　　　　　f￣: : ／: : : :,′,ｲ／: :: : : :/ |: :ヽ////
 

　どちらを選んでも地獄としかいいようがない選択肢。それをつきつけられ……血反吐を吐く思いで王は
 

王として正しい道を選んだ。内心己が苦しむ姿を眼の前にいる友が愉悦しているのを知りながら
 

.　 　┃　　　┃┃
━━╋━━┃┃　 　 　 .|
.━━╋━━　　　　　 　 ｉl|　　　　　　　　＿　　　 　 　 .i　　　　　　　|l
.　　　┃　　 　 　 　 　 ＿|i|　　_　-‐　　_,,,.....,,,,_　‐ ､　　.|!　　＿　　　|l
　　　 ┃.　 　 　 爻 ´ -─爻´　 , ィ≦::::::::::::::::::::｀ヽ ヾ丶l|l /─- ｀　 ､-　 _
　　　　　　━┓' ／:::::::::, '　, ' ,.'::::::;　´　 ￣　 ヽ::::::ﾍ ━┓･･ :::::::::::≧:､ヽ　 ｀ ､
　 　 |l 　, :━┻:'::::::::::; '　　　/::::::/　　 丶丶　　 }:::; ィ━┛━╋━ ::::::::ﾍ.‘，
　 　 |l ,:.　　 ｌ ,'::::::::::/　　 :　i:::::::::、　　　 丶爻 ´　　　￣ .‐━╋━::::::::::: i　!
.　　　/ 　 　 ! !::::::::;′　　ｌ　l:::::::::::＼,才爻ﾞ　　　　 　 　 　 　 .┃__l::::::::::::;　,
　 　 i　　　　　ゝ､:::　　　　:.　ﾏ::::::::::爻　　　　　　　　　　　　　　　 ＜:━┃
.　　 ll 　 　 　 ､｀爻 ─-- ､:.　ﾏ:::::::L　　　　　　　　　　　　　　　　　　━┛　　　　　　……よきにはからえ
.　　 l :.　　　　 丶　 ｀　 ‐　 i :.　ﾏ:: /　　　　　　　　　　　　　　　　　　弋`　　　 ／
　　 ‘， ､　　　　　｀　 ─ 　 ゝ :. .ヽL　　　　　　　　　　　　　　　　　　､- ｀-　 ´
.　　　‘， 　､　　　　　　　　　　丶　 l |　　　　　　　　　　 ハ丶　　　　 丶 　 　 ／
　　　　 ヽ　　 ￣　　 　 ､　　　　}　◇爻　　　　　　　　　　　　　　　　 爻` γ´
.　　　　　ゞ、　　　　　 　 ｀　　 /　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　ム .ノ　　.┃
　　　　　 　 ｀ ー --　-- 一. ´　　　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　 >　━━┃　　
　　　　　　　　　|　　 　 　 　 l ｀　 、 　 　 　 ｀　､ト、　　　　ト--｀-￣　ニミ ､ ┃ 　　
　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　l　　　 　 ‐ -一 ^ー　 ｀　 ミ 爻　　 V´　　━━┛　　　
 

　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　 　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　ｨ　　 ゞ､
　　　　　　　　　　　 / 　 　 　 ,.．''"´　　　 　 ｀`～､、 　 　 　 ‘，
　　 　 　 　 　 　 　 ′　-‐ '"　　　　　　　　　 ＿＿_`～､、
　　　　　　　　　　 f=ｧ´￣￣-‐-￣｀ヽ;r‐ ､f´ 　 -―- 　 　 Yヽ |
　　　　　　　 　 　 {! {　　_ィﾆt_ｯﾆ=-｀ }　　 {　- ﾆt_ｯﾆ=-　　}　N　　　その言葉が聞きたかった！！
　　　　　　　　r‐ ､{.八　　ゝ　...... ィ　ノ,..　　ゝ 丶 .....　-‐　.ノ　:!ﾚヽ
　　　　　　　　| f^｜　｀ ー――‐　´/´　　　ヽ　￣￣￣　　　　|ｲ:i }　（これで黄金麦の価値が跳ね上がる！
　　　　　　　　{　 ﾄ|　　　　　　　　　(　rｯ.::.rｯ　)　　　　 　 　 　 |=　j　
　　 　 　 　 　 　 (:|　　 γ　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　 |:ﾉ j!　うどんやパンだけじゃなくてあらゆる方面に
　　　　　 　 　 ‘， {　　　　＼＿_,,...　-‐- -‐-　...,,＿ ィ　　　　 }_, /
　　　　　　　　　 ＼', 　 　 　 ヽ＿　二二二二二　＿/　　　　 ,_ノ　　手をだしても誰も文句いわないから一番
　　　　　　 　 　 　 ∧　　　　　∨///////////////　　　　 .′
　　　　　　　　　　　 ∧　　　　　} //////////////　　　　 /　　　　やる夫の才能も生きて銭になる！そして俺ももうかる！）
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i},/////////////　　　　　′
　　　 　 　 　 　 　 　 　 丶　　 (ゝ´＿＿＿_ ＞ｲ　　　　 /
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ヽ　　＼＿＿＿＿ ノ　　 　 ｲ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　:: .　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　::.＼　　 　 　 　 　 ／.:　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　 ::::::.＞　 ＿_　　イ.:::::　　|
　　　　　　　 　 　 　 　 　_|　　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　|
　　　　　　　　　　　　　 / j、　 　 ヽ　　　　　　　 /　 　 ﾋヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 /　　＼＿　　　　　 　 　 　 ＿／　 ‘，
 

　　　かくして会議の結果、アイリ姫を臣籍に落としやる夫との婚姻を認めることが発表される。もちろん、夜会での出会いを
 

思いっきり脚色した物語をカバーストーリーとして
 

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｰﾐ ｨf⌒Y
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {l《 Y {l》 人 ＿_
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｨﾁ ＼{}／ｰ= )-ｭ: : ≧s。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 斗ｰ>ﾄｰY ´⌒｀ ｰ=彡: : : : : : .､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : : : : : : : ( ): : : : : : : : : :＼: : : : : :.
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : ﾊ: : : : : : : : : : : ヽ: : : : :V
　　　　　　　　　　　 　 　 /: : : : : : : : : :,　 v : : ﾄ､: : : : : : : w: : : l}トｰ=≦　　え、えーと……その、突然てごめんなさい
　　　　　　　　　　　　　　′: : : : : :爪: :l{　 l} ﾊ }　V : : : : : :l}: y´⌒丁 7
　　　　　　　　　　　　 　 {l: : : : :.斗-ﾊ: l{　 lﾚ' ﾉ⌒斗: : : : :}lト{l　　 ﾉ　′　　でもその……ママもこれが一番国にいいことっていうし
　　　　　　　　　　　　　寸: : : : : l{ﾘ 　 ヾ　 　 　ｨ弐㍉}l＼: : 寸 　 l}　八
　　　　　　　　　　　　　 》ﾊ.: : : :.l{ ｨ弐ﾐv　　　　乂rソ }l: :}lトｰ'　　{l　「: :＼　　あの、私もお手伝い、がんばりますから
　　　　　　　　 　 　 　 斗ﾐ:}lト: :八乂 ソ　　　　　　　　爪 l|ヒ l}　 ｿ　」: : : : Y
　　 　 　 　 　 　 　 　 7: : : : ⌒ﾏ=-　　　　,　　　　　 ﾉl{: :l| ノｰ彡 「: : : : : :.l}
　　　　　　　　　　　　 {l: : : : : : 个:.ﾊ　　　　　　　　　　八:爪 　 ｀⌒Y: : : : :人
　　　　　　　　　　　 　 y: : : : :/{ ﾊ: .}ﾄ､　　｀　´　　 ／7:/　　　 　 ノ: : : ／
　　　　　　　　 　 　 　 ′: : : :八　}: :|l 个　　 　 .イ　〃l{　　　 Y´ (-=≦
　　　　　　　　　　　　 个ｭ: : : : : ) }: 7 　 厂 爪　　　 {:l个ｭ　　个ｰ=ミ⌒Y
　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ｱ ノ 人:(　 ハ 　l}　／⌒ﾊ}　 lﾄ､　　　　　｀ﾏl}
　　　　　　　　　　　　　　　　´￣ 　 ヾ　 个 ｰ彡　　　-=≦　｀ ｰ=ﾐ 　 ノ´
　　　　　　　　　　　　 　 ./　　　　　　　 f⌒ ｰ㍉ ￣　　　　　　　　　 、
　　　　　　　　　 　 　 　 ′ノ　　　　　　{l　　-彡　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　　　　　　　　　　-=ﾆ　　　　　　　　 ⌒´　　　　　　　　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　ｨ爪㍉　　　 　 　 ,　　　　　　　　　　　 ハ个ｰ=ﾐ　 　 ,′
　　　　　　　　ハlト　　　 、　　　/　　　 -=ﾆ　￣ }lト　 L-=ﾐ　　　ｰ=《
　　　　 　 　 .′-} :: :: 、　＼　.ム ´　　＿＿　　　　　Y:: :: :: :}lト　　　}
　　　　 　 　 {l-= }:: :: :: ＼ 　丁　　ｨﾁ:: :: :: ／ﾆ=-}ト　}:: :: :: :: :: ハ　 }
　　　　　　　ﾊ -斗ｭ:: :: :: :}ト　{ ／:: :: :: :: ::.′ﾆﾆﾆ=-7ﾆ=-＜:: :: ::)ｰ彡
　　　　　　 　 }ﾄ､-= ＼:: :: :: {- }:: :: :: :: :: ::{ﾆﾆﾆﾆ=-ム-=ﾆ=-γ⌒
　　　　　　　　　个-= l}:: ／7 .爪ﾄ､ ｨﾁ⌒ﾆﾆﾆ=-／　　　　 У
 

　　　 　 　 　 ＿＿__
　　 　　 　 ／_ノ 　ヽ＼
　　 　 　／ （ ●）　（●）、　　　アイリ様が相手なら、やる夫に否はないですお
　　　 ／::::::::⌒（__人__）⌒＼
　　　 |　　 　　　|r┬-|　　　 |　　武蔵さんとも仲がいいみたいですし
　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　／
⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ　小麦様の良さも、わかってくださってるし
　 ＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ
 

　　やる夫はいくら粉狂いといえ、まさにお姫様といわんばかりのアイリが相手なら否があるはずもない。もともと
 

政治的な思惑とか実家の兄の焦げ具合などより目の前にいる相手と小麦様のほうが遥かに重視する人間なのも大きかった
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r廷 {　{　 }　}　}､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廷{　＿＿＿＿＿廷ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／{廷,＜,　 -───- ､＼廷ゝ_
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __}廷／／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼廷ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　　　/廷./／::::::::/:::::::|:::::::::::i:::::::::::::::::＼ 廷 {
　　　　　　　　　　　　　　　　}廷//::: /:::/: i::::::|:::::::::∧:::::':::::::::::::::',廷{
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ廷'::::/:::/ :: |::::∧:::::/　､::::|::::|::::':::::::.廷{　　　だめですよぉ～～、様なんてつけたら
　　　　　　　　　　　　　　　 _(廷,'::::|:::::|:::::::|:: |　!::!'　　 ';::i;:::| : |::::::::::.廷
　　　　　　　　　　　　　　, /r=r,' |:::|:::::|;::::/ヾ{　|::|　　　ﾚ }/}::::|i:::､:::::.＼　　これからは夫婦になるんですから
　　　　　　　　　　　　　 ///://|::|:::|:::::| Vxz､　ヾ{　　xz=z､ ヾハ:::＼{{--...､
　　　　　　　　 　 　 　 ,'// ///!::!:::!:::::!　芹ﾐ　　 　 　 芹ミ　ﾉｲ:/iリ::}}::::＼:＼　ちゃんと、呼び捨てにしてもらわないと
　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ:} }::ゝ'::::V::::|:::::|　乂ｿ　　　　　乂ソ　 //:ﾉﾚゞ''}}:::::::＼:＼
　　　　　　　　　　　 /:::Lﾉ::::/:::}ノ､:|ヾ:|　　　　　　'　　　　　 ﾉ´::|　 !:i:::}}::::::::::'､￣￣
　　　　　　 　 　 　 /::/　|::/:::/─ゝ!:::｀i､　　　r ──　　　 /:::::/／|:|ヾ}}::::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 ノ'´　 ／:／}_　　 ,:::: | ＼　　､ _　ノ 　 ／|::::;'⌒} |:|--}:::＼:::::::::｀＝- ､
　 　 　 　 　 　 　 　 ／:;イ::::/　＼_ ヾ;:! ハ＞　 ＿　＜　<}!:/ 　 { ヾ　{＼:::::｀ ─ ￣　 ｀
　 　 　 　 　 　 　 ／ ´ ノ／|＼_　　{　i/　 父}フ≡≡／{ /´}　　ﾉ＿_　 } ヽ:::::}
　 　 　 　 　 　 　 　 ／´ 　 |　 } ＼_}./　　￣ ヽゝ-'￣　　　 }　 }　　/}ノ}　 }:ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　,　{ r─{'　　　　　　　　　　　　 ﾉ　{i 　 {　　'　´
　　　　　　　　　　　　　r～- }* ｀}　}{　　　　　　　　　　　　 {ゝ/{__ノ * ,'￣￣｀ ､
　　　　　　　　　 　 　 ノ><　%{　*V{{ゝ､　　　　　 i　　　　 ノ　'　}i　(><' ＜}　<{ ＼
　　 rヽ＿　　　　　／　　'　*　}　｜{{　 ＼　　　　|　　 ,イﾉ／／ |　　 ' {{ル> {　　 }､
　　{ﾞ─- }　 / ￣{><}　/　　+　,　 ､ ヾヾ　 {ゝ､　 |r～´ ／／　 ,'　+/　　　*+。　　}
　　{　　　_＼＼ {>　　,'　＊　*　,　+'､　＼ 二ﾆ{　 ／￣／ 　 , '　+ 'ﾞ゜○o*　　　　 ｀ ､
　　 ,　　　　￣_ノ＿ノ　*　　%　 λ　 ＞ ＿＿人/_ ／＿　 ノ　　 ,'　､　　*>　　　　　　　}　　r--r-r､
　　　､　(￣}‐‐､　　　　　#　><　{ ',　　　　　ヽ{{ {　ﾘ} }　　　　　 /　　　　　O。　　　 ／∴ノ ￣￣ヽ/
　　　　､ >∵ii　}　)＞＜(　　　　 }　 ,　　　　　}ヾ}==ノ　　　　 / {　ヾ北､　　　{> ＼/∵'￣＼　　　/
　　　　　}∴{iii　＼　ノゝ　｝<>｛　|　　　　　　　}　　/　　　　　　 '　　{ル{　　　　　 /∴}　 　 　 　 ´
　　　　　ゝ∵､iii＼＼＞}>　　　　ヽ ※　　　　　､ ,'　　<ﾆ? 　 /　　　　　　　　　　 ∵ﾉ 　 　 ／
　　　　　　＼∴.＼＼＼　　　}{*　+＼　　　　　　i　 　 　 　 , '　{{ノﾙゝ'　＼　　 }∴ {　　 ／
　　　　 　 　 }＼∵_‐ ＼＼　　　　　　,　　 　 　 ,　　 　 　 /　　　　　　　　　 ／∵ノ 　 , '
　　　 　 　 　 ､ ￣､＼∴＼＼ {￣￣　',　 　 　 '　　　 　 /　＿＿＿＿_　_／∴ヾ{ 　 /
　　　　　　　　　､　 ＼ニヾ_r⌒}/￣＼　､　　　|　　　　 /／　／∴　∵　∴_ノ⌒ 　 /
　　　　　　　　　　､　　　　　 {　　 }{∴ ＼ ､　 ｜　　　, '{　／∴　∵ノ＿_ノ　　　　,
　　　　　　　　　　　､　　　　 |￣ヾ}　　{_人＼__!＿_／/／∴　∵ノ´ /　　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　､　　　 l　　/　　　{＿ニﾆ!ニﾆ//＿＿／　　 /　　　　　, '
 

　　　 　 ＿＿＿_
　　　 ／　　　　　＼
.　　／　_ノ　　　ヽ､_＼
　／　　（● ）　(● ）　＼　　　ご、ごめんだおアイリ……こ、これでいいかお？
　|　//////（__人__)///　|
　 ＼　　　　 　　　　　 ／
　 ／　　　　　　　　 　　＼
　| 　　　　　,― 、,―、 　　|
　＼　 ￣￣　(⌒⌒)　￣ /
　　　　￣￣＼＼／／
 

　そしてこの婚姻は民にとってこれ以上ないほどの娯楽話であり、好意的に受け止められたし
 

　　　　　_,_.-､,-‐､　　　　　　　　　　　 ,． '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ､ ＼　　　　はいはい！アイリちゃんの嫁ぎ先に
　　　,ノ　　　　　｀＾"!_._　　　　　　　／: : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　,-'i＾""''{　　　　 ､ﾄ-.,_｀＾┐　　　//: : / : l: : : : : : ',: ＼: : : : : : : :ﾍ: !: －､: :! : :: : : ヽ　　援助します！お酒はお金になるし大事だよね！
　}./.　　 ｀ｰ,　　〉｀´　　｀'､_}　　 /: : : /: : ﾊ: : :: : : : ',: : ｀＼: : ___ :ｌ:|: う :j Ⅶﾄ : : : : : :ヽ
　|::::..　　　　｀‐'´　　 　　 |　　　′: ./: : : | ﾍ : :: : : : :', : ／ ﾃ＝＝ヾ､ｨ': : .Vf : : : : : : : ∨
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |┼ l　{1: : : : : .ﾒ､　＼: : :: : : V/　/　　　　 ヽ｀: : : Vf 二､＼:: ｌ　＿ ﾉL
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |__ ﾉL.从N: : : : ｨﾃ≧ 　　: : : イ;　{l　 　　　 l| : : : ,'ｌ/::::::ヾ'! : : !　　　Y´
　|::::::　　　　　　　　 　 　 | .｀Y´ 　八.: ｲ //　　 ',　＼: ´! 　 ',　　　　　j: : : : : |{:::::::::::}:レ! 　　　._　.　　　,-､　／）
　|::::::　　　　　　　　 　 　 |､__　　　　 ヽ!l' ll　　　j　　 ｀ ` 　　＼_ 　 _ノ.!: : : ;: !ヾ:::::::ﾉｌ : !　 :´: : : :|__　／ /／／／）
　|:::::::　　　　　　 　 　 　 .|/ ﾄ､_､　　 　j|| ll　　　　　　　　　 　 　￣///|: :: : . |ﾍ二ノ| :/／: :　　｀Yニ{　 ﾚ,.=ﾞ''"／
　|:::,.--―￢''''''￢‐-..,,,_　|人/　〉l_　',　{ ヽヽ＿ﾉ　　　　 　　 ﾍ　　　　 | : : : /'´ : :／ノ:! : _:_:_:ﾌ７_/ 　_ﾉ　 　'"‐'つ
　|'´::::..._,,...-----....,,,,_　ヽ{　.＼j:: : :｀ヽ ﾍ　////　　　ﾏ/::::::::::::ｊ　　　 .｜: :/: -' ／´ ,...＜: : : :ﾚ {l !　´　　　,二ﾆ⊃
　}‐'""´-‐‐￢‐‐‐--..,｀ヽ{─'-. : : : : : ヽ ヽ 　 　 　 　 ｀ ー　'　 　 　／!//≦>'´: : : : : : : : ::|　メ＼_, ｨ─"
　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ::::::: : : : : : : : ヽ　ト　_　　　　　　　　　 ＜ |　j/!j: : : : : : : :l: : : : : : <_｀メ.ノ
　　＞ｰｰｰ-------‐''"´._ .､:::::::::::: : : : ┼ヽ !: : ::{＞─ 　　 ｨ ´　}　　!/' 　　＼　:__ノ L ＿: : : : : フ´__ 　.._
　　　　　　　　　　　　｀Y´　　ヽ::::::::::::::::::: ／ヽ＼: |＼::::∨　 |:{:／|￣￣ ｀ Ｚ　　＼:.｀Y´:::::::::,:、ｰ‐- -: : : __＿ 　￣￣: ¨: : : ‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ﾉL_､:::／　　　／.:|／「7⌒ヽ-― ＼: :: : ／ 　　/´ 　:::レ　'´┼｀ 　 　　　　　　￣¨ﾆ - 　_: : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y´ ┼ヽ､　　 j:::::: :: : ﾚ　　Y: :: :/.: :.＼/: : : ―≦　┼　＼: : : : : ｀ 　 、　　　　　　　　ミメ､: : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -- '　l::::: :/〈-―x}: :: :／: :: ::T　＝＝＝､　　　　＼: : : : : : : : ｀: : 、　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }∠-' |::{ ヽ≧x: :: :: :: :: ヽ: : : : : ::::::＼　　　　 ＼: : : : : ｀:、: 丶　　　　　　　　　ヽ: : : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::::: ′.|:∧　＼ ＼-‐… ﾉL.._: : : : : : : ─､　　　　＼: : : : : ＼＼: : : ヽ　　　　 　　}:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {: : : :: .{ |/0/　＼ ＼: ::｀Y´ ＼: : : : : : ::::::}　　 　　　＼: : : : : ＼＼: 、:＼　　　 　/
 

　　貴族たちにとっても必要以上にやる夫を妬む必要はなかった
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　 _　　－－イ/
　　　　　　　　　/{　　　> ´　　　　　　 ￣￣ ＞ 、 _
　　　　　　　　　ｌ .　 Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ﾉ
　　　　　　　　　ゝヽ l　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　＞`　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞-,
　　　　　　　　　Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -、´
　 　 　 　 　 　 f　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　 ∧
　 　 　 　 　 　 {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　 ∧
　　　　　　　　　ｌ　　　　　ｌ　　ｌ　　　ﾄ　　　 ,　 ﾊ　　 V　　　ヽ　　まぁ王位継承権がもらえるわけじゃないし……
.　　　　　　　　 ,'　　　　　ｌ　 .l ,　　　lヽ　　 l　　ﾊ　　_ヽ ヽ-⌒
　　　　　　 -=彡l　Ｖ ＿ハ　 l ,　　 ﾊ　ﾄ､　ｌヽ　 .ﾄ　ﾘ ￣ ｒゝ　　サヌキって地の果てにいくなら妬む必要もないかなって
　　　　　　　　　 l　ﾊ　　l　ヽ l-ヽﾄ　　ｌ_ -l/￣ヽ/ Ｖ.ﾊ　　ﾍ
　　　　　　　　　 Ⅵヽ,vﾊ茫沁ﾐ　　　　　 ｨf茫心　 ﾍ ^} /￣
　　　　　　　　　　　 ヽ ,　ヾ=-''　　　　　　ゞ='' '　　iソ ,/
　　　　　　　　　　　　 ､{　　　　　 j　　　　　　　　　_イ l
.　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　 '　　　　　　　　 l./´｀
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　_　 _ ＿,　　　 　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 lヽ　　 　　＜　 　 l
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l　｀￣　　　　/　 .l
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ｌ　　　　　　/ 　 　 、
.　　　　　　　　　　　　_,..｡ｒ:'///N　　　　　////////＞- _
 

　　結果として、王に見込まれた才あふれる若者が王家を筆頭とした確固たる後ろ盾と美姫を手に入れる
 

そう、誰も損しない。これ以上ないほど素晴らしい結末だ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _......._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _...._　　　／:::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::＞く::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::ﾍ:::::::＼::::::｀ヽ　　　さーてと、アイリ姫とやる夫子爵の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く:::::::::::::::: /:::::::::トイﾍ::::: Ⅵ::::::∨:::::∧::::::::::'.,
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨:::::/::/::ﾊ : ::|　 　 Ⅵ::|∨::::::∨:::::∧:::::::::::'.,　　婚姻の準備準備。あ、王
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:|:::|__|　Ⅵ|　　　 Ⅵ|≦千ト∨:::::∧:::::::::: 〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }:::|:::|:干气:i|　　　 ハi ,zｪⅥﾘヾﾐ:::::∧:::::::/　　親としての言葉準備してます？
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i::::|:::川 ,,zｪi| 　 　 　 ｲ辷У 　 ミr=:､:!::::;'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//::Ⅵﾘｲ辷ソ　　 :..　　　　　　　　に V:八　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |ﾊ::::i　!ﾍ　　 　 　 :.:..　 　 　 　 　 ﾑ　ﾉ:::::::::ｰ::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　Ⅵ､ﾊ　　 　 　 ` ´　　　　　　　ﾉ_ ｲ:::::::::::＜,,__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ:へ 　 　 ＜__￣＞　　 　 ｲ::::::|:::::::::辷彡′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }:::::::|::＼　　　　　　　　　／/:/:: |:::::::ﾍ:::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=彡::::::!:::::|:＼　 　 　 　 ／　ｲ/::::: |:::ﾍ::::ﾍミ=ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾ=彡// :::::|::::|　ー--―　 　 イｲ:!::::|::::::|:|:: |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 イ:/i:::: : | : r─┬‐──＝＝厶 :|:::::ﾉハｊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i/ i￣￣!i:i|///|//////|￣￣￣￣ ::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _|::::::::::|ｉ:i|///|//////|:::::::::::::::::::::::::└┐＿
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _...............ィ::::::::::::l::::::l///////|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞...___
　　　　　　　　　　　 .........-:::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l///////!|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ｰ......._
　　　　　　　　　ﾊ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::ｌ////////|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞..、
.　　　　 　 　 　 l::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l////////!|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::i
　　　　　　　 　 l:::::: ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::: l/////////|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::l
　 　 　 　 　 　 l:::::::::::∨:::::::: : /:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::li ///////／|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : /:::::::::::::::::::::: l
.　　 　 　 　 　 l::::::::::::: ∨:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l＼///／///!::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::: l
　　　　　 　 　 l::::::::::::::::::∨::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l///「 |/////i|:::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::: l
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　　　　　　　　l::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l/ニニ　ニニ //!:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　 　 　 　 l::::::::::::::::::::: : |::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l/////| :|/////|:::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::: : |::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l//////!..|/////|:::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 小、:::::::::::::::::::::::::::::::: : l
 

　　　　　　 　 lヽ
.　　　　　　 　 l　｀ ‐-　．,,,_　　　　　ﾊ
　　　 ＿､─‐┘　　　　　　 ｀　　､ / .‘，
￣￣　　　　　　　　､　　　　　　　 ヽ.　 ‘，
　　　　　　　　　 ､　 ＼　　　　　　　　 　 ﾟ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　ﾐト､ｊ㍉､,ィムイL -┐　 ﾚ'}
　　　　　 _,, -‐‥ ¨｀　　　､　,:　　　　 ｀i　　;
.　　　 　 ﾍ、　　 　 　 　 　 y(　 　 　 　 l　 ;
　　　　　　ﾑ　　　　　　　_ノﾊ.ゝ､　　 　 .l∠　　てめぇぜったいいい死に方しねぇぞ
　　　　 　 ,,｣　　　　　　´ :::::::::::　　　　　 l/
　　二 ﾆ ‐{　　　　　　 　 0:::::::0　　 　 　 !　　　覚えてやがれ
　　 　 ￣　l　　　　　 　 　 , :: 、　　八　　｀　、
　　　 ,　‐- ゝ　　八　　　（_人_）　 .⌒　 　 　 i
　　 /　　　　　　 ⌒　　　 　_,､_　　　　　　　　,:
.　　ﾞ ､　　　　　　　　　　　　´ﾞ　　　　　　　 , '
＞　　 ｀ - ､＿　 _　　　　　　　　　　_　． ´
｀　-　．　＿＞ ´　 ヽ¨＼=､,ｨヽ=,''｢　,. ヽ
　　 　 　 　 ‘，｀　､ ﾉ ',　 ヾ,　 l/ .L_'　.ノ
　　　　　　　　ヽ／_.／_｀　　'.,/／,..{ ニ}
　　　　　　　　　 ｀!／l　l三l二ll二ゝ'　./
　　　　　　　　　　ゝ─＝´
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ィ⌒ー,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ . : :: ::::::.ヽ　　　ええ、そうでしょうとも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ｿ.: :.:::.:::::::.. ,ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ:::.::::::::::::::::::､　　ですが王、あえて言わせてもらいますよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾝﾍ::::!:::i::;ﾊﾒゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..厂Vヾﾊ八ﾄ゛　　愉悦するなら愉悦される覚悟はおありでしょう？
　　　　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,．´.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀`ヽ.　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ:.:.｀ヽ:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;:.　王が全力で愉悦したからたった一手で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:.:.;;;ﾍ;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:.:.;;;;;;Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;i　そのすべてが自分に降り注いでしまいご覧の有様です
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:.:.;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:.:.;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,';;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,';;;;;;;;;;;;!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:;;;;;;;;;｀};;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>､;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /.:.;;ヽ;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;/;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿_　　 　 　 　 ／.:.:;;;;;;;;＼;;;;;;;;;ヽ/;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:.:＼＿____／.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;,＼;;;;;;;{;;;;;;;;;;/;．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ .:.:.:.:.:.:,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ;;f‐!/＾ヽ;;;;，
　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_／＼／.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ! i| }_,､};;;;l
. 　 　 　_r―一 ´￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾍ_〉〉》;;i
　　 　 ,⊃.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀´;;;;;!
　　ィ´.:.:.．･･⌒ｰ-､,ゝ―-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
＜.:.:.:.／　　　　　　　 ,､＿_〉 :.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{
.　 ⌒　 　 　 　_　__.ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
　 　 　 　 　 ｰ､.:.:.／⌒).:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
　　　　　　　 　 ∨ _ _ノ.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
　　　　　　　　　 ノﾍｲ.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
 

　　　　　　　　　　　　　 ,.rﾍ
　　　　　　　　　_i￣ ７´　 ir ´^!
　　　　　　 r‐'´/　　/　/ ﾍﾍ　 ヽ、　　とはいえ、よかったではないですか、結果あなたは賢王として
　　　　　　 i　 /　　 iVL__i　 ヽヽ　〉
　　　　　　 l　　　　/　マぅ　　r_レﾞ　　歴史と歌に名を残せるのですから
　　　　　　 ii　 r‐v´　　　　　 Y',　　　　　　　　　　,.,.,_r―‐‐- 、
　　　　　　 ｀}　ト、j　　　 - 一/　　　　　 __,.---.イ_,. ――　　 ＼
　　　　　　ノﾉ　i　ヽ,'　. 　　　,iﾞﾐ　　　　 { r.,:.::_.／ ゝ二 ―‐　　｀　｀丶
　　　　　 "ｲ　iヽヽ.,＜ ｀'┬‐iﾘﾐ　　　　　；￣　　　　 ヽ.二__　　｀　　　 ＼
　　　　　　ﾘ ハヽヽ=＝┐￣「V___　　　　　　　　　　　　　　｀'　.,__　　　　|
　　　　　　ﾞ" 「´　ヾﾞ　　 i;:;:;:;く　　￣￣￣',ヽ　　　　　　　　　　　i;ヽ.,__　 iゝ、
　　　　　 _,.ノ　￣￣ ｀;　 i |;:;:;:;ヽ,　　',　　 :　 ＼　　　　　　　　　|ヽ; ; ; ;￣ ト、
　　　 ／　　　　　　　　' ,　i:|;:;:;:;:;:;i　,　' ,　 :　　　Y　　　　　　　　|　`ー――‐1
　　／　　　　　　;,　　 　　ヽ,'ヽ;:;:;:;:ヽ　　｀, :　　_ _」__ 　 　 　 　　| ;　　ヽ 　　 |
　　i　 ｀　　,　　　 i　　i　　　 ヽ'ト、| ヽ',　 ヽ!　　　　ヽ._ 　 　 　　| ',　　　ヽ.　 !
　　|　　　　 ｀'　,　 i　 !　　　　　i i;:;ﾍ :;:ii　　 'i　　　　　 ＼ 　 　　|　;　　　　 　|
　　l　　　　　　　 ヽ」/　　　　　 ', ',-'T ;:i i　　',　　　　　　　`'‐-.,」　 ,　　　　;! |
　 　!　　　　　　　　 '!　　　　　　 ヽ',:;:ﾍ;:;i i　　ヽ　　　　　　　　 ﾉ　　　　　　 ,.'
　 　 i　　　　　　　　 |　　　　　　　 i i;:;:;:;:;:i i　　 i‐-　.,　　　　　;
　　　i　　　　　　　　〈!　　　　　　　 i i:;:;:;:;:;:i i　　 l丶,
　　　 ヽ　　　　　　 ,' |丶、　　　　 ',　i i;:;:;:;:;;:i i　　kｫ　`
　　　　ｲ　　　　　　;'　i　　丶　　　　,　i i;:;:;:;:,.ヾ 、
 

――王の逸話は物語に
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨ハ　　　　　 　 　 　 ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊ　　　　　　、　ヽ　‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,ｨ 　 　 　 　 　 V:iﾊ　　　　　　＼,_r=ニ二i　　ああ、実に傑作がかけそうですな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿,、　ﾉ}_／ﾉ､__,.ィi　_　　　　Ⅵ:l　　　　　　　　｀¨_}=ﾆ}
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |＼　　　　　 /}_|:::/:}イ:::::::'"´:::::;::-:イ/ｰ,　　　 li:i:l ＼　　　　　|　/ﾆ/ﾆ＼　王道中の王道の設定
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { ヽ', 　 　 　 {::';:::_|:::ﾄ､i,ｨ／:::／:::-‐::､::ヽ　　 　 li:i:l 　 ＼ ､　　 Ⅵ_/ﾆ/ﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }　ヽ',　　　__／Уヾ‘,　　 　 ￣ｿ∧::::::::∧　 　 .li:i:l　　　　 _,､_　｀`ｰ/ﾆノﾆﾆ|　吾輩の創作意欲がギンギン
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ‘,　ヽ',　　⌒i::::l ､＿i`} '　＿__　`ﾐ:::＼::::::::`ト-　|i:i:l_,.　_,.=ﾆ三ﾆ=‐- ＼_}ﾆﾆﾄ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘,　ヽ.',　　 /:::|､.＿ ;.'" '´＿___` ﾐ:::::::::＼:::::＼　{_,.ィ'"´　　　 ＼ﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆ从ｨ=ﾐ　締切なんか怖くない！
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　 ヽ ',　 '_ﾉ:i'｀⌒ソ　 ､ ' ゞﾂ｀ Ⅵ:､:::::|:､::{⌒　　　　　　　　　 _Ⅵﾊゝﾆﾆイﾆ＼八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　 ヽ ',__'"´} 　 }　　　 `　　 .,　}:::=ミ:::::{＼　　　　　　　　　　に)､∧ﾆﾆﾆﾆﾆニヽｿ　
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 __└とﾆ,ｨﾐx}　.{| _,,,,. ､.,,, ,,,, .,　/　ｿ:ﾊi　}::::ゝ.ィ　　　　　　　　　　 (　に-､__ﾆ_ﾆﾆﾆ}､〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /､=,ｨﾆ〉:Yﾆ}_{_　:| -‐＝=‐--'', ′_}:__, イ､:::{＿,　　　　　　　　　　　｀⌒＼_/ヽ}‐ィヽｿ　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ=r‐ﾆ/ニ}ニﾄ-'/ヽ　 ,￣　　　_)ヽ':::;ゝ:::::::::}::::／　　　　　　　　　　　　 　 ∨///`⌒//
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆﾆ￣:{_／_／=/ヽ/:`'::::ﾚ.､ｨｰ'':_:;:-‐''／)::::ﾉｿ{　　　　　　　　　　　　　　　　∨///////
　　　　　　　　　　　　　,. ィヽｰ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆ／∧}〈〉ゞ;:-::'''´"~`／ / ／'}/　 ∧｀`ト､　＿　-―- ミ　　　　　∨//////
　　　　　　　　　　　 ／/､ ヽ"´`ー-===-イ ／ ∧　{ヽ }‘, -＿,,. イ　　　|　 　 ∧//／/////////∧ 　 　 　 }ニニニ
　　　　　　　　 　 ／//{__ゝ'ﾆﾆﾆﾆﾆ/廴_) /　／_/＼7､{　'/ヽイ`ヽ.、 　 |　　　 ∧/////////////∧__ 　 ／ヽ: : : :
　　　　　 　 　 ／///-ンﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ 从ヽ''"´∧::＼:::＼}ノ_/ヽ':::::::::/＼.｜　　　 ∧///////////／///ヽ'///|: : : :
　　 　 　 　 ／////＼⌒/⌒ンrﾐ/入/ｰ'／/: ∧::::::/:::;l＼_＼:::Y／.　　`}　　　__, ∧////////////,. -‐,'///∧: : :
.　　　 　 ／ノ///////ヽ'~｀ゝソ`(__ ィ／　/: : : :_｀７:::/:l::::::＼_＼/　　　_ィi〔三ｿ　 ∧////////,.ィ´///,'/////|: : :
. 　 ＿／,.'_｀`ト ､.,_//////_,.｡s≦､ヽ ヽ. / : ／:::::/:::::::/|:::/:::/＼_＼(三三ﾐソ´　　　 ＼/,. -‐'´//////,'/////∧:
.　/／／: : :￣｀`ー-￣ィi〔ヽ: :/:)　l | l |/: :<::::::::::::::::::/ﾉ|/:::::':八::| 　 ＼ア´　　　　　　　＼/////////,'///////|:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　友達の作家
 

.:.: : : : :／: : : : :／: :／: :／: :,: :.,.:.:.圧ﾐ彡
: : : :／: : : : :／: :／: :／: :／:.:/: :/狂ﾐ彡
:.:／: : : : :／: :／: :／: : :/: : :/: :/｀寸ﾐ彡
/: : : : :／: :／: : :/.:.: : :/: : :/:.:.:{:::::::::｀::::´
: : :/.:/: : :/.:.:. :∨.:. : :/:.: :;ｲ : : |:::::::::::::::::
: :∧:{.:.:.:/:＼:_/_＼ ;ｲ.: :/:::|:.ｉ: :|:::::::::::::::::::
:/ : ｀| ;ｲ: : : /|.: :￣圦:.:{ ::::|:.|:.:|::::::::::::::: :
{ : : : }'ﾐ|:.:,:./:::}x─┴=ﾐ:＼:Ⅵ:.|::::::::::::::: :　　　（王よ、これが真の愉悦です
.:. : :/二Ⅵ{::::::::::＼　 {:i:}＼＼Ⅵ＼:::::::::::
: : ::{ {::::∧::::::::::::::::::`ｰ===今┘::＼{::::::: :　　　幾百幾千年残る物語の裏の仕掛け人
: : : Ⅵ/::∧::::::;-､::::::::::::::／:::::::::_:_::::::::::: :
.:.:.: : ＼/::∧:::|　 ＼::::::;-─'￣ ∧＼:::::::::　　　唯一真相を知るものとして、物語が読まれるたびに
＿＿＿＼:∧::＼　 }／　　 　 /::::|　}:::::{:
:i:i:i:i:ｉ:ｉ:i:i:|ili`xﾍ⌒ 　 　 　 　 〈:::::::|　|:::::|:　　　私が死んでもあの世で反芻できる）
:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|il王iﾊ＼　　　　　r=ﾐ＼ﾉ　|:::::|:
:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|i|王ﾐﾊ::､＼　　 く:::::::::＼　 |::::|:::
:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:i:|il狂ﾐ小:::ヽ ＼ 　 ＼::::::::＼|::::|:::
:i:i:i:i:i:i:i:i:伐王小ﾊ:::::＼ ＼ 　 `ｰ─┴┴:
:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ王小ﾐ＼:::::ヽ　＼ 　､＿＿＿
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ王小ミﾐ＼::::＼　＼ ＼:::::::::
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Ⅵ王小ミ三＼::::＼　＼＿＿.
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉⅥ王小ミﾐ三＼::::＼
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:Ⅵ王小ミ三三＼::::＼　.::::
 

――ああ、我が王。賢くて民のために最高の選択をした王のその顔が私は観たかったのです
 

　　　　　　　　 /　　　爻　 _ -＝≦三三三二=-　_　　　　　　　 ,／
　　　 　 　 　 ,　　　 ﾒ ,ｬ≦三三≫-‐≪三三三三ニ- _　　　　/
　　　　　　　 i　 　 /　　　　　　 ￣ ℡x､}三三三三三三ﾐ　　　 ￣
　　　　 　 　 |　　/　　　　　　　　　　　　　 ''"ｬ　, }三三三ミ､
　 　 　 　 　 |　,/　　llllliiiiii;;;,　　　　　　,　'^'' ., 　ﾞ ト ､ヽ三三ﾐ
　　　　 ／二ヾ"　　　　lllllllllli,　　 　 γ::￣:::-..､ ‐､　 ヽj三爻
　　 　 ‘，ゝ ,　　　　　　　llllllli　　　 //´ / ヽ;:::::ヽ ';　　 ヽ爻　　 ／
　　　 　 ヽ ｀ ､　　　　　　 llllll|　　 /7¨''7 -､/　〉､:ｉ ';　　　 ﾐ　　　￣
　　　　　　ヽ _ }　　　　　　　ll|　 ./-.､_/　 ./丶′}:|　 ,il　　ﾐ
　　　　　　　 ﾐ l　　　　　　　ﾘ　 ゝ- ､:::｀‐'､　/ヾ´ﾉ!　|l　　.ﾐ　　 ／
　　　　　　　 ﾐ ヽ　　　　　　　　 ,,,　　 ｀　､::¨ヽ .}　| . |!　　.l　,彡.ｧ
　　　　　　　 ﾐ　 ヽ　 　 　 　 　 　 ﾞﾞ''　､　 ヽ:::::´} ﾉ　　　　,　 ,／
　　　　 　 　 ﾐ.　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 ￣　　 ﾉ　 ./ ／
　 　 　 　 　爻　　　 ゝ､　　　　　　　　　　　　 ｀ ¨´　　./　７
　　 　 　 　 爻　　　　　　ー──　　 、　　　　　　　　/ ,／
　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 丶　　　　　　 /／　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／´ 　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､,　彡-｀‐　　　　
 

　　さてこれが後に農業改革を起こしシコクを小麦の楽園に変えた”粉狂い”やる夫子爵の伝説の始まり。
 

アイリ姫との運命的な出会いや、最強の協力者であるセリザワ子爵や腹心にして寵姫たる武蔵との馴れ初め
 

この伝説は多くの歌劇、物語となって今もなお語り継がれている……その結末はすべてが幸せなものであり
 

やる夫たちもまた、幸多い人生であったのだ
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,,,,,,,,＿　　　　'ｰ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐'´　'´　　　　`ｰ-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　.ｧｔ　　 　 ｀ヽ　　　,,. ''´　｀''::,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　/　　 ./　 ./　! i　　　　ヽヽ、;;　　　　　　 ;;
　　　　　　　　　　　　　　　 _ノ/.　　/　　 /|　./　/| i'|λ　　　ｔ ､!;;　　　　　　　;;
　　　　　　　　　　　　　ー=-ｧi　　　|　 _仏|_ /　ﾉ |++ｊ⊥_　　　ｌ_ﾞｖ;;　　　　　 ,;;
　　　　　;'´｀;　　　　　　　　/.|　|.　 |イ7ﾚﾞ |/　　ノ' ﾉ'　ｔ.k　i　､ヽ.}ﾆｌ''､ ..,,... ''
　　　　　 ﾞ '　　　　　　,-‐'´>ﾚ! |　 || i/ ＿　　　　　_ ニ_ﾞ i |､ヾTｰﾞ〈、｀ｋヽヽ、　　やる夫さん、こっちこっち！
　　　　　　,.　' '''　､-'´-'´　~L| .ｋ　|ﾚ',=＝ミ　　　 ''´￣~｀iﾊ ｀ｧj、く　i　　　iヽｔ
　　　　　 ;'　　　　　;/　　 '´ソ》､ｔ`ｊ､!´　　　　　　　　　　　| ./| ｿ~´ﾉ i　 　 i }　|　　このあたりにキレイなお花がいっぱい咲いてたから
　　　　　 :,　　　　 ,;　___,'´ノ ./　人 i`　:::::　 　'　　　 :::::　| /ｊ-' ／ ./　　 ﾉ./　j
.　　　　 _　 ' ､.,,.　'ﾞｒ'´/／　 |　/　 ﾞ弋　　　ヽ､＿ノ　　　j/./-'´7／　 ノ//　　　　たぶん、お水がありますよ～
　　　　'、;　　 | V´i　 | !　　 | /　　　 ､>､_　　　　　　 _イ//ｰ::ｲ´ _,,-'´ノ',,　''　,
　　　_　　　　　ｔ |　ヽ.　　　 | |　　　 ,'''´ ,ｭ＞ｒ､__,,.-'´ﾚ'／＾ﾞiﾞ''| /　´t､　;;　　　;;
、　　ｔヽ　　　　 ｀ヽ_　　　　 ||　　　ｒ'　 ,''_／´j　 ,,.ノ,;;'´　　 t |/　　　ﾐ､　'' .,,. ''
ミー-ｨ　ヽ　　　　 　 　 　 　 !　　,-ｔ、 ;iﾊ / ,,-'´,.-'´　　 ,,..,､,,.|-‐､,,.、;j
ﾕ　 ハ.　 ﾞｔ　　　　　　　　　　 ／,ﾉﾚ^;.' , ィ´_,,-'´　　,,ｨ'´_　/.i ｀　　〈＾'　　　　　　　　ｒ'' ',
`ｰ､_　￣　》',´え;　　　　　　/_,.ｭﾝｲ |.　'ｰ' ゞ､ｭ┬'ﾞ'´　　 ７ /　　　　ヽ、　　　　　　　ﾞｰ '
　　　￣ｭ　 ﾉj　　t、 _,,.=ラｦ´/´　| .|,-'ﾆ-//　　||　　,　　ｔ/　　　　　　 i、　　　　ｒi　i´i^i7fﾞi
　　　ζ ｋ'´ｊ　　　:}/　 // i iｆ＾ｰ=! ﾋｒ´´//　　 .||　　i　　ﾘ　　　　,-‐'￣'-､_,,､,､/ ﾚ'´ ｊ .j ﾉ j
　　　'､ ,-'´　　;　,Li､ヽ{､i__|.||.　　| |　 ./ ｊｰ‐－ kｔ＿i　　|　　　　　　　 ,;'´　 ,-'　 '　/　/ ／
　　　 ';　　　　 ;''　　 ﾞ; い .| ||　　 ｔi　/'´i　　　　人､ ｀ｰ､〉､　/´　　r' j'　　r'　　＿,,..-‐'´
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ
　　　　　　＿＿＿_　　　　　　/ /
　　　　 ／＼　　／＼　　　／ /　　お！お！そりゃ朗報だお
　　　／（ ⌒） 　（⌒）＼／　 /
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ /　　　
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 |
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／
　　／　　　　　　　　　 ＼
　/　　　　　　　　　　　 　＼
/　　／＼　　　　　　　 　 　ヽ
　／　　　＼　　　　　 　　 　ﾉ
U　　　　　　ヽ　　　 　　 　ノ
 

――そしてその影でとても歴史に残せない物語もまた……紡がれているのでありました
 

　　　　　　 　 lヽ
.　　　　　　 　 l　｀ ‐-　．,,,_　　　　　ﾊ
　　　 ＿､─‐┘　　　　　　 ｀　　､ / .‘，
￣￣　　　　　　　　､　　　　　　　 ヽ.　 ‘，
　　　　　　　　　 ､　 ＼　　　　　　　　 　 ﾟ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　ﾐト､ｊ㍉､,ィムイL -┐　 ﾚ'}
　　　　　 _,, -‐‥ ¨｀　　　､　,:　　　　 ｀i　　;
.　　　 　 ﾍ、　　 　 　 　 　 y(　 　 　 　 l　 ;
　　　　　　ﾑ　　　　　　　_ノﾊ.ゝ､　　 　 .l∠　　　お前の娘も饅頭にさしださせてやろうかぁ？ああん？
　　　　 　 ,,｣　　　　　　´ :::::::::::　　　　　 l/
　　二 ﾆ ‐{　　　　　　 　 0:::::::0　　 　 　 !
　　 　 ￣　l　　　　　 　 　 , :: 、　　八　　｀　、
　　　 ,　‐- ゝ　　八　　　（_人_）　 .⌒　 　 　 i
　　 /　　　　　　 ⌒　　　 　_,､_　　　　　　　　,:
.　　ﾞ ､　　　　　　　　　　　　´ﾞ　　　　　　　 , '
＞　　 ｀ - ､＿　 _　　　　　　　　　　_　． ´
｀　-　．　＿＞ ´　 ヽ¨＼=､,ｨヽ=,''｢　,. ヽ
　　 　 　 　 ‘，｀　､ ﾉ ',　 ヾ,　 l/ .L_'　.ノ
　　　　　　　　ヽ／_.／_｀　　'.,/／,..{ ニ}
　　　　　　　　　 ｀!／l　l三l二ll二ゝ'　./
　　　　　　　　　　ゝ─＝´
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _.ｨ ´￣　　　￣ ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〉ｨ　 ＿＿＿　､ 　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.／::/:::::/^^!::',:::＼. }　　それはそれでアリですね
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {/::::::从:ﾊ{　 .}从ﾊ:::V　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｨr |::/irｔ::ﾃ{　i´t::ﾃｧ::::V　　愉悦られる苦痛があればこそ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:八.}/:､　　´　| ｀　　}::ﾊ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒´ｰi　　 __´_｀_　　从　　　愉悦る楽しみもます
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _ｧーヽ　　¨こ¨　 .ｲ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞::／| i＼ ＿ ／i !乂　　　　それにそれやると間違いなくアイリ姫が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒V/i!ｰ{ ..＿.. /.-|//.>　
　　　　　　　　　　　　　　_　-=ニニ≦ニ∨{::::',:::::::::/::::::|//≧=-　__　王にオコになるんで愉悦する楽しみも
　　　　　　　　　　　　,イニニi!ニニニニﾆヽ__::::::::::ﾑ::::::}/ニニ}ニニニト､
　　　　　　　　 _r=≦ニニニﾆ!ニニニニニﾍ:::｀:::::::::::／ニニﾆ;ニﾆニﾆ}ﾆヽ　　マシマシですし
　　　　　　__∠ニニニ＼ニニi!ニニニニニニヽ:::::／ニニニ/ニニニ|/ニﾆ',
　　　　／ニニ≧xニニニヽニ|ニニニニニニニY　ニニニ/ニニニﾆ!ニﾆﾆ:}
　　　/ニニニニニ≧xニニニ}ニニニニニニﾆ._「|_ニニニニニニニ:}ニニﾆ!
　　 ,ニ/ニニニr-- ⌒⌒ヽニ}ニニニニニニニTTニニニニニニﾆﾆ!ニニ从
　　 {ﾆ{ニﾆﾆr　'　 i　　i 　 ﾊ「|ニニニニニニニ.爪ニニニニニニニi!ニニニﾊ
　　 乂ニニ〈　 {　 }　　{　 {_} .!ニニニニニニニ.| |ニニニニニニﾆﾆ!ニニニﾆ}
　　　「 |￣　ヽ　',　',　　',__ﾉ　￣￣ 「 |ニニニニ.| |ニニニニニニニi!ニニﾆﾆ〈
　　　!　|　　＞--ゝ-ヽ..ﾉrｰｧ-＜ 　 | |ニニニニ.| |ニニニニニニニi!ニニニﾆﾊ
　　 /__j　 /　 　 　 　 　 ｀´　 　 V__}__',ニニニﾆ.! !ニニニニニニニ|ニ=-ミニ:∧
　　|　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.|　|ニニﾆ:| |ニニニニニニニ{ニニニニﾆﾉ
　　|　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿:|　|ニニﾆ:| |ニニニニニニニﾊニニニ／
　　|　|------------------------:|　|ニニﾆ:| |ニニニニニニニﾆ}ニニ丿
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|ニニﾆ:| |ニニニニニニニ./ニ／
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|ニニﾆ:| |ニニニニニニﾆ〈..イ
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|ニニﾆ:| |ニニニニニニニ}
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　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|| | | | | | || | | | | | | | | | | {
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|LLLLL|_|LLLLLLLLLLL.}
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|ー　　　　　　　-一''´/　 ∧
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　/　　　∧
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　 .ﾊ
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　ﾄ、　　　　　　　 ／　　　　 　 .i!
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　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　|　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　 |
＿..| └───────────‐┘ |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿
　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
 

――やる夫は粉狂いの貴族のようです、これにて一旦のおしまい
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_____＞ ´￣ヽ-厂 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::i　--―二二{　 i__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::__∠__＞.:´:::::::::::::::｀:.＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:::::ﾚ,ィ:::::::;::::::{:::::::::';::::::::i::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::／/:::i!::::::i:::::::::::::::::::::::__{::_::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 //　/:::::::{::::::::::::::＞.:´:::::::::::::::ヽ:::ﾉ:::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　.,:::::::::::',:::::::／::::::::::::::::::::::::::::{ー-､!
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　/::::';:::, -／:::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::､:::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　　　/iﾊ:::::::{ /::::;::::::::::メ　''"´￣｀ヾ!::::i:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　r''　　　　 /　!::ﾄ::::::/::::/::::_ﾑ、　＼　　　　}:::::|:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　／　/-=}~ i::::/:::::/ f沁、　　 　 　 ;:::::!::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼／￣ ヽ'　 {　|:::':::::::{ 　ゞ'　　　　- ､/:::::;::::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞-==､: : :ヽ　V!::::::::::;'　 　 　 , 赱ｱ.ｨ':::::/:::::::::;
　　　　　　　　　　　　　　,　-‐ ／　 ／　∧: : :.∧i:::::::::::;　 _　　 　 .イ:::/::::/:::::/::/
　　　　　　　　　　　　　/　　 /　　/　 ／ .ﾊ '; : : :}:::::::::/＞-’=≦ }:::::/:::::/:::::/::/
　　　　　　　　　　　　　ゝ　 /　　,　 ./　　　{人: :ﾉ!::::::/　}ﾊ_:ノ　 } !:::':::／::／::/
　　　　　　　　　　　 i´￣￣ﾉ　　　 /　　　 |/　　 |::::/!-i'　二ミ }　,:::::::::／=彡′
　　　　　　　　　　 　 ｰ ／　　　 ／　 ,　　 ,　　 /::/:::;　V.　　 　＼:::::/
　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　.／　　 /　　/´　ノ::/}:::ハ　V　　　 ', ヽ{
　　　　　　　　　　　　ヽ　　 〈　　　 /　　-= 彡''´彡′ ヽ ヽ.　　　i　∨
　　　　　　　　　　　　　 ＞=' ＞- '/＼_./　　　　 }　　　 ﾉ　}: . .　ﾉ. :ﾉ!
　　　　　　　　　　　　　　　}ﾐ､///彡/､:ヽ: . .　. .:ﾉ,,＞''´⌒´ ￣￣｀V}
　　　　　　　　　 ,.＞-― -.|///////､ }: :}:_:_:_ :ｲ　　　　　　　　　　　',!
　　　　　　　　／　　,.ィ///!//////!　⌒´/　　　u　___　　 　 ,　　　　i!ヽ
　　 　 　 　 ,　　 ／/////{//////,乂　__{　　　　　 __ 　 ￣ ´　　乂 ﾊ/,＼
　　　　　　/　.／///////,i!///////∧: : :､　　　　{　（:::ﾞメ　　　__ /: : ヽ//＼
　　　　　 /　////////// {////////∧: : :＼ 　/i/i　　　　　 亡ﾅ, : : : :|､///ミ､___
　　　　　,　////////// {　!/////////,＼: : :.＼ （_　　　　,.　　　ﾉ: : : : !: :`:.＜/}　 ト､__　　　　　＞ ''"
　　　　 / //////////　 ! |///////////,'＼: : : :　≧=-._´_＞.:' :} : : :/: : : : : : ＼ ﾉ､　ｰ`-ｧ ''"´
　　　　 , ///////iヽ￣￣ .|//////////////ヽ: : : :/　　　　/: : : : ::ノ: : : : :／: : : :∨⌒¨¨´
　　　　 ////////|　|￣￣/!////////////＞'　＼:{ ｀ヽ_ノ./: : : ／=-- : :/: : : : : : : }
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　 　 　 　 　 .: : :　　 　 　 ﾊ　　 .:|イ笊ﾊ 　 　 　ノf笊刈ノﾘ.:人 |:从(: :｀:.
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　　　　 　 　 : : 　　ノイ　　 　 　 　 ＼:.:.: : .　__ 　 ｡o介ヘﾉり 　 　, ﾉ: : 　 :
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　　　　　｛　　　　　　／V′　　 从　　 　 　 ｀ﾞヾ､　　} 　／　 　 ／ヘ 　 　 　 |
　　 　 　 乂_,__, 　※ 　 {　　 　 八　　　　　　　　 ＼ﾉ／　 　 ／　　　 ＼　　ノ
　　　　　　乂_,_,_/ ※ 　:.　　 　 　 ＼　　　　　　　　ｊ｛　 　 ∠ ___ 　 -￢ﾆ二￣
　 　 　 　 　 　 /　 ※ 　:.　　　　 　 ｝＼　　　___　 ‐￢ﾆ二￣
.　　　 　 　 　 /　 　※＿＼　 　 　 ﾉﾆ二￣
　　　　 -=￢ﾆ二￣　　　 　｀`　-‐
 

もうちょっと話膨らませてもよかったですが……ま、ドタバタ気楽にみれる短編も悪くないということで