やる夫は隊長になるようです 第４３話

――注意！
 

　　　 ./　　　　　　　　　　　 ;; ;;　　　　:　　l
　　　 {　　　　　　　　　　　ミ゛ ﾐ　　　　　:　l
　　　l　　　　　　　　　　　 ./| ' ＼　　　　:　}
　　　l　　　　　　　 ._,, . '／丿　　.ヽ　　　　 {
　　　{　　　　　_,,,-''/ /. ／　,,.　　　{　　　　 |　　　　この話は二次創作であると同時に
　　　ヽ　 { .r'~　　.i' i″　　　,,,,-－､｀i　　 {　.}
　　　　`､　 !rﾆﾆコ､{,,, i !､,;;ﾆ三￣ ,　{　 .{l　 {　　　設定の一部を改変して行われている
　　　　　 i　 i　 r..ｕｭ .,　 ､ ..'┴'' ｀　　ﾘ｀i.j'　 ll
　　　　　 .l ﾄ,l　　　'''　';　　　｀゛゛　　　, ,. }　　 l　　　細部の設定はあわないと思うがそんなことは気にせず！
　　　　　　{.{ .l　　　　, '　　　ヽ､　　:　.　''|　 ..{{
　　　　　　｀'.　!　　 ./ ､,,＿, ''゛ .＼　 ;　./;; .!川　　　　楽しく読むといい。一部史実ネタも入っているが
　　　　　　　　　､　 !　　__,,,_,,,,..－､', ,' / l　/ヽ_｀
　　　　　　　 ,.　 ヽ.　 '｀''-二-'　　 /./　　 l ;　ヽ ""'''-=,,,　基本的にふわっとしているぞ
　　　　_,,=-''''''" / ,'.ヽ､　　　　　 ,,ﾝ'.　　　/l ;　 .i　
　,,=-''″　　　 / ,'　i::::.｀ ー一'''"　..　　　//;　 ,' .!　　　『原作ではこうだから～』とか『史実では～』というのは原則禁止　
''"　　　　　　 / ;　 〈:::: ヽ ""　　　　　　// .;　,'　 l
　　　　　　　　　　特別ゲスト　　　　　　　　　　　　　　↓に触れる避難所やバイザスレでやってくれ。マナー違反だからな　　
 

　　　　　　　　　,,..:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;、
　　　　　　 _r''":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ｰ- 、
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　　　　　│:;:;:;:;ノ''"´￣ 　　　　 ﾐ､:;:;:;:;:;:;ヽ
　　　　　│:;:;:;:;! __　　　　　_,,..-..上:;:;:;:;:;:;ﾐ
　　　　　彳:;:;; ! ミ三≡.〈 ≡三彡|ｌ:;:;:;:;:;:;:;l!
　　　　　　!:;:;:;:;!´亠亠｀ |! 亠亠,,_ミ:;:;:;:;:;||　　　　　ほかにも雑談は”避難所”にて
　　　　　　ﾍ:;:;ヽ　　　_　ヾ ､_　│　l゛:;:;:;:ﾐ
　　　　　　　ﾞﾞ'ｯl!　 ./`ｰ－’　|!　 ヽ::;;:;ﾐ　　　　　　４行『以上』の書き込み、予想などなどは
　　　　　　　 彳l;　　..-―-┐ '´　　|!_:;/’
　　　　　　　　 `ﾍ,,,　　ﾞﾞﾞ弋´　　／'　!l个-､　　　　　板のルールとして厳禁ゆえ、きちんと守るように
　　　　　　　　　 ./Ｔｰ-＿ﾆ＿／　_ﾉ!亅:;:;:;`＼
　　　 _..-ｪ二/ン├＼＿_　___..-‐'´　/:;:;:;:;:;:;:;:;`' ､_,,___　ルールを守って楽しく、セガサターン、シロ！
　　r彡''´:;://ン'./|!　ｰ二￣ 　　　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ-二ﾞ￢-
　丿:;:;:;:;:;//:;:;ヽ八ヽ　　　　　　　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;￣ー-
 

◆PxpsTgDRu.のやる夫スレ避難所198
ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1467728177/
梅座さん控室　１０
ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1459338928/
 

――前回のあらすじ。閉じ込められたけど脱出のための爆薬を無事（？）ゲット
 

　　　　)　　人　　爆　　今　　 |:::::::::::/
　　　 (　　 間　　発　　 ノ　　 |:::::::::/
　　　　)　　ジ　　ハ　　　　　　|￣´ /
　　　 (　　 ャ　　　　　　　　　 |⌒''´
＼　　 )　　ネ　　　　　　　　　j､　/　､
:::::::＼　　　ェ　　　　　　　,, イ　V　　　!
::::::::|　＼　 _,, -──､ r'´ /,_　　| |　　/
::::::::ﾚ'/　´/{ : : : : : : V|: //: : : : |/: : ::|
::::::::| l{_　　i|ヽー''‐-,,　|/ i ,,j, __|,l＿　 ,i
::::::::| l ｀,,イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ　　　 ! ｿ;;;;;;;;;;;X / ｌ 　/:
:::::::| |: . ﾄ､;;;;;;;;○;;;;ﾘ　l　　 l {;;;;;○;;;;;;l !　　/:::
:::::::l- :_:_ ｀ｰ'i::/｀l´.　´/::l,,／´｀ー‐彳: : ::/::::::
／見 コ l＿ |l　　　　|,,-､|　 　 ,,-: : : : _ノ:::::::::
|　ロ .ッ ﾄ､:::}ハ|__　　　　 | 　 |l: :_/　/:::::::::::::::
|　ォ .チ |､Y | / /｀i .l´ r:::ﾊ ヽY|/　/::::::::::::::::::
|　 l　ヲ　＞ﾐ .l　|　| .|　|:::l　| /l/: ::l:::::::::::::::::::/
＼　　　_」　|,- Yｰ'ｰ'ー'ー‐'ﾚ=|　/＼:::::::::::://
::::::ﾞｰ‐'':ヽ　 ﾚﾆ|:::::::::::::::::::::::::| _| /:::::::ヾ:::::://::
:::::://:::::|:ﾊ　 l　ﾊ::::::::::::::::::_r'_/ /:::::::::::::∨/:::::
＼/:::::::::|::::|　Y l　｀ー‐"''´ l/　l::::::::::::／:::＼::::
／＼:::::::|::::＼　ﾄ､|_ | /| ´/　 /:::::::／:::::::::::::::＼
 

　　　　　　　　　 　＿＿＿_
　　　　　　 　 　 /:::―三―::ヽ　　　　だああ！なんつーもんをおおお！！
　 　 　 　 　 　 /（〇）三（〇）ヽ
　 　 　 　 　 　 |:::::: （_人__） ::u::|_　　　つーかこれを量産しろお！！！
　　　　　　　 　 ＼;;　)＿(,　;;;／　＼
　　　　　　"＼／　,　　　　 　　/＼__〉
　　　　　　＼__／|　 　 　　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 |i| |i| |i| |i| |i|
　　　　　 　 　　　　|| |i| ||| |i| ||
　　　　　　 　　　　|i| || i| |i || |i|
　　　　　　　 　　　 |i ||| |i| ||| i|
 

　　さて・・・まぁすったもんだ（伏魔殿での連鎖爆破未遂並びに副隊長部屋独断あさり）があったが・・・
 

なんとか、爆弾と起爆装置代わりの銃を準備することに成功する
 

　　　　　　　　　　　　　,,,
　　　　　　　　　 　 　 //
　　　　　　,　-------|.|------- ､
.　　 　 　/=================='ヽ
　　　　 /　 /　 /　 |　　|　 ヽ　ヽ　ヽヽ
　　　　/　./　 / 　 |　　.| 　 .ヽ　ヽ　ヽヽ
　　　　{ 'ニニニニニニニニニﾆニニニ'}
　　 　 |　 |　 | 　 ｜.　 ｜.　 ｜. ｜ ｜｜
　　　　|　 |　 |　　 | .　 ｜.　 ｜ .｜ ｜｜
　　　　{ 'ニニニニニニニニニﾆニニニ'}
　　 　 |　 |　 | 　 ｜.　 ｜.　 ｜. ｜ ｜｜
　　　　|　 |　 |　　 | .　 ｜.　 ｜ .｜ ｜｜
　　　　{ 'ニニニニニニニニニﾆニニニ'}
　　 　 ヽ ヽ　ヽ　 .ヽ　　|　　/　 /　 / ./
.　　 　　ヽ ヽ　ヽ　 ヽ　 |　 /　 /　 / ./
　　　　 　ヾ===================./
 

　　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　 　／　　　─　 　 ─　　　　　　　　　　　　　　　とりあえず、あるだけ爆薬はつめたし
　　　　　　／　 　　（ ●） 　（●）'､　,,＿＿＿＿_,,,､
　　　　　　| 　 　 　 　 （__人__）　　y"_//___ｲﾆニﾆfi　　　　瓦礫を取り除くには十分・・・力学的にも
　　　 　　 ＼　＿　　　 ｀ ⌒´＿,ｲ~￣ﾏﾆﾌ,="´￣´
　　　　　　　/´　 ｀ﾞ￣￣´; "　　　　　/>´　　　　　　　　　　弱いポイントは抑えたから・・・あとは起爆するだけだお
　　　　　　 〈　　　　＿...;::::──,"ｉ￣´ｲ
　　　　　 　 ｉ 　´￣　　　　　　 /､.￣,/
　　　　　　　|　　　　 　　　　　 |　 ￣
 

　　　　　　　　　　　　 ．　------　　 ．
　 　　　　　　　　 ／≦三二二二三｀ﾄ､.＼
.　 　 　　　　　　/三二二二二二三二 ∨:.＼
　　　　　　　　 /二.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀　、ﾆi|:.:.:.:.∨
　　　　　　　　'ﾆ／: .. i|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼i|:.:.:.:.:.:
.　　　　　　　 |/:.:.:.:.:.:.:i|:.:.:.:.:.:.:: i|:.:.:.:.:.:. :. .:i|:.|:.:.i|:.:.
　　　　　　　　|:.:.:.:.:.:.:人:.:.:ﾊ:.::.:i|:.:.i|:.:.. .|.:..i|:.|:.:.i|:.:.:.
　　　　　　　　|i|:.:.|:.:T:::::Tﾄ､i : :i|T:::::T:.:|.:..i|:.|:.:.i|:.:.:.:　　　・・・あの、やる夫さん、ふと思ったんですが・・・
　　　　　　　　|i|:.:八 ､:::ﾉ ＼.Ⅵ　､:::ﾉl. |:.:.i|:.|:.:.i|:.:.:.:.
　　　　　　　　|:.:i|:.:ﾊ　　　'　　　　　 八 : :i|:j:.:.:i|:.:.:.:.|
　　　　　　　　|:.:i|:.:.:込＿＿＿＿_　 .ﾉ:/: ハ: :.i|:.:.:.:.|
　　　　　　　　|:.:i|:.:.:.|　　　　　 |　|イ |:.i|:.:.ﾘ:.. .:i|:: :|:.|
　　　　　　　　|:.:i|:.:.:.|　　　　　 |　|.　 l:.i|:.j ﾍ:/:.:: : |:.|
　　　　　　　 八:.:,へ|　　　　　,　へ　.|:i|:.|　}:.:.:.:.:.:7:.|
.　　　　　　　　 〉´⌒ゝ､　　イ ´￣　八:..:.:/:.:.:.:.:./ﾄ八
　　　　　　　　/| ´⌒フ　 （´￣￣. 　|　７:.:.:.:.:.:./ ﾆﾆ∨
.　　　　　　　/. |　´└───┴┘　L/|:.:.:.:.: /ﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　　i　 |ゝ-7｀¨¨¨¨¨¨¨¨´ ｲ.｛ﾆ|:.:.:.:./ﾆﾆﾆﾆ. |
　　　　　　　|　7.　 ,　∨三三　イ.〉ｲ. ∨:.:.:/／二ﾆﾆ.|
.　　　　　　 ﾊ./　　,　　ﾟ｡¨¨。ﾟ .／ .,　　∨〈二二ﾆﾆﾆ|
　　　　　　/_/　　 ,　　　ｌ／ ／ﾆﾆ 〉.　　∨¨¨¨ﾄ､二. |
.　　　　　/ /　　　,　　　ﾊ／ﾆﾆﾆ /. ,.　　 ∨＼二二 |
.　　 　　,ﾆ/　　　 ﾄ､__ .イﾆﾆﾆﾆ /ﾆﾆ,　　　∨ﾆ∨ﾆﾆ|
　　　　 |ﾆ|.　　　 ,､ﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ, 　　　∨.ﾆﾆﾆ |
　　　　 |ﾆ|　　　/二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ./ﾆﾆﾆハ　　　 ∨二二|
　　　　 | 人__.ノ八ﾆﾆﾆﾆﾆ ／ﾆﾆﾆ∨::::＼　　ﾉﾆﾆﾆ. |
　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨:::::::::::｀¨´::∨ﾆﾆ.|
 

　　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　 　／　　　─　 　 ─　　　　
　　　　　　／　 　　（ ●） 　（●）'､　,,＿＿＿＿_,,,､
　　　　　　| 　 　 　 　 （__人__）　　y"_//___ｲﾆニﾆfi
　　　 　　 ＼　＿　　　 ｀ ⌒´＿,ｲ~￣ﾏﾆﾌ,="´￣´
　　　　　　　/´　 ｀ﾞ￣￣´; "　　　　　/>´　　　なんだお？今起爆するから
　　　　　　　 〈　　　　＿...;::::──,"ｉ￣´ｲ
　　　　　 　 ｉ 　´￣　　　　　　 /､.￣,/　　　　　文香さんは離れ・・・
　　　　　　　|　　　　 　　　　　 |　 ￣
 

　　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　 　／　　　─　 　 ─　　　・・・・・・さすがに大丈夫だお　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たぶん
　　　　　　／　 　　（ ●） 　（●）'､　,,＿＿＿＿_,,,､
　　　　　　| 　 　 　u　 （__人__）　　y"_//___ｲﾆニﾆfi
　　　 　　 ＼　＿　　　 ｀ ⌒´＿,ｲ~￣ﾏﾆﾌ,="´￣´
　　　　　　　/´　 ｀ﾞ￣￣´; "　　　　　/>´
　　　　　　 〈　　　　＿...;::::──,"ｉ￣´ｲ
　　　　　 　 ｉ 　´￣　　　　　　 /､.￣,/
　　　　　　　|　　　　 　　　　　 |　 ￣
 

　軍教育を受けたやる夫が知る限り、束の部屋から持ち出した爆薬でそのようなことが起こるはずもないのだが
 

なにせ相手があの束である・・・一抹の不安を感じたやる夫は銃の射程限界を超えて距離をとり壁に隠れながら起爆のために
 

射撃をしたのだが・・・
 

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　　　＿＿＿_　　　|　　　　　　　　　　パンッ
　　　　　　　　　／　　 　 　＼　 |
　　　　　　 　／　　　─　 　 ─..|　　まぁでも・・・ギリギリまで遠ざかって・・・一応隠れて・・・
　　　　　　／　 　　（ ●） 　（●)| 　 ,,＿＿＿＿_,,,､ ,;:''"ﾞﾞ'':.,／　-‐
　　　　　　| 　 　 　 　 （__人__）　|　y"_//___ｲﾆニﾆfi ::､,.　..,::'､‐-　 _　－―＝＝＝ ‐
　　　 　　 ＼　＿　　　 ｀ ⌒´＿,ｲ~￣ﾏﾆﾌ,="´￣´　　ﾞ "´
　　　　　　　/´　 ｀ﾞ￣￣´; "　　　　　/
　　　　　　 〈　　　　＿...;::::──"|￣
　　　　 　 　 ヽ ´￣　　　　 　 　 |
　　　　　　　　 ヽ　　　 　　　　　 |
　　　　　　　　　 ヽ　　　　 　 　 │
 

――その不安は残念ながら大正解であった
 

　 　 　 　 　 l|　　|||　l　|　　　　　||_|　|
　 　 　 　 　 l|　　|||　l　|　　　　　||_|　| 　　 　　　 　,.从　’
￣￣￣￣￣l|　　|||　l　|　　　　　'" ;:.　　’　　　　 ,ィ⌒ヾ
＿＿＿＿＿l|　　|||　l　| ,/　’　_,.∠　_　　　　　／´　 　 }
　 　 　 　 　 l|　　|||　l ., （-‐ ''" :. .:.: ｿ;..: .､ 　　　　　　　'
　 　 　 　 　 l|　　||| ,:イ .: .: 　#;. .:.''".: ,: .:#）、　　　<ゞ　　　　　　　　　　r＜二ﾆヽ
￣￣￣￣￣l|　　,ｨ' ' “,,,　-―-. .:.、:. .⌒ヾ: .: .’　　　　　　　　　　　　 ,/　　 　／　/}
＿＿＿＿＿l|　rf' . :.'"　.: :　，　　 ＼ .: ..: . ., ..'　　　 　　　　　　　　　/ 　　 〃 　〈_/}
　 　 　 　 　 l|　{' :.　　.: :.,イ: . ..　　　.:ヾ .: ..: .: rf　 　 　　　　　　　　,/　　　/　　　 〈_j
　 　 　 　 　 l| .l!: .::. . 　 ':;::!:. . .　.: .: : :: ）.:､ .: ::ゞ　“ 　..　　　　　　 / 　　　'―- 　 __
￣￣￣￣￣. ::;i!: :. . 　 ::;;;' .. . . 　 } .: : : : :.）'.: %;:､ 　..　　　　　　 ,/　　　 　 　　　 　｀ヽ
＿＿＿＿. . ;::.::|:l!:. '　 .; '’: . 　.: ノ::｀:.: : ''"; : .: :..:}　　　　　　　　/　　　,/―--　 ＿ ﾉノ
　 　 　 　 　..:;..: !l|i'　　. . . ::.　. . :;. :: ':: .:# ;: :;; :: ﾉ'. 　 ､.　　　　,ｿ　　　,/
　 　 　 　 　 l|.:; .ヾi|li:.、| . . .: . . :. ::’ .: _.:､ :.: : .%’..　　 .　　　,〃　　　/
￣￣￣￣￣l|　.::..:＼ill!l、,,.il: : 　.: : :'" :::., ､ ;:. ﾉ.　 　 　　　　{{　　　 /　　　　　　　　　　　/＾ヽ
＿＿＿＿＿l|　　...:..;:ヾli!i!|li!|l:;､--‐ ':. ,:#:.; .);:.）'　　　　　　　ヾ二ﾆﾌ　　　　　/´￣フ 　 / 　/
　 　 　 　 　 l|　　|||　l.:,::`~Yill|l!;,ﾞ::ヾ;:,... .:;. .ノ'’ 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 ￣´　　.／　 /
　 　 　 　 　 l|　　|||　l　|..:‘ ｀　''゜’｀ﾞ''"V'“´　　 　　　　　　　　　　　　　　　　/´￣￣´　 ／
￣￣￣￣￣l|　　|||　l　|　　　 .:;::';:´;:y’ /＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　.`ー--― ''"
＿＿＿＿＿l|　　|||　l　|　　　　　||_|　|　￣　　’
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　 　 　 　 　 l|　　|||　l　|　　　　　||_|　|
￣￣￣￣￣l|　　|||　l　|　　　　　||_|　|
 

　　そう、爆発は瓦礫だけでなくその先にあった外壁までキレイに吹き飛ばし、巨大な風穴を開けるほどの
 

威力であった・・・もし、最初の位置で起爆していたら・・・大変なことになったであろう
 

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: : : :ヾヽ　ノ;:ｨ'"￣: : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ;:fｆ'゜: : : : : : : :
: :ヾ: : : : : : ＼: : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : ´: :
: : : :u: : : : : : : : : };:V;:/;:: : : : : : : : : :◇: : : : : : : : :
: : :~: : : : : : : : : : : : :》: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: :
 

　　　　　　　　　　　 ¨¨¨¨¨ 　 、
　　　　 　 　 ／　 ｉ ｌ! |　　　 　 ＼
　　 　 　 　 ′u | | |ｌ !　　　 　 u. ヽ　　　け・・・計算通り・・・
　　　　　 / 　 　 ! 　 （___人___）　　 }
　　 　 　 i　u　　　　　 !ililililil|　　　/　　　が、瓦礫は全部ふっとんだお・・・
　　　　　 !　　　　　 　 {ililililiﾉ　 ／
　 　 　 　 ゝ　　　　　　　 　 イ..ノ}　　　　
　　　　　　　　 7　..ノ}　 　 　 !　ノ
　　　　　　 　 /　　.ノ　　　　 |´
　 　 　 　 　 /　　　　　 　 　 |
 

　　　 　　　　,...::＜:::::::￣::::::::＞.､
　　 　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 　 　 ／::::／::::::::::-===-:::::::::::::::ヽ:::ヽ
　 　　/::::::/:::::,-ﾆ二三三二ﾆ-､:::::::ヽ::‘，
　 　 /:::::/ ,-ﾆ二三三三三三二=､::::',:::::,
.　　 i:::::,' ,-ﾆ二ﾆ- '::::::::::::::::....三二}:::::i::::::,
　　 {::::,':ﾆﾆ／:::::::i::::::l::::::::::::i::::::::...ﾆl:::::::l::::::,
　　 l::::{::l／廾廾十::l::::::::::::十廾廾::l::::::}::::::i
　　 l::::i! {:::i::::::l⊥l:::::l:::::i::::::::/l:::::/ll;:l::::::l:::l:::}　　　こ、これ・・・下に人がいたら・・・
　　 l::::i/:::,',一＝=-';::l:::i!::l/-=＝ーl:::::,'::::l:::i
　 　l::::i!::lヾ::l辷;;::ｿ　 ヽl ' ヽ辷;ｿ,/::;::/ :::!:::l
　　,ｲ:::l:::l::::::l　 　 　 　 ,　　　　 /／/:::::;':::::l
　　l,l:::{::::l::::::ﾍ､ 　 　 　 　 　 u '.:::::i!:::::/::::::l
　/' l::i!::::l::::::::::::... 　 　○ 　　,.:::::::::i!::/::::::::i!
　　 l:::i!:l:::l:::::::::;:::::::i 　 ._.　＜l:::::::::::ﾚ::::,'::::,'
　　 l:::',::::::l;;;;;'l,l ll　l　　　　　 l　 ＼l::::;;':::/l
　　 l:::::/:::l　 i!, ／ !　　　　　! ＼/:://::/:::l-､
. 　 ,l:::::l ';::,　ヽ-----､　　, ---::／/:/:::l::l三=､
　 /‘，::l ヾ､　ヽ　　　 ｀ ´　 ／'　/:/l::::l:::l三三}
　i　　ヾ::l　ヽ､　ヽ｀ー---／' 　 /'´ /::/:/三三=
　l 　　 lヾヽ ヽへ二ﾆ ／　　　/ 　 //=/三三三
　l　　 /　ヽ　　 ,　￣　　　　 /　 ,ｲ三三三三三
　l　　,'　　　　＼ ＼　　　　 　 ／三三三三三ﾆ,
　i!　 {　　　　　 ＼´ ｀iー--,'´ /三三三三三三ﾆ,
　 i! 　i　　　　　　 ＼　i　 /　/三三三三三三三ﾆ
 

　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　／　 　　　 　＼
　　　　　　　 ／　ヽ　　 ノ　 u 　＼　　だ、大丈夫！爆発は下にはいかないから
　　 　 　 ／´|　fト､_{ﾙ{,ィ'ｅﾗ,　　　|
　　　　 /' 　 ＼ .（__人__）⌒`　　／　　が、外壁が犠牲になった程度です・・・
　　　　,ﾞ　 ／ )ヽ(,｀⌒ ´ 　　 ／ ヾ、
　　 　 |／_／　 / ￣￣￣　　 　　　ヽ
　　　 /／ 二二二7　　　　 　__ 　　　｀ヽ
　　　/'´r　-―一ｧ‐ﾞＴ´　'"´ 　　　　-‐ 　＼
　　 / // 　 广¨´ 　/'　　 　　　　´￣｀ヽ ⌒ヽ
　　ﾉ ' /　 ノ　`ー-　､___　　　　　 　 　 　 ヽ　　}
_／｀丶　/　　　　　　　　￣`ー-- {.　　　 　　　ｲ
 

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （〇） 　（〇） 　＼　　　む・・・
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼
 

　やる夫の言葉は途絶え・・・そしてやる夫だけでなく文香も硬直する・・・
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,．-――― - ．
　　　　　　　　　　　　　　 .　´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　. ':..,．-―-．:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
.　　　　　　　　　　　　/:. /　　　　　　｀　､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　 /:.:./ 　　　　　 　 　　i|:.:.::i|:.:.:.:.:.:.:
.　　　　　　　　　　 /:. 7´¨　　-　　．　　　i|:.:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　/i:.. i|:.:.:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.::.:¨.-　i|:.:.::i|ヽ:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　〃.| : i|λ: i|:.:.:.:.:.:.:j|::.:.:.: ｀i|:.:.:.i| |:.:.:i|:..:.:.　　　そん・・・な・・・
.　　　　　　　　　　 | : i|:! ヾi|:.:.:.:.:.:/.}::.:.:.:.:.:i|:.:.:.7 |:.:.:i|:.:.:.:
.　　　　　　　　　　 | : i|:l　　＼:／　|.::.:./:.:/: . ハ|:.:.:i|:.::.:.:
.　　　　　　　　　　 | : i|ﾑ.　　　　 　|／／ :.:../ノ:.:.:. i| .:.:.:i
.　　　　　　　　　　 | : i|:.:.ヽ　'　　　　　ノ:.:.:./:.:./. : ::i|.:.:: :|
.　　　　　　　　　　 | : i|:.:.:.:.　､｀　　 _. .〃:/ L/:.:.:./:.:.:: :. |
.　　　　　　　　　　 | : i|人_ノ　｀¨ ｌ　　i|:.:,　 /:.:.:.:ﾊ:.:.:.:: :.:|
.　　　　　　　　　　八:.i| |../.　/　　　　i|:.l　/:.:.:.:/　|:.:. :.: :|
.　　　　　　　　　　　 ヾ.j/　 /　　__ノ　り ,:.:. . '.ｲ ハ::.:. 八
.　　　　　　　　　　　　 /　 /.　　　　　 　 i:.:./　　/　〉i|:.|
　　　　　　　 　　　　 /.|　i　　　　 　 　　.ｨ/　¨¨¨¨´∨:|
.　　　　　　　　　　　 i　i.八　　.. :　　／　ﾘ　　　　　 .|从
　　　　 　　　　　≦八　ヽ`ー‐‐‐≦___.ノi　　　　　 /
 

　　二人は・・・見てしまったのだ。開いた穴から・・・崩れ落ちた外の様子を・・・
 

　　　:　:　:　:　:　:　　　_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐　　〈〉　＿＿:　:　:(〉　:　:　:　:　:　　　　　　　　＿|＿／＿／￣ヽ
　.　:　:_‐_‐:　:　:　　_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐　:　:　:厂::〉 〉:　:　:　:　:　　　　　　　　　　..:::::::＼＿　　　｀'く⌒
　　　　　　　　　＿＿　　_‐_‐_‐_‐_ //〉　 ＿　i: :/_/　　　　 ト　　　　／￣二､＿　　_／／≧=-､、　＼　　,　-､
　　　 　 ,-､ ／￣￣＼＼　　　＿//_||／⌒||／/:::〉＿／＼ }i ＼　　⌒)／/　　〈￣ ／￣￣`'く^i 〉__／／　／::＼
　　　　 |｀´|ー---f'＾^i　/＿　 ⌒＞＜＼-┴‐/／:::／／:::{く＼　＼　/＼〈￣＼ｿ／: : : : :　 ／//ヽ／::::{　{::::::::::∧
　　　 ,イ_ア〉: : : : /ゝ'￣＼､＞''"::::::/∧｡=s｡／:::／／:::／|＿＼_ -　￣￣^ヽ__彡_,.: : : __／:::::乂＿|__／⌒ヽ::::::: '/,
　 ,.イ_ア　 L: : : :/7__j〉: : :| |／￣ヽ乂/`ーｲ〉／／::::／:::::|　／￣／〉／￣/￣__／￣__,∧‐ｧ'^′ ＿ヽ￣＼＼::::::'/,
／_ア´　　 /￣　＼〉::ト　‐''"　　　 ∨￣￣／／:::::／⌒ヽ／: : : 〈/⌒7ｰ＜::／〈＼,.ィ´/　 ∨:::{　 {__ﾉ　＼__〉￣＼ﾉ(
_／ヽ　　　＞''"~ {::://　{　　　　　　 }／￣＼__／￣ヽ／: : : : : : : ￣i´　　　 ＞‐‐'" :}/＿／￣＼ ,ィﾊ__/二ｱ ＼／￣/￣￣＼
/__　 ＼／　...........{::{:∟　￣｀ヽ　 ／　　 ,ィ=ﾐ/_____／　　　　　　　　　_､-‐'"　　　: : /　　　　　　 /{__ﾊ　　　 ／( ＼　{｡o≦､
〈__〉 ／: : : ::::::::::::乂〉￣. : : :／￣｀　　 /:://|//／＼_　　　＜⌒ヽ､'"　　　　　 　 ／　　　　　 rzz//７ﾆﾆl_,ヘ:.:.:.＼〉'´￣ ＼＼
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　: : : ＞-ミ　　　　　_／　　} ハ､　 　 j j〈/ﾉ∠＜￣＼＼::〉:::::::::::＼　　＿　／ _　　　_‐　　 ....:::::::::ﾘ:::} ／/(／:::／／:://::::::::::::
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三三㌻´,:ﾞ　:..､ ｀ヽ|:|〈　:　: ..::;;;;;/´::::::::::::::::::.:.:.:.:.::::::::::/⌒ヽー〉 ＼|＿/　 {　　{　　 } : : ::ﾘ／´::_ -=¨＼;;／::::::／:.:.:.:.:.:.〉////,＼
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j:厂乂_ノ＼　_/ｰ　ハ　:　::::;;;;;∧／´￣￣:.｀ヽ､＼', ', Y､＼:_:_:_())　 ＿＿＿≧s｡.,.｡o彡'⌒ヽ/: : :_ - ¨　　￣＼＼ ／: : :　:　:
.: : /￣: : : : : :＼／￣|__ -=ﾆ// ￣￣｀ヽ:.:.:.:.:::/ / } } {: :｀`‐‐弌ﾉ／／￣ ＿_/ /￣ /＼　　}／＿ﾊ: :f⌒7＿ ハj′:　:　:　___
-‐‐-ミ: : : : : :／::;;;;;;;-=ﾆ二// /￣:::｀ヽ ヘ::::://: :/∧∨:::/７: }　}/二７: /: :/_∧二二＿厂_ノ´　/　〉:｀'''´＼ ＼＿-=二三三
＿-=ﾆ≧s｡.,/三三;;;;;:::::::::::/／::::::::::::::::::ﾍ　∨::|: :// ∧∨￣ / 〈:.:.:.:.:/ /／￣|/::::::::::::::＼＼___／／: : : _　-=＼ ＼三三三三
三三三三三三三;;;;;:::::::::://:::|:::::::::::::::::::::::}　}::::| //. . .∧∨: : :＼＼:/／: : : : : : : : : : : : : ≧==彡　_ -二三三三＼ ＼三三三
 

　　　繰り返しになるがやる夫は軍人足らんと、日本ではほぼ最高の教育を受けており、こういった極限の状況を
 

耐える訓練もある程度は受けている・・・だというのに、その足は止まりこみあげてくる得たいの知れない不快感が
 

その口を汚す
 

　　　　　　　　　　　　　. . .-‐=＝=‐-. . .
　　　　　　　　 　 . :´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀: .、
　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ　　　　 . -‐
. 　 　 　 　 , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '.　 ／: : : : :
　　　　　　 |.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.Ｖ : : : : : : :　　　　（なん・・・だお・・・これ・・・頭が・・・がんがんする・・・
　　　 　 　 |.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : :
　　　　　　 | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : :　　　　吐き気も・・・とまらねぇ・・・くっそ・・・こういうときこそ
　　 　 　 　 ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : :
　 　 　 　 　 丶 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : " : : : : : : : : :　　　　やる夫がしゃんとしなきゃいけねぇのに・・・）
　　　　 　 　 　 ヽ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : , : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　 　 }.: : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.／＾∨ : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　乂: : : : :ノ二二；Y: : : :彡'　　　∨ : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　￣ ， ∵　・ , ｀￣´　　 　 　 ∨ : : : : : : : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ；　i;!　　　　　　　　 　 丶 : : : : : : :
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ’　};!
 

　　　戻してもそれでも止まらずこみあげてくる吐き気と頭痛・・・まるで脳内を虫が這いずり回っているかのような不快感
 

だが、それを必死にこらえやる夫は文香へと声をかける
 

　　　　　　　　 ,-'"￣￣￣＼　ﾞ
　　　　　　　 /＼，#､／ 　 　ヽ ;：
　　　　　　　i （○） ；（○） u　i　；　　　　文香・・・さん・・・大丈夫かお・・
　　　　　　　ヽ （__人__）　　　/　;
　　　　　　　　i　　　　　　　 ､＼　;
　　　　　　　　|　 　!　　　　／__｝ ；
　　　　　　　,-|　.　|ー-､/ ゞノヽ
　　　　　　｛_　i､___,l　　 |　　　　| ；
　　　　　　　）ｿ(___i）---|　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 ゝ-i--i´ ；
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀-ﾞ
 

　　だが・・・文香はその声に反応せず・・・うわごとのように言葉をつぶやき・・・
 

　　　　　　　　　　 イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　　　　∠_ -――――‐‐‘,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　/／二二ﾆ=--=ﾆﾆ二‘,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘.,
.　　　　　　/二ﾆ=／ ￣￣￣￣￣ ‘,:.:.:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.‘.,
　　　　　 ,=ﾆﾆ.／:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.‘,.:.:.:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.‘.,
　　　　　,=ﾆ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.:.:.:.‘.,
　　　　　iﾆ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ､:.:.:.:.:.:.ﾄ､:.,.:.:.i|.::.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,　　　なに・・・これ・・・うごめいてる・・・
　　　　　|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾄ､:.:.:.:.i! ﾏ:.:.:.::i| ＼:.:.i|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘,
.　　　　　i|:.:.:.:.:.:r､:.:.:.:.:.. ＼:.:.i|　 ＼:.i|　|:.＼i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..　　地下で・・・無数の邪悪が・・・膨大な・・・憎しみと・・・かな・・・しみが・・・
　　　　　 ﾊ:.:.:.:.:.ii ＼:.:.:.:.:.　＼i　　　｀　 l:.:.:.|j:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
.　　　　　,:.i!:.:.:.:.:.:＼_＼ヾ　　　　　　　　i:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　　 　,:.:.:＼ﾄ､.∧　　　　　 '　　　　　 i:.:.:|::.‘,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　　　 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.＼　　　　　っ　　　 |i:.:.|:.: ‘,:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:|
.　　 　 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.＼　　　　　　　ｲ .i|!:i:.:.: ‘:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|
　　　　,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: |:.:.:.:.:.:.:.≧:...:､--イ　　 i!j:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.::.:i
　　 　 i:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:. |､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧　　　　 ﾏ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:./7
　　　　|:.:.7　＼:.:.:.ﾏ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧　　　　∨:.:.ﾏ=--､_./__
　　　　|:.:.i　　　＼:.:.≦＞- ､:.:.:.:.:.:‘., ､_＿＿≧､＼　　.Y ∨
　　　　ヾ:.:＼_＿/|＼＼＿_, ＼:.:.:.:.:‘, ＼＿＿_ノ＼ゝ､ i|ﾆi|
　　　　　｀¨¨ヽｲ:.,i　　｀¨¨¨¨.　‘,:.:ﾄ､:.!　　　　　　　　　 7ﾆi|､.__
　　　　　　 ／:.／i|　　　　　　　 i: |. V　　　　　　　　　/ﾆﾆ|::7i|
､＿＿__≦_ イ ／:∨.　　　　　‘,ﾉ/ ﾟ 。　　　　　　　 /　｡､ iｲﾆi
　　　　　　　／:.:.:.:.:∨　　　　 /イ　　　ﾟ　。________イ　　｡ .＼ﾆ.，
　　　　　 ／:.:.:_.:.:≦∧　　 ／ .ﾉ.‘,　　　　　 ﾟ　　。　　　｡　 .∨ ，
　　 　 ／イ 　　　　　∧.　　　　　‘,　　　　　 　　　ﾟ　 .。　　　ト､，
.　　／´ 　 　　　　　　 ∧　　　　　‘,　　　　　　　　　　fj.　　　iﾆ ∨
 

　そして・・・まるで糸が切れたからくり人形が如く・・・そのまま、音を立てて崩れ落ちる。意識が失われたのは
 

その倒れ方からみて明らかであった
 

　　　_ ,、[| [| 　.,､＿_　　_
　　/ ハヽ、　 //､7/　.//　 、　　　　「.|　 .「.|
　<／　　＼> .´ .//　//＿_」ﾍ　　 _　.l」　　l」
　　　　　　　　／' 　 ‘ー―‐ V　ツ’　ﾛ　　.ﾛ
 

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　_,. '´　　　　　￣｀､　;；
　　 ：; ／　　　　　　　　　　＼
　 　 ,　　　＼,　#;;;　,／　　　ヽ
　 　 |　　（○）　　　（＜）　　　|　　　ふ・・・ふみかさん！！
　 　 ､　　　　（__人__）　　　　/　；
　　 　,"ヽ､ 　　´ー'´　　　'´　`､　　（くっそ・・・はやく・・・合流して・・・）
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ﾞヽ､
　： |　　　`-､､　　　　　　　　　　　　ヽ　
　　＼　　　 ヽ　　　　　　　　ﾊ　　　　ヽ
　　　 ヽ　　　 l　　　　　　　　l　ヽ＿　ノ
　　 ：;　　ゝ＿ノ　　　　　　　|
　　　 ,i　　　　　　　　　　　 .l､　：;
　　 /　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 /　　　　　　　,r´ヽ　　　　　　`,
 

　　必死に四肢に力を踏ん張り、文香を抱えて移動しようとするも・・・止まるどころかひどくなる一方の頭痛と吐き気が
 

常のやる夫の力を奪っており・・・自由に動くことすらままならず・・・出来ることといえば声を大にして叫ぶことのみで・・・
 

　　　　　　　　　　　 　　 ;　-─‐──‐-、
　　　　　　　　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　／ ;　　　　　 　 　 　 　 ヽー''⌒´⌒｀ヽ、　　　　くそ・・・誰か・・・誰か来てくれお！！
　　　　　　　　　　 l　　U　　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　 |　　　　　 　　 　　　　 ; 　/⌒゛`　　　　　　 l:　　　
　　　　　　　　　　 !、　　＼_};　{,＿ノ´　 ∪ |　　 　 ,　　　　　 |
　　　　　　　　　　　 ﾄ、(（ー）　　（●） ):　　|　　 　 |　 　 ,　　.!
　　　　 　 　 　 　／　 ヽ　 （_人__）＿__ , ノ |　　　　|___,ノ　　 |
　　　　　　　　　 {　　⌒ヽ／ 　 　 |　　　　　|　　　　|　　　　 ,lー─- 、
　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　 ＼ 　 　 l　　　 　 ,|　　　　|　　　,／　）　 　 ）
　　　　　　　　　　 {ﾑ　　　　｀}　 　＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼　　 ／＾ー-‐'
　　　　　　　　　　 ｀ー…一-’ 　　（＿(_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣
 

　それは誰かをあてにした叫びでもなくそれしかできなかったからの叫び・・・返事を期待したわけではない。
 

だが・・・答え、はせ参じるものが一人
 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム
:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::｀ﾄ _..斗-=::::|::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
:::::::::::|:::::::::::::{:::::::::::|!／　ヽ:::::::::::|::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ　　　　　　やる夫さん、お呼びっすか！！
:::::::::::|:::::::::{:::ゝ :::::≠　　　　ゝ::::|::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
ﾄ､::::::乂:::::::｀ﾄ､::::/|!斧＝ミx、ﾊ:|::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　
:::ゝ、::::::＼::::::::Ⅹ |!:L、　　 ヽj i|::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾄ.､:::::｀ﾄ､::::丶乂_ゝ!Ｔﾊ　　　　　|::::::::::::::Ⅵ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_..斗-=
:::::ﾊ　:::::::｀ヽ::ﾊ 　 |!弋} ,ノ　　　|::::::::::::::{i |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／: : : : : : :
＼｜ ::::::::::::::::::}i 　|!　　 　 　 　 ::::::::::::::|　::::::::::::::::｀ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::／: : :: : : : : :
　　|　::::::::::::::::ﾉ 　 |!　　　　　　 :::::::::::::::|　 }:::|:::::::::::::::::|ｱゝ:::::::::::_z彡': : : : : /: : : : :
　　|　:::::::::::Ｋ　　　|!　　／｀ヽ　i::::::::::::::|　 |!::|:::::::::l:::::::|　　 　 /: : : : : : : : :/: : : : :
　　|　::::::::::::::: ヽ　 |! ／　　　i} ﾊ::::::::::::i　/ :::|:::::::::|:::::::|　　　/: : :/: : : : : :/: : : : : :
　　|　::::::::::::::::::::::＾≠　 　 　 ﾉ :::::::::::::::ﾚ’　{::|:::::::::|:::::::|　　 /: : , : : : : : : ': : : : : : :
　　|　:::::::::::::::::::::::: |!　｀ヽ ／ {:::|::::::::::::::!｀ヽ从::::::::|:::::::|　　': : :/: : : : : : : : : : : : : : :
　　| i::::::::::::::::::::::::: |!　　　ゝ、 : |::::::::::::::|　　〉 ゝ:::::|:::::::|　/: : : : : : : : ∨: : : : : : : : :
　　| |::::::::::::::::::::::::: |!　　　　　{从:::::::::::::|　 /　　 ｀ヽ:::从': : : :{: : : : : :！: : : : : : : : :
　　| |::::::::::::::::::::::::Ⅶ　　　　　　　}:::::::::::|イ{Yﾍ　　　　jソ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.　八Ⅳ:::::::::::::::::::::{ |!　　　_. 斗:::1 :::::::::|　/i:i:∧　　 /: : : : : :！: : : : :！: : : : : : :
　　　 Ⅴ:::::::::::::::::::| |!　,／: : : : : | ::::::::::|./i:i:i:i:i∧　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.　　　　Ⅵ::::::::::::::::| |! /.: : : : : : :.| :::::::::八i:i:i:i:i:i:iﾍ {: : :: : : : : :！: : : : :！: : : : : : :
 

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　_,. '´　　　　　￣｀､　;；
　　 ：; ／　　　　　　　　　　＼
　 　 ,　　　＼,　#;;;　,／　　　ヽ
　 　 |　　（○）　　　（＜）　　　|
　 　 ､　　　　（__人__）　　　　/　；　　　桃子・・・ちゃん・・・
　　 　,"ヽ､ 　　´ー'´　　　'´　`､
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ﾞヽ､
　： |　　　`-､､　　　　　　　　　　　　ヽ
　　＼　　　 ヽ　　　　　　　　ﾊ　　　　ヽ
　　　 ヽ　　　 l　　　　　　　　l　ヽ＿　ノ
　　 ：;　　ゝ＿ノ　　　　　　　|
　　　 ,i　　　　　　　　　　　 .l､　：;
　　 /　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 /　　　　　　　,r´ヽ　　　　　　`,
 

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　_,. '´　　　　　￣｀､　;；
　　 ：; ／　　　　　　　　　　＼
　 　 ,　　　＼,　#;;;　,／　　　ヽ
　 　 |　　（○）　　　（＜）　　　|　　　はは・・・面目ねぇお・・・それより、桃子ちゃん
　 　 ､　　　　（__人__）　　　　/　；
　　 　,"ヽ､ 　　´ー'´　　　'´　`､　　頼みがあるお・・・
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ﾞヽ､
　： |　　　`-､､　　　　　　　　　　　　ヽ
　　＼　　　 ヽ　　　　　　　　ﾊ　　　　ヽ
　　　 ヽ　　　 l　　　　　　　　l　ヽ＿　ノ
　　 ：;　　ゝ＿ノ　　　　　　　|
　　　 ,i　　　　　　　　　　　 .l､　：;
　　 /　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 /　　　　　　　,r´ヽ　　　　　　`,
 

.　　 ／/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
.　 /　/'　'' /　 ' /　, :., , .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
　 {　/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;.;.;.;./.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.､:.:.:.|:.:.:.:.:!
.　 Y.:.:.:.:.:/ /.:.:.:l.:.:.:.:./.:.:.:.:.:./|:.:./|:.:.:.:.:',:.:.',:.:.:!:.:.:.:.:!
　　i.:.:.:.:./.:ハ:.:小､.:.:|:.|:.:.:〃 |:.:.l |:.:.:.:.ハ:.:|:.:.|:.:.:.:.:|
　 .′.:.∧:l, -十‐-.:.:|:.i:.:.:|　､L:.i_i_:.:.:.:.:.:}.:.ｉ.:.:|:.:.:.:.:|　　　　頼み・・・わかったす
　 |.:.:.:/ﾆ!:| , ‐==ﾐ:.:.:| ､:.:.ﾄ　/ 〃|:./:ヽ:.:./:.:.:|:.:.:.:.:|
　 |:.:.:.iニl Y| んﾊ ｀ヽ　ﾄ､{ V´ 二 Yﾄ/У.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　なんでもいってください
　 |:.:.:.|ニ!　i|乂り　　　 　 　 ん:;ﾊ |l 》 }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　 i .:/|ニｉ　l|　　　　　　　 　 乂:り |l/ //:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　地下までの道は確保してるんで
　 |:.:{ |ニｉ　l|　　　 　 !　　　　　 , , |l 彳l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　 |:.:.Yﾆ込 l|　　　 　 　 　 　 　 　 |ｌ /ｨ|i.:.:.:.:.:|i.:.:.:|　　　すぐに他の人も呼んで・・・
　 |i:.:.|ニニへ　　　‐‐- ､　　 　 　 |l'.:.:.:|i.:.:.:.:.:|i.:.:.:|
　 |i:.:.|ニニニﾆﾐ:.､　　 　 　 　,＜ﾆ|l:.:.:.:|:.:.:.:.:.:l:.:.:/!
　 |l:.:从ニニニ＞| ＞‐=≦　/.:.:.:..:ｉl:.:.:/!.:.:.:.:.:.!:./ |
.　乂! ｀从＞;:´;:;:;ﾄ､ 　 　 　 ﾚト:.:.:.|l.:/.:.!.:.:.:.:.:.|/　|
　＞;:;:´;:;:ヾ;:;:;:;:;:;:|　｀ー-v ´　V;:;:;:!|;:＜:.:.:.:.:.人 /
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;:;:|　　／::::::::ﾄ､ V;:;:l|:;:;};:;｀;:;＜ /
 

　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ／ι 　　　　　　　i　　　＼
　　　　　　　　　／　　　ill　　　　　　u　　 　　＼
　　　　　 　　／　　　　　　　 　　 　　 ___　 　　　＼　　　いや・・・呼ばないでくれお
　　　　　　　|　　 　　 　`―-､　､､　'´.. ...｀　　　 　 |
　　　　　　　|　　　 　　k=弌ﾐ､　ﾉヽ..::ﾞ::.:."ﾉ　 　 　 |　　　やる夫はいいから・・・文香さんだけ
　　　　　　　＼　U　　　"""　　 　　 ﾞﾞ""　　　il||l／
　　　　　　　　 ＼　　　　（_　＿人＿　_）　　　／　　　　みんなのところにつれていってくれお
　　　　　 ／´⌒ﾞ　　　　　　l　ｒ‐┬､ l　　 　イ
　　　　 /　　　　　　　　 　　 ｀二二´
 

　　　　　　　　　＿ ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､ ',
　　　　　　　`┬;;;:::┬′　　　ｨ=＝=yｌ　　　　すぐはまずい・・・お。やる夫は花組の隊長
　　　　　　　　⌒ﾞ''''''´"　　　　　　　　}
　　　 　ｌ! 　　　　　　　　　 　u　　　./　　　　へたっているところを見せたら・・・花組の士気にかかわるお
　　　ｉ!　|ｌ　 　　　/´　　　|　　　ゝ /
＼　 ｌ|　ｌ　　　 　 ゝ、____人_____ソ　　
　 ` .､　　ι　　　　　､::::::::::ノ／
　　　:ﾐ:ｰ.､._　　　　　　 ￣　　｀`'''ｰ-､
 

　　やる夫がかなり切羽詰まった状況であるのは誰の目にも明らかであった。だが、それでもやる夫は
 

隊長たらん・・・指揮官であろうと必死でもがき、桃子に頼んだのだ。士官としては見事と言っていいのだろうが・・・
 

　　　　　　　　.._＿＿＿
　　　　　　　 ,ｿ　ヽ､_　 .＼..＿＿＿＿＿__
　　　　　 　　◎) (（◎）)　 ＼　　　　　　　　｀ヽ　　　　ﾍﾟﾀﾝ
　　　　 　　/（__人__）'　　　　|　　　　　　 　 　 　ヽ
　　　　　　 { 　｀⌒´　　　　 /　 /　　　　　　　　　 ヽ　　　とりあえず・・・吐けるだけ吐いて
　　　　　　　｀ヽ＿＿＿＿_/　 /￣￣フ＼　　　　ノ
　　　　　　／　／　 　　 ./　 /　　 ／　　／　　／　　　　　自力で歩いていくから・・・まずは文香さんだけでも・・・
　　　 　／　／ 　　　　 /　 /　 ／　　／　　∠＿,-
　 ⊂二⊂ノ　 　 　 　 /　 /　 （＿_／　　∠＿＿,- 丶
　　　　　　　　　　⊂二＿ﾉ 　　　 （＿＿＿＿＿＿＿_ヽ
 

――やる夫さんの・・・・わからんちん！！
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 、　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,-.／　／ ／
　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ.／　／／ .／
　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/ . ゛ .／／ ／
　　　　　　　,//　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / . "　　　 　　　／.,／
　　　　　　./ /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　 　 　 　 　 　 ／　／
　　　　　 ././　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 　 　 ／ .／
　　　　　/ /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 ／ .,
　　　　 / /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 ／
　　　　ｌ　ｌ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ .／
　　　 / .l゛　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　 . !　ｌ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　 /　.l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　　/　 .!　　　　　　 　 　 　 　 　 ,／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　　!　　.!　　　　　　　　　　　 ,／゛　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／
　│　　 ヽ 　 　 　 　 　 _..-'´　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,／゛
　 |　　　 .｀'-．＿＿. -'"´　　　　　　　　　　　　　　 ,／゛
　 !　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　│　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _／゛
　 .|,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..‐'゛
　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　,..-'"
　　　＼　　　　　　　　　　　_,, -'"
　　　　 .｀''ｰ　＿＿　-ｰ'''"゛
 

　　　ｎ　_,n__00　 __ｎ＿　　　　　 __＿　 　 　 　 _ｎ_,､ 　 .　 　 _ｎ_,､ 　 . 　 ｎ　　 　 ∩
　　　l |└i七　 　 ７/ﾆ ´　　 　 .└ｰｔﾉ　 　 　 └i rﾍ〉　　　 └i rﾍ〉　　 ./厶__　　 ∪
　 　 ＬK⊆T′.　└'つ ）　　　　...广ｰ┐　　　 （才Ｐ_）　　　 （才Ｐ_）　　└'^ｰ┘.　.○
　　 　 　 　 　 　 　 ￣　　.　　 　 ￣￣
 

　　　　　　　　　　--─────-- ､、
　　　　　　　　／　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　／　　　,.-‐-､　　　　　 ,.-‐-､　　　＼　　　　　　あの・・・桃子ちゃん・・・なにを・・・
　　　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　／　 　　 /:::::::::ヽ　　　　　/ :::::::::::ヽ　　 　 　　＼　　　つーかなぜに・・・
　│　 　 　　ヽ::::::::::,)　　　　　ヽ::::::::::::,)､　,-,　 　　.　l
　│　 　　　　　　（_＿__人_＿__）l;:;:;l l:;:;i　!;:;i　 ,:-､ 　|　　
　│　　　　　　　　　ヽ　 ＿　 ノ i;:;:;i i:;:;:ｉ i;:;:i　/;:;/ 　l
　 ＼　　　　　　　　　　　　 (;:;:ヽ.i;:;:;U:;:;;iﾉ;:;:ｊ,/;:;/　／
　　　＼　　　　　　　　　　　　ヾ;:;:;::;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:/／
　　　／　　　　　　　　　　　　　ヽ;::;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;'　＼
 

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　 　 　 　 　 　 /:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/｀㍉::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　 ::::::::::/::::|::::|ｉ::|ｉ::|:::::i:::!　　 }i:::::l:::|::::::::i:::.
　　　　 　 　 　 .::::::::: !::::::|::::|ｌ::|ｌ::|:::::i:::!　　从::_i斗:::::::|:::::.　　　　これでもやりたりないくらいっす！
　　 　 　 　 　 .′:::::i:|:::`T::八代{＼!::｢￣￣ }::l:::i::::::: !:::::::.
.　　　　 　 　 /:::::::::::i:ﾄ､ｨ芹丐`　 　ヾ '´芹丐刈|i:::::::i:::::::::::.　　　つーか、まだ寝ぼけたこと言うなら
　　　　　　　.′ ::::::::i:|　 乂ツ　　　　 　 乂ツ|i　|i:::::::|:::::::!::::.
　　　　　　　|:::|::::::::i从　:::::::::　　　'　　　　:::::::|i::,小:::::!::::: !::::::.　　もう一発いくっすよ！
　　　　　　　|:::|::::::::|::込、　　 　 Y⌒(　 　 　 |ｌ.::::|::::: !::::: !:::::::
　　　　　　　|:::|::::::::|:::|:::个ト　_　 　 　 　 _　 个::::|::::: !::::: !:::::::|
　　　　　　　|:::|::::::::|:::|:::::|::|:::::::|:::〕 ￣　〔:::|::::::|::::::|::::::川{::!ヽ:::i
　　　　　　　|::从:::::|:::|:::::|::|::::斗へ　　／｀７: ﾘ､::::!:::/i::ハ{　i:/
　　　　　　　i/　 ヽ:!´＼￣: :iハ　ハ_ハ　/: / i ノ' : :￣{　 ﾉ'
　　　　　　　　 〈 : : : : : ＼: :{ : ∨｀{i:i:}´V : : : }／: : : : :|
　　　　　　 　 　 ＼: : : : : :.`ト: : :〉 {:i:i:} /:_:_:_:/: : : : : : :}
　　　　　　　　　 　 ',: : : : : :.:Ⅵ:/∧:i:i:i∧＼/: : : : : : :/
　　　　　　 　 　 　 ∧: : : : : :.Χ: : :∨/: : /}: /: : /:／〉
　　　　　　　　　　　ヽ＼: : : : : :.}＼:.:Y: :./: i/: : /: : : {
　　　　　　　　　　　　 ＼ : : : : :.!: : ＼／: /: : /: : : : :
　　　　　　　　　　　　　 {: : : : : :.}=彡O〉:/: : /: : : : :/
　　　　　　　　　　　　　 ’: : : : : :∨: : /:/: : /: : : : /
　　　　　　　　　　　　　 〈: : : : : : :{: :O:/: : : : : : :〃
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　　　　　　　　／　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　／　　　,.-‐-､　　　　　 ,.-‐-､　　　＼
　　　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　いやあの・・・だって・・・指揮官健在を
　　／　 　　 /:::::::::ヽ　　　　　/ :::::::::::ヽ　　 　 　　＼
　│　 　 　　ヽ::::::::::,)　　　　　ヽ::::::::::::,)､　,-,　 　　.　l　　　アピールするのは軍としちゃ常套しゅだ・・・
　│　 　　　　　　（_＿__人_＿__）l;:;:;l l:;:;i　!;:;i　 ,:-､ 　|
　│　　　　　　　　　ヽ　 ＿　 ノ i;:;:;i i:;:;:ｉ i;:;:i　/;:;/ 　l
　 ＼　　　　　　　　　　　　 (;:;:ヽ.i;:;:;U:;:;;iﾉ;:;:ｊ,/;:;/　／
　　　＼　　　　　　　　　　　　ヾ;:;:;::;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:/／
　　　／　　　　　　　　　　　　　ヽ;::;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;'　＼
 

　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
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.　 　/.:.:/.:.:/.:.:／.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
　　/.:.:/.:.:/.:.:/.:.:.／.:.:.:/.:.:.:.:.:./l.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　!.:.:.|.:./.:.:/.:.:./.:.:.:.:./.:.:.:.:.:/　!.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　|ﾊ:.!.:!.:.:.|/!:/.:/.:.:/.:.:/.:./ 　,}.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　 　.|.:|.:./|_|:|:/!.:./.:.:/.:./､__ i.:.:./.:.:.:!.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　そりゃ軍人さんたちはそうかもしれないっすよ？
. 　 　 |.:|.:| ん心,|.:.!.:.ﾊ:.:.{　　/.:./.:.:.:/.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. 　 　 |.:|.:| {r':::::!.|/|/　ヽ=ミx,:./.:.:イ.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!　　でも・・・ここは、華撃団は軍じゃないっすし
　　　 |.:|.:.! ヾzﾂ　　　　　んf心､´ |.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　　 |.:.:.:.　'''　,　　　　　.{ﾉ::c::l}　,:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　やる夫さんと支配人、副支配人以外はみんな民間人っすよ？
　　　 |.:.:.:.ヽ　　　　 　 　 ｀¨ ''|!　'.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.l.:.:.:.:.:.:.|
　　　 |.:.:.:.l:.:,へ　ヽ　　 　 ''''　|! ,'.:.:.:.:.:.:l.:.:.!.:.:.!.:.:/.:./
　　　 ﾄ､.:.:|/:／＼ ＿＿_　,. -|/.:.:/.:.:./.:./.:.:/.:./.:./
　　　　 ヽ:|: !: ／7:::::}ー-‐ '",|:.:.:/.:.:./.:./.:.:/.:./.:./
　　　　　//: / ノ:::; -}　　 _, 厶イ.:／|.:/!.:./!:/!.:/
　　　　/:/: /イ::/　　_!. :': : : : : :|/ : :|/: ∨ i' .i/
　　　　!: !:/::::::/,. :'/: : : : : : : :／: : : : : : : ',
 

　　 　 　 　 　 　 　 , ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　 　 ,ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　 　 ,::::::::::::::::::/:::::/::::/::::::,:::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::,
　 　 　 　 |::::/::::::::/::::::/::::/::::::ハ:::::::::::::::::::l::!:::::::l::::::::::l
　 　 　 　 |::/::::::::/::::::/::::/:::::/　 l::::::l:::::::::::l::l::::::::l::::::::::|
　 　 　 　 |:l::l::::l/l:::::/::::/:::::/　　.!:::::l:::::::::::l::l:::::::::!:::::::::l　　　文香さんも・・・絶対に自分の運搬を優先させて
　 　 　 　 |:l::!::::!._l::/!::/!::::/､　　 !:::::!::::::::::l::l:::::::::l::::::::::!
　 　 　 　 l:l::l::::!ｲ示ﾐ､ l::/　　ヽ､l:::/!::::::::::l::ﾄ､::::::!:::::::::!　　やる夫さんを置いていったってしったら泣いて怒るっすし・・・
　 　 　 　 |:!:::::l 杙;;;ﾂ 'l/　　,.ィ示/､!::::::::::!:! }:;::::l:::::::::|
　　　　 　 |:::::::|:ﾊ　　 　 　 　 {::::::r}.l:::::::::::!:!/:::::::l:::::::::ﾄ,　　　あたしも・・・今の弱ってるやる夫さんを一人置いていくなんて
　　　　 　 |:::::::|::ハ　　'　 　　 ｀T ´ i::::::::::l::l::::::::::l:::::!:::ｌ !
　　　　 　 |:::::::l:::::l:ヽ､ 　 ＿　　 ! 　l:::::::::::!:!::::::::/:::/::::! l　　絶対に嫌っす
　　　　 　 |:::::::l:::::l::::::::ヽ　　　　 | ,ィ!::::::::::l::/l:::/:::/:::::::! !
　　　　 　 |:::::::|:::::V::::::_, ｀ ,T　 　　 l:::::::::l/ｰl/l::/l:::::://
　　　 　 　|/!/l‐'"￣　 / ,､! 　 　　 l::::::/!　 //　i｀.ー- 、__
　　　　　 　 ﾒ　　　　　 ,/ｲ ! 〉　 ,-'.l::://　//　/　　　 　　＞,
　　　　　　 ,'　 　 　 　 iｲ.i ゝ`l, ﾉ'"ｨi/ヽ /ｲ　/　　　 　／　　i!
　　　 　 　 ﾄ　　　　 　 !　!　 /｀７´　 　 ｲ　 /　　　 　/　　　　!
　　　 　 　 ! ヽ　/　　　!　', ./⌒! 　, イ　 イ　　　　　/　　　 　!
　　　　　　i　　ィ　　　　',　'/　 イ　　イ　　 　 　 　 ヽ!　　　　 !
 

　普段、姿を隠しきっちりと姿を見せることが稀だし、基本やる夫の言うことは何時も聞いてくれフォローしてくれる桃子・・・
 

だが、この時ばかりはやる夫の目を正面から見据え、強い意思をもってはっきりとその言葉をやる夫にぶつけていた
 

　　　　　　　 /::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 　./::::::::::/:::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::∧
　　　　 　 /::::::::::/:::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::/:ﾊ:::!::::::::::::::::::ハ
.　　　 　 /::::::::::/:::::::/:::::::::/!:::::::::::::::::/:/　!::!:::::::::::::::::::::::,
　　　 　 |::::::::::::!::::::/!:/::::/ .!:::::::::|:::::;'!:i 　.!::!::::::::::::::::::::::::,
　　　 　 |::::::::::::!::::/_!ﾊ::::|_,､!:::::::::!::::! !:!　_j:ハ::!:::::::::::::::::::!　　それに・・・もしこれでやる夫さんを置いていって
...　　　　j::::::::::::|::ｲ　! _ヽ!-､!ﾊ:::::|:!::! ﾘ｀´/｀´!:|:::::::::::::::::::|
　　　 　i:::::::::::::ﾊ:| ,,ｲ行心ヽ　ヽ:!ﾙ'　ィ行心ヽ!::::::::::::::::::|　　万が一があったら・・・どうするっすか！！
　　　　 |::::::::::/::/! ! r:::':::r::}　　　　　　r:::':::r::}l:ﾄ:::::::::::::::::!
　　　　 !::::::::/::::! | r‐､::_:V 　 　 　 　 乂:_:r‐､ !:::::::::::::::::|　　みんなは・・・あたしがどんだけ悲しむと思ってるんすか！！
　　　　,::::::::/::::ﾊ | ｀"////　　　　　　////｀l:!,:::::::::::::::::::!
　　 　 !::::::/:::::::::::,　　　　 　 　 '　　　　　 　 l:!::::::::::::::::::::!　　　だからおいてくなんてないっす！！次そんなこと言ったら
.　　　,::::::/:::::::::::::ﾊ　　　　　　　　　　　　　 //:::::::::::::::::::::,
　　 .,::::::/::::::::::::::::::::>､　　 　 ´￣｀　　 　 ィ/::::::::::::::|::::::!:i　　　グーでいくっすよ、グーで！あんこ出るまで殴るのやめないっすよ！！
　　 i::::;ｲ::::!:::::::::::::::::::::::｀::-,..　＿_　＜!:::::::/:::::::::::::::::!:::::i::|
　　 |::/!::::::!::::::::::::::::::::!:::::::_|　　 　 　_.ﾄ;::::l::::::::::::::::::/::::ハ!
　　 |:ハ:::::|:::|::::l:::::::::::ﾄ､ｲ｀''ｰ ､.rﾊ´　　ヽ!::::::::/:::/::::/　 |
　　 l'　 !::::|:::ﾄ､:ﾄ､,ィ´! |　 ハ__Y__ハ 　 /ﾊ::::/:::/:::/　　.j
 

　涙ながらの懸命な訴え、それはやる夫の心に届かぬはずがなかった
 

　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ／ι 　　　　　　　i　　　＼
　　　　　　　　　／　　　ill　　　　　　u　　 　　＼
　　　　　 　　／　　　　　　　 　　 　　 ___　 　　　＼　　　ごめん・・・桃子ちゃん・・・それと・・・ありがとう、だお
　　　　　　　|　　 　　 　`―-､　､､　'´.. ...｀　　　 　 |
　　　　　　　|　　　 　　k=弌ﾐ､　ﾉヽ..::ﾞ::.:."ﾉ　 　 　 |　
　　　　　　　＼　U　　　"""　　 　　 ﾞﾞ""　　　il||l／
　　　　　　　　 ＼　　　　（_　＿人＿　_）　　　／
　　　　　 ／´⌒ﾞ　　　　　　l　ｒ‐┬､ l　　 　イ
　　　　 /　　　　　　　　 　　 ｀二二´
 

　　　　　　　　　 　 .　　- 　 ─　　 -　 .
　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀　.
　　　　 　 　 , ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .
.　　 　 　 .' ::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　 ｌ:i:::::::::::::::i::::::::::::ｌ:::::::::l::::: i::ﾄ、::ヽ::::::::::::::: .
　　　　　 |:l:::::::::l:::::ｌ:::l__:!::ｌ:::::::::i:: !_l_i　i:::::i:::::::::::::::::::.
　　　　　 |:l:: l:!::i:::::l´:l::ﾙ:ﾊ::::::::!:::!ﾙ' ｀ﾄ、|:::::::::i:::::::::i
　　 　 　 从::l:! l::::::!:X笊j:从::::l::ﾘィ笊ﾙ| |:::::::::l:::::::::|　　　　　い、いえ・・・どういたしましてっす。お役に立てて何よりっすし・・・
　　　　　　人ﾙ:i::: ﾊ{ |r'::|　人ﾙ'　!r'::| || |:::::::::l:::::::::|
　　　　　　　 |::::i:::::::| 以ﾘ ///// 以ﾘ || |:::::::::ｌ:::::::::|　　　　　そ、それとこっちこそ平手打ちしてご、ごめんなさいっすし・・・
　　　　　　　 |::::l:::::人//////////// || |:::::::::ｌ::::::::ﾘ
　　　　　　　 |::::l::::i:::::＞　　_ ＿__ 　 ｨﾘ |::::::::ﾘ::::::/
.　　　　　 　 从:l::::「　　 |　〈 ─‐ '／ ル':::::ﾙ':ﾙく
　　　　　　　　人:::|　 　 !　∧　 ﾉ7｀ヽi::::::::::.ｲ　, 'ヽ
　　　　　　　 { ､ Y　 　 .ﾚﾍ　∨ /　/ レ'イﾙ／　　}
　　も　　　　 }　＼　　　　 ∨ ／／／　 ／　　　　|
　　　　　　　 ｌ　　　＼ .／⌒Y⌒ヽ　　 /　　　　　 |
　　　じ　　　 |　　　/ /　＜´ >　　∨ /　　　　　　}　　　　 も
.　 　 　 　 　 |　　 / .|　⌒ ）〈_／　 }｀Yﾄ、　　　　ﾉ
.　　　　 　 　 |　 .ｲ /|　⌒V 〈_／ .∧ } .∧　　　.'　 .i i
　　　　　　/　|　　 /人_ フ　人 _メ、ノ　　jﾄ、　j　　 ! !　　 じ
.　 　 　 / i 　 !　　/ // /　　it　　　　　　　 　 ﾘ　 ノノ
　　　　 i　{　 人　　　 ./　　 |i| ＼　　　　　　 /
. 　 　 从人　　 ＼__／　　 〈〈_ ノ ＼　＿＿/!
　　も　　　　　　　ﾉ　　　　　〉〉__ ノ　　　 　 ∧
　　　　　じ 　 　 /　　　　　 {.{　 　 　 　 　 　 ∧
 

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　_,. '´　　　　　￣｀､　;；
　　 ：; ／　　　　　　　　　　＼
　 　 ,　　　＼,　#;;;　,／　　　ヽ
　 　 |　　（○）　　　（＜）　　　|　　　　　　はは・・・いいお、いい気付になったし・・・
　 　 ､　　　　（__人__）　　　　/　；
　　 　,"ヽ､ 　　´ー'´　　　'´　`､　　　　　桃子ちゃん、やる夫と文香さんをみんなのところまで
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ﾞヽ､
　： |　　　`-､､　　　　　　　　　　　　ヽ　　連れて行ってくれお・・・一刻も早く合流を・・・
　　＼　　　 ヽ　　　　　　　　ﾊ　　　　ヽ
　　　 ヽ　　　 l　　　　　　　　l　ヽ＿　ノ
　　 ：;　　ゝ＿ノ　　　　　　　|
　　　 ,i　　　　　　　　　　　 .l､　：;
　　 /　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 /　　　　　　　,r´ヽ　　　　　　`,
 

　　　　　　　　　　　　　　　_ ...-‐…::::::::::::…‐....
　　　　　　　　　　　　......::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　 　 　 ／:::/::::::/:::::/:::::::;ィ::::::::}:::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 　 　 ／::::::/::::::/:::::/::::::/ /:::::::::|:::::|:::::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 /::::::::::/::::::/:::::/::::::/ /:::::::::::|:::::|::::::::::|:::::::::::
　　　　　　　/::::::::::_j::::::/{::::/{::::/　l::::::::::::::!:::::!::::::::::|::::::::::::,　　　　はいっす！任せてくださいっす！！
　　　　　　 ,:::/:::::::::｢:｀ﾒ-!:::{ l::::!r‐|::-::‐:::T:::7:::::::::::|::::::::::::::,
　　　 　 　 l::l::::::::::::!:::;x=ミ::! ヾl　 l::x竓ミヽj}::::::/::::|:::::!:::::::::　　　　これでも鍛えてるんで人二人くらい余裕で運べるっす！
　　　　　　 |八:::::::::∨fr'ﾊ`　　　　　fr':::ﾊ /:::::/::::::|:::::|:::::::::＼
　　　　　　 |!　v::::::从弋ﾂ　　 　 　 弋|!ﾂ/:::::/::::::::|:::|:|:::::::::::::::＼
　　　　　　 |　 从::{::l:! ""//////// '"|!"::::::/{::::/´}:::';!::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　'　 ヽ::::, 　 　 　 　 　 　 |!,:::::::{ |::::|/ﾉ::::::､::::::::::＼:::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 /{:::込、　　 ＾　 　 　 |!|:::::::|_!::::!从::::::::ヽ::::::::::::｀ヽ::::::::}
　　　　 　 　 　 /{ !::{::::介:.、　　　　　_.|!|::::::ハ:::l':::::ヽ:::::::::＼::::::::::::}:::::/
　　　　　　　　 l:::| |::iｨく::|::::::`ト-r‐　　 |!|:::::{ｨ从|´￣`ト､::::::::＼::::/l:::/
　　　　　　　　 ヽ{ /　}_,==ミ7ｰミ--‐　_ﾊ::/V/　　　　 　 ＼::::::∨ |/
　　　　　 　 　 　 / 　厂-‐ 7‐-､ ヽ /7/.|' /　　　　 　 　 　 ヽ::::}
　　　 　 　 　 　 /　 /　-‐ j--､ 　 V/　　/　　　　　/　 　 　 }::/
　 　 　 　 　 　 / 　 !　 -‐十-　　　',　　/　　　　　/{ 　 　 　 !'
　　　　　　　　/{　 /!　 　ィﾄ､　　 　 !　　　　　　　//　　　 　 |
　　　　　　 　 } | / ,　　　ﾉ/ }　　 　.|lﾄ､　　　 　 /　　　　　　 !
　　　 　 　 　 | l/　{　　 //　ﾄ　 __ _j/ ﾊr'　　　/
　　　　　　　/ /　　ヽ ｲ:7　/ l＼: :ノ / /
　　　　　　 , ./ヽ　　 l: :/ ./　 !: :}　 / /
 

――ちょっとこの子優遇され過ぎ・・・？されすぎじゃない？汚い、さすがステルスさん汚い（マテ
 

　　　　 　 　 　 ´. ::::::￣￣::. 　、
..　　　　　／. :::::::::::::::::::::::::::::::: : ヽ
　　　　 / . :: :: :: :::::::/.:::::ｌ : ::: :: :::::
....　　　' . :::/:::/:/::l: !::: :::ｌi :l:: :: :: :: : .　　　　　　　　　+
..　　　ｌ:: ::::ｌ:::::i/｀メ.:l ::: ::|l :i::l ::: :: ::: i
..　　　| ::::::ｌ :::ｌィ笊从 .::::ﾘ升ト.: :: :::::|　　　　X
..　　　| ::::::ｌ :::|入r'.j　)ﾙ.ｨ笊kj .:::: ::::|
..　　　|:::: ::ｌ:: :| ""|　　　 jr'ｿﾉ.::i::: ::: |
......　ﾚ ´￣ミ､:　　!、　　' ""/:: l::: ::: |　　　　　　　　　 ┼
. ゞ=ゝ　⌒ヽ }/＼.　￣ 　 ｲ::/jハﾞ:从
.　/　 ＞--ミ､ 　 ヾ=≦ｎ彡イ　/.....　)
. 〈　/i　　　　 ﾏ　ヽ.__　| |_ ＿.ｲ、　　 　 　 　 X
　 } { .|　　　　 }V､　　ノ ´_｝　｀Ｙ＼
...ﾞ{ ﾊ |＿__　 /::/ヾ.///へｿﾊ　 !　 ＼ 　 　 　 　 +
..　!　{////}ｲ::/: :},ﾘ//{- /{ V，┴､　　､
.　ﾘ　.!///,|.イ: :.／//ｲV//!. V，/,}､　　＼
. / 　 |///,{: :／//,ｲ　{:乂/乂}:}'/ﾑ ＼　　＼ ＿＿　　　iヽ
......　/|///／///ｲ　 八:::::＼/＼//ﾑ　＼　　　　　　 ｀ヽ}: :',
....　/ |//ｲ///.ｲ======ヽ::::::＼'////,Ｙ　 ｀ ー―-　､　/: : :}
.ﾞイ＞乂//／: : : : : : ＼: :}',:::::', ＼'//,ﾉ　　　 　 　 　 ∨: : : ,＼
　 {: : : : : : : :}: : : : : : -===ﾍ::::::',　 ｀¨　　　　　　　　　/: : : :,　　＼
.　　､: : : : : :ﾘ三＝--　　　　',:::::ヽ.__　　　　　　　＿彡: : : :/　　 　 ＼__
.　　 ﾊ: : : : /　　　∧　　　 　＼::::::::::::＞ー　　: : : : : : : ／ゝ.._　　　　　　｀ヽ
.　 ノ: :.ヽ／: . .　 //ﾊ　　　 . : : : {￣＿＿　. : : : : : : :イ　　　　｀ヽ　　　　 　 ',
..ﾞ: : : : :/: : : : . ／===.', . . : : : : : :∨///ヽ ｀￣￣￣　　　　　　　　＼　　　　 i
ﾞ: : ／/: : : :.／//!//{//ヽ : : : : : : :∨///,ﾊ、＿　　　　　　　　　　 　 ',　　 　 }
..　　/: : : : :{////}//ﾊ///＼: : : : : : V////ヽ////＼　　　　　　　　　 i　　／
.....　,: : : : :////:|ﾊ'///',////}＼: : : : :＼////＼////,ーｧ　　　　　　　|　/
....　{乂: : :{__彡 ;//}///i!////V/＼: : : : ＼////ハ////　　　　　　　　レ
......人: : : : : : : ///,////{/////厂　＞。: :_:_:_＞///,厂
...///,≧== ≦////////}//.ィ´ 　　　　　 ｜//////
. //{////,{////ﾑ/////,イゝ !　　　　 　 　 !⌒ ¨¨´
..{//}/イi!￣´ ⌒ ｀￣￣i////!　　　　 　 　 |
_￣ 乙ィ:， 　　＿＿　　.!´￣ !　 　 　 　 　 ，
.　　　＿ﾑ,ｨf´　　＿ 　｀}}.　　 ，　　　　　　 !
...ﾞ, -<--{ {ｨf　´ ---==={{　 　 ，　　　　　　,
. （ + ） .从Ｖ´　 　＿＿　i!　　　,　　　 　 　 ,
.　 ｀￣　　 ﾊｨ´:::::::::::::::::::｀!　　 ﾊ　　　　　 .′
.　　　　　 　 {::::::::::::::::::::::::::!　　　 ,　　　　　i
.　 　 　 　 　 ヽ::::::::::::::::::::::|　　　 i　　　　　{ヽ
　 　 　 　 　 　 ',::::::::::::::::::::|　　　 {　　 　 　 　 ＼
.　　　　　　　 　 ',:::::::::::::::::::!　　 　ゝ.　　　　　　 }::＼
 

――帝劇地下施設
 

　]| 　 i|__＿_ _＿　 ＿__＿＿ __　[￣￣][￣]　　[￣￣]　　⊂ニニニニニニニニニニニニニニニニ⊃ ]‐─二二─　_
　]| 　 i|￣ ￣{　　 　 　 　 　 　 ＼　｀ヽ∧　　　 ∨〉{／〈´￣￣　　　　 　￣￣｀〉＼}∧〉　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣‐二二─　_
　7　　i|　　　 ＼く ￣￣”¨ 　 　 } |　　 ∨〉　　　 ∨〉　　＼　　⊆二二⊇　　／　　∧〉　　　　 　 　 　 　 　 「￣＼　 ￣‐二二─　_
_/＿／　　〕ﾄ　　＼ ⊆二二⊇ ノﾉ 　} 　∨〉　　　 ∨〉　 　 ≧=‐─‐─‐=≦　 　 ∧〉　　　　　　　　　　　　人__)___〉　 　 　 ￣‐二二
　　　　　　　 , ＼　　 `く ￣￣￣”¨　} l　 ∨〉　 　　∨〉　 〈 　 -───- 　 〉　 ∧〉__＿　　　　 /￣”¨　 　 ､　　　　　　　　　　　 ￣
〉⌒Yハ　 ／　　 ＼　　 ＼ ⊆二⊇,ノﾉ　　∨〉　 　　∨〉　 ≧=　⊆ ⊇　=≦　 ∧〉￣　 　 ￣＼「￣　　 　 　 ＼
}{__ソ　 | く________)　 )､　__＿＿　＿__ __ 　 人ﾊ　 Ｙ::Ｙ'≧=┬─ ─ ‐‐──=≦'Y::Y　 　 　 　 　 `(￣　　 ＼　　 ＼
　　　/∧/)________／　　　　　 i|　|　 　 　 　 } | Ｌ...|::::L　 0｣L　__＿__　＿＿______j::::|_＿___　　　　　 ＼　　 　 ＼　 /
___／ .′　 　 　 　 　 　 　 r≦|　| ＼⊆⊇_ノﾉ　}|〉＼)　 ∨〉 〈　　　　　　〉 ∧ (::_丿　　　￣‐≦　　　 〕iト　 __,ﾉイ　　　 　 _　‐二￣
　　 /　　　 　 　 　 r≦三‐￣　イ' 　 ＼ ⊆⊇ノﾉ∧ 　 　 ∨〉 ≧⊆ ⊇≦ ∧〉　 　 　 (￣ 　 ＼￣‐≦__｣L___　　　　_　‐二￣
__／　　　　 r≦三‐￣　/0ｲ　　　　 　 　 r　|l|　　　[[0[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣]0]]　 ＼___)___}　　乂|_____]] _　‐二￣
()　　 　 ＿/ 　７＼ ___/__ソ 　 　 　 r≦‐￣ l|　 　 L乂__ノ ｣　 L乂__ノ ｣　 L乂__ノ ｣￣‐≦　　　 乂＿|　　　　　　 |　　　_　　‐ﾆ
[￣￣____]]　　 | 　 　 i|::|| 　 　 r≦‐￣ i|lilililil|　 　 　 　 r≦　￣|｜　｜|￣　≧x.　 　 　 　 Y'^　 　 　 | 　　　　　　l　 　 「〈
　　　　　 7 　 /　　　 i|::||　 　 /　 　 　 i|lilililil| 　 　 r≦^　／ ::| |｜　｜| |:: ＼　^≧x　　 　 |　　　　　 |　　　　　　 |　 　 |　∨ /
　　　　　 |　　|　　　　[ ]]] 　 / | (0)　襾|lilililil|襾 イ｣i 　 　|::::::::| |｜　｜| |::::::::|　 　 iL丶 (0)|　　　　ｲｉ:ト　　　　 　 |　∩ |/　∨ /
　　　　　 |　　|　 　 　 |::||　　|　| (0)　凵|lilililil|凵|　｢　　 　|::::::::| |｜　｜| |::::::::|　　　 Ｔ i| (0)| 　 　 | {ｉ:i|　　＼ i[三]　 |ｉ| 　 　 ∨ /
　　　　　 |　　|　 　 　 |::||　　|　|i　　　　i|lilililil|　 |　|　0　　Ｌ:::::｣ |｜　｜| Ｌ:::::｣　　0　|　|　　[　] 　 L{ｉ:i| 　 　 | [三]　.∪ |　　　∨ /
　　　　　 |　　|　 　 　 |::||　　|　|i　　　　i|lilililil|　 |　|　 襾i　 　　 |└　┘|　　 i襾　 　 |　|　　[　]　　　　| 　 　 | [三]0 　 人_______∨ /
　　　　　 |　　l 　 l￣＼/　/∧ |i　　 　 iLilili ｣　 ﾄ　 ､ 凵i 　 　 └ ‐ ‐ ┘ 　 i凵　　,　　|　　[／￣￣]^|__　__,｣ [三]
＼ /　 　j|　　l 　 |∧　 〈　 /　〉|　　 　 厂〉、　 i|　　 ＼　 　 「￣￣II￣￣i|　 　 ／　　 |i　 ∧ ／￣ ／| 　 ／￣￣￣]|__
　　〈 　/∧ _∧,　|//〉　 ∨　/∧ 　 // 　 ∧　 i|　　 　 |　 　jL 　 ｣IIL 　 ｣{ 　　l　　 　 | 　′ {　　 / /ﾉ　/ ∧〉　＿／　￣”¨
〉　　∨/　 〉/　〉 |//∧___} / ___j} _ff ｣L　/ ∧ ｣Ｌ　＿_｣r─‐‐─‐─　───vＬ　　__｣Ｌ |r‐く 　 .′/　/ ∧〉 /　　　 　 　 　 ／
/∧　 〈 　/∧　∧￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣＼0｡　 L j{ 　 ∧〉 /　　∩　　　　,
///〉　 ∨/　 〉/　〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼0｡　　　L　{__{__　_,∪ 　 　 /　　/〉
///∧___} /　/∧　∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼0｡　　　　　　　　　　 　 ′　〈/
￣￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼0｡　　　　　　　　 　 i|
 

　　さて・・・地下施設に桃子に運び込まれたやる夫と文香であったがやる夫の方は・・・
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-zz--､　　 　　　　 r-zzzz-､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ／_／∧ 　 ＿___　 |　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　 ／ ／ ／///∧´: :.＿: : ｀|__　0　__|
　　　　　　　　　　　　／ ／ ／ ,.∨//＞―――-:|　|　　|　!
　　　　　　　　　　　 /ｰ'　／,.-ｨｧ_: : : : : : : : : : : :.:.|　|＿_j　|:ヽ
　　　　　　　　　　　 ｀二´'　,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂＿＿_ﾉ-､}＿
　　　　　　　　　　／´　　 　 , ＜ : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--､　　｀丶､
　　　　　　　 ＿_､_　　　 ,..ィ: : ,: : : /: :/ |: : :.∧:!ﾏ:.∨: ∨}:＞､　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 /　 '　　￣7　 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :|　|ﾄ､ﾏ:.∨: ',: : : | : T ー､ 　 　 }＿_　　　　うーん・・・なんだろうこれ
　　　　　 /　 /　　　 /　　': ,: !: Ⅵrtｫ=ﾐ ＼:｣　'＿ {:_｣＼|: : : |: : |:＼ r===イ-r--=l
　　　　　 ---､＿＿/　　 {/:/|: : :|弋)ソ　　　 ´必オヽ/: : :/: |､: :,:.､: :|　 　 　 |　[ﾆ!　　毒・・・というか魔力に充てられた感じかな？
　　　　　　　 /　　 ,　　／:{/_从:八　　　 , 　 　 ｀ ¨　/: : :∧:_|: ＼: .　!　　　　 }-- '
　　　　　 　 ,　　　,　 /:,／　 〈l ＼}:.　 　 　 　 　 　 /ｲ: :/:/||l〉｀ヽ: : 　 T¨¨´｢､　　　　　とりあえず、霊的癒し活性させるお薬飲めば
　　　 　 　 /　　　}'´￣　　　〈l ||',: :ム、　__　　　　,.ムイ:./ ||l〉 　 ＼:_:､| 　　 ＼:.
　　　　　 ,:　　　　|/｀ヽ　　　〈l ||∨: :| ＞｀ ｀ 　 イ | |: : /__/'l〉 　 　 　 l|　 　 | ﾏﾑ　　　だいぶ楽になると思うよ
　　　　　/　　　　八//∧ 　 〈l ｰ=l : |　|ヽ｀¨　r― | |: /＿_/ﾌ　 　 　 ,ｨ|　　　:.　ﾏ :.
　　　 　 {　　 　 /　∨//}　　　＞ |: , 　|　　　　　　| l: {ー　r'　　　 ／/{| 　 　 {＼ , : .
　　　 　 |　　　 '　　 }// |　 _,.' 　 〈: {／　　l::/　 　 ｀|: 〉 　 ﾏ　　 //// |　　　 ﾏ//､: :..
　　　 　 |　　　　 ,..ィ--'､__/ {￣＼|: :〉　　　'　　 　 /{:.ﾊ　＿}.　　|///　:　　　　|///＼}
.　　　 　乂＿,.イ: :///////∧ { { 乂}＼＿.:l:...＿／-乂:}||　 ; ＼Ⅳ{l＼　､　　　}/////＼
　　　　　　　 /: ／∨//// ／＼l|{: :ﾉ　 　 ,￣､　　　 {: ﾉ||　/､　　　 　 ＼　 　 ,/////// ＼
　　　　　　　'／/// ＼/／　|￣ /: {--=≦---≧､＿_〉:{'.イ　 }　　　　 　 ｀ヽ､ｲ ｀ヽ､//////ヽ
　 　 　 　 ／///／: :／　　/　　{: :ﾉ＼ ＜{ﾆ!ニ|＞´ {: :.} 　 　 ＼　　 　 　 　 ＼　　 ＼/////∧
　　　　　//////: :／　　／　　　|: {　　＼　　 　 　 　 〉:{　　 　 　 ヽ　 　　　　　 ＼　　 ∨////∧
　 　 　 //////／　　／　 　 　 从:〉 　 　 　 　 　 　 从:〉 　 　 　 　 , 　 　 　 　 　 ＼　 ∨//// }
. 　 　 //// ／　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　＼　,/////|
　　　///,／　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 ＼//// |
 

　　　　　　　　　､____ 　 __　.　-―-　 . 　 　 ___,
.　　　　　　　　　 V::::／　 　 　 　 　 　 丶/::::/
　　　　　　　 　 　 V 　／ 　　　 ､ 　 　 　 V¨¨ﾐ､
　　　　　　　　　　/　/ 　/　　 　 }､_　　 ／}¨¨ヽ}
　 　 　 　 　　　 /ｲ　 　ハj{ 　　 }''"㍉　／}＼:::}
　　 　 　 　 　　￣|l　 /＼八　 / ／　ﾐ 　 { 　 ヾ　　　おにーちゃんの悪いの悪いの・・・
.　　　　　　　　　　|ｌ　l　○ 　ヾ　 ○　ﾐ´)、ヽ
　　　　　　　　　　从,ｆ　　　 、_._, 　　〃"　　 ＼　
　 　 　 　 　 　 　 　 i　＞ _/ 人 ヽ ＜;{ 　 　 　‘,
　　　　　　　 　 　 　 |　　　!/.:只＼jノ〈　　　,　　}
　　　　　　　　　　　　ヾ!ﾍ 　〉: : : : : : : ヽ 　/l　 /
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾞ〈 : : : : : : : : j_ノ　!／
　　　　　　　　　　　　　　　/////////Λ
　　　　　　　　　　　　　　　￣|/ ￣ |/ ￣
 

.　　　　　　　 　 　 ､____　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _____,
　　　　　　　 　 　 　＼::::::丶 ＿ 　　＿_　　　 　　 ／::::／
　　　　　　　　　　　　　＼／　　 ／　　　　　 ｀　ｖ'::::／
　　　　　　　　　　　　　／　 　 /　 　 　 l　　　　　::/
　　　　　　　　　　　 ／　　　　ﾊ　　　　/''"㍉ 　　{{ﾆﾆ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/!/ノ!,.　　 /ヽ_ 　 ミ　 ＼::::ヽ }
　　　　　　　　　　 f　 ,　　i 　 　 ヽ_／　　　 　ﾐ　　　＼}_　　　　とんでけー！！
　　　　　　　　　　ﾉ／|　　|　 ＞　　　 　 ＜ 　ﾐ^Y　 ／、 ＼
　　　　(ﾞy'ヽ　　　´＿ゝ从j ｘｘｘ　f ￣　ヽxx 〃_ﾉ／　, ヽ￣
　 　 　 ＼/　～ 〈＿. 　　ヽ 　 　 !　　　 }　〈{/／　／　　＼
　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 .＞　_ ヽ 　 ノ ＜ﾆ{＼/　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　 　 　 i＼ｌ　 /: : :ヽ　ノ: : : : :j _/　　　 　 ヾ、 i!
　　　　　　 　 　 　 　 　| 　 ￣ヽ : :<只>: : : : :f　 　　　　ﾊ　i ＼!
　　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 !: : : : : : : : : :ﾄ .,　　　 /　!/
　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ/!　 　 i : : : : : : : : :///{＿／
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　〈///////////〈
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀　ヽ///////ノ＼ ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣|　|￣　　　＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |_/
 

　　と、束の診察並びに投薬、さらにヴィヴィオのいたいのいたいのとんでけ（霊的ヒーリング）でやる夫の体調は見るまに回復した
 

　 　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ／　　─　 　 ─＼
　　　／ 　　 （●） 　（一） ＼　　　　二人ともありがとうだお、おかげでだいぶ楽になったお
　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　　　 ＼　 　 　 `_⌒ ´　　／
.　　　　ノ.,.,.,.,.,.,.,/　）ヽ.,.,.,く
　　　(;:;:;:＼;:;:／|_ノi　）;:;:;:;:)
.　 　 |;:;:;:;:ﾞ;:;:;:;:;:|;:;:;:|;:;:;:;:;:;:/
　　　 ＼_;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:|;:;:;:;:::ﾉ
 

　　　　　　　　　　　　／|＼　　　 _, . :‐: : : : : : ＼＿＿_.ノ
　　　　　　　 　 　 .ｨ__〉｜:ト＼.／: : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.　　　 　 　 　 　 /　　r::|:::|＼/: : : : : |: :i : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　 　 　 　 /　o./::/:::ル': : : : : : :|: :{ : : : : i: : : : : : : : : : : ＼
.　　 　 　 　 　 |_　 /::/::://: : : : : : : λ: :､ : : : |: : : ﾄ: : ヽ: : : : : :ヽ　　　いいのいいのー、これも束さんのお仕事のうちだしー？
.　　 　 　 　 　 | し'／／/: :/ : : : : : {: ﾄ: : ゝ: : :!:.／|⌒i: :} : : : :| : ',
.　　　　　 　 　 し.';／　 {: :/: :/ {: : : |: |}从:〉 : : !ヽ: }ヽハ:!|: : : :|: : :',　　やるちゃんが元気になったら束さんもうれしーしね
　　　　　　　　　　　　　 |:/: : {: :|: : :／|:l {＼: : : i'´V-―z|:!: : : :!: : : ',.　 　 　 　 /ヽ _
　　　　　　　　　　　　　 |: : : :| : |: : :|:.:|.メ〉　＼__i '"￣￣|ｊﾉ: : :i! : : : ',　　　　　/ // /､
　　　　　　　　　 　 　 　|: {: :/!: :|: : :Ⅳ .ｨ:ﾁ　　　,. 　 '' "/:/: : /|: : : : ',　{ ヽ　/ // / /
　　　 　 　 　 　 　 　 　 V|: :{ |: : : : :|ｨ／　 　 　 ′　　 l:/: : /: |:＼: : 丶!　ﾚ　// / /　 __
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: :| |: : :＼{ ､'' "　　 　 　 ノ　/: ／: : |: : :＼: :ﾉ　、 　 　 〈／／
　　　　　　　　　　 　 　 　 Ｖ　ト　＿{.:_;>.._　　￣　　 ∠ィ: : l: : :|: : : : _/　　 ）　　　 ／
　　 　 　 　 　 　 　( ＼　　　丿: : : :: ヽ: : ｀i ーr---　　 |: : :|: : :|／い{　　 / 　 　 /
　　　　　　　　　　 　＼ ＼(＼: : : : : : : 丶: | : : | 　 　 　 |: : :|: : :!ヽ ヽ)ヽ　　 　 ／===ｭ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ ＼: : : : ／λ|: : ﾉ　　　 　 | : V: : |　 ＼ うト=＝'"　i　 [_]
　　　　 　 　 　 ＿＿＿＿〉　i 　 ヽ: /　 （ﾊ: : { |) ＿_　 /ヽ:_: : /＿／/〉|　 　 　 ｜　｜
　　　　　　　　}――――　　{　 　 V　　（| |: 丿|) 〉　｀　　 〈:ヽ:）--～ヾ |　　　　　 ,..イ＼
　　　　 　 　 　(二二二 　 　 　 　 _}　　 (| |}:!:|_|)/　　　　　 ）:〈＼＿＿_ >r――イ､.丿: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_.ノ∧ 　X (:.:ﾉ / 　 　 ヽ/　} : :）∧::::ヽ　｜ 　 　 |/}: : :＼
 

　　　　　　 ､_＿__
　 　 　 　 　 ＼//＞o｡　　 　 　 　 　 　 -──‐- 　　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿__
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　 　 　 　 . 　 ¨ ￣ ⌒>　¨¨ `　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　｡o＜////＞ ´
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　　　 '　　 -‐─=ｧ　,　 　 /　′/　　　　 ′　　　　　　　　　　　__V/<　　　　　丶
　　　{ 　 ' 　 　 /　/　　 /　/　/　　 　 /　　　　　　ｰﾍ　　　　￣　∨/>､￣ ｀ヽ　.
　　 ,从 {　 　 ,ｲ　 '　　 /　/　 ′　　　′　　　　　　　 }､_,,_　　／　 v//∧　 　}　}
　　 　 ^⌒　//|　　　　′ '　 :　　　　ｨ　　　　 　 　 :　 }'''ﾞﾞﾞ㍉ ' ／ 　}///∧　,ﾉィ
.　　　　　　///|　:　　　 　 　 ｉ　　　/ {　　　　 　 　 i　 }　 　 ﾐ ' 　/　}＼//∧
　 　 　 　 ´￣ |　:　:　 ｉ　 :　┼ ‐ ｧ‐┼'^ 　　 `^ｰ ｫ ‐ｧ─-　ﾐ　/　/{　 ＼/∧
　　　　　　　　 |　i　:　 ｌ　 i　 {　 /　 八　　　　 ｨ / } /　　　　 ﾐ '　/. i　　　^⌒
　　　　　　　　 |　l　i　 {　 ｌ　ﾊ,ィぅ示芋㍉ 　 / j/ x芹示ぅ､　 ﾐ^Y. . .l　　　　・・・でも・・・文香が・・・
　　 　 　 　 　 Иﾊ l　 {　 { Ⅳ　,_)/ :::r{　 ヽ( 　 　 ,_)/ :::r{ Ⅵ{^〉} . . l
　　　 　 　 　 　 }' 从　{ 　{ 从　乂__rツ 　 　 　 　 乂__rツ　 '/ /. . . :　　　　わたし・・・ちゃんと悪いの飛ばそうとしてるのに・・・
　　　　 　 　 　 　 　 )八　ﾄ､ハ　, ,　　　　　 ,　　　　　, , 　 /r‐'}〉. . . .
.　　　　　　 　 　 　 　 }. ヽ{⌒込、　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ　}.〈{. . . . .ﾟ｡
.　　　　　　 　 　 　 　 }. . ._ . ｨ〈{个o｡　　 ´　　 ｀　 　 イ　　/_._.＼. . . . .
.　　　　　　 　 　 　 　 }.／　　　{　　 .'< }＞　_　＜{ >{　　　'　 　｀　.. . . . .､
.　　　　　　　 　 　 　 /　　　　 从　/>､＼ ___ ___ ／ 从　/　　　　　 '，. . . ＼
　　　　　　　　　　　　{　__　　 /　 )'　 ／´ _ノ(__　＼ 　 )'　 '，　　　　} . . . . . 丶
.　　　　　　　　　 　 / >､(__　 ′　　 '　 -<　介 _> -＼　　 　v　　　ｨ . . . . . . . . .
　　　　　　　　　　 / / ^⌒ヽ{　　 /　　｀ヽ }〈∧{　'¨, 　 '，　　}^¨´　{ . . . . . . . . . . ＼
 

　　そう、やる夫は二人の治療の効果があったのだが、文香は運ばれてもぴくりとも意識を取り戻す気配がなかった
 

　　　　　　　 　-‐..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...
　　　　　　 . '".:.:.:.:.:.:.:.:_　 -‐──‐-　_＼
　　 　 ／..:.:.:.:.:_ -=ﾆ[ア´　 　 ｀¨¨¨⌒Ｙ.:ヽ
　 　 ,..:.:.:.:._ -=ﾆ　 ／　／⌒ﾆ=--=ﾆ⌒ヽ:.:.
　 ./.:.:.:.:/　 ア¨¨´r≦⌒ﾆ==ﾆﾆ=----=_〉.:.‘,
　　/ .:.:.:ψ　/___＿_]ﾆ=-=T:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.‘,.:.:‘,.:.:.‘,
　 ,.:.:.:.:.:. |　/]ﾆ=- .:.:.i|.: .: .:|ｉ.:.:.:.:|.:.|:.:}i.:.:‘,.:.:‘,.:.:.‘,
′.:.:.:.:.|／ .:.|.:.:.:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.:.:.:. jI斗:.}iｰ‐:|.:.:.:.}:.:.:.‘,
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　|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.‘,:.:.:./___少∧:.:/jﾉ　　"" {{.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.‘,
|.:.:i.:.:. 八:.:.:.:.:.‘,く⌒＾´ 　 }/　;　 　 　 八.:.:.i:.|.:.:.:.:.:.: ト＼
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　 　 　 　 |　　　　　　 ‘,　　 /,　　　　　　　　　　　＼}二二二ニ}
　　　　 　 |　　　　　　　‘,　　 /, 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ二二}-八
　　　　　　|.　　　　　　　 ´' .　 /,　　　　　 　 　 　 　 　 V二 }二∧
　　　　　　| ,　　　　　　　 　 ＼:/,　　　　　　　　　　　　 }二-}二-∧
　　　　　　|.‘,　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　;二ｰ}二二∧
　　　　　　|. ‘,　　　　　　　　　 　 ヽ 　 　 　 　 　 　 　 ′ニ}二二-∧
　　　　　　l.　‘,　　 　 　　_ -‐===-} _　 　 　 　 　 　 /ﾆ二/二二二,∧
　　　　　　l:二‘,___　-=ﾆ二二二二二ﾆ=-　_　　　 ／二ア二二二二二
　　　　　　|二二二二二二二二二二二二二ﾆ=-　_ 二二二二二二二
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-zz--､　　 　　　　 r-zzzz-､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ／_／∧ 　 ＿___　 |　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　 ／ ／ ／///∧´: :.＿: : ｀|__　0　__|
　　　　　　　　　　　　／ ／ ／ ,.∨//＞―――-:|　|　　|　!
　　　　　　　　　　　 /ｰ'　／,.-ｨｧ_: : : : : : : : : : : :.:.|　|＿_j　|:ヽ
　　　　　　　　　　　 ｀二´'　,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂＿＿_ﾉ-､}＿
　　　　　　　　　　／´　　 　 , ＜ : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--､　　｀丶､　　　　　　これたぶん、トランス状態ってやつだね
　　　　　　　 ＿_､_　　　 ,..ィ: : ,: : : /: :/ |: : :.∧:!ﾏ:.∨: ∨}:＞､　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 /　 '　　￣7　 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :|　|ﾄ､ﾏ:.∨: ',: : : | : T ー､ 　 　 }＿_　　ヴィヴィオちゃんの力でどうにもならないなら
　　　　　 /　 /　　　 /　　': ,: !: Ⅵrtｫ=ﾐ ＼:｣　'＿ {:_｣＼|: : : |: : |:＼ r===イ-r--=l
　　　　　 ---､＿＿/　　 {/:/|: : :|弋)ソ　　　 ´必オヽ/: : :/: |､: :,:.､: :|　 　 　 |　[ﾆ!　たぶんそうとしか考えられないよ
　　　　　　　 /　　 ,　　／:{/_从:八　　　 , 　 　 ｀ ¨　/: : :∧:_|: ＼: .　!　　　　 }-- '
　　　　　 　 ,　　　,　 /:,／　 〈l ＼}:.　 　 　 　 　 　 /ｲ: :/:/||l〉｀ヽ: : 　 T¨¨´｢､　　　
　　　 　 　 /　　　}'´￣　　　〈l ||',: :ム、　__　　　　,.ムイ:./ ||l〉 　 ＼:_:､| 　　 ＼:.
　　　　　 ,:　　　　|/｀ヽ　　　〈l ||∨: :| ＞｀ ｀ 　 イ | |: : /__/'l〉 　 　 　 l|　 　 | ﾏﾑ
　　　　　/　　　　八//∧ 　 〈l ｰ=l : |　|ヽ｀¨　r― | |: /＿_/ﾌ　 　 　 ,ｨ|　　　:.　ﾏ :.
　　　 　 {　　 　 /　∨//}　　　＞ |: , 　|　　　　　　| l: {ー　r'　　　 ／/{| 　 　 {＼ , : .
　　　 　 |　　　 '　　 }// |　 _,.' 　 〈: {／　　l::/　 　 ｀|: 〉 　 ﾏ　　 //// |　　　 ﾏ//､: :..
　　　 　 |　　　　 ,..ィ--'､__/ {￣＼|: :〉　　　'　　 　 /{:.ﾊ　＿}.　　|///　:　　　　|///＼}
.　　　 　乂＿,.イ: :///////∧ { { 乂}＼＿.:l:...＿／-乂:}||　 ; ＼Ⅳ{l＼　､　　　}/////＼
　　　　　　　 /: ／∨//// ／＼l|{: :ﾉ　 　 ,￣､　　　 {: ﾉ||　/､　　　 　 ＼　 　 ,/////// ＼
　　　　　　　'／/// ＼/／　|￣ /: {--=≦---≧､＿_〉:{'.イ　 }　　　　 　 ｀ヽ､ｲ ｀ヽ､//////ヽ
　 　 　 　 ／///／: :／　　/　　{: :ﾉ＼ ＜{ﾆ!ニ|＞´ {: :.} 　 　 ＼　　 　 　 　 ＼　　 ＼/////∧
　　　　　//////: :／　　／　　　|: {　　＼　　 　 　 　 〉:{　　 　 　 ヽ　 　　　　　 ＼　　 ∨////∧
　 　 　 //////／　　／　 　 　 从:〉 　 　 　 　 　 　 从:〉 　 　 　 　 , 　 　 　 　 　 ＼　 ∨//// }
. 　 　 //// ／　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　＼　,/////|
　　　///,／　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 ＼//// |
 

　　 　　 ＿_＿__　　　　　━┓
　　　 ／　―　　 ＼ 　　 ┏┛
　　／ノ　　( ●)　　 ＼　 ・　　　トランス状態？
.　｜ ( ●) 　 ⌒）　　　|
.　｜　　 （__ノ￣　　　 /
.　｜　　　　　　　　　/
　　＼＿　　　 　 _ノ＼
　　　　/´　　　　 　 　 |
.　　　 |　　/　　　　　　|
 

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-zz--､　　 　　　　 r-zzzz-､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ／_／∧ 　 ＿___　 |　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　 ／ ／ ／///∧´: :.＿: : ｀|__　0　__|
　　　　　　　　　　　　／ ／ ／ ,.∨//＞―――-:|　|　　|　!
　　　　　　　　　　　 /ｰ'　／,.-ｨｧ_: : : : : : : : : : : :.:.|　|＿_j　|:ヽ
　　　　　　　　　　　 ｀二´'　,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂＿＿_ﾉ-､}＿　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　／´　　 　 , ＜ : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--､　　｀丶､
　　　　　　　 ＿_､_　　　 ,..ィ: : ,: : : /: :/ |: : :.∧:!ﾏ:.∨: ∨}:＞､　 　 　 　 ＼　　　　　　で、これの厄介なのは心が体を離れて
　　　 　 　 /　 '　　￣7　 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :|　|ﾄ､ﾏ:.∨: ',: : : | : T ー､ 　 　 }＿_
　　　　　 /　 /　　　 /　　': ,: !: Ⅵrtｫ=ﾐ ＼:｣　'＿ {:_｣＼|: : : |: : |:＼ r===イ-r--=　　むぼーびになっちゃってるから
　　　　　 ---､＿＿/　　 {/:/|: : :|弋)ソ　　　 ´必オヽ/: : :/: |､: :,:.､: :|　 　 　 |　[ﾆ
　　　　　　　 /　　 ,　　／:{/_从:八　　　 , 　 　 ｀ ¨　/: : :∧:_|: ＼: .　!　　　　 }-- 　　すっごくデリケートな状態なの
　　　　　 　 ,　　　,　 /:,／　 〈l ＼}:.　 　 　 　 　 　 /ｲ: :/:/||l〉｀ヽ: : 　 T¨¨´｢､
　　　 　 　 /　　　}'´￣　　　〈l ||',: :ム、　__　　　　,.ムイ:./ ||l〉 　 ＼:_:､| 　　 ＼:.　　　無理に起こそうとしたら・・・こう、鍵がひっかかった
　　　　　 ,:　　　　|/｀ヽ　　　〈l ||∨: :| ＞｀ ｀ 　 イ | |: : /__/'l〉 　 　 　 l|　 　 | ﾏﾑ
　　　　　/　　　　八//∧ 　 〈l ｰ=l : |　|ヽ｀¨　r― | |: /＿_/ﾌ　 　 　 ,ｨ|　　　:.　ﾏ :.　　ドアを無理やりこじ開けるようなものになっちゃうんだ
　　　 　 {　　 　 /　∨//}　　　＞ |: , 　|　　　　　　| l: {ー　r'　　　 ／/{| 　 　 {＼ , : .
　　　 　 |　　　 '　　 }// |　 _,.' 　 〈: {／　　l::/　 　 ｀|: 〉 　 ﾏ　　 //// |　　　 ﾏ//､: :..
　　　 　 |　　　　 ,..ィ--'､__/ {￣＼|: :〉　　　'　　 　 /{:.ﾊ　＿}.　　|///　:　　　　|///＼}
.　　　 　乂＿,.イ: :///////∧ { { 乂}＼＿.:l:...＿／-乂:}||　 ; ＼Ⅳ{l＼　､　　　}/////＼
　　　　　　　 /: ／∨//// ／＼l|{: :ﾉ　 　 ,￣､　　　 {: ﾉ||　/､　　　 　 ＼　 　 ,/////// ＼
　　　　　　　'／/// ＼/／　|￣ /: {--=≦---≧､＿_〉:{'.イ　 }　　　　 　 ｀ヽ､ｲ ｀ヽ､//////ヽ
　 　 　 　 ／///／: :／　　/　　{: :ﾉ＼ ＜{ﾆ!ニ|＞´ {: :.} 　 　 ＼　　 　 　 　 ＼　　 ＼/////∧
　　　　　//////: :／　　／　　　|: {　　＼　　 　 　 　 〉:{　　 　 　 ヽ　 　　　　　 ＼　　 ∨////∧
　 　 　 //////／　　／　 　 　 从:〉 　 　 　 　 　 　 从:〉 　 　 　 　 , 　 　 　 　 　 ＼　 ∨//// }
. 　 　 //// ／　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　＼　,/////|
　　　///,／　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 ＼//// |
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　　　　　　　　　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　/￣¨¨¨￣l|　 ,.　 ⌒ヽ､-､／／／＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 　 　 　 l|／　　　　 ／/　＼ ＼／〉
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　　　　　 __,.--,-､.　　／ |　 |　　　/　}　_,.ｲ＼　　 　 　 　 }､
　　　　 / /　///_＼/／:{＼_二二___/ /: : : : :.＼　　　　 /　＼
　 '￣｀/ /　/二,..ｧ'': : : :{:＼＿＿__ノ /: : : ､: : : : ＼＿／　　 　＼
/　　 / /l//---_ｧ: : : : : ∨: ∧: : : l_/: : : : :∨: :.∧: : :、　　　　　 　 ､　　　　うん・・・ごめんね。こんなことしか言えないで
､　　/　| |_|- ､7/: : : : : : : ＼: :|: : : :.∨: : : : :∨: : :∨:,: :.、　　　 　 　 ＼
＼､ ':.　| | |＼__ア: : :.:.:|: :|:∨:､{∧: : :.∨＼: : :∨: : :∨､: : ､　　　　 　 　 ＼　　
　｀ | |　} |　' {/: : : : : :.:|: :|: :∨ : ∧､: ､|＼:{＼: :! : !: :∨＼:'＼　　　　　　　　 ､
　 /{ |_// /　;: : : : : : : |: :|＼{＼: :∧＼}￣＼￣| : |: : :|:r ､ヽ　＼　　　 　 　 　 Y　
イ　|＿/ ,'　 {: : :|: : : : :|: :|_ノ＼　､ ∧　　　　_　| : |: :.ﾘ:|　 ｀　 //ヽ､　　　　　　,
　　 ｀ー'　　 |: |:.∨: : :T´从　　　 ＼:｣　-≠'´　|: /: /:∧　　　{/∧　｀　ｰ　 　/
　 　 　 　 　 |/| : ∨: :∧{　､＿ノ 　 　 　 　 u /:ｲ: /: :| ﾑ}　　 ﾏ/∧　　　　 ム､
　 　 　 　 　 |　,: : :∨: : :＼ ￣　　　 ;　　　__　 /イ: : j!　∧ 　　∨/＼＿_／// :
　　　　　　　／ : : : |＼: : : :〉､　　　　 ,.-.:.':.:.:.:Y　l|: : :|　/'∧　 　 ＼/////／　 |
　　　　 ＿/_､　 |: :/ 　 ＼:｣: :＞.,..._　乂＿_,／　ｨ|: :./ー-'　}　　　　｀￣￣ ´　 /
　　　r/∧∨∧ j:/　　 （_| ||: : : :|-､ |＿｀¨´ /´　 !: :{ー'ー-' 　 　 　 　 　 　 ／＼
　 ,.....--|∧∨/}　　　　（_| ||: : :.∧ ､j　　｀　　　 /|: :|　　 ＼　　　　　　 　 ／: : : : :＼
 

　　恐縮する束に礼を言い・・・文香のことを気に病むやる夫・・・
 

　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　 ／　　 _ノ　 ヽへ＼　　　いや、いいお。むしろここまで診てくれてありがとうだお
　 　 ／　　　（ ―）　（―） ヽ
　　 .l　 .u 　 ⌒（__人__）⌒　|　　束さんがいなかったらもっと大変だったし・・・
　 　 ＼　　　　　｀ ⌒r'.二ヽ<
　 　 ／　　　　 　 　ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、　（しかし・・・なんで・・・急にこんなことに・・・）
　　/　　　,　　　　　ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
　　{　　　{　　 　 　 　 ＼｀7ｰ┘!
 

　そんなやる夫の思考を中断させるものが一人・・・
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　_,. - ‐:.:.´:.:.:.:.＞　､
　　　　　　　　　　　　,イー:.-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　 ／:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:ハ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.ヽ:.:.:､:.:.:.:.:.:ゝ:.:.＼:.!:.:.ﾊ
　　 　 　 　 　 /:./:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.ﾊヽ:.'､>＜:.:.＼｀:.､:.:.:.:.',
.　 　 　 　 　 /:.,:i:.:.:.:.:.:.ｲ:.八:.:.:.:.'v≦ゝ-'､ｰr-＞､ヽ:.:ﾊ　　　　少尉、悪いが診察が終わったなら
　　 　 　 　 /:.ハ:.:.:.:ｵｲト=-'､ﾍ,:.:〈弋=! ´　!:.:.人≧ｰ-ト
　　　　　　 ﾉ' 　j:.:.人iィ'ﾔfﾘ　ﾄ, ＼',　　　 j:.／ ﾊ:.:.:.:.:.:.ﾍ　　　こちらに来てもらえないか
　 　 　 　 　 　 j:.:人:.ﾊ　´　 〈　　　｀　　 '´　　 /:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　 　 　 　 　 ,':/　iゝ:.ゝ､　　　　　　　　　　r‐':.:.ﾘ:./:.:.:.:i:.:ﾊ　　中将から話しがあるそうだ
　　　　　　　 ノ'　　 ﾚ:.:.:ヽｰ　　-‐ ‐　　　／i:.:.:.:/:ﾉ:.:.:.:.ﾉ:.:/
　　　　　　 　 　 　 j/:.:.:.:.:.:＼ 　 ｀　　 ／　 Lｫ:／:.:.:,イ:.:/
　　　　　　　　　　イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ ､_ ／_,. ＜　/:.:.／:.:.:.:./_＿,.､
　　　　　　　　　　 i:.:.:.:.:.:.,イ:.:.:.:.:.v‐K　　 　 /:.:/＞777/／//,ﾊ
　　　　　　　　　　 !:.:.:.∨　!:.:.:.:./rXvﾊ　　　ﾚ//////／//////!
　　　　　　　　　　 ＞-.,｀:.vr:.:/イ:.:/　 ヽ／//////f////////ﾘ
　　　 　 　 　 　 ,ｨr777／///／:.:.i ／///////////////////
　　　　　　　　 //!////／'／:.:.:.:.イ////////////////////
.　　　　　　　 /,.イ´///:／:.:.:.／//////////r7´/////////
　　　　　　／////////!:.:.／///////////, ﾍ//////////
　　　　 ／//////////∨/////////////｀ヽ∨///////
　　　　 !///////////////////////／｀＼ ｀∨/////
　　　　 ∨/////////////////////ー‐-､ ヽ__）////
 

　　心に不安はあるし、文香のことは心配である・・・だが、それをすべて飲み込み、やる夫は常の彼がそうであるように短く
 

そして鋭く返事をする・・・隊長として、やる夫の戦いをするために・・・それが彼のやるべきことだと信じ、前へと進むのであった
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　 ',
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..イ　　 　 　 ',
　　　　　　　l　　　　　　　　　　_,,,...イ´ 　 |　 　 　 　 .',
　　　　　　　ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::|　 　 l　　　 　 　 .',　　　　・・・わかりました、すぐいきますお
　　　　　　　　　　　　|　　ヽ:::::::::::::ノ　　 /　　　　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 ￣　　　／　　 　 　 　 　 .',　　　（今できることを精一杯・・・いつ、文香さんが戻ってきても
　　　　　　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　',　　　大丈夫なように・・・）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l
.人　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　-‐　―　‐-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　＜: : : : : : : : : : : : : :＼
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　まぁうんそのなんだ・・・桃子のヒロイン力が止まりません・・・一人風組で独自枠だしライバルで出番取り合うはずの
 

ちっひと小鳥さんは・・・うん、だしかな（めそらし）
 

ニンジャのころよりヒロインやってないかなこれ・・・まぁこの子は他の花組隊員と同じくメインヒロイン格のつもりなんで・・・
 

皆さんにもかわいいと思っていただけたら幸いです・・・とりあえず、続きは明日・・・！さすがにもう短編を書くことはないと思うんで
 

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